JPH0378110A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JPH0378110A
JPH0378110A JP21351489A JP21351489A JPH0378110A JP H0378110 A JPH0378110 A JP H0378110A JP 21351489 A JP21351489 A JP 21351489A JP 21351489 A JP21351489 A JP 21351489A JP H0378110 A JPH0378110 A JP H0378110A
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JP
Japan
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signal
recording
head
audio
fma
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JP21351489A
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English (en)
Inventor
Kenji Shiroshita
賢司 城下
Masato Yoshino
誠人 吉野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、映像信号、FM音声信号およびPCM音声
信号を記録し再生するように構成した磁気テープ記録再
生装置に関するもので、とくに音声用m4Aヘツドの配
置に関するものである。
[従来の技術] 第9図は映像信号、FM音声信号およびPCM音声信号
を同時に記録し再生するタイプの従来の磁気テープ記録
再生装置の構成を示すブロック図、第10図は記録再生
される映像信号、FM音声信号およびPCM音声信号の
スペクトルを示す図であり、これら各図は、たとえば特
開昭83−288402号公報に開示された「回転ヘッ
ド形多重記録再主装置」の第1θ図および第11図に対
応するものである。
なお、ここで、映像信号とFM音声信号は5−VHS方
式磁気テープ記録再生装置(以下、5−VH5方式VT
Rと称す)と同様の方式により記録再生され、PCM信
号は、たとえば1986年ICASSP予稿「ビデオテ
ープレコーダにおける音声信号のディジタル化に関する
研究」において開示されたように、約2.8 Mbps
のPCM信号をオフセット型4相差動位相変調(以下、
0−QDPSKと称す)されて記録再生されるものとし
て説明する。
第9図および第1θ図において、(1)は映像信号記録
処理回路、(2)は映像信号記録増幅回路。
(3)は回転ドラム、(4)は映像信号用磁気ヘッド(
以下、ビデオヘッドと称す) 、 (5)は磁気テープ
、(6)は映像信号再生増幅回路、(7)は映像信号再
生処理回路で、以上により映像信号の記録再生系を構成
している。
(8)はFM音声信号記録処理回路、(9)は加算回路
、(10)はFM音声信号記録増幅回路、(11)はF
M音声信号用磁気ヘッド(以下、FMAヘッドと称す)
 、 (12)はFM音声信号再生増幅回路、(13a
)はFM音声信号lのL−チャンネル(以下、L−CH
と称す)成分を分離する帯域通過フィルタ(以下、BP
F−Lと称す) 、 (13b)はFM音声信号のR−
チャンネル(以下、R−CHと称す)成分を分離する帯
域通過フィルタ(以下、BPF−Rと称す) 、 (1
4)はFM音声信号再生処理回路で、以上によりFM系
音声信号の記録再生系を構成している。
(15)はアナログディジタル変換回路(以下、ADC
と称す) 、 (16)はディジタル音声記録処理回路
、(17)はオフセット型4相差動位相変調回路(以下
、4相位相変調回路と称す) 、 (1B)はPCM音
声信号記録増幅回路、(18)はPCM音声信号用磁気
ヘッド(以下、PCMヘッドと称す) 、 (20)は
PCM音声信号再生増輻回路、(21)はオフセット型
4相差動位相変調信号復調回路(以下、4相位相復調回
路と称す) 、 (22)はディジタル音声・再生処理
回路、 (23)はディジタルアナログ変換回路(以下
、DACと称す)で、以上によりPCM音声信号の記録
再生系を構成している。
第1O図(a)において、 (30)はFM変調された
輝度信号(以下、Y−FM信号と称す)のスペクトル、
(31)は低域変換された色信号(以下、C(シ〕信号
と称す)のスペクトルである。また、第10図(b)に
おいて、 (32)はFM変調されたL−CH側の音声
信号(以下、FMA−L信号と称す)のスペクトル、(
33)はFM変調されたR−CH側の音声信号(以下、
FMA−R信号と称す)のスペクトルである。
さらに、第1O図(C)において、(34)は4相位相
変調されたPCM音声信号(以下、QDPSK信号と称
す)のスペクトルである。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
WS9図において、ベースバンドの映像信号は映像信号
記録処理回路(1)に入力され、ここで、上記ベースバ
ンドの映像信号の輝度信号成分は同期先端レベルが5.
4 MHz 、白ピークレベルが7.0 MHzになる
ようにFM変調されてY−FM信号に、色信号成分は搬
送周波数が約829 KHzになるように低域変換され
C(L)信号に変換されたのち、上記Y−FM信号とC
(L)信号は加算され第1θ図(a)で示すスペクトル
をもつRF映像信号として映像信号記録増幅回路(2)
、回転ドラム(3)に内蔵されたロータリートランス(
図示せず)、ビデオヘッド(4)を経由して磁気テープ
(5)に記録される。
また、上記ビデオヘッド(4)で再生されたRF映像信
号は映像信号再生増幅回路(8)により増幅され、映像
信号再生処理回路(7)によりベースバンドの映像信号
に復元される。
一方、FM系音声信号はFM音声信号記録処理回路(8
)に入力され、雑音低減処理がなされたのち、L−CH
は1.3 MHz 、 R−CHは1.7 MHzの搬
送波により周波数変調され、第10図(b)の(32)
、(33)〒示すスペクトルをもつFMA−L信号およ
びFMA−R信号に変換され、ついで、加算回路(9)
により加算され、FMA信号としてFM音声記録増幅回
路(lO)、回転ドラム(3)に内蔵されたロータリー
トランス(図示せず)、FMAヘッド(11)を経由し
て磁気テープ(5)に記録される。
また、上記FMAヘッド(■りにより再生されたFMA
信号はFM音声信号再生増幅回路(12)により増幅さ
れたのち、 B P F −L(13a)およびB P
 F −R(13b)によりFMA−L信号とFMA−
R信号に分離され、FM音声信号再生処理回路(工4)
により周波数復調と雑音低減処理がなされたのち、音声
信号に復元される。
一方、PCM系音声信号はA D C(15)によりデ
ィジタル信号に変換されたのち、ディジタル音声記録処
理回路(16)により誤り訂正符号などが付加されてパ
ルスコード変調され約2.8 NbpsのPCM信号に
変換され、4相位相変調回路(17)によりオフセット
型4相差動位相変調され第10図(c)に示すように、
例えば2.5MHzの搬送波を中心として士 Q、85
 MHzの帯域幅のスペクトルをもつQDPSK信号に
変換され、PCM音声記録増幅回路(18)、回転ドラ
ム(3)に内蔵されたロータリートランス(図示せず)
、PCMヘッド(13)を経由して磁気テープ(5)に
記録される。
また、上記PCMヘッド(19)により再生されたQD
PSK信号はPCM音声信号再生増幅回路(20)によ
り増幅されたのち、4相位相復調回路(21)によりP
CM信号に復元され、ディジタル音声信号再生処理回路
(22)により誤り訂正などの処°理がなされディジタ
ル音声信号に復元され、D A C(23)により音声
信号に復元される。
つぎに、上記RF映像信号、FMA信号およびQDPS
K信号の磁気テープ上の記録跡について述べる。
はぼ同一の記録トラックに複数の信号を重ねて記録する
多層記録方式においては、各信号がクロストークにより
雑音成分となり、相互に干渉し合うので、おのおのの磁
気ヘッドのアジマス角を変えて干渉の低減をおこなう、
この発明においては、RF映像信号、FMA信号および
QDPSK信号の三種類の信号を順次記録するため、記
録層が三層となる。このような記録方式を三層記録と称
す。
第11A図は上記した三層記録方式の磁気テープ記録再
生装置における回転ドラム(3)上の磁気ヘッドの配置
の一例を示す概略平面図で、同図において、 (24a
)は映像信号用のVEP−LヘッドおよびVSP−Rヘ
ッドを組合わせた複合ビデオヘッド、 (24b)は映
像信号用のVEP−RヘッドおよびVSP−Lヘッドを
組合わせた複合ビデオヘッド、 (25a)はFM音声
用(7)FMA−LヘッドとPCM音声用のPCM−L
ヘッドを組合わせた複合音声ヘッド、(25b)はFM
音声用のFMA−RヘッドとPCM音声用のPCM−R
ヘッドを組合わせた複合音声ヘッドである。
第11B図は上記第11A図で示す各磁気ヘッドの諸元
、つまり、アジマス角、ヘッド幅、ヘッド取付は角、ヘ
ッド段差を表記した図である。
第12図は上記複合ビデオヘッド(24a) 、 (2
4b)および複合音声ヘッド(25a) 、 (25b
)の具体的な配置例を示し、上記複合ビデオヘッド(2
4a)は第12図(a)に示すように、標準モード(以
下、SPモードと称す)用のRアジマス(+6aのアジ
マス)のVSP−Rヘッド(2Ela)と記録時間の3
倍モード(以下、EPモードと称す)用のLアジマス(
−s’のアジマス)のVEP−I、ヘッド(27a)と
が約740gmの距離を隔てて取付けられており、複合
ビデオヘッド(24b)は第12図(b)ニ示すように
、vSP−Lヘッド(28b) トVEP−Rヘッド(
27b)とが上記複合ビデオヘッド(24a)と同様に
取付けられている。
また、上記複合音声ヘッド(25a)は第12図(C)
に示すように、Lアジマス(−30’のアジマス)FM
AヘッドのFMA−Lヘッド(11a)  とLアジマ
ス(−20°のアジマス)PCMヘッド(7)PCM−
Lヘッド(19a)とが約740pmの距離を隔てて取
付けられており、複合音声ヘッド(25b)は第12図
(d)に示すように、Rアジマス(+30’のアジマス
)FMAヘッドのFMA−Rヘッド(llb)とRアジ
マス(−20’の7ジマス)PCMヘッドのPCM−R
ヘッド(tab)とが約7401Lmの距離を隔てて取
付けられている。
さらに、上記複合ビデオヘッド(24a) 、 (24
b)および複合音声ヘッド(25a)、(25b)を構
成する各磁気ヘッドの取付は角、ヘッド段差などの諸元
は第11B図で示した通りであり、このような配置は5
−VH3方式VTRを基本としたものである。
第13図は磁気ヘッドの取付は角度および取付は高さと
磁気テープ(5)上の記録跡の関係を。
SPモードとEPモード説明するための図であり、たと
えば第13図(a)において、O印は上記VSP−Rヘ
ッド(28a) 、 W印はFMA−Lヘッド(lla
) 、 Δ印はPCMヘッド(19a)を示す、なお、
ヘッド取付は角度O″の位置におけるヘッド高さは記録
跡の相対位置を示し、VEP−Lヘッド(2111a)
の下端の記録跡を基準とした場合、vSP−Rヘッド(
27a) ノ下端の記録跡は−5,01Lm、FMA−
Lヘッド(lla)とPCM−Lヘッド(19a)の下
端の記録跡は7.91Lmの位置となる。
同様に、第13図(a)において、FMA−Lヘッド(
l la)とPCM−Lヘッド(19a) c7)下端
の記録跡は38.7gm、つまり、2映像フイ一ルド先
行になる。
第14図は上記第13図で示した記録跡に対して垂直方
向の磁気テープ(5)の断面図を示し、同図において、
(35)は磁気テープ(5)のベースフィルム、 (3
B)は磁気テープ(5)の磁性層、(37) 。
(38)および(39)はそれぞれ磁性層(36)に記
録されたFM音声信号、PCM音声信号および映像信号
の記録層、すなわち、記録跡である。
第14図に示すように、上記FMA信号、QDPSK信
号、RF映像信号の順に記録され、磁気テープ(5)の
磁性層(36)の深層側から順にFM音声信号記録層(
37)、PCM音声信号記録層(38)および映像信号
記録層(33)が形成される。
第13図から明らかなように、FM音声信号記録層(3
7)はFMA信号記録電流を増加させることにより深く
記録され、QDPSK信号記録電流を増加させることで
、より多く消去され薄くなる。
第15図のO印は二層記録における1、3KHzのFM
A−L信号(32)、1.7KHzのFMA−R信号(
33)および上記1.3KHzと1.7KHzの周波数
多重記録による0、5 MHz、0.9 MHz、2.
1 MHz、 2.5 MHzなどの記録再生レベルで
あり、また、第15図のφ印はQDPSK信号(34)
の記録にともない減少した上記0.5 MHz、  0
.9 MHz、2.1 MHz。
2.5 MHzなどの記録再生レベルである。後述する
が、ここにさらに他の二層の記録層からのクロストーク
が加わるためFMA信号の劣化は大きい。
また、第15図(b)の0印は同図(a)の0印と同じ
であり、X印はFMA信号の記録電流を増加した場合の
各成分の記録再生レベルを示す、同図から明らかなよう
に、記録電流を増加してもFMA−R信号(32)、F
MA−L信号(33)の記録再生レベルの増加が少ない
にもかかわらず。
0.5 MHz、  0.9 MHz、  2.1 M
Hzおよび 2.5 MH2(7)歪成分が急激に増加
することを示している。
それゆえに、FMA信号の記録レベルは上記二周波記録
による歪とQDPSK信号(34)の記録によるFMA
Q号の消去のバランスにより設定される。
また、PCM音声信号記録層(38)はQDPSK信号
の記録電流を増加させればより深くなり、RF映像信号
を増加させればより多く消去され薄くなる。映像信号記
録層(39)はRF映像信号の記録電流により深さ、つ
まり層の厚さが決まる。
以上述べたように、記録電流の増加には磁気ヘッドの能
力(磁気ヘッドの飽和)や磁気記録特性にもとづく歪な
どにより制限があるので、上記記録層の深さ、厚みはお
のおののバランスを考慮して決定される。
つぎに、三層記録方式VTRの再生について述べる。
第14図から明らかなように、ビデオヘッド(4)は映
像信号記録層(38)のRF映像信号のみならずPCM
音声信号記録層(3B)のQDPSK信号およびFM音
声信号記録層(37)のFMA信号をもりaストークと
して再生する。FMAヘッド(11)とPCMヘッド(
18)についても同様である。
上記クロストークを低減させる目的でビデオヘッド(4
)に±6″′、FMAヘッド(11)に±30゜および
PCMヘッド(19)に±20’のアジマス角がそれぞ
れ設定されているが、C(L)信号(31)、FMA−
L信号(32)、FMA−R信号(33)およびQDP
SK信号(34)の周波数はともに低いため、アジマス
損失効果は必ずしも十分でない、各磁気ヘッドによる信
号成分とクロストーク成分の再生の一例を第16図に示
す、なお、Y−FM信号(30)は比較的周波数が高い
ため、アジマス損失の効果が十分に大であることから、
煩雑さを避けるために、説明を省略した。
第16図(a)において、ビデオヘッド(4)はC(L
)信号(31)のほかに、FMA−L信号(32)とF
MA−R信号(33)のクロストーク成分(42)、(
44)およびQDPSK信号(34)のクロストーク成
分(46)を再生する。上記各クロストーク成分(41
)、(44)、(4B)のC(L)信号(31)に対す
る直接的な干渉は少ないが、FMA信号はFMA−L信
号(32)とFMA−R信号(33)の周波数多重記録
であるため、第15図(b)に示すように記録電流を増
加させても、1.3 MHz c7)FMA−L信号(
32)と1.7 MHzのFMA−R信号(33)17
)増加が少ないにもかかわらず、0.5 MHz、0.
8 MHz、  2.1 MHzおよび2.5 MHz
の歪成分が急激に増加する。また、2.1 MHz、 
2.5 MHz成分はQDPSK信号(30°と周波数
が近いため消去され易いが、  0.5 MHzと0.
9 MHz成分は消去されにくいため、C(L)信号(
31)に対するクロストーク成分となり、C(L)信号
(31)を劣化させ、画質劣化の原因になる。
第16図(b)において、PCMヘッド(18)はQD
PSK信号(30の他に、C(L)信号(31)、FM
A−L信号(32)およびFMA−R信号(33)のク
ロストーク成分(40)、(43)、(45)を再生す
る。
このうち、FMA−R信号(33)のクロストーク成分
はQDPSK信号(34)に直接干渉するため、QDP
SK信号(30の劣化の原因となり、誤り率を悪化させ
る。
第16図 (C)において、FMAヘッド(11)はF
MA−L信号(32)とFMA−R信号(33)の他に
、C(L)信号(31)とQDPSK信号(34)のク
ロストーク成分(41)、(47)を再生する。QDP
SK信号(34)のクロストーク成分(47)はFMA
−R信号(33)に直接干渉して音声のS/Nを劣化さ
せる原因となる。
[発明が解決しようとする課B] 従来の三層記録方式の磁気テープ記録再生装置は以上の
ように、各記録層が重なるように構成されているので、
PCM音声信号の記録によるFM音声信号の消去とPC
M音声信号のクロストークによるFMA信号のS/N劣
化とFMA信号のクロストークによるPCM音声信号の
誤り率の悪化をまねくといった問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、PCM音声信号の記録によるFMA信号の消
去およびPCM音声信号とFMA信号のクロストークに
よる相互干渉によるPCM音声信号の誤り率の悪化とF
MA信号のS/Nの劣化を低減することができ、高音質
の三層記録を実現することができる磁気テープ記録再生
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段1 この発明に磁気テープ記録再生装置は、FMAヘッドと
PCMヘッドを回転ドラム上で相対的に90’〜110
’の位置を隔てて取付け、標準モードにおけるFM音声
信号記録跡とPCM音声信号記録跡の重なりをそれぞれ
の記録跡の幅の174以下とし、上記2種の記録跡が完
全に重なる3倍モードにおけるFM音声信号をPCM音
声信号のスペクトルと重なりの少ない単一搬送波による
FM変調信号としたことを特徴とする。
[作用] この発明によれば、標準モードにおいて、 FM音声信
号記録跡とPCM音声信号記録跡の重なりが少ないので
、FM音声信号のPCM音声信号による消去やFM音声
信号とPCM音声信号相互の干渉を低減することができ
る。また、3倍モードにおいては、FM音声信号の搬送
波を単一としたので、FM音声信号の記録を等価的に強
くすることができ、また、FM音声信号とPCM音声信
号のスペクトルの重なりを少なくしたので、相互干渉を
低減することができる。
r発明の実施例】 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
第1A図はこの発明の一実施例による磁気テープ記録再
生装置の磁気ヘッドの配置を示し、第1B図は各磁気ヘ
ッドの諸元を示す図、第2図はこの発明による映像信号
、PCM音声信号およびFM音声信号の記録跡(記録層
)の−例を示す図である。
第1図において、(lla)はFMA−Lヘッド、(l
lb)はFMA−Rヘッド、(19a)はPCM−Lヘ
ッド、(tsb)はPCM−Rヘッド、(24a)、(
24b)は複合ビデオヘッドで、これら各磁気ヘッドが
回転ドラム(3)上において第1B図に示す諸元どおり
に配置されている。
第2図において、 (37)はFM音声信号記録跡。
(38)はPCM音声信号記録跡、(39)は映像信号
記録跡である。
第4図はFM音声信号記録系の構成を示すブロック図で
あり、同図において、(53)は加算回路、(54)は
切替回路、 (55)は制御回路、 (58a)(se
b)は雑音低減回路(以下、N、Cと称す)、(57a
) 、 (57b)は電圧制御型発振回路(以下、vC
Oと称す) 、 (5B)は切替回路である。
また、第5図はFM音声信号再生系の構成を示すブロッ
ク図であり、同図において、 (59)は検出回路、(
BO)は切替回路、(81a) 、 (Blb)は位相
比較回路(以下、P−Dと称す)である。
なお、第4図における(8)〜(lO)および第5図に
おける(12)、(13a) 、 (13b) 、 (
14)は第9図で示す従来例と同一のため、該当部分に
同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
つぎに、上記構成の磁気テープ記録再生装置の動作につ
いて説明する。
第1A図において、FMA−Lヘッド(Ila)とPC
M−Lヘッド(19a)はおのおの複合ビデオヘッド(
24a)に対して140°および40°の位置に、また
FMA−Rヘッド(Ilb)とPCM−Lヘッド(Il
lb)はおのおの複合ビデオヘッド(24b)に対して
140’および40°の位置に取付けられており、した
がって、磁気テープ(5)の移動速度によりFMA−L
ヘッド(Ila)とPCM−Lヘッド(18a)の記録
跡、F M A −Rヘッド(llb)とPCM−Lヘ
ッド(19b)の記録跡の相対位置が変る。
第3図は複合ビデオヘッド(24a)に含まれるVEP
−Lヘッド(2?a)の下端を基準とした場合のFMA
−Lヘッド(11a)とPCM−Lヘッド(19a)の
取付は角度と取付は高さおよびおのおのの記録跡の相対
位置を示しており1例えば、FMA−Lヘッド(lla
)は取付は角度1400で、取付は高さ53終■である
ので、記録跡はSPモードにおいて、第3図(a)に示
すように、VEP−Lヘッド(27a) f)軌跡に対
し7 + 7.9JLIIの位置、EPモードにおいて
は、第3図(b)に示すように、+38.77A■の位
置になる。
一方、PCM−Lヘッド(19a)の取付は角度は40
0、取付は高さは42JL11であるので、記録跡はS
Pモードで+29.1弘m、EPモードで+38.71
L膳となる。
上記各磁気ヘッドにおいて、VEP−Lヘッド(27a
)とVEP−Rヘッド(27b) (7) ヘッド幅は
30gm 、VSP−Rへ”)ド(28a)トVSP−
Lヘッド(26b)のヘッド幅は46μ層、FMA−I
ヘッド(lla) 、  FMA−Rヘッド(llb)
 、  PCM−Lヘッド(19a)およびPCM−R
ヘッド(19b)のヘッド幅は24終鳳としたので、記
録跡は第2図に示すようになる。
第2図(a)はSPモードにおけるFM音声信号記録跡
(37)、 P CM音声信号記録跡(3B)および映
像信号記録跡(39)を示すが、第14図(a)に示す
従来の記録跡と比較すると、とくにFM音声信号記録跡
(37)とPCM音声信号記録跡(38)の重なりが少
なく、したがって、PCM音声信号の記録によるFM音
声信号°の消去とPCM音声信号とFM音声信号間のク
ロストークによる相互干渉が大幅に低減されることがわ
かる。
第6図にビデオヘッド(4)、PCMヘッド(18)お
よびFMAヘッド(il)のそれぞれが再生する信号お
よびクロストーク成分の例を示す、第6図(b)に示す
ように、PCMヘッド(19)が再生するFMA−L信
号(32)とFMA−R信号(33)のクロストーク成
分(43)と(45)のレベルが、また、第6図(c)
に示すように、FMAヘッド(11)が再生するQDP
SK信号(30のクロストーク成分(47)のレベルが
第16図(b) 、 (C)に比較して大幅に低減され
ることがわかる。
一方、第2図(b)に示すEPモードにおけるFM音声
信号記録跡(37)、PCM音声信号記録跡(38)お
よび映像信号記録跡(39)は第14図(b)と同様で
あるので、なんら改善効果は望めない。
第7図はEPモードにおけるRF映像信号、QDPSK
信号およびFMA信号のスペクトルを示す、従来のFM
A信号は、第10図(b)に示すように、1.3 MH
zと1.7 MHzの2種類の搬送波を持ち、周波数多
重記録であったけれども、第7図(C)に示すFMA信
号(FMA−L/R信号(50))は1.3 MHzの
搬送波しか持たないため。
FMA信号の記録は単一周波記録である。
このような単一周波記録の利点は、周波数多重記録の場
合、エネルギーが分散するのに対し。
搬送波に集中するために等価的に記録レベルが増加する
ことおよび第15図に示すような周波数多重記録で生ず
る歪がないということにある。したがって、PCM音声
信号の記録にともなうFM音声信号の消去に対してFM
音声信号の記録レベルが増加した分だけ有利となる。
さらに、FMA−L信号(31)とQD P S K信
号(34)とは信号帯域を共有しないため、第8図に示
すように、クロストークによる相互干渉がなくなる。し
たがって、FM音声信号のC/Nが向上するとともに、
PCM音声信号のC/Nも向上するので、FM音声信号
およびPCM音声信号の音質の向上が実現できる。
つぎに、第4図および第5図に示すEPモードにおける
FM音声信号記録系および再生系の動作について説明す
る。
第4図において、FM系音声信号のL−CHおよびR−
CHの入力信号は加算回路(53)により加算され、L
+R信号として出力される。
切替回路(50は制御回路(55)によりL−CH。
R−CHおよびL+R信号のいずれかを選択し、FM音
声信号記録処理回路(8)に送出する。−例として、三
層記録のSPモードではL−CH倍信号EPモードでは
L+R信号が選択される。
制御回路(55)は三層記録のEPモードにおいて、F
M音声信号記録処理回路(8)のR−CH側のV CO
(57b)の動作を停止させ、切替回路(58)をNo
側に切替える。したがって、FMA−L信号のみがFM
音声信号記録増幅回路(lO)に送出される。なお、F
MA−L信号の振幅はおのおのの記録モードに対応して
設定される。
つぎに、第5図により三層記録のEPモードにおける再
生動作について説明する。
FM音声信号再生増幅回路(12)で増幅されたFMA
信号はB P F −L (13a)とBPF−R(1
3b)により1 、3MHzを中心としたL−CH側の
信号成分と1.7 )IHzを中心としたR−CH側の
信号成分に分離されて、FMA−L信号とFMA−R信
号になる。
検出回路(53)は上記FMA−L信号とFMA−R信
号の振幅を検出しているので、FMA−L信号しか記録
されない三層記録のEPモードを用意に検出することが
できる。この検出回路(58)が三層記録のEPモード
を検出すると、切替回路(80)をB P F −L 
(13a)側に接続させる。したがって、FM音声信号
再生処理回路(14)のR−CH側にもFMA−L信号
が入力されるが、P、D(elb) トV CO(5?
b) テ構成されるFM復調回路は通常FMA−L信号
を復調する能力を有するので、R−CH側の復調動作も
正常におこなわれる。
このようにして、復調された信号はそれぞれN 、 C
(58a) 、 (58b)により雑音低減処理された
のち出力される。三層記録のEPモードにおいてはL+
R信号が記録されているので、FM系音声信号出力のL
−CH,R−CHはともにL+R信号が出力されること
になる。
以上により、この実施例によれば、映像信号とともに、
SPモードで高音質のPCM音声の2CHとFM音声の
2C)I、EPモードで高音質のPCM音声の20Hと
FM音声のI CHの記録再生が可能となる。
なお、上記実施例では、ビデオヘッド、PCMヘッドお
よびFMAヘッドの諸元と配置を第1図に示すものとし
たが、基本的に第2図に示すようなFM音声信号記録跡
とPCM音声信号記録跡の関係が概略的に実現できるも
のであればよい。
また、上記実施例では、三層記録のEPモードにおける
FM音声信号の搬送波を1.3 MHzとしたが、例え
ば1.5 MHzであってもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、FMAヘッドとPC
Mヘッドの取付は位置を80’以上とし、SPモードに
おけるFM音声信号記録跡とPCM音声信号記録跡の重
なりを少くし、EPモードにおいてはFM音声信号とP
CM音声信号のスペクトルの重なりを少なくしたので、
高音質のFM音声およびPCM音声信号と映像信号を記
録再生できる装置が得られる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1A図はこの発明の一実施例による磁気テープ記録再
生装置の磁気ヘッドの配置を示す図、第1B図は各磁気
ヘッドの諸元を示す図、第2図はこの発明の一実施例に
よる映像信号、PCM音声信号およびFM音声信号の記
録跡を示す図、第3図は磁気ヘッドの取付は角度および
取付は高さと記録跡の関係を説明するための図、第4図
はこの発明の一実施例によるFM音声信号記録系の構成
を示すブロック図、第5図はこの発明の一実施例による
FM音声信号再生系の構成を示すブロック図、第6図は
この発明の一実施例によるSPモードにおけるクロスト
ークによる相互干渉の低減を説明するための図、第7図
はこの発明の一実施例によるEPモードにおける映像信
号、FM音声信号およびPCM音声信号のスペクトルを
示す図、第8図はこの発明の一実施例によるEPモード
におけるクロストークによる相互干渉の低減を説明する
ための図、第9図は映像信号、FM音声信号およびPC
M音声信号を同時に記録再生するタイプの従来の磁気テ
ープ記録再生装置の構成を示すブロック図、第10図は
従来の磁気テープ記録再生装置の映像信号、FM音声信
号およびPCM音声信号のスペクトルの一例を示す図、
第11A図は従来の磁気テープ記録再生装置の磁気ヘッ
ドの配置の一例を示す図、第11B図は各磁気ヘッドの
諸元を示す図、第12図は従来の磁気テープ記録再生装
置の複合ビデオヘッドと複合音声ヘッドの配置の一例を
示す図、第13図は従来の磁気テープ記録再生装置の磁
気ヘッドの取付は角度および取付は高さと記録跡の関係
を説明するための図、第14図は従来の磁気テープ記録
再生装置による映像信号、FM音声信号およびPCM音
声信痔支 号の記録跡を示す図、第15は従来の磁気テープ記録再
生装置におけるFM音声信号の記録再生スペクトルの一
例を示す図、第16図は従来の磁気テープ記録再生装置
におけるクロストークによる相互干渉を説明するための
図である。 (3)・・・回転ドラム、(5)・・・磁気テープ、(
8)・・・FM音声信号記録処理回路、(9)・・・加
算回路、(11)・・・FMAヘッド、(12)・・・
FM音声信号再生増幅回路、(13a) ・・・B P
 F −L、 (13b) ・・・B P F −R1
(14)・・・FM音声信号再生処理回路、(19)・
・・PCMヘッド、(24)・・・複合ビデオヘッド、
(30)・・・Y−FM信号スペクトル、(31)・・
・C(L)信号スペクトル、(32)・・・FMA−L
信号スペクトル、(33)・・・FMA−R信号スペク
トル、(34)・・・QDPSK信号スペクトル、(3
6)・・・磁性層、(37)・・−FM音声信号記録層
、(38)・・・PCM音声信号記録層、(39)・・
・映像信号記録層、(43)・・・FMA−L信号のク
ロストーク成分、(45)・・・FMA−R信号のクロ
ストーク成分、(47)・・・QDPSK信号のクロス
トーク成分、(53)・・・加算回路、(54) 、 
(58) 、 (ao)・・・切替回路、(55)・・
・制御回路、(59)・・・検出回路。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)映像信号の輝度信号成分を周波数変調するととも
    に色信号成分を低域変換して合成したRF映像信号と、
    音声信号の第1および第2の信号を第1および第2の搬
    送波に対して周波数変調した音声周波数変調信号と、上
    記音声信号または他の音声信号を映像フィールドに対応
    したディジタルデータに変換したのち位相変調し上記第
    2の搬送波のみと信号帯域を共有する音声位相変調信号
    とを、上記音声周波数変調信号、上記音声位相変調信号
    、上記RF映像信号の順に磁気テープに記録し再生する
    ように構成した磁気テープ記録再生装置であつて、上記
    音声周波数変調信号を記録再生するための第1の磁気ヘ
    ッドと上記音声位相変調信号を記録再生するための第2
    の磁気ヘッドとを回転ドラム上に相対的に90〜110
    °の位置に取付けて上記第1の磁気ヘッドと第2の磁気
    ヘッドによる磁気テープ上の第1および第2の記録跡が
    ほぼ重ならないようにした第1の記録モードと、上記磁
    気テープの送り速度が遅くて磁気テープ上の第1および
    第2の記録跡がほぼ重なるようにした第2の記録モード
    とに切換可能に構成したことを特徴とする磁気テープ記
    録再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112394345A (zh) * 2020-12-14 2021-02-23 东南大学 一种深海声场干涉结构建模方法

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