JPH0410792B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0410792B2 JPH0410792B2 JP56201916A JP20191681A JPH0410792B2 JP H0410792 B2 JPH0410792 B2 JP H0410792B2 JP 56201916 A JP56201916 A JP 56201916A JP 20191681 A JP20191681 A JP 20191681A JP H0410792 B2 JPH0410792 B2 JP H0410792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- frequency
- recording
- modulated
- signals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 60
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
- H04N9/83—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
- H04N9/835—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal involving processing of the sound signal
- H04N9/8355—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal involving processing of the sound signal the sound carriers being frequency multiplexed between the luminance carrier and the chrominance carrier
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/91—Television signal processing therefor
- H04N5/92—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/10—Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/11—Device type
- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1306—Field-effect transistor [FET]
- H01L2924/13091—Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テレビジヨン信号を構成する映像信
号及び音声信号を記録媒体に記録トラツクを形成
して記録する映像及び音声信号記録装置に関し、
特に、カラー映像信号を高密度で記録できるとと
もに、音声信号を、質の低下を生ぜしめることな
く、かつ、再生時のカラー映像信号に対する干渉
を極力少として、しかも、信号対雑音比に優れ、
充分なダイナミツクレンジを有する再生音声信号
出力が得られるように記録できる映像及び音声信
号記録装置を提案せんとするものである。
号及び音声信号を記録媒体に記録トラツクを形成
して記録する映像及び音声信号記録装置に関し、
特に、カラー映像信号を高密度で記録できるとと
もに、音声信号を、質の低下を生ぜしめることな
く、かつ、再生時のカラー映像信号に対する干渉
を極力少として、しかも、信号対雑音比に優れ、
充分なダイナミツクレンジを有する再生音声信号
出力が得られるように記録できる映像及び音声信
号記録装置を提案せんとするものである。
カラーテレビジヨン信号が磁気テープに記録さ
れる場合、そのカラー映像信号を形成する搬送色
信号と輝度信号とが分離されて、搬送色信号は低
周波数帯域側に周波数変換され、輝度信号は高周
波数帯域側で周波数変調(以下、FM変調とい
う)された後、両者が混合されて磁気テープの走
行方向に対して傾斜して配列される記録トラツク
(以下、傾斜トラツクという)をもつて記録され、
また、その音声信号が磁気テープの走行方向に沿
う方向に延びる記録トラツク(以下、音声トラツ
クという)をもつて記録される形式が主流となつ
ている。
れる場合、そのカラー映像信号を形成する搬送色
信号と輝度信号とが分離されて、搬送色信号は低
周波数帯域側に周波数変換され、輝度信号は高周
波数帯域側で周波数変調(以下、FM変調とい
う)された後、両者が混合されて磁気テープの走
行方向に対して傾斜して配列される記録トラツク
(以下、傾斜トラツクという)をもつて記録され、
また、その音声信号が磁気テープの走行方向に沿
う方向に延びる記録トラツク(以下、音声トラツ
クという)をもつて記録される形式が主流となつ
ている。
斯かる記録形式に於いて、カラー映像信号、即
ち、低域変換された搬送色信号と高域側でFM変
調された輝度信号が記録される傾斜トラツクは、
これら両信号が供給される2個の回転磁気ヘツド
が交互に磁気テープ上をその進行方向に対して傾
斜して走査することによつて形成されるようにな
され、その際、記録密度を高めて長時間記録を可
能とすべく、隣り合う傾斜トラツク間に間隙、い
わゆる、ガードバンドを置かず、傾斜トラツク同
士が隣接し合うようにすることが提案されてい
る。この場合、再生時の互いに隣接する傾斜トラ
ツク間のクロストークが問題となるが、2個の回
転磁気ヘツドのアジマス角を互いに異ならせるこ
とにより、再生時に、高域側でFM変調された輝
度信号に関する隣接トラツクからのクロストーク
成分に対するアジマス損失を大とするようにな
し、また、アジマス損失効果が小である低域変換
された搬送色信号については、例えば、その位相
を、1つおきの傾斜トラツクに於いては連続した
ものとするとともに残りの1つおきの傾斜トラツ
クに於いては1水平期間ごとに反転させて記録す
るようにし、再生搬送色信号に所定の位相復元を
施して櫛形特性フイルタを通過せしめることによ
り、隣接トラツクからのクロストーク成分を除去
できるようになして、クロストークの問題を解決
している。また、音声トラツクは、音声信号の供
給を受ける固定ヘツドが走行する磁気テープに常
時接触することによつて、例えば、磁気テープの
上端側に連続的に形成される。このとき、音声信
号が、例えば、ステレオの左信号と右信号という
如く2種ある場合には、左・右夫々の信号が別個
の固定ヘツドに供給され、これら2個の固定ヘツ
ドにより、並行する2本の音声トラツクが形成さ
れる。
ち、低域変換された搬送色信号と高域側でFM変
調された輝度信号が記録される傾斜トラツクは、
これら両信号が供給される2個の回転磁気ヘツド
が交互に磁気テープ上をその進行方向に対して傾
斜して走査することによつて形成されるようにな
され、その際、記録密度を高めて長時間記録を可
能とすべく、隣り合う傾斜トラツク間に間隙、い
わゆる、ガードバンドを置かず、傾斜トラツク同
士が隣接し合うようにすることが提案されてい
る。この場合、再生時の互いに隣接する傾斜トラ
ツク間のクロストークが問題となるが、2個の回
転磁気ヘツドのアジマス角を互いに異ならせるこ
とにより、再生時に、高域側でFM変調された輝
度信号に関する隣接トラツクからのクロストーク
成分に対するアジマス損失を大とするようにな
し、また、アジマス損失効果が小である低域変換
された搬送色信号については、例えば、その位相
を、1つおきの傾斜トラツクに於いては連続した
ものとするとともに残りの1つおきの傾斜トラツ
クに於いては1水平期間ごとに反転させて記録す
るようにし、再生搬送色信号に所定の位相復元を
施して櫛形特性フイルタを通過せしめることによ
り、隣接トラツクからのクロストーク成分を除去
できるようになして、クロストークの問題を解決
している。また、音声トラツクは、音声信号の供
給を受ける固定ヘツドが走行する磁気テープに常
時接触することによつて、例えば、磁気テープの
上端側に連続的に形成される。このとき、音声信
号が、例えば、ステレオの左信号と右信号という
如く2種ある場合には、左・右夫々の信号が別個
の固定ヘツドに供給され、これら2個の固定ヘツ
ドにより、並行する2本の音声トラツクが形成さ
れる。
ところで、上述の如くのカラー映像信号の高密
度記録化がはかられた場合には、磁気テープと回
転磁気ヘツドとの間の相対速度は所定に維持され
た状態で、磁気テープの走行速度が極めて低速、
例えば、1.33cm/秒程度にもされる。このため、
音声トラツクを形成する固定ヘツドと磁気テープ
との間の相対速度が極めて低速となつて、記録さ
れる音声信号の質が低下してしまうという弊害を
生ずる。
度記録化がはかられた場合には、磁気テープと回
転磁気ヘツドとの間の相対速度は所定に維持され
た状態で、磁気テープの走行速度が極めて低速、
例えば、1.33cm/秒程度にもされる。このため、
音声トラツクを形成する固定ヘツドと磁気テープ
との間の相対速度が極めて低速となつて、記録さ
れる音声信号の質が低下してしまうという弊害を
生ずる。
そのため、音声信号を、例えば、FM変調され
た信号としてカラー映像信号と混合して回転磁気
ヘツドに供給し、本来カラー映像信号が記録され
る傾斜トラツク上にカラー映像信号とともに記録
するようにして、記録音声信号の、記録ヘツドと
磁気テープとの間の相対速度が低いことにもとず
く、質の低下を防止しようとする方式も提案され
ている。この場合、例えば、ステレオの右信号と
左信号の如く、2チヤンネルの音声信号が記録さ
れるときには、2チヤンネルの音声信号が2つ、
もしくは、それ以上の数の、互いに周波数偏移帯
域を異にするFM変調された音声信号とされ、こ
れら複数のFM変調された音声信号が占める周波
数帯域は、カラー映像信号の周波数帯域とは異な
つたものとされるが、記録信号全体の周波数帯域
が制限されるため、カラー映像信号の周波数帯域
に比較的近接したものとされる。このため、再生
音声信号出力の信号対雑音比(以下、S/N比と
いう)を良好となし、ダイナミツクレンジを広く
すべく、各FM変調された音声信号の記録レベル
を大とすると、再生時のカラー映像信号への干
渉、特に、低域側の搬送色信号への干渉が著るし
くなり、再生カラー映像信号にもとずく画面上に
ビート障害等を生ぜしめて画質を劣化させてしま
い、他方、斯かる搬送色信号、もしくは、FM変
調された輝度信号への干渉を軽減すべく、FM変
調された音声信号の記録レベルを小とすれば、再
生音声信号出力のS/N比が低下し、ダイナミツ
クレンジの縮小を招いて良質な再生音声が得られ
なくなるという欠点があつた。
た信号としてカラー映像信号と混合して回転磁気
ヘツドに供給し、本来カラー映像信号が記録され
る傾斜トラツク上にカラー映像信号とともに記録
するようにして、記録音声信号の、記録ヘツドと
磁気テープとの間の相対速度が低いことにもとず
く、質の低下を防止しようとする方式も提案され
ている。この場合、例えば、ステレオの右信号と
左信号の如く、2チヤンネルの音声信号が記録さ
れるときには、2チヤンネルの音声信号が2つ、
もしくは、それ以上の数の、互いに周波数偏移帯
域を異にするFM変調された音声信号とされ、こ
れら複数のFM変調された音声信号が占める周波
数帯域は、カラー映像信号の周波数帯域とは異な
つたものとされるが、記録信号全体の周波数帯域
が制限されるため、カラー映像信号の周波数帯域
に比較的近接したものとされる。このため、再生
音声信号出力の信号対雑音比(以下、S/N比と
いう)を良好となし、ダイナミツクレンジを広く
すべく、各FM変調された音声信号の記録レベル
を大とすると、再生時のカラー映像信号への干
渉、特に、低域側の搬送色信号への干渉が著るし
くなり、再生カラー映像信号にもとずく画面上に
ビート障害等を生ぜしめて画質を劣化させてしま
い、他方、斯かる搬送色信号、もしくは、FM変
調された輝度信号への干渉を軽減すべく、FM変
調された音声信号の記録レベルを小とすれば、再
生音声信号出力のS/N比が低下し、ダイナミツ
クレンジの縮小を招いて良質な再生音声が得られ
なくなるという欠点があつた。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、カ
ラー映像信号及び音声信号を磁気テープに記録す
るにあたり、音声信号を搬送色信号の周波数帯域
とFM変調された輝度信号の周波数帯域との間の
周波数帯域に位置する複数のFM変調された信号
となして、搬送色信号及びFM変調された輝度信
号とともに磁気ヘツドに供給し、磁気テープ上に
共通の記録トラツクを形成して記録するようにな
し、この際、複数のFM変調された音声信号の
夫々の記録レベルを搬送色信号及びFM変調され
た輝度信号の記録レベルより低くするとともに、
それらのうちの低域側のものの記録レベルを高域
側のものの記録レベルより低くすることによつ
て、カラー映像信号を高密度記録できるととも
に、音声信号を、質を低下せしめることなく、か
つ、再生時の搬送色信号もしくはFM変調された
輝度信号への干渉が軽減され、しかも、S/N比
に優れ、充分なダイナミツクレンジを有した再生
音声信号出力が得られるように記録できる映像及
び音声信号記録装置を提供するものである。以
下、本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
ラー映像信号及び音声信号を磁気テープに記録す
るにあたり、音声信号を搬送色信号の周波数帯域
とFM変調された輝度信号の周波数帯域との間の
周波数帯域に位置する複数のFM変調された信号
となして、搬送色信号及びFM変調された輝度信
号とともに磁気ヘツドに供給し、磁気テープ上に
共通の記録トラツクを形成して記録するようにな
し、この際、複数のFM変調された音声信号の
夫々の記録レベルを搬送色信号及びFM変調され
た輝度信号の記録レベルより低くするとともに、
それらのうちの低域側のものの記録レベルを高域
側のものの記録レベルより低くすることによつ
て、カラー映像信号を高密度記録できるととも
に、音声信号を、質を低下せしめることなく、か
つ、再生時の搬送色信号もしくはFM変調された
輝度信号への干渉が軽減され、しかも、S/N比
に優れ、充分なダイナミツクレンジを有した再生
音声信号出力が得られるように記録できる映像及
び音声信号記録装置を提供するものである。以
下、本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は本発明に係る映像及び音声信号記録装
置の一例の要部を示す。この例は、記録されるべ
き音声信号としてステレオの左信号及び右信号の
2チヤンネルの音声信号が供給され、これら2チ
ヤンネルの音声信号を第1から第4の4つのFM
変調された音声信号として、カラー映像信号とと
もに記録するものである。この例に於いて、音声
入力端子1及び2にはステレオ音声信号の左信号
SL及び右信号SRが夫々供給される。この左信号
SLは自動利得制御増幅回路3、ノイズ低減回路
4、プリ・エンフアシス回路5を順次経過して、
第1及び第2のFM変調器6及び7の夫々に供給
される。また、右信号SRも、同様に、自動利得
制御増幅回路8、ノイズ低減回路9、プリ・エン
フアシス回路10を順次経過して、第3及び第4
のFM変調器11及び12の夫々に供給される。
第1及び第2のFM変調器6及び7は、周波数f1
及びf1より高い周波数f2、例えば、f1=1.325MHz
でf2=1.475MHz、の搬送波を夫々左信号SLで同
一の周波数偏移幅、例えば、100〜150kHz程度を
もつてFM変調し、各々の出力端に互いに周波数
偏移帯域を異にするFM変調された左信号(以
下、左FM信号という)LF1及びLF2が得られる。
また、第3及び第4のFM変調器11及び12
は、f2より高い周波数f3及びf3よりさらに高い周
波数f4、例えば、f3=1.625MHzでf4=1.775MHz、
の搬送波を夫々右信号SRで前述と同一の周波数
偏移幅をもつてFM変調し、各々の出力端に周波
数偏移帯域を異にするFM変調された右信号(以
下、右FM信号という)RF3及びRF4が得られる。
ここで、周波数f1、f2、f3及びf4は、隣り合う2
つの間隔が、左FM信号及び右FM信号の復調後
に於ける両者間のビートノイズ成分が再生音声信
号帯域外となるよう選定されており、上述の例で
は、この間隔が150kHzとなる。このようにして
得られる2つの左FM信号LF1及びLF2と2つの
右FM信号RF3及びRF4は、夫々、対応する帯域
通過フイルタ13,14,15及び16を通過し
て、レベル調整回路17,18,19及び20へ
供給され、夫々のレベルが調整される。このレベ
ル調整回路17〜20に於けるレベル調整に於い
て、左FM信号LF1及びLF2、及び右FM信号RF3
及びRF4のレベルは、記録されるときのレベル、
即ち、記録レベルが、最も高域側のものとなる右
FM信号RF4から、右FM信号RF3、左FM信号
LF2、そして、最も低域側のものとなる左FM信
号LF1へと、順次、例えば、1〜2dB程度ずつ低
下していくものとされ、かつ、それらのうち最も
大レベルの右FM信号RF4のレベルが、後述する
搬送色信号の記録レベルより、再生音声信号が所
定のS/N比及びダイナミツクレンジを有すもの
となる範囲で充分、例えば、10〜15dB程度低く、
さらに、FM変調された輝度信号の記録レベルよ
りは、例えば、20〜25dB程度低いものとなるよ
うになされる。即ち、左FM信号LF1及びLF2、
及び右FM信号RF3及びRF4は、それらの記録レ
ベルが搬送色信号及びFM変調された輝度信号の
記録レベルより低く、かつ、高域側のものより低
域側のものが低くなるよう、即ち、記録レベルに
関してLF1<LF2<RF3<RF4となるように調整
されるのである。斯かる左FM信号LF1及びLF2、
及び、右FM信号RF3及びRF4の周波数スペクト
ラムは第2図(横軸は周波数・f)に示される如
くであつて、夫々、周波数偏移帯域を異にして順
次一定の間隔をもつて位置しているが、互いに隣
接する周波数偏移帯域は極めて近接しており全体
の周波数帯域は比較的狭いものとなつている。
置の一例の要部を示す。この例は、記録されるべ
き音声信号としてステレオの左信号及び右信号の
2チヤンネルの音声信号が供給され、これら2チ
ヤンネルの音声信号を第1から第4の4つのFM
変調された音声信号として、カラー映像信号とと
もに記録するものである。この例に於いて、音声
入力端子1及び2にはステレオ音声信号の左信号
SL及び右信号SRが夫々供給される。この左信号
SLは自動利得制御増幅回路3、ノイズ低減回路
4、プリ・エンフアシス回路5を順次経過して、
第1及び第2のFM変調器6及び7の夫々に供給
される。また、右信号SRも、同様に、自動利得
制御増幅回路8、ノイズ低減回路9、プリ・エン
フアシス回路10を順次経過して、第3及び第4
のFM変調器11及び12の夫々に供給される。
第1及び第2のFM変調器6及び7は、周波数f1
及びf1より高い周波数f2、例えば、f1=1.325MHz
でf2=1.475MHz、の搬送波を夫々左信号SLで同
一の周波数偏移幅、例えば、100〜150kHz程度を
もつてFM変調し、各々の出力端に互いに周波数
偏移帯域を異にするFM変調された左信号(以
下、左FM信号という)LF1及びLF2が得られる。
また、第3及び第4のFM変調器11及び12
は、f2より高い周波数f3及びf3よりさらに高い周
波数f4、例えば、f3=1.625MHzでf4=1.775MHz、
の搬送波を夫々右信号SRで前述と同一の周波数
偏移幅をもつてFM変調し、各々の出力端に周波
数偏移帯域を異にするFM変調された右信号(以
下、右FM信号という)RF3及びRF4が得られる。
ここで、周波数f1、f2、f3及びf4は、隣り合う2
つの間隔が、左FM信号及び右FM信号の復調後
に於ける両者間のビートノイズ成分が再生音声信
号帯域外となるよう選定されており、上述の例で
は、この間隔が150kHzとなる。このようにして
得られる2つの左FM信号LF1及びLF2と2つの
右FM信号RF3及びRF4は、夫々、対応する帯域
通過フイルタ13,14,15及び16を通過し
て、レベル調整回路17,18,19及び20へ
供給され、夫々のレベルが調整される。このレベ
ル調整回路17〜20に於けるレベル調整に於い
て、左FM信号LF1及びLF2、及び右FM信号RF3
及びRF4のレベルは、記録されるときのレベル、
即ち、記録レベルが、最も高域側のものとなる右
FM信号RF4から、右FM信号RF3、左FM信号
LF2、そして、最も低域側のものとなる左FM信
号LF1へと、順次、例えば、1〜2dB程度ずつ低
下していくものとされ、かつ、それらのうち最も
大レベルの右FM信号RF4のレベルが、後述する
搬送色信号の記録レベルより、再生音声信号が所
定のS/N比及びダイナミツクレンジを有すもの
となる範囲で充分、例えば、10〜15dB程度低く、
さらに、FM変調された輝度信号の記録レベルよ
りは、例えば、20〜25dB程度低いものとなるよ
うになされる。即ち、左FM信号LF1及びLF2、
及び右FM信号RF3及びRF4は、それらの記録レ
ベルが搬送色信号及びFM変調された輝度信号の
記録レベルより低く、かつ、高域側のものより低
域側のものが低くなるよう、即ち、記録レベルに
関してLF1<LF2<RF3<RF4となるように調整
されるのである。斯かる左FM信号LF1及びLF2、
及び、右FM信号RF3及びRF4の周波数スペクト
ラムは第2図(横軸は周波数・f)に示される如
くであつて、夫々、周波数偏移帯域を異にして順
次一定の間隔をもつて位置しているが、互いに隣
接する周波数偏移帯域は極めて近接しており全体
の周波数帯域は比較的狭いものとなつている。
そして、レベル調整回路17でレベル調整され
た左FM信号LF1とレベル調整回路19でレベル
調整された右FM信号RF3とが混合回路21で混
合され、レベル調整回路18でレベル調整された
左FM信号LF2とレベル調整回路20でレベル調
整された右FM信号RF4とが混合回路22で混合
される。さらに、混合回路21からの左FM信号
LF1と右FM信号RF3との混合出力及び混合回路
22からの左FM信号LF2と右FM信号RF4との混
合出力の夫々に、混合回路23及び24に於い
て、映像信号である端子25からの搬送色信号C
及び端子26からのFM変調された輝度信号Lnが
混合される。
た左FM信号LF1とレベル調整回路19でレベル
調整された右FM信号RF3とが混合回路21で混
合され、レベル調整回路18でレベル調整された
左FM信号LF2とレベル調整回路20でレベル調
整された右FM信号RF4とが混合回路22で混合
される。さらに、混合回路21からの左FM信号
LF1と右FM信号RF3との混合出力及び混合回路
22からの左FM信号LF2と右FM信号RF4との混
合出力の夫々に、混合回路23及び24に於い
て、映像信号である端子25からの搬送色信号C
及び端子26からのFM変調された輝度信号Lnが
混合される。
ここで、搬送色信号Cは、カラー映像信号から
分離された搬送色信号が、その色副搬送波の周波
数が上述の周波数f1より低い周波数fc、例えば、
fc=688kHz、になるよう低域変換されたものであ
り、また、FM変調された輝度信号Lnは、カラー
映像信号から分離された輝度信号の同期信号の先
端が上述の周波数f4より充分高い周波数fs、例え
ば、fs=4MHz、になり、またそのホワイトピー
ク(最大振幅部)がfsより所定周波数、例えば、
1.2MHz、だけ高い周波数fp、例えば、fp=5.2M
Hz、となるようFM変調が行なわれて得られたも
のである。そして、前述の如く搬送色信号Cの記
録レベルは、左FM信号LF1及びLF2、右FM信号
RF3及びRF4のうちの最大レベルのものである右
FM信号RF4の記録レベルより、例えば、10〜
15dB程度高いものとされ、FM変調された輝度信
号Lnの記録レベルは搬送色信号Cの記録レベル
よりさらに、例えば、10dB程度高いものとされ
る。これらの低域変換された搬送色信号C及び
FM変調された輝度信号Lnと左FM信号LF1及び
LF2、及び、右FM信号RF3及びRF4との周波数
スペクトラム及び記録レベルの関係の一例は第3
図(横軸が周波数・fで縦軸がレベル・l)に示
される如くとなつている。これから明らかな如
く、低域側に位置する搬送色信号Cの帯域の上限
側と、FM変調された輝度信号Lnの低域側に拡が
る帯域の下限側との間の狭い周波数帯域内に、左
FM信号LF1及びLF2、及び、右FM信号RF3及び
RF4が順次近接して位置されているのであり、こ
れらが搬送色信号C及びFM変調された輝度信号
Lnの帯域を極力圧迫しないようにされている。
なお、lmはカラー映像信号から分離された輝度
信号を示す。
分離された搬送色信号が、その色副搬送波の周波
数が上述の周波数f1より低い周波数fc、例えば、
fc=688kHz、になるよう低域変換されたものであ
り、また、FM変調された輝度信号Lnは、カラー
映像信号から分離された輝度信号の同期信号の先
端が上述の周波数f4より充分高い周波数fs、例え
ば、fs=4MHz、になり、またそのホワイトピー
ク(最大振幅部)がfsより所定周波数、例えば、
1.2MHz、だけ高い周波数fp、例えば、fp=5.2M
Hz、となるようFM変調が行なわれて得られたも
のである。そして、前述の如く搬送色信号Cの記
録レベルは、左FM信号LF1及びLF2、右FM信号
RF3及びRF4のうちの最大レベルのものである右
FM信号RF4の記録レベルより、例えば、10〜
15dB程度高いものとされ、FM変調された輝度信
号Lnの記録レベルは搬送色信号Cの記録レベル
よりさらに、例えば、10dB程度高いものとされ
る。これらの低域変換された搬送色信号C及び
FM変調された輝度信号Lnと左FM信号LF1及び
LF2、及び、右FM信号RF3及びRF4との周波数
スペクトラム及び記録レベルの関係の一例は第3
図(横軸が周波数・fで縦軸がレベル・l)に示
される如くとなつている。これから明らかな如
く、低域側に位置する搬送色信号Cの帯域の上限
側と、FM変調された輝度信号Lnの低域側に拡が
る帯域の下限側との間の狭い周波数帯域内に、左
FM信号LF1及びLF2、及び、右FM信号RF3及び
RF4が順次近接して位置されているのであり、こ
れらが搬送色信号C及びFM変調された輝度信号
Lnの帯域を極力圧迫しないようにされている。
なお、lmはカラー映像信号から分離された輝度
信号を示す。
そして、混合回路23からの、搬送色信号C、
FM変調された輝度信号Ln、左FM信号LF1及び
右FM信号RF3が混合された第1の混合出力M1が
記録増幅回路27を介して回転磁気ヘツド28に
供給され、また、混合回路24からの、搬送色信
号C、FM変調された輝度信号Ln、左FM信号
LF2及び右FM信号RF4が混合された第2の混合
出力M2が記録増幅回路29を介して回転磁気ヘ
ツド30に供給される。これら回転磁気ヘツド2
8及び30は、互いに異なるアジマス角を有すも
のとされ、磁気テープ上にガードバンドを有さな
い傾斜トラツクを交互に形成し、第1の混合出力
M1及び第2の混合出力M2を交互に記録する。こ
こで、第1の混合出力M1は第4図に示される如
くの周波数スペクトラムを有し、第2の混合出力
M2は第5図に示される如くの周波数スペクトラ
ムを有したものとなつており、これらが、第6図
に示される如く、互いに異なるアジマス角を有し
た回転磁気ヘツド28及び30により、磁気テー
プT上に形成される互いに隣接する傾斜トラツク
t1及びt2に夫々記録されることになる。従つて、
音声信号について、同一傾斜トラツクに記録され
るのは、隣接し合わない左FM信号LF1と右FM
信号RF3及び左FM信号LF2と右FM信号RF4とな
り、また、互いに隣接する傾斜トラツクに於ける
音声信号の搬送波周波数は一致しないものとな
る。第6図に於いて、矢印a及び矢印bは、
夫々、磁気テープの走行方向及び回転磁気ヘツド
28及び30の走査方向を示し、CTLはコント
ロール信号トラツクを示す。なお、傾斜トラツク
t1及びt2の個々に記録される搬送色信号C及び
FM変調された輝度信号Lnは、1垂直期間、即
ち、1フイールドに相当するものとされる。
FM変調された輝度信号Ln、左FM信号LF1及び
右FM信号RF3が混合された第1の混合出力M1が
記録増幅回路27を介して回転磁気ヘツド28に
供給され、また、混合回路24からの、搬送色信
号C、FM変調された輝度信号Ln、左FM信号
LF2及び右FM信号RF4が混合された第2の混合
出力M2が記録増幅回路29を介して回転磁気ヘ
ツド30に供給される。これら回転磁気ヘツド2
8及び30は、互いに異なるアジマス角を有すも
のとされ、磁気テープ上にガードバンドを有さな
い傾斜トラツクを交互に形成し、第1の混合出力
M1及び第2の混合出力M2を交互に記録する。こ
こで、第1の混合出力M1は第4図に示される如
くの周波数スペクトラムを有し、第2の混合出力
M2は第5図に示される如くの周波数スペクトラ
ムを有したものとなつており、これらが、第6図
に示される如く、互いに異なるアジマス角を有し
た回転磁気ヘツド28及び30により、磁気テー
プT上に形成される互いに隣接する傾斜トラツク
t1及びt2に夫々記録されることになる。従つて、
音声信号について、同一傾斜トラツクに記録され
るのは、隣接し合わない左FM信号LF1と右FM
信号RF3及び左FM信号LF2と右FM信号RF4とな
り、また、互いに隣接する傾斜トラツクに於ける
音声信号の搬送波周波数は一致しないものとな
る。第6図に於いて、矢印a及び矢印bは、
夫々、磁気テープの走行方向及び回転磁気ヘツド
28及び30の走査方向を示し、CTLはコント
ロール信号トラツクを示す。なお、傾斜トラツク
t1及びt2の個々に記録される搬送色信号C及び
FM変調された輝度信号Lnは、1垂直期間、即
ち、1フイールドに相当するものとされる。
なお、本例に於いては、左信号SL及び右信号
SRに対する固定ヘツドによる音声信号記録系3
1及び32も備えられており、音声入力端子1及
び2からの左信号SL及び右信号SRが、夫々、固
定ヘツドによる音声信号記録系31及び32に供
給されて、第6図に於ける磁気テープTの上端側
に形成される2本の音声トラツクtL′及びtR′に記
録される。
SRに対する固定ヘツドによる音声信号記録系3
1及び32も備えられており、音声入力端子1及
び2からの左信号SL及び右信号SRが、夫々、固
定ヘツドによる音声信号記録系31及び32に供
給されて、第6図に於ける磁気テープTの上端側
に形成される2本の音声トラツクtL′及びtR′に記
録される。
本発明に係る装置は、以上の如くにして、カラ
ー映像信号である搬送色信号C及びFM変調され
た輝度信号Lnとこれら両者の間の帯域に配した
複数のFM変調された音声信号とを、磁気ヘツド
により共通の記録トラツクを形成して記録するも
のであるが、磁気ヘツドと磁気テープとの間の相
対速度は映像信号を記録するに充分な高速とされ
ているので、記録される音声信号の質の低下を生
ぜしめることがなく、また、ステレオの左右信号
の2チヤンネル等の複数チヤンネルの音声信号を
狭い周波数帯域を使用して記録することができ、
これにより、カラー映像信号の周波数帯域が圧迫
されることが回避される。
ー映像信号である搬送色信号C及びFM変調され
た輝度信号Lnとこれら両者の間の帯域に配した
複数のFM変調された音声信号とを、磁気ヘツド
により共通の記録トラツクを形成して記録するも
のであるが、磁気ヘツドと磁気テープとの間の相
対速度は映像信号を記録するに充分な高速とされ
ているので、記録される音声信号の質の低下を生
ぜしめることがなく、また、ステレオの左右信号
の2チヤンネル等の複数チヤンネルの音声信号を
狭い周波数帯域を使用して記録することができ、
これにより、カラー映像信号の周波数帯域が圧迫
されることが回避される。
ところで、一般に、磁気テープと磁気ヘツドと
で構成される磁気記録再生系は、第7図に示され
る如くの、記録周波数・frc−再生出力レベル・
lrp特性を有しており、上述の如くの低域変換さ
れた搬送色信号CとFM変調された輝度信号Lnと
の間の周波数帯域では、記録された信号の周波数
が低い程、再生出力レベルが大となる。従つて、
再生時、複数のFM変調された音声信号(LF1,
LF2,RF3,RF4)の搬送色信号C及びFM変調
された輝度信号Lnに対する干渉の結果生ずる、
再生映像信号にもとずく画像上のビート障害のう
ち、特に、低域側の搬送色信号Cに対する干渉の
結果生ずる色信号ビート障害が顕著に現われ易い
ものとなる。
で構成される磁気記録再生系は、第7図に示され
る如くの、記録周波数・frc−再生出力レベル・
lrp特性を有しており、上述の如くの低域変換さ
れた搬送色信号CとFM変調された輝度信号Lnと
の間の周波数帯域では、記録された信号の周波数
が低い程、再生出力レベルが大となる。従つて、
再生時、複数のFM変調された音声信号(LF1,
LF2,RF3,RF4)の搬送色信号C及びFM変調
された輝度信号Lnに対する干渉の結果生ずる、
再生映像信号にもとずく画像上のビート障害のう
ち、特に、低域側の搬送色信号Cに対する干渉の
結果生ずる色信号ビート障害が顕著に現われ易い
ものとなる。
しかしながら、本発明に係る装置に於いては、
複数のFM変調された音声信号が、夫々、搬送色
信号C及びFM変調された輝度信号の記録レベル
に比して、再生音声信号が所定のS/N比及びダ
イナミツクレンジを有すものとなる範囲で、充分
低い記録レベルを有すものとされるので、再生時
に生ずる、複数のFM変調された音声信号の夫々
の搬送色信号C及びFM変調された輝度信号Lnに
対する干渉を全般的に抑えることができるととも
に、さらに、複数のFM変調された音声信号のう
ちの低域側のもの、即ち、搬送色信号に近接した
ものの記録レベルが高域側のものの記録レベルよ
り低下せしめられているので、とりわけ影響が大
となり易い搬送色信号に対する干渉を軽減せしめ
ることができ、再生カラー映像信号にもとずく画
像上の色信号ビート障害を著るしく軽減すること
ができる。しかも、上述の磁気記録再生系の一般
的特性により、複数のFM変調された音声信号の
うちの低域側のものは、高域側のものより同一記
録レベルに対する再生出力が大となるので、低域
側のものはその記録レベルが低下せしめられても
高域側のものと同様な再生出力が得られることに
なる。従つて、複数のFM変調された音声信号の
うちの低域側のものの記録レベルを高域側のもの
の記録レベルより低下せしめることによる、再生
音声信号に於けるS/N比の低下等が生ぜしめら
れることはなく、再生音声信号としてはS/N比
に優れた、充分なダイナミツクレンジを有したも
のが得られることになる。
複数のFM変調された音声信号が、夫々、搬送色
信号C及びFM変調された輝度信号の記録レベル
に比して、再生音声信号が所定のS/N比及びダ
イナミツクレンジを有すものとなる範囲で、充分
低い記録レベルを有すものとされるので、再生時
に生ずる、複数のFM変調された音声信号の夫々
の搬送色信号C及びFM変調された輝度信号Lnに
対する干渉を全般的に抑えることができるととも
に、さらに、複数のFM変調された音声信号のう
ちの低域側のもの、即ち、搬送色信号に近接した
ものの記録レベルが高域側のものの記録レベルよ
り低下せしめられているので、とりわけ影響が大
となり易い搬送色信号に対する干渉を軽減せしめ
ることができ、再生カラー映像信号にもとずく画
像上の色信号ビート障害を著るしく軽減すること
ができる。しかも、上述の磁気記録再生系の一般
的特性により、複数のFM変調された音声信号の
うちの低域側のものは、高域側のものより同一記
録レベルに対する再生出力が大となるので、低域
側のものはその記録レベルが低下せしめられても
高域側のものと同様な再生出力が得られることに
なる。従つて、複数のFM変調された音声信号の
うちの低域側のものの記録レベルを高域側のもの
の記録レベルより低下せしめることによる、再生
音声信号に於けるS/N比の低下等が生ぜしめら
れることはなく、再生音声信号としてはS/N比
に優れた、充分なダイナミツクレンジを有したも
のが得られることになる。
また、上述の実施例に於いては、左信号SL及
び右信号SRの2チヤンネルの音声信号が、所定
の周波数間隔をもつて選定された4つの搬送波を
夫々FM変調して得られる、互いに周波数偏移帯
域を異にして順次隣接する4つのFM変調された
音声信号LF1,LF2,RF3及びRF4とされ、これ
らが、アジマス角を異にする2つの回転磁気ヘツ
ドにより、交互にガードバンドを有さず形成され
る複数の傾斜トラツク上にカラー映像信号ととも
に記録され、その際傾斜トラツクの同一のものに
記録されるFM変調された音声信号の周波数偏移
帯域が隣り合わないようにされ、かつ、隣接する
2本の傾斜トラツクに記録されるFM変調された
音声信号の搬送波周波数が一致しないようにされ
ているが、これにより、2チヤンネルの音声信号
をFM変調された信号として記録するにあたり、
カラー映像信号帯域を圧迫することのない比較的
狭い周波数帯域を使用するだけで済み、しかも、
再生時には、夫々充分に分離された2チヤンネル
の再生音声信号を、隣接トラツクからのクロスト
ーク成分による障害が極めて軽減された状態で得
ることができるものとなつている。
び右信号SRの2チヤンネルの音声信号が、所定
の周波数間隔をもつて選定された4つの搬送波を
夫々FM変調して得られる、互いに周波数偏移帯
域を異にして順次隣接する4つのFM変調された
音声信号LF1,LF2,RF3及びRF4とされ、これ
らが、アジマス角を異にする2つの回転磁気ヘツ
ドにより、交互にガードバンドを有さず形成され
る複数の傾斜トラツク上にカラー映像信号ととも
に記録され、その際傾斜トラツクの同一のものに
記録されるFM変調された音声信号の周波数偏移
帯域が隣り合わないようにされ、かつ、隣接する
2本の傾斜トラツクに記録されるFM変調された
音声信号の搬送波周波数が一致しないようにされ
ているが、これにより、2チヤンネルの音声信号
をFM変調された信号として記録するにあたり、
カラー映像信号帯域を圧迫することのない比較的
狭い周波数帯域を使用するだけで済み、しかも、
再生時には、夫々充分に分離された2チヤンネル
の再生音声信号を、隣接トラツクからのクロスト
ーク成分による障害が極めて軽減された状態で得
ることができるものとなつている。
さらにまた、上述の実施例は従来同様の固定ヘ
ツドによる音声信号記録も行なうので、この例に
より記録がなされた磁気テープから、従来の音声
再生用固定ヘツドを有した映像及び音声信号再生
装置によつて再生映像及び音声信号を得ることが
可能であり、従来装置との互換性も備えられてい
る。
ツドによる音声信号記録も行なうので、この例に
より記録がなされた磁気テープから、従来の音声
再生用固定ヘツドを有した映像及び音声信号再生
装置によつて再生映像及び音声信号を得ることが
可能であり、従来装置との互換性も備えられてい
る。
なお、本発明に係る装置は、上述の実施例の範
囲に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の態様がとられてよいこと勿論
である。
囲に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の態様がとられてよいこと勿論
である。
第1図は本発明に係る映像及び音声信号記録装
置の一例の要部を示すブロツク接続図、第2図、
第3図、第4図、第5図は第1図に示される例の
動作の説明に供される周波数スペクトラム図、第
6図は本発明に係る映像及び音声信号記録装置に
よる記録がなされた磁気テープ上の記録パターン
の一例を示す概念図、第7図は磁気記録再生系の
一般的特性を示す特性図である。 図中、1及び2は音声入力端子、5及び10は
プリ・エンフアシス回路、6,7,11及び12
は夫々第1、第2、第3及び第4のFM変調器、
13,14,15及び16は帯域通過フイルタ、
17,18,19及び20はレベル調整回路、2
1,22,23及び24は混合回路、27及び2
9は記録増幅回路、28及び30は回転磁気ヘツ
ドである。
置の一例の要部を示すブロツク接続図、第2図、
第3図、第4図、第5図は第1図に示される例の
動作の説明に供される周波数スペクトラム図、第
6図は本発明に係る映像及び音声信号記録装置に
よる記録がなされた磁気テープ上の記録パターン
の一例を示す概念図、第7図は磁気記録再生系の
一般的特性を示す特性図である。 図中、1及び2は音声入力端子、5及び10は
プリ・エンフアシス回路、6,7,11及び12
は夫々第1、第2、第3及び第4のFM変調器、
13,14,15及び16は帯域通過フイルタ、
17,18,19及び20はレベル調整回路、2
1,22,23及び24は混合回路、27及び2
9は記録増幅回路、28及び30は回転磁気ヘツ
ドである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 搬送色信号の周波数帯域とそれより高い周波
数変調された輝度信号の周波数帯域との間の周波
数帯域内にあり、周波数が順次高いものとされて
いく第1、第2、第3及び第4の搬送波のうちの
第1及び第2の搬送波を第1の音声信号によつて
夫々周波数変調する第1及び第2の周波数変調部
と、 上記第1、第2、第3及び第4の搬送波のうち
の第3及び第4の搬送波を第2の音声信号によつ
て夫々周波数変調する第3及び第4の周波数変調
部と、 上記第1、第2、第3及び第4の周波数変調部
から夫々得られる第1、第2、第3及び第4の変
調出力のレベルを、上記搬送色信号及び上記周波
数変調された輝度信号の夫々のレベルより低いも
のとなすとともに、第4の変調出力のレベルから
第1の変調出力のレベルへの順次をもつて順次低
くなるものとするレベル調整部と、 該レベル調整部を経た上記第1及び第3の変調
出力、上記搬送色信号及び上記周波数変調された
輝度信号が混合されてなる第1の混合信号、及
び、上記レベル調整部を経た上記第2及び第4の
変調出力、上記搬送色信号及び上記周波数変調さ
れた輝度信号が混合されてなる第2の混合信号が
夫々供給される第1及び第2の記録ヘツドと、 を備え、上記第1及び第2の記録ヘツドが夫々上
記第1及び第2の混合信号を記録媒体上に互いに
隣接する記録トラツクを形成して記録するものと
された映像及び音声信号記録装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56201916A JPS58103284A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 映像及び音声信号記録装置 |
AU91111/82A AU9111182A (en) | 1981-12-15 | 1982-12-03 | Vtr high-quality stereophonic reproduction |
CA000417086A CA1193003A (en) | 1981-12-15 | 1982-12-06 | Vtr with high-quality audio recording system |
US06/447,874 US4492986A (en) | 1981-12-15 | 1982-12-08 | VTR With high-quality audio recording system |
DE19823245436 DE3245436A1 (de) | 1981-12-15 | 1982-12-08 | Videosignal- und tonsignal-aufzeichnungsschaltungsanordnung |
BR8207142A BR8207142A (pt) | 1981-12-15 | 1982-12-09 | Aparelho registrador de sinais de video e de audio |
KR1019820005535A KR840003178A (ko) | 1981-12-15 | 1982-12-10 | 영상 및 음성신호 기록장치 |
GB08235316A GB2113894A (en) | 1981-12-15 | 1982-12-10 | Signal recording apparatus |
FR8221044A FR2518346A1 (fr) | 1981-12-15 | 1982-12-15 | Dispositif d'enregistrement de haute qualite de signaux de son sur un enregistreur d'images |
NL8204846A NL8204846A (nl) | 1981-12-15 | 1982-12-15 | Inrichting voor gecombineerde opname en/of weergave van video- en audiosignalen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56201916A JPS58103284A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 映像及び音声信号記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58103284A JPS58103284A (ja) | 1983-06-20 |
JPH0410792B2 true JPH0410792B2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=16448923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56201916A Granted JPS58103284A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 映像及び音声信号記録装置 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4492986A (ja) |
JP (1) | JPS58103284A (ja) |
KR (1) | KR840003178A (ja) |
AU (1) | AU9111182A (ja) |
BR (1) | BR8207142A (ja) |
CA (1) | CA1193003A (ja) |
DE (1) | DE3245436A1 (ja) |
FR (1) | FR2518346A1 (ja) |
GB (1) | GB2113894A (ja) |
NL (1) | NL8204846A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2117161B (en) * | 1982-02-04 | 1985-10-09 | Tokyo Shibaura Electric Co | Video tape recorder |
US4683502A (en) * | 1982-08-30 | 1987-07-28 | Pioneer Electronic Corporation | Video disc type recording and reproducing system with interference reduction filter |
DE3334452A1 (de) * | 1982-09-24 | 1984-03-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd., Minamiashigara, Kanagawa | Verfahren zum aufzeichnen von fernseh- und tonsignalen |
DE3475977D1 (en) * | 1983-04-12 | 1989-02-09 | Victor Company Of Japan | Recording and/or reproducing apparatus with tracking servo-mechanism responsive to fm crosstalk components |
JPS6069879A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | ビデオテ−プレコ−ダ編集装置 |
JPH0666958B2 (ja) * | 1984-01-27 | 1994-08-24 | ソニー株式会社 | カラ−映像信号および音声信号の記録装置 |
JPS6113364U (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-25 | 株式会社日立製作所 | 磁気記録再生装置 |
JPH0622041B2 (ja) * | 1984-10-05 | 1994-03-23 | ソニー株式会社 | 周波数変調波の記録装置 |
JP2768377B2 (ja) * | 1986-04-09 | 1998-06-25 | ソニー株式会社 | 映像信号記録再生装置 |
KR100300980B1 (ko) * | 1998-03-14 | 2001-09-06 | 윤종용 | 비디오 헤드를 이용한 하이 파이 오디오 기록/재생장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55146615A (en) * | 1979-04-26 | 1980-11-15 | Sony Corp | Recording and reproducing device |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1277900B (de) * | 1965-03-23 | 1968-09-19 | Loewe Opta Gmbh | Verfahren zum magnetischen Aufzeichnen und Wiedergeben von hochfrequenten Signalen, insbesondere von Fernsehbildsignalen, sowie von Ton- und/oder Synchronsignalen |
DE2201691A1 (de) * | 1972-01-14 | 1973-07-26 | Blaupunkt Werke Gmbh | Verfahren zur simultanen aufzeichnung und wiedergabe von farb-fernsehsignalen |
DE2219528C2 (de) * | 1972-04-21 | 1974-04-04 | Ted Bildplatten Ag, Aeg-Telefunken Teldec, Zug (Schweiz) | System zum Aufzeichnen eines Videosignals und eines Tonsignals auf derselben Spur eines Aufzeichnungsträgers, insbesondere einer Bildplatte |
US4007482A (en) * | 1973-07-31 | 1977-02-08 | Sony Corporation | Magnetic recording and/or reproducing apparatus |
US4007484A (en) * | 1973-07-31 | 1977-02-08 | Sony Corporation | Magnetic recording and/or reproducing apparatus with chrominance crosstalk elimination |
JPS5823998B2 (ja) * | 1977-03-08 | 1983-05-18 | 日本ビクター株式会社 | 情報信号記録方法 |
US4353090A (en) * | 1979-06-20 | 1982-10-05 | Discovision Associates | Extended play video recording and reproducing system with selection of multiplexed audio |
JPS5669984A (en) * | 1979-11-10 | 1981-06-11 | Toshiba Corp | Magnetic recording and reproducing device |
JPS5741084A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-06 | Hitachi Ltd | Voice signal recording and reproducing device |
-
1981
- 1981-12-15 JP JP56201916A patent/JPS58103284A/ja active Granted
-
1982
- 1982-12-03 AU AU91111/82A patent/AU9111182A/en not_active Abandoned
- 1982-12-06 CA CA000417086A patent/CA1193003A/en not_active Expired
- 1982-12-08 DE DE19823245436 patent/DE3245436A1/de not_active Withdrawn
- 1982-12-08 US US06/447,874 patent/US4492986A/en not_active Expired - Lifetime
- 1982-12-09 BR BR8207142A patent/BR8207142A/pt unknown
- 1982-12-10 GB GB08235316A patent/GB2113894A/en not_active Withdrawn
- 1982-12-10 KR KR1019820005535A patent/KR840003178A/ko unknown
- 1982-12-15 NL NL8204846A patent/NL8204846A/nl not_active Application Discontinuation
- 1982-12-15 FR FR8221044A patent/FR2518346A1/fr not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55146615A (en) * | 1979-04-26 | 1980-11-15 | Sony Corp | Recording and reproducing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR8207142A (pt) | 1983-10-11 |
CA1193003A (en) | 1985-09-03 |
JPS58103284A (ja) | 1983-06-20 |
FR2518346A1 (fr) | 1983-06-17 |
GB2113894A (en) | 1983-08-10 |
DE3245436A1 (de) | 1983-06-23 |
NL8204846A (nl) | 1983-07-01 |
KR840003178A (ko) | 1984-08-13 |
US4492986A (en) | 1985-01-08 |
AU9111182A (en) | 1983-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR880000099B1 (ko) | 자기 기록 재생 장치(磁氣 記錄 再生 裝置) | |
US4580174A (en) | Apparatus for recording and/or reproducing video and audio signals | |
EP0087249B1 (en) | Apparatus for reproducing video and audio signals | |
KR880000481B1 (ko) | 음성신호의 기록이 향상된 비데오 레코더 | |
JPH0253866B2 (ja) | ||
JPH0410792B2 (ja) | ||
CA1205187A (en) | Apparatus for reproducing video and audio signals | |
JPH01243202A (ja) | 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 | |
JPS5827716B2 (ja) | ジキキロクソウチ | |
JPH0239917B2 (ja) | ||
JPH0427757B2 (ja) | ||
JPH0459831B2 (ja) | ||
JPH0345595B2 (ja) | ||
JPS59189788A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH0444474B2 (ja) | ||
KR950007909Y1 (ko) | 전용헤드를 가진 영상기록 재생장치 | |
JPS61289564A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH0519357B2 (ja) | ||
JPH0442750B2 (ja) | ||
JPH0343709B2 (ja) | ||
JPH0410793B2 (ja) | ||
JPS61195097A (ja) | カラ−映像信号記録再生装置 | |
JPS58103278A (ja) | 映像及び音声信号記録装置 | |
JPS6247291A (ja) | 磁気記録再生方法 | |
JPH0466069B2 (ja) |