JPH0410624A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0410624A
JPH0410624A JP2113693A JP11369390A JPH0410624A JP H0410624 A JPH0410624 A JP H0410624A JP 2113693 A JP2113693 A JP 2113693A JP 11369390 A JP11369390 A JP 11369390A JP H0410624 A JPH0410624 A JP H0410624A
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wiring
power supply
layer
integrated circuit
semiconductor integrated
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JP2113693A
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Koichi Yamazaki
幸一 山崎
Sadao Ogura
小倉 節生
Kazuyuki Kamegaki
亀垣 和幸
Kenya Yamauchi
研也 山内
Yukinori Kitamura
幸則 北村
Takeshi Nagase
剛 長瀬
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路の多層配線構造、さらには電源
配線や信号配線相互間におけるクロストーク対策、そし
て電源配線を介して伝達されるノイズ対策などに関し、
例えばアナログ信号処理部を有する半導体集積回路に適
用して有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体集積回路の高集積化若しくは高密度化の手段の一
つとして多層配線構造が採用されている。
この多層配線構造は基本的に下層の配線パターンの上に
絶縁膜を被覆し、そこにコンタクトホールを設けた後、
次層の配線を載せていくという構造であるが、システム
オンチップ化の要請が進む中でその多相配線構造に対し
ては、配線面積の減少だけでなく、処理すべき信号や回
路の特性に応じてクロストークなども考慮していかなけ
ればならないという必要性を本発明者は見出した。
例えばビデオテープレコーダ用のアナログ信号処理は、
従来、C信号(カラー信号)処理用LSIとY信号(輝
度信号)処理用LSIの2チツプ構成で行うのが主流で
あった。このC信号処理系とY信号処理系を1チツプ化
した例は日経マグロウヒル社発行の[日経エレクトロニ
クス第455号(1988年9月5日発行)」の第17
9頁から第183頁に掲げられているが、本発明者はこ
れとは独自にC信号処理系とY信号処理系を1チツプ化
する場合における多層配線構造について検討した。
〔発明が解決しようとする課題〕
これによれば、C信号処理系とY信号処理系を1チツプ
化するとなると、内部で取り扱う信号数や配線が増し、
2層配線構造では同一配線層における異なる配線の交差
を回避するために比較的大きな配線領域を機能ブロック
間に確保しておかなければならず、これによってチップ
面積が増大してしまう。そこで、3層配線構造を採用し
てそのチップサイズを小型化することを決定したが、配
線層数が増えれば上下の配線に寄生する不所望な容量成
分が多くなり、配線相互間でのクロストーク増大につな
がる。ここで検討するビデオテープレコーダ用のアナロ
グ処理LSIは周波数が重複し、若しくは信号周波数の
高いY信号系とC信号系に対して同一チップ上でアナロ
グ処理を行う性質上、多層の配線間でのクロストークの
影響は大きく、斯るクロストークが生ずると、C信号に
Y信号が混入するクロスカラーやY信号にC信号が混入
するドツト妨害などを生じ、画質の著しい劣化を引き起
こす。このとき、解像度を上げるために信号周波数を高
くすると、上下の配線とその間に位置する絶縁膜によっ
て等価的に形成される不所望な容量成分のインピーダン
スが小さくなって、クロストークが一層増し、期待に反
して高品位の画質が得られなくなる。特にC信号とY信
号の周波数成分は重複しているため、両信号相互間でク
ロストークの影響が大きくなると予想される。
さらに、相互に隣接する配線層の配線がX方向とY方向
というような交差的な関係を持った単なる3層配線構造
を採用する場合には、配線の交差的部分の殆どは1層分
の層間絶縁膜の厚さによって規定される比較的大きな寄
生容量を構成し、この点においても上記同様その容量成
分のインピーダンスが小さくなってクロストークを増大
させる傾向を持つ。
ここで問題とするクロストークは信号配線相互間でのク
ロストークに限らず、電源配線との間で生ずるクロスト
ークも考慮される。即ち、クロストークによって発生し
た電源ノイズが電源配線を共有する他の回路部分に伝達
されると、その回路のバイアス状態などが変動したりし
てC信号系やY信号系の信号に不所望な変動を引き起こ
す原因になる。
本発明の一般的な目的は、動作の信頼性向上やチップの
小型化などの点において有用な多層配線構造を持った半
導体集積回路を提供することにある。
本発明の別の目的は、配線相互間でのクロストークを小
さくすることができる半導体集積回路を提供することに
ある。
本発明のさらに別の目的は、多層配線構造という観点か
らアナログ信号処理動作の精度を高めることができる半
導体集積回路を提供することにある。
本発明のその他の目的は、チップの小型化を犠牲にする
ことなく、若しくはチップ面積の小型化を図りつつ、ク
ロストーク低減に寄与する多層配線構造を持つ半導体集
積回路を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細
書の記述並びに添付図面から明らかになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、各配線層毎に配線の主たる延在方向が規定さ
れた3層以上の配線構造を有する半導体集積回路におい
て、上下に隣接する所定2層における夫々の配線の主た
る延在方向をX方向又はY方向の何れか一方に共通化す
るものである。斯る多層配線構造において、主たる配線
方向が共通化された2層の配線層とこれに隣接するもう
一層の配線層とにおいて相互に別層の配線が交差的配置
を採るとき、当該交差的部分では2層分の層間絶縁膜が
介在されることになって、その交差的配線間の寄生容量
は小さくなる。
さらに詳しくは、3層以上の配線構造を持つ半導体集積
回路を複数個の機能ブロックの集合として階層的に把握
するとき、各機能ブロックは、配線の主たる延在方向が
X方向に規定された第1配線層と、配線の主たる延在方
向がY方向に規定されていて前記第1配線層の上に形成
された第2配線層とによって最適配線され、このとき、
主たる配線方向が前記第2配線層の配線と同一であって
該第2配線層の上に形成された第3配線層を、前記第1
及び第2配線層と共に機能ブロック間の信号配線として
利用する。第2及び第3配線層の主たる配線方向は同一
であるから、機能ブロック間の配線チャネルにおいて交
差的配置関係を採る配線は第1及び第3配線層の配線と
され、当該配線の交差的部分では2層分の層間絶縁膜が
介在されることになって、その交差的配線間の寄生容量
は小さくなる。この交差的部位における第2配線層には
、電源に接続されるシールド配線を容易に設けることが
できるようになる。また、配線チャル並びに機能ブロッ
ク上においてその第2配線層の配線との重なりを回避す
る位置に第3配線層の配線を通すことによっても配線相
互の寄生容量が小さくなる。
機能ブロックの上に第3配線層の配線を通すとき、機能
ブロック内の第2配線層の配線と当該機能ブロックの上
を通過する第3配線層の配線との間に形成される寄生容
量をさらに小さくするには、夫々の機能ブロックを画定
する矩形領域のY力向長さを相互に等しく定義して、機
能ブロック内の第2配線層の配線と当該機能ブロックの
上を通過する第3配線層の配線とが近接して並列すると
きにもその並列長さが短くなるようにするとよい。
信号配線と電源配線相互に寄生する容量成分の低減とい
う観点においても、前記第2配線層及び第3配線層の配
線の主たる向きを同一にするというような構成を適用す
ることができ、その場合に電源配線として第3配線層を
利用する。
電源配線に生じたクロストーク若しくは電源ノイズの影
響を特定の機能ブロックに与えないようにするには、個
々の機能ブロックの回路特性や処理内容に応じて、機能
ブロックへの電源供給経路を、電源パッドのような電源
供給電極を起点に複数の電源配線を分岐させて終端させ
るようにするとよい。
このようにして第3配線層を電源配線にも利用するとき
、1層の第3配線層に高電位側の電源配線と低電位側の
電源配線が形成され、また、信号配線も混在するとき、
各配線の自由度を高め且つ配線設計を容易化すると共に
電源配線の無用な引き回しを少なくするには、高電位側
の電源供給電極と低電位側の電源供給電極とを半導体基
板の対向縁辺部に別々に配置し、目的機能ブロックまで
の電源配線を、半導体基板の縁辺分近傍で屈曲させて目
的位置まで直線的に配線するパターンにするとよい。
多層配線構造の半導体集積回路において、回路の特性解
析や故障解析をエレクトロンビームテスタなどで行う場
合を考慮すると、最上層の配線層には、その下方に位置
する目的配線に電気的に接続されていて最上層のその他
の配線とは電気的に独立した導電導出部を形成し、比較
的下層の配線や下に重なった部分の配線を容易に観測可
能にしておくことが望ましい。
また、多層配線構造を持つ半導体集積回路において、プ
ログラムリンクの導通非導通状態に応じて異なる回路状
態が設定されるプログラム回路のプログラム状態決定を
、配線工程を−通り終えて半導体集積回路を動作させな
がら同集積回路の全体的な動作特性を考慮して実施可能
にするには、そのプログラムリンクを最上配線層の配線
で形成するとよい。
〔作 用〕
上記した手段によれば、上下に隣接する所定2層の配線
の主たる延在方向を同一にすること、この隣接2層の配
線の内その上層配線を機能ブロックの上を通過し得る機
能ブロック間配線とする場合にその機能ブロック間配線
の主たる延在方向に平行な矩形機能ブロックの一辺の長
さを比較的短い値に統一しておくことなどは、別層の配
線相互に寄生する容量成分を小さくするように作用し、
配線相互間でのクロストーク低減を達成する。
このような多層配線構造がアナログ信号処理部を含む半
導体集積回路に適用される場合、配線相互間での寄生容
量それ自体が小さくされていることは、その分だけ信号
周波数を上げても斯る寄生容量のインピーダンスが小さ
くなることを抑制し、期待通りの信号処理精度向上を達
成する。
また、機能ブロックへの電源配線を供給元から分岐させ
て終端させることは、電源系統における各機能ブロック
間の共通インピーダンスによる電源ノイズの影響が不所
望に特定の機能ブロックに伝達される悪影響を阻止する
ように作用する。
さらに、目的機能ブロックまでの電源配線として、半導
体基板の縁辺部近傍で屈曲させて目的位置まで直線的に
配線するパターンを採用することは、電源配線だけでな
く、それと同一の配線層に含ま九る信号配線の自由度を
高め、且つ配線設計を容易化すると共に電源配線の無用
な引き回しを少なくするように作用する。これと共に、
前記隣接2層の配線の内その上層配線を機能ブロック上
を通過し得る機能ブロック間配線とすることは、チップ
面積を減少させるように作用する。
そして、上記夫々の手段並びに、相対的に下層の目的配
線に接続されて最上層に導電導出する部分を形成したり
、プログラム回路のプログラムリンクを最上層の配線層
で構成するという手段は、夫々個々に半導体集積回路に
おける有用な多層配線構造を提供することになる。
〔実 施 例〕
第1図には本発明の一実施例に係る半導体集積回路のブ
ロック間の信号配線構造例が示される。
第1図に示される半導体集積回路は、MOS(メタル・
オキサイド・セミコンダクタ)型或いはバイポーラ型な
どの公知の半導体集積回路製造技術によって単結晶シリ
コンなどの1個の半導体基板1に形成されているが、そ
の具体的な回路構成やデバイス構造は特に制限されるも
のではない。
この半導体集積回路は階層的な手法で設計され、LSI
全体として必要な機能を複数個の機能ブロックの集合に
よって達成するものであり、第1図には一部の機能ブロ
ック3〜9が代表的に示されている。個々の機能ブロッ
クの機能をどの機能レベルで分けるかは特に制限されず
、その分割数や予め用意されているセルブロックライブ
ラリなどとの関係に応じて適宜決定することができる。
第1図に示される半導体集積回路は3層のアルミニウム
配線構造を有し、ALLは配線の主たる延在方向がX方
向に規定された第1層目アルミニラム配線、AL2は配
線の主たる延在方向がY方向に規定されていて前記第1
目アルミニウム配線ALLの上に図示しない眉間絶縁膜
を介して形成された第2層目アルミニウム配線、AL3
は主たる配線方向が前記第2層目アルミニウム配線AL
2と同じY方向に規定されていて該第2層目アルミニウ
ム配線AL2の上に図示しない層間絶縁膜を介して形成
された第3層目アルミニウム配線である。ここで、各ア
ルミニウム配線の主たる延在方向はX方向又はY方向で
あるが、ある一定の配線格子数の範囲であれば図にも示
されるように僅かな直角方向への屈曲が許容されている
各機能ブロック3〜9内部のアルミニウム配線は前記第
1層目アルミニウム配線ALLと第゛2層目アルミニウ
ム配線AL2とによって行われている。
X方向に隣接する機能ブロック間の配線は第1層目アル
ミニウム配線ALLで行われ、Y方向に隣接する機能ブ
ロック間の配線は第2層目アルミニウム配線AL2で行
われる。X方向に非隣接する機能ブロック間の配線は、
第1層目アルミニウム配線ALL及び第2層目アルミニ
ウム配線AL2で行われる。したがって、各機能ブロッ
クの間には、第1層目アルミニウム配線ALL及び第2
層目アルミニウム配線AL2によるブロック間配線のた
めの配線チャネル15が確保されている。
Y方向に非隣接する機能ブロック間の配線は第3層目ア
ルミニウム配線AL3を介して行われる。
したがって、機能ブロック接続のために第3層目アルミ
ニウム配線AL3専用の配線チャネルを特に確保する必
要はなく、同配線AL3は機能ブロックの上層をも通過
し得る。
このような3層アルミニウム配線構造において、アルミ
ニウム配線が別層で交差的配置を採る部分例えばA部分
では、第2層目アルミニウム配線AL1と第3層目アル
ミニウム配線AL3とが交差的配置を採り、その間には
、第1層目並びに第2層目の合計2層分の層間絶縁膜が
介在されることになり、当該交差的部位の配線相互に寄
生する容量成分は、上下に隣接するアルミニウム配線の
交蓋部位における寄生容量の約半分の値に減少される。
また、A部分の交差的部位においては、第2層目のアル
ミニウム配線AL2を利用してその間にシールド配線を
容易に挿入することができる。このシールド配線には高
レベル側又は低レベル側の電源が与えられ、その上下の
配線相互間でのクロストークを低減する。
また、第3層目アルミニウム配線AL3に寄生する容量
成分は隣接する第2層目アルミニウム配線AL2との間
にも存在するが、双方の配線の主たる延在方向は同一方
向とされるため、−切交差的配置を採らず、また、さら
に双方の配線が近接して重なった状態を採らないように
一方を側方にずらしてレイアウトすることも容易で、仮
にB部分に示されるように双方のアルミニウム配線AL
2、AL3の一部が上下に重なり得るような場合にも例
えば第3アルミニウム配線AL3を僅かに屈曲すればそ
の重なり状態は容易に回避され、これらにより、第3ア
ルミニウム配線AL3と第2アルミニウム配線AL2相
互に寄生する容量成分も容易に減少可能である。
第1図に示される機能ブロックの領域を画定する矩形の
Y方向長さHは全ての機能ブロックで統一化され、その
長さHは半導体基板の辺の長さに比べて比較的小さな値
に設定されている。X方向の長さWは機能ブロックの回
路規模に応じて任意に決定される。これにより、B部分
のように第3アルミニウム配線AL3と第2アルミニウ
ム配線AL2が比較的近い距離をもって並列せざるを得
ない場合にも、双方の配線AL2.AL3の最大並列長
さは比較的短くなり、この点においても第2アルミニウ
ム配線2と第3アルミニウム配線AL3相互に寄生する
容量値は小さくされる。
以上のように第1図に示されるアルミニウム3層配線構
造においては、配線相互間に寄生する不所望な容量成分
が小さくされる結果、信号配線のクロストークが抑えら
れ、各機能ブロック内部での誤動作防止並びに処理精度
低下の抑制が図られる。例えば信号配線にディジタル信
号が伝達される場合には、入力側回路において入力バッ
ファのような回路で波形成型若しくはレベル整形される
が、クロストークによる変動が極端な場合には当該バッ
ファの出力が反転して誤動作を生ずるような虞があるが
、この実施例の3層配線構造によればそのようなレベル
反転に至るような大きなりロストークの発生を予防する
ことができる。また、信号配線にアナログ信号が伝達さ
れる場合、クロストークによる信号変動分がそのままア
ナログ処理に反映されても、クロストークそれ自体が小
さく抑えられる結果、信号処理精度の低下を抑えること
ができる。さらに、アナログ信号処理精度を高めるため
に信号周波数を高くすると、信号配線相互間の寄生容量
のインピーダンスが小さくなる傾向を採るが、その寄生
容量の容量値それ自体が小さくされているので、その分
だけ信号周波数を上げても斯る寄生容量のインピーダン
スが小さくなることを抑制し、アナログ信号処理精度を
期待通りに向上させることができる。
第2図には機能ブロック内部の電源配線構造例が示され
る。
この半導体集積回路1の各機能ブロック内部における電
源配線は第1層目アルミニウム配線AL1及び第2層目
アルミニウム配線AL2で形成され、特にブロック外部
からの電源供給を受けるため、機能ブロックの上縁には
Vccのような高電位側電源の配線20が第1層目アル
ミニウム配線ALLで形成され、機能ブロックの下縁に
はGNDのような低電位側電源の配線21が第1層目ア
ルミニウム配線ALLで形成されている。
第3図には本発明の一実施例に係る半導体集積回路にお
ける機能ブロックへの電源配線構造例が示される。
各機能ブロック3〜11への電源供給は、VcCのよう
な高電位側並びにGNDのような低電位側の双方共に第
3層目アルミニウム配線AL3で行われるようになって
いて、半導体基板1の上辺側中央部に高電位側電源パッ
ド24が配置され、下辺側中央部に低電位側電源パッド
25が配置されている。この第3層目アルミニウム配線
AL3で構成された電源配線にも下層の信号配線との間
でクロストークを生じたり、内部回路特に出力回路の電
流消費状態に応じて電源ノイズが発生したりする。本実
施例ではそれらの影響が広範囲に及ばないようにするた
め、個々の機能ブロック3〜11の回路特性や処理内容
に応じて、高電位側電源パッド24を起点に複数の高電
位側電源配線30〜36を分岐させて終端させ、同様に
低電位側も電源パッド25を起点に複数の低電位側電源
配線40〜46を分岐させて終端させている。各電源配
線30〜36.40〜46は、目的位置で所要の機能ブ
ロック3〜11に含まれる電源配線20.21に結合さ
れる。第1層目アルミニウム配線ALLで形成された電
源配線20.21と第3層目アルミニウム配線AL3で
形成された電源配線との結合は、所定の第1層目アルミ
ニウム配線ALLと所定の第2層目アルミニウム配線A
L2を図示しないコンタクトホールで接続すると共に、
その第2層目アルミニウム配線AL2と所定の第8層目
アルミニウム配線AL3を図示しないコンド24.25
からの電源供給系を共通化することができる機能ブロッ
ク、例えば機能ブロック4と5や、機能ブロック6と7
に対しては機能ブロック内部の電源配線20.21を延
長して相互接続することができる。
信号配線も混在する第3層目アルミニウム配線AL3に
よって構成される各種電源配線の配線パターンは、第3
図からも明らかなように、電源パッド24.25からの
分岐方向は半導体基板1の上辺又は下辺に平行とされ、
途中で直角に屈曲されて目的機能ブロックまで直線的に
延在するパターンを有している。尚、これら電源配線3
0〜36.40〜46の空き領域には第1図に示される
ような第3層目アルミニウム配線AL3で形成された信
号配線が設けられている。
このような電源配線構造によれば、半導体基板1の中央
部分において各種電源配線30〜36゜40〜46は屈
曲しないため、配線設計が容易になると共に電源配線の
無用な引き回しが減り、更に、信号配線も混在する第3
層目アルミニウム配線AL3のレイアウトの自由度を増
す。更に、機能ブロック3〜11の上層を通過し得る第
3層目アルミニウム配線AL3によって信号配線と共に
高部双方の電源配線も形成することができるので、チッ
プの小型化を一層促進することができる。
第4図には前記多層配線構造の半導体集積回路をVTR
(ビデオテープレコーダ)用信号処理LSIに適用した
場合の機能ブロック図、特に、書込み系の機能ブロック
図が示される。
このVTR用信号処理LSIはC信号処理系とY信号処
理系を1チツプ化したものであり、さらにY信号処理系
はVH8処理系と5VH8処理系を含んでいる。このV
TR用信号処理LSIのビデオ入力には輝度信号として
のY信号とカラー信号としてのC信号が混在されていて
、分離回路50でY信号とC信号に分離される。特に制
限されないが、Y信号の周波数は0〜5MHz、C信号
の周波数は3.58±0.5MHzとされる。
Y信号は入力セレクタ51を介して5VH8用輝度信号
処理系52又はVH8用輝度信号処理系53に選択的に
与えられる。5VH5用輝度信号処理系52では、Y信
号が5 M Hzのローパスフィルタ(LPF)54を
通してAGC(オート・ゲイン・コントロール)回路5
5に与えられてゲイン調整され、ここでゲイン調整され
た信号の高域成分がサブエンファシス回路56及びメイ
ンエンファシス回路57で強調され、その後FM変調回
路58でFM変調される。ここで、そのFM変調信号の
周波数は例えばO〜15MH2とされる。
一方、VH8用輝度信号処理系53は3 M Hzのロ
ーパスフィルタ(LPF)60、AGC回路61、エン
ファシス回路62、及びFM変調回路63を備え、例え
ばO〜8 M HzのFM変調信号を得る。5VH8用
輝度信号処理系52又はVH8用輝度信号処理系53の
出力は出力セレクタ65で選択されてバイパスフィルタ
(HPF)66に供給され、ここで例えば1.3MHz
以下の周波数成分がカットされて後段に供給される。
前記C信号はACC(オート・カラーレベル・コントロ
ール)回路70でゲイン調整された後、周波数変換回路
71で低域側に周波数変換されてローパスフィルタ(L
PF)72に供給される。
このローパスフィルタ(LPF)72では1.3M H
z以上の周波数成分がカットされる。
ビデオ入力に対するこのような輝度信号処理とカラー信
号処理によって双方の出力信号周波数が分離されて出力
された後、面出力信号がミキサ74で合成され、その合
成信号によって記録アンプ75を駆動して図示しない記
録ヘッドで画像の記録が行われる。
尚、5VH8用輝度信号処理系52とVH8用輝度信号
処理系53は何れか一方が選択的に動作されるため、双
方の処理系に個別的に含まれるAGC回路やFM変調回
路は双方の処理系で共通化することができる。
第4図に示されるように1チツプ上で輝度信号処理とカ
ラー信号処理を行うVTR用信号処理LSIに第1図乃
至第3図で説明した多層配線構造を採用すると、多層の
信号配線や電源配線相互間に寄生する容量成分の値が小
さくされているので、比較的高い周波数の信号を処理し
ても、クロストークによるクロスカラーやドツト妨害な
どが低減され、画質の劣化を防止することができる。さ
らに、アナログ信号処理の性質上、信号周波数が高くな
るに従って寄生容量のインピーダンスが小さくなる傾向
を採っても、寄生容量値それ自体が小さくされているた
め、クロストークを最小限に抑えることができ、これに
より信号周波数を上げれば期待通りに解像度を向上させ
ることができるようになる。
また、機能ブロックへの電源配線構造においても、処理
内容や処理対象信号周波数などが大きく相違する回路ブ
ロックに対しては第3図のように電源配線を個別化する
ことにより、例えば、5VH8用輝度信号処理系52の
ためのFM変調回路58を第3図の機能ブロック3に割
当て、その入力側のLPF54やAGC回路55を機能
ブロック4,5に割当てて電源配線を個別化することに
より、電源系のクロストークや電源ノイズが共通インピ
ーダンスを介して双方の機能ブロックに作用し合う事態
を防止することができる。この点においても信号処理精
度を向上させることができる。
また、1チツプに輝度信号処理系とカラー信号処理系を
集積すればそれに応じて信号配線数が増えると共にチッ
プ面積も大きくなる傾向を採るが、第1図乃至第3図で
説明した多層配線構造の採用により、第3層目アルミニ
ウム配線AL3のための専用配線チャネルを機能ブロッ
ク間の領域に確保しておかなくても、クロストークを増
大させること無く高い自由度をもって配線を行うことが
できるため、チップ面積の増大を最小限に抑えることが
できる 第5A図乃至第5C図には、3層配線構造を持つ半導体
集積回路に含まれるトリミング回路の一例が、等価回路
図、デバイス断面構造図、並びにデバイス平面図によっ
て示される。
各回に示されるトリミング回路80は、プログラムリン
クの導通非導通状態に応じて異なる回路状態を採るプロ
グラム回路の一例であり、第5A図の等価回路図に示さ
れるように抵抗Rに3個の抵抗r1〜r3が直列接続さ
れ、各抵抗r1〜r3にはプログラムリンクPLI〜P
L3が並列接続され、どのプログラムリンクをそのまま
にするか切断するかによって、合成抵抗値を7通りに調
整設定することができる。このトリミング回路80にお
いて、前記抵抗r1〜r3は、特に制限されないが、n
型の半導体基板1にp型不純物を注入して成る所謂拡散
抵抗によって構成され、夫々の抵抗R,rl〜r3はシ
リコン酸化膜81の上に第1層目アルミニウム配線AL
Lで形成された導電層82並びにコンタクトホール83
を介して順次直列接続される。各導電層82は、夫々に
1対1対応する第2層目アルミニウム配線AL2で成る
導電層84にスルーホール85を介して接続され、さら
に夫々の導電層84は第3層目アルミニウム配線AL3
で成るーっの導電層86にスルーホール87を介して接
続される。この導電層86が第5A図におけるプログラ
ムリンクPLI〜PL3に相当する。尚、第5B図にお
いて88は層間絶縁膜、89は表面保護膜である。
このようにトリミング回路80のプログラムリンクPL
I〜PL3を最上層の第3層目アルミニウム配線AL3
で構成することにより、配線工程を全て終えてから、半
導体集積回路を動作させながら全体的な動作特性との相
関を考慮してトリミング回路80の調整設定を行うこと
ができる。本実施例のようなアナログ信号処理LSIに
おいては、アンプのゲイン調整、フィルタの周波数特性
の調整、積分回路の帰還容量や入力抵抗値の調整など、
調整設定部位が比較的多く、それらは一連の信号処理特
性に相関をもって影響するため、この実施例のように半
導体集積回路を動作させながら同集積回路の全体的な動
作特性との相関においてトリミング回路などの調整設定
を行うことができることは、動作特性の均−化並びに調
整作業の容易化をもたらす。
第6A図及び第6B図には、多層配線構造の半導体集積
回路において回路の特性解析や故障解析をエレクトロン
ビームテスタなどで行う場合を考慮したときの配線構造
例が、デバイス断面構造図及び平面図にて示される。
例えば半導体集積回路のある部分に着目したとき、半導
体基板1の上に、順次シリコン酸化膜81、第1層目ア
ルミニウム配線ALL、層間絶縁[88、第1層目アル
ミニウム配線A2、層間絶縁膜88、第1層目アルミニ
ウム配線A2、表面保護膜89が積層されているとする
と、第7A図並びに第7B図に示されるようなそのまま
の状態で第1層目アルミニウム配線ALLの信号をエレ
クトロンビームテスタなどで観測しようとしてもその上
のアルミニウム配線AL3が邪魔になって観測すること
ができない。このような場所に対しては、第6A図及び
第6B図に示されるように、目的とする第1層目アルミ
ニウム配線ALLにコンタクトホール90を介して接続
する第1層目アルミニウム配線A2で成る導電導出部9
1と、この導電導出部91にコンタクトホール92を介
して接続する第3層目アルミニウム配線AL3で成る導
電導出部93とを設け、夫々の導電導山部91,93を
その他の配線とは電気的に独立させておく。これにより
、最上層の導電導出部93に電子ビームを当てることに
より、比較的下層の配線や上層の配線に重なった下方の
配線を観測可能になり、多層配線構造の半導体集積回路
に対しても回路の特性解析や故障解析をエレクトロンビ
ームテスタなどで容易に行うことができるようになる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものも
のはなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更
可能であることは言うまでもない。
例えば第1図や第3図の多層配線構造において機能ブロ
ックの分割数は各回に示される状態に限定されず適宜変
更することができる。
また、−第3図の構造において、電極パッドの近傍に位
置する機能ブロックへの電源配線に対しては、他の第1
層目アルミニウム配線A2Iと干渉しない限り、これを
第1層目アルミニウム配線ALlに代えることができる
また、第3図の構成においてVcc、GND側の夫々の
電源パッドの数は夫々1個に限定されず、複数個に増や
すこともできる。その場合に、電源配線を共通化したく
ない機能ブロックの集合毎に別々の電源パッドを利用す
るようにしてもよい。
また、電源パッドはワイヤボンディングされる形式のパ
ッドに限定されず、バンプ電極などワイヤレスボンディ
ング形式の電極であってもよい。
また、第5A図乃至第5C図では抵抗トリミング回路を
一例に説明したが、プログラム回路はそれに限定されず
、容量選択或いは論理選択のためのプログラム回路にも
適用することができる。
また、導電導出部は第2層目アルミニウム配線を最上層
に導く場合にも適用することができる。
さらに、上記各実施例ではアルミニウム配線の3層構造
を一例に説明したが、暦数はそれ以外であってもよく、
また、配線はアルミニウムに限定されず、タングステン
やモリブデンなど低融点金属配線、さらには、多結晶シ
リコンやシリサイドなどであってもよい。尚、アルミニ
ウム配線というときは、通常アルミニウムに銅やシリコ
ンなどの不純物が添加されていて、ヒロック、コンタク
ト部でのシリコン基板との反応、エレクトロマイグレー
ションなどの信頼性上の問題点を改善することが行われ
ている。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるC信号処理系とY信
号処理系を1チツプに混在させたVTR用信号処理LS
Iに適用した場合について説明したが、本発明はそれに
限定されるものではなく、その他のアナログ処理LSI
、ディジタル・アナログ混載型半導体集積回路、さらに
はマイクロコンピュータやメモリなどの一般的なディジ
タルLSIなどの各種半導体集積回路にも広く適用する
ことができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、上下に隣接する所定2層の配線の主たる延在
方向を同一にすることにより、当該隣接配線層の配線相
互は並列化されて交差的配置から逃れ、また、相互に別
層で交差的配置を採る配線の間には2層分の層間絶縁膜
が介在される。これにより、配線相互に寄生する容量成
分を小さくすることができる。
特に、別層で交差的配置を採る配線の間にはもう一層の
配線層が介在されるので、これを利用することにより、
電源電位などが与えられるシールド配線を容易に介在さ
せることができるようになる。
さらに隣接2層の配線の内その上層配線を機能ブロック
の上を通過し得る機能ブロック間配線とする場合に、そ
の機能ブロック間配線の主たる延在方向に平行な矩形の
機能ブロックの辺の長さを比較的短い値に統一しておく
ことにより、所定隣接2層の配線相互の並列長さを短く
することができ、この部分での寄生容量を一層小さくす
ることができる。
上記夫々の効果は、配線間のクロストークを低減する効
果を持つ。
このような多層配線構造をアナログ信号処理部を含む半
導体集積回路に適用することにより、配線相互間での寄
生容量それ自体が小さくされているので、その分だけ信
号周波数を上げても斯る寄生容量のインピーダンスが小
さくなることを抑制し、期待通りの信号処理精度向上を
達成することができるという効果がある。
また、機能ブロックへの電源配線を供給元から分岐させ
て終端させることにより、電源系統における各機能ブロ
ック間の共通インピーダンスによって電源ノイズが特定
機能ブロックに不所望に伝達される事態を阻止すること
ができるという効果がある。
さらに、目的機能ブロックまでの電源配線として、半導
体基板の縁辺部近傍で屈曲させて目的位置まで直線的に
配線するパターンを採用することにより、半導体基板の
中央部分では各種電源配線は屈曲しないため、配線設計
が容易になると共に電源配線の無用な引き回しが減り、
更に、電源配線と共に信号配線も混在する配線層での配
線レイアウトの自由度を増すことができる。
そして、機能ブロックへの電源供給配線とこれに隣接す
る下層の配線とに対してもそれら配線の主たる延在方向
を同一にすることにより、信号配線と電源配線相互に寄
生する容量成分をも小さくすることができ、この点にお
いてもクロストーク低減に寄与する。
更に、それら電源配線構造の採用により、機能ブロック
の上層を通過し得る配線層に、信号配線と共に高低双方
の電源配線も形成することができるので、チップの小型
化を一層促進することができる。
信号配線や電源配線の夫々に対して上記多層配線構造を
採用することにより、チップの小型化を犠牲にすること
なく、さらにはチップ面積を小型化しながら、クロスト
ークを低減することができるという効果がある。
多層配線構造の半導体集積回路において最上層の配線層
には、その下方に位置する目的配線に電気的に接続され
ていて最上層のその他の配線とは電気的に独立した導電
導出部を形成しておくことにより、回路の特性解析や故
障解析をエレクトロンビームテスタなどで行う場合に、
比較的下層の配線や下に重なった部分の配線を容易に観
測することができるようになる。
そして、多層配線構造を持つ半導体集積回路において、
プログラムリンクの導通非導通状態に応じて異なる回路
状態が設定されるプログラム回路のプログラムリンクを
最上配線層の配線で形成することにより、−通りの配線
工程を終えてから半導体集積回路を動作させながら同集
積回路の全体的な動作特性を考慮してプログラム回路を
プログラムすることができ、これにより、半導体集積回
路の動作特性の均−化並びにプログラム回路による調整
作業の容易化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る半導体集積回路におけ
るブロック間の信号配線構造図、第2図は機能ブロック
内部の一例電源配線構造図、 第3図は本発明の一実施例に係る半導体集積回路におけ
る機能ブロックへの電源供給配線構造図、第4図は本発
明の一実施例に係る半導体集積回路に適用されるVTR
用信号処理LSIの書込み系機能ブロック図、 第5A図、第5B図、第5C図は半導体集積回路に含ま
れる一例トリミング回路の等価回路図。 デバイス断面構造図、デバイス平面図、第6A図、第6
B図は非破壊テストを考慮した多層配線構造のデバイス
断面図、平面図、第7A図、第7B図は非破壊テストを
考慮しない場合の多層配線構造のデバイス断面図、平面
図である。 1・・・半導体基板、3〜11・・・機能ブロック、A
Ll・・・第1層目アルミニウム配線、AL2・・・第
2層目アルミニウム配線、AL3・・・第3層目アルミ
ニウム配線、15・・・配線チャネル、20.21・・
電源配線、24.25・・・電源パッド、30〜36・
・・高電位側電源配線、40〜46・・・低電位側電源
配線、52・・・5VH8用輝度信号処理系、53・・
・VH8用輝度信号処理系、80・・・トリミング回路
、PLI〜PL3・・・プログラムリンク、91.93
・・・導電導出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、3層以上の配線構造を有し、各配線層毎に配線の主
    たる延在方向が規定されて成る半導体集積回路において
    、 配線の主たる延在方向が相互に同一に規定された、上下
    に隣接する2層の配線層を含む半導体集積回路。 2、配線の主たる延在方向がX方向に規定された第1配
    線層と、 配線の主たる延在方向がY方向に規定されていて前記第
    1配線層の上に形成された第2配線層と、 前記第1配線層及び第2配線層の配線によって内部配線
    された複数個の機能ブロックと、主たる配線方向が前記
    第2配線層の配線と同一であって該第2配線層の上に形
    成された第3配線層と、 を含む半導体集積回路。 3、前記第1及び第2配線層は、機能ブロック間の領域
    に、隣接機能ブロック間並びにX方向に非隣接する機能
    ブロック間の結合配線を含み、前記第3配線層は、機能
    ブロックの上層領域を通過して、Y方向に非隣接する機
    能ブロックを結合する配線を含む、 請求項2記載の半導体集積回路。 4、前記複数個の機能ブロックは夫々矩形領域に含まれ
    、 個々の矩形領域は、Y方向の長さが相互に等しく定義さ
    れた、 請求項3記載の半導体集積回路。 5、半導体基板に形成された複数個の機能ブロックと、 前記半導体基板の一縁辺部に配置された第1電源供給電
    極と、 前記一縁辺部に対向する他方の縁辺部に分離配置された
    第2電源供給電極と、 前記第1電源供給電極から分岐して、複数個の回路ブロ
    ックに第1電源を並列的に供給する複数の第1電源供給
    配線と、 前記第2電源供給電極から分岐して、複数個の機能ブロ
    ックに第2電源を並列的に供給する複数の第2電源供給
    配線とを含み、 前記第1電源供給配線は、第1電源供給電極寄りの一縁
    辺部近傍においてそれに平行な第1延在方向と、これに
    直角な向きをもって所定の機能ブロックに至る第2延在
    方向とを有し、前記第2電源供給配線は、第2電源供給
    電極寄りの前記他方の縁辺部近傍においてそれに平行な
    第1延在方向と、これに直角な向きをもって所定の機能
    ブロックに至る第2延在方向とを有する、 半導体集積回路。 6、前記第1電源供給配線及び第2電源供給配線は同一
    配線層に含まれて成る請求項5記載の半導体集積回路。 7、各配線層毎に配線の主たる延在方向が規定された第
    1乃至第3配線層を有し、 第1配線層及びその上に形成された第2配線層は前記機
    能ブロック内部の電源供給配線を含み、 第2配線層の上に形成された第3配線層は前記電源供給
    電極から機能ブロックに電源を供給する前記第1及び第
    2電源供給配線を含む、請求項6記載の半導体集積回路
    。 8、相互に隣接する前記第2及び第3配線層の配線は、
    その主たる延在方向が相互に同一に規定されて成る請求
    項7記載の半導体集積回路。 9、所定の周波数成分をもった信号を処理するアナログ
    信号処理部を含む請求項1乃至8の何れか1項記載の半
    導体集積回路。 10、3層以上の配線層を有し、最上層の配線層は、そ
    の下方に位置する単数又は複数の配線層の所定配線に接
    続されていて、その他の最上層の配線とは電気的に独立
    した導電導出部を含む半導体集積回路、 11、3層以上の配線層を有する半導体集積回路におい
    て、 プログラムリンクの導通非導通状態に応じて異なる回路
    状態が設定されたプログラム回路を含み、 前記プログラム回路は、プログラムリンクとして機能す
    る最上配線層の配線を含む半導体集積回路。
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