JP2572884B2 - 電圧非直線抵抗体とその製造方法 - Google Patents

電圧非直線抵抗体とその製造方法

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JP2572884B2
JP2572884B2 JP2235808A JP23580890A JP2572884B2 JP 2572884 B2 JP2572884 B2 JP 2572884B2 JP 2235808 A JP2235808 A JP 2235808A JP 23580890 A JP23580890 A JP 23580890A JP 2572884 B2 JP2572884 B2 JP 2572884B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗体に
関するものである。
(従来の技術と課題) 従来から酸化亜鉛(ZnO)を主成分としてBi2O3,Sb
2O3,SiO2,Co2O3,MnO2等の小量の金属酸化物を副成分と
して含有した抵抗体は、優れた電圧非直線性を示すこと
が広く知られており、その性質を利用して避雷器等に使
用されている。
一方、架空送配電線における電気事故のうち、半数以
上が雷による事故で占められており、送配電線への落雷
により、鉄塔電位が上昇すると、アークホーンで放電
し、続いて故障電流(続流)が流れるため変電所の遮断
器で遮断し、停電していた。
この問題を解決する為、応答性が良く、続流遮断性の
良好なギャップレス避雷器が用いられている。送配電線
用ギャップレス避雷器は既存の鉄塔間に挿入しなければ
ならないので、変電所用避雷器と比較して小型化が問題
となっていた。時に懸垂碍子に上記抵抗体を挿入し、懸
垂碍子に避雷機能を付加した懸垂型避雷器(第1図参
照)では、既存の懸垂連結長に上記抵抗体を挿入しなけ
ればならず、より一層の上記抵抗体の縮小、特に長さ方
向の縮小が必要であった。
また、懸垂型避雷器も含め、これら避雷器はギャップ
レスである為、上記抵抗体は常時課電される。従って、
信頼性の点で抵抗体の課電寿命特性が問題となってい
た。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、主に送配電線用ギャップレス避雷器
を小型化、特に長さ方向を大幅に短縮できる電圧非直線
抵抗体を提供することである。
本発明の他の目的は、課電寿命の良好な電圧非直線抵
抗体を提供することである。
本発明は 酸化亜鉛を主成分とし、 酸化ビスマスをBi2O3に換算して0.3〜1.1mole%、 酸化コバルトをCo2O3に換算して0.3〜1.5mole%、 酸化マンガンをMnO2に換算して0.2〜0.8mole%、 酸化アンチモンをSb2O3に換算して0.5〜1.5mole
%、 酸化ケイ素をSiO2に換算して5.0〜10.0mole%、 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5mole%、 酸化アルミニウムをAl2O3に換算して0.02mole%以
下、 酸化ホウ素をB2O3に換算して0.0001〜0.05mole%及
び 酸化銀をAg2Oに換算して0.001〜0.05mole% を含有し、 0.1mA/cm2の電流密度における制限電圧が焼結体単
位厚さに換算して340〜550V/mm、 V0.1mA/cm2とV1μA/cm2の電流密度における制限電
圧比V0.1mA/V1μAが1.4以下、 単位面積当り2.5kA/cm2の雷サージ電流(4/10μs
波形)を2回印加した前後の0.1mA/cm2の電流密度にお
ける制限電圧低下率が10%以下、 10A/cm2と0.1mA/cm2の電流密度における制限電圧比
V10A/V0.1mAが1.20〜1.45 の特性を有することを特徴とする電圧非直線抵抗体で
ある。
本発明はまた、i)次の組成 酸化亜鉛を主成分とし、 酸化ビスマスをBi2O3に換算して0.3〜1.1mole%、 酸化コバルトをCo2O3に換算して0.3〜1.5mole%、 酸化マンガンをMnO2に換算して0.2〜0.8mole%、 酸化アンチモンをSb2O3に換算して0.5〜1.5mole
%、 酸化ケイ素をSiO2に換算して5.0〜10.0mole%、 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5mole%、 酸化アルミニウムをAl2O3に換算して0.02mole%以
下、 酸化ホウ素をB2O3に換算して0.0001〜0.05mole%、 酸化銀をAg2Oに換算して0.001〜0.05mole%、 を含有する電圧非直線抵抗体素体を形成し、 ii) 前記素体の形成に当っては、主成分の酸化亜鉛と
の酸化アルミニウムに相当する量のアルミニウムを含
む溶液を混合し、噴霧乾燥させ、これを仮焼し、この仮
焼物に他の前述の金属酸化物を混合したものを用い、造
粒し、成形し、 iii)1070〜1200℃で本焼成し、 iv)400〜600℃で熱処理する ことを特徴とする電圧非直線抵抗体の製造方法であ
る。
本発明の目的であるギャップレス避雷器の小型化、即
ち避雷器の径及び長さの短縮を図るには、避雷器に収納
される電圧非直線抵抗体(以下素子と記載)の特性を向
上して、素子の径及び段積みされる素子の合計長さを短
縮する必要がある。特に懸垂碍子の笠部に複数の素子を
段積みして内蔵した所謂懸垂型避雷器では、特に段積み
された素子の合計長さを大幅に短縮する必要がある。懸
垂碍子の笠部に内蔵させる事及び既設の従来の懸垂碍子
連結長に適合させて懸垂型避雷器の連結長を設置する必
要があるからである。懸垂型避雷器の如きギャップレス
避雷器内に内蔵された素子の合計長さを大幅に短縮する
ためには、バリスタ電圧が高く、かつ雷サージ印加後も
バリスタ電圧の低下が極めて小さい素子を用いる必要が
ある。ここでバリスタ電圧は0.1mA/cm2の電流密度に於
ける制限電圧V0.1mA/cm2(以下V0.1mAと記載)を意味
する。
ギャップレス避雷器では、通常、定格電圧を印加した
時に避雷器即ち避雷器に内蔵された素子に流れる最大電
流を、素子単位面積(cm2)当り0.1mAと設計しており、
雷サージ印加後の素子のバリスタ電圧の低下率が大きい
場合には、この低下率を考慮した素子数の使用が必要と
なる為、上述のバリスタ電圧の低下率が小さい事も必要
である。
本発明者は上述の素子組成及び製造方法により、バリ
スタ電圧V0.1mAが340V/mm以上であり、かつ、電流密度
2.5kA/cm2(4/10μs波形)の雷サージ電流を2回印加
した場合の素子のバリスタ電圧の低下率が10%以下の素
子を得ることができた。ここで上述の雷サージ電流印加
試験条件は、一般にギャップレス避雷器にて設計されて
いる条件に準じたものである。
次に、素子の径方向を短縮するためには、素子の開閉
サージ放電耐量特性及び雷サージ放電耐量特性を向上さ
せる必要がある。
ギャップレス避雷器は、ギャップ付避雷器と異なり、
雷サージ印加に伴なう続流電流が流れないので、避雷器
の放電エネルギーは遮断器の開閉に伴ない発生する開閉
サージが雷サージより大きい。従って、ギャップレス避
雷器では主に開閉サージ耐量も考慮して素子数が決定さ
れ、避雷器の径方向の短縮には開閉サージ耐量特性の優
れた素子を使用する必要がある。
本発明者は上述の素子組成及び製造方法によって、10
A/cm2と0.1mA/cm2の各電流密度における制限電圧比V
0.1A/cm2/V0.1mA/cm2(以下、V10A/V0.1mAと記載)が1.
20〜1.45にある開閉サージ耐量特性にも優れた素子を得
ることができた。
また、常時課電されるギャップレス避雷器では課電寿
命の向上も実用上重要であって、上述の素子組成及び製
造方法によって、0.1mA/cm2と1μA/cm2の各電流密度に
おける制限電圧比V0.1mA/cm2/V1μA/cm2(以下V0.1mA
/V1μAと記載)が1.4以下となり、課電寿命が良いこと
を本発明者は見出した。
上述の素子組成及び製造方法により、上述のバリスタ
電圧、雷サージ印加後のバリスタ電圧の低下率、開閉サ
ージ放電耐量及び課電寿命の各特性を同時に満足する素
子が得られた。
上述の組成において、酸化ビスマスはBi2O3に換算し
て、0.3〜1.1mole%、好ましくは0.5〜0.9mole%、を用
いる。Bi2O3はZnO粒子間に粒界層を形成しているが、バ
リスタ特性の発現に関係するショットキー障壁の形成に
係わっていると考えられる重要な添加物である。
0.3mole%未満では雷サージ放電耐量が低下し、制限
電圧比V10A/V0.1mAが増大する。1.1mole%を越えると雷
サージ印加後の制限電圧V0.1mAの低下率(以下ΔV0.1
mAと記載)が増大する。
酸化コバルト及び酸化マンガンはCo2O3及びMnO2に換
算し、Co2O30.3〜1.5mole%、好ましくは0.5〜1.2mole
%、MnO20.2〜0.8mole%、好ましくは0.3〜0.7mole%、
を用いる。Co2O3及びMnO2はその一部がZnO粒子内に固溶
するとともに、一部は粒界層に析出してショットキー障
壁の高さを高める作用を有する。また、障壁の安定性に
も関係していると考えられる。Co2O3が0.5mole%未満で
は雷サージ印加後のΔV0.1mAが増大し、1.5mole%を越
えるとやはり雷サージ印加後のΔV0.1mAが増大し、MnO
2が0.2mole%未満では課電寿命が悪化し、0.8mole%を
越えるとやはり課電寿命が悪化する。
酸化アンチモンはSb2O3に換算して、Sb2O30.5〜1.5mo
le%、好ましくは0.8〜1.2mole%を用いる。酸化クロム
はCr2O3で換算して好ましくはCr2O30.1〜1.0mole%、よ
り好ましくは0.3〜0.7mole%を用いると良い。Sb2O3、C
r2O3はZnOと反応してスピネル相を形成することによ
り、ZnO粒子の異常粒成長を抑制して、焼結体の均一性
を向上する作用がある。Sb2O3が0.5mole%未満では雷サ
ージ印加後のΔV0.1mAが悪化し、雷サージ放電耐量が
悪化し、1.5mole%越えるとやはり雷サージ印加後のΔ
0.1mAが悪化し、開閉サージ放電耐量が悪化し、雷サ
ージ放電耐量が悪化する。Cr2O3は0.1mole%未満では雷
サージ印加後のΔV0.1mAがやや悪化し、1.0mole%を越
えるとやはり雷サージ印加後のΔV0.1mAがやや悪化す
るため、0.1〜1.0mole%が好ましい。
酸化ケイ素はSiO2に換算して、5.0〜10.0mole%、好
ましくは6.0〜9.0mole%、を用いる。SiO2は粒界層に析
出して、ZnO粒子の粒成長を抑制する効果がある。従っ
て、制限電圧V0.1mAを上げるにはこの量を増加する必
要がある。また、非晶質シリカを用いると反応性が向上
し、特性が向上するため好ましい。SiO2が5.0mole%未
満では雷サージ印加後のΔV0.1mAが悪化するととも
に、V0.1mAを340V/mm以上とするためには本焼温度を大
幅に下げなければならず、焼結が不充分となり、雷サー
ジ放電耐量が低下する。また、10.0mole%を越えると雷
サージ印加後のΔV0.1mAと雷サージ放電耐量及び開閉
サージ放電耐量が悪化し、課電寿命も悪化する。
酸化ニッケルはNiOに換算して、0.8〜2.5mole%、好
ましくは1.0〜1.5mole%、を用いる。NiOの添加は雷サ
ージ印加後のΔV0.1mAと大電流域における制限電圧比
(V2.5kA/cm2/V0.1mA/cm2、以下V2.5kA/V0.1mAと記
載)の改善に効果がある。NiOが0.8mole%未満では雷サ
ージ印加後のΔV0.1mAと大電流域における制限電圧比
(V2.5kA/V0.1mA)が改善されず、1.5mole%を越える
と雷サージ印加後のΔV0.1mAが逆に悪化し、開閉サー
ジ放電耐量が悪化する。
酸化アルミナはAl2O3に換算して、0.02mole%以下、
好ましくは0.002〜0.01mole%、特に0.003〜0.01mole%
を用いる。Al2O3はZnOに固溶してZnO粒子抵抗を下げ、
大電流域における制限電圧比(V2.5kA/V0.1mA)を改善
するとともに雷サージ放電耐量を向上させる効果があ
る。また、誘電率向上効果もある。然し、添加量が増す
と微小電流域の電圧−電流特性が低下(V0.1mA/V1μm
は増大する)するとともに、雷サージ印加後のΔV0.1m
Aが悪化する。Al2O3が0.02mole%を越えると大電流域に
おける制限電圧比(V2.5kA/V0.1mA)の改善が頭打ちと
なり、雷サージ放電耐量は低下し、雷サージ印加後のΔ
0.1mAが悪化する。
酸化ホウ素と酸化銀はB2O3及びAg2Oに換算して、B2O3
0.0001〜0.05mole%、好ましくは0.001〜0.03mole%、A
g2O 0.001〜0.05mole%、好ましくは0.002〜0.03mole
%、を用いる。B2O3とAg2Oはともに粒界層を安定化する
作用がある(Agを含むホウケイ酸ビスマスガラスとして
添加すると、課電寿命がより向上するため好ましい。な
お、このガラス中にはZnO等他の金属酸化物を含んでも
良い)。B2O3が0.0001mole%未満では課電寿命向上効果
が少なく、0.05mole%を越えると雷サージ印加後のΔV
0.1mAが悪化する。Ag2Oが0.001mole%未満では雷サージ
印加後のΔV0.1mA改善効果が少なく、0.05mole%を越
えると逆に雷サージ印加後のΔV0.1mAが悪化する。
0.1mA/cm2の電流密度における制限電圧V0.1mAを340
〜550V/mm(好ましくは400〜500V/mm)とする理由は、3
40V/mm未満では懸垂型避雷器等の小型化ができない。ま
た、上述した素子組成でV0.1mAを340V/mm未満とするた
めには、本焼温度を上げなればならず、この本焼温度上
昇により素子中の気孔率が増大し、雷サージ放電耐量及
び開閉サージ放電耐量が低下する。また、550V/mmを越
えると本焼温度が低下し焼結が不充分となり、雷サージ
放電耐量が低下する為である。
このような電圧非直線抵抗体を製造する為には上述し
た組成で、本焼を1070〜1200℃で行なう。上述した組成
で、本焼が1200℃を越えると上記抵抗体中の気孔が増加
傾向となり、雷サージ(放電)耐量が低下する。また、
1070℃未満では焼結が不充分となり、雷サージ放電耐量
が低下する。
制限電圧低下率ΔV0.1mA(4/10μs、2.5kA/cm22回
印加後)を10%以下(好ましくは5%以下)とする理由
は、10%を越えると上述したように制限電圧低下分の素
子数が多くなり、避雷器の長さ方向が増大する為であ
る。
制限電圧低下率ΔV0.1mAを10%以下とする為には、
上述した素子組成で 熱処理を400℃以上で好ましくは0.5時間以上(より
好ましくは1時間以上)行ない、Al2O3量は0.02mole%
以下とし、 AlとZnOとの仮焼は500〜1000℃、好ましくは600〜9
00℃とする。
制限電圧低下率ΔV0.1mAを5%以下とする為には、
上述した素子組成で 熱処理を450℃以上で好ましくは0.5時間以上(より
好ましくは1時間以上)行ない、Al2O3量は0.01mole%
以下とし、 AlとZnOとの仮焼は500〜1000℃、好ましくは600〜9
00℃とし、 ZnOとアルミニウムとの仮焼物及び金属酸化物の粉
砕物をアトライタで混合する。
アトライタでの混合では、Alを固溶したZnOと金属酸
化物の混合分散が均一に行なわれるため、素子の均一性
が向上し、良好な電気特性が得られる。特に雷サージ印
加後の制限電圧低下が改善される。
制限電圧比V0.1mA/V1μAを1.4以下(好ましくは1.3
5以下)とする理由は、1.4を越えると課電により上記抵
抗体を流れる漏洩電流が増加し、抵抗体が熱暴走して破
壊するためである。
制限電圧比V0.1mA/V1μAを1.4以下とする為には、
上述した組成で熱処理を400〜600℃未満で好ましくは0.
5時間以上(より好ましくは1時間以上)行ない、Al2O3
量を0.02mole%以下とする。制限電圧比V0.1mA/V1μA
を1.35以下とする為には、上述した組成で熱処理を450
〜550℃好ましくは0.5時間以上(より好ましくは1時間
以上)行ない、Al2O3量を0.01mole%以下とする。
制限電圧比V10A/V0.1mAは1.20〜1.45、特に1.25〜1.4
0が好ましい。このようにすると開閉サージ放電耐量が
良好となる。1.20未満では開閉サージ放電耐量が増加せ
ず、1.45を越えると大電流域における制限電圧比V5KA/V
0.1Amが悪化し、雷サージ放電耐量が低下する。
V10A/V0.1mAを1.20〜1.45とする為には、上述した組
成でAl2O3量を0.02mole%以下とし、Bi2O3量を0.3mole
%以上とし、Ag2O量を0.05mole%以下とする。
V10A/V0.1mAを1.25〜1.45とする為には、上述した組
成でAl2O3量を0.002〜0.01mole%とし、Bi2O3量を0.3mo
le%以上とし、Ag2O量を0.002〜0.05mole%とする。
大電流域におけるV2.5kA/V0.1mAは2.35以下、特に2.
25以下が好ましい。このようにするとより雷サージ放電
耐量が向上するとともに、避雷器の長さ方向がより短縮
される。この為には上述した組成でAl2O3量は0.002mole
%以上、特に0.003mole%以上が好ましい。
本発明に係る電圧非直線抵抗体を得るためには、まず
AlとZnOとの仮焼を行なう。
即ち予め酸化亜鉛と所定量のアルミニウムを含む溶液
を混合し、噴霧乾燥させ、これを仮焼し、この仮焼に金
属酸化物を混合することにより、雷サージ印加御のΔV
0.1mA、雷サージ放電耐量、開閉サージ放電耐量、大電
流域における制限電圧比、及び課電寿命が改善される。
この場合には以下のような作用効果を得ることができ
る。
(1)アルミニウムを溶液で酸化亜鉛と混合しているた
め、原子レベルで酸化亜鉛中へ固溶する。従って均一性
が良好となるとともに、酸化亜鉛の粒子抵抗が大きく低
下する。ここで、溶液は水溶液、たとえば硝酸塩、塩化
物の水溶液等が好ましい。また混合溶液の固形分濃度は
50〜75wt%が好ましい。
(2)混合物スラリーを噴霧乾燥させて一気に水分を除
去しているため、アルミニウムの濃度分布が均一な乾燥
物が得られる。従って均一性が良好となる。このとき、
混合物をバット等の中でゆっくりと乾燥させると、酸化
亜鉛とアルミニウムが部分的に濃度差を生じ好ましくな
い。なお、噴霧乾燥温度は200〜500℃が好ましい。
(3)乾燥後の粉体を仮焼することにより、酸化亜鉛粒
子の中へ均一に充分にアルミニウムが固溶する。
従来の方法では、アルミニウムの酸化亜鉛への固溶は
酸化亜鉛及び金属酸化物の混合物を本焼することにより
行われているため、アルミニウムは酸化亜鉛に充分固溶
されないのみならず、粒界層中に残留し、雷サージ印加
後の制限電圧、雷サージ放電耐量、開閉サージ放電耐量
及び課電寿命等に悪影響を与える。なお、この仮焼温度
は500〜1000℃、より好ましくは600〜900℃が好まし
い。500℃未満ではアルミニウムの固溶が不充分とな
り、1000℃を越えると酸化亜鉛の焼結が急速に進むため
である。
より具体的には、まず0.5μm程度の粒度に調整した
酸化亜鉛原料とアルミニウムを所定量含む溶液(例えば
硝酸アルミニウム水溶液等)と所定の分散剤等を混合
し、得られた混合物を例えばスプレードライヤにより噴
霧乾燥させて乾燥した粉体を得る。その後、得られた粉
体を500〜1000℃の温度、好ましくは酸化雰囲気下で仮
焼し、好ましくは3μm以下、より好ましくは1μm以
下の所定の粒度の酸化亜鉛原料を得る。ここで得られた
酸化亜鉛原料を粉砕するとより好ましい。そして、この
酸化亜鉛原料を、所定の粒度に調整した酸化ビスマス、
酸化コバルト、酸化マンガン、酸化アンチモン、酸化ク
ロム、酸化ケイ素、酸化ニッケル、酸化銀、酸化ホウ素
等よりなる添加物の所定量を混合する。なお、この場合
酸化銀、酸化ホウ素の代わりに硝酸銀、ホウ酸を用いて
もよい。好ましくは銀を含むホウケイ酸ビスマスガラス
を用いるとよい。なお、この混合では酸化ケイ素を含む
添加剤を全量及び一部を600〜900℃で仮焼後微粉砕(好
ましくは2μm以下)したものを用いると好ましい。本
発明の抵抗体組成は酸化ケイ素含有量が多いため、酸化
亜鉛との混合時にゲル化し易く、素子の均一性に悪影響
を及ぼし易いからである。
これら原料粉末に対して所定量の結合剤(好ましくは
ポリビニルアルコール水溶液)及び分散剤等を加え、デ
ィスパーミル好ましくはアトライタにより混合した後、
好ましくはスプレードライヤにより造粒して造粒物を得
る。造粒後、成形圧力800〜20,000kg/cm2の下で所定の
形状に成形する。そして成形体を昇降温速度30〜70℃/h
rで、800〜1000℃、保持時間1〜5時間という条件で仮
焼成する。
なお、アトライタでの混合は媒体としてジルコニアボ
ールを用い、アジテータアーム(撹拌棒)も材質の安定
化されたジルコニアを用い、タンクの内張りは有機性樹
脂(好ましくはナイロン樹脂)を用いると汚染が極めて
少なくなり好ましい。また、スラリー温度が40℃を越え
ないように管理することにより、スラリーのゲル化が防
止でき、酸化亜鉛と金属酸化物が良好に分散混合し、均
一混合及び混合効率の面で好ましい。ここで混合のため
の時間は1〜10時間が好ましく、より好ましくは2〜5
時間である。また、媒体としてのジルコニアボールは酸
化マグネシウム(MgO)又は酸化カルシウム(CaO)等で
安定化したジルコニアも使用できるが、酸化イットリウ
ム(Y2O3)で安定化したジルコニアを使用すると好まし
い。
なお、仮焼成の前に成形体を昇降温速度10〜100℃/hr
で400〜600℃、保持時間1〜10時間で加熱し結合剤を飛
散除去することが好ましい。これを脱脂体という。ここ
で素体とは成形体、脱脂体、及び仮焼体を意味する。
次に、仮焼成した仮焼体の側面に側面高抵抗層を形成
する。酸化ビスマス、酸化アンチモン、酸化ケイ素、酸
化亜鉛等の所定量に有機結合剤としてエチルセルロー
ス、ブチルカルビトール、酢酸nブチル等を加えた側面
高抵抗層用混合物ペーストを、60〜300μmの厚さに仮
焼体の側面に塗布する。なお、前記混合物ペーストは成
形体又は脱脂体に塗布してもよい。次に、これを昇降温
速度20〜100℃/hr(好ましくは30〜60℃/hr)、1070〜1
2000℃、好ましくは保持時間3〜7時間という条件で本
焼成する。
次に空気中で、好ましくは昇降温速度200℃/hr以下
で、400〜600℃(好ましくは450〜550℃)、好ましくは
0.5時間以上(より好ましくは1時間以上)熱処理す
る。この熱処理は複数回繰り返すことも可能である。
なお、ガラス粉末に有機結合剤としてエチルセルロー
ス、ブチルカルビトール、酢酸nブチル等を加えたガラ
スペーストを前記の側面高抵抗層上に100〜300μmの厚
さに塗布し、空気中で昇降温速度200℃/hr以下、400〜6
00℃、保持時間0.5時間以上という条件で熱処理するこ
とにより、ガラス層の形成を同時に実施することも可能
である。
その後、得られた電圧非直線抵抗体の両端面を、SiC,
Al2O3,ダイヤモンド等の#400〜#2000相当の研磨剤に
より、水または油を使用して研磨する。次に研磨面を洗
浄後、研磨した両端面に、例えばアルミニウム等によっ
て、電極を例えば溶射により設けて、電圧非直線抵抗体
を得る。
なお、本発明の組成以外に、電圧非直線抵抗体の使用
目的に応じて、それらによる効果をあまり損うことのな
い物質を加えて良いことは言うまでもないことである。
(実施例) 以下、本発明を実施及び比較例につきさらに詳細に説
明する。
実施例1〜62及び比較例1〜27 次の第1表に示す組成の素体を、第1表に示す製造方
法で処理して、φ47mm×h22.5mmの実施例1〜62及び比
較例1〜27の電圧非直線抵抗体を製造した。これ等の抵
抗体の特性は第1表に示す通りであった。
ここで電圧非直線抵抗体組成については第1表に示す
通りであるが、シリカは非晶質シリカを用い、B2O3及び
Ag2Oはガラス化して用いた。
また、AlとZnOとの仮焼は、硝酸アルミニウム水溶液
を用い、300℃で噴霧乾燥した後、700℃の温度で仮焼し
た。この仮焼物をポットミル等で平均粒子径が1μm以
下になるように粉砕した。
金属酸化物については、全量800℃で5時間仮焼後、
微粉砕(平均粒子径2μm以下)したものを用いた。
ZnOと金属酸化物の混合については、主にアトライタ
を使用し、酸化イットリウムで安定化したジルコニアボ
ールを用い、3時間混合した。アトライタを使用しない
ものについては、ディスパーミルで3時間混合した。
本焼は第1表に示す温度で保持時間5時間で行なっ
た。
熱処理は第1表に示す温度で保持時間0.5〜2時間と
いう条件で行なった。
電気特性については、制限電圧(V0.1mAで表示、単
位V/mm)、2.5kA/cm2の雷サージ電流(4/10μs波形)
を2回印加(5分間隔)した前後の制限電圧低下率(Δ
0.1mAで表示、単位%)、制限電圧比(V10A/V0.1mA、
0.1mA/V1μAで表示)、開閉サージ放電耐量、雷サー
ジ放電耐量及び課電寿命を評価した。
開閉サージ放電耐量は、2mSの電流波形の衝撃電流に
対する耐量(各20回印加、クリア値、単位KJ)であり、
エネルギー値(電流×電圧×印加時間)で示した。
雷サージ放電耐量は、4/10μsの電流波形の衝撃電流
に対する耐量(各2回印加、クリア値、単位KJ)であ
り、エネルギー値で示した。開閉サージ放電耐量及び雷
サージ放電耐量は、電流値で評価した場合にはV0.1mA
の高い素子ほど印加電圧が高くなるため、放電耐量電流
値は低い値を示す。従って正当な評価ができない。
課電寿命はアレニウスプロットより換算し、40℃課電
率85%で100年以上良好なものは○印(300年以上良好な
ものは◎印)、100年を満たないものは×印で示した。
なお、上記評価値は電圧非直線抵抗体の寸法には影響
しない。例えば、直径70mmφの形状も同様な結果を示し
た。
(効 果) 本発明は上述の組成で酸化亜鉛とアルミニウムの仮焼
を行なった上で、電圧非直線抵抗体素体を形成し、上述
の温度で本焼し、熱処理することにより、制限電圧V
0.1mAが高く(V0.1mA≧340V/mm)、優れた電圧−電流
特性(第1図参照)が得られる。
また、雷サージ印加後におけるこの制限電圧の低下率
も小さいため、この電圧非直線抵抗体を用いた避雷器で
は、長さ方向の大幅な短縮が可能となる。好ましくはア
ルミニウムを固溶した酸化亜鉛と金属酸化物の混合にア
トライタを用いることにより、上記制限電圧V0.1mAの
低下率をより小さくでき、更に避雷器の長さ方向の短縮
が可能となる。
さらに、この抵抗体は良好な開閉サージ放電耐量及び
雷サージ放電耐量が得られ、このため避雷器の径方向も
短縮される。
また、課電寿命も良好であるとともに、大電流域にお
ける制限電圧も良好であるため、主にギャップレス避雷
器用電圧非直線抵抗体、特に懸垂型避雷器等、制限電圧
0.1mAの高い電圧非直線抵抗体を内蔵した避雷器に好
適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は懸垂型避雷器の概要を示す図、 第2図は従来の電圧非直線抵抗体の電圧−電流特性と本
発明の電圧非直線抵抗体の電圧−電流特性とを示す特性
線図である。 1……懸垂碍子 2……電圧非直線抵抗体素子 3……電圧非直線抵抗体素子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化亜鉛を主成分とし、 酸化ビスマスをBi2O3に換算して0.3〜1.1mole%、 酸化コバルトをCo2O3に換算して0.3〜1.5mole%、 酸化マンガンをMnO2に換算して0.2〜0.8mole%、 酸化アンチモンをSb2O3に換算して0.5〜1.5mole
    %、 酸化ケイ素をSiO2に換算して5.0〜10.0mole%、 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5mole%、 酸化アルミニウムをAl2O3に換算して0.02mole%以
    下、 酸化ホウ素をB2O3に換算して0.0001〜0.05mole%及
    び 酸化銀をAg2Oに換算して0.001〜0.05mole% を含有し、 0.1mA/cm2の電流密度における制限電圧が焼結体単
    位厚さに換算して340〜550V/mm、 V0.1mA/cm2とV1μA/cm2の電流密度における制限電
    圧比V0.1mA/V1μAが1.4以下、 単位面積当り2.5kA/cm2の雷サージ電流(4/10μs
    波形)を2回印加した前後の0.1mA/cm2の電流密度にお
    ける制限電圧低下率が10%以下、 10A/cm2と0.1mA/cm2の電流密度における制限電圧比
    V10A/V0.1mAが1.20〜1.45、 の特性を有することを特徴とする電圧非直線抵抗体。
  2. 【請求項2】i)次の組成 酸化亜鉛を主成分とし、 酸化ビスマスをBi2O3に換算して0.3〜1.1mole%、 酸化コバルトをCo2O3に換算して0.3〜1.5mole%、 酸化マンガンをMnO2に換算して0.2〜0.8mole%、 酸化アンチモンをSb2O3に換算して0.5〜1.5mole
    %、 酸化ケイ素をSiO2に換算して5.0〜10.0mole%、 酸化ニッケルをNiOに換算して0.8〜2.5mole%、 酸化アルミニウムをAl2O3に換算して0.02mole%以
    下、 酸化ホウ素をB2O3に換算して0.0001〜0.05mole%、 酸化銀をAg2Oに換算して0.001〜0.05mole%、 を含有する電圧非直線抵抗体素体を形成し、 ii)前記素体の形成に当っては、主成分の酸化亜鉛と
    の酸化アルミニウムに相当する量のアルミニウムを含む
    溶液を混合し、噴霧乾燥させ、これを仮焼し、この仮焼
    物に他の前述の金属酸化物を混合したものを用い、造粒
    し、成形し、 iii)1070〜1200℃で本焼成し、 iv)400〜600℃で熱処理する ことを特徴とする電圧非直線抵抗体の製造方法。
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