JPH04112359U - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH04112359U
JPH04112359U JP2129791U JP2129791U JPH04112359U JP H04112359 U JPH04112359 U JP H04112359U JP 2129791 U JP2129791 U JP 2129791U JP 2129791 U JP2129791 U JP 2129791U JP H04112359 U JPH04112359 U JP H04112359U
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JP2129791U
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文雄 丸山
富夫 陶山
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ホシザキ電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】食器洗浄機の洗浄槽20の上方に備えた開口部
21を開閉する開閉扉30の開閉を円滑にすると共に、
開口部21の開放時に開閉扉30を洗浄槽20内にほぼ
納まるようにする。 【構成】開閉扉30を、洗浄槽20の左右側壁の内面に
沿って前後方向に回動可能に配置されその回動支点が開
口部21の下方に位置する左右一対の側板31,32
と、側板31,32の上端面に一体的に設けられ食器類
Pの収納又は取り出し時には洗浄槽20の背壁24の内
側に収納されて開口部21を開放し洗浄時には開口部2
1を液密的に覆蓋する天板33とにより構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は食器洗浄機、特に食器類の収納又は取り出し時に開閉される開閉扉を 改良した食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗浄槽の上方に設けた開口部から汚れた食器類を洗浄槽の内部に収納し 洗浄された同食器類を上方に取り出すように構成した食器洗浄機は、実開平1− 128750号公報、実開平1−138360号公報等に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
実開平1−128750号公報に開示された食器洗浄機においては、洗浄槽の 上方に設けた開口部を洗浄時に覆蓋する開閉扉がその後端部にて上方へ回動可能 に開口部の後端に取り付けられている。かかる開閉扉は食器類の収納又は取り出 し時に上方に開かれたとき同開閉扉を収容する上方空間を必要とし、この種食器 洗浄機の設置場所が限定されることとなる。また、開閉扉を上方に開いた時、同 開閉扉の前端部上面に取り付けた把手が同開閉扉の背後に位置するため、開閉操 作が困難となる。 実開平1−138360号公報に開示された食器洗浄機においては、洗浄槽の 上方に設けた開口部を開閉する開閉扉がスライドシャッターにより構成されてい るため、スライドシャッターとその案内レールとの接触部分に必然的に摩擦抵抗 が生じ、円滑な開閉を期待し得ない。 さらに、上記いずれの食器洗浄機においても洗浄時に開閉扉の内面に付着した すすぎ湯が洗浄後に水滴となって落下し、洗浄した食器類を汚すことになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題に対処するため、洗浄槽の上方に設けた開口部から同洗 浄槽の内部に洗浄すべき食器類を収納し洗浄完了後に同食器類を上方に取り出し 得るようにした食器洗浄機において、前記洗浄槽の左右側壁の内面に沿って前後 方向に回動可能に配置されその回動支点が前記開口部の下方に位置する左右一対 の側板とこれら側板の上端面に一体的に設けられ前記食器類の収納又は取り出し 時には前記洗浄槽の背壁の内側に収納されて前記開口部を開放し洗浄時には前記 開口部を液密的に覆蓋する天板とにより構成した開閉扉を設けたことを特徴とす る食器洗浄機をここに提供しようとするものである。
【0005】
【考案の作用・効果】
上記のように構成した本考案の食器洗浄機においては、前記開閉扉の両側板を 前記開口部の下方に位置する回動支点にて前後方向へ回動可能に支持し、かつ前 記開口部を開放した時前記開閉扉の天板が前記洗浄機の背壁の内側に収容される ようにしたことにより、前記開閉扉を円滑に開閉できることは勿論のこと、前記 開閉扉を開いた時前記開口部を大きく開放して食器類の出し入れを容易に行うこ とができるとともに、前記開閉扉が上方に突出せず洗浄機の上方空間を有効に活 用することができる。 また、本考案の食器洗浄機において前記開閉扉を構成する天板の下側に洗浄又 はすすぎ湯を下方に向けて噴射する上方噴射ノズルを配設し、該上方噴射ノズル に前記側板のいずれか一方の内側に沿って上方に延出した給湯パイプを接続した 場合には、前記給湯パイプを前記側板の回動支点を構成する支持軸を介して洗浄 槽の下方に設けた下方噴射ノズルの給湯パイプに容易に接続することができ、簡 単な構造で前記上方噴射ノズルを付設することができる。 さらに、本考案の食器洗浄機において前記開閉扉の天板を上方に湾曲して断面 半円弧状に形成しその内面に付着した洗浄又はすすぎ湯が同内面に沿って流下す るようにした場合には、洗浄中に前記天板の内面に付着した洗浄又はすすぎ湯が 水滴となってその表面張力と重力により前記天板の内面に拡散して流下し同天板 の前端と後端から落下するため、洗浄された食器類を汚すこともない。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1及び図2に示した食 器洗浄機は、図3に示したように洗浄機本体10の上方部分に洗浄槽20を設け 下方部分に給湯装置50を設けて構成されている。洗浄槽20は上方に開口する 四角形の開口部21を有し、この開口部21から洗浄すべき汚れた食器類Pが洗 浄槽20内の所定位置に載置したラックRに収納され洗浄完了後に同食器類Pが 上方に取り出される。洗浄中に開口部21を液密的に覆蓋する開閉扉30は、図 2及び図3に示したように、洗浄槽20の左右側壁22、23の内面に沿って平 行に前後方向に回動可能に配置されその回動支点が開口部21の下方に位置する 左右一対の側板31、32とこれら側板31、32の上端面に一体的に固着した 天板33とにより構成されている。
【0007】 図4に示したように、開閉扉30の左方側板31は、開口部21の下方にて洗 浄槽20の左方側壁22に固着した支持軸Aに支持アームを兼ねた給湯パイプ3 4をその下端にて前後方向へ回動可能に支持し、同給湯パイプ34の外側面に固 着して支持されている。これに対して、開閉扉30の右方側板32は、開口部2 1の下方にて洗浄槽20の右方側壁23に前記支持軸Aに対向して固着した支持 軸Bに支持アーム35をその下端にて前後方向へ回動可能に支持し、同支持アー ム35の外側面に固着して支持されている。この場合、左方の支持軸Aはその内 端をブラケット36により閉塞された中空軸であって、洗浄槽20の底部中央に 設けた洗浄用噴射ノズル41とすすぎ用噴射ノズル42を同軸的に回転可能に支 持する給湯筒43に連結パイプ39により接続されている。また、給湯パイプ3 4は左方側板31の内側に沿って上方に延出し、その上方端に開閉扉30の天板 33の下面に固定した上方噴射ノズル45の給湯筒46が接続されている。
【0008】 開閉扉30の天板33は、図1及び図3に示したように、上方へ湾曲して断面 半円弧状に形成されその前方部分には洗浄状態を見るための横長なガラス窓Wと 開閉扉30を開閉するとき使用者が握る把手Hが設けられている。上記のように 構成した開閉扉30は、使用者が把手Hを握って後方に押すことにより後方に回 動して開口部21を開放し、かかる開放時に開閉扉30の天板33は洗浄槽20 の背壁24の内側に収納される(図2及び図3参照)。
【0009】 洗浄槽20の下方に配設した給湯装置50は、洗浄時に洗剤を投入した洗浄用 の熱湯が貯えられる洗浄用タンク51と、同洗浄用タンク51から洗剤を含んだ 洗浄用の熱湯を汲み上げて下方の給湯筒43に供給する洗浄用ポンプ52と、す すぎに使用される新鮮な熱湯を貯えるすすぎ用タンク53と、同すすぎ用タンク 53からすすぎ湯を汲み上げて下方の給湯筒43に供給するすすぎ用ポンプ54 を備えている。
【0010】 上記のように構成した食器洗浄機の運転に際しては、図示しない外部の給湯源 からすすぎ用タンク53内に給湯し、すすぎ用ポンプ54を作動させて、すすぎ 用タンク53内の湯をすすぎ用噴射ノズル42及び上方噴射ノズル45を経て洗 浄槽20内に噴射する。噴射された湯は洗浄用タンク51内にたまり、これが一 定水位以上になれば洗浄の準備は終了する。詳細な説明は省略するが、このすす ぎ用ポンプ54の運転の際に、洗剤が外部から供給される。次いでラックRに収 容した汚れた食器類Pを洗浄槽20内に入れ、開閉扉30を閉じてから洗浄用ポ ンプ52を作動させて洗浄用タンク51内の洗剤を含んだ熱湯を下方の給湯筒4 3及び上方の給湯筒46に供給し、洗浄用噴射ノズル41及び上方噴射ノズル4 5から食器類Pに向けて噴射してこれを洗浄する。洗浄後の熱湯は洗浄用タンク 51内に回収され、再び洗浄用ポンプ52により吸入されて繰り返し使用される 。汚れた食器類Pからの残菜は大部分がフィルタ51aにより濾過されて、洗浄 用ポンプ52には吸入されない。
【0011】 洗浄が終了すれば洗浄用ポンプ52を停止してすすぎ用ポンプ54を作動させ る。すすぎ用ポンプ54はすすぎ用タンク53内のすすぎ湯を給湯筒43及び給 湯筒46に供給し、すすぎ用噴射ノズル42及び上方噴射ノズル45から食器類 Pに向けて噴射してすすぎ洗いを行う。使用後のすすぎ湯は洗浄用タンク51内 に回収され、所定の液面を越えれば図示しないオーバーフロー管および排水管か ら外部に排出される。すすぎ洗いが終了すれば、すすぎ用ポンプ54を停止する 。
【0012】 上記実施例によって理解されるとおり、本考案の食器洗浄機においては、開閉 扉30の両側板31、32を開口部21の下方に位置する支持軸A、Bにて前後 方向へ回動可能に支持したことにより、開閉扉30を他部材との接触による摩擦 抵抗を付与されることなく円滑に開閉でき、また開口部21を開放したとき開閉 扉30の天板33が洗浄機本体10の背壁24の内側に収納されるようにしたこ とにより、開閉扉30を開いたとき開口部21を大きく開放して食器類Pの出し 入れを容易に行うことができるとともに、開閉扉30が上方に突出せず洗浄機本 体10の上方空間を有効に活用することができる。
【0013】 さらに、上記実施例においては、上方噴射ノズル45の給湯筒46に接続した 給湯パイプ34を開閉扉30の左方側板31に沿って配設したことにより、給湯 パイプ34を左方側板31の回動支点を構成する支持軸Aを介して下方の洗浄用 噴射ノズル41及びすすぎ用噴射ノズル42の給湯筒43に容易に接続すること ができ、簡単な構造で上方噴射ノズル45を付設することができる。また、開閉 扉30の天板33を上方に湾曲して形成し、その内面に付着した洗浄又はすすぎ 湯が同内面に沿って流下するようにしたので、洗浄中に天板33の内面に付着し た洗浄又はすすぎ湯が水滴となってその表面張力と重力により天板33の内面に 拡散して流下し同天板33の前端と後端から落下するため、洗浄された食器類を 汚すこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の食器洗浄機の開閉扉を閉じた状態を
示す斜視図である。
【図2】 同食器洗浄機の開閉扉を開いた状態を示す斜
視図である。
【図3】 同食器洗浄機の内部構造を概略的に示した縦
断側面図である。
【図4】 同食器洗浄機の内部構造を概略的に示した縦
断正面図である。
【符号の説明】
10…洗浄機本体、20…洗浄槽、、21…開口部、2
2、23…左右側壁、24…背壁、30…開閉扉、3
1、32…左右一対の側板、33…天板、34…給湯パ
イプ、36…ブラケット、39…連結パイプ、41…洗
浄用噴射ノズル、42…すすぎ用噴射ノズル、43、4
6…給湯筒、45…上方噴射ノズル、50…給湯装置、
51…洗浄用タンク、52…洗浄用ポンプ、53…すす
ぎ用タンク、54…すすぎ用ポンプ、A、B…支持軸、
H…把手、P…食器類、R…ラック、W…ガラス窓。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽の上方に設けた開口部から同洗浄
    槽の内部に洗浄すべき食器類を収納し洗浄完了後に同食
    器類を上方に取り出し得るようにした食器洗浄機におい
    て、前記洗浄槽の左右側壁の内面に沿って前後方向に回
    動可能に配置されその回動支点が前記開口部の下方に位
    置する左右一対の側板とこれら側板の上端面に一体的に
    設けられ前記食器類の収納又は取り出し時には前記洗浄
    槽の背壁の内側に収納されて前記開口部を開放し洗浄時
    には前記開口部を液密的に覆蓋する天板とにより構成し
    た開閉扉を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記開閉扉を構成する天板の下側に洗浄
    又はすすぎ湯を下方に向けて噴射する上方噴射ノズルを
    配設し、該上方噴射ノズルに前記側板のいずれか一方の
    内側に沿って上方に延出した給湯パイプを接続したこと
    を特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記開閉扉の天板を上方に湾曲して断面
    半円弧状に形成し、その内面に付着した洗浄又はすすぎ
    湯が同内面に沿って流下するようにした請求項1に記載
    の食器洗浄機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596760U (ja) * 1982-07-05 1984-01-17 三菱電機株式会社 核磁気共鳴装置
JPH01128750U (ja) * 1988-02-29 1989-09-01
JPH034828A (ja) * 1989-06-01 1991-01-10 Hoshizaki Electric Co Ltd 食器洗浄機

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