JPS621380Y2 - - Google Patents

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JPS621380Y2
JPS621380Y2 JP1980149970U JP14997080U JPS621380Y2 JP S621380 Y2 JPS621380 Y2 JP S621380Y2 JP 1980149970 U JP1980149970 U JP 1980149970U JP 14997080 U JP14997080 U JP 14997080U JP S621380 Y2 JPS621380 Y2 JP S621380Y2
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は２サイクルエンジンの排気装置に関す
る。
従来より、２サイクルエンジンでは、出力を向
上させるために、シリンダ内の既燃ガスの掃気、
および新気の吸入に排気パイプ内におけるガス慣
性効果を利用することが知られている。すなわ
ち、排気開直後の高圧既燃ガスを排気パイプを通
じて急激に膨張させることによつて、該排気パイ
プのチユーナ部（排気ガス膨張室）と、シリンダ
室内との圧力差を大きくし、シリンダ内の既燃ガ
スを積極的に吸い出すことができる。
また、排気パイプの下流端部（通常、消音器に
連結される連結パイプの入口部分）で急激に通路
断面積を絞り、それによつて発生する正の反射波
を利用し、この反射波が２サイクルエンジンの排
気口に達するタイミングを掃気閉〜排気閉の吸入
新気の吹き抜け期間に一致させることにより、吸
入新気の吹き抜けを防止できることが知られてい
る。
そこで、従来、２サイクルエンジンの排気装置
として、例えば、第６図に示すように、２サイク
ルエンジンａの排気口ｂに、出力の向上を目的と
した一定長さのチユーナ部ｃ（膨張室）を有する
排気パイプｄが連結され、該排気パイプｄに、消
音器ｅが前記チユーナ部ｃの軸方向に連結パイプ
ｆを介して連設されたもの、また、第７図に示す
ように、排気パイプｄのチユーナ部ｃの下流側の
一部を内包するように、かつ該チユーナ部ｃと同
軸になるように消音器ｇを設けたものが提案され
ている。
また、第８図に示すように、排気パイプｄのチ
ユーナ部ｃと消音器（図示省略）との連結パイプ
ｆの上流側部分ｈを該チユーナ部ｃ内に挿入する
ことにより、チユーナ部ｃに出力向上とともに、
ある程度の消音効果をもたせた排気装置も提案さ
れている。これは、連結パイプｆの上流側部分ｈ
（挿入部分）の長さL1によつて決定される、膨張
室（チユーナ部ｃ）後部の空気室の長さ（容積）
による共鳴周波数を、２サイクルエンジンの排気
ガスの１〜３次の基本周波数に合わせることによ
つて、排気騒音を大巾に低減させることができる
からである。
しかしながら、これら従来の排気装置では、何
れも、排気パイプｄの軸方向に消音器ｅ，ｇが連
設されているため、排気装置そのものの全長が長
くなるという欠点がある。
そのため、例えば、第１０図に示すように、車
体の前後方向に排気装置を搭載する必要があるモ
ータサイクルＡの場合には、消音器ｅが車体の後
方に突出し、また、第１１図に示すように、ある
一定のエンジンルームｉ内に排気装置を収納する
必要のあるスノーモービルＢの場合には、軸方向
の長さを確保するために、排気パイプｄを大きく
曲げる必要があり、車体への搭載性が良くないと
いう欠点がある。
また、上述した排気装置の他に、第９図に示す
ように、排気パイプｋのチユーナ部ｍの側方に、
連結パイプｎを介して、消音器（図示省略）を配
設したものも提案されている。しかしながら、こ
の排気装置では、排気ガス流が一旦チユーナ部ｍ
内をよどんでから静圧に変換されて側方に排出さ
れるため、大巾な出力低下を惹き起こすととも
に、チユーナ部ｍ後部の共鳴室としての効果が十
分に得られず、消音効果において劣るという欠点
がある。
本考案は、コンパクトで車体搭載性がよく、し
かも消音効果の優れた２サイクルエンジンの排気
装置を提供することを主目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、２サイ
クルエンジンの排気口に連通される上流端から排
気通路断面積が次第に増加し、下流部分に膨大部
を有し、下流端部が閉塞された排気パイプを備
え、前記排気パイプの膨大部内に導出パイプの一
部が挿入され、該導出パイプの上流端開口が排気
ガスの流れ方向に対向する一方、下流端開口が前
記膨大部の側方に位置し、前記導出パイプにて排
気パイプより排気ガスが導出されることを特徴と
するものである。
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
＜実施例 １＞ 第１図において、１は上流端が２サイクルエン
ジン（図示省略）の排気口に連通された排気パイ
プで、前記上流端から次第に排気通路断面積が増
加している円錐台形状の第１筒部２と、該第１筒
部２の最大径と等しい径である円筒部３（膨大
部）と、上流端から次第に排気通路４の通路断面
積が減少し、下流端部が閉塞された逆円錐台形状
の第２筒部５とがこの順に連設されてなる。
６は湾曲した導出パイプで、その一部が第２筒
部５を貫通して排気パイプ１内に挿入されてい
る。この導出パイプ６の上流端部６ａの中心軸線
と、下流端部６ｂの中心軸線とは互いに直交関係
にある。導出パイプ６の上流端部６ａの中心軸線
と排気パイプ１の軸線とは同軸関係で、上流端開
口６ｃが排気ガスの流れ方向Ｆに対向し、膨大部
である円筒部３内に位置している。一方、導出パ
イプ６の下流端部６ｂは、排気パイプ１の側方に
配設された消音器７に接続されている。
８は消音器７の排気口で、その中心軸線は、排
気パイプ１の中心軸線と略平行関係にあり、排気
パイプ１の上流側に向けて開口している。
＜実施例 ２＞ 第２図において、１１は上流端が２サイクルエ
ンジン（図示省略）の排気口に連通する排気パイ
プで、前記上流端から下流側に進むにつれて排気
通路１２の通路断面積が増加している円錐台形状
の前側筒部１３と、該前側筒部１３の最大径と等
しい径である後側円筒部１４（膨大部）とが連設
されてなる。この後側円筒部１４は比較的長く
（＜実施例１＞の円筒部３と第２筒部５との長さ
の和に相当するぐらい）、下流端は端板１５にて
閉塞されている。
＜実施例１＞と同一構成である導出パイプ６
は、その上流端開口６ｃが後側円筒部１４の中間
位置より前方に位置する一方、下流端部６ｂが後
側円筒部１４の側方に並設された消音器１６に連
通している。１７は排気パイプ１１と同軸関係に
ある消音器１６の排気口で、後方に向けて開口し
ている。
＜実施例 ３＞ 第３図に示すように、＜実施例１＞と同様の構
成の排気パイプ１の円筒部３および第２筒部５を
内包する消音器２１が排気パイプ１外側に同軸に
設けられている。また、排気パイプ１（第２筒部
５）の下流端が、消音器２１の下流端板２２の内
面に当接している。
２３は湾曲した導出パイプで、上流端開口２３
ａは排気パイプ１の円筒部３内後方に位置する一
方、下流端部２３ｂは第２筒部５を貫通して消音
器２１内に挿入されている。
２４は消音器２１の排気口で、導出パイプ２３
の下流端開口２３ｂが位置する部分よりもずつと
前方の消音器２１の側部の側方に、すなわち排気
パイプ１の中心軸線に中心軸線が直交するように
突設されている。
上記各実施例においては、排気ガスを導出パイ
プにて、排気パイプの側方に排出するようにし、
消音器を排気パイプの側方あるいは外周囲に配設
できるようにしたため、排気装置の全長を短かく
してコンパクト化が図れ、車体搭載性が従来のも
のに比して向上している。したがつて、第４図に
示すように、モータサイクルＤに搭載しても、消
音器１６が車体の後方に突出することなく、ま
た、第５図に示すように、スノーモービルＥに搭
載する場合には、従来のように、排気パイプ１１
を大きく曲げる必要はない。
その結果、型費、部品費の大幅なコストダウン
が図れる。
また、導出パイプの一部を排気パイプの膨大部
内に所定長さL2，L3，L4だけ挿入し、その挿入
による膨大部内の膨張室後方向の共鳴周波数が、
エンジンの基本周波数に一致するように構成され
ているため、騒音が大幅に低減されている。この
低減効果は、導出パイプの上流端開口が、膨張室
（膨大部）の略中心付近に配設され、かつ排気ガ
スの流れ方向Ｆに対向しているため、一層増大さ
れ、また、排気ガスの流れの共振、および動圧を
そのまま排気パイプ外部に導くことになるため、
出力が向上して、従来のような大幅な出力低下が
排除されている。
さらに、導出パイプの取付位置の選択範囲が広
く、導出パイプの長さL5，L6，L7を任意に選定
できるため、騒音低減効果を一層増大させること
が可能となる。
以上のように構成したから、本考案は、コンパ
クトで、車体への搭載性が良く、しかも消音効果
が良好であるという実用上優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第１図乃至第５図は本考案の実施態様を例示す
るもので、第１図は＜実施例１＞の２サイクルエ
ンジンの排気装置の概略構成図、第２図は＜実施
例２＞の同概略構成図、第３図は＜実施例３＞の
同概略構成図、第４図および第５図はそれぞれ＜
実施例２＞の排気装置を搭載したモータサイクル
およびスノーモービルの図、第６図乃至第１１図
はそれぞれ従来例を示すもので、第６図乃至第９
図はそれぞれ従来の２サイクルエンジンの排気装
置の概略構成図、第１０図および第１１図はそれ
ぞれ第６図に示す排気装置を搭載したモータサイ
クルおよびスノーモービルの図である。 １……排気パイプ、２……第１筒部、３……円
筒部、４……排気通路、５……第２筒部、６……
導出パイプ、７……消音器、８……排気口、１１
……排気パイプ、１３……前側筒部、１４……後
側筒部、１６……消音器、１７……排気口、２１
……消音器、２３……導出パイプ、２４……排気
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ２サイクルエンジンの排気口に連通される上
    流端から排気通路断面積が次第に増加し、下流
    部分に膨大部を有し、下流端部が閉塞された排
    気パイプを備え、前記排気パイプの膨大部内に
    導出パイプの一部が挿入され、該導出パイプの
    上流端開口が排気ガスの流れ方向に対向する一
    方、下流端開口が前記膨大部の側方に位置し、
    前記導出パイプにて排気パイプより排気ガスが
    導出されることを特徴とする２サイクルエンジ
    ンの排気装置。 (2) 排気パイプは、他方に消音器を有し、該消音
    器内に導出パイプの下流端開口が位置している
    実用新案登録請求の範囲第１項記載の２サイク
    ルエンジンの排気装置。
JP1980149970U 1980-10-20 1980-10-20 Expired JPS621380Y2 (ja)

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JP1980149970U JPS621380Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20
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