JPH0519357B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0519357B2
JPH0519357B2 JP2206418A JP20641890A JPH0519357B2 JP H0519357 B2 JPH0519357 B2 JP H0519357B2 JP 2206418 A JP2206418 A JP 2206418A JP 20641890 A JP20641890 A JP 20641890A JP H0519357 B2 JPH0519357 B2 JP H0519357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
section
audio
reproduced
audio signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2206418A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03179887A (ja
Inventor
Toshimitsu Kamai
Takanori Maruichi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2206418A priority Critical patent/JPH03179887A/ja
Publication of JPH03179887A publication Critical patent/JPH03179887A/ja
Publication of JPH0519357B2 publication Critical patent/JPH0519357B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作 用 G 実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、映像信号と所定の搬送波が音声信号
により周波数変調されて得られる周波数変調され
た信号とが記録された傾斜トラツクと、音声信号
が記録された音声トラツクとが形成された記録テ
ープから、映像信号及び音声信号を再生する映像
及び音声信号再生装置に関する。
B 発明の概要 本発明は、映像信号と所定周波数の搬送波が音
声信号により周波数変調されて得られる周波数変
調された信号とが混合されて記録された傾斜トラ
ツクが配列形成されるとともに、音声信号が記録
された音声トラツクが傾斜トラツクとは別に形成
された記録テープから、映像信号及び音声信号を
再生する映像及び音声信号再生装置において、傾
斜トラツクからの再生映像信号及び再生音声信号
が得られるとともに、音声トラツクから再生され
た音声信号が得られるようになし、傾斜トラツク
からの再生音声信号及び音声トラツクから再生さ
れた音声信号を選択的に導出するスイツチング部
とそのスイツチング部に対する制御部とを設け
て、制御部が、傾斜トラツクからの再生音声信号
のレベルに応じた制御信号を発生して、スイツチ
ング部の傾斜トラツクからの再生音声信号もしく
は音声トラツクから再生された音声信号の導出状
態を制御するようになすことにより、傾斜トラツ
クからの再生音声信号が適正に得られない状態の
もとにおいても、スイツチング部から導出される
再生された音声信号が著しく劣化したものとされ
る事態を回避できるようにしたものである。
C 従来の技術 カラーテレビジヨン信号が磁気テープに記録さ
れる場合、そのカラー映像信号を形成する搬送色
信号と輝度信号とが分離されて、搬送色信号が低
周波数帯域側への周波数変換(低域変換)が行わ
れるものとされるとともに、輝度信号が高周波数
帯域側での周波数変調(FM変調)に用いられて
FM変調された輝度信号の形成に供され、低域変
換された搬送色信号とFM変調された輝度信号と
が混合されて磁気テープの走行方向に対して傾斜
して配列される記録トラツク(傾斜トラツク)を
もつて記録され、また、その音声信号が磁気テー
プの走行方向に沿う方向に延びる記録トラツク
(音声トラツク)をもつて記録される形式が主流
となつている。
斯かる記録形式に於いて、カラー映像信号、即
ち、低域変換された搬送色信号とFM変調された
輝度信号が記録される傾斜トラツクは、これら両
信号が供給される2個の回転磁気ヘツドが交互に
磁気テープ上をその進行方向に対して傾斜して走
査することによつて形成されるようになされ、そ
の際、記録密度を高めて長時間記録を可能とすべ
く、隣り合う傾斜トラツク間に間〓、いわゆる、
カードバンドを置かず、傾斜トラツク同士が隣接
し合うようにすることが提案されている。この場
合、再生時の互いに隣接する傾斜トラツク間のク
ロストークが問題となるが、2個の回転磁気ヘツ
ドのアジマス角を互いに異ならせることにより、
再生時に、FM変調された輝度信号に関する隣接
トラツクからのクロストーク成分に対するアジマ
ス損失を大とするようになし、また、アジマス損
失効果が小である低域変換された搬送色信号につ
いては、例えば、その位相を、1つおきの傾斜ト
ラツクに於いては連続したものとするとともに残
りの1つおきの傾斜トラツクに於いては1水平期
間ごとに反転させて記録するようにし、再生搬送
色信号に所定の位相復元を施して櫛形特性フイル
タを通過せしめることにより、隣接トラツクから
のクロストーク成分を除去できるようになして、
クロストークの問題を解決している。また、音声
トラツクは、音声信号の供給を受ける固定ヘツド
が走行する磁気テープに常時接触することによつ
て、例えば、磁気テープの上端側に連続的に形成
される。この時、音声信号が、例えば、ステレオ
の左信号と右信号という如く2種ある場合には、
左・右夫々の信号が別個に固定ヘツドに供給さ
れ、これらの2個の固定ヘツドにより、並行する
2本の音声トラツクが形成される。
ところで、上述の如くのカラー映像信号の高密
度記録化がはかられた場合には、磁気テープと回
転磁気ヘツドとの間の相対速度は所定に維持され
た状態で、磁気テープの走行速度が極めて低速、
例えば、1.33cm/秒程度にもされる。このため、
音声トラツクを形成する固定ヘツドと磁気テープ
との間の相対速度が極めて低速となつて、記録さ
れる音声信号の質が低下してしまうという弊害を
生ずる。
そのため、音声信号を、例えば、FM変調され
た信号としてカラー映像信号と混合して回転磁気
ヘツドに供給し、本体カラー映像信号が記録され
る傾斜トラツク上にカラー映像信号とともに記録
するようにして、記録音声信号の、記録ヘツドと
磁気テープとの間の相対速度が低いことに基づく
質の低下を防止しようとする方式が提案されてい
る。
斯かる記録音声信号の質の低下を防止せんとす
る方式に基づき、カラー映像信号とFM変調され
た音声信号とが共通の傾斜トラツクをもつて記録
された磁気テープから、カラー映像信号及び音声
信号が再生されるときには、配列形成された傾斜
トラツクを順次走査する再生回転磁気ヘツドによ
り、記録されたカラー映像信号とFM変調された
音声信号との混合信号が各傾斜トラツクごとに再
生され、再生回転磁気ヘツドからの再生出力中の
FM変調された音声信号が復調されて再生音声信
号が得られる。
D 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述の如くに、再生回転磁気ヘ
ツドからの再生出力中のFM変調された音声信号
が復調されて再生音声信号が得られる場合、再生
回転磁気ヘツドによる傾斜トラツクの走査に於い
てトラツキングずれが生じたときには、再生回転
磁気ヘツドからの再生出力レベルが低下し、これ
に伴つてFM変調された音声信号の再生出力もレ
ベルが小となつて、これが復調されて得られる再
生音声信号は、信号対雑音比が低下した、パルス
性ノイズを多く含むものとなつてしまう。さら
に、磁気テープの傷等に起因して、再生回転磁気
ヘツドからの再生出力にドロツプアウトが生じた
ときには、短時間の間、FM変調された音声信号
の再生出力が得られなくなり、そのため、再生音
声信号が大振幅のパルス・ノイズ状態となつてし
まう。そして、このようなトラツキングずれやド
ロツプアウトは突発的に発生し、しかも、極めて
稀に生ずるというものではないので、これにもと
ずく信号対雑音比の低下やノイズの混入が、再生
音声信号の質を著しく劣化させてしまうというこ
とになるという問題がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、映像信号とFM変
調された音声信号とが共通の傾斜トラツクに記録
された記録テープから、映像信号及びFM変調さ
れた音声信号を共通の再生回転ヘツドにより再生
するにあたり、斯かる再生をするとともに、記録
テープに映像信号とFM変調された音声信号とが
記録された傾斜トラツクとは別に形成された音声
トラツクからも、再生回転ヘツドとは別の再生ヘ
ツドにより別途に音声信号を再生するようにな
し、再生回転ヘツドに関連してトラツキングずれ
や出力ドロツプアウト等が発生したときにも、再
生音声信号の質の劣化を軽減することができるよ
うにした映像及び音声信号再生装置を提供するこ
とを目的とする。
E 課題を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に係る映像及
び音声信号再生装置は、映像信号と所定周波数の
搬送波が音声信号により周波数変調されて得られ
る周波数変調された信号とが混合されて記録され
た傾斜トラツクが配列形成され、さらに、音声信
号記録された音声トラツクが傾斜トラツクとは別
に形成された記録テープから、傾斜トラツクに記
録された映像信号及び周波数変調された信号を再
生する再生回転ヘツド部と、再生回転ヘツド部の
出力から周波数変調された信号を分離するフイル
タ部と、フイルタ部により分離された再生回転ヘ
ツド部からの周波数変調された信号を復調して再
生音声信号を得る復調部と、記録テープから音声
トラツクに記録された音声信号を再生する、再生
回転ヘツド部とは別の再生ヘツド部と、復調部か
ら得られる再生音声信号と再生回転ヘツド部とは
別の再生ヘツド部により再生される音声信号とを
選択的に導出するスイツチング部とを備えるとと
もに、さらに、再生回転ヘツド部の出力のレベル
を検出するレベル検出部と、レベル検出部の出力
に応じて、スイツチング部に対する制御信号を予
め定められた所定時間継続的に発生し、制御信号
を発生していないときには、スイツチング部に復
調部から得られる再生音声信号を導出する状態を
とらせ、また、制御信号を発生する所定時間にお
いては、スイツチング部に再生回転ヘツド部とは
別の再生ヘツド部により再生される音声信号を導
出する状態をとらせる制御部とが設けられて構成
される。
F 作用 上述の如くに構成される本発明に係る映像及び
音声信号再生装置にあつては、例えば、レベル検
出部より検出される再生回転ヘツド部の出力のレ
ベルが所定値を越えているときには、スイツチン
グ部が復調部から得られる再生音声信号を導出す
る状態とされ、また、レベル検出部により検出さ
れる再生回転ヘツド部の出力のレベルが所定値以
下となると、そのときレベル検出部から得られる
出力に応じて、制御部がスイツチング部に対する
制御信号を予め定められた所定時間継続的に発生
し、制御部がスイツチング部に対する制御信号を
発生している期間においては、スイツチング部
が、復調部から得られる再生音声信号に代えて、
再生回転ヘツド部とは別の再生ヘツド部により再
生される音声信号を導出する状態とされる。
従つて、再生回転ヘツド部に関連して、映像信
号及び周波数変調された信号が記録された傾斜ト
ラツクに対するトラツキングずれや、出力ドロツ
プアウト等が発生した場合にも、スイツチング部
から導出される再生音声信号の質の劣化が軽減さ
れることになる。
G 実施例 先ず、本発明の実施例の説明に先立ち、本発明
に係る映像及び音声信号再生装置により再生がな
される記録テープに対する映像及び音声信号記録
系について説明する。
第2図は斯かる映像及び音声信号記録系の一例
を要部を示す。この例は、記録されるべき音声信
号としてステレオの左信号及び右信号の2チヤン
ネルの音声信号が供給され、これら2チヤンネル
の音声信号を第1から第4の4つのFM変調され
た音声信号として、カラー映像信号とともに記録
するものである。この例に於いて、音声入力端子
1及び2にはステレオ音声信号の左信号SL及び
右信号SRが夫々供給される。この左信号SLは自
動利得制御増幅回路3、ノイズ低域回路4、プ
リ・エンフアシス回路5を順次経過して、第1及
び第2のFM変調器6及び7の夫々に供給され
る。また、右信号SRも、同様に、自動利得制御
増幅回路8、ノイズ低域回路9、プリ・エンフア
シス回路10を順次経過して、第3及び第4の
FM変調器11及び12の夫々に供給される。第
1及び第2のFM変調器6及び7は、周波数f1
びf1より高い周波数f2、例えば、f1=1.325MHzで
f2=1.475MHz、の搬送波を夫々左信号SLで同一
の周波数偏移幅、例えば、100〜150kHz程度をも
つてFM変調し、各々の出力端に、互いに周波数
偏移帯域を異にするFM変調された左信号(左
FM信号)LF1及びLF2が得られる。また、第3
及び第4のFM変調器11及び12は、f2より高
い周波数f3及びf3よりさらに高い周波数f4、例え
ば、f3=1.625MHzでf4=1.775MHz、の搬送波を
夫々右信号SRで前述と同一の周波数偏移幅をも
つてFM変調し、各々の出力端に周波数偏移帯域
を異にするFM変調された右信号(右FM信号)
RF3及びRF4が得られる。ここで、周波数f1、f2
f3及びf4は、隣り合う2つの間隔が、左FM信号
及び右FM信号の復調後に於ける両者間のビート
ノイズ成分が再生音声信号帯域外となるように選
定されており、上述の例では、この間隔が
150kMzとなる。このようにして得られる2つの
左FM信号LF1及びLF2と2つの右FM信号RF3
びRF4は、夫々、対応する帯域通過フイルタ1
3,14,15及び16を通過する。これらの左
FM信号LF1及びLF2、及び、右FM信号RF3及び
RF4は、それらのレベルがLF1<LF2<RF3<RF4
となるように調整され、周波数スペクトラムは第
3図(横軸は周波数・f)に示される如くであ
る。
帯域通過フイルタ13からの左FM信号LF1
帯域通過フイルタ15からの右FM信号RF3とが
共通の混合増幅回路17に供給され、帯域通過フ
イルタ14からの左FM信号LF2と帯域通過フイ
ルタ16からの右FM信号RF4とが共通の混合増
幅回路18に供給される。さらに、混合増幅回路
17からの左FM信号LF1と右FM信号RF3との混
合出力及び混合増幅回路18からの左FM信号
LF2と右FM信号RF4との混合出力の夫々に、混
合回路19及び20に於いて、映像信号である端
子21らの搬送色信号C及び端子22からのFM
変調された輝度信号Lmが混合される。
ここで、搬送色信号Cは、カラー映像信号から
分離された搬送色信号が、その色副搬送波の周波
数が上述の周波数f1より低い周波数fc、例えば、
fc=668KMz、になるよう低域変換されたもので
あり、また、FM変調された輝度信号Lmは、カ
ラー映像信号から分離された輝度信号の同期信号
の先端が上述の周波数f4より充分高い周波数fs、
例えば、fs=4MHz、になり、またそのホワイト
ピーク(最大振幅部)がfsより所定周波数、例え
ば、1.2MHz、だけ高い周波数fp、例えばfp=
5.2MHz、となるようFM変調が行われて得られた
ものである。なお、搬送色信号Cのレベルは、左
FM信号LF1及びLF2、右FM信号RF3及びRF4
いずれのレベルより大とされ、FM変調された輝
度信号Lmのレベルは、搬送色信号Cのレベルよ
りさらに大とされている。これらの低域変換され
た搬送色信号C及びFM変調された輝度信号Lm
と左FM信号LF1及びLF2、及び、右FM信号RF3
及びRF4との周波数スペクトラム及び各レベルの
関係の一例は第4図(横軸が周波数・fで縦軸が
レベル・l)に示される如くとなつている。な
お、lmはカラー映像信号から分離された輝度信
号を示す。
そして、混合回路19からの、搬送色信号C、
FM変調された輝度信号Lm、左FM信号LF1及び
右FM信号RF3が混合された第1の混合出力M1
記録増幅回路23を介して回転磁気ヘツド24に
供給され、また、混合回路20からの搬送色信号
C、FM変調された輝度信号Lm、左FM信号LF2
及び右FM信号RF4が混合された第2の混合出力
M2が記録増幅回路25を介して回転磁気ヘツド
26に供給される。これら回転磁気ヘツド24及
び26は、互いに異なるアジマス角を有するもの
とされ、磁気テープ上にガードバンドを有さない
傾斜トラツクを交互に形成し、第1の混合出力
M1及び第2の混合出力M2が交互に記録する。即
ち、回転磁気ヘツド24及び26により、互いに
隣接する2本の傾斜トラツクが形成され、夫々の
トラツク上に第1及び第2の混合出力M1及びM2
のアジマス記録がなされるのである。ここで、第
1の混合出力M1は第5図に示される如くの周波
数スペクトラムを有し、第2の混合出力M2は第
6図に示される如く周波数スペクトラムを有した
ものとなつており、これらが、第7図に示される
如く、互いに異なるアジマス角を有した回転磁気
ヘツド24及び26により、磁気テープT上に形
成される互いに隣接する傾斜トラツクt1及びt2
夫々記録されることになる。
第7図に於いて、矢印a及び矢印bは、夫々、
磁気テープの走行方向及び回転磁気ヘツド24及
び26の走査方向を示し、CTLはコントロール
信号トラツクを示す。また、傾斜トラツクt1及び
t2の個々に記録される搬送色信号C及びFM変調
された輝度信号Lmは、1垂直期間、即ち、1フ
イールドに相当するものとされる。
そして、さらに、左信号SL及び右信号SRに対
する固定ヘツドによる音声信号記録のための回路
27及び28、及び、固定磁気ヘツド29及び3
0が設けられており、音声入力端子1及び2から
の左信号SL及び右信号SRが、夫々、固定ヘツド
による音声信号記録のための回路27及び28を
介して固定磁気ヘツド29及び30に供給され、
これら固定磁気ヘツド29及び30により、第7
図に於ける磁気テープTの上端側に形成される2
本の音声トラツクtL′及びtR′に記録される。
以上の如くにして、映像信号である搬送色信号
C及びFM変調された輝度信号LmとFM変調され
た音声信号とが、共通の回転磁気ヘツドにより形
成される傾斜トラツクをもつて記録され、さら
に、音声信号が固定磁気ヘツドにより別個に形成
される音声トラツクをもつて記録された磁気テー
プが得られるが、回転磁気ヘツドと磁気テープと
の間の相対速度は映像信号を記録するに充分な高
速とされているので、回転磁気ヘツドを利用して
記録される音声信号はその質の低下を生ぜしめら
れることがなく、また、上述の記録系の場合、記
録がなされた磁気テープの再生系に於いて、傾斜
トラツクからの複数チヤンネルの音声信号が互い
に充分に分離され、かつ、隣接トラツククロスト
ーク妨害が極めて軽減された再生音声信号を得る
ことができるような記録がされているのである。
そして、斯かる磁気テープが、本発明に係る映像
及び音声信号再生装置によつて再生されるものと
なるのであるが、次に、本発明の実施例について
説明する。
第1図は本発明に係る映像及び音声信号再生装
置の一例を示す。この例に於いて、31及び32
は再生用の回転磁気ヘツドであり、これら再生用
の回転磁気ヘツド31及び32は、第7図に示さ
れる如くの、第2図に示される記録系により記録
がなされた磁気テープTに形成された、互いに隣
接する傾斜トラツクt1及びt2をオーバーラツプ時
間を伴つて交互に走査するようにされ、ある1フ
イールド期間に回転磁気ヘツド31が傾斜トラツ
クt1に記録された信号を再生し、次の1フイール
ド期間に回転磁気ヘツド32が傾斜トラツクt2
記録された信号を再生すべく制御される。ここ
で、回転磁気ヘツド31は傾斜トラツクt1を形成
した回転磁気ヘツド24のアジマス角に対応した
アジマス角を有したものであり、回転磁気ヘツド
32は傾斜トラツクt2を形成した回転磁気ヘツド
26のアジマス角に対応したアジマス角を有した
ものである。従つて、回転磁気ヘツド31から
は、第6図に示される如くの周波数スペクトラム
を有した第1の混合出力M1の再生出力が得られ、
また、回転磁気ヘツド32からは、第6図に示さ
れる如くの周波数スペクトラムを有した第2の混
合出力M2の再生出力が得られる。これら回転磁
気ヘツド31及び32からの出力は夫々ヘツド増
幅回路33及び34を介して映像信号処理部35
へ供給され、この映像信号処理部35で、通常の
搬送色信号Cについての処理及びFM変調された
輝度信号Lmの復調が行われる。
さらに、回転磁気ヘツド31からの出力が左
FM信号LF1を通過せしめるための帯域通過フイ
ルム36及び右FM信号RF3を通過せしめるため
の帯域通過フイルタ38に供給される。これら左
FM信号LF1及び右FM信号RF3は周波数偏移帯域
が隣接し合わないものであるから、夫々、帯域通
過フイルタ36及び38で充分に分離されて、帯
域通過フイルタ36及び38の出力側には、互い
のクロストーク成分がない左FM信号LF1及び右
FM信号RF3が夫々得られる。また、回転磁気ヘ
ツド32からの出力が左FM信号LF2を通過せし
めるための帯域通過フイルタ37及び右FM信号
RF4を通過させるための帯域通過フイルタ39に
供給される。これら左FM信号LF2及び右FM信
号RF4も周波数偏移帯域が隣接し合わないもので
あるから、夫々、帯域通過フイルタ37及び39
で充分に分離されて、帯域通過フイルタ37及び
39の出力側には、互いのクロストーク成分がな
い左FM信号LF1及び右FM信号RF3が夫々得られ
る。そして、帯域通過フイルタ36〜39の夫々
からの左FM信号LF1及びLF2、及び右FM信号
RF3及びRF3及びRF4が、振幅制限回路40,4
1,42及び43を経て、対応するFM復調器4
4,45,46及び47に夫々形成されて復調さ
れ、FM復調器44及び45の出力側に再生され
た左信号SLが、始端及び終端部にオーバーラツ
プ時間を伴つてフイールド期間ごとに交互に得ら
れ、また、FM復調器46及び47の出力側に再
生された右信号SRが、始端及び終端部にオーバ
ーラツプ時間を伴つてフイールド期間ごとに交互
に得られる。そして、これら各FM復調器44〜
47の出力が、夫々、音声信号帯域の低域通過フ
イルタ48,49,50及び51を通過せしめら
れる。
このようにして、低域通過フイルタ48及び4
9の夫々から断続的に得られる再生された左信号
SLが、端子52からの制御信号Qに基ずきフイ
ールド周期での切換えが行われるスイツチング回
路53の両選択入力端子に供給されて、その出力
端に交互に取り出される。この結果、スイツチン
グ回路53の出力端に、低域通過フイルタ48及
び49からの再生された左信号SLがつなぎ合わ
された、連続する再生された左信号SLが得られ
る。また、同様に、低域通過フイルタ50及び5
1の夫々から断続的に得られる再生された右信号
SRが、端子52からの制御信号Qに基づきフイ
ールド周期での切換えが行われるスイツチング回
路54の両選択入力端子に供給されて、その出力
端に交互に取り出される。これにより、スイツチ
ング回路54の出力端に、低域通過フイルタ50
及び51からの再生された右信号SRがつなぎ合
わされた、連続する再生された右信号SRが得ら
れる。そして、これら連続する再生された左信号
SL及び再生された右信号SRが、夫々、回転磁気
ヘツド31及び32からの出力にドロツプ・アウ
トが生じた場合等に生ずるノイズを消去するため
のノイズ消去回路55及び56、デイエンフアシ
ス回路57及び58を経てスイツチング回路59
及び60の夫々の一方の入力端子に供給される。
一方、61及び62は再生用の固定磁気ヘツド
であり、これら再生用の固定磁気ヘツド61及び
62は、第7図に示される如くの、第2図に示さ
れる記録系により記録がなされた磁気テープTに
形成された音声トラツクtL′及びtR′を、夫々継続
的に走査するようにされる。従つて、固定磁気ヘ
ツド61からは、音声トラツクtL′に記録された
左信号SLの再生出力である再生左信号SL′が得ら
れ、また、固定磁気ヘツド62からは、音声トラ
ツクtR′に記録された右信号SRの再生出力である
再生右信号SR′が得られる。これらの再生左信号
SL′及び再生右信号SR′は、夫々、ヘツド増幅回
路63及び64、イコライザ回路65及び66、
増幅回路67及び68、さらに、レベル調整回路
69及び70を介して、スイツチング回路59及
び60の夫々の他方の入力端子に供給される。こ
の場合、再生左信号SL′及び再生右信号SR′のレ
ベルは、レベル調整回路69及び70で、スイツ
チング回路59及び60の夫々の一方の入力端子
に供給される再生された左信号SL及び再生され
た右信号SRのレベルに対応したものとされる。
スイツチング回路59及び60は、回転磁気ヘ
ツド31及び32からの出力のレベルに応じて、
一方の入力端子に供給される再生された左信号
SL及び再生された右信号SR、もしくは、他方の
入力端子に供給される再生左信号SL′及び再生右
信号SR′を、選択的に、夫々の出力端に導出する
ように制御される。このため、ヘツド増幅回路3
3及び34を経た回転磁気ヘツド31及び32の
出力がレベル検出回路71及び72に夫々供給さ
れ、これらのレベル検出回路71及び72の検出
出力にもとずいて、スイツチング回路59及び6
0に対する制御信号Pが形成される。レベル検出
回路71及び72は、例えば、回転磁気ヘツド3
1及び32の出力が適正な状態にあつて、それら
のレベルが所定値を越えるものとなつているとき
には出力を生ぜず、回転磁気ヘツド31もしくは
32の傾斜トラツクt1もしくはt2に対する走査に
於いてトラツキングずれが生じ、そのため、回転
磁気ヘツド31もしくは32からの出力が小とな
つてそのレベルが所定値以下となつたとき、また
は、回転磁気ヘツド31もしくは32の出力にド
ロツプ・アウトが生じて出力が欠落した状態とな
つたとき等に於いて検出出力を生ずる。但し、回
転磁気ヘツド31及び32が磁気テープを走査し
ていない状態では出力を生じない。
そして、レベル検出回路71もしくは72から
の検出出力がオア回路73を介して制御信号形成
回路74に供給され、制御信号形成回路74は、
レベル検出回路71もしくは72からの検出出力
が供給されたとき、制御信号Pを発生してスイツ
チング回路59及び60に供給する。制御信号形
成回路74は、斯かる制御信号Pのスイツチング
回路59及び60への供給にあたり、レベル検出
回路71もしくは72からの検出出力が供給され
ると、それに応じて、予め定められた所定時間の
間、制御信号Pを継続的に発生する状態をとるも
のとされる。
スイツチング回路59及び60は、制御信号P
が供給されないとき、それらの一方の入力端子に
供給される再生された左信号SL及び再生された
右信号SRを出力端に導出し、制御信号Pが供給
されるとき、それらの他方の入力端子に供給され
る再生左信号SL′及び再生右信号SR′を出力端に
導出するよう制御される。即ち、スイツチング回
路59及び60の夫々の出力端には、回転磁気ヘ
ツド31及び32の出力が適正で、そのレベルが
所定値を越えるときには、回転磁気ヘツド31及
び32で再生される左FM信号LF1及び及びLF2
及び、右FM信号RF3比及びRF4が復調され、そ
の復調出力がつなぎ合わされて得られる再生され
た左信号SL及び再生された右信号SRが得られ、
また、斯かる再生された左信号SL及び再生され
た右信号SRが信号対雑音比の低下した、パルス
性ノイズを多く含むものとなる、あるいは、大振
幅のパルス・ノイズ状態となつてしまう、回転磁
気ヘツド31もしくは32に関するトラツキング
ずれや出力ドロツプ・アウト等が生じて、回転磁
気ヘツド31もしくは32の出力レベルが所定値
以下、または、欠落状態となるときには、固定磁
気ヘツド61及び62で再生される再生左信号
SL′及び再生右信号SR′が得られるのである。そ
して、これらのスイツチング回路59及び60の
出力端に得られる信号が音声出力端子75及び7
6から再生音声信号として導出される。従つて、
回転磁気ヘツド31もしくは32に関するトラツ
キングずれや出力ドロツプ・アウト等に起因して
の信号対雑音比が低下した部分や、パルス性ノイ
ズとなつた部分を含まない再生音声信号を得るこ
とができることになる。
なお、回転磁気ヘツド31もしくは32の出力
におけるドロツプ・アウトは、或る程度の期間極
めて短時間ずつ断続的に発生することが多いが、
制御信号形成回路74が、レベル検出回路71も
しくは72からの検出出力が制御信号形成回路7
4に供給されたとき、それに応じて、予め定めら
れた所定時間の間、制御信号Pを継続的に発生す
るものとされて、その間、スイツング回路59及
び60から固定磁気ヘツド61及び62により得
られる再生左信号SL′及び再生右信号SR′が取り
出されるようにされていので、回転磁気ヘツド3
1もしくは32の出力におけるドロツプアウトが
或る程度の期間極めて短時間ずつ断続的に発生し
ても、別段の不都合は生じない。
上述の例は、ステレオの左信号及び右信号の2
チヤンネルの音声信号が4種類のFM変調された
音声信号とされて、映像信号とともに記録された
記録テープから映像信号及び音声信号を再生する
ものであるが、本発明に係る装置は、その他、例
えば、1種類のFM変調された音声信号が映像信
号とともに記録された記録テープから、映像信号
及び音声信号を再生するものとして構成できるこ
と勿論である。
H 発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る映
像及び音声信号再生装置によれば、通常時は、回
転磁気ヘツドにより映像信号とともに再生される
FM変調された音声信号が復調されて得られる、
記録に際しての質の低下を伴わない、忠実度が高
い再生音声信号を得ることができるとともに、回
転磁気ヘツドに関してのトラツキングずれや出力
ドロツプ・アウト等が生じて、FM変調された音
声信号の再生出力の復調により得られる再生音声
信号の質の劣化したものとなるときには、斯かる
再生音声信号に代えて、音声トラツクに記録され
た音声信号を固定ヘツドで再生して得られる再生
音声信号を取り出すことができ、従つて、回転磁
気ヘツドに関してのトラツキングずれや出力ドロ
ツプ・アウト等に起因する再生音声信号の質の劣
化を著しく軽減することができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る映像及び音声信号再生装
置の一例の要部を示すブロツク図、第2図は本発
明に係る映像及び音声信号再生装置により再生が
なされる記録テープに対する映像及び音声信号記
録系の一例の要部を示すブロツク図、第3図、第
4図、第5図及び第6図は第2図に示される例の
動作の説明に供される周波数スペクトラム図、第
7図は本発明に係る映像及び音声信号再生装置に
より再生がなされる磁気テープ上の記録パターン
の一例を示す概念図である。 図中、31及び32は回転磁気ヘツド、36,
37,38及び39は夫々帯域通過フイルタ、4
0,41,42及び43は振幅制限回路、44,
45,46及び47は夫々FM復調器、48,4
9,50及び51は低域通過フイルタ、53,5
4,59及び60はスイツチング回路、61及び
62固定磁気ヘツド、69及び70はレベル調整
回路、71及び72はレベル検出回路、73はオ
ア回路、74は制御信号形成回路、75は及び7
6は音声出力端子である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 映像信号と固定周波数の搬送波が音声信号に
    より周波数変調されて得られる周波数変調された
    信号とが混合されて記録された傾斜トラツクが配
    列形成され、さらに、上記音声信号が記録された
    音声トラツクが上記傾斜トラツクとは別に形成さ
    れた記録テープから、上記傾斜トラツクに記録さ
    れた映像信号及び周波数変調された信号を再生す
    る再生回転ヘツド部と、 該再生回転ヘツド部の出力から上記周波数変調
    された信号を分離するフイルタ部と、 該フイルタ部により分離された上記再生回転ヘ
    ツド部からの周波数変調された信号を復調して再
    生音声信号を得る復調部と、 上記記録テープから上記音声トラツクに記録さ
    れた音声信号を再生する、上記再生回転ヘツド部
    とは別の再生ヘツド部と、 上記復調部から得られる再生音声信号と上記再
    生回転ヘツド部とは別の再生ヘツド部により再生
    される音声信号とを選択的に導出するスイツチン
    グ部と、 上記再生回転ヘツド部の出力のレベルを検出す
    るレベル検出部と、 該レベル検出部の出力に応じて、上記スイツチ
    ング部に対する制御信号を予め定められた所定時
    間継続的に発生し、上記制御信号を発生していな
    いときには、上記スイツチング部に上記復調部か
    ら得られる再生音声信号を導出する状態をとら
    せ、また、上記制御信号を発生する上記所定時間
    においては、上記スイツチング部に上記再生回転
    ヘツド部とは別の再生ヘツド部により再生される
    音声信号を導出する状態をとらせる制御部と、 を備えて構成される映像及び音声信号再生装置。
JP2206418A 1990-08-03 1990-08-03 映像及び音声信号再生装置 Granted JPH03179887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2206418A JPH03179887A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 映像及び音声信号再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2206418A JPH03179887A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 映像及び音声信号再生装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56213161A Division JPS58114678A (ja) 1981-12-28 1981-12-28 映像及び音声信号再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03179887A JPH03179887A (ja) 1991-08-05
JPH0519357B2 true JPH0519357B2 (ja) 1993-03-16

Family

ID=16523047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2206418A Granted JPH03179887A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 映像及び音声信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03179887A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533444U (ja) * 1978-08-24 1980-03-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533444U (ja) * 1978-08-24 1980-03-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03179887A (ja) 1991-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0084449B1 (en) Apparatus for recording and/or reproducing video and audio signals
US4464684A (en) Video recorder providing transient-free audio signals
US4651230A (en) Apparatus for detecting and compensating drop-outs in an audio and video signal
CA1205187A (en) Apparatus for reproducing video and audio signals
JPH0253866B2 (ja)
JPH0410792B2 (ja)
JPS593710A (ja) 多チヤンネル音声信号fm変調磁気記録再生装置
JPH0519357B2 (ja)
JPH0427757B2 (ja)
JPH0614343A (ja) ビデオレコーダ
JPH0459831B2 (ja)
JPH0345595B2 (ja)
JP2559564B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JPH0239917B2 (ja)
JPH0157555B2 (ja)
CA1205188A (en) Apparatus for detecting and compensating drop-outs in an audio and video signal
JPH01248896A (ja) ダビング装置
JPS59138181A (ja) 磁気記録再生装置
JPS61289564A (ja) 磁気記録再生装置
JPS58179933A (ja) オ−デイオfm記録におけるオ−トトラツキング
JPS63160493A (ja) カラ−ビデオ信号記録装置
JPS59157806A (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPH0444474B2 (ja)
JPS63161563A (ja) 情報信号再生装置
JPH0343709B2 (ja)