JPH04105919U - 内燃機関のマフラー - Google Patents

内燃機関のマフラー

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JPH04105919U
JPH04105919U JP828391U JP828391U JPH04105919U JP H04105919 U JPH04105919 U JP H04105919U JP 828391 U JP828391 U JP 828391U JP 828391 U JP828391 U JP 828391U JP H04105919 U JPH04105919 U JP H04105919U
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pipe
compartment
muffler
outlet end
tail
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和之 小林
芳隆 河原
善彦 今村
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三菱重工業株式会社
中菱エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2室以上に区画したマフラー本体内の噴気音
及び気流音の防止を図った。 【構成】 マフラー本体50の内部を区画する第1区画
室60に、出口端を閉塞して外周の小孔52bを介して
連通する入口管52を臨ませ、該入口管52の小孔52
bの総面積を入口管52の内径面積より大きくすると共
に第1区画室60と第2区画室61と第3区画室62と
をそれぞれ連通する各パイプ54を上流側をフレア形状
54aとし、出口端を閉塞してパイプ外周の小孔54b
で連通させ、該小孔54bの総面積をパイプ54の内径
面積より大きくし、更に第3区画室のテールパイプ55
の出口端にメッシュ56を設けたことを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関、特に単気筒小型汎用内燃機関に適用されるマフラーに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来マフラー構造の技術としては多数提案されているが、マフラー本体内部を 複数室に区画し、しかも区画手段として同一部品を順次重ね合わせとしたものが 実開昭60−187315号に開示されている。 前記の考案は図4及び図5に示すように、マフラー本体1の内部を第1室2と 第2室3と第3室4とに区画形成し、先端の第1室2にエンジンの排気口5に連 る連通管6をその出口端を閉塞してその管外周の小孔7を介して連通するように 臨ませ、第1室2と第2室3とは区画室壁に設けた連通孔8を介して連通させる と共に第2室と第3室とはパイプ9を介して連通させ更に第3室4のテール室に は大気開放孔となるテールパイプ10を臨ませている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般に単気筒エンジンの排気音は、排気の間欠的な吐出に伴なう騒音であり、 排気系に於ける時系列的な圧力変動による音である噴気音と、排気ガスが高速で 噴出する際の気流音に大別されるが、前述の従来マフラー構造に於いては、マフ ラーを構成する各区画室を連通するパイプ並びに大気開放孔となるテールパイプ の出口部か開放端のため、それぞれのパイプ出口部に於る噴気音抑制に対し、各 パイプから流出する排気ガスが一つの大きな噴流となるため、該部での噴気音の 発生が避けられない。
【0004】 更に各パイプの排気ガス入口端が円筒切断面の円形形状となっているため各パ イプに排気ガスが流入する際、気流が発生する渦流により気流音が発生するため 気流音抑制効果が小さい。 本考案はかかる問題点に対処するため開発されたものであって噴気音の発生と 気流音の発生を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2を 用いて説明すると本考案はマフラー本体50の内部を2室以上の各区画室60, 61…に形成し、先端の第1区画室60にエンジンの排気口に連る入口管52を 、その出口端を閉塞してその管外周の小孔52bを介して連通するように臨ませ ると共に、各区画室60,61…をパイプ54で連通して、後端のテール区画室 62に大気開放孔となるテールパイプ55を臨ませた内燃機関のマフラーにおい て、前記入口管52の管外周の小孔52bの総面積を入口管52の内径面積より 大きくすると共に前記パイプ54を上流側をフレア形状54aとし出口端を閉塞 してパイプ外周の小孔54bで連通させ、該小孔54bの総面積をパイプ54の 内径面積より大きくし更に前記テールパイプ55の出口端にメッシュ56を設け たことを特徴とする。
【0006】
【作用】
そして本考案は上記の手段によりマフラー本体内の各区画室に連通するパイプ は入口管も含め、出口を閉塞した多孔構造としたため、各パイプより流出する排 気ガスは、大きな噴流とならず、分散・放出させるため、噴気による脈動音を最 小限にすると共に、各区画室間のパイプに流入する排気ガスはパイプ入口のフレ ア形状により、流入の際の渦流の過大な発生を未然に防止しうるため、該部での 気流音発生を抑止することが出来る。
【0007】 更に、各パイプの出口端はテールパイプを除き、各区画室壁に当接させて閉塞 する構造としたため閉塞のための特別の部品を要することがなくまた、各区画室 の区画壁はその構成を共通とするたとが出来、製造容易となる。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の1実施例を図1及び図2を用いて説明する。 図1において、50はマフラー本体で、入口管52の一端にはエンジン(図示 せず)と接続するためのフランジ51を備え、他端52aは、マフラー側壁57 に当接しマフラー内部に臨む部分には複数の小孔52bを備えている。また、マ フラー本体50は仕切板53により第1区画室60、第2区画室61、第3区画 室62に区画され、仕切板53にはパイプ54が固着されている。パイプ54の 一端は排気ガスの流れの上流側一端をフレア形状54aにし、他端は仕切板53 もしくは、底板59に当接するようになっている。マフラー側壁57の上部には 上板58が固着され、かつ、仕切板53も固着されている。底板59にはテール パイプ55が固着され、該テールパイプ55の一端マフラー内部側はフレア形状 55aで、他端出口部にはメッシュ56が固着されている。一方、パイプ54の 出口端部近傍には複数の小孔54bが開口し、小孔面積の総和は入口端部管内径 面積よりも大きい値としてある。入口管52に備えた小孔52bの面積総和につ いても入口管内径面積よりも大きな値としてある。
【0009】 図2は図1に於るA矢視断面図で、パイプ54はそれぞれ円筒中心に対し対称 位置に配しているまた、入口管52の一端は側壁57の重ね合わせ部57aに当 接するようになっている。以上の構成により、エンジンより排出される高温の排 気ガスは、入口管52により第1区画室60へ小孔52bを経て流入するが、高 温の排気ガスの側壁衝突部は重ね合わせの二重構造57aとなっているため該部 の赤熱は防止される。
【0010】 また、小孔52bの面積総和は入口管内径面積より大きいため、該小孔52b 部での流速を過大にすることがない。 第1区画室60より第2区画室61は、パイプ54を経て、流入するが該パイ プ54の入口部フレア形状54aにより、流入時の渦流の発生を抑えるため気流 音発生を未然に防止する。
【0011】 また本考案に於る構造では該パイプ54の絞りはパイプ54の出口端部近傍の 管内径に支配され、長さを持った絞りとして減音特性を高める役目をする。図3 に、パイプ長さによる減音量の理論計算値を示す。 更にパイプ出口部は仕切板53に当接して閉塞しかつ出口端近傍に小孔が複数 個設けられていることより、パイプを通過する間欠的な噴流が一つの大きな噴流 として第2区画室に流出されることなく分散・流入するため該出口部での脈動音 発生を最小限にすることが出来る。
【0012】 第2区画室61より第3区画室62に於いても同様の減音特性が得られ加えて 、テールパイプ55の出口部のメッシュ56により、出口管端部での渦流による 気流音を抑止するようになっている。
【0013】
【考案の効果】
このように本考案によるときはマフラー本体の第1区画室に連る入口管の管外 周の小孔の総面積を入口管の内径面積より大きくすると共にマフラー本体の各区 画室を連通するパイプは、これを上流側をフレア形状とし出口端を閉塞してパイ プ外周の小孔で連通させ、該小孔の総面積をパイプの内径面積より大きくし、更 にマフラー本体の後端のテール区画室のテールパイプの出口端にメッシュを設け たものであるから区画室の間欠的排気噴流は出口端閉塞の小孔分散放出となって 噴流音を低減させると共にパイプ入口端に於てはフレア形状となって気流音を抑 止し、更にテールパイプにおいては出口端のメッシュ構造にて気流音を抑止し全 体として比較的小容積にて出力低下の少ない低排気音のマフラーが得られ、而も 各区画室を区画連通する部品を共通として出口端を室壁で閉塞するときその製造 が簡単となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA矢視断面図である。
【図3】パイプ長さによる音響理論的な減音量特性図で
ある。
【図4】従来例を示す側断面図である。
【図5】従来例を示す正断面図である。
【符号の説明】
50 マフラー本体 52 入口管 52b 小孔 54 パイプ 54a フレア形状 54b 小孔 55 テールパイプ 56 メッシュ 60 第1区画室 61 第2区画室 62 第3区画室
フロントページの続き (72)考案者 河原 芳隆 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)考案者 今村 善彦 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マフラー本体の内部を2室以上の各区画
    室に形成し、先端の第1区画室にエンジンの排気口に連
    る入口管を、その出口端を閉塞してその管外周の小孔を
    介して連通するように臨ませると共に、各区画室をパイ
    プで連通して、後端のテール区画室に大気開放孔となる
    テールパイプを臨ませた内燃機関のマフラーにおいて、
    前記入口管の管外周の小孔の総面積を入口管の内径面積
    より大きくすると共に前記パイプを上流側をフレア形状
    とし出口端を閉塞してパイプ外周の小孔で連通させ、該
    小孔の総面積をパイプの内径面積より大きくし更に前記
    テールパイプの出口端にメッシュを設けたことを特徴と
    する内燃機関のマフラー。
JP1991008283U 1991-02-22 1991-02-22 内燃機関のマフラー Expired - Lifetime JP2522192Y2 (ja)

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JP2006009609A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Honda Motor Co Ltd 消音器

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