JPH039589Y2 - - Google Patents

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JPH039589Y2
JPH039589Y2 JP1986112732U JP11273286U JPH039589Y2 JP H039589 Y2 JPH039589 Y2 JP H039589Y2 JP 1986112732 U JP1986112732 U JP 1986112732U JP 11273286 U JP11273286 U JP 11273286U JP H039589 Y2 JPH039589 Y2 JP H039589Y2
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JP
Japan
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grommet
opening
small opening
large opening
grommet body
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JP1986112732U
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JPS6320590U (ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は、車輌等のパネル穴を貫通してワイヤ
ーハーネスを配設する際に、その保護および防
音、防水のために使用するグロメツトの改良に関
する。
従来の技術 防音用グロメツトとして、実開昭57−15626号
公報には、第5,6図に示すように、合成ゴム等
弾性材により、大開口部bと小開口部cとが連な
る漏斗状に形成した本体aの大開口部bに遮音材
dを圧嵌入するようにしたものが開示されてい
る。
使用に際しては、電線束Wを本体aに通した
後、電線束Wに遮音材dをその割れ目eを利用し
て嵌め込み、中央の電線束挿通用の孔fに通し、
大開口部bに押し込む。また、本体aと電線束W
とを固定するために、小開口部cをテープgで巻
くが、電線束Wからの水や湿気の浸入防止のため
にビニルテープ等により二重巻が施されている。
考案が解決しようとする問題点 上記したタイプの防音グロメツトでは、電線束
Wからの水や湿気の浸入を完全に防止することが
困難で、そのために遮音効果も低下するうえに、
電線束Wと本体aの小開口部cの付近をテープで
堅固な二重巻を施さなければならないために、こ
の部分が堅くて曲げ難くなり、パネルhの穴にグ
ロメツトを嵌着固定する作業が面倒になる等の問
題が残されていた。
本考案の目的は、上記の問題を解消し、防音、
防水性能にすぐれ、作業性のよいグロメツトを提
供するにある。
〔考案の構成〕
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案のグロメツ
トは、第1図および第2図に示すように、合成ゴ
ム等の弾性材により、大開口部2と小開口部3と
が連なるロート状に形成したグロメツト本体1
と、グロメツト本体1の大開口部2から小開口部
3にわたつて形成したシール壁4とから成り、シ
ール壁4とグロメツト本体1との間に適宜空間5
が設けられていることを特徴とする。そして、グ
ロメツト本体1の外周には、パネル(隔壁)の穴
に嵌着するための環状凹部6が設けられている。
シール壁4は、第2図に示すように、グロメツ
ト本体1の大開口部2側に一体にスカート部4′
を突成して、これを小開口部3側に反転して形成
するのが好ましいが、グロメツト本体1とは別体
として形成し、接着剤で接着する形態としてもよ
い。
このスカート部4′(シール壁4)は、グロメ
ツト本体1よりも稍小さいロート状として、反転
させたときに本体1との間に上記空間5が残され
るように形成すると共に、その先端開口部7を小
開口部3より僅かに長くし、その開口縁に補強用
のラウンド8を設けることが好ましい。これによ
り、先端開口部7はグロメツト本体1の小開口部
3と共に二重管を形成する。
作 用 本考案のグロメツトとの使用方法は、第3図お
よび第4図に示すように、グロメツト本体1の大
開口部2側から小開口部3(または先端開口部
7)側に電線束Wを通し、グロメツト本体1と電
線束Wとの位置決めを行なつて、小開口部3部分
に仮止め用のテープ9を巻きつける。好ましいの
は、テープ9を軽く巻きつけておいて、大開口部
2を上向きにして、シール壁4の開放空間に、た
とえば二液性ウレタンのように浸透性のよい液状
のモールド材10を充填して固化することであ
る。このモールド材10は電線束Wの電線間、シ
ール壁4との接触面および小開口部3の内壁まで
達し、密閉シールする。
このような形態で、グロメツトを第4図のよう
に、その環状凹部6を利用してパネルhの穴に嵌
着すると、パネルを境にして騒音発生源(たとえ
ばエンジンルーム)から反対方向に透過する音S
を、空間5によつて減衰させ、シール壁4の先端
開口部7とグロメツト本体1の小開口部3との二
重管構造により確実な防水、防湿がなされ、さら
にモールド部10を設けた場合にはその効果が高
められる。また、パネルhへの取付は、空間5に
よつてグロメツトが第3図の一点鎖線および実線
で示すように撓むことに加え、小開口部3への従
来のようなテープの二重巻きを施す必要がなく、
電線束Wが曲げやすい状態にあるから、きわめて
簡単に行なうことができ、作業性が向上する。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案のグロ
メツトは、防音、防水性能にすぐれ、また、パネ
ル穴などへの取付けも容易で、作業性が改善され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表例を示すグロメツトの断
面図、第2図は同上の成形状態を示す断面図、第
3図および第4図はそれぞれ第1図のグロメツト
の使用および作用状態を示す断面図である。第5
図および第6図はそれぞれ従来例の説明図であ
る。 1……グロメツト本体、2……大開口部、3…
…小開口部、4……シール壁、4′……スカート
部、5……空間、7……先端開口部、10……モ
ールド材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成ゴム等の弾性材により、大開口部と小開
    口部とが連なるロート状に形成し、かつ大開口
    部の外周にパネルの穴に嵌着される環状凹部を
    設けたグロメツト本体と、該グロメツト本体の
    大開口部から小開口部にわたつて形成したシー
    ル壁とから成り、該シール壁とグロメツト本体
    との間には適宜空間が設けられていることを特
    徴とするグロメツト。 (2) シール壁は、グロメツト本体の大開口部側に
    該グロメツト本体よりも稍小さいロート状に突
    成したスカート部を小開口部側に反転して形成
    される実用新案登録請求の範囲第1項記載のグ
    ロメツト。 (3) シール壁の先端の開口部がグロメツト本体の
    小開口部と二重管を形成する実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項記載のグロメツト。
JP1986112732U 1986-07-24 1986-07-24 Expired JPH039589Y2 (ja)

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JPS6320590U JPS6320590U (ja) 1988-02-10
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