JPH0442750B2 - - Google Patents
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- JPH0442750B2 JPH0442750B2 JP57131914A JP13191482A JPH0442750B2 JP H0442750 B2 JPH0442750 B2 JP H0442750B2 JP 57131914 A JP57131914 A JP 57131914A JP 13191482 A JP13191482 A JP 13191482A JP H0442750 B2 JPH0442750 B2 JP H0442750B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/24—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing noise
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、周波数変調映像信号と周波数変調音
声信号とを周波数多重して記録された磁気記録媒
体から、複数の磁気ヘツドを順次切換えて再生す
る磁気記録再生装置を用いて再生した再生信号よ
り、パルス性の雑音や直流成分の不連続に起因す
る雑音を除去する雑音除去方法及び回路に関する
ものである。
声信号とを周波数多重して記録された磁気記録媒
体から、複数の磁気ヘツドを順次切換えて再生す
る磁気記録再生装置を用いて再生した再生信号よ
り、パルス性の雑音や直流成分の不連続に起因す
る雑音を除去する雑音除去方法及び回路に関する
ものである。
従来、ビデオテープレコーダ（以下、単に
VTRと略記する）においては、輝度信号を周波
数変調（以下、FMと略記することもある）し、
色度信号を上記FM輝度信号の下側に周波数変換
したのち加算し、アジマス角の異なる複数の回転
ヘツドにて磁気テープ上に順次記録していた。ま
た、音声信号は、磁気テープの長手方向の記録ト
ラツクに固定ヘツドにて記録していた。しかし、
近年の記録密度の向上は目覚ましいものがあり、
約10年前のVTRに比べて17倍以上のもの高密度
記録を達成している。そのため、磁気テープの走
行速度は約10mm／secと極めて遅くなつている。
したがつて、従来の様な磁気テープの長手方向の
記録トラツクに音声信号を固定ヘツドにて記録す
る方法では、音声信号の再生信号帯域やワウ・フ
ラツタ特性、再生レベル変動などの点で十分な音
質を得ることが困難となつてきている。
VTRと略記する）においては、輝度信号を周波
数変調（以下、FMと略記することもある）し、
色度信号を上記FM輝度信号の下側に周波数変換
したのち加算し、アジマス角の異なる複数の回転
ヘツドにて磁気テープ上に順次記録していた。ま
た、音声信号は、磁気テープの長手方向の記録ト
ラツクに固定ヘツドにて記録していた。しかし、
近年の記録密度の向上は目覚ましいものがあり、
約10年前のVTRに比べて17倍以上のもの高密度
記録を達成している。そのため、磁気テープの走
行速度は約10mm／secと極めて遅くなつている。
したがつて、従来の様な磁気テープの長手方向の
記録トラツクに音声信号を固定ヘツドにて記録す
る方法では、音声信号の再生信号帯域やワウ・フ
ラツタ特性、再生レベル変動などの点で十分な音
質を得ることが困難となつてきている。
この欠点を改善する方法の一例として、FM変
調した音声信号を上記FM変調映像信号と周波数
多重して、回転ヘツドにて磁気テープ上に順次記
録再生する方法（以下、音声FM多重方式と略記
する）が知られている。
調した音声信号を上記FM変調映像信号と周波数
多重して、回転ヘツドにて磁気テープ上に順次記
録再生する方法（以下、音声FM多重方式と略記
する）が知られている。
音声FM多重方式の特徴は、
(1) 再生信号帯域がテープ走行速度に依存してお
らず、広帯域である。
らず、広帯域である。
(2) テープ走行速度むらによる時間軸変動の影響
を受けにくいので、ワウ・フラツタ特性が良
い。
を受けにくいので、ワウ・フラツタ特性が良
い。
(3) 再生信号レベル変動がない。
(4) 低歪率、高Ｓ／Ｎである。
などがあげられ、高品質の再生音声が得られる。
音声FM多重方式の構成例を第１図に、記録周波
数スペクトラムを第２図に示す。
音声FM多重方式の構成例を第１図に、記録周波
数スペクトラムを第２図に示す。
第１図において、入力端子１から入力された音
声信号は、振幅伸長回路１９と対になつて雑音を
低減する振幅圧縮回路２を通つてFM変調器３に
入力される。FM変調器３でFM変調された音声
信号は、低減通過フイルタ（以下LPFと略記す
る）４で不要帯域成分を除去されたのち、映像入
力端子５より入力されるFM輝度信号と低減変換
色度信号に加算器６で加算される。上記加算器６
の出力信号は記録アンプ７を経て、磁気ヘツド
８，９にて磁気記録媒体１０に記録される。再生
時は磁気記録媒体１０より磁気ヘツド８，９にて
再生されたバースト状の再生信号はプリアンプ１
１，１２にて増幅されたのち、入力端子２１から
入力される再生トラツク切換え信号に制御された
スイツチ１３で交互につながれ一連の信号とな
る。この信号の一部は出力端子１４より映像信号
再生回路（本図に図示せず）へ出力される。また
前記スイツチ１３の出力信号中より帯域通過フイ
ルタ（以下BPFと略記する）１５でFM音声信号
が抽出され、FM復調器１６にてFM復興される。
このFM復興された音声信号は、LPF１７でFM
キヤリアを除去され、前値保持回路１８で再生ト
ラツク切換え雑音が補償される。この前値保持回
路は入力端子２１から入力される再生トラツク切
換信号により制御される。前値保持回路１８の出
力信号は振幅圧縮回路２の逆特性を持つた伸長回
路１９にてダイナミツクレンジが元に戻された
後、出力端子２０より再生音声信号として出力さ
れる。
声信号は、振幅伸長回路１９と対になつて雑音を
低減する振幅圧縮回路２を通つてFM変調器３に
入力される。FM変調器３でFM変調された音声
信号は、低減通過フイルタ（以下LPFと略記す
る）４で不要帯域成分を除去されたのち、映像入
力端子５より入力されるFM輝度信号と低減変換
色度信号に加算器６で加算される。上記加算器６
の出力信号は記録アンプ７を経て、磁気ヘツド
８，９にて磁気記録媒体１０に記録される。再生
時は磁気記録媒体１０より磁気ヘツド８，９にて
再生されたバースト状の再生信号はプリアンプ１
１，１２にて増幅されたのち、入力端子２１から
入力される再生トラツク切換え信号に制御された
スイツチ１３で交互につながれ一連の信号とな
る。この信号の一部は出力端子１４より映像信号
再生回路（本図に図示せず）へ出力される。また
前記スイツチ１３の出力信号中より帯域通過フイ
ルタ（以下BPFと略記する）１５でFM音声信号
が抽出され、FM復調器１６にてFM復興される。
このFM復興された音声信号は、LPF１７でFM
キヤリアを除去され、前値保持回路１８で再生ト
ラツク切換え雑音が補償される。この前値保持回
路は入力端子２１から入力される再生トラツク切
換信号により制御される。前値保持回路１８の出
力信号は振幅圧縮回路２の逆特性を持つた伸長回
路１９にてダイナミツクレンジが元に戻された
後、出力端子２０より再生音声信号として出力さ
れる。
第２図は記録信号周波数スペクトラムの一例で
あり、FM変調された音声信号Ａが、FM変調輝
度信号帯域Ｙと低域変換色度信号帯域Ｃの間に周
波数多重されている。
あり、FM変調された音声信号Ａが、FM変調輝
度信号帯域Ｙと低域変換色度信号帯域Ｃの間に周
波数多重されている。
音声記録方式として音声FM多重記録方式は有
効な方式であるが、複数のヘツドで信号を再生し
た場合、再生信号をどのようにつなぐかが問題と
なる。従来例に示したように音声信号をFM帯で
つなぐと、再生トラツク切換時点の搬送波の位相
の不連続からFM復調した場合に、パルス性雑音
が発生し、このパルス性雑音を除去するためには
前値保持、あるいは中間値補間などをしなければ
ならない。しかし、これらの処理を行なうと周期
的に波形の歪を与えてしまい、音質劣化につなが
るという問題があつた。
効な方式であるが、複数のヘツドで信号を再生し
た場合、再生信号をどのようにつなぐかが問題と
なる。従来例に示したように音声信号をFM帯で
つなぐと、再生トラツク切換時点の搬送波の位相
の不連続からFM復調した場合に、パルス性雑音
が発生し、このパルス性雑音を除去するためには
前値保持、あるいは中間値補間などをしなければ
ならない。しかし、これらの処理を行なうと周期
的に波形の歪を与えてしまい、音質劣化につなが
るという問題があつた。
本発明は、上記の如き従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、従つて本発明の目
的は、実用上問題ないレベルにまで再生トラツク
切換え時に発生するパルス性雑音や再生信号の直
流不連続による雑音を軽減することができ、しか
も波形歪の小さい雑音除去方法及び装置を提供す
ることにある。
るためになされたものであり、従つて本発明の目
的は、実用上問題ないレベルにまで再生トラツク
切換え時に発生するパルス性雑音や再生信号の直
流不連続による雑音を軽減することができ、しか
も波形歪の小さい雑音除去方法及び装置を提供す
ることにある。
本発明は複数の再生ヘツドと複数の再生ヘツド
からの出力を周波数復調する第１および第２の周
波数復調回路とを設け、複数の再生ヘツドが同時
に磁気テープ上を走査する期間（いわゆるオーバ
ーラツプ期間）中に復調された音声信号同志を切
換えることによつて、FM帯で切換えると必然的
に発生するインパルス性雑音そのものの発生を防
ぐものである。しかしその場合、各チヤンネル毎
の再生出力オフ・セツトに起因する再生信号つな
ぎ時の再生信号の不連続が起こるので、一方の再
生信号の直流電位を基準に他方の再生信号から直
流オフ・セツトに相当する電位を固定的に引くこ
とにより、ヘツド切換え時の波形不連続による雑
音を除くようにしたものである。
からの出力を周波数復調する第１および第２の周
波数復調回路とを設け、複数の再生ヘツドが同時
に磁気テープ上を走査する期間（いわゆるオーバ
ーラツプ期間）中に復調された音声信号同志を切
換えることによつて、FM帯で切換えると必然的
に発生するインパルス性雑音そのものの発生を防
ぐものである。しかしその場合、各チヤンネル毎
の再生出力オフ・セツトに起因する再生信号つな
ぎ時の再生信号の不連続が起こるので、一方の再
生信号の直流電位を基準に他方の再生信号から直
流オフ・セツトに相当する電位を固定的に引くこ
とにより、ヘツド切換え時の波形不連続による雑
音を除くようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を２ヘツドヘリカルス
キヤンVTRを例に上げ、第３図により説明する。
この実施例は前記第１図に示したVTRのブロツ
ク図と一部共通であり、その共通部分には同一番
号を付したのでその詳細説明は省略する。２２，
２３はFM音声信号抽出用のBPF、２４，２５は
音声信号FM復調器、２６，２７はLPF、２８，
２９は両トラツクの再生レベルを調整するレベル
調整回路、３０，３１は直流オフ・セツト固定補
償器、３２は第１のヘツド８と第２のヘツド９で
再生された音声信号を端子２１より入力される再
生トラツク切換信号により切換えるスイツチであ
る。
キヤンVTRを例に上げ、第３図により説明する。
この実施例は前記第１図に示したVTRのブロツ
ク図と一部共通であり、その共通部分には同一番
号を付したのでその詳細説明は省略する。２２，
２３はFM音声信号抽出用のBPF、２４，２５は
音声信号FM復調器、２６，２７はLPF、２８，
２９は両トラツクの再生レベルを調整するレベル
調整回路、３０，３１は直流オフ・セツト固定補
償器、３２は第１のヘツド８と第２のヘツド９で
再生された音声信号を端子２１より入力される再
生トラツク切換信号により切換えるスイツチであ
る。
第４図は、第３図に示した回路の各部信号波形
図である。第４図において、イは振幅圧縮回路２
で振幅圧縮された音声入力波形、ロは第１の磁気
ヘツド８（以下この系統をCH−１とする）で再
生された信号、ハは第２の磁気ヘツド９（以下こ
の系統をCH−２とする）で再生された信号、ニ
は第１の磁気ヘツド８で再生された後FM復調器
２４で復調された波形、ホは第２の磁気ヘツド９
で再生された後FM復調器２５で復調された波
形、ヘはスイツチング３２で切換えられ合成され
た音声信号である。
図である。第４図において、イは振幅圧縮回路２
で振幅圧縮された音声入力波形、ロは第１の磁気
ヘツド８（以下この系統をCH−１とする）で再
生された信号、ハは第２の磁気ヘツド９（以下こ
の系統をCH−２とする）で再生された信号、ニ
は第１の磁気ヘツド８で再生された後FM復調器
２４で復調された波形、ホは第２の磁気ヘツド９
で再生された後FM復調器２５で復調された波
形、ヘはスイツチング３２で切換えられ合成され
た音声信号である。
次に第３図、第４図を参照して動作を説明す
る。記録音声信号入力端子１から入力された音声
信号は振幅伸長回路１９と対になつて雑音を低減
する振幅圧縮回路２を通つて振幅圧縮され（第４
図波形イ）FM変調器３に入力する。中心周波数
oのFM変調器３でFM変調された音声信号は、
映像入力端子５から入力された映像信号と混合器
６で混合され、記録アンプ７で増幅された後磁気
ヘツド８，９で磁気記録媒体１０上に記録され
る。
る。記録音声信号入力端子１から入力された音声
信号は振幅伸長回路１９と対になつて雑音を低減
する振幅圧縮回路２を通つて振幅圧縮され（第４
図波形イ）FM変調器３に入力する。中心周波数
oのFM変調器３でFM変調された音声信号は、
映像入力端子５から入力された映像信号と混合器
６で混合され、記録アンプ７で増幅された後磁気
ヘツド８，９で磁気記録媒体１０上に記録され
る。
一方、再生時には磁気記録媒体１０から磁気ヘ
ツド８，９で再生された信号ロ，ハはプリアンプ
１１，１２で増幅される。この第１のヘツド８と
第２のヘツド９で再生されたバースト状の再生信
号は端子２１から入力された再生トラツク切換え
信号で制御されたスイツチ１３で切換えられ、連
続した映像再生信号が映像信号出力端子１４から
得られる。プリアンプ１１，１２で増幅された被
変調音声信号はBPF２２，２３で伝送帯域のみ
抜き取られ、FM変調器３に対応する中心周波数
oの音声FM復調器２４，２５で復調され、音声
信号ニ，ホが得られる。ニ，ホにはFM復調器２
４，２５からもれたキヤリアoが含まれている
のでfoを除くためにLPF２６，２７を通す必要が
ある。LPF２６，２７により不要帯域が除去さ
れた音声信号の出力レベルはFM復調器２４，２
５の復調感度のばらつき、LPF２６，２７の各
素子のばらつきによりずれてしまう。また、FM
復調器２４，２５の中心周波数のずれ、LPF２
６，２７の各素子のばらつきにより直流電位がず
れてしまう。
ツド８，９で再生された信号ロ，ハはプリアンプ
１１，１２で増幅される。この第１のヘツド８と
第２のヘツド９で再生されたバースト状の再生信
号は端子２１から入力された再生トラツク切換え
信号で制御されたスイツチ１３で切換えられ、連
続した映像再生信号が映像信号出力端子１４から
得られる。プリアンプ１１，１２で増幅された被
変調音声信号はBPF２２，２３で伝送帯域のみ
抜き取られ、FM変調器３に対応する中心周波数
oの音声FM復調器２４，２５で復調され、音声
信号ニ，ホが得られる。ニ，ホにはFM復調器２
４，２５からもれたキヤリアoが含まれている
のでfoを除くためにLPF２６，２７を通す必要が
ある。LPF２６，２７により不要帯域が除去さ
れた音声信号の出力レベルはFM復調器２４，２
５の復調感度のばらつき、LPF２６，２７の各
素子のばらつきによりずれてしまう。また、FM
復調器２４，２５の中心周波数のずれ、LPF２
６，２７の各素子のばらつきにより直流電位がず
れてしまう。
LPF２６，２７の出力音声レベルが異なつて
いた場合の再生信号波形例を第５図ａ〜ｃに示
す。ａはCH−１の出力波形を、ｂはCH−２の
出力波形を、ｃは出力レベルが異なつたまま再生
波形ａ，ｂをつないだ一連の波形である。出力レ
ベルが異なると切換え時に不連続が生じてしま
う。また、LPF２６，２７の出力音声の直流電
位が異なつていた場合の再生信号波形例を同じ第
５図ｄ〜ｆに示す。ｄはCH−１の出力波形を、
ｅはCH−２の出力波形を、は直流電位が異な
つたまま再生波形ｄ，ｅをつないだ一連の波形で
ある。直流電位が異なつても信号切換え時に不連
続が生じてしまう。この再生トラツク切換え時の
再生信号の不連続を除くために、レベル調整回路
２８，２９で各チヤンネルの出力レベルを合わせ
た後、直流オフ・セツト固定調整回路３０，３１
で直流オフ・セツトを除く。この直流オフ・セツ
トが除かれた音声信号を再生トラツク切換え信号
２１で制御されたスイツチ３２で、時間軸上で重
なつた位置で切換えることにより、従来例で問題
となつたパルス性雑音や前値保持などが原因とな
る波形歪がなく、さらに直流不連続による波形歪
のない音声信号が得られる。
いた場合の再生信号波形例を第５図ａ〜ｃに示
す。ａはCH−１の出力波形を、ｂはCH−２の
出力波形を、ｃは出力レベルが異なつたまま再生
波形ａ，ｂをつないだ一連の波形である。出力レ
ベルが異なると切換え時に不連続が生じてしま
う。また、LPF２６，２７の出力音声の直流電
位が異なつていた場合の再生信号波形例を同じ第
５図ｄ〜ｆに示す。ｄはCH−１の出力波形を、
ｅはCH−２の出力波形を、は直流電位が異な
つたまま再生波形ｄ，ｅをつないだ一連の波形で
ある。直流電位が異なつても信号切換え時に不連
続が生じてしまう。この再生トラツク切換え時の
再生信号の不連続を除くために、レベル調整回路
２８，２９で各チヤンネルの出力レベルを合わせ
た後、直流オフ・セツト固定調整回路３０，３１
で直流オフ・セツトを除く。この直流オフ・セツ
トが除かれた音声信号を再生トラツク切換え信号
２１で制御されたスイツチ３２で、時間軸上で重
なつた位置で切換えることにより、従来例で問題
となつたパルス性雑音や前値保持などが原因とな
る波形歪がなく、さらに直流不連続による波形歪
のない音声信号が得られる。
さらに振幅圧縮回路２と逆持性の振幅伸長回路
１９を通すことによりダイナミツクレンジを元に
もどすとともに、振幅レベル調整回路２８，２９
及び直流オフ・セツト固定調整回路３０，３１の
調整誤差により除去しきれなかつた信号波形不連
続により生じる雑音を抑圧する効果がある。上記
振幅伸長回路１９は再生トラツク切換スイツチ３
２の前に入れる構成も考えられるが、このような
構成では振幅伸長回路が２つ必要なことと、上記
調整誤差により生じる雑音を抑制できないという
問題がある。
１９を通すことによりダイナミツクレンジを元に
もどすとともに、振幅レベル調整回路２８，２９
及び直流オフ・セツト固定調整回路３０，３１の
調整誤差により除去しきれなかつた信号波形不連
続により生じる雑音を抑圧する効果がある。上記
振幅伸長回路１９は再生トラツク切換スイツチ３
２の前に入れる構成も考えられるが、このような
構成では振幅伸長回路が２つ必要なことと、上記
調整誤差により生じる雑音を抑制できないという
問題がある。
第３図に示した本発明の実施例を示すブロツク
図では、再生レベル調整回路２８，２９、直流オ
フ・セツト固定補償器３０，３１をCH−１，
CH−２の両チヤンネルに付けた例を示したが、
一方のチヤンネルの再生レベルと直流電位を固定
し、他方のチヤンネルの再生レベルと直流電位を
変えることによつても同様の効果が得られる。
図では、再生レベル調整回路２８，２９、直流オ
フ・セツト固定補償器３０，３１をCH−１，
CH−２の両チヤンネルに付けた例を示したが、
一方のチヤンネルの再生レベルと直流電位を固定
し、他方のチヤンネルの再生レベルと直流電位を
変えることによつても同様の効果が得られる。
第６図に再生レベル調整回路及び直流オフ・セ
ツト固定調整回路の具体的実施例を示す。５０，
５１はそれぞれCH−１，CH−２の再生レベル
調整回路の入力端子、５２，５３はそれぞれ第３
図のスイツチ３２に接続されるCH−１，CH−
２の再生信号出力端子、Q1〜Q3はトランジスタ、
R1〜R5は抵抗、VR1，VR2は可変抵抗器、VcC
は電源電圧である。端子５１から入力された信号
はトランジスタQ3と抵抗R4，R5からなる増幅器
を通過後、CH−２再生信号出力端子５３がつな
がれる。端子５０から入力された信号はトランジ
スタQ1と抵抗R1、可変抵抗器VR1よりなる可変
利得増幅器で再生レベルを調整して、上記トラン
ジスタQ3の再生レベルと合わせる。トランジス
タQ2と抵抗R2は電流源を構成しており、可変抵
抗器VR2を変化させることにより、電流源の電流
値を変化させ、抵抗R1の電圧降下を変化させる
ことにより利得を変えずに単にトランジスタQ1
のコレクタの直流電位を制御し、直流オフ・セツ
トを固定的に調整することができる。そしてCH
−２の再生信号レベルと等しくしたCH−１の再
生信号をCH−１再生信号出力端子５２から出力
する。このようにして端子５２，５３に出力され
る音声信号の出力レベルおよび直流電位を可変抵
抗器VR1，VR2で合わせることが可能であり、
CH−１とCH−２の音声信号が同時に出力され
るオーバーラツプ期間内に雑音や歪を発生せずに
切換えることができる。
ツト固定調整回路の具体的実施例を示す。５０，
５１はそれぞれCH−１，CH−２の再生レベル
調整回路の入力端子、５２，５３はそれぞれ第３
図のスイツチ３２に接続されるCH−１，CH−
２の再生信号出力端子、Q1〜Q3はトランジスタ、
R1〜R5は抵抗、VR1，VR2は可変抵抗器、VcC
は電源電圧である。端子５１から入力された信号
はトランジスタQ3と抵抗R4，R5からなる増幅器
を通過後、CH−２再生信号出力端子５３がつな
がれる。端子５０から入力された信号はトランジ
スタQ1と抵抗R1、可変抵抗器VR1よりなる可変
利得増幅器で再生レベルを調整して、上記トラン
ジスタQ3の再生レベルと合わせる。トランジス
タQ2と抵抗R2は電流源を構成しており、可変抵
抗器VR2を変化させることにより、電流源の電流
値を変化させ、抵抗R1の電圧降下を変化させる
ことにより利得を変えずに単にトランジスタQ1
のコレクタの直流電位を制御し、直流オフ・セツ
トを固定的に調整することができる。そしてCH
−２の再生信号レベルと等しくしたCH−１の再
生信号をCH−１再生信号出力端子５２から出力
する。このようにして端子５２，５３に出力され
る音声信号の出力レベルおよび直流電位を可変抵
抗器VR1，VR2で合わせることが可能であり、
CH−１とCH−２の音声信号が同時に出力され
るオーバーラツプ期間内に雑音や歪を発生せずに
切換えることができる。
本実施例において振幅圧縮回路２の特性は高域
成分を一定の特性で強調するプリエンフアシス
も、入力信号レベル及び周波数に応じその圧縮特
性をダイナミツクに変化させる振幅圧縮特性をダ
イナミツクに変化させる振幅圧縮回路であつても
良い。その場合、振幅伸長回路１９の特性は振幅
圧縮回路に対応した特性となる。
成分を一定の特性で強調するプリエンフアシス
も、入力信号レベル及び周波数に応じその圧縮特
性をダイナミツクに変化させる振幅圧縮特性をダ
イナミツクに変化させる振幅圧縮回路であつても
良い。その場合、振幅伸長回路１９の特性は振幅
圧縮回路に対応した特性となる。
音声FM多重記録方式の場合、隣接トラツクか
らのクロストークが問題となる。その場合、各チ
ヤンネル毎に周波数の異なるキヤリアを立てて記
録する２キヤリア方式がある。本発明は２キヤリ
ア方式にも有効である。２キヤリア方式の場合、
中心周波数の異なる２つの変調器が必要であり、
１キヤリア方式に比べばらつき要因が増え、ます
ます直流オフ・セツト補償が必要となる。
らのクロストークが問題となる。その場合、各チ
ヤンネル毎に周波数の異なるキヤリアを立てて記
録する２キヤリア方式がある。本発明は２キヤリ
ア方式にも有効である。２キヤリア方式の場合、
中心周波数の異なる２つの変調器が必要であり、
１キヤリア方式に比べばらつき要因が増え、ます
ます直流オフ・セツト補償が必要となる。
第７図に２キヤリア音声FM多重記録方式に本
発明を実施した場合の実施例を示す。本実施例の
主要部分は第３図のVTRのブロツク図と共通で
あり、共通部分には同一番号を付した。１２０，
１２１はFM変調器でその中心周波数は異なる。
１２２，１２３は低域通過フイルタ、１２４，１
２５は混合器、１２６，１２７は記録アンプ、１
２８，１２９はBPF、１３０，１３１はそれぞ
れFM変調器、１２０，１２１に対応したFM復
調器１３２，１３３はLPFである。２つのFM復
調器１２０，１２１の中心周波数は、再生時に生
じる隣接トラツクからの妨害の発生を防ぐため
に、記録トラツク毎に互いに異なつた周波数に選
ぶ。本回路の主要部分の動作は第３図に示したも
のと同じなので動作説明は省略する。
発明を実施した場合の実施例を示す。本実施例の
主要部分は第３図のVTRのブロツク図と共通で
あり、共通部分には同一番号を付した。１２０，
１２１はFM変調器でその中心周波数は異なる。
１２２，１２３は低域通過フイルタ、１２４，１
２５は混合器、１２６，１２７は記録アンプ、１
２８，１２９はBPF、１３０，１３１はそれぞ
れFM変調器、１２０，１２１に対応したFM復
調器１３２，１３３はLPFである。２つのFM復
調器１２０，１２１の中心周波数は、再生時に生
じる隣接トラツクからの妨害の発生を防ぐため
に、記録トラツク毎に互いに異なつた周波数に選
ぶ。本回路の主要部分の動作は第３図に示したも
のと同じなので動作説明は省略する。
以上はモノラルの音声信号の記録再生を例にあ
げ説明を行なつたが、第８図に示すように、ステ
レオあるいは２カ国語の記録再生にも応用可能で
ある。本実施例は１チヤンネルに対し２キヤリア
をたて、合計４キヤリアを用いている。１６０，
１６１はそれぞれステレオのＬ，Ｒあるいは２カ
国語の主音声、副音声の記録音声入力端子、１６
２，１６３は雑音除去のために振幅圧縮回路、２
０２，２０３は振幅伸長回路であり、振幅圧縮回
路１６２，１６３と振幅伸長回路２０２，２０３
とはそれぞれ対になつている。１６４〜１６７は
FM変調器、１６８〜１７１は不要帯域を除去す
るLPF、１７２，１７３はFM変調された音声信
号と映像信号の混合器、１８０〜１８３は音声信
号抽出用BPF、１８４〜１８７は音声信号FM復
調器、１８８〜１９１は音声信号のみ通過させる
LPF、１９２〜１９５は復調レベルを調整する
レベル調整回路、１９６〜１９９は直流オフ・セ
ツト固定補償器、２００，２０１は端子２１から
入力される再生トラツク切換え信号により制御さ
れるスイツチ、２０４，２０５はそれぞれ記録音
声入力端子１６０，１６１に対応した再生音声信
号端子である。本回路の動作も第３図に示したも
のと本質的に同じなので詳しい説明は省略する。
げ説明を行なつたが、第８図に示すように、ステ
レオあるいは２カ国語の記録再生にも応用可能で
ある。本実施例は１チヤンネルに対し２キヤリア
をたて、合計４キヤリアを用いている。１６０，
１６１はそれぞれステレオのＬ，Ｒあるいは２カ
国語の主音声、副音声の記録音声入力端子、１６
２，１６３は雑音除去のために振幅圧縮回路、２
０２，２０３は振幅伸長回路であり、振幅圧縮回
路１６２，１６３と振幅伸長回路２０２，２０３
とはそれぞれ対になつている。１６４〜１６７は
FM変調器、１６８〜１７１は不要帯域を除去す
るLPF、１７２，１７３はFM変調された音声信
号と映像信号の混合器、１８０〜１８３は音声信
号抽出用BPF、１８４〜１８７は音声信号FM復
調器、１８８〜１９１は音声信号のみ通過させる
LPF、１９２〜１９５は復調レベルを調整する
レベル調整回路、１９６〜１９９は直流オフ・セ
ツト固定補償器、２００，２０１は端子２１から
入力される再生トラツク切換え信号により制御さ
れるスイツチ、２０４，２０５はそれぞれ記録音
声入力端子１６０，１６１に対応した再生音声信
号端子である。本回路の動作も第３図に示したも
のと本質的に同じなので詳しい説明は省略する。
以上説明したように、本発明を用いれば、再生
トラツク切換時点におけるFM信号の不連続など
に起因する大振幅の雑音や、前値保持などによる
波形歪が生じないようにできる。また、再生トラ
ツク切換え時に生じる音声信号の不連続も本発明
を用いれば、簡単な回路構成にて実用上問題のな
いレベルにまで雑音を低減することができその効
果は大である。
トラツク切換時点におけるFM信号の不連続など
に起因する大振幅の雑音や、前値保持などによる
波形歪が生じないようにできる。また、再生トラ
ツク切換え時に生じる音声信号の不連続も本発明
を用いれば、簡単な回路構成にて実用上問題のな
いレベルにまで雑音を低減することができその効
果は大である。
第１図は従来の音声FM多重方式の一例を示す
ブロツク図、第２図は音声FM多重方式の一例に
よる記録信号の一例を示す周波数スペクトラム
図、第３図は本発明を用いた音声FM多重方式の
一実施例を示すブロツク図、第４図イ〜ヘはその
動作説明用の波形図、第５図ａ〜ｆは波形不連続
が生じる場合の説明用波形図、第６図はレベル調
整回路及び直流オフ・セツト固定調整回路の具体
的一実施例を示す回路図、第７図は２つのFM変
調器を持つ音声FM多重方式に本発明を用いた一
実施例を示すブロツク図、第８図はステレオ音声
又は２カ国語音声を記録する場合に本発明を用い
た一実施例を示すブロツク図である。 符号の説明、３……FM変調器、８，９……磁
気ヘツド、１０……磁気記録媒体、１５……帯域
通過フイルタ、１６……FM復調器、１８……前
値保持回路、２２，２３……帯域通過フイルタ、
２４，２５……FM復調器、２８，２９……レベ
ル調整回路、３０，３１……直流オフ・セツト固
定補償器、１２０，１２１……FM変調器、１２
８，１２９……帯状通過フイルタ、１３０，１３
１……FM復調器、１６４，１６５，１６６，１
６７……FM変調器、１８０，１８１，１８２，
１８３……帯域通過フイルタ、１８４，１８５，
１８６，１８７……FM復調器、１９２，１９
３，１９４，１９５……レベル調整回路、１９
６，１９７，１９８，１９９……直流オフ・セツ
ト固定補償器。
ブロツク図、第２図は音声FM多重方式の一例に
よる記録信号の一例を示す周波数スペクトラム
図、第３図は本発明を用いた音声FM多重方式の
一実施例を示すブロツク図、第４図イ〜ヘはその
動作説明用の波形図、第５図ａ〜ｆは波形不連続
が生じる場合の説明用波形図、第６図はレベル調
整回路及び直流オフ・セツト固定調整回路の具体
的一実施例を示す回路図、第７図は２つのFM変
調器を持つ音声FM多重方式に本発明を用いた一
実施例を示すブロツク図、第８図はステレオ音声
又は２カ国語音声を記録する場合に本発明を用い
た一実施例を示すブロツク図である。 符号の説明、３……FM変調器、８，９……磁
気ヘツド、１０……磁気記録媒体、１５……帯域
通過フイルタ、１６……FM復調器、１８……前
値保持回路、２２，２３……帯域通過フイルタ、
２４，２５……FM復調器、２８，２９……レベ
ル調整回路、３０，３１……直流オフ・セツト固
定補償器、１２０，１２１……FM変調器、１２
８，１２９……帯状通過フイルタ、１３０，１３
１……FM復調器、１６４，１６５，１６６，１
６７……FM変調器、１８０，１８１，１８２，
１８３……帯域通過フイルタ、１８４，１８５，
１８６，１８７……FM復調器、１９２，１９
３，１９４，１９５……レベル調整回路、１９
６，１９７，１９８，１９９……直流オフ・セツ
ト固定補償器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 周波数変調された音声信号が複数のヘツドに
て順次記録された磁気記録媒体より、上記周波数
変調された音声信号を読みだす複数の再生ヘツド
と、 該複数の再生ヘツドからの出力信号をそれぞれ
周波数復調する複数の周波数復調器と、 該複数の周波数復調器により復調された音声信
号間の振幅レベルを合わせる少なくとも１つの振
幅レベル調整回路と、 該振幅レベル調整回路により相互の振幅レベル
差を除去された上記複数の周波数復調器の出力信
号を、上記複数の再生ヘツドから同時に信号が出
力される期間内に切り換える切換回路と、 からなることを特徴とする雑音除去装置。 ２ 上記切換回路は、再生トラツク切換信号に応
じて動作することを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の雑音除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57131914A JPS5924407A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 雑音除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57131914A JPS5924407A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 雑音除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5924407A JPS5924407A (ja) | 1984-02-08 |
| JPH0442750B2 true JPH0442750B2 (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=15069133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57131914A Granted JPS5924407A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 雑音除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924407A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08969U (ja) * | 1991-04-30 | 1996-06-11 | 中元 弘 | インスタントｘ線直接撮影用フィルム |
| US5442492A (en) * | 1993-06-29 | 1995-08-15 | International Business Machines Corporation | Data recovery procedure using DC offset and gain control for timing loop compensation for partial-response data detection |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58114583A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-07 | Sony Corp | 映像及び音声信号再生装置 |
-
1982
- 1982-07-30 JP JP57131914A patent/JPS5924407A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58114583A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-07 | Sony Corp | 映像及び音声信号再生装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5924407A (ja) | 1984-02-08 |
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