JPH06326194A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06326194A
JPH06326194A JP5114796A JP11479693A JPH06326194A JP H06326194 A JPH06326194 A JP H06326194A JP 5114796 A JP5114796 A JP 5114796A JP 11479693 A JP11479693 A JP 11479693A JP H06326194 A JPH06326194 A JP H06326194A
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JP
Japan
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power supply
integrated circuit
semiconductor integrated
output buffer
semiconductor
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Application number
JP5114796A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Hanibuchi
敏明 埴渕
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH06326194A publication Critical patent/JPH06326194A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • H01L27/118Masterslice integrated circuits
    • H01L27/11898Input and output buffer/driver structures

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Abstract

(57)【要約】 【目的】集積度を低下させることなくスイッチングノイ
ズ等の回路間干渉を抑制する。 【構成】 出力バッファ1はスルーホールによって電源
線11,21に接続されている。同様にして出力バッフ
ァ2は電源線11,21に接続され、出力バッファ3は
電源線22,12に接続されている。電源線21と電源
線22はいずれも同一直線上に敷設され、しかも出力バ
ッファ2と出力バッファ3に挟まれた領域において端部
を持つ。また電源線11と電源線12はいずれも同一直
線上に敷設され、しかも出力バッファ2と出力バッファ
3に挟まれた領域において端部を持つ。 【効果】 出力バッファ1,2と出力バッファ3とは互
いに電源が供給される電源線が分離されており、両者の
間でスイッチングノイズ等の回路の干渉が回避されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
の回路間の干渉を防止しつつ、集積度を高める半導体集
積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、一般的な半導体集積回路装置
の構成図であり、入力バッファ部300と出力バッファ
部100との間に論理回路200が設けられている。半
導体集積回路装置に入力された信号は入力バッファ部3
00において取り込まれ、論理回路200によって処理
され、出力バッファ部100によって半導体集積回路装
置から外部へ出力される。
【0003】図20は、出力バッファ部100の構成の
一例を示す回路図である。出力バッファ部100は出力
バッファ1,2,3を備えており、それぞれ入力端11
1,112,113を備えている。またそれぞれ出力端
121,122,123を備えている。出力バッファ
1,2,3のいずれにも電位VCCを供給する電源線1
1及び接地電位GNDを供給する電源線21が接続され
ている。
【0004】図21は、出力バッファ部100の構成の
他の例を示す回路図である。出力バッファ部100は出
力バッファ1,2,4を備えており、出力バッファ4は
入力端114及び出力端124を備えている。出力バッ
ファ1,2,4のいずれにも電位VCCを供給する電源
線11及び接地電位GNDを供給する電源線21が接続
されている。更に出力バッファ4には電位VEEを供給
する電源線31が接続されている。
【0005】ところで、近年においては半導体集積回路
装置の動作が高速になり、また出力バッファ1〜4の駆
動能力が大きくなるに従って、出力バッファ1〜4から
発生するスイッチングノイズが周囲に与える影響は大き
くなっている。つまり、スイッチングノイズは電源線1
1,21,31を通じて半導体集積回路装置に伝わり、
動作に誤りを発生させる恐れがある。
【0006】このような出力バッファ1〜4から発生す
るスイッチングノイズの影響をなくするため、従来から
出力バッファ部100に接続される電源線を論理回路2
00や入力バッファ部300に接続される電源線から分
離する手法が採られている。更には、小振幅のインタフ
ェースを混在させる場合や、TTLとECLの両方のレ
ベルを扱うような場合には、出力バッファ部100の内
部においても、電源線を個別に分離しなければならない
場合がある。
【0007】例えば、図22は、図20と同じ出力バッ
ファ1,2,3を備える出力バッファ部100において
電源線の分離を行った場合の構成を示す回路図である。
出力バッファ1,2に電位VCC,GNDを与えるのは
それぞれ電源線11,21であるが、出力バッファ3に
電位VCC,GNDを与えるのはそれぞれ電源線12,
22であり、出力バッファ1,2と出力バッファ3とは
電源線が分離されている。
【0008】また、図23は図21と同じ出力バッファ
1,2,4を備える出力バッファ部100において電源
線の分離を行った場合の構成を示す回路図である。出力
バッファ1,2はいずれも比較的大きな振幅を出力する
TTL型であり、これらに電位VCC,GNDを与える
のはそれぞれ電源線11,21である。一方、出力バッ
ファ4は比較的小さな振幅を出力するECL型であり、
これには出力バッファ1,2と共通して電源線11によ
って電位VCCが与えられるが、電位GNDは電源線2
2によって与えられている。このようにして電位GND
を与える電源線を分離することにより、比較的大きな振
幅を出力するTTL型の出力バッファ1,2からのスイ
ッチングノイズが、比較的小さな振幅を出力するECL
型の出力バッファ4に回り込まないようにしている。
【0009】図24はこのような電源線の分離を行う場
合の半導体上での配線の様子を示す平面図であり、図2
2で示された回路図に対応している。領域101におい
て出力バッファ部100が形成され、その上部に電源線
11,12,21,22が、設けられている。このよう
に出力バッファが配置できる領域には、接続される可能
性のある電源線の全てを通すことにより、出力バッファ
を電源線へ選択的に接続することができる。特にマスタ
スライス方式の半導体集積回路では殆どの場合にこのよ
うな配置がなされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
装置は以上のように構成されていたので、バッファの領
域には接続される可能性のある電源線を全て通せるだけ
の幅が必要になっていた。このためひとつの出力バッフ
ァ、例えば出力バッファ1についてみると、接続される
べきものとして選択されない電源線12,22もその上
部に通ることとなり、出力バッファ1の必要とする領域
の幅は不必要に大きく成らざるを得ない。これは半導体
集積回路装置の集積度が低下する問題を招来する。
【0011】かかる集積度の低下は出力バッファ領域の
みならず、その内部論理ブロックにおいても同様に生じ
る。また、内部論理ブロックにおいてTTL型とECL
型の回路が混在する場合や、デジタル回路とアナログ回
路が混在する場合には設計段階から電源線の配置は別途
計算され、その後の変更が容易ではないため設計の自由
度が低い。
【0012】或いは電源線、パッドからバッファまでの
配線長が長くなり、抵抗やインダクタンス成分が悪影響
を及ぼす可能性もあった。
【0013】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、集積度を低下させることなくスイッチ
ングノイズ等の回路間干渉を抑制する半導体集積回路を
提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明にかる半導体集
積回路装置は、(a)半導体基板において配列された複
数の半導体領域と、(b)半導体領域の各々において第
1の方向において形成され、少なくとも一つの共通した
電位が与えられる、少なくとも一つの半導体集積回路
と、(c)半導体集積回路の上方に敷設され、隣接する
半導体領域の境界において端部を有して第1の方向に延
びる、少なくとも一つの電源配線と、を備える。
【0015】望ましくは、半導体集積回路は(b−1)
半導体集積回路に与えられた情報に対して所定の処理を
行う複数の論理ブロックと、(b−2)論理ブロックに
情報の入力及び所定の処理が行われた情報の出力を行う
入出力回路と、を備える。そして電源配線は、入出力回
路において敷設される。
【0016】あるいは、半導体集積回路は(b−3)出
力する信号の振幅が互いに異なる複数種の論理ブロック
を備える。そして電源配線は、論理ブロックにおいて敷
設される。
【0017】あるいは、半導体集積回路は(b−4)デ
ジタル信号を処理する第1の論理ブロックと、(b−
5)アナログ信号を処理する第2の論理ブロックと、を
備える。そして電源配線は、第1及び第2の論理ブロッ
クにおいて敷設される。
【0018】あるいは、半導体集積回路は(b−6)T
TL型の第1の論理ブロックと、(b−7)ECL型の
第2の論理ブロックと、を備える。そして電源配線は、
第1及び第2の論理ブロックにおいて敷設される。
【0019】望ましくは、半導体領域が第1の方向と直
交する第2の方向に配列される。
【0020】
【作用】この発明における電源線は、互いに直接に接続
されることなく同一直線上に配置されるので、半導体回
路の幅を大きくとる必要がない。
【0021】
【実施例】A.出力バッファに適用された実施例: (A−1)第1実施例:図1はこの発明の第1実施例の
構成を示す平面図である。領域101において出力バッ
ファ1,2,3が形成されている。電源線11,12,
21,22はそれぞれ電源パッド11a,12a,21
a,22aと、図中において四角で囲まれたXで示され
るバイアホールによって接続されている。電源パッド1
1a,12a,21a,22aにはそれぞれ電位VC
C,VCC,GND,GNDが与えられる。また、出力
バッファ1はスルーホールによって電源線11,21に
接続されている。煩雑をさけるために接続の詳細は示さ
れないが、出力バッファ1は出力端たるパッド121に
も接続される。同様にして出力バッファ2は電源線1
1,21に接続され、パッド122にも接続される。ま
た、出力バッファ3は電源線22,12に接続され、パ
ッド123にも接続される。
【0022】電源線21と電源線22はいずれも同一直
線上に敷設され、しかも出力バッファ2と出力バッファ
3に挟まれた領域において端部を持つ。また電源線11
と電源線12はいずれも同一直線上に敷設され、しかも
出力バッファ2と出力バッファ3に挟まれた領域におい
て端部を持つ。
【0023】このため、出力バッファ1,2と出力バッ
ファ3とは互いに電源が供給される電源線が分離されて
おり、両者の間でスイッチングノイズ等の回路の干渉が
回避されている。しかも出力バッファの構成されるべき
領域の幅は電源線2本に対応するだけで足りる。図1に
示された構成は、図22に示された出力バッファ部10
0の接続関係に対応しており、従来の技術において図2
2に示された出力バッファ部100の接続関係に対応す
る図24と比較するとその集積度が大幅に向上すること
がわかる。
【0024】また、パッドからバッファまでの配線長が
短くなり、抵抗やインダクタンス成分が悪影響を及ぼす
可能性を低減する。
【0025】本発明を適用するに際し、出力バッファ
1,2の位置は、出力バッファ3が両者の間に割り込ん
だ構造を採らない限りどの様に配置してもよい。例え
ば、図1において隣接する8個のバッファ領域の左端に
出力バッファ1を配置し、右端に出力バッファ3を配置
してもよい。つまり本実施例は同じ電源線が接続される
べきバッファを隣接して配置する必要があるものの、そ
の位置及び数を完全に決定してしまうものではない。こ
の意味でバッファの設計の自由度は確保されている。
【0026】また、図1では電源パッド11a,21a
によってその左側から、電源パッド12a,22aによ
ってその右側から、挟まれている領域の電源線について
示しただけであるが、電源パッド11a,21aの左側
に位置する領域や、電源パッド12a,22aの右側に
位置する領域においても同様にこの発明を適用すること
ができるのは言うまでもない。
【0027】(A−2)第2実施例:図2はこの発明の
第2実施例の構成を示す平面図である。領域101にお
いてTTL型の出力バッファ1,2とECL型の出力バ
ッファ4が設けられている。領域101の上方には電源
線21,22,11,31が敷設されている。
【0028】第1実施例と同様にして出力バッファ1は
スルーホールによって電源線11,21に接続されてお
り、出力バッファ2は電源線11,21に接続される。
一方、出力バッファ4は電源線11,22,31に接続
されており、接続の詳細は示されないがパッド124に
も接続されている。電源線31は電源パッド31aに接
続されており、電源パッド31aには電位VEEが与え
られるので、出力バッファ4には電位VCC,VEE,
GNDの三種の電位が与えられる。この実施例において
は電位VCCを与えるのは電源線11のみであり、出力
バッファ1,2,4のいずれもがこれに接続されてい
る。
【0029】このように、接地電位GNDを与える電源
線のみを出力バッファ1,2用(電源線21)と出力バ
ッファ4用(電源線22)とに分けることによっても回
路間の干渉を抑制することができる。特にECL型のバ
ッファを混在させる場合には電源線の本数が多くなるの
で、接地電位GNDを与える電源線のみを分けることに
よる領域101の面積の縮小だけでも、半導体集積回路
装置の集積度向上にとって望ましいものである。また、
パッドからバッファまでの配線長を短くすることがで
き、インダクタンス成分が悪影響を与えることを抑制で
きる。
【0030】B.内部論理回路に適用された実施例:こ
の発明は入出力バッファに適用されるだけでなく、半導
体集積回路装置の入出力バッファの内部に設けられる論
理ブロックにも適用することができる。
【0031】(B−1)第3実施例:図3はこの発明が
適用された論理ブロックの構成を示す模式的に示す平面
図である。論理ブロック200a,200b,200
c,200dは電位VCCと電位GNDとを必要とす
る。電位VCCは例えば電源線11,12によって、ま
た電位GNDは例えば電源線12,22によって供給さ
れる。電源線11,12及び電源線21,22はそれぞ
れ同一直線上に配置され、互いに直接には接続されてい
ない。
【0032】一方、論理ブロック200a,200bは
電源線11,12,21,22が走る方向と同じ方向に
並んでおり、しかも、電源線11,12,21,22が
必要とする幅は電源線の2本分であるので、集積度を低
下させることなく論理ブロック200a,200bの間
での回路干渉を抑制することができる。
【0033】論理ブロック200c,200dに関して
も同様である。特に半導体集積回路装置の内部において
は論理ブロックの列が非常に多く設けられるので、一列
に配置された論理ブロックに対してこのような集積度の
低下を抑制することは、結果として半導体集積回路装置
の集積度を向上させることになる。
【0034】(B−2)第4実施例:半導体回路装置に
おいてTTL型の論理ブロックとECL型の論理ブロッ
クとを混在させようとした場合、それぞれの出力振幅の
相違、要求する電位の相違などから、別々に設計して同
一の半導体集積回路装置に搭載することが考えられる。
【0035】図4はこのような半導体集積回路装置の構
成を模式的に示す平面図である。但し、簡単のために入
出力バッファは省略している。内部領域1000におい
て、数多くの電源線がX方向に敷設されている。但し、
図4では煩雑を避けるために電源線11b,21b,1
2b,22bの4本のみを示している。
【0036】内部領域1000においてTTL型及びE
CL型の論理ブロックを形成する場合、回路間の干渉を
抑制するためには両者に電位を供給する電源線を分離す
る必要がある。また、TTL型及びECL型の論理ブロ
ックはそれぞれ別々に設計されるので、互いに接続され
るべき電源線の間隔が揃わない場合もある。従って、従
来の技術をこのような内部領域1000に適用する場合
を考えると、X方向に連続する2種の領域201,20
2を設け、TTL型の論理ブロックを領域201に、ま
たECL型の論理ブロックを領域202に、それぞれ設
ける必要がある。電源線11b,21bは領域201の
内部に、また電源線12b,22bは領域202の内部
に、それぞれ所定の電位を供給し、論理ブロックの互い
に異なる種類のものは異なる電源線から電位を供給され
ることになる。このようにして回路間の干渉を抑制する
ことができる。
【0037】しかしTTL型の論理ブロック(あるいは
ECL型の論理ブロック)のトランジスタの数を変更し
ようとした場合、X方向と直交するY方向に数えて一列
分のトランジスタがTTL型の論理ブロックからECL
型の論理ブロックへ、あるいはその逆に変更されること
になる。一般に電源線の走る方向(X方向)に並ぶトラ
ンジスタの数はY方向に並ぶトランジスタの数よりも多
いため、その変更は回路構成上冗長となることがあり、
集積度の観点からは望ましくない。
【0038】一方、電源線の走る方向と直交する方向
(Y方向)に延びる2種の領域を設定し、それぞれに別
々の電源線によって所定の電位を供給すれば上記の変更
に関する問題は緩和される。即ち、トランジスタをいず
れの型の論理ブロックに供するかという設計上の選択の
自由度が向上する。
【0039】図5は上記のような、Y方向に延び、X方
向に分離された領域203,204を備える内部領域1
001の構成を示す平面図である。この場合、本発明を
適用することによって電源線の分離が可能となる。即ち
電源線11bと電源線12bとは同一直線上に敷設され
ているが、領域203と領域204との境界において互
いに分離されている。電源線21bと電源線22bに関
しても同様である。したがって、互いの回路干渉を回避
しつつ、設計上の自由度が向上する。
【0040】このように、異なる型の論理ブロックが設
けられる領域を有する内部領域にこの発明を適用する場
合には、TTL型とECL型のいずれにも適用できるセ
ルを用いて設計することが望ましい。単に結線を異なら
せるだけでいずれの型の論理ブロックをも構成すること
ができれば、あるトランジスタ等の素子を一旦TTL型
の論理ブロック用に設計した後で、これをECL型の論
理ブロックに設計変更することが容易になり、この実施
例の効果を高めることになるためである。
【0041】図6はTTL型とECL型のいずれにも適
用できるセルの一例を示す平面図である。バイポーラト
ランジスタB1、MISトランジスタM1、抵抗R1の
上方には接地電位GNDを供給する電源線G1が敷設さ
れる。バイポーラトランジスタB2、抵抗R2,R3の
上方には電位VEEを供給する電源線E1が敷設され
る。更にダイオードD1、バイポーラトランジスタB4
の上方には電位VCCを供給する電源線C1が敷設さ
れ、ダイオードD2、バイポーラトランジスタB5、抵
抗R4、MISトランジスタM2の上方には接地電位G
NDを供給する電源線G2が敷設される。そしてMIS
トランジスタM3、抵抗R5の上方には電位VCCを供
給する電源線C2が敷設される。図において各素子との
区別が容易となるように、各電源線は点線で示されてい
る。
【0042】図7はTTL型の論理ブロックの構成を例
示する回路図であり、図8は、図6に示されたセルに配
線を施すことによって図7に示されたTTL型の論理ブ
ロックを構成した場合の平面図である。図8においてX
は配線と素子の接続点を示すものであり、四角で囲まれ
たXはその上方において敷設される電源線との接続(ビ
アホール)を示すものである。この場合には電源線E1
が供給する電位VEEは必要とされず、バイポーラトラ
ンジスタB2、抵抗R2,R3は論理ブロックを構成し
ない。
【0043】図9はECL型の論理ブロックの構成を例
示する回路図であり、特開平2−154521号公報に
開示されたものである。図10は、図6に示されたセル
に配線を施すことによって図9に示されたECL型の論
理ブロックを構成した場合の平面図である。この場合に
は電源線C1が供給する電位VCCは必要とされず、バ
イポーラトランジスタB4、ダイオードD1は論理ブロ
ックを構成しない。
【0044】図8、図10において示されたように、図
6に示されたセルはTTL型、ECL型のいずれの論理
ブロックをも構成することが可能となる。従って、この
ようなセルを用いて半導体集積回路装置の内部領域を形
成することにより、この発明の適用が容易となる。図5
に示されるようにして同一セルの集合で領域203,2
04のそれぞれにTTL型、ECL型の論理ブロックを
構成する。そして電源線G1,E1,C1,G2,C2
を領域203,204の間で分離する。このような構成
によりTTL型とECL型の論理ブロック間において回
路干渉を避けることができ、しかも集積度を向上させる
ことができる。
【0045】勿論、領域203の内部においてTTL型
の論理ブロック同士の電源線を、第3実施例に倣って分
離することも可能であり、領域204の内部においてE
CL型の論理ブロック同士の電源線を、第3実施例に倣
って分離することも可能である。
【0046】(B−3)第5実施例:この発明はTTL
型とECL型のように、デジタル回路であっても振幅が
異なる型の回路を設ける場合のみならず、デジタル回路
とアナログ回路が混在する場合にも適用することができ
る。特にアナログ回路はデジタル回路と比較して自動的
に設計する部分も多く、両者は別々に設計されることが
多い。そのような場合にこの発明を適用するためには配
線次第でデジタル回路とアナログ回路のいずれをも実現
できるようなセルを用いて内部領域を構成することが望
ましい。
【0047】図11はデジタル回路とアナログ回路のい
ずれにも適用できるセルの一例を示す平面図である。こ
のようなセルに関する技術は、「電子情報通信学会技術
研究報告、Vol.89,No.205,pp49〜5
5(ICD89−118)」や、特開平3−6858号
公報において開示されている。
【0048】図11に示されたセルは、バイポーラトラ
ンジスタ1100、1120、PMOSトランジスタ1
599,1501,1502、NMOSトランジスタ1
499,1401,1402,1403,1404、抵
抗1200,1220を備えている。
【0049】図12は図11に示された構成を有するセ
ルが実現することができるデジタル回路の一例を示す回
路図である。また、図13は図11に示された構成を有
するセルにおいて図12に示されたデジタル回路を実現
した場合の配線を示す平面図である。図において、配線
は実線の破線若しくは細線の破線で示され、両者は異な
る層において形成されており、互いに絶縁されている。
また、丸で囲まれたXは異なる層において形成された配
線同士、あるいは半導体領域と配線とを接続するビアホ
ールを示す。但し、セルにおけるMOSトランジスタ1
599,1499は図12に示すデジタル回路を構成し
ない。これらは素子分離のために用いられている。
【0050】図14は図11に示された構成を有するセ
ルが実現することができるデジタル回路の他の例を示す
回路図である。また、図15は図11に示された構成を
有するセルにおいて図14に示されたデジタル回路を実
現した場合の配線を示す平面図である。この場合におい
てもMOSトランジスタ1599,1499は図14に
示すデジタル回路を構成せず、素子分離のために用いら
れている。
【0051】図16は図11に示された構成を有するセ
ルが実現することができるアナログ回路の一例である回
路999を示す回路図である。また図17、図18は、
図11に示された構成を有するセルにおいて図16に示
されたアナログ回路999を実現した場合の配線を示す
平面図である。図17、図18は仮想線Qにおいて連続
しており、仮想線Pと仮想線Rに挟まれた領域におい
て、図11に示された構成を有するセルがこれらの仮想
線の走る方向に沿って複数配列されている。そして仮想
線Pを挟んでセルが複数配列される。また仮想線Rを挟
んでセルが複数配列される。
【0052】そして図11に示されたバイポーラトラン
ジスタ1100は、図17、図18で示されたバイポー
ラトランジスタ2117,2111,2114,211
3,2121に対応している。また、バイポーラトラン
ジスタ1120は、バイポーラトランジスタ2110,
2112,2116,2115,2122に対応してい
る。また、抵抗1220は、抵抗2203,2201,
2202,2204,2205に対応している。図1
7、図18において、細い実線は1層目の配線を、細い
破線は2層目の配線をそれぞれ示しており、Xはバイポ
ーラトランジスタと1層目の配線との接続を、また丸で
囲まれたXは1層目の配線と2層目の配線との接続を、
それぞれ示している。
【0053】以上に示されたようなデジタル回路とアナ
ログ回路のいずれにも適用できるセルを用いることによ
り、デジタル回路とアナログ回路が混在する場合にも同
一のセルを用いて内部領域1000における論理ブロッ
クを構成することができ、第4実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上に説明されたように、この発明によ
れば、異なる電位が与えられ、隣接する半導体領域の境
界において電源配線の端部を配置したので、集積度を低
下させることなくスイッチングノイズ等の回路間干渉を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す平面図である。
【図3】この発明の第3実施例を示す平面図である。
【図4】この発明の第4実施例を説明する平面図であ
る。
【図5】この発明の第4実施例を説明する平面図であ
る。
【図6】この発明の第4実施例を説明する平面図であ
る。
【図7】この発明の第4実施例を説明する回路図であ
る。
【図8】この発明の第4実施例を説明する平面図であ
る。
【図9】この発明の第4実施例を説明する回路図であ
る。
【図10】この発明の第4実施例を説明する平面図であ
る。
【図11】この発明の第5実施例を説明する平面図であ
る。
【図12】この発明の第5実施例を説明する回路図であ
る。
【図13】この発明の第5実施例を説明する平面図であ
る。
【図14】この発明の第5実施例を説明する回路図であ
る。
【図15】この発明の第5実施例を説明する平面図であ
る。
【図16】この発明の第5実施例を説明する回路図であ
る。
【図17】この発明の第5実施例を説明する平面図であ
る。
【図18】この発明の第5実施例を説明する平面図であ
る。
【図19】従来の技術を示すブロック図である。
【図20】従来の技術を示す回路図である。
【図21】従来の技術を示す回路図である。
【図22】従来の技術を示す回路図である。
【図23】従来の技術を示す回路図である。
【図24】従来の技術を示す平面図である。
【符号の説明】
1〜4 出力バッファ 11,12,21,22,31 電源線 101,203,204 領域 200a〜200d 論理ブロック
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【実施例】A.出力バッファに適用された実施例: (A−1)第1実施例:図1はこの発明の第1実施例の
構成を示す平面図である。領域101において出力バッ
ファ1,2,3が形成されている。電源線11,12,
21,22はそれぞれ電源パッド11a,12a,21
a,22aと、図中において四角で囲まれたXで示され
アホールによって接続されている。電源パッド11
a,12a,21a,22aにはそれぞれ電位VCC,
VCC,GND,GNDが与えられる。また、出力バッ
ファ1はスルーホールによって電源線11,21に接続
されている。煩雑をさけるために接続の詳細は示されな
いが、出力バッファ1は出力端たるパッド121にも接
続される。同様にして出力バッファ2は電源線11,2
1に接続され、パッド122にも接続される。また、出
力バッファ3は電源線22,12に接続され、パッド1
23にも接続される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】図12は図11に示された構成を有するセ
ルが実現することができるデジタル回路の一例を示す回
路図である。また、図13は図11に示された構成を有
するセルにおいて図12に示されたデジタル回路を実現
した場合の配線を示す平面図である。図において、配線
細線の実線若しくは細線の破線で示され、両者は異な
る層において形成されており、互いに絶縁されている。
ここで、×は配線と素子の接続点を示すものであり、丸
で囲まれた×は異なる層において形成された配線同士
接続するビアホールを示す。但し、セルにおけるMOS
トランジスタ1599,1499は図12に示すデジタ
ル回路を構成しない。これらは素子分離のために用いら
れている。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板において配列された複
    数の半導体領域と、 (b)前記半導体領域の各々において第1の方向におい
    て形成され、少なくとも一つの共通した電位が与えられ
    る、少なくとも一つの半導体集積回路と、 (c)前記半導体集積回路の上方に敷設され、隣接する
    前記半導体領域の境界において端部を有して前記第1の
    方向に延びる、少なくとも一つの電源配線と、 を備える半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体集積回路は、 (b−1)前記半導体集積回路に与えられた情報に対し
    て所定の処理を行う複数の論理ブロックと、 (b−2)前記論理ブロックに前記情報の入力及び前記
    所定の処理が行われた前記情報の出力を行う入出力回路
    と、 を備え、 前記電源配線は、前記入出力回路において敷設される、
    請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体集積回路は、 (b−3)出力する信号の振幅が互いに異なる複数種の
    論理ブロックを備え、 前記電源配線は、前記論理ブロックにおいて敷設され
    る、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体集積回路は、 (b−4)デジタル信号を処理する第1の論理ブロック
    と、 (b−5)アナログ信号を処理する第2の論理ブロック
    と、 を備え、 前記電源配線は、前記第1及び第2の論理ブロックにお
    いて敷設される、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体集積回路は、 (b−6)TTL型の第1の論理ブロックと、 (b−7)ECL型の第2の論理ブロックと、 を備え、 前記電源配線は、前記第1及び第2の論理ブロックにお
    いて敷設される、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体領域は、前記第1の方向と直
    交する第2の方向に配列される、請求項3乃至請求項5
    のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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