JPH0366001A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JPH0366001A
JPH0366001A JP20308489A JP20308489A JPH0366001A JP H0366001 A JPH0366001 A JP H0366001A JP 20308489 A JP20308489 A JP 20308489A JP 20308489 A JP20308489 A JP 20308489A JP H0366001 A JPH0366001 A JP H0366001A
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JP
Japan
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signal
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audio
layer
fma
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JP20308489A
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Inventor
Kenji Shiroshita
賢司 城下
Masato Yoshino
誠人 吉野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J この発明は、映像信号、FM音声信号およびPCM音声
信号を記録し再生するように構成した磁気テープ記録再
生装置に関するもので、とくにFM音声信号の記録に関
するものである。
[従来の技術] 第5図は映像信号、FM音声信号およびPCM音声信号
を同時に記録し再生するタイプの従来の磁気テープ記録
再生装置の構成を示すブロック図、第6図は記録再生さ
れる映像信号、FM音声信号およびPCM音声信号のス
ペクトルを示す図であり、これら各図は、たとえば特開
昭63−288402号公報に開示された「回転ヘッド
形多重記録再生装置」の第10図および第11図に対応
するものである。
なお、ここで、映像信号とFM音声信号は5−VH3方
式方式磁気テープ記録再生装態下、5−VH3方式VT
Rと称す)と同様の方式により記録再生され、またPC
M信号はたとえば1986年ICASSP予稿「ビデオ
テープレコーダにおける音声信号のディジタル化に関す
る研究」におてい開示されたように、約2.13 Mb
psのPCM信号をオフセット型4相差動位相変II(
以下、0−QDPSKと称す)されて記録再生されるも
のとして説明する。
第5図および第6図において、(1)は映像信号記録処
理回路、(2)は映像信号記録増幅回路、(3)は回転
ドラム、0)は映像信号用磁気ヘッド(以下、ビデオヘ
ッドと称す) 、 (5)は磁気テープ、(6)は映像
信号再生増幅回路、(7)は映像信号再生処理回路で、
以上により映像信号の記録再生系を構成している。
(8)はFM音声信号記録処理回路、(3)は加算回路
、(10)はFM音声信号記録増幅回路、 (11)は
FM音声信号用磁気ヘッド(以下、FMAヘッドと称す
”) 、 (12)はFM音声信号再生増幅回路、(1
3a)はFM音声信号のL−チャンネル(以下、L−C
Hと称す)成分を分離する帯域通過フィルタ(以下、B
PF−Lと称す) 、 (13b)はFM音声信号のR
−チャンネル(以下、R−CHと称す)成分を分離する
帯域通過フィルタ(以下、BPF−Rと称す) 、 (
14)はFM音声信号再生処理回路で、以上によりFM
音声信号の記録再生系を構成している。
(15)はアナログディジタル変換回路(以下、ADC
と称す)、 (1B)はディジタル音声記録処理回路、
(17)はオフセット型4相差動位相変調回路(以下、
4相位相変調回路と称す) 、 (18)はPCM音声
信号記録増幅回路、(18)はPCM音声信号用磁気ヘ
ッド(以下、PCMヘッドと称す) 、 (20)はP
CM音声信号再生増幅回路、 (21)はオフセット型
4相差動位相変調信号復調回路(以下、4相位相復調回
路と称す) 、 (22)はディジタル音声・再生処理
回路、(23)はディジタルアナログ変換回路(以下、
DACと称す)で、以上によりPCM音声信号の記録再
生系を構成している。
第6図(a)において、 (30)はFM変調された輝
度信号(以下、Y−FM信号と称す)のスペクトル、(
31)は低域変換された色信号(以下、C(L)信号と
称す)のスペクトルである。また、第6図(b)におい
て、(32)はFM変調されたL−CH側の音声信号(
以下、FMA−L信号と称す)のスペクトル、(33)
はFM変調されたR−CH側の音声信号(以下、FMA
−R信号と称す)のスペクトルである。
さらに、第6図(C)において、(30は4相位・相変
調されたPCM音声信号(以下、QDPSK信号と称す
)のスペクトルである。
第7図は二層記録をおこなう磁気テープ(5)の断面図
を示し、同図において、(35)は磁気テープ(5)の
ベースフィルム、(36)は磁気テープ(5)の磁性層
、(37) 、 (38)は磁性層(36)に記録され
たFM音声信号、映像信号の記録層である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
ベースバンドの映像信号は映像信号記録処理回路(1)
に入力され、ここで、上記ベースバンドの映像信号の節
度信号成分は同期先端レベルが5.4 MHz 、白ピ
ークレベルが7.0 MHzになるようにFM変調され
Y−FM信号に、色信号成分は搬送周波数が約829 
KHzになるように低域変換されC(L)信号に変換さ
れたのち、上記Y−FM信号とC(L)信号は加算され
第6図(a)で示すスペクトルをもつRF映像信号とし
て映像信号記録増幅回路(2)、回転ドラム(3)に内
蔵されたロータリートランス(図示せず)、ビデオヘッ
ド(0を経由して磁気テープ(5)に記録される。
また、上記ビデオヘッド(4)で再生されたRF映像信
号は映像信号再生増幅回路(6)により増幅され、映像
信号再生処理回路(7)によりベースバンドの映像信号
に復元される。
一方、FM音声信号はFM音声信号記録処理回路(8)
に入力され、雑音低減処理がなされたのち、L−CHは
1.3 MB2 、 R−CMは1.7 MHzの搬送
波により周波数変調され、第6図(b)の(32) 、
(33)で示すスペクトルをもつFMA−L信号および
FMA−R信号に変換され、ついで、加算回路0)によ
り加算され、FMA信号としてFM音声記録増幅回路(
lO)、回転ドラム(3)に内蔵されたロータリートラ
ンス(図示せず)、FMAヘッド(11)を経由して磁
気テープ(5)に記録される。
また、上記FMAヘッド(11)により再生されたFM
A信号はFM音声信号再生増幅回路(12)により増幅
されたのち、B P F −L (13a)およびB 
P F −R(13b)によりFMA−L信号とFMA
−R信号に分離され、FM音声信号再生処理回路(14
)により周波数復調と雑音低減処理がなされたのち、音
声信号に復元される。
なお、第7図に示すように、磁気テープ(5)の磁性層
(3B)にFMA信号が記録されてFM音声信号記Q 
N9(37)を形成し、ついでRF映像信号が磁性層(
36)に記録されてFM音声信号記録層(37)の表層
側に映像信号記録層(38)が形成される。
このように、表層にRF映像信号が、深層にFM音声信
号が記録される二層記録方式では、はぼ同一の記録トラ
ックに2種類の信号が記録されているため、ビデオヘッ
ド0)はFMA信号を、FMAヘッド(11)はRF映
像信号を雑音酸分として再生する。このため、ビデオヘ
ッド0)のアジマス角±6°に対しFMAヘッド(11
)のアジマス角は±30°に設定されている。なお、上
記アジマス角の組合せは、第8図に示すように、テープ
速度標準モード(SPモード)とl/3モード(EPモ
ード)で異なっている0以上の動作は5−VH5方式V
TRと同様である。
一方、PCM音声信号はA D C(15)によりディ
ジタル信号に変換されたのち、ディジタル音声記録処理
回路(1B)により誤り訂正符号などが付加されてパル
スコード変調され約2.8 MbpsのPCM信号に変
換され、4相位相変調回路(17)によりオフセット型
4相差動位相変調され搬送波を中心として± 0.85
 MHzの帯域幅をもつQD P S K信号に変換さ
れ、PCM音声記録増幅回路(18)、回転ドラム(3
)内蔵されたロータリートランス(図示せず)、PCM
ヘッド(18)を経由して磁気テープ(5)に記録され
る。
また、上記PCMヘッド(19)により再生されたQD
PSK信号はPCM音声信号再生増幅回路(20)によ
り増幅されたのち、4相位相復調回路(21)によりP
CM信号に復元され、ディジタル音声信号再生処理回路
(22)により誤り訂正などの処理がなされディジタル
信号に復元され、DAC(23)により音声信号に復元
される。なお、上記QDPSK信号の搬送波周波数は上
記RF映像信号との干渉を考慮すれば2.0〜2.5 
MHz付近が、上記FMA信号との干渉を考慮すれば、
2.8 MHz以上が望ましい。
一方、上記QDPSK信号が上記RF倍信号り深層に記
録されるとすれば、上記RF倍信号より部分的に消去さ
れるけれども、高域の信号成分が消去されやすいため上
記QDPSK信号の搬送波周波数は低い方が良いことに
なる0以上により。
上記QDPSK信号の搬送波周波数を2.5 MHzと
しておく、この場合のQDPSK信号のスペクトルは第
6図(C)に示されている。
第6図に示すように、搬送波周波数はFMA信号、QD
PSK信号、RF映像信号の順であるので、記録される
順序も第9図に示すように、FMA信号、QDPSK信
号、RF映像信号の順になり、磁性層(3B)の深層側
からFM音声信号記録層(37)、PCM音声信号記録
層(39)および映像信号記録層(38)が形成される
このような三層記録ではほぼ同一の記録トラックに三種
類の信号が記録されているため、ビデオヘッド(4)、
FMAヘッド(11)およびPCMヘッド(19)のそ
れぞれが再生すべき信号の他に二種類の信号を雑音とし
て再生する。ビデオヘッド0)とFMAヘッド(11)
に対してはすでに±6″′と±30°のアジマス角が設
定されているので、PCMヘッド(13)のアジマス角
は第1θ図に示すように、ビデオヘッド0)とのアジマ
ス角を±12°以上とする意味で±200に設定してい
る。
以上により5−VH3方式VTRのシステムにPCM音
声記録再生の機能を付加することが可能となったが、F
MA信号、QDPSK信号およびRF映像信号のC(L
)信号は比較的低い周波数の信号であるのでアジマス損
失による信号の分離が十分とはいえず、第11図に示す
ように、互いにに雑音として干渉し合うことになる。
第11図(a)、(b)、(c)はビデオヘッド(0P
CMヘッド(18)、FMAヘッド(11)でそれぞれ
により再生される信号スペクトルの一例を示すが、たと
えばC(L)信号(31)はPCMヘッド(113)、
  F M Aヘッド(11)に対して(40)、(4
1)で示すような雑音になる。同様に、FMA−L信号
(32)、FMA−R信号(33)はビデオヘッド(0
PCMヘッド(19)に対して(42)、(40および
(43)、(45)で示すような雑音に、QDPSK信
号(34)はビデオヘッド(4)、FMAヘッド(11
)に対して(46)、(47)に示すような雑音になる
このうち、とくに問題となるのはFMA−R信号(33
)とQDPSK信号(30の干渉である。
FMA−R信号(33)の信号レベルが大きいとQDP
SK信号(34)のS/N劣化が大きく、PCMブロッ
クエラーレート(B、E、R)が悪くなり、逆に、QD
PSK信号(34)の信号レベルを大きくすると、F 
M A −R信号(33)の雑音レベルが大になるのみ
ならずQDPSK信号(34)の記録レベルを大にする
ことによるFMA−R信号(33)およびFMA−L信
号(32)の消去率の増加による信号レベルの低下も問
題となる。
第12図(a)はこのようすを示すが、同図中の0印の
スペクトルがQDPSK信号(34)を記録しなかった
場合のFM音声信号のスペクトルであるが、FMA−L
信号(32)よりFMA−R信号(33)がより多く消
去されることを示している。したがって、FM音声信号
のS/Nを確保するためにはFM音声信号の記録を強く
しなければならない。
しかしながら、FM音声信号はFMA−L信号(32)
とFMA−R信号(33)の2種類の搬送波をもち、か
つ、磁気記録が基本的に非線形系であり。
また、a常の記録レベルがほぼ飽和記録レベル付近であ
ることにより、上記FMA−L信号(32)の1.3 
MHz戊分成分MA−R信号C33)ノ1.7 MHz
成分以外に 0.5 MHz、0.9 MHz、2.1
 MHz、  2.5M1(zなどの高周波成分、つま
り歪をもつ、しかも、記録レベルを増加させても、 1
.314Hzと 1.7MHzの基本波成分の増加は少
く、逆に0.5 MHz。
0.9 MHz、2.1 MHz、 2.5 MHzな
どの歪成分の増加が多くなる。
第12図(b)はこのようすを示すが、同図中のO印は
通常の記録レベルに対するスペクトルであり、×印は記
録レベルを増加させた場合のスペクトルである。上記0
.5 MHzとQ、9 MHzの歪成分はC(L)信号
(31)の信号帯域内の周波数であるので色信号に対す
る妨害になる。
以上述べたように、従来の三層記録方式の磁気テープ記
録再生装置においてはFM音声信号。
PCM音声信号および低域変換色信号間の相互干渉があ
り、特にEPモードでは一般に信号トラック幅が狭くな
り、かつ、ガートバンドの無い記録となるので隣接トラ
ックの信号も雑音として再生するために特に問題となる
[発明が解決しようとする課8] 従来の三層記録方式の磁気テープ記録再生装置は以上の
ように構成されているので、PCM音声信号の記録によ
るFM音声信号の消去およびPCM音声信号とFM音声
信号の相互干渉によるS/Nの劣化、さらには、RF映
像信号に対する妨害などの問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、従来の三層記録方式の磁気テープ記録再生装
置の構成をほとんど変更することなく、PCM音声信号
とFM音声信号のS/Nを向上させるとともに従来の二
層記録方式の磁気テープ記録再生装置との互換性をも有
する高画質、高音質の磁気テープ記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明による磁気テープ記録再生装置は、二層記録と
三層記録のモードを有し、二層記録モードではFM音声
信号を第1の搬送波をもつLチャンネルと第2の搬送波
をもつRチャンネルの2チャンネル記録とし、またPC
M音声信号が記録される三層記録モードではFM音声信
号を第1の搬送波をもつLチャンネルのみの1チャンネ
ル記録とするFM音声信号の搬送波選択手段を備えたこ
とを特徴とする。
[作用] この発明によれば、三層記録時において、FM音声信号
はFM音声信号搬送波選択手段により第1の搬送波をも
つLチャンネルのみで記録されるため、PCM音声信号
の搬送波を中心として、ある帯域幅をもつPCM音声信
号とFM音声信号との相互干渉を低減することができる
とともに、2M音声記録レベルの増加によるS/Nの改
善が可能となり、高音質化を実現することができる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
第1図はこの発明の一実施例による磁気テープ記録再生
装置のFM音声信号記録再生系の構成を示すブロック図
、第2図はこの発明の一実施例によるRF映像信号、Q
DPSK信号(PCM音声信号)およびFMA信号のス
ペクトルを示す図、第3図はこの発明の一実施例による
低域変換色信号(C(L)信号)、QDPSK信号およ
びFMA信号の相互干渉低減効果を説明するための図で
ある。
第1図において、(8)はFM音声信号記録処理回路、
(9)は加算回路、(lO)はFM音声信号記録増幅回
路、(12)は利得制御可能なFM音声信号再生増幅回
路、(13a)はB P F −L 、 (13b)は
BPF−R,(14)はFM音声信号再生処理回路、(
24)は切替回路、(25)は増幅回路、(26)は制
御回路、(27)は信号振幅検出回路(以下、DETと
称す)、 (2B)は切替回路である。
第2図において、(30)はY−FM信号、(31)は
C(L)信号、(34)はQDPSK信号、(50)は
FMA−L信号(32)をα倍に増幅したα・FMA−
L信号である。
第3図において、(40)、(41)はC(L)信号(
31)による雑音成分、(4111)、(47)はQD
PSK信号(30による雑音成分、(51)、(52)
はα・FMA−L信号(50)による雑音成分である。
第4図はFM系音声信号の入力回路の構成を示すブロッ
ク図であり、同図において、(53)は加算回路、(5
0は切替回路である。
つぎに、上記構成の磁気テープ記録再生装置の動作につ
いて説明する。
第1図において、FM系音声信号はFM音声信号記録処
理回路(8)に入力されFM変調されて、FMA−L信
号(32)とFMA−R信号(33)に変換されたのち
、加算回路(8)に入力されて加算され、FMA信号と
して切替回路(20のNC側に入力される。
一方、FMA−L信号(32)は増幅回路(25)で増
幅されてQDPSK信号(34)の記録にともなうFM
A−L信号(32)のS/N劣化を補うようにα倍に増
強されたα・FMA−L信号(50)として切替回路(
24)のNo側に入力される。
上記切替回路(20は、制御回路(26)により二層記
録モードにおいてNC側に接続され、三層記録モードに
おいてNo側に接続される。したがって、三層記録モー
ドにおいては上記α・FMA−L信号(50)がFM音
声信号記録増幅回路(10)を経由して記録される。そ
れゆえに、第9UgJに示す映像信号記li1層(38
)、PCM音声信号記録層(30およびFM音声信号記
録R(37)に記録される各信号のスペクトルは第2図
(a)〜(c)に示すものとなる。
上記のように三層記録された信号をビデオヘッド(4)
、PCMヘッド(13)およびFMAヘッド(11)に
より再生される信号スペクトルは第3図(a)〜(C)
に示す、同図から明らかなように、α・FMA−L信号
(50)はC(L)信号(31)%QD P S K信
号(30に対して直接の妨害を与えないことが分る。ま
た、FM音声信号は本来FM音声信号(32)とFMA
−R信号(33)の2種類の信号の周波数多重記録であ
ったけれども、この実施例ではα・FMA−L信号(5
0)のみの記録としたので記録能力に余裕を生じ、した
がって、記録レベルの増大が少ない歪で実現できる。こ
のことは、α・FMA−L信号(50)の記録レベルを
QDPSK信号(30の記録にともなう消去によるS/
Nの劣化を補えるレベルに設定できることを意味する。
つぎに、FM音声信号の再生動作について述べる。
第3図(C)に示すスペクトルの信号がFMAヘッド(
11)で再生されFM音声信号再生増幅回路(12)に
より増幅されたのち、B P F −L (13a)に
よりα・FMA−L信号(50)が分離されFM音声信
号再生処理回路(14)により周波数復調と雑音低減処
理がなされたのち、音声信号に復元される。
一方、B P F −R(13b)で分離されるべき信
号は三層記録モードにおいて存在しないため雑音がFM
音声信号再生処理回路(14)で再生処理されることに
なり、場合によっては大きい雑音を発生することになる
。このため、FM音声信号再生増幅回路(12)はBP
F−L(13a)(7)出力レベルが一定になるように
利得調整される構造になっており、さらに、B P F
 −R(13b)の出力レベルをDET(27)で検出
し、振幅が一定レベル以下の場合、FM音声信号再生増
幅回路(12)のRチャンネル側の音声信号が出力され
ないように制御する。
しかし、Rチャンネル側の出力がないままであると、例
えばRチャンネル側のスピーカーから音が出ないで不自
然さを感する場合があるので、制御回路(2B)で制御
される切替回路(28)によりRチャンネル側にLチャ
ンネル側の音声信号を出力することができるようにして
いる。
また、上記説明では、三層記録モードにおいてFM系音
声信号入力信号のLチャンネル信号しか記録できなかっ
たが、第4図に示すFM系音声信号入力回路を用いれば
、Lチャンネル信号とRチャンネル信号のいずれか一方
の信号か、または、上記Lチャンネル信号とRチャンネ
ル信号を加算回路(53)で合成した(L+R)信号の
いずれかを切替回路(50により選択して記録すること
ができる。
なお、上記実施例では、5−VH5方式VTRを基本と
し、FM音声信号の搬送波を1.3 MHzと1.7 
MHz、 P CM音声信号(QDPSK信号)の搬送
波を2.5 MHzとしたが、PCM音声信号の搬送波
を2.5 MHz以外に設定してもよい。
また、上記実施例では、5−VH3方式VTRに適用し
たもので示したけれども、5−VH3方式VTR以外の
VTRに適用しても、上記実施例と同様な効果を奏する
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、三層記録モードにお
いてFM音声信号の搬送波をPCM音声信号(QDPS
K信号)と直接干渉しない1種類のみとしたので、相互
干渉を生ずることなく、FM音声信号の記録レベルを増
大することができる。したがって、PCM音声信号の記
録にともなうFM音声信号の部分消去によるFM音声信
号のS/N劣化を補なうことができ、高音質の磁気テー
プ記録再生装置が得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気テープ記録再生
装置のFM音声信号記録再生系の構成を示すブロック図
、第2図はこの発明の一実施例によるRF映像信号、P
CM音声信号およびFM音声信号のスペクトルを示す図
、第3図はこの発明による低域変換色信号、PCM音声
信号およびFM音声信号の相互干渉の低減効果を説明す
るための図、第4図はこの発明の一実施例によるFM系
音声信号入力回路の構成を示すブロック図、第5図は従
来の映像信号、FM音声信号およびPCM音声信号を記
録する磁気テープ記録再生装置の構成を示すブロック図
、第6図は従来の磁気テープ記録再生装置の映像信号、
FM音声信号およびPCM音声信号のスペクトルを示す
図、第7図は二層記録を説明するための磁気テープの断
面図、第8図は二層記録における映像およびFM音声用
磁気ヘッドのアジマス角の一例を表記する図、第9図は
三層記録を説明するための磁気テープの断面図、第10
図は三層記録における映像、FM音声およびPCM音声
用磁気ヘッドのアジマス角の一例を表記する図、第11
図は従来の磁気テープ記録再生装置&:J5ける低域変
換色信号、PCM音声信号およびFM音声信号の相互干
渉を説明するための図、第12図は従来のFM音声信号
の記録時の歪およびPCM信号の記録による消去特性の
一例を示す図である。 (8)・・・FM音声信号記録処理回路、(9) −・
・加算回路、(12)・・−FM音声信号再生増幅回路
、(13a)・−B P F −L、 (13b)・・
−B P F −R,(14)−F M音声信号再生I
A埋回路、(24)−・・切替回路、(25)−・・増
幅回路、(26)・・・制御回路、(27)・・・信号
振幅検出回路、(28)・・・切替回路、(53)・・
・加算回路、(54)−・・切替回路。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)音声信号を映像フィールドに対応したディジタル
    データに変換するとともにこのディジタルデータを位相
    変調した音声位相変調信号と、上記音声信号または他の
    音声信号を周波数変調した音声周波数変調信号と輝度信
    号を周波数変調するとともに色信号を低域変換して合成
    した映像信号とを磁気テープに記録し再生するように構
    成した磁気テープ記録再生装置であつて、上記磁気テー
    プの磁性層の深層に上記音声周波数変調信号を、表層に
    上記映像信号を記録する二層記録モードと、上記深層と
    上記表層の中間層に上記音声位相変調信号を記録する三
    層記録モードとを有し、上記二層記録モードにおいて上
    記音声周波数変調信号が上記音声位相変調信号と信号帯
    域を共有しない第1の搬送波と信号帯域を共有する第2
    の搬送波により音声2チャンネルを記録し、また上記三
    層記録モードにおいて上記音声周波数変調信号が上記第
    1の搬送波による音声1チャンネル記録とする制御手段
    と、上記第1の搬送波記録レベルを上記二層記録モード
    よりも大とする手段とを備え、三層記録モードにおける
    上記音声周波数変調信号と上記音声位相変調信号間の相
    互干渉を低減するとともに上記音声位相変調信号の記録
    にともなう音声周波数変調信号の部分消去による信号雑
    音比の劣化を補うように構成したことを特徴とする磁気
    テープ記録再生装置。
JP20308489A 1989-08-05 1989-08-05 磁気テープ記録再生装置 Pending JPH0366001A (ja)

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JP20308489A JPH0366001A (ja) 1989-08-05 1989-08-05 磁気テープ記録再生装置

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JP20308489A JPH0366001A (ja) 1989-08-05 1989-08-05 磁気テープ記録再生装置

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JPH0366001A true JPH0366001A (ja) 1991-03-20

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