JPH039943A - 表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法 - Google Patents

表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法

Info

Publication number
JPH039943A
JPH039943A JP14586889A JP14586889A JPH039943A JP H039943 A JPH039943 A JP H039943A JP 14586889 A JP14586889 A JP 14586889A JP 14586889 A JP14586889 A JP 14586889A JP H039943 A JPH039943 A JP H039943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
weight
powdered
surface smoothness
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14586889A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Nakamura
正吉 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiso Co Ltd filed Critical Daiso Co Ltd
Priority to JP14586889A priority Critical patent/JPH039943A/ja
Publication of JPH039943A publication Critical patent/JPH039943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表面平滑性に優れた熱硬化性樹脂成形体を造る
のに適した粉末状の成形材料及びその製造法に関する。
(従来の技術) mフタル酸ジアリルエステルの粉末状重合体を用いた成
形体用材料を製造するには、これに無機質充填剤、硬化
剤その他の配合剤を添加してロールやニーダ−等により
該重合体が溶融するような温度で混練し、射出成形用の
場合は顆粒状もしくはペレット状にし、圧縮成形用の場
合には粉末状に粉砕して成形材料としていた。
圧縮成形用材料の場合、粉砕機としては従来ハンマーミ
ルが主として用いられており、1.5mm孔径のスクリ
ーンを通過させることで粉砕完了としており、この場合
得られる材料の平均的な粒度分布を示すと下記のようで
あった。
タイラー篩            重量%60メツシ
ュオン           24〜3460メツシュ
パス〜100メツシュオン  16〜26100メツシ
ュパス〜150メツシュオン  23〜33150メツ
シュパス            17〜27(発明が
解決しようとする課題) 上記圧縮成形用材料を、例えば食器用として用いた場合
、その外観的美しさの尺度の一つである表面平滑性につ
いて光沢度計(日本重色工業社製、型式VG−2PD型
、入射角60°)で評価するならば、従来食器用材料と
して公知のメラミン樹脂成形材料より得られた成形品が
110前後であるのに対して上記フタル酸ジアリルエス
テル重合体成形材料のものは85前侵のものしか得られ
ていない。
表面平滑性が向上すれば外観的な商品価値が上がり、食
べ滓の汚れが落ち易くなって集団給食用食器に用いた場
合においてもその洗浄効率が向上し衛生上非常に好まし
いものである。
本発明者は、フタル酸ジアリルエステル樹脂を樹脂成分
とする成形体についてその表面平滑性を向上させる目的
で鋭意検討を行った。その結果、用いる成形材料の粒子
径が成形物の表面平滑性に著しい影響を与えていること
が判った。そこで前記従来の方法において、粉砕機のス
クリーンとし、でより細かい孔径のものの使用を試みた
が、材料のスクリーンパスに長時間を要し、その結果材
料の滞留によって粉砕時の発生熱が蓄積してハンマーに
材料が融着したりスクリーンの目づまりを生じたりして
、粉砕効率が著しく減少すると共に、温度上昇に伴う樹
脂の変質を来たし均一な成形材料を得ることができなか
った。そこで本発明者は、従来法におけるような高温で
の混合粉砕ではなく樹脂の溶融点以下での材料の混合粉
砕を試みたところ、これによって得られた特定の粒子径
からなる組成物が表面平滑性に非常に優れた成形体を与
えることを見出したものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、下記の(a)成分及び(b)成分を含み、全
量の80重量%以上が150メツシュ篩パスの粒子径の
ものからなることを特徴とする表面平滑性に優れた成形
体用組成物及びその製造法である。
(a>粉末状のフタル酸ジアリルエステル重合体もしく
は共重合体又はこれらの混合物 (b)粉末状の無機質もしくは有機質充填剤又はこれら
の混合物 本発明に用いられる(a)成分のフタル酸ジアリルエス
テル重合体とは、当該上ツマ−であるオルソフタル酸ジ
アリルエステル、イソフタル酸ジアリルエステル又はテ
レフタル酸ジアリルエステルをラジカル開始剤の存在下
で溶液重合又は塊状重合により製造された、軟化温度が
50〜110℃、タイラ(Wijs )法測定によるヨ
ウ素価が55〜95、メチルエチルケトン50重量%溶
液粘度(30℃)が50〜300センチボイズ及びGP
C(ゲル・パーミェーション・クロマトグラフィー)法
で測定したポリスチレン換算数平均分子fl(Mn)が
1 、000〜30、000の後重合可能なプレポリマ
ーをいう。本発明においては、特に上記軟化温度がオル
ソプレポリマーでは70〜110℃、イソプレポリマー
では50〜80℃、テレプレポリマーでは50〜100
℃のものが好ましく、ヨウ素価がオルソプレポリマーで
は55〜65、イソプレポリマーでは65〜90.テレ
プレポリマーでは85〜95のものが好ましく、メチル
エチルケトン50重量%溶液粘度(30℃)がオルソプ
レポリマーでは70〜110センチポイズ、イソプレポ
リマーでは50〜90センチボイス、テレプレポリマー
では50〜300センチポイズのものが好ましい。
またGPC法によるポリスチレン換算数平均分子ff1
(F4n>がオルソプレポリマーでは2,000〜20
、000.イソプレポリマーではi、ooo〜20.0
00゜テレプレポリマーでは2,000〜30.000
のものが好ましく用いられる。
本発明に用いられる(a)成分のフタル酸ジアリルエス
テル共重合体とは、下記式(1)で表わされるテレフタ
ル酸ジアリルエステル と下記式(2)で表わされるベンジル位に少なくとも1
個の水素原子を有する芳香族炭化水素(但し、上記式(
2)中、R1及びR2は、それぞれ水素原子及び低級ア
ルキル基よりなる群から選ばれた基を示し、nは1〜3
の整数を示す)とから導かれた共重合体であって、(イ
)1式(1)モノマー単位の末端に式(2)七ツマー単
一炭素結合した構造を有し、更に(ロ)、該共重合体の
式(1)モノマー単位のアリル基で形成された炭素−炭
素結合分子鎖部分の該式(1)モノマー単位の数が3〜
11個、好ましくは3〜10個であるという構造的特徴
を有する共重合体である。
該共重合体の構造を例えば、式(2)化合物としてトル
エン(R’ =R2=H,n= 1>を用いた場合で示
すと次式(A)で表わされる。
(×−3〜11) 上式(A)において、Rは未反応のアリル基及び/又は
該共重合体の他の分子鎖部分を構成するアリル基から導
かれた鎖 を表わす。
なお、上記フタル酸ジアリルエステル共重合体の製造法
については本出願人の出願に係る特開昭59−8040
9号公報に詳細に記載されている。
本発明に用いられる上記フタル酸ジアリルエステル共重
合体としては、軟化温度50〜120℃、ライス法で測
定したヨウ素価40〜85、メチルエチルケト2溶液量
量%溶液粘度(30℃)80〜300センチボイス及び
GPC法で測定したポリスチレン換算数平均分子a (
Fan >  4.000〜10.000のプレコポリ
マーが適当でおる。
、上記プレポリマー及びプレコポリマーはいずれも固形
でかつ粉末状で製造されており、(b)成分との混合・
粉砕・分散に際しては非常に有利である。混合・粉砕・
分散をより効率よく行うために該プレポリマー、プレコ
ポリマーを予めざらに粉砕してお(こともできる。粉砕
のためには市販の種々の粉砕機、例えばボールミル、振
動ミル、ハンマーミル、ジェットミル、冷凍粉砕機など
を使用することができ、50重量%以上が150メツシ
ュ篩パスの粒子径にしておくのがよい。これより粒子径
の大きな成分が多い場合は、(b)成分の充填剤との混
合分散に際しての分散不良と得られた組成物の粒子径過
大の原因となり、ざらには成形材料としての流動性や成
形性、硬化特性のバラツキ、成形品のひけむら、商品価
値の低い梨地肌などの原因となって表面平滑性に優れた
成形体とはなり難い。
上記プレポリマー、プレコポリマーはそれぞれ単独で用
いてもよいしこれらの混合物で用いてもよい。特に耐衝
撃性に優れた成形体を欲する場合はプレコポリマーの使
用が好ましい。ざらにこれ、らプレポリマー、プレコポ
リマーの残存アリル基と反応しうる基を有する他の樹脂
及び/又はモノマー類と併用してもよい。例えば不飽和
ポリエステル樹脂やフタル酸ジアリルエステルモノマー
が挙げられるが、本発明においては固形状物質同志を混
合・粉砕・分散させるためにこれらの添加量はプレポリ
マーもしくはプレコポリマー又はこれらの混合物100
重量部あたり10重量部以下とするべきである。
本発明で用いられる(b)成分の充填剤としては、無機
質もしくは有機質の充填剤をそれぞれ単独で、またはこ
れらを組合せて用いることができる。無機質充填剤とし
ては、クレー、マイカ、タルり、ガラス、シリカ、コロ
イダルシリカ、アルミナ、セラミック、カーボンなどが
挙げられるが、これらに限定されない。これらはいずれ
も平均粒子径が0.1〜10oty&のものが一般に市
販されており、所望のものをそのまま使用できる。有機
質充填剤としては、粉末状のメラミン樹脂などの軟化温
度が50℃を超える熱硬化性樹脂、フタル酸ジアリルエ
ステル重合体、エポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹
脂のそれぞれ硬化物を粉砕したものなどが挙げられる。
上記無機質もしくは有機質の充填剤を用いて得られた組
成物が本発明の目的とする所定の粒子径の範囲に入らな
い場合には、これら充填剤を(a>成分の場合と同様に
予め粉砕して80重量%以上が150メツシュ篩パスと
なるように調整しておくべきである。
充填剤の配合量は、(a)成分100重量部あたり20
〜500重量部、好ましくは50〜400重量部の範囲
である。配合量が20重量部未満では、組成物がブロッ
キングしやすくなり、またこれより得られた形成量は強
度が小さすぎるなど好ましくない。
一方、配合量が500重量部を超えると、組成物の流動
性が低下して成形性が悪化すると共に、これより得られ
た成形品の強度が低下したり、あるいは成形品の耐熱性
(例えば家庭用品品質表示法による耐熱温度)低下の原
因となり商品価値が下がる。
本発明の組成物には、上記(a>、(b)成分の他、ポ
リエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、
塩素化ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの軟化温度50
℃以上の高融点熱可塑性樹脂の粉末を成形体の耐衝撃性
改善の目的で配合することができる。特に塩素化ポリエ
チレンはその効果が大きい。配合量は(a)成分100
重量部あたり20重量部以下、好ましくは10重置部以
下がよい。配合量が20重量部を超えると成形体の機械
的強度の低下、表面硬度の低下、耐汚染性の低下などを
招き好ましくない。また本発明の組成物には本発明で規
定する粒子径の量範囲を逸脱しない」の無機質もしくは
有機質繊維、例えばガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カ
リウムウィスカやセルローズ、ポリエステル、ポリアミ
ド、ビニロンなどの繊維を加えることができる。
本発明組成物には(a)成分の重合体もしくは共重合体
を硬化せしめるに必要な硬化剤が加えられる。硬化剤と
しては、フタル酸ジアリルエステル重合体の硬化剤とし
て公知の種々の有機過酸化物が使用できる。これらは成
形温度、成形サイクル、安全性などを考慮して適宜選択
される。使用量は(a)成分100重量部あたり0.1
〜10重量部の範囲である。また(b)成分として熱硬
化性樹脂を用いた場合には該樹脂に適した硬化剤が適宜
選択して使用される。
本発明組成物には、その他重合禁止剤、離型剤、その他
の当該技術分野において通常使用される配合剤を添加す
ることができる。
本発明組成物の混合方法は、上記(a)成分、(b)成
分及びその他各種添加剤をボールミル、撮動ミル、ハン
マーミル、ジェットミルなどの粉砕機に仕込み、混合、
粉砕及び分散させることによって行われる。この際、混
合による温度上昇で樹脂成分が!!着を起こさない温度
で行われるべきである。本発明においては混合温度が5
0℃以下であって使用樹脂の軟化温度より低い温度で行
うことによって所期の目的が達成できる。50℃を超え
る温度で混合粉砕を行うと部分的に高温部を生じ、樹脂
が溶融して粒子間Fn、着を起して本発明で規定する粒
子径の範囲の組成物とはならないし、また樹脂自体も高
温による変質を来たし、均質な成形用材料を与えない。
混合粉砕時の温度の調整は、粉砕機のジャケットに冷却
水を流したり、原料各成分を予め冷却しておく、ドライ
アイスと混合粉砕する、空調された雰囲気に粉砕機を設
置する、スポットクーラーを使用するなどの方法がある
本発明においては、上記したように各種の粉砕機を用い
ることができるが、その中で特にボールミルや振動ミル
が比較的穏やかな条件で混合できるので好ましい。この
種の粉砕機は処理能力が小ざいので各成分を予め微粉に
しておくのが効果的である。
混合に要する時間は粉砕機の種類、要求される粒子径に
よって異なるので一概に規定することはできないが、例
えばボールミルの場合2〜3時間、撮動ミルの場合は1
5〜20分間が適当である。
(実 施 例) 実施例1〜7   比較例1〜4 表1に示される各配合物を1.5mlボールミルに入れ
、9〜12℃の雰囲気下、表1に示される所定の条件で
混合粉砕して成形材料を調製した。
得られた成形材料の粒度分布と混合時の材料温度を表1
に示した。
材料温度の測定は以下のようにして行った。
ボールミルの胴体円筒部分におるマンホール蓋又は材料
仕込み口もしくは取出し口の蓋にケーシング内部まで貫
通する穴をあけ、これにバイメタル式温度調節器rNB
R−AJ用サーモスタットrss−1型」 (神港電機
計器製作所製)の温度検出部分を挿入し、回転中にボー
ルが当たらずしかも出来る丈内部に入るように固定した
。測定はボールミルを随時止めて表示目盛を読んで表わ
した。この計器の表示温度の誤差は通常の水銀温度計と
±1℃の範囲にあった。
上記成形材料を500k(J/7の圧力をかけて直径5
Cm、厚さ約1.5Cmの円筒形タブレットを作製し、
これを高周波予熱機でタブレット内部温度が85〜90
℃になるように予熱し、これを直径10cmの押し込み
型金型にセットして成形後の円板厚みが3mmとなるよ
うに成形した。成形は、上記予熱したタブレットを温度
160℃の金型のほぼ中央に置き、直チニ、初圧25k
g/dテ10秒間、次イテ1ookg/dの圧力をかけ
、初圧時より計算して180秒間硬化させて行った。
得られた円板成形品について物性試験を行い、その結果
を表1に示した。
物性試験は以下の方法により行った。
光沢度二日本電色工業社製の光沢度計(VG−2PD型
)を用い、テストピースの中央部を入射角60’で測定
した。
曲げ強ざ:J l5K−691’lに基いて測定した。
落t!衝撃試験:テストビース3枚を用い、それぞれに
ついて半径50mm、中心角60″の扇型に6分割して
切り出し、合計18個の測定サンプルを作製した。デュ
ポン式衝撃試験機を用いて、サンプルの中心に直径1イ
ンチの半球状撃鉄の球状部分を当て、その上に5000
の錘を落としてその半数(9個)にひび割れあるいは破
壊の生ずる錘の高さで評価した。
米飯汚れ残留試験二日本学校給食会(厚生省外部団体)
発行の「学校給食用度器具改善研究委員会報告書(昭和
57年3月版)」に記載された食器の洗浄性実験の部の
要領に従って行った。
テストピースの片面に15〜20Qの米飯をしゃもじで
粒を押し潰しながら塗り拡げ、余分の米飯を取り除き、
その中2〜3gが全面に層状に付着するようにした。こ
れを家庭用自動皿洗い機([ナショナルNP−5400
4商品名)を用い、粉末洗剤を使用して水道水で洗浄し
た。洗浄面に上記と同じ要領で米飯を付着させ、洗浄す
る操作を合計4回繰り返し、最後の洗浄面に1〜2dの
ヨードチンキ希釈液(同法ヨードチンキ1−を99.5
容量%エチルアルコール50dで希釈したもの)を振り
掛け、流し塗りで全面に拡げて残留するデンス・ンを染
色した。これを5mm角の枡目を引いたプラスチック透
明板を用いて枡目により染色部と非染色部との割合を計
算した。
引きかき硬度A試験:JASの「特殊合板の日本農林規
格」に規定する引きかき硬度A試験に基いて行った。
表1において、註釈番号1〜10は以下のとおりである
(1)オルソプレポリマー。メチルエチルケト2溶液型
量%溶液粘度(30℃)95Cp、ライス法によるヨウ
素価57.1、GPC法による数平均分子量5,100
、軟化温度81〜90℃、150メツシュ篩パスのもの
(2)イソプレポリマー。メチルエチルケトン50重回
%溶液粘度(30℃)82Cp、ライス法によるヨウ素
価84、GPC法による数平均分子量4.700.軟化
温度59〜72℃、150メツシュ篩パスのもの。
(3)テレフタル酸ジアリルエステル(式(1))とキ
シレン(式(2))とのプレコポリマーであって、前記
(ロ)の構造(式(1)七ツマー単位の数)におけるx
=3.5のもの。メチルエチルケト2溶液型量%溶液粘
度(30℃)162Cp、ライス法によるヨウ素価53
、GPC法による数平均分子量6.800、軟化温度8
0〜89℃、150メツシュ篩パスのもの。
(4)  150メツシュ篩パス96重量%以上のもの
(5)平均粒子径1t!Iftのもの。
(6)平均粒子径9ty&のもの。
(7)以下の方法によって)qられたα−セルロースを
含むメラミン樹脂10kQにステアリン酸亜鉛50g及
び無水フタルm 20aを加えてボールミルで粉砕した
150メツシュ篩パスのもの。
(製 造) 37%ホルムアルデヒド水溶液17.2k(IIを反応
釜に入れ、0.5NNaOHでpH8,6にし、メラミ
ンt3.4hgを加えて50〜60℃で撹拌しながら、
メラミンを溶解させた。pH8,6に調整した後、15
〜80℃で反応を続け、2倍口の水で白濁する時点で温
度60℃に下げた。次いでこの生成液17kgをニーダ
−に入れ、α−セルロース(200メツシュ篩パス90
重量%以上)  4koを加えて50℃を保持しながら
30分間混合させ、これを70〜80℃気流中で乾燥し
て得た。
(8)市販品を予め粉砕して150メツシュ篩パスとし
たもの。
(9) [ダインラックH−1354(ダイソー社商品
名)の150メツシュ篩パスのもの。
(10)rA−174J  (日本ユニカ社製)液体の
もの。
表1の物性試験結果から明らかなように、混合粉砕時の
材料温度が50℃以下の本発明ではいずれも組成物の粒
度分布は150メツシュ篩パスのものが80重量%を超
えており、しかも100メツシュ篩オンの総量はいずれ
も5重量%以下である。これより得られた成形品は光沢
度が高く、米飯汚れ残留面積率も優れた結果となってい
る。これに対して材料温度が50℃を超える比較例では
いずれも150メツシュ篩パスの量が少なく、従って光
沢度、米飯汚れ残留面積率はいずれも実施例より劣った
結果となっている。特に比較例4では、ボールミルの壁
やボールに材料が一部粘着しており、取り出した組成物
は冷えて固まってブロック状となり、再粉砕が必要であ
った。
本発明において、フタル酸ジアリルエステル共重合体を
用いた成形品はいずれも落鍾衝撃値が優れており、また
熱可塑性樹脂を加えた実施例6゜7、特に実施例7は耐
衝撃性の改善効果が大きい。
(発明の効果) 本発明の組成物は80重量%以上が150メツシュ篩パ
スのものでおり、これを圧縮成形して得た成形品は、表
面平滑性、耐汚染性、耐衝撃性、表面硬度に優れており
、従って食器用として特に好ましいものである。また、
本発明の方法によれば、各成分を溶融させることなく混
合・粉砕・分散させるだけで容易にフタル酸ジアリルエ
ステル重合体又は共重合体をベースレジンとする成形材
料を得ることができ、樹脂成分の変質もなく、他の熱硬
化性樹脂や高融点の熱可塑性樹脂などのブレンドも自由
に行うことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)粉末状のフタル酸ジアリルエステル重合体
    もしくは共重合体又はこれらの混合物 (b)粉末状の無機質もしくは有機質充填剤又はこれら
    の混合物 上記(a)成分及び(b)成分を含み、全量の80重量
    %以上が150メッシュ篩パスの粒子径のものからなる
    ことを特徴とする表面平滑性に優れた成形体用組成物。
  2. (2)食器用材料として使用される請求項1記載の組成
    物。
  3. (3)(a)粉末状のフタル酸ジアリルエステル重合体
    もしくは共重合体又はこれらの混合物と(b)粉末状の
    無機質もしくは有機質充填剤又はこれらの混合物とを温
    度50℃以下であって(a)成分樹脂の軟化温度より低
    い温度で混合粉砕し、全量の80重量%以上が150メ
    ッシュ篩パスの粒子径のものになるように均一に分散さ
    せることを特徴とする表面平滑性に優れた成形体用組成
    物の製造法。
JP14586889A 1989-06-08 1989-06-08 表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法 Pending JPH039943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14586889A JPH039943A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14586889A JPH039943A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH039943A true JPH039943A (ja) 1991-01-17

Family

ID=15394914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14586889A Pending JPH039943A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH039943A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52117945A (en) * 1976-03-31 1977-10-03 Fujitsu Ltd Molding materials of diallyl phthalate resin
JPS6335404A (ja) * 1986-07-23 1988-02-16 コミツサレ・ア・レナジイ・アトミツク 金属フツ化物の製造方法
JPH01247113A (ja) * 1988-03-29 1989-10-03 Masuko Sangyo Co Ltd 難粉砕性樹脂の粉砕方法及びその装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52117945A (en) * 1976-03-31 1977-10-03 Fujitsu Ltd Molding materials of diallyl phthalate resin
JPS6335404A (ja) * 1986-07-23 1988-02-16 コミツサレ・ア・レナジイ・アトミツク 金属フツ化物の製造方法
JPH01247113A (ja) * 1988-03-29 1989-10-03 Masuko Sangyo Co Ltd 難粉砕性樹脂の粉砕方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60245632A (ja) 射出成型可能な芳香族ポリエステル類の流動性の改良
KR100369957B1 (ko) 인공 대리석, 운모편 및(또는) 유리 플레이크 함유 수지경화물, 및 운모편 및(또는) 유리 플레이크 함유 중합성조성물
KR102353354B1 (ko) 페라이트 분말, 수지 조성물 및 성형체
US3786041A (en) Melamine-formaldehyde resin containing alumina hydrate
JPH039943A (ja) 表面平滑性に優れた成形体用組成物及びその製造法
JP6413153B2 (ja) フェライト粉、樹脂組成物および成形体
CN107075046B (zh) 不饱和聚酯树脂组合物以及密封电动机
JPH06299055A (ja) 人造大理石の製造方法
JP3235813B2 (ja) フェノール樹脂組成物
JPH10309727A (ja) 木質様成形物、その製造方法、及び成形物用組成物
JPS6142558A (ja) アミノ樹脂成形材料
JP2005132863A (ja) 食器用メラミン樹脂成形材料及び該成形材料でなるメラミン樹脂製食器
JP3700647B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP2002332396A (ja) 良外観ポリエステル樹脂組成物
JP2845092B2 (ja) 粒状アミノ樹脂成形材料
JPH03195762A (ja) メラミン樹脂成形材料
JP3375105B2 (ja) フェノール樹脂成形材料
JPH07126504A (ja) 不飽和ポリエステル樹脂組成物
JPH02233571A (ja) 石目調人造石
JP3590244B2 (ja) 雲母片含有重合性組成物、雲母片含有樹脂、およびこれを用いた人工大理石
JPH04314744A (ja) 吸熱性粒状充填材およびその製造方法
CA1311321C (en) Molding compositions comprising mixtures of wholly aromatic polyestersand fillers
JPH09143343A (ja) フェノール樹脂成形材料
JP2004277623A (ja) 植物セルロース熱可塑性樹脂組成物の製法
JP2004277622A (ja) 高濃度植物セルロース組成物の製法