JPH0410421B2 - - Google Patents

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JPH0410421B2
JPH0410421B2 JP58019469A JP1946983A JPH0410421B2 JP H0410421 B2 JPH0410421 B2 JP H0410421B2 JP 58019469 A JP58019469 A JP 58019469A JP 1946983 A JP1946983 A JP 1946983A JP H0410421 B2 JPH0410421 B2 JP H0410421B2
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JP
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synthetic resin
pattern
roll
foam
base material
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JP58019469A
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、壁紙の製造法、さらに詳しくは模様
を構成する合成樹脂発泡材層表面をエンボス加工
することによる、壁紙などとして用いられるシー
ト状の装飾材の製造法に関する。
従来の技術 従来より基材上に平滑または凹凸を有する第1
の合成樹脂層を形成し、その上に発泡性合成樹脂
を用い模様を形成した後、発泡を行なつて、上面
が平面であるか、または第1の合成樹脂層の凹凸
形状と逆模様を有した壁紙についての製造法は公
知であつた。しかしながら、かかる公知の方法に
より得られた壁紙の模様の上部平面における平滑
性は不充分で、また模様をなす突起の肩部は鮮明
でない。さらに、上面が凹凸形状を有する場合、
その形状は第1の合成樹脂層の凹凸形状の逆模様
となり、しかもその凹凸は不鮮明なものであつ
た。
発明の目的 このように、従来の製造法では、壁紙の模様を
形成する発泡性合成樹脂層の表面性状の制御は充
分でなく、平滑性あるいは模様の鮮明さに欠け、
自由な模様を付与することができないため、壁紙
として満足しうる優れた外観を備えたものを得る
ことはできなかつた。
そこで、本発明者らは、模様を形成する発泡体
表面に自由に、かつ鮮明に模様を付与しえ、ある
いは極めて優れた平滑性を与えうる方法について
鋭意検討を行なつた結果、予め合成樹脂発泡層を
設けた後にエンボス加工またはプレーンロール処
理を行なうことにより、新規な外観を有し高級感
を備えた優れた壁紙が得られることを見出し、本
発明を完成するに至つた。
発明の構成 本発明方法は、基材上に発泡性または非発泡性
の第1の合成樹脂層を積層し、該層に凹凸模様を
形成するか、または形成しないで、さらに前記第
1の層上に発泡性合成樹脂を用いて模様を印刷
後、加熱発泡を行ない、発泡後の発泡性合成樹脂
層の厚さを0.3〜3mmとし、ついで基材を背後よ
りバツキングロールで支持し、バツキングロール
との間の間〓(Δhc、mm)、基材底面からの模様
発泡体凸部上端の高さ(ΔH′、mm)およびエンボ
スロール彫刻深度(d、mm)との関係が式Δhc≦
H′−(d+0.1)を満足する条件下、発泡凸部のみ
に表面エンボス加工またはプレーンロール処理を
行なうことを特徴とする壁紙の製造法である。
つぎに、本発明方法を構成する工程を第1図〜
第3図を参照しながら詳しく説明する。
第1図aおよびbは、本発明方法による壁紙に
おいて、基材に第1の合成樹脂を積層し、ついで
該合成樹脂層に凹凸模様を形成した場合、および
形成しない場合について、さらにこの合成樹脂層
上に発泡性合成樹脂塗料を用い、模様を印刷した
ものの模式的断面図である。
第2図aおよびbは、各々第1図aおよびbの
発泡性合成樹脂塗料を加熱発泡した後の模式的断
面図である。
第3図aおよびbは、各々第2図aおよびbの
発泡後の樹脂層をエンボス加工した後の模式的断
面図である。
第1工程 本発明方法の壁紙を製造するには、まず第1図
aに示すごとく、基材1上に塗布ドクターなどを
用いて発泡性または非発泡性の合成樹脂層2を塗
布し、加熱乾燥する。
該合成樹脂層2の厚さは、特に限定するもので
はないが、基材と該樹脂の厚さの合計として、通
常、0.2〜1mm厚、好ましくは0.3〜0.8mm厚とする
のがよい。
本発明方法では、つぎにグラビア印刷などを施
したり、あるいは第1図bに示すように合成樹脂
層を加熱し、型押装置により凹凸模様を形成した
り、また発泡性樹脂を用いた場合は発泡を行なわ
せるなど種々の処理を行なうことが可能である。
第2工程(第1図a,b) 前記第1工程で形成された合成樹脂層2(ベー
ス)上に、ロータリースクリーン装置などを用い
て、発泡性合成樹脂塗料層3により模様を印刷
し、乾燥ゲル化させ、第1図a,bの断面構造を
得る。
第3工程(第2図a,b) 前記第2工程で印刷した発泡性合成樹脂塗料層
3を発泡剤分解温度に設定した発泡炉内に通して
発泡させ、第2図a,bに示す断面構造を得る。
ここで得られた模様発泡体4の凸部上端と前記合
成樹脂層2の上端との高さの差(ΔH)は、0.3〜
3mm、好ましくは0.5〜3mmである。
第4工程(第3図a,b) ついで、前記の模様を形成する発泡体4の上部
にエンボスロールを接触させ、発泡体凸部に所望
の柄模様を付与する。ここで、エンボスロール凸
部と、基材を背後より支持するバツキングロール
の間の間隙(Δhcmm)は、Δhc≦ΔH′−(d+0.1)
とする〔但し、ΔH′は基材1底面からの模様発泡
体4凸部上端の高さ(mm)、dはエンボスロール
彫刻深度(mm)〕。
また、エンボスロールの発泡体4への接触は、
前記第3公程における発泡完了後、冷却を行な
い、さらに再加熱して発泡体凸部のみを軟化溶融
させた後に実施してもよい。
また、本工程におけるエンボスロールの代りに
プレーンロールを使用すれば、発泡体4凸部表面
が極めて平滑で、かつ発泡体の肩部が鮮明とな
る。
本発明方法において用いることのできる基材
は、通常壁紙に用いられるものであればいずれで
もよく、例えば、紙、難燃紙、織物、不織布、ア
スベスト紙、各種合成樹脂シートなどを挙げるこ
とができる。
第1工程において形成される合成樹脂層に用い
られる合成樹脂としては、塩化ビニル樹脂もしく
は塩化ビニルと酢酸ビニルなどとの共重合体、例
えば、平均重合度500〜2000の塩化ビニルもしく
は、塩化ビニル共重合体ベースト樹脂などが挙げ
られ、これらに可塑剤、安定剤、充填剤、難燃剤
さらに発泡剤などを配合した発泡性または非発泡
性のものが用いられる。
また、第2図工程において用いられる発泡性合
成樹脂塗料としては、前記と同様の合成樹脂に可
塑剤、安定剤、充填剤、難燃剤、着色剤などを配
合したものが挙げられる。
発明の効果 本発明方法によれば、壁紙の柄模様を形成する
発泡体凸部表面に自由に、かつ鮮明に模様を付与
することができ、また極めて優れた平滑性および
鮮明な肩部を有する発泡体凸部を形成しうるの
で、著しく新規な外観を有し、高級感に富んだ壁
紙を得ることができる。
また、発泡体凸部表面にエンボスロール、また
はプレーンロールを接触させるので、該表面にス
キン層が形成され、従来の発泡させたままの壁紙
に比べて表面強度が増大する。
また、本発明方法では、模様を形成する発泡体
の各部分に異種異色の合成樹脂発泡塗料を用いる
ことにより、鮮明な多色効果を付与することが可
能である。さらに、発泡体表面に下地ベース樹脂
層と同種または異種のエンボス模様を付与して異
なつた外観を付与することも可能となる。
実施例 以下に本発明を実施例にもとづき、さらに詳し
く説明する。
実施例 1 常法により、つぎの組成のプラスチゾルAを調
製した。
プラスチゾルA 成 分 重量部 塩化ビニル樹脂 100 ジオクチルフタレート 50 安定剤(亜鉛系) 1.5 充填剤(炭酸カルシウム) 30 難燃剤(三酸化アンチモン) 3 顔料(酸化チタン) 10 坪量80g/m2の壁紙用裏打紙上に上記プラスチ
ゾルAを180±20μ厚に塗布し、オーブン中150℃
で1分間加熱しゲル化させた。
ついで、グラビア印刷機を用い、このゲル化膜
上に3色刷織物無地柄の印刷を施こし、100℃に
て1分間加熱し乾燥させた。
このようにして得られたシートを赤外線ヒータ
にて加熱し、シートが軟化したところで深度0.3
mmのエンボスロールを用いて型押加工を行ない、
シート全面に織物無地柄の凹凸模様を付与形成し
た。
さらに、上記の凹凸模様が付与されたベース上
に、つぎの組成の発泡剤含有プラスチゾルBを塗
布する。
プラスチゾルB 成 分 重量部 塩化ビニル樹脂 100 ジオクチルフタレート 55 安定剤(亜鉛系) 2 発泡剤(アゾジカルボンアミド) 4 充填剤(炭酸カルシウム) 30 難燃剤(三酸化アンチモン) 3 顔 料 適量 プラスチゾルBは、ロータリスクリーン装置に
て白−ベージユの2色のストライプ柄にて0.1mm
の厚さで塗布し乾燥ゲル化させた後、200℃に設
定した発泡炉に導き加熱発泡させた。
得られたストライプ柄部の発泡体凸部とベース
凸部との高さの差ΔHは1.2mmであり、基材底部か
らの全厚さΔH′は1.35mmであつた。
ついで、放冷後の該発泡体シートを赤外線ヒー
ターにより加熱し、発泡体部分が軟化した時点で
深度0.3mmの織物無地柄エンボスロールを用い、
型押し加工を行なつた。エンボスロール凸部とバ
ツキングロールの間隙は0.8mmに設定した。
この結果、得られた壁紙は、ロータリースクリ
ーン等の印刷方式で柄模様を塗着し模様部分を発
泡させた従来方法による壁紙とは異なつた、極め
て美麗でかつ高級感を呈する壁紙を得ることがで
きた。
実施例 2 坪量80g/m2の壁紙用裏打紙上に実施例1のプ
ラスチゾルAを180±20μ厚に塗布し、オーブン
中150℃で1分間加熱しゲル化させた。ついで、
この上にグラビア印刷機を用い、ゴールドプリン
ト加工を行なつた後、オーブン中120℃で乾燥さ
せた。
このようにして得られたシート上に、厚さ
200μにて、60メツシユのロータリースクリーン
ロールを有するロータリースクリーン装置を用い
て、実施例1の発泡剤含有プラスチゾルBをスト
ライプ柄にて塗着し、乾燥、ゲル化させ、つぎに
200℃に設定された発泡炉に導き加熱発泡させた。
得られた発泡体凸部と、ベースとの高さの差
ΔHは、1.0mmであり、基材部からの全厚さΔH′は
1.15mmであつた。
ついで、放冷後の該発泡体シートを赤外線ヒー
ターにて加熱し、発泡体部分が軟化した時点で、
プレーンのエンボスロールを用い型押し加工を行
なつた。エンボスロール凸部とバツキングロール
の間隙は、0.8mmに設定した。
この結果、得られた壁紙は、従来の壁紙とは異
なつた、極めて美麗でかつ高級感を呈する壁紙を
得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、本発明方法による壁紙におい
て基材に第1の合成樹脂層を積層し、さらにその
上に発泡性合成樹脂を用い模様を印刷したものの
模式的断面図、第2図a,bは、各第1図a,b
の発泡性合成樹脂を加熱発泡後の模式的断面図、
第3図a,bは、各々第2図a,bの発泡後の樹
脂層にエンボス加工を施した後の模式的断面図で
ある。 図中の符号は、つぎのとおりである。1:基
材、2:合成樹脂層、3:発泡性合成樹脂塗料
層、4:発泡体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材上に発泡性または非発泡性の第1の合成
    樹脂層を積層し、該層に凹凸模様を形成するか、
    または形成しないで、さらに前記第1の層上に発
    泡性合成樹脂を用いて模様を印刷後、加熱発泡を
    行ない、発泡後の発泡性合成樹脂層の厚さを0.3
    〜3mmとし、ついで基材を背後よりバツキングロ
    ールで支持し、バツキングロールとの間の間〓
    (Δhc、mm)、基材底面からの模様発泡体凸部上端
    の高さ(ΔH′、mm)およびエンボスロール彫刻深
    度(d、mm)との関係が式Δhc≦H′−(d+0.1)
    を満足する条件下、発泡凸部のみに表面エンボス
    加工またはプレーンロール処理を行なうことを特
    徴とする壁紙の製造法。
JP58019469A 1983-02-08 1983-02-08 壁紙の製造法 Granted JPS59145148A (ja)

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JP58019469A JPS59145148A (ja) 1983-02-08 1983-02-08 壁紙の製造法

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JPS59145148A JPS59145148A (ja) 1984-08-20
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JPS5816846A (ja) * 1981-07-24 1983-01-31 大日本印刷株式会社 木目模様化粧板の製造法

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