JPH039884Y2 - - Google Patents

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JPH039884Y2
JPH039884Y2 JP1986112692U JP11269286U JPH039884Y2 JP H039884 Y2 JPH039884 Y2 JP H039884Y2 JP 1986112692 U JP1986112692 U JP 1986112692U JP 11269286 U JP11269286 U JP 11269286U JP H039884 Y2 JPH039884 Y2 JP H039884Y2
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cam
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイカスト用スプレー装置に係り、特
に小型化に適したダイカスト用スプレー装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、従来のダイカスト用スプレー装置を
示す図である。同図において41は基台、42は
水平方向に移動可能な支持バー、43は離型剤分
配器、44はノズル、45はマニホールド、46
はマニホールド取付部、47はノズル44等を上
下動するための上下動シリンダ、48はホースで
ある。
このスプレー装置は、前記上下動シリンダ47
によつてノズル44を図示しない金型に対して上
下動することにより、金型面の全面に離型剤を塗
布していた。
〔解決しようとする問題点〕
ところがこの従来のスプレー装置は、上下動シ
リンダ47によつて可動部全体が上下動するだけ
である。そのため、可動金型上部にコア抜きシリ
ンダなどが付設されて出張つているダイカストマ
シンに適用しようとする場合、型締時にそのコア
抜きシリンダがスプレーノズル部と干渉して、適
用が不可能であり、適用範囲が制限されるという
欠点を有している。
本考案の目的は、このような従来技術の欠点を
解消し、適用範囲の広いダイカスト用スプレー装
置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため、本考案は、 ダイカストマシンの固定ダイプレート側に回動
自在に支持された主軸と、 その主軸と同芯上に支持された主軸側スプロケ
ツトホイールと、 前記主軸に基端部が支持された第2リンクと、 その第2リンクの自由端に第1ピンを介して中
間部が回動自在に支持された第1リンクと、 前記第1ピンの端部に支持された2列の第1ス
プロケツトホイールと、 前記第1リンクの自由端に第2ピンを介して回
動自在に支持され、下方にスプレーノズルを有す
るスプレーユニツトと、 前記第2ピンの端部に支持された第2スプロケ
ツトホイールと、 前記主軸側スプロケツトホイールと前記2列の
第1スプロケツトホイールのうちの一方のスプロ
ケツトホイールとの間、ならびにその2列の第1
スプロケツトホイールのうちの他方のスプロケツ
トホイールと第2スプロケツトホイールとの間
に、それぞれ掛け渡されたチエーンと、 前記第2リンクの中間位置に回動自在に支持さ
れたカムレバーと、 そのカムレバーの中間位置と前記第1リンクの
基端部との間に回動自在に支持された連結桿と、 前記カムレバーの先端部に設けられたカムフオ
ロワーが摺動自在に挿入されたカム溝を有するカ
ム板とを有する。
そして前記第1リンクと第2リンクとカムレバ
ーと連結桿とで4節リンクを構成し、 前記主軸を介してその4節リンクを回動して前
記スプレーユニツトを移動する際、前記カム板の
案内によりスプレーユニツトの移動軌道が、スプ
レーノズルが少なくとも固定金型と移動金型の間
を抜け出るまでは直進運動し、抜け出たのちにス
プレーノズルが固定ダイプレートの上方に退避す
るように円弧運動をする。
その直進運動から円弧運動に変わる時点では、
主軸の位置が第2ピンの位置より低く固定ダイプ
レート側に位置するように構成されている。
また前記主軸側スプロケツトホイール、第1ス
プロケツトホイール、第2スプロケツトホイール
ならびにチエーンの共働により、スプレーノズル
は常に下方を向いた姿勢を保持するように構成さ
れていることを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面とともに説明する。
第1図は実施例に係るダイカスト用スプレー装置
の正面図、第2図はそれの側面図、第3図は動作
状態を示す説明図である。
図中の1は固定ダイプレート18側に取り付け
られたベースプレートで、その上面に軸受2a,
2b及びカム板3を取り付けている。前記軸受2
a,2bに主軸4が回転自在に支持され、主軸4
には第2リンク5の基端が固着されている。第2
リンク5の自由端にはピン7を介して第1リンク
6の中間部が回動自在に取り付けられ、また第1
ピン7の軸端部には第1図に示すように複列(2
列)の第1スプロケツトホイール8が、第1ピン
7に対して回動自在に取り付けられている。第1
リンク6の自由端には、スプレーユニツトブラケ
ツト9を固着した第2ピン10が回動自在に取り
付けられており、その第2ピン10の軸端には第
1図に示すように第2スプロケツトホイール11
が固着されている。
第1図に示されている如く主軸4と同芯であつ
てかつ軸受2bに固着された主軸側スプロケツト
ホイール12と前記複列スプロケツトホイール8
との間、及びもう一方の複列スプロケツトホイー
ル8とスプロケツトホイール11との間には、そ
れぞれチエーン15が掛け渡され、前記スプレー
ユニツトブラケツト9の姿勢を拘束している。
前記第2リンク5の中間位置で適宜設定した点
B(第2図参照)を支点としてカムレバー13が
回動自在に取り付けられている。このカムレバー
13の中間位置で適宜設定した点Cと、前記第1
リンク6の基端延長部分に設けられた支点Aとの
間に連結桿14が回動自在に取り付けられ、第2
リンク5とカムレバー13と連結桿14と第1リ
ンク6の延長部分とによつて4節リンクを構成し
ている。
前記カムレバー13の先端にはカムフオロワー
16が設けられ、カム板3に形成されたカム溝1
7に摺動自在に挿入され、結果として第1リンク
6の姿勢は連結桿14を介してフオロワー16に
よつて拘束されたことになる。
なお図中の18は固定ダイプレート、19は固
定金型、20は移動金型、21はタイバー、22
は移動金型20上に付設されたコア抜きシリン
ダ、23はノズルである。
次にこのスプレー装置の動作について説明す
る。第2図ならびに第3図において実線で示すリ
ンク5,6の位置はノズル23が金型19,20
間にあるときの位置、二点鎖線で示すリンク5,
6の位置はノズル23が待機状態にあるときの位
置、点線で示すリンク5,6の位置は第1リンク
6の自由端(ピン10)の軌跡が直進運動Yから
円弧運動Xに変わる時点の位置を示している。
第2図に示すように離間した金型19,20の
間にノズル23が挿入されて金型面と対向してお
り、この状態で図示していない離型剤分配器から
圧送された離型剤の液が各ノズル23より金型面
に向けて噴射される。離型剤の吹き付けが終了す
ると、モータなどの駆動源によつて主軸4が回転
され、それにともなつて第2リンクが主軸4を中
心にして回動し、それの先端部にあるピン7は円
弧運動する。
第1リンク6は連結桿14ならびにカムレバー
13、カムフオロワー16を介してカム板3のカ
ム溝17に連結されており、カム溝17により第
1リンク6の姿勢が拘束されている。そのため第
1リンク6の持ち上がり全工程のうちの前半分で
は、ノズル23が金型面に対して平行に移動する
よう第1リンク6の自由端(ピン10)は垂直方
向に上昇し、この直進動作Yは一点鎖線で示すよ
うに丁度ノズル23がタイバー21から抜け出た
時点(第3図の点線で示した位置)まで続く。引
き続き主軸4を回動することにより、第1リンク
6の持ち上がり全工程のうちの後半分では、第1
リンク6の自由端(ピン10)は適宜な曲率をも
つて円弧運動して、ベースプレート1の上方に到
達する。このような直進運動Yと円弧運動Xが連
続して行なえるように、カム溝17の形状が設定
されている。
第3図において点線で示すように第1リンク6
の自由端の軌跡が直進運動Yから円弧運動Xに変
わる時点において、第2リンク5の基端回動点
(主軸4)は、第1リンク6の自由端(ピン10)
の水平高さよりも低く、固定ダイプレート18側
にあるように設計されているから、円弧運動時に
おける第1リンク6の自由端(ピン10)の軌跡
Xが、直進運動時の軌跡Yからコア抜きシリンダ
22側に出張ることがない。これに対して第1リ
ンク6の自由端の軌跡が直進運動から円弧運動に
変わる時点において、第2リンク5の基端回動点
(主軸4)が第1リンク6の自由端(ピン10)
の水平高さよりも上方位置にあると、円弧運動時
における第1リンク6の自由端(ピン10)の軌
跡Xが、直進運動時の軌跡Yからコア抜きシリン
ダ22側に出張り、コア抜きシリンダ22に衝突
する心配があるため好ましくない。
なお、第2リンク5ならびに第1リンク6が回
動しても、スプロケツトホイール12、チエーン
15、複列スプロケツト8、チエーン15ならび
にスプロケツトホイール11の共働により、ノズ
ル23は常に金型19,20側のパーテイング面
に平行な姿勢を維持して回動される。
〔考案の効果〕
本考案は前述のような構成になつているから、
移動金型上部にコア抜きシリンダなどの部材が付
設されて出張つているダイカストマシンにおいて
も邪魔なくスプレーノズルの出入れが可能で、適
用範囲を拡張することができる。また、ワンモー
シヨンでノズルを後方へ退避することができるの
で、時間の短縮が図れる。さらにスプレーノズル
が待機状態のときに斜めになつていると、ノズル
開口から空気が入るなどして離型剤ワツクスが凝
固あるいは半凝固してしまい、次のサイクルで離
型剤を噴霧する際に支障をきたすが、本考案のよ
うにスプレーノズルがどのような状態にあつても
常に下方を向いた姿勢を保持していると、離型剤
ワツクスの凝固がなく、作業しやすいなどの利点
を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るダイカスト用ス
プレー装置の正面図、第2図はそのスプレー装置
の側面図、第3図はそのスプレー装置の動作説明
図、第4図は従来のスプレー装置の側面図であ
る。 3……カム板、4……主軸、5……第2リン
ク、6……第1リンク、7……第1ピン、8……
第1スプロケツトホイール、9……スプレーユニ
ツトブラケツト、10……第2ピン、11……第
2スプロケツトホイール、12……主軸側スプロ
ケツトホイール、13……カムレバー、14……
連結桿、15……チエーン、16……カムフオロ
ワー、17……カム溝、18……固定ダイプレー
ト、23……スプレーノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダイカストマシンの固定ダイプレート18側に
    回動自在に支持された主軸4と、 その主軸4と同芯上に支持された主軸側スプロ
    ケツトホイール12と、 前記主軸4に基端部が支持された第2リンク5
    と、 その第2リンク5の自由端に第1ピン7を介し
    て中間部が回動自在に支持された第1リンク6
    と、 前記第1ピン7の端部に支持された2列の第1
    スプロケツトホイール8と、 前記第1リンク6の自由端に第2ピン10を介
    して回動自在に支持され、下方にスプレーノズル
    23を有するスプレーユニツト9と、 前記第2ピン10の端部に支持された第2スプ
    ロケツトホイール11と、 前記主軸側スプロケツトホイール12と前記2
    列の第1スプロケツトホイール8のうちの一方の
    スプロケツトホイールとの間、ならびにその2列
    の第1スプロケツトホイール8のうちの他方のス
    プロケツトホイールと第2スプロケツトホイール
    11との間に、それぞれ掛け渡されたチエーン1
    5,15と、 前記第2リンク5の中間位置に回動自在に支持
    されたカムレバー13と、 そのカムレバー13の中間位置と前記第1リン
    ク6の基端部との間に回動自在に支持された連結
    桿14と、 前記カムレバー13の先端部に設けられたカム
    フオロワー16が摺動自在に挿入されたカム溝1
    7を有するカム板3とを有し、 前記第1リンク6と第2リンク5とカムレバー
    13と連結桿14とで4節リンクを構成し、 前記主軸4を介してその4節リンクを回動して
    前記スプレーユニツト9を移動する際、前記カム
    板3の案内によりスプレーユニツト9の移動軌道
    が、スプレーノズル23が少なくとも固定金型1
    9と移動金型20の間を抜け出るまでは直進運動
    し、抜け出たのちにスプレーノズル23が固定ダ
    イプレート18の上方に退避するように円弧運動
    をして、 その直進運動から円弧運動に変わる時点では、
    主軸4の位置が第2ピン10の位置より低く固定
    ダイプレート18側に位置するとともに、 前記主軸側スプロケツトホイール12、第1ス
    プロケツトホイール8、第2スプロケツトホイー
    ル11ならびにチエーン15,15の共働によ
    り、スプレーノズル23は常に下方を向いた姿勢
    を保持するように構成されていることを特徴とす
    るダイカスト用スプレー装置。
JP1986112692U 1986-07-24 1986-07-24 Expired JPH039884Y2 (ja)

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JPS6319960U JPS6319960U (ja) 1988-02-09
JPH039884Y2 true JPH039884Y2 (ja) 1991-03-12

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5355985B2 (ja) * 2008-10-24 2013-11-27 東洋機械金属株式会社 離型剤スプレー装置
JP5355986B2 (ja) * 2008-10-24 2013-11-27 東洋機械金属株式会社 離型剤スプレー装置
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JP6418496B2 (ja) * 2015-02-05 2018-11-07 宇部興産機械株式会社 リンク式アタッチメント駆動装置の軌跡変換方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61229457A (ja) * 1985-04-01 1986-10-13 リムロツク・コーポレーシヨン ダイキヤステイングマシーンのためのレシプロケータ

Patent Citations (1)

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