JPH0444474B2 - - Google Patents

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JPH0444474B2
JPH0444474B2 JP57204384A JP20438482A JPH0444474B2 JP H0444474 B2 JPH0444474 B2 JP H0444474B2 JP 57204384 A JP57204384 A JP 57204384A JP 20438482 A JP20438482 A JP 20438482A JP H0444474 B2 JPH0444474 B2 JP H0444474B2
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JP
Japan
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signal
frequency
audio signal
modulated
signals
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JP57204384A
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Junzo Tokunaka
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Original Assignee
Sony Corp
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Priority to US06/553,195 priority patent/US4580174A/en
Priority to CA000441490A priority patent/CA1214868A/en
Publication of JPS5994976A publication Critical patent/JPS5994976A/ja
Publication of JPH0444474B2 publication Critical patent/JPH0444474B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/83Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
    • H04N9/835Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal involving processing of the sound signal
    • H04N9/8355Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal involving processing of the sound signal the sound carriers being frequency multiplexed between the luminance carrier and the chrominance carrier

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号とこの映像信号の周波数帯
域とは異なる周波数帯域を占める周波数変調され
た信号となされた音声信号とを混合して、磁気記
録媒体上に、傾斜記録トラツクを形成する回転磁
気ヘツドにより記録するようにされた映像及び音
声信号記録装置に関する。
背景技術とその問題点 カラーテレビジヨン信号が磁気テープに記録さ
れる場合、そのカラー映像信号を形成する搬送色
信号と輝度信号とが分離されて、搬送色信号は低
周波数帯域側に周波数変換され、輝度信号は高周
波数帯域側で周波数変調(以下、FM変調とい
う)された後、両者が混合されて磁気テープの走
行方向に対して傾斜して配列される記録トラツク
(以下、傾斜トラツクという)をもつて記録され、
また、その音声信号が磁気テープの走行方向に沿
う方向に延びる記録トラツク(以下、音声トラツ
クという)をもつて記録される形式が主流となつ
ている。
斯かる記録形式に於いて、カラー映像信号、即
ち、低域変換された搬送色信号と高域側でFM変
調された輝度信号が記録される傾斜トラツクは、
これら両信号が供給される2個の回転磁気ヘツド
が交互に磁気テープ上をその進行方向に対して傾
斜して走査することによつて形成されるようにな
され、その際、記録密度を高めて長時間記録を可
能とすべく、隣り合う傾斜トラツク間に間隙、い
わゆる、ガードバンドを置かず、傾斜トラツク同
士が隣接し合うようにすることが提案されてい
る。この場合、再生時に於ける互いに隣接する傾
斜トラツク間のクロストークが問題となるが、2
個の回転磁気ヘツドのアジマス角を互いに異なら
せることにより、再生時に、高域側でFM変調さ
れた輝度信号に関する隣接トラツクからのクロス
トーク成分に対するアジマス損失を大とするよう
になし、また、アジマス損失効果が小である低域
変換された搬送色信号については、例えば、その
位相を、1つおきの傾斜トラツクに於いては連続
したものとするとともに残りの1つおきの傾斜ト
ラツクに於いては1水平期間ごとに反転させて記
録するようにし、再生搬送色信号に所定の位相復
元を施して櫛形特性フイルタを通過せしめること
により、隣接トラツクからのクロストーク成分を
除去できるようになして、クロストークの問題を
解決している。また、音声トラツクは、音声信号
の供給を受ける固定ヘツドが走行する磁気テープ
に常時接触することによつて、例えば、磁気テー
プの上端側に連続的に形成される。このとき、音
声信号が、例えば、ステレオの左信号と右信号と
いう如く2種ある場合には、左・右夫々の信号が
別個の固定ヘツドに供給され、これら2個の固定
ヘツドにより、並行する2本の音声トラツクが形
成される。
ところで、上述の如くのカラー映像信号の高密
度記録化がはかられた場合には、磁気テープと回
転磁気ヘツドとの間の相対速度は所定に維持され
た状態で、磁気テープの走行速度が極めて低速、
例えば、1.33cm/秒程度にもされる。このため、
音声トラツクを形成する固定ヘツドと磁気テープ
との間の相対速度が極めて低速となつて、記録さ
れる音声信号の質が低下してしまうという弊害を
生ずる。
そのため、音声信号を、例えば、FM変調され
た信号としてカラー映像信号と混合して回転磁気
ヘツドに供給し、本来カラー映像信号が記録され
る傾斜トラツク上にカラー映像信号とともに記録
するようにして、記録音声信号の、記録ヘツドと
磁気テープとの間の相対速度が低いことにもとず
く、質の低下を防止しようとする方式も提案され
ている。しかしながら、斯かる方式にあつては、
互いに隣接する傾斜トラツクに搬送波周波数を同
一とするFM変調された音声信号が記録されるこ
とになるので、再生音声信号に、再生アジマス損
でレベル低減されるものの、混入する隣接トラツ
クからのクロストーク成分によるビート障害が生
じ、著るしく隣接トラツククロストーク妨害を受
けた再生音声信号を得ることになるという問題が
ある。
斯かる問題を解消すべく、本出願人は、映像信
号及び音声信号を磁気テープに記録するにあた
り、1つのチヤンネルの音声信号を搬送波周波数
を異にし、従つて、周波数偏移帯域を異にする2
つのFM変調された信号とし、それらを映像信号
とともに2個の回転磁気ヘツドに夫々供給して、
磁気テープ上にガードバンドを有すことなく形成
される多数の傾斜トラツク上に、隣接する2本の
傾斜トラツクに於けるFM変調された音声信号の
搬送波周波数が一致しないようにして記録するよ
うにした映像及び音声信号記録装置を、先に提案
している。この装置により記録された磁気テープ
から再生音声信号を得るにあたつては、隣接トラ
ツクからのクロストーク成分は所定のフイルタで
容易に除去される。従つて、本出願人により先に
提案された装置によれば、映像信号を高密度記録
できるとともに、音声信号を、質を低下せしめる
こともなく、かつ、狭い周波数帯域を用いて、し
かも、再生時の音声信号に関する隣接トラツクク
ロストーク妨害が軽減されるように記録すること
ができることになる。
ところで、上述の如く、音声信号を映像信号と
混合して記録するにあたり、1つのチヤンネルの
音声信号を、搬送波周波数を異にする2つのFM
変調された信号とするために、夫々互いに周波数
を異にする搬送波を音声信号でFM変調する2個
のFM変調回路を設けることが考えられている。
しかしながら、斯かる場合には、正確な搬送波周
波数を有する安定なFM変調された音声信号を得
るためには各FM変調回路を、例えば、フエイ
ズ・ロツクド・ループ(PLL)を形成するもの
とすることが必要となることと相俟つて、音声信
号に対するFM変調を行うための回路構成が複雑
になつてしまい、また、そのため、記録装置がコ
ストの嵩むものとなる虞れがある。
発明の目的 斯かる点に鑑み本発明は、FM変調された音声
信号と映像信号とを、両者を混合して2個の回転
磁気ヘツドに供給し、磁気テープ上にガードバン
ドを有すことなく形成される多数の傾斜トラツク
上に、隣接する2本の傾斜トラツクに於けるFM
変調された音声信号の搬送波周波数が一致しない
ようにして記録することができ、しかも、斯かる
記録を行うに必要とされる、1つのチヤンネルの
音声信号を互いに搬送波周波数を異にする2つの
FM変調された信号とするための回路構成が簡略
化されて成る、上述した本出願人が先に提案した
記録装置のさらに改良に係る映像及び音声信号記
録装置を提供することを目的とする。
発明の概要 本発明に係る映像及び音声信号記録装置は、音
声信号で所定の周波数の搬送波をFM変調し、第
1のFM変調音声信号を形成するFM変調部と、
FM変調部から得られる出力が供給されて、第1
のFM変調音声信号を通過させる第1の帯域通過
フイルタと、第1の帯域通過フイルタから得られ
る第1のFM変調音声信号が供給され、それを周
波数変換して、第1のFM変調音声信号の搬送波
周波数とは異なる搬送波周波数を有した第2の
FM変調音声信号を形成する周波数変換部と、周
波数変換部から得られる出力が供給されて、第2
のFM変調音声信号を通過させる第2の帯域通過
フイルタと、第1のFM変調音声信号と映像信号
とを混合する第1の合成部と、第2のFM変調音
声信号と映像信号とを混合する第2の合成部と、
磁気記録媒体に第1及び第2の合成部からの混合
出力を夫々互いに隣接する記録トラツクを形成し
て記録する第1及び第2の磁気ヘツドとを備えて
構成される。このようになされることにより、1
つのチヤンネルの音声信号を互いに搬送波周波数
を異にする2つのFM変調された信号とする回路
が、1つのFM変調部と周波数変換部とで形成さ
れることになり、その構成が簡略化される。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例について
述べる。
第1図は本発明に係る映像及び音声信号記録装
置の一例の要部を示す。この例は、記録されるべ
き音声信号としてステレオの左信号及び右信号の
2チヤンネルの音声信号が供給され、これら2チ
ヤンネルの音声信号を第1から第4の4つのFM
変調された音声信号として磁気テープに記録する
ものであり、また、これらFM変調された音声信
号をカラー映像信号とともに記録することもでき
るようにされたものである。
この例に於いて、音声入力端子1及び2にはス
テレオ音声信号の左信号SL及び右信号SRが夫々
供給される。この左信号SLは自動利得制御増幅
回路3及びプリ・エンフアシス回路4を経過し
て、第1のFM変調器5に供給される。また、右
信号SRも、同様に、自動利得制御増幅回路6及
びプリ・エンフアシス回路7を経過して、第2の
FM変調器8に供給される。
第1のFM変調器5は、周波数1,例えば1
1.325MHzの搬送波を左信号SLで、周波数偏移幅
を、例えば、100〜150kHz程度としてFM変調し、
その出力端にFM変調された左信号(以下、左
FM信号という)LF1が得られる。この左FM信
号LF1は対応する帯域通過フイルタ9を通過し、
加算回路10の一方の入力端に供給されるととも
に、周波数変換回路11に供給される。周波数変
換回路11には、局部発振器12からの周波数
0、例えば、0=150kHzの発振出力S0も供給さ
れ、ここで、左FM信号LF1がこの発振出力S0
より周波数変換されて、搬送波周波数を10
するFM変調信号と搬送波周波数を10とする
FM変調信号とが形成される。これらのFM変調
信号のうちの搬送波周波数を10とするFM変
調信号が、帯域通過フイルタ13により、周波数
変換された左FM信号LF2として取り出される。
この左FM信号LF21より高い周波数2をその
搬送波周波数とするものとなり、例えば、21
0=1.475MHzとなる。また、その周波数偏移
幅は左FM信号LF1と同じである。そして、この
ようにして得られる左FM信号LF2が加算回路1
4の一方の入力端に供給される。
また、第2のFM変調器8は、周波数2よりさ
らに、例えば、150kHzだけ高い周波数3、例え
ば、3=1.625MHzの搬送波を右信号SRで、周波
数偏移幅を、例えば、100〜150kHz程度として
FM変調し、その出力端にFM変調された右信号
(以下、右FM信号という)RF3が得られる。この
右FM信号RF3は対応する帯域通過フイルタ15
を通過し、加算回路10の他方の入力端に供給さ
れるとともに、周波数変換回路16に供給され
る。周波数変換回路16にも、局部発振器12か
らの周波数0の発振出力S0が供給され、ここで、
右FM信号RF3がこの発振出力S0により周波数変
換されて、搬送波周波数を30とするFM変調
信号と搬送波周波数を30とするFM変調信号
とが形成される。これらのFM変調信号のうちの
搬送波周波数を30とするFM変調信号が、帯
域通過フイルタ17により、周波数変換された右
FM信号RF4として取り出される。この右FM信
号RF43より高い周波数4をその搬送波周波数
とするものとなり、例えば、430=1.775M
Hzとなる。また、その周波数偏移幅は右FM信号
RF3と同じ、従つて、左FM信号LF1及びLF2と同
様である。そして、このようにして得られる右
FM信号RF4が加算回路14の他方の入力端に供
給される。
上述の如くにして、搬送波周波数を夫々1
23及び4とし、周波数偏移帯域が順次隣接す
るものとなる左FM信号LF1及びLF2、及び、右
FM信号RF3及びRF4が得られ、左FM信号LF1
右FM信号RF3とが加算回路10に、そして、左
FM信号LF2と右FM信号RF4とが加算回路14に
供給される。ここで、周波数123及び4
は、隣り合う2つの間隔が左FM信号及び右FM
信号の復調後に於ける両者間のビートノイズ成分
が再生音声信号帯域外となるよう選定されてお
り、上述の例では、この間隔が150kHzとなる。
これらの左FM信号LF1及びLF2、及び右FM信号
がRF3及びRF4は、周波数スペクトラムが第2図
(横軸は周波数・)に示される如くになり、
夫々、周波数偏移帯域を異にして順次一定の間隔
をもつて位置しているが、互いに隣接する周波数
偏移帯域は極めて近接しており、全体の周波数帯
域は比較的狭いものとなつている。
左FM信号LF1と右FM信号RF3は、加算回路1
0で混合された後、増幅回路18を経て、合成回
路19に供給され、また、左FM信号LF2と右
FM信号RF4は、加算回路14で混合された後、
増幅回路20を経て、合成回路21に供給され
る。合成回路19及び21に於いては、増幅回路
18からの左FM信号LF1と右FM信号RF3との混
合出力及び増幅回路20からの左FM信号LF2
右FM信号RF4との混合出力の夫々に、映像信号
である端子22からの搬送色信号C及び端子23
からのFM変調された輝度信号Lnが混合される。
ここで、搬送色信号Cは、カラー映像信号から
分離された搬送色信号が、その色副搬送波の周波
数が上述の周波数1より低い周波数c、例えば、
c=688kHz、になるように低域変換されたもので
あり、また、FM変調された輝度信号Lnは、カラ
ー映像信号から分離された輝度信号の同期信号の
先端が上述の周波数4より充分高い周波数s、例
えば、s=4MHz、になり、またそのホワイトピ
ーク(最大振幅部)がsより所定周波数、例え
ば、1.2MHz、だけ高い周波数p、例えば、p
5.2MHz、となるようFM変調が行われて得られた
ものである。なお、搬送色信号Cのレベルは、左
FM信号LF1及びLF2、右FM信号RF3及びRF4
いずれのレベルより、例えば、15dB程度とされ、
FM変調された輝度信号Lnのレベルは、搬送色信
号Cのレベルよりさらに、例えば、10dB程度大
とされる。これらの低域変換された搬送色信号C
及びFM変調された輝度信号Lnと左FM信号LF1
及びLF2、及び、右FM信号RF3及びRF4との周
波数スペクトラム及び各レベルの関係の一例は第
3図(横軸が周波数・で縦軸がレベル・l)に
示される如くとなつている。これから明らかな如
く、低域側に位置する搬送色信号Cの帯域の上限
側と、FM変調された輝度信号Lnの低域側に拡が
る帯域の下限側との間の狭い周波数帯域内に、左
FM信号LF1及びLF2、及び、右FM信号RF3及び
RF4が順次近接して位置されているのであり、こ
れらが搬送色信号C及びFM変調された輝度信号
Lnの帯域を極力圧迫しないようにされている。
なお、lnはカラー映像信号から分離された輝度信
号を示す。また、左FM信号LF1及びLF2、及び、
右FM信号RF3及びRF4の各々の間で、必要に応
じた比較的小なるレベル差が設けられる場合もあ
る。
そして、合成回路19からの、搬送色信号C、
FM変調された輝度信号Ln、左FM信号LF1及び
右FM信号RF3が混合された第1の混合出力M1
記録増幅回路24を介して回路磁気ヘツド25に
供給され、また、合成回路21からの、搬送色信
号C、FM変調された輝度信号Ln、左FM信号
LF2及び右FM信号RF4が混合された第2の混合
出力M2が記録増幅回路26を介して回転磁気ヘ
ツド27に供給される。これら磁気ヘツド25及
び27は、互いに異なるアジマス角を有すものと
され、磁気テープ上にガードバンドを有さない傾
斜トラツクを交互に形成し、第1の混合出力M1
及び第2の混合出力M2を交互に記録する。即ち、
磁気ヘツド25及び27により、互いに隣接する
2本の傾斜トラツクが形成され、夫々のトラツク
上に第1及び第2の混合出力M1及びM2のアジマ
ス記録がなされるのである。従つて、音声信号に
ついては、同一傾斜トラツクに記録されるのは、
隣接し合わない左FM信号LF1と右FM信号RF3
び左FM信号LF2と右FM信号RF4となり、また、
互いに隣接する傾斜トラツクに於ける音声信号の
搬送波周波数は一致しないものとなる。なお、傾
斜トラツクの個々に記録される搬送色信号C及び
FM変調された輝度信号Lnは、1垂直期間、即
ち、1フイールドに相当するものとされる。
また、この例では、局部発振器12の発振出力
S0は、再生系にも供給され得るようになされてい
る。
本発明に係る装置は、以上の如くにして、映像
信号である搬送色信号C及びFM変調された輝度
信号LnとFM変調された音声信号とを、共通の回
転磁気ヘツドにより傾斜トラツクを形成して記録
することができるものであるが、回転磁気ヘツド
と磁気テープとの間の相対速度は映像信号を記録
するに充分な高速とされているので、記録される
音声信号の質の低下を生ぜしめることがなく、ま
た、ステレオの左右信号の2チヤンネル等複数チ
ヤンネルの音声信号を、狭い周波数帯域を使用し
て記録することができ、これにより、映像信号の
周波数帯域が圧迫されることが回避される。そし
て、本発明に係る装置は、これにより記録がなさ
れた磁気テープの再生時に於いて、複数チヤンネ
ルの音声信号が互いに充分に分離され、かつ、隣
接トラツククロストーク妨害が極めて軽減された
再生音声信号を得ることができる利点を有するも
のであるが、以下、これらについて、本発明に係
る装置により記録がなされた磁気テープに対する
再生系の説明を通じて述べる。
第4図は本発明に係る装置により記録がなされ
た磁気テープに対する再生系の一例を示す。この
例に於いて、回転磁気ヘツド31及び32は、本
発明に係る装置により記録がなされた磁気テープ
に形成された傾斜トラツクを順次に1フイールド
期間ごとに交互に走査するようにされる。ここ
で、磁気ヘツド31は傾斜トラツクを形成する一
方の磁気ヘツド25のアジマス角に対応したアジ
マス角を有したものであり、磁気ヘツド32は傾
斜トラツクを形成する他方の磁気ヘツド27のア
ジマス角に対応したアジマス角を有したものであ
る。従つて、磁気ヘツド31からは、上述の第1
の混合出力M1を主再生信号とし、これに上述の
第2の混合出力M2が隣接トラツクからのクロス
トーク成分として混入した出力が得られ、また、
磁気ヘツド32からは、第2の混合出力M2を主
再生信号とし、これに第1の混合出力M1が隣接
トラツクからのクロストーク成分として混入した
出力が得られる。これら磁気ヘツド31及び32
からの出力は夫々ヘツド増幅回路33及び34を
介して映像信号処理部35へ供給され、この映像
信号処理部35で、通常の搬送色信号Cについて
の処理及びFM変調された輝度信号Lnの復調が行
われる。
さらに、磁気ヘツド31からの出力が左FM信
号LF1を通過せしめるための帯域通過フイルタ3
6及び右FM信号RF3を通過せしめるための帯域
通過フイルタ37に供給される。磁気ヘツド31
からの出力中の左FM信号LF1及び右FM信号RF3
は同一の傾斜トラツクから再生されるものである
が、周波数偏移帯域が隣接し合わないものである
から、夫々、帯域通過フイルタ36及び37で充
分に分離され得、帯域通過フイルタ36及び37
の出力側には、互いのクロストーク成分がない左
FM信号LF1及び右FM信号RF3が夫々得られる。
また、磁気ヘツド32からの出力が左FM信号
LF2を通過せしめるための帯域通過フイルタ38
及び右FM信号RF4を通過せしめるための帯域通
過フイルタ39に供給される。磁気ヘツド32か
らの出力中の左FM信号LF2及び右FM信号RF4
同一の傾斜トラツクから再生されるものである
が、やはり、周波数偏移帯域が隣接し合わないも
のであるから、夫々、帯域通過フイルタ38及び
39で充分に分離され得、帯域通過フイルタ38
及び39の出力側には、互いのクロストーク成分
がない左FM信号LF2及び右FM信号RF4が夫々得
られる。そして、帯域通過フイルタ38からの左
FM信号LF2が周波数変換回路40に供給される。
周波数変換回路40には、第1図に示される記録
装置に於いて用いられた局部発振器12からの発
振出力S0も供給され、ここで、左FM信号LF2
発振出力S0により周波数変換されて、搬送波周波
数を201とするFM変調信号と搬送波周波
数を20とするFM変調信号が形成される。そ
して、これらのうちの搬送波周波数を1とするも
のが、帯域通過フイルタ41により、周波数変換
された左FM信号LF1′として取り出される。この
左FM信号LF1′は、帯域通過フイルタ36から得
られる左FM信号LF1とは異なる傾斜トラツクか
ら得られるもので、左FM信号LF1と同一の周波
数偏移帯域を有すものとなる。これら帯域通過フ
イルタ36からの左FM信号LF1と帯域通過フイ
ルタ41からの左FM信号LF1′とは1フイールド
期間ごとに交互に得られるが、端子42からの制
御信号Qにもとずきフイールド周期で切り換わる
スイツチ43で交互に取り出され、振幅制限回路
44を介してFM復調器45に供給され、FM復
調器45の出力側に連続した再生左信号SLが得
られる。そして、この再生左信号SLは音声信号
帯域の低域通過フイルタ46を通過せしめられ
る。
また、帯域通過フイルタ39からの右FM信号
RF4が周波数変換回路47に供給される。周波数
変換回路47にも、局部発振器12からの発振出
力S0が供給され、ここで、右FM信号RF4が発振
出力S0により周波数変換されて、搬送波周波数を
403とするFM変調信号と搬送波周波数を
40とするFM変調信号が形成される。そして、
これらのうちの搬送波周波数を3とするものが、
帯域通過フイルタ48により、周波数変換された
右FM信号RF3′として取り出される。この右FM
信号RF3′は、帯域通過フイルタ37から得られ
る右FM信号RF3とは異なる傾斜トラツクから得
られるもので、右FM信号RF3と同一の周波数偏
移帯域を有すものとなる。これら帯域通過フイル
タ37からの右FM信号RF3と帯域通過フイルタ
48からの右FM信号RF3′とは1フイールド期間
ごとに交互に得られるが、端子42からの制御信
号Qにもとずきフイールド周期で切り換わるスイ
ツチ49で交互に取り出され、振幅制限回路50
を介してFM復調器51に供給され、FM復調器
51の出力側に連続した再生右信号SRが得られ
る。そして、この再生右信号SRは音声信号帯域
の低域通過フイルタ52を通過せしめられる。
ところで、帯域通過フイルタ36〜39の夫々
からの左FM信号LF1、右FM信号RF3、左FM信
号LF2及び右FM信号RF4には、夫々、隣接する
傾斜トラツクからのクロストーク成分として、周
波数偏移帯域が近接したもの、即ち、LF1に関し
てはLF2が、LF2に関してはLF1及びRF3が、RF3
に関してはLF2及びRF4が、RF4に関してはRF3
が夫々混入されていることが考えられる。しかし
ながら、これらの隣接トラツクからのクロストー
ク成分は、再生アジマス損によりレベルが低減さ
れたものとされ、かつ、周波数帯域が一致しない
帯域通過フイルタ36〜39を経てくるのでその
レベルがさらに低減されたものとなり、その影響
は著しく小である。しかし、斯かるクロストーク
成分は、低レベルながら混入されていると主信号
との間でビートを生じ、これにより、FM復調器
45及び51の出力側にビートノイズが現われ
る。しかしながら、この場合、左FM信号LF1
びLF2、及び、右FM信号RF3及びRF4の夫々の
搬送波周波数123及び4は、隣り合う2つ
の間隔が、斯かるビートノイズが再生音声信号帯
域外となるような周波数、例えば、夫々150kHz
離れたものとされているので、FM復調器45及
び51の出力側に現われるビートノイズは音声信
号帯域を通過帯域とする低域通過フイルタ46及
び52を通過できず、これら低域通過フイルタ4
6及び52で除去される。
従つて、低域通過フイルタ46の出力側には、
右信号SR成分が混入されず、隣接トラツクから
のクロストーク成分によるビートノイズが除去さ
れた再生左信号SLが得られ、一方、低域通過フ
イルタ52の出力側には、左信号SL成分が混入
されず、隣接トラツクからのクロストーク成分に
よるビートノイズが除去された再生右信号SRが
得られることになる。
上述の如くにして、低域通過フイルタ46及び
52から得られる連続した再生左信号及び右信号
SL及びSRが、デイ・エンフアシス回路53及び
54を経て、音声出力端子55及び56から導出
されるのである。
なお、この再生系の例に於いては、磁気テープ
から得られる互いに周波数偏移帯域を異にする2
種の左FM信号LF1及びLF2から再生左信号SLを
得るに1つのFM復調器を用いるだけでよく、ま
た、同じく、磁気テープから得られる互いに周波
数偏移帯域を異にする2種の右FM信号RF3及び
RF4から再生右信号SRを得るにも1つのFM復調
器を用いるだけでよいので、回路構成が簡略化さ
れたものとなる。
発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る映
像及び音声信号記録装置によれば、音声信号を
FM変調された信号として、映像信号とともに、
磁気テープ上にガードバンドを有すことなく形成
される多数の傾斜トラツク上に隣接する2本の傾
斜トラツクに於けるFM変調された音声信号の搬
送波周波数が一致しないようにして記録すること
ができて、再生時に、隣接トラツククロストーク
妨害が極めて軽減された再生音声信号が得られる
ようにできるとともに、斯かる記録のため必要と
される、1つのチヤンネルの音声信号を互いに搬
送波周波数を異にする2つのFM変調された信号
とする音声信号処理を、1つのFM変調器を用い
て形成した簡略化された構成を有する回路部で行
えるものとすることができ、その際、FM変調部
から得られる出力が、第1のFM変調音声信号を
通過させる第1の帯域通過フイルタを通じて、周
波数変換部に供給されるので、周波数変換部にお
ける、第1のFM変調音声信号を周波数変換する
ことによる第2のFM変調音声信号の形成が、極
めて効率良く行われることになる。そして、本発
明に係る映像及び音声信号記録装置は、斯かる簡
略化された構成を有する音声信号処理回路部を備
えることにより、コストの低減をはかることがで
きるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る映像及び音声信号記録装
置の一例の要部を示すブロツク接続図、第2図及
び第3図は第1図に示される例の動作説明に供さ
れる周波数スペクトラム図、第4図は本発明に係
る映像及び音声信号記録装置により記録された信
号を再生するための再生系の一例を示すブロツク
接続図である。 図中、1及び2は音声入力端子、5及び8は
FM変調器、9,13,15及び17は帯域通過
フイルタ、11及び6は周波数変換回路、12は
局部発振器、19及び21は合成回路、24及び
26は記録増幅回路、25及び27は回転磁気ヘ
ツドである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音声信号によつて所定の周波数の搬送波を周
    波数変調し、第1の周波数変調音声信号を形成す
    る周波数変調部と、 該周波数変調部から得られる出力が供給され
    て、上記第1の周波数変調音声信号を通過させる
    第1の帯域通過フイルタと、 該第1の帯域通過フイルタから得られる上記第
    1の周波数変調音声信号が供給され、該第1の周
    波数変調音声信号を周波数変換して、上記搬送波
    の周波数とは異なる搬送波周波数を有した第2の
    周波数変調音声信号を形成する周波数変換部と、 該周波数変換部から得られる出力が供給され
    て、上記第2の周波数変調音声信号を通過させる
    第2の帯域通過フイルタと、 上記第1の帯域通過フイルタから得られる上記
    第1の周波数変調音声信号と映像信号とを混合す
    る第1の合成部と、 上記第2の帯域通過フイルタから得られる上記
    第2の周波数変調音声信号と映像信号とを混合す
    る第2の合成部と、 上記第1の合成部から得られる混合出力及び上
    記第2の合成部から得られる混合出力を、磁気記
    録媒体に、相互に隣接する記録トラツクを形成し
    て夫々記録する第1及び第2の磁気ヘツドと、 を備えて構成される映像及び音声信号記録装置。
JP57204384A 1982-11-19 1982-11-19 映像及び音声信号記録装置 Granted JPS5994976A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917054B2 (ja) * 1980-09-09 1984-04-19 富士通株式会社 光フアイバ母材の製造法

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