JPH04100201A - ギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体とその製造方法 - Google Patents

ギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体とその製造方法

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JPH04100201A
JPH04100201A JP2217205A JP21720590A JPH04100201A JP H04100201 A JPH04100201 A JP H04100201A JP 2217205 A JP2217205 A JP 2217205A JP 21720590 A JP21720590 A JP 21720590A JP H04100201 A JPH04100201 A JP H04100201A
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立 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗体、特
にギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来から酸化亜鉛(ZnO)を主成分としてBi2O,
5b203.5iOz+ C0,0!、 Mn0z等の
少量の金属酸化物を副成分として含有した抵抗体は、優
れた電圧非直線性を示すことが広(知られており、その
性質を利用して避雷器等に使用されている。
一方、架空送配電線における電気事故のうち、半数以上
が雷による事故で占められており、送配電線への落雷に
より、鉄塔電位が上昇すると、アークホーンで放電し、
続いて故障電流(続流)が流れるため変電所の遮断器で
遮断し、停電していた。この問題を解決するためギャッ
プレス避雷器が用いられるが、ギャップレス避雷器は応
答性が良く、続流遮断性が良好であるが、常時課電され
ている為、信頼性に問題があり、故障時に再送電できな
い欠点があった。この為、第1図に模式的に示すような
ギャップ付避雷装置が注目されている。これは概念的に
は碍子装置2のアークホーン1に避雷機能を持たせたも
ので、限流要素部3と直列ギャップ4とから構成される
。限流要素部3は電圧非直線抵抗特性を有する酸化亜鉛
素子を直列に接続し、絶縁物(*管)内に収納し、ある
いは絶縁物(エチレン・プロピレンゴム)によりモール
ドしたものである。これにより、送配電線への落;で鉄
塔電位が上昇したときに直列ギャップ4で放電させ、短
時間のうちに限流要素部の非直線抵抗特性を利用して続
流を遮断し、変電所の遮断器が動作することによる停電
の防止を狙っている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、こうしたギャップ付避雷装置では、既存の鉄塔
間に新たにギャップ付避雷装置を挿入しなければならな
いので、避雷装置のコンパクト化が問題となり、従って
限流要素部の短縮化が必要となる。また、アークホーン
1との絶縁協調も問題であり、落雷時に直列ギャップ4
に閃絡させてアークホーン1での閃絡を防止する必要が
ある。
落雷時に直列ギャップ4に優先的に閃絡させるためには
、限流要素部3内の電圧非直線抵抗体素子の個数を減少
させ、電流が直列ギャップ4側へ流れ易くすることが考
えられる。しかし、上記素子の個数を大幅に減少させる
と、従来よりも電流が流れ易いことから、続流遮断性が
悪化する。また、直列ギャップの間隔を縮小することも
考えられるが、この場合には遮断器の開閉により発生す
る開閉サージで閃絡する可能性がある。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は避雷装置の限流要素部を短縮でき、かつ
、続流遮断性、雷サージ放電耐量、開閉サージ放電耐量
及び課電寿命に優れた電圧非直線抵抗体を提供すること
である。
本発明の更なる目的はアークホーンとの絶縁協調性に優
れた電圧非直線抵抗体を提供することである。
本発明は、 ■ 酸化ビスマスをBig(hに換算して0.5〜1.
2mole%、 ■ 酸化コバルトをCot(hに換算して0.3〜1.
5mole%、 ■ 酸化マンガンをMn0gに換算して0.2〜0.8
sole%、 ■ 酸化アンチモンを5bzozに換算して0.5〜1
.5霞o1e%、 ■ 酸化クロムをCr2O,に換算して0.1〜1.5
mole%、 ■ 酸化ケイ素を5iftに換算して0.6〜2.05
ole%、■ 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8
〜2.5mole%、 ■ 酸化アルミニウムをAI、O,に換算して0.00
4〜0.04mole%、 ■ 酸化ホウ素を8.03ニ換算しTo、0001〜0
.05sole%、 ■ 酸化銀をAg、Oに換算して0.001〜0.05
sole%、及び ■ 酸化亜鉛     残部 を含有し、 @  0.I A/C1l”の電流密度における制限電
圧が焼結体単位厚さに換算して250〜350 V/閣
、@  0.I A/cm”と0.111A/CI”の
電流密度における制限電圧比Vo、 ta/Vs、 r
waaが1.2〜1.7、[株] 単位面積当り5に八
/cm!の雷サージ電流(4/10μs波形)を2回印
加した前後の0.I A/cm”の電流密度における制
限電圧低下率が3%以下、の特性を有することを特徴と
するギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体である。
本発明はまた、i) 次の組成 ■ 酸化ビスマスをBi2O2に換算して0.5〜1.
2mole%、 ■ 酸化コバルトをCotO,に換夏計して0.3〜1
.5 閣o1e%、 ■ 酸化マンガンをMn0zに換算して0.2〜0.8
−018%、 ■ 酸化アンチモンを5bzosに換算して0.5〜1
.5 ypole%、 ■ 酸化クロムをCrt(hに換算して0.1〜1.5
mole%、 ■ 酸化ケイ素を5iOtに換算して0.6〜2.05
ole%、■ 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8
〜2.5mole%、 ■ 酸化アルミニウムをAhOsに換算して0.004
〜0.04mole%、 ■ 酸化ホウ素をB2O3に換算して0.0001〜0
.05mole%、 (10) 酸化銀をAg、0に換算して0.001〜0
.05mole%、及び ■ 酸化亜鉛     残部 を含有する電圧非直線抵抗体素体を形成し、ii)  
前記素体の形成に当っては、■の酸化亜鉛と■の酸化ア
ルミニウムに相当する量のアルミニウムを含む溶液を混
合し、噴霧乾燥させ、これを仮焼し、この仮焼物に他の
前述の金属酸化物を混合したものを用い、造粒し、成形
し、 fii)  1130〜1240℃で本焼成し、〜)5
30〜900℃で熱処理する ことを特徴とするギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体
の製造方法である。
限流要素部の短縮化に対しては2つの方法で対処した。
まず、第1の方法は定格電圧を印加した時に限流要素部
の素子を流れる最大電流を素子単位面積(CI”)当た
り、0.1蒙Aを0.1Aに増大することである。従来
の避雷器では上記電流を0.1蒙Aとして設計されてい
たが、この値を引き上げることにより限流要素部の素子
数減少が可能となる。
さらに上記電流を増大させた場合には続流遮断性が悪化
するため、これ以上の引上げは不可である。
然し、このように電流値を増大した場合には雷サージ印
加後の制限電圧低下に充分注意しなければならない、な
ぜならばこの制限電圧の低下は続流遮断性及び課電寿命
の悪化をもたらすが、この悪影響は素子の電圧−電流特
性により明らかなように0.1 mA/am”の電流密
度における制限電圧Va、 IIIA/C@”  (以
下VO,Is&と記載)の低下より0.111A/3”
の電流密度における制限電圧vo、 IA/Cm”(以
下V11.1Aと記載)の低下の方が大きいからである
。従って、従来素子では雷サージ印加による制限電圧低
下は約10%まで許容されていたが、本発明の素子では
この低下を3%以下まで抑制しなければ使用に耐えない
なお、本発明では、制限電圧低下を引きおこす雷サージ
電流は電流密度5に^/C1l”  (4/1Ous波
形)とし、2回印加して特性低下を評価した。これは一
般に避雷器において雷サージ電流は上記電流2回印加で
設計されているからである。
次に、第2の方法は限流要素部中素子の制限電圧V。、
+4を上げることである。この制限電圧を上げることに
よっても限流要素部素子数の減少が可能となる。然しこ
の制限電圧が350V/■を越えると素子の雷サージ放
電耐量が低下すると共に課電寿命も悪化する。また、こ
の制限電圧が250V/閣では限流要素部短縮の効果が
な(なる。なお、ギャップ付避雷碍子は限流要素部が常
時課電されないため、課電寿命は一般に考慮されないが
、直列ギャップ4が鳥等の異物により長時間導通状態に
なることも予想されるため、課電寿命も考慮する必要が
ある。
本発明は上述の目的を実現できる電圧非直線抵抗体及び
その製造方法を提供する。
酸化ビスマスはBig(hに換算して、0.5〜1.2
mole%、好ましくは0.6〜0.9 mole%、
を用いる。
Bi2OiはZnO粒子間に粒界層を形成しているが、
バリスタ特性の発現に関係するショットキー障壁の形成
に係わっていると考えられる重要な添加物である。
0.5 mole%未満では雷サージ放電耐量が低下し
、1.25ole%を越えると雷サージ印加後の制限電
圧(VO,lsA/e@” )の低下率(以下ΔV11
.1Aと記す)が増大する。
酸化コバルト及び酸化マンガンはCo、03及びMnO
2に換算し、Co2Oz 0.3〜1.5 mole%
、好ましくは0.5〜1.2 mole%、Mn0z 
O,2〜0.8 mole%、好ましくは0.3〜0.
7 sgole%、を用いる。Co2Ox及びMnO,
はその一部がZnO粒子内に固溶するとともに、一部は
粒界層に析出してショットキー障壁の高さを高める作用
を有する。また、障壁の安定性にも関係していると考え
られる。 Co2O3が0.3■ole%未満では雷サ
ージ印加後のΔV@、IAが増大し、1.55ole%
を越えるとやはり雷サージ印加後のΔ■。1.が増大し
、Mn0zが0.2■ole%未満では課電寿命が悪化
し、0.8−ole%を越えるとやはり課電寿命が悪化
する。
酸化アンチモン及び酸化クロムはsb、o、及びCr2
Osに換算して、5b2Os 0.5〜1.5 mol
e%、好ましくは0.8〜1.2 mole%、Cr2
Os 0.1〜1.5mole%、好ましくは0.3〜
1.0 mole%、を用いる。
5b2Oi 、Cr2OzはZnOと反応してスピネル
相を形成することにより、ZnO粒子の異常粒成長を抑
制して、焼結体の均一性を向上する作用を有する。
Sb、03が0.5園ole%未満では雷サージ印加後
のΔVO,lAが悪化し、雪サージ放電耐量が悪化し、
1.55ole%越えるとやはり雷サージ印加後のΔV
@、1Mが悪化し、開閉サージ放電耐量が悪化し、雷サ
ージ放電耐量が悪化し、Crz(hが0.1■ole%
未満では雷サージ印加後のΔVO,lAが悪化し、1.
55ole%を越えるとやはり雷サージ印加後のΔVO
,lAが悪化する。
酸化ケイ素はSiO□に換算して、0.6〜2.0 m
ole%、好ましくは0.7〜1.4 mole%、を
用いる。
Sin、は粒界層に析出して、ZnO粒子の粒成長を抑
制する効果がある。非晶質シリカを用いると反応性が向
上し、特性が向上するため好ましい。SiO□が0.6
■ole%未満では雷サージ放電耐量が悪化し、2.0
■ale%を越えると雷サージ放電耐量が悪化し、雷サ
ージ印加後のΔVO,IAが悪化する。
酸化ニッケルはNiOに換算して、0.8〜2.5 m
ole%、好ましくは1.0〜1.5 mole%、を
用いる。NiOの添加は雷サージ印加後のΔV@、IA
と大電流域における制限電圧比(VsmA/−、”/V
。1A/cm” 、以下VsmA/Vo、 +aと記す
)の改善に効果がある。NiOが0.8 mole%未
満では雪サージ印加後のΔVe、IAと大電流域におけ
る制限電圧比(Vsma/Vci、 + A)が改善さ
れず、1,5mole%を越えると雪サージ印加後のΔ
V6.lA逆に悪化し、開閉サージ放電耐量が悪化する
酸化アルミナはA1□0.に換算して、0.004〜0
.04mole%、好ましくは0.006〜0.02w
1ole%、を用いる。A1z03はZnOに固溶して
ZnO粒子抵抗を下げ、大電流域における制限電圧比(
V、□/Vo、 +a)を改善する効果がある。また、
微小電流域の■−■特性の低下効果(Vo、 +a/V
o、 r−hの値が大きい)と誘電率向上効果もある。
然し、添加量が増すと雷サージ印加後のΔV0.1Aが
低下する。 Alz(hが0.0045tole%未満
では制限電圧比(Vo、 +a/Vo、 1−A)が1
.2未満になるとともに大電流域における制限電圧比の
改善効果がない。0.04sole%を越えると制限電
圧比(V6.IAハ。1.A)が1.7を越えるととも
に大電流域における制限電圧比が頭打ちとなり、雷サー
ジ放電耐量は低下し雷サージ印加後のΔV(1,1Aが
低下する。
酸化ホウ素と酸化銀はB20.及びAg2Oに換算して
、Btus O,0001〜0.05mole%、好ま
しくは0.001〜0.03wole%、Agzo 0
.001〜0.05霞o1e%、好ましくは0.004
〜0.03mole%、を用いる。B2O3とAg2O
はともに粒界層を安定化する作用がある(Agを含むホ
ウケイ酸ビスマスガラスとして添加すると課電寿命が向
上するため好ましい、なお、ガラス中にはZnO等他0
金属酸化物を含んでも良い)。B20゜が0.0001
g+ole%未満では課電寿命向上効果が少なく、0.
05wole%を越えると雷サージ印加後のΔVO,I
Aが悪化する。 Ag、0が0.0015ole%未満
ではΔVO,lA改善効果が少なく 、0.055to
le%を越えると逆にΔ■。、5.が悪化する。
0.1 A/CI”の電流密度における制限電圧VO,
IAを250〜350 V/m (好ましくは260〜
310 V/m)とする理由は、上述したように250
 V/m未満では限流要素部の小型化ができず、350
 V/閣を越えると雷サージ放電耐量が低下する為であ
る。この為には、上述した組成で本焼を1130〜12
40°Cで行なう。
制限電圧変化率ΔVo、ta  (4/Loμs 51
(A/C1l”2回印加後)を3%以下(好ましくは1
%以下)とする理由は、3%を越えると上述したように
続流遮断性及び課電寿命が悪化するため、定格電圧印加
時に素子を流れる最大電流を0.1A/CI”とする避
雷器設計(以下v01.設計と記す)が不可能となる為
である。
制限電圧変化率ΔV11.IAを3%以下とする為には
、上述した組成で ■ 熱処理を530℃〜900℃で好ましくは2時間以
上(より好ましくは5hr以上)行ない、Ahth量は
0.04mole%以下とし、 ■ AIとZnOとの仮焼は500〜1000℃、好ま
しくは600〜900℃とする。
制限電圧変化率ΔVo、sm/cm”を1%以下とする
為には、上述した組成で ■ 熱処理を550〜850°C好ましくは2時間以上
(好ましくは5hr以上)行ない、Al2O:l量は0
.02  mole%以下とし、 ■ AIとZnOとの仮焼は500〜1000”C1好
ましくは600〜900℃とし、 ■ ZnOとアルミニウムとの仮焼物及び金属酸化物の
微粉砕をアトライターで混合する。アトライタでの混合
はAIを固溶したZnOと金属酸化物の混合分散が均一
に行なわれるため素子の均一性が向上し、良好な電気特
性が得られる。特に雪サージ印加後の制限電圧低下が改
善される。
制限電圧比ΔVo、 + a/Vo、 l−Aを1.2
〜1.7(好ましくは1.3〜1.5)とする理由は、
1.2未満では微小電流域で電流が流れ難くなるため、
落雷時に確実に直列ギャップ4側で閃絡させることがで
きず、アークホーンとの絶縁協調特性が悪くなるためで
ある。また1、7を越えるとアークホーンとの絶縁協調
は良好であるが、直列ギャップ4が鳥等の異物によって
長時間導通状態となる場合に過大な電流が流れ、熱暴走
して素子が破壊する為である。
制限電圧比Δva、 +a/Vo、 l+eAを1.2
〜1.7 トする為には、上述した組成で ■ 熱処理を530〜900°Cで好ましくは2時間以
上(より好ましくは5hr以上)行ない、A1.03量
は0.004〜0.04wole%以下とし、上記と同
様として処理する。
制限電圧比Vo、 +a/Vo、 teaを1.3〜1
.5とする為には、 ■ 熱処理を550〜850℃で好ましくは2時間以上
(より好ましくは5hr以上)行ない、Al2O3量は
0.006〜0.02mole%とし、上記と同様とし
て処理する。
通常、熱処理を550〜700°Cで行なうと、開閉サ
ージ耐量が良好となる為、より好ましい。
また、IOA/C1l”と0.I A/C1m”の電流
密度における制限電圧比LoA7cm”/Vo、 IA
/ell”は1.15〜1.35、特に1.2〜1.3
が好ましい。このようにすると続流遮断性がさらに改善
される。また、開閉サージ耐量も良好となる。この為に
はB20.量を0.001〜0.0]、mole%、A
g2O量を0.006〜0.02mole%とする。
また、大電流域における制限電圧比(Vsma/V+、
 IA)は2.3以下、特に2.2以下が好ましい。こ
のようにすると限流要素部がより短縮されるとともに、
雷サージ耐量等も向上する。この為にはA1.0.量は
0.005 mole%以上、特に0.007 mol
e%以上が好ましい。
本発明に係る電圧非直線抵抗体を得るには、まずAIと
ZnOとの仮焼を行なう、即ち、予め酸化亜鉛と所定量
のアルミニウムを含む溶液を混合し、噴霧乾燥させ、こ
れを仮焼し、この仮焼物に金属酸化物を混合することに
より、制限電圧比VO,IA/V@、 ImA及び雷サ
ージ印加後のΔ■。、IAを制御することができるとと
もに、雷サージ放電耐量、大電流域における制限電圧比
及び課電寿命が改善される。
この場合には以下のような作用効果を得ることができる
(1)アルミニウムを溶液で酸化亜鉛と混合しているた
め、原子レベルで酸化亜鉛中へ固溶する。従って、均一
性が良好となるとともに、酸化亜鉛の粒子抵抗が大きく
低下する。ここで、溶液は水溶液、たとえば硝酸塩、塩
化物の水溶液等が好ましい、また混合溶液の固形分濃度
は50〜75wt%が好ましい。
(2)混合物スラリーを噴霧乾燥させて一気に水分を除
去しているため、アルミニウムの濃度分布が均一な乾燥
物が得られる。従って均一性が良好となる。このとき、
混合物をバット等の中でゆっ(りと乾燥させると、酸化
亜鉛とアルミニウムが部分的に濃度差を生じ好ましくな
い、なお、噴霧乾燥温度は200〜500°Cが好まし
い。
(3)乾燥後の粉体を仮焼することにより、酸化亜鉛粒
子の中へ均一に充分にアルミニウムが固溶する。従来の
方法では、アルミニウムの酸化亜鉛への固溶は、酸化亜
鉛及び金属酸化物の混合物を本焼することにより行われ
ているため、アルミニウムは酸化亜鉛に充分固溶されな
いのみならず、粒界層中に残留し、雷サージ印加後の制
限電圧、雷サージ放電耐量及び課電寿命等に悪影響を与
える。
なお、この仮焼温度は500〜1000℃、より好まし
くは600〜900℃が好ましい、500℃未満ではア
ルミニウムの固溶が不充分となり、1000℃を越える
と酸化亜鉛の焼結が急速に進むためである。
より具体的には、まず0.5μ−程度の粒度に調整した
酸化亜鉛原料とアルミニウムを所定量含む溶液(例えば
硝酸アルミニウム水溶液等)と所定の分散剤等とを混合
し、得られた混合物を例えばスプレードライヤにより噴
霧乾燥させて乾燥した粉体を得る。その後、得られた粉
体を500〜1000℃の温度、好ましくは酸化雰囲気
下で仮焼し、好ましくは3μ−以下、より好ましくは1
u−以下の所定の粒度の酸化亜鉛原料を得る。ここで得
られた酸化亜鉛原料を粉砕するとより好ましい、そして
、この酸化亜鉛原料を、所定の粒度に調整した酸化ビス
マス、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化アンチモン、
酸化クロム、酸化ケイ素、酸化ニッケル、酸化銀、酸化
ホウ素等よりなる添加物の所定量を混合する。なお、こ
の場合酸化銀、酸化ホウ素の代わりに硝酸銀、ホウ酸を
用いてもよい、好ましくは銀を含むホウケイ酸ビスマス
ガラスを用いるとよい。これら原料粉末に対して所定量
の結合剤(好ましくはポリビニルアルコール水溶液及び
分散剤)等を加え、デイスパーミル好ましくはアトライ
タにより混合した後、好ましくはスプレードライヤによ
り造粒して造粒を得る。造粒後、成形圧力800〜20
000 kg/cm”の下で所定の形状に成形する。そ
して成形体を昇降温速度30〜70°C/hrで800
〜1OOO℃、保持時間1〜5時間という条件で仮焼成
する。
尚、アトライタでの混合は媒体としてジルコニアポール
を用い、アジテータアーム(撹拌棒)も材質の安定化さ
れたジルコニアを用い、タンクの内張りは有機性樹脂(
好ましくはナイロン樹脂)を用いると汚染が極めて少な
くなり好ましい、また、スラリー温度が40°Cを越え
ないように管理することによりスラリーのゲル化が防止
でき、酸化亜鉛と金属酸化物が良好に分散・混合し、均
−混合及び混合効率の面で好ましい。ここで混合のため
の時間は1〜10時間が好ましく、より好ましくは2〜
5時間である。また、媒体としてのジルコニアボールは
、酸化マグネシウム(MgO)又は酸化カルシウム(C
aO)等で安定化したジルコニアも使用できるが、酸化
イツトリウム(Yz(h)で安定化したジルコニアを使
用すると好ましい。
なお、仮焼成の前に成形体を昇降温速度10〜100”
C/hrで400〜600°C1保持時間1〜10時間
で加熱し結合剤を飛散除去することが好ましい。これを
脱脂体という。ここで素体とは成形体、脱脂体及び仮焼
体を意味する。
次に、仮焼成した仮焼体の側面に側面高抵抗層を形成す
る。酸化ビスマス、酸化アンチモン、酸化ケイ素、酸化
亜鉛等の所定量に有機結合剤としてエチルセルロース、
ブチルカルピトール、酢酸nブチル等を加えた側面高抵
抗層用混合物ペーストを、60〜300μ−の厚さに仮
焼体の側面に塗布する。なお、前記混合物ペーストは成
形体または脱脂体に塗布してもよい。次に、これを昇降
温速度20〜100℃/hr  (好ましくは30〜b
1130〜1240℃、好ましくは保持時間3〜7時間
という条件で本焼成する。
次に空気中で好ましくは昇降温速度200℃/hr以下
で、530〜900°C(好ましくは550〜850℃
)で、好ましくは2時間以上(より好ましくは5時間以
上)、熱処理する。
なお、ガラス粉末に有機結合剤としてエチルセルロース
、ブチルカルピトール、酢酸nブチル等を加えたガラス
ペーストを前記の側面高抵抗層上に100〜300μ−
の厚さに塗布し、空気中で昇降温速度200℃/hr以
下、530〜900°C1保持時間2時間以上という条
件で熱処理することによりガラス層の成形を同時に実施
することも可能である。
その後、得られた電圧非直線抵抗体の両端面を、SiC
、A1z03 、ダイヤモンド等の1400〜5200
0相当の研磨剤により、水または油を使用して研磨する
0次に研磨面を洗浄後、研磨した両端面に例えばアルミ
ニウム等によって、電極を例えば溶射により設けて、電
圧非直線抵抗体を得る。
なお、本発明の組成以外に電圧非直線抵抗体の使用目的
に応じて、それらによる効果をあまり損うことのない物
質を加えてもよいことは、言うまでもないことである。
(実施例) 以下、本発明を実施及び比較例につきさらに詳細に説明
する。
1〜61び 1〜34 次の第1表に示す組成の素体を、第1表に示す製造方法
で処理して、φ47mXh22.5閣の実施例1〜61
及び比較例1〜34の電圧非直線抵抗体を製造した。こ
れ等の抵抗体の特性は第1表に示す通りであった。
ここで電圧非直線抵抗体組成については第1表に示す通
りであるが、シリカは非晶質シリカを用い、Btus及
びAg、Oはガラス化して用いた。
また、AIとZnOとの仮焼は硝酸アルミニウム水溶液
を用い、300℃で噴霧乾燥した後、700℃の温度で
仮焼した。この仮焼物をボットミル等で平均粒子径が1
μ−以下になるように粉砕した。
ZnOと金属酸化物の混合については主にアトライタを
使用し、酸化イツトリウムで安定化と7でジルコニアボ
ールを用い、3時間混合した。アトライタを使用しない
ものについては、デイスパーミルで3時間混合した。
本焼は第1表に示す温度で保持時間は5時間という条件
で行った。
熱処理は第1表に示す温度で保持時間は5時間という条
件で行った。但し、実施例5.14.24゜38は保持
時間を2時間の条件で行った。
電気特性については、制限電圧(Vo、+aで表示;単
位ホルト)、制限電圧比(V(1,IA/V6.l−A
 テ表示) 、5kA/ ’CI” I:D雷サージ電
流(4/10 u s波形)を2回印加(5分間隔)し
た前後の制限電圧低下率(Δv0.1^で表示;単位%
)、雷サージ放電耐量及び課電寿命を評価した。
雷サージ放電耐量はエネルギー値(単位キロジュール(
KJ)電流×電圧×印加時間値;クリア値)で示した。
雷サージ放電耐量は電流値で評価した場合にはV@、I
Aの高い素子はど印加電圧が高くなるため、放電耐量値
は低い値を示す、従って正当な評価ができない。
課電寿命はアレニウスプロットより換算し、40℃課電
率85%で1年良好なものはO印で示し、40°C課電
率85%で10年以上良好でものは◎で示した。
なお、本発明は電圧非直線体の寸法には影響されず、例
えば直径150閣の円盤に於いても同一結果を示した。
(効 果) 本発明は上述の組成で酸化亜鉛とアルミニウムの仮焼を
行った上で、電圧非直線抵抗体素体を形成し、上述の温
度で本焼し、高温熱処理することにより、優れた電圧−
電流特性が得られる(第2図参照)。
しかも、雷サージ印加後における制限電圧(Vo、 +
a)の低下率が小さいため、避雷器としてVO,lA設
計が可能となり、また、制限電圧(Vl1.IA )も
高いため、避雷器の限流要素部の短縮が可能となる。
好ましくはアルミニウムを固溶した酸化亜鉛と金属酸化
物の混合にアトライタを用いることにより、上記制限電
圧(Vo、+a )の低下率をより小さくでき、更に、
限流要素部の短縮が可能となる。
また、制限電圧比(VO,IA/VO,l−A )を上
述の値にすることにより、ギャップ放電特性が改善され
、アークホーンとの絶縁協調性が向上する。
さらに、雷サージ放電耐量、開閉サージ放電耐量、大電
流域における制限電圧及び課電寿命も良好であるため、
ギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体として極めて優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は送電鉄塔に用いるアークホーンとギャップ付避
雷器との説明図、 第2図は従来の電圧非直線抵抗体の電圧−電流特性と本
発明の電圧非直線抵抗体の電圧−電流特性とを示す特性
線図である。 第2図 を流文贋(Aんmす 手続補正書 平成 3年 2月28日 特許庁長官   植  松     敏   殿1、事
件の表示 平成2年特許願第217205号 2、発明の名称 ギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体とその製造方法3
、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (406)  日本碍子株式会社 4、代 埋入 「発明の詳細な説明」の欄 一1憤\ 1、明細書第1頁第4行〜第4頁第11行の特許請求の
範囲を次の通り訂正する。 「2、特許請求の範囲 1.(1) 酸化ビスマスをBiz(hに換算して0.
5〜1.2 mole%、 ■ 酸化コバルトをCO□03に換算して0.3〜1.
5 mole%、 ■ 酸化マンガンをMn0zに換算して0.2〜0.8
mole%、 ■ 酸化アンチモンをSb2O3に換算して0.5〜1
.5 mole%、 ■ 酸化クロムをCrz(hに換算して0.1〜1.5
 mole%、 ■ 酸化ケイ素を5iOzに換算して0.6〜2.0m
ole%、 ■ 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5 
mole%、 ■ 酸化アルミニウムをA1□03に換算して0.00
4〜0.04n+ole%、 ■ 酸化ホウ素をB2O3に換算して0.0001〜0
.05mole%、 (10) 酸化銀をAgJに換算して0.001〜0.
05mole%、及び ■ 酸化亜鉛     残部 を含有し、 ■ 0.I A/cm”の電流密度における制限電圧が
焼結体単位厚さに換算して250〜350V/mm。 ■ 0.1 A/cm” と0.1 mA/cm”の電
流密度における制限電圧比vo、 +A/Vo、 1m
Aが1.2〜1.7、 ■ 単位面積当り5KA/cm”の雷サージ電流(4/
10μs波形)を2回印加した前後の0.L A/cm
2の電流密度における制限電圧仏工率が3%以下、 の特性を有することを特徴とするギャップ付避雷器用電
圧非直線抵抗体。 2、i)  次の組成 ■ 酸化ビスマスをBi2Oiに換算して0.5〜1.
2 mole%、 ■ 酸化コバルトをCo2O:+に換算して0.3〜1
.5 mole%、 ■ 酸化マンガンをMn0zに換算して0.2〜0.8
 mole%、 ■ 酸化アンチモンを5bz03に換算して0゜5〜1
.5 mole%、 ■ 酸化クロムをCrz(hに換算して0.1〜1.5
 mole%、 ■ 酸化ケイ素をSiO□に換算して0.6〜2.0m
ole%、 ■ 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5 
mole%、 ■ 酸化アルミニウムをAlz03に換算して0.00
4〜0.04mole%、 ■ 酸化ホウ素を8203に換算してo、oooi〜0
.Q5mole%、 (10) 酸化銀をAg2Oに換算して0.001〜0
.05mole%、及び ■ 酸化亜鉛     残部 を含有する電圧非直線抵抗体素体を形成し、ii)  
前記素体の形成に当っては、■の酸化亜鉛と■の酸化ア
ルミニウムに相当する量のアルミニウムを含む溶液を混
合し、噴霧乾燥させ、これを仮焼し、この仮焼物に他の
前述の金属酸化物を混合したものを用い、造粒し、成形
し、 山)  1130〜1240°Cで本焼成し、iv) 
 530〜900°Cで熱処理することを特徴とするギ
ャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体の製造方法。」 2、明細書第7頁第6行の「放電耐量」と「及び」との
間に「、大電流域における制限電圧」を挿入する。 3、同第11頁第9行冒頭のrmA/cm” Jを「A
/C1!12と訂正する。 4、同第12頁第5行末尾の’250V/mmJの次に
「未満」を加入する。 5、同第13頁第2行の「vo、+fiA/cm2」を
’VO,IA/ c m Z Jと訂正する。 6、同第15頁第10行の「アルミナ」を「アルミニウ
ム」と訂正する。 7、同第16頁第8行のro、o04 、を’0.00
2 Jと訂正する。 8、同第17頁第1行の「できず、」とr350 Jと
の間に「また雷サージ印加後のΔVO,IAが悪化し、
」を挿入し、 同頁第5行、第12行及び第19行の「変化率」を「低
下率」と夫々訂正する。 9、同第18頁第2行の「好ましくは」を「より好まし
くは」と訂正し、 同頁第12行の「Δ」を削除する。 10.同第19頁第2行の「Δ、1を削除し、同頁第7
行及び第13行の「上記」を「■は上記」と夫々訂正し
、 同頁第9行の「為には、Jの次に「上述した組成で」を
加入し、 同頁未行の「この為には」と’ Bz03Jとの間に「
上述した組成で」を挿入する。 11、同第20頁第5行の「耐量」を「放電耐量」と訂
正し、「この為には」と”A12o3Jとの間に「上述
した組成で」を挿入する。 12、同第23頁第5行の「溶液及び分散剤)」を「溶
液)及び分散剤」と訂正し、 同頁第14行「材質の安定化された」を「安定化」と訂
正する。 13、同第27頁第1行の「安定化して」を「安定化し
た」と訂正し、 する耐量(各2回印加)であり、」を挿入し、同頁未行
の「耐量値」を「耐量電流値」と訂正する。 14、同第28頁第4行の「良好て」を「良好な」と訂
正し、 同真第6行のr150」を「70」と訂正する。 15、同第30頁第1表(続−1)の実施例350行の
Ag2Oの欄の値ro、004 、Iをro、o02 
jと訂正する。 16、同第33頁第18行の「さらに、」と「雷」との
間に「続流遮断性、」を挿入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(1)酸化ビスマスをBi_2O_3に換算して0
    .5〜1.2mole%、 (2)酸化コバルトをCo_2O_3に換算して0.3
    〜1.5mole%、 (3)酸化マンガンをMnO_2に換算して0.2〜0
    .8mole%、 (4)酸化アンチモンをSb_2O_3に換算して0.
    5〜1.5mole%、 (5)酸化クロムをCr_2O_3に換算して0.1〜
    1.5mole%、 (6)酸化ケイ素をSiO_2に換算して0.6〜2.
    0mole%、 (7)酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5
    mole%、 (8)酸化アルミニウムをAl_2O_3に換算して0
    .004〜0.04mole%、 (9)酸化ホウ素をB_2O_3に換算して0.000
    1〜0.05mole%、 (10)酸化銀をAg_2Oに換算して0.001〜0
    .05mole%、及び (11)酸化亜鉛残部 を含有し、 (12)0.1A/cm^2の電流密度における制限電
    圧が焼結体単位厚さに換算して250〜350V/mm
    、 (13)0.1A/cm^2と0.1mA/cm^2の
    電流密度における制限電圧比V_0_._1_A/V_
    0_._1_m_Aが1.2〜1.7、 (14)単位面積当り5KA/cm^2の雷サージ電流
    (4/10μs波形)を2回印加した前後の0.1A/
    cm^2の電流密度における制限電圧変化率が3%以下
    、 の特性を有することを特徴とするギャップ付避雷器用電
    圧非直線抵抗体。 2.i)次の組成 (1)酸化ビスマスをBi_2O_3に換算して0.5
    〜1.2mole%、 (2)酸化コバルトをCo_2O_3に換算して0.3
    〜1.5mole%、 (3)酸化マンガンをMnO_2に換算して0.2〜0
    .8mole%、 (4)酸化アンチモンをSb_2O_3に換算して0.
    5〜1.5mole%、 (5)酸化クロムをCr_2O_3に換算して0.1〜
    1.5mole%、 (6)酸化ケイ素をSiO_2に換算して0.6〜2.
    0mole%、 (7)酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5
    mole%、 (8)酸化アルミニウムをAl_2O_3に換算して0
    .004〜0.04mole%、 (9)酸化ホウ素をB_2O_3に換算して0.000
    1〜0.05mole%、 (10)酸化銀をAg_2Oに換算して0.001〜0
    .05mole%、及び (11)酸化亜鉛残部 を含有する電圧非直線抵抗体素体を形成し、 ii)前記素体の形成に当っては、(11)の酸化亜鉛
    と(8)の酸化アルミニウムに相当する量のアルミニウ
    ムを含む溶液を混合し、噴霧乾燥させ、これを仮焼し、
    この仮焼物に他の前述の金属酸化物を混合したものを用
    い、造粒し、成形し、 iii)1130〜1240℃で本焼成し、 iv)530〜900℃で熱処理することを特徴とする
    ギャップ付避雷器用電圧非直線抵抗体の製造方法。
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