JPH04103120U - 身体支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他人の介護なしに、仰向きの姿勢と上半身を
起こした姿勢と横向きの姿勢とをとることが可能な身体
支持装置を提供する。 【構成】 縦軸を有する可撓性覆いによって定められる
支持面１３から構成される身体支持装置１０であり、支
持面１３は、中央の縦区画、端にある２つの縦区画およ
びそれぞれの縦区画の下に１つの縦膨張室を有してお
り、縦軸に対して横方向に伸びた第一横区画２１を有
し、該第一横区画２１は蛇腹様動作を目的として配置さ
れており、これによって、支持面１３は概ね仰向きの姿
勢において患者を支持するための第一姿勢、ならびに患
者の背中の部分を支える上記第一横区画２１および該第
一横区画２１の蛇腹様動作を作動する手段により、上半
身を起こした姿勢で患者の身体を支持するための第二姿
勢をとり得る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、寝たきりの人々の身体支持装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術、背景および考案が解決しようとする課題】

寝たきりの人々は、自分達が床に伏しているところから、非常な不快感と不安 感を抱くことがある。 この不快感は、これらの人々が背中を床につけて平らに横たわるところの仰向 きの姿勢と、背中を上げることにより上半身を起こした姿勢とを交互にとること によって、ある程度までは軽減することが可能である。しかし、仰向きの姿勢と 上半身を起こした姿勢とを交互にとることは、自分一人で動けない人々にとって とりわけ厄介なことであり、少なくとも一人の付添い人の介護が必要である。患 者は、係る寝返りを打つときにやむを得ず手荒に扱われるために、同処置が患者 にとって苦痛を伴ったものであったり、付添い人が傷害、特に腰痛に悩まされる ことがある。 また不安感は、一般に寝たきりの人々がベッドで寝返りを打つことをはじめと する様々な動作をとる際に、彼らを介護してくれる他人に依存しているのだとい うことを寝たきりの人々が感じるところの、自分では何もできないという、やり きれなさから生じるものである。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであっ て、その目的は、仰向きの姿勢と上半身を起こした姿勢とを交互にとる場合にお いて、この姿勢の変化が他人の介護なしに可能であり、さらに、その患者が定期 的に仰向きの姿勢から一方の横向きの姿勢へ、また、別の横向きの姿勢に変わる ことが他人の介護を必要とすることなく容易にできる身体支持装置を提供するこ とにある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の一つの形態として、縦軸を有する可撓性覆 いによって定められる支持面から構成される身体支持装置がある。ここで、この 支持面は、中央の縦区画、端にある２つの縦区画および端にあるそれぞれの縦区 画の下に１つの縦膨張室を有しており、これによって、それぞれの縦膨張室の膨 張が引き金となって、縦軸に対して横方向に伸びた中央の区画に対してそれぞれ の端の部分に上方向に蛇腹様動作をさせ、縦軸に対して横方向に伸びた第一横区 画を有し、該第一横区画は蛇腹様動作を目的として配置されており、これによっ て、支持面は概ね仰向きの姿勢において患者を支持するための第一姿勢、ならび に患者の背中の部分を支える上記第一横区画および上記第一横区画と縦膨張室と の間に位置する第一横膨張室を有する上記第一横区画の蛇腹様動作を作動する手 段により、上半身を起こした姿勢で患者の身体を支持するための第二姿勢をとり 得るものである。

【０００４】 望ましくは、支持面は、縦軸に対して横方向に伸びた第二横区画を有するもの とする。ここで、該第二横区画は上記第一横区画に隣接し、蛇腹様動作をとるよ うに配置され、これによって、支持面が上記第二姿勢をとるときに、上記第二横 区画が身体の臀部と大腿部を支持するように配置され、さらに、ここで、上記第 一横区画の蛇腹様動作を作動する手段はまた、上記第二横区画の蛇腹様動作を作 動するものとする。

【０００５】 望ましくは、上記第一、第二両横区画の蛇腹様動作を作動する手段は圧搾流体 で操作されるものとする。このような圧搾流体で操作される手段は、上記第一横 区画と下部構造との間にある第一横膨張室および上記第二横区画と下部構造との 間にある第二横膨張室から構成され、さらには、圧搾流体を該第一、第二両横膨 張室に選択的に吸収し、且つ、同室から排出する手段から構成されているものと する。

【０００６】 望ましくは、上記支持面は、この支持面が第二姿勢をとるときに、この装置を 占有している患者の身体の膝から下を支持するための第三横区画を有するものと する。

【０００７】 望ましくは、上記支持面は、さらに、この支持面が第二姿勢をとるときに、こ の装置を占有している患者の身体の脚の裏面を支持するための第四横区画を有す るものとする。

【０００８】 望ましくは、上記圧搾流体で操作される手段は、第四横区画と下部構造との間 にある、もう一つの横膨張室を有するものとする。

【０００９】 望ましくは、支持面の第四横区画は上記第二横区画に連結されており、これに よって、この第四横区画が、支持面が第一姿勢から第二姿勢に移動するときの両 横区画の蛇腹様動作時に第二横区画に引き寄せられるものする。

【００１０】 望ましくは、膨張室は、それぞれが蛇腹の形態をとるものとする。

【００１１】

【作用および実施例】

本考案の作用および実施例について図面を参照しながら説明する。 本実施例は、通常のベッドマットレスとともに用いる身体支持装置に関するも のである。図において、身体支持装置は参照番号１０で示されたもので、後記す る方法によりマットレス１１に着脱可能に取りつけられている。身体支持装置１ ０は、寝たきりで付添い人の介護なしにはベッドで寝返りを打てない患者が、仰 向きの姿勢と上半身を起こした姿勢とを交互にとるのを、また、仰向きの姿勢と 一方の横向きの姿勢、または他方の横向きの姿勢とを交互にとるのを可能にする ものである。身体支持装置１０は、中央の縦区画１５および端部の２つの縦区画 １７を有する支持面１３から構成されている。支持面１３は、さらに同支持面１ ３の縦軸に対して横方向に伸びた複数個の区画、すなわち第一横区画２１、第二 横区画２２、第三横区画２３および第四横区画２４を有している。この横方向の 区画は支持面１３の中央に位置し、中央の縦区画１５および端部の縦区画１７の 一部に亘っている。

【００１２】 横区画は、それぞれ隣接区画に対して蛇腹様動作ができるように配置されてお り、これによって、支持面１３は、ベッドの患者を図１および図２に示したよう に仰向きの姿勢に支持するための第一姿勢と、図３および図４に示したように上 記患者を上半身を起こした姿勢に支持するための第二姿勢をとることが可能とな る。支持面１３が第二姿勢（上記患者が心地よく休養できる上半身を起こした姿 勢）をとるとき、第一横区画２１は上記患者の背中および頭部を支え、第二横区 画２２は臀部および大腿部を支え、第三横区画２３は膝から下を支え、さらに、 第四横区画２４は上記患者の脚の裏面を支える。

【００１３】 支持面１３は、端部の縦区画１７の一方または両方に蛇腹様動作を与えること により、患者がベッドにおいて仰向きの姿勢と横向きの姿勢を交互にとれるよう に、上方向および外方向に傾斜した、別の姿勢をとることができる。

【００１４】 圧搾流体で操作される手段は、支持面が上述した様々な姿勢を選択してとれる ようにするためのものである。この圧搾流体で操作される手段は、３つの横膨張 室２５、２７、２９ならびに２つの縦膨張室３１を有している。

【００１５】 ２つの縦膨張室３１はマットレス１１に取りつけたマットレスカバー３３に取 りつけられている。このマットレスカバー３３はトップパネル３４および２つの 縦側パネル３５を有しており、それぞれに１つの縦膨張室３１が取り外しできる ように取りつけられている。縦膨張室３１はマットレスカバー３３のトップパネ ル３４の上および各縦方向側面に隣接している。各縦膨張室３１は、３７におい て隣接した縦側パネル３５に取り外しができるように取りつけるためのマットレ スの横側を覆う部分３６を有している。各縦膨張室３１と隣接する縦側パネル３ ５との間の取りつけは如何なる方法でも可能であるが、ジッパーファスナーが特 に好適である。このような配置において、このジッパーファスナーの歯の一組が 縦側パネル３５に取りつけられており、また、同歯の別の一組が縦膨張室の覆い 部分３６に取りつけられている。

【００１６】 ３つの横膨張室２５、２７および２９は、２つの縦膨張室３１の上に位置して いるが、それには取りつけられていない。具体的にいうと、横膨張室は、２つの 縦膨張室３１を橋渡しするように位置しており、また、支持面１３の第一横区画 、第二横区画および第四横区画のそれぞれの下に１つの横膨張室が位置するよう に配置されている。より具体的には、第一横膨張室２５は支持面１３の第一横区 画２１の下に位置しており、第二横膨張室２７は支持面１３の第二横区画２２の 下に位置しており、第三横膨張室２９は支持面１３の第四横区画２４の下に位置 している（支持面１３の第三横区画２３の下には膨張室はない）。

【００１７】 横膨張室２５、２７および２９はそれぞれ蛇腹の形態をしており、収縮させる と概ね平らな状態となり、膨張させると、然るべき角度において対応する支持面 １３の横区画を支えるために、横側からみて概ね三角形の形態をとるものである 。

【００１８】 第一横膨張室２５および第二横膨張室２７は、６０において接続されており、 第三横膨張室２９と第二横膨張室２７との間には間隙がある。

【００１９】 前述したように、横膨張室２５、２７および２９は単に縦膨張室３１の上にあ るだけで、縦膨張室に固定されているのではない。しかし、各横膨張室は、縦お よび横膨張室の上部およびマットレス１１の縦側の側面を覆っている柔軟性に富 んだカバー３９の下側に取り外しができるように固定されている。柔軟性に富ん だカバー３９の縦方向の端は、縦膨張室３１が縦側パネル３５に取りつけられて いる位置３７の下の位置４０においてマットレスカバー３３の縦側パネル３５に 取り外し可能に固定されている。柔軟性に富んだカバー３９は、縦膨張室３１の 一方あるいは両方が充分に膨張したときにカバーの広がりを収容する充分に余裕 のある材料を有している。２つの縦膨張室が収縮した状態にあるとき、この余裕 材料はマットレスの縦側に隣接してだらりと表面を覆う。このことは、同余裕材 料が参照番号３８で示されている図５に最も明確に示されている。

【００２０】 柔軟性に富んだカバー３９は、如何なる適当な構造でもよいが、上記支持面１ ３となる羊皮あるいは他の繊維材料からできた部分４１を有しているのが望まし い。支持面１３の４つの横区画２１、２２、２３および２４は、柔軟性に富んだ カバー３９を適当に切断することによって形成されている。より詳細には、第一 横区画２１は、図１３に最も明確に示されているように、柔軟性のあるカバー内 の切断線４３、４４および４５で形成されたフラップ４２により画定されるもの である。このように形成されたフラップ４２は、切断線４３および４５の間に伸 びた蝶番ライン５７の柔軟性に富んだカバーの部分で繋がっている。

【００２１】 第二横区画２２、第三横区画２３および第四横区画２４は一体に形成されたも ので、柔軟性に富んだカバーの中の切断線４７、４８および４９により形成され た別のフラップ４６によって画定されるもので、図１３に最も明確に示されてい る。このように形成された別のフラップ４６は、切断線４７および４９の間に伸 びた蝶番ライン５９の柔軟性に富んだカバーの部分で繋がっている。

【００２２】 前述したように、横膨張室２５、２７および２９は柔軟性に富んだカバー３９ の裏面に取り外しできるように固定されている。より詳細には、第一横膨張室２ ５はフラップ４２の裏側に固定されており、また第二横膨張室２７および第三横 膨張室２９はフラップ４６の裏側に固定されている。この配置によって、第二横 膨張室２７を膨張させたとき、図４と図２を比較すると明らかなように、第三横 膨張室２９は第二横膨張室２７の方へ引き寄せられるように、フラップ４６は第 二横膨張室２７および第三横膨張室２９を連結している。

【００２３】 圧搾流体で操作される手段は圧搾流体を各横膨張室に選択的に吸入し、且つ同 室から排出するための制御システムを有しており、これによって各横膨張室が一 体となって作動する。また、同システムにより圧搾流体は１つまたは２つの縦膨 張室に選択的に吸収され、且つ同室から排出される。圧搾流体は、窒素のような 適当なガスまたは空気のような気体混合物から構成されることもある。この制御 システムは、望ましくは、本実施例に係る身体支持装置に支持されている患者が 、手を使わずに支持面の姿勢を変えられるように、音声作動方式とする。

【００２４】 身体支持面１３の第一横区画２１は、患者の頭を横側から支えられるように調 整可能な膨張性頭部支え５１を有している。この頭部支え５１は一対の板ばね５ ３を有しており、各板ばねは膨張するものである。支持面１３が第二姿勢をとる とき、これらの板ばねは、図３から最も明確なように反対方向に折り畳まれて、 これによって患者の頭部の各側面を横から支えるものである。支持面の端部の縦 区画の１つが隆起するときは、板ばね５３の両方は、患者の頭の下側を横から支 えるように（図８および図９に最も明確に示されているように）、同一方向に折 り畳まれる。

【００２５】 用途についていえば、本実施例による身体支持装置は、該装置に支えられた寝 たきりの患者を介護するために、ベッドにおける姿勢を変える目的で使用される 。適当な音声による指示によって、寝たきりの患者は該装置の支持面１３の姿勢 を変えることが可能であり、そこで患者はベッドで寝返りを打つことが可能とな る。この支持面の姿勢の変化は、圧搾流体を１つ以上の膨張室に導入し、あるい は該膨張室から圧搾流体を排出することによって可能となる。たとえば、図２で 示したような仰向きの姿勢で横たわっている患者が、図４で示したような上半身 を起こした姿勢をとりたいと望むとき、この患者は、圧搾流体で３つの横膨張室 ２５、２７および２９を膨張させるため適当な音声による指示によって制御シス テムを作動させるのである。これらの横膨張室を膨張させることで支持面を第一 姿勢から第二姿勢に変化させ、これによって、患者の姿勢に必要な変化がもたら されるのである。その結果、第三横膨張室２９は第二横膨張室２７に引き寄せら れ、これによって患者の脚の裏面を支えるために第四横区画２４が適当な位置に 移動される。患者が仰向けの姿勢に戻りたいと希望すれば、制御システムを作動 させて横膨張室から圧搾流体を制御しつつ排出する。同膨張室が収縮すれば、第 四横区画２４の上に乗った患者の脚の重みで第三横膨張室２９を第二横膨張室２ ７から遠ざける方向に移動させる。

【００２６】 患者が仰向けの姿勢から横向けの姿勢に寝返りをうちたいときは、この制御シ ステムが作動して、患者が体を向けようとする側の反対側の縦膨張室３１を膨張 させ、これにより支持面１３の端の縦区画１７を隆起させる。この端の縦区画の 隆起は、患者が所望の横向きの姿勢をとるために反対側に回転するのを助ける。

【００２７】 患者が仰向きの姿勢に戻ろうとするのであれば、反対側の端の縦区画１７を隆起 すればよい。さらに、ベッドの中の患者を中央に寄せる目的のときには、両方の 端の縦区画１７を隆起すればよい。

【００２８】 本実施例による身体支持装置は、柔軟性に富んだカバー３９を洗濯するために 容易に外せるように組立られている。

【００２９】

【考案の効果】

本考案に撚る身体支持装置によれば、本装置に支持された患者は、仰向きの姿 勢、上半身を起こした姿勢ならびに横向きの姿勢等の姿勢の変化を他人の介護な しに自在に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の身体支持装置をマットレスに取りつ
け、同装置の支持面を第一姿勢で示したものの斜視図で
ある。

【図２】点線で示した身体を仰向きの姿勢で支えた、図
１の身体支持装置の側面図である。

【図３】本考案の身体支持装置をマットレスに取りつ
け、同装置の支持面を第二姿勢で示したものの斜視図で
ある。

【図４】点線で示した身体を上半身を起こした姿勢で支
えた、図３の身体支持装置の側面図である。

【図５】図１の身体支持装置の端面図である。

【図６】図５において、支持面の一方の端の縦区画が隆
起した状態を示す端面図である。

【図７】図５において、支持面の両方の端の縦区画が隆
起した状態を示す端面図である。

【図８】図６に示した状態の身体支持装置の斜視図であ
る。

【図９】図８において、支持面の他方の端の縦区画が隆
起した状態を示す斜視図である。

【図１０】本考案の身体支持装置の一部を取りつけたマ
ットレスの斜視図である。

【図１１】本考案の身体支持装置の別の一部を取りつけ
たマットレスの斜視図である。

【図１２】本考案の身体支持装置のさらに別の一部を取
りつけたマットレスの斜視図である。

【図１３】柔軟性に富んだカバーの平面図である。

【符号の説明】

１０…身体支持装置 １１…マットレス １３…支持面 １５…縦区画 １７…縦区画 ２１…第一横区画 ２２…第二横区画 ２３…第三横区画 ２４…第四横区画 ２５…第一横膨張室 ２７…第二横膨張室 ２９…第三横膨張室 ３１…縦膨張室 ３９…柔軟性に富んだカバー

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【手続補正書】

【提出日】平成４年２月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】 １． 縦軸を有する支持面から構成される身体支持装置
であり、支持面は、中央の縦区画、端にある２つの縦区
画および端にあるそれぞれの縦区画の下に１つの縦膨張
室を有しており、これによって、それぞれの縦膨張室の
膨張が引き金となって、中央の区画に対してそれぞれの
端の部分に上方向に蛇腹様動作をさせ、支 持面はさらに
縦軸に対して 横方向に伸びた第一横区画 と第二横区画を
有し、該第 一横区画は蛇腹様動作を目的として配置され
ており、これによって、支持面は概ね仰向きの姿勢にお
いて患者の身体 を支持するための第一姿勢 と、患者の身
体の背中の部 分を支える上記第一横区画 によって上半身
を起こした 姿勢で患者の身体を支持す るための第二姿勢
をとり、 上記第二横区画は上記第一 横区画に隣接して蛇
腹様動 作をとるように配置され、 これによって、支持面
が上 記第二姿勢をとるときに上 記第二横区画が身体の臀
部 と大腿部を支持するように 配置され、上記第一横区画
と第二横区画の蛇腹様動作 を選択的にもたらす手段は 、
上記第一横区画と縦膨張 室との間に位置する第一横 膨張
室および上記第二横区 画と縦膨張室との間に位置 する第
二横膨張室とを有す るもの。 ２． 上記両区画の蛇腹様動作を作動する手段が圧搾流
体で操作される実用新案登録請求の範囲第１項記載の身
体支持装置。 ３． 上記圧搾流体で操作される手段は、圧搾流体を上
記膨張室に選択的に吸入し、且つ該膨張室から排出する
手段を有する実用新案登録請求の範囲第２項記載の身体
支持装置。 ４． 上記支持面は、該支持面が上記第二姿勢をとると
きに、この装置を占有している患者の身体の膝から下を
支持するための第三横区画を有する実用新案登録請求の
範囲第１項、第２項または第３項記載の身体支持装置。 ５． 上記支持面は、さらに、この支持面が上記第二姿
勢をとるときに、この装置を占有している患者の身体の
脚の裏面を支持するための第四横区画を有する実用新案
登録請求の範囲第４項記載の身体支持装置。 ６． 上記圧搾流体で操作される手段は、第四横区画と
上記縦膨張室との間にもう一つの横膨張室を有する実用
新案登録請求の範囲第５項記載の身体支持装置。 ７． 支持面の第四横区画は上記第二横区画に連結され
ており、これによって、この第四横区画が、支持面が第
一姿勢から第二姿勢に移るときの横区画の蛇腹様動作時
に第二横区画に引き寄せられる実用新案登録請求の範囲
第６項記載の身体支持装置。 ８． 膨張室は、それぞれが蛇腹の形態である実用新案
登録請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５
項、第６項または第７項記載の身体支持装置。 ９． 支持面が柔軟性に富んだカバーによって画定され
る実用新案登録請求の範囲第１項、第２項、第３項、第
４項、第５項、第６項、第７項または第８項記載の身体
支持装置。 １０．それぞれの横膨張室が柔軟性に富んだカバーの下
側に取りつけられている実用新案登録請求の範囲第９項
記載の身体支持装置。 １１．上記の柔軟性に富んだカバーの縦側が下部構造に
連結されており、縦膨張室の膨張を収容するために柔軟
性に富んだカバーの中に充分な量の余裕材料がある実用
新案登録請求の範囲第９項または第１０項記載の身体支
持装置。 １２．上記下部構造が縦膨張室を支えるマットレスを有
する実用新案登録請求の範囲第１項、第２項、第３項、
第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、第
１０項または第１１項記載の身体支持装置。 １３．第一および第二フラップが柔軟性に富んだカバー
の中に形成されており、それぞれのフラップが柔軟性に
富んだカバーの残りの部分に取りつけられた位置に蝶番
ラインを有しており、該蝶番ラインは上記縦軸に対して
横方向に伸びており、かつ、互いに隣接しており、第一
フラップは上記第一横区画を画定し、また、第二フラッ
プは該第一横区画以外の横区画を画定する実用新案登録
請求の範囲第９項、第１０項、第１１項または第１２項
記載の身体支持装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 カンツラー，グラハム レスリー バーン ハード オーストラリア連邦 6330 ウエスタン オーストラリア アルバニー ウエリント ン ストリート 22

Claims (14)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １． 縦軸を有する可撓性覆いによって定められる支持
   面から構成される身体支持装置であり、支持面は、中央
   の縦区画、端にある２つの縦区画および端にあるそれぞ
   れの縦区画の下に１つの縦膨張室を有しており、これに
   よって、それぞれの縦膨張室の膨張が引き金となって、
   縦軸に対して横方向に伸びた中央の区画に対してそれぞ
   れの端の部分に上方向に蛇腹様動作をさせ、縦軸に対し
   て横方向に伸びた第一横区画を有し、該第一横区画は蛇
   腹様動作を目的として配置されており、これによって、
   支持面は概ね仰向きの姿勢において患者を支持するため
   の第一姿勢、ならびに患者の背中の部分を支える上記第
   一横区画および上記第一横区画と縦膨張室との間に位置
   する第一横膨張室を有する上記第一横区画の蛇腹様動作
   を作動する手段により、上半身を起こした姿勢で患者の
   身体を支持するための第二姿勢をとり得るもの。
2. ２． 支持面はさらに、縦軸に対して横方向に伸びた第
   二横区画を有し、該第二横区画は上記第一横区画に隣接
   して蛇腹様動作をとるように配置され、これによって、
   支持面が上記第二姿勢をとるときに上記第二横区画が身
   体の臀部と大腿部を支持するように配置され、さらに、
   上記第一横区画の蛇腹様動作を作動する手段はまた、上
   記第二横区画の蛇腹様動作をも作動するものであり、上
   記第二横区画と縦膨張室との間に第二横膨張室を有する
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の身体支持装置。
3. ３． 上記両区画の蛇腹様動作を作動する手段が圧搾流
   体で操作される実用新案登録請求の範囲第１項または第
   ２項記載の身体支持装置。
4. ４． 上記圧搾流体で操作される手段は、圧搾流体を上
   記膨張室に選択的に吸入し、且つ該膨張室から排出する
   手段を有する実用新案登録請求の範囲第３項記載の身体
   支持装置。
5. ５． 上記支持面は、該支持面が上記第二姿勢をとると
   きに、この装置を占有している患者の身体の膝から下を
   支持するための第三横区画を有する実用新案登録請求の
   範囲第２項、第３項または第４項記載の身体支持装置。
6. ６． 上記支持面は、さらに、この支持面が上記第二姿
   勢をとるときに、この装置を占有している患者の身体の
   脚の裏面を支持するための第四横区画を有する実用新案
   登録請求の範囲第５項記載の身体支持装置。
7. ７． 上記圧搾流体で操作される手段は、第四横区画と
   上記縦膨張室との間にもう一つの横膨張室を有する実用
   新案登録請求の範囲第６項記載の身体支持装置。
8. ８． 支持面の第四横区画は上記第二横区画に連結され
   ており、これによって、この第四横区画が、支持面が第
   一姿勢から第二姿勢に移るときの横区画の蛇腹様動作時
   に第二横区画に引き寄せられる実用新案登録請求の範囲
   第７項記載の身体支持装置。
9. ９． 膨張室は、それぞれが蛇腹の形態である実用新案
   登録請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５
   項、第６項、第７項または第８項記載の身体支持装置。
10. １０．支持面が柔軟性に富んだカバーによって画定され
    る実用新案登録請求の範囲第１項、第２項、第３項、第
    ４項、第５項、第６項、第７項、第８項または第９項記
    載の身体支持装置。
11. １１．それぞれの横膨張室が柔軟性に富んだカバーの下
    側に取りつけられている実用新案登録請求の範囲第１０
    項記載の身体支持装置。
12. １２．上記の柔軟性に富んだカバーの縦側が下部構造に
    連結されており、縦膨張室の膨張を収容するために柔軟
    性に富んだカバーの中に充分な量の余裕材料がある実用
    新案登録請求の範囲第１０項または第１１項記載の身体
    支持装置。
13. １３．上記下部構造が縦膨張室を支えるマットレスを有
    する実用新案登録請求の範囲第１項、第２項、第３項、
    第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、第
    １０項、第１１項または第１２項記載の身体支持装置。
14. １４．第一および第二フラップが柔軟性に富んだカバー
    の中に形成されており、それぞれのフラップが柔軟性に
    富んだカバーの残りの部分に取りつけられた位置に蝶番
    ラインを有しており、該蝶番ラインは上記縦軸に対して
    横方向に伸びており、かつ、互いに隣接しており、第一
    フラップは上記第一横区画を画定し、また、第二フラッ
    プは該第一横区画以外の横区画を画定する実用新案登録
    請求の範囲第１０項、第１１項、第１２項または第１３
    項記載の身体支持装置。