JP2000071767A - 自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造 - Google Patents

自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造

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JP2000071767A
JP2000071767A JP10247636A JP24763698A JP2000071767A JP 2000071767 A JP2000071767 A JP 2000071767A JP 10247636 A JP10247636 A JP 10247636A JP 24763698 A JP24763698 A JP 24763698A JP 2000071767 A JP2000071767 A JP 2000071767A
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wire harness
grommet
door frame
weather strip
door
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Mitsutoshi Kamakura
光寿 鎌倉
Yoshiyuki Matsuo
義之 松尾
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア用ワイヤハーネスをドアフレームの内板
から側板に表面配索する場合に用いるウエザーストリッ
プとの交差位置の防水性能を高める。 【解決手段】 自動車のドア用ワイヤハーネスを、ドア
フレームの内板表面から側板表面に経由して自動車のボ
デイ本体側に導くドア用ワイヤハーネスの止水構造であ
って、ワイヤハーネス挿通用筒部とベース部とを有する
弾性体からなるグロメットと、該グロメットをドアフレ
ームに密着させるバネ状板とを一体化した止水具を設
け、該止水具をドアフレームの側板から内板にかけて、
ウエザーストリップを横切るように配置して固定し、該
止水具のベース部をドアフレーム側板とウエザーストリ
ップとの間に配置していると共に、該ベース部の上下両
端よりシール部を突設し、該シール部のシール面をウエ
ザーストリップの外周に密着させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドア用ワイ
ヤハーネスの止水構造に関し、詳しくは、ドアの内板の
表面からヒンジ取付側の側板の表面へとドア用ワイヤハ
ーネスを表面配索し、該ワイヤハーネスがドアフレーム
の側板に上下方向に挿着されるウエザーストリップを横
切る構成としたものにおいて、ウエザーストリップとワ
イヤハーネスとの交差部における止水を確実に図るもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアにおいては、図19に示す
にように、ドアフレーム1の全外周に沿ってウェザース
トリップ2を挿着し、室内への浸水を防止している。よ
って、一般的に、ドアに配索するドア用ワイヤハーネス
W/Hは、ウェザーストリップ2を避けた室外側の位置
で側板6に設けた貫通穴7に通して、ドアフレーム1の
内部からワイヤハーネスを導出し、自動車ボデイ本体側
に接続している。詳しくは、ドア用ワイヤハーネスW/
Hはゴムあるいはエラストマーから成形したグロメット
8に通しておき、該グロメット8を上記貫通穴7に挿着
することにより、貫通穴7からドアフレーム1の内部へ
の浸水を防止すると同時に、ワイヤハーネスを通してド
アフレーム内部へ浸水が生じるのを防止している。
【0003】上記構造とした場合、ワイヤハーネスW/
Hをドアフレーム1の内部から貫通穴7にグロメット8
を通す作業が盲作業となるため、作業性が非常に悪いと
共に、貫通時にかなりの嵌合力を要し、作業姿勢によっ
ては作業者にとってかなりの負担になる問題があった。
【0004】上記した問題を解消するものとして、従
来、図20に示すような、ドアフレーム1の内板9から
側板6の表面にワイヤハーネスを配索し、側板6で、ウ
エザーストリップ2の止水ラインよりも室内側より、自
動車ボデイ本体側へと接続しているものと、図21
(A)(B)に示すように、ウエザーストリップ2を横
ぎって室外側の位置から自動車ボデイ側へと接続してい
る場合の2通りの方法が提案されている(特開平9−2
40389号公報等)。
【0005】前記図20に示すウエザーストリップ2の
内側からボデイ本体へと渡す経路を採用すると、ウエザ
ーストリップ2との交差部における止水の問題は発生し
ないが、室内側からワイヤハーネスの配索が見えるた
め、見栄えが悪い問題等がある。
【0006】後記図21に示す構成では、ドアフレーム
1の側板6から内板9にかけて開口10を設ける一方、
ベース11aにグロメット11bとカバー11cとを取
り付け、その内部にワイヤハーネスW/Hを挿通させた
L形状のプロテクタ11を設け、該プロテクタ11を上
記開口10を閉鎖するように配置し、ネジ12でドアフ
レーム1の側板6および内板9にプロテクタ11を固定
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図21に示すウエ
ザーストリップを横切る構造とすると、プロテクタ11
の取付位置で、ウエザーストリップ2がプロテクタ11
の表面を上下に通過させる必要があるため、この交差部
分での防水性で問題が生じると共に、ウエザーストリッ
プ2より室外側にもプロテクタ11が位置するため、プ
ロテクタ11とドアフレームとの取付部分でのシール性
を確実に保持する必要がある。
【0008】上記プロテクタ11をドアフレームの側板
6にシール性を保持して固定するため、プロテクタ11
を側板6および内板9の隅部をそれぞれ2本のボルト1
2を用いて固定している。しかしながら、このように、
ワイヤハーネス用のプロテクタのシール性を確保するた
めに、多数のボルトを用いてプロテクタをドアフレーム
に固定すると、作業手数が増加し、かつ、ボルト固定作
業にボルト締め工具を必要とする問題がある。よって、
ワイヤハーネスを側板貫通穴に通す盲作業を改善するた
めに為されたにもかかわらず、作業効率の改善を期待で
きるものではない。
【0009】また、上記のように、ウエザーストリップ
2がプロテクタを乗り越える交差部で、グロメットとド
アフレームとの隙間をできるだけ無くす必要があるが、
ウエザーストリップは長手方向に剛性を有するため柔軟
性が不足し、ドアフレームの表面からプロテクタの表面
に乗り越える部分で、ドアフレーム表面およびプロテク
タの表面に密着させることができず、この部分に隙間が
あき、室内側への浸水を確実に防止できない問題があ
る。
【0010】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ウエザーストリップを横切ってドア用ワイヤハー
ネスを配索する構造とした場合に、ウエザーストリップ
とドア用ワイヤハーネスとの交差部における止水を確実
に図ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車のドア用ワイヤハーネスを、ドア
フレームの内板表面から側板表面に経由して自動車のボ
デイ本体側に導くドア用ワイヤハーネスの止水構造であ
って、ワイヤハーネス挿通用筒部とベース部とを有する
弾性体からなるグロメットと、該グロメットをドアフレ
ームに密着させるバネ状板とを一体化した止水具を設
け、該止水具をドアフレームの側板から内板にかけて、
ウエザーストリップを横切るように配置して固定してお
り、該止水具のベース部をドアフレーム側板とウエザー
ストリップとの間に配置していると共に、該ベース部の
上下両端よりシール部を突設し、該シール部のシール面
をウエザーストリップの外周に密着させていることを特
徴とする自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造を提供
している。
【0012】上記構成とすると、まず、止水具の弾性体
からなるグロメットの上下両端よりシール部を突設し、
該シール部をウエザーストリップの外周に密着させてい
るため、ウエザーストリップがドアフレーム表面から立
ち上がってグロメットの表面へと乗り移る位置で、上記
シール部により、ウエザーストリップを横断して室外側
から室内側へ浸水する浸水経路を遮断することができ
る。また、止水具は弾性体のグロメットとバネ状板とを
一体化して設け、バネ状板でグロメットのドア取付側周
縁ををドアフレームに圧接しているため、止水具をドア
フレームに対して密着固定でき、止水具とドアフレーム
との取付部からの浸水を防止できる。
【0013】上記シール部を、グロメットのベース部の
上下両端より夫々左右一対設け、かつ、各シール部の左
右対向面に円弧状のシール面を形成し、これらシール面
をウエザーストリップの両側外周面に密着させ、グロメ
ットとウエザーストリップとの止水ラインを、ウエザー
ストリップの長手方向と、該長手方向を横切る方向の両
方向の組み合わせで構成している。
【0014】上記のように、シール部をグロメットの上
下両側よりそれぞれ左右一対設けると、ウエザーストリ
ップを横断する浸水ラインに対して、夫々2カ所でシー
ルでき、より確実な止水を図ることができる。なお、シ
ール部を止水具の上下両側より1つ突設する場合は、ウ
エザーストリップより室内側の位置に設けることが好ま
しい。また、各シール部を上下方向に突出しているた
め、ウエザーストリップの長手方向に沿う止水も効果的
に図ることができる、このように、ドア用ワイヤハーネ
スとウエザーストリップとが交差する部分において、ウ
エザーストリップの長手方向と、この長手方向と直交す
るウエザーストリップを横断する方向の両方向で止水を
図っているため、確実に室内への浸水を遮断できる。
【0015】上記シール部はドア閉鎖時に、ドアフレー
ムの取付面と自動車のボデイ本体との間に挟まれて圧縮
変形される程度に突出させている。このように、シール
部もボデイ本体に密着させると、ウエザーストリップに
よる室外から室内への浸水経路の遮断に、グロメットの
シール部による浸水経路の遮断も加わるため、止水性能
を高めることができる。
【0016】上記止水具のバネ状板に固定爪を設け、該
固定爪を用いてドアフレームの側板から内板にかけて、
ワイヤハーネス配索用の密閉空間をあけて固定し、か
つ、該バネ状板の周縁に、ワイヤハーネス挿通用筒部を
中心とした円錐状の押さえ部を設け、該押さえ部の先端
をグロメットで包み込んでドアフレームの側板に圧接し
て、止水具をドアフレームにシール性を保持して固定し
ている。
【0017】上記構成とすると、止水具のバネ状板に設
けた固定爪でドアフレームに固定することができ、ボル
ト締めと比較して、工具を必要とせず、ワンタッチで固
定でき、取付作業性を改善することができる。また、バ
ネ状板のバネ力でグロメットをドアフレームに押し付け
るため、止水具とドアフレームとを強固に密着でき、よ
って、確実なシールを図ることができる。また、バネ状
板の周縁の円錐状の押さえ部によりグロメットの周縁を
ドアフレームの側板に圧接しているため、比較的均等な
加圧力で止水具をドアフレームに押し当て、止水性能を
高めることができる。
【0018】上記ワイヤハーネスの長手方向の一部を上
記グロメットと一体成形して、ワイヤハーネスを長手方
向に止水してもよい。具体的には、グロメットの成形時
に、ワイヤハーネスのドアフレーム側から導出して自動
車ボデイ本体がわと接続する部分の区間を、グロメット
のインサートモールドして、ワイヤハーネスの電線群を
埋設した電線挿通筒部をグロメットに設けている。該構
成とすると、ワイヤハーネスはグロメットへのモールド
部分で止水が完全になされ、電線を通してドアフレーム
内部に浸水が発生するのを防止できる。
【0019】上記ドア用ワイヤハーネスの一部をグロメ
ットとモールドして止水機能を高める構成は、上記バネ
状板をグロメットと一体化して止水具を設ける場合にか
ぎらず、ドアフレームに取り付けて電線を挿通するグロ
メットに適用することができる。よって、本発明は、自
動車ドア用ワイヤハーネスの長さ方向の一部であるドア
フレーム側から自動車ボデイ本体へと導出される部分
を、弾性材からなるグロメットと一体成形して、長手方
向に止水されている自動車ドア用ワイヤハーネスの止水
構造を提供している。
【0020】上記ドア用ワイヤハーネスをフラットワイ
ヤハーネスで形成し、該フラットワイヤハーネスの長さ
方向の一部を上記グロメットと一体成形することが好ま
しい。即ち、ドア用ワイヤハーネスとなる配線材をフラ
ットワイヤハーネスで構成すると、フラットワイヤハー
ネスは平面状であるため、グロメットとのシール面が平
面となり、電線群を丸型に結束したワイヤハーネスと比
較して、グロメット成形時にインサートモールドすると
時、金型形状を簡単にでき、シールが容易となり、信頼
性を高めることができる。また、フラットワイヤハーネ
スとすると、コネクタ接続が自動化できると共に、金型
への挿着時も配線材が方向性をもつため、位置決め等が
容易で自動化しやすい。特に、フラットワイヤハーネス
は、表面の凹凸が比較的小さい抑えられるため、再現あ
る形にしやすいので、長手方向の止水効果は安定して得
られる。
【0021】上記ドアフレーム取付側から自動車ボデイ
本体側へと導出される部分のフラットワイヤハーネスの
両端部を上記グロメットと一体成形している。即ち、フ
ラットワイヤハーネスでは、導電材となる電線(芯線)
や銅箔が絶縁樹脂フィルムに被覆されているため、イン
サートモールドする部位をドアフレーム側とボデイ本体
側への挿着部分のみとし、その間を除去することができ
る。このようにすれば、少ない材料で見栄えのよい止水
性能および取付性能を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図10は第1実施形態を示
す。自動車のボデイ側のワイヤハーネスとコネクタ接続
するドア用ワイヤハーネスW/Hは、ドアフレーム1の
ヒンジ取付側の内板9の表面より側板6の表面へと配索
しており、この内板9より側板9へのワイヤハーネス配
索空間を確保するためL字形状の止水具20を用いてい
る。この止水具20をドアフレーム1に固定した後に、
ウエザーストリップ2をドアフレーム側板9に上下方向
に固定し、図2、図3に示すように、止水具20がウエ
ザーストリップ2の止水ラインLを横切っているため、
ウエザーストリップ2とドアフレーム側板6との間に止
水具20を配置し、ウエザーストリップ2が止水具20
を乗り越えるようにしている。
【0023】止水具20は、ゴムあるいはエラストマー
(本実施形態ではEPDMゴム)から成形したグロメッ
ト21と、金属板からなるバネ状板22とを組み合わせ
て一体化させた構成で、該止水具20のバネ状板22に
形成した固定爪23を用いてドアフレーム1にワンタッ
チ固定している。この固定状態で、グロメット21の周
縁をドアフレーム1の表面に圧接させてシール性を確保
し、かつ、周縁部に囲まれた部分とドアフレーム1の外
面との間にワイヤハーネス配索用の密閉空間24を形成
し、この密閉空間24にグロメット21のワイヤハーネ
ス挿通用の筒部21aへ導出するワイヤハーネスW/H
を通すようにしている。
【0024】詳しくは、止水具20のグロメット21
は、図5に示すように、側板6から内板9の表面に沿わ
せる略L字形状としたベース部21bを備え、該ベース
部21bの側板側部21cの先端側21c−1は円弧状
に湾曲した形状としている。この先端側21c−1に近
接した部位に穴21dを設け、この穴21dの周縁より
上記ワイヤハーネス挿通用の筒部21aを突設してい
る。言い換えれば、穴21dの中心を支点とした円周で
上記先端側の円弧を形成している。上記ワイヤハーネス
挿通用の筒部21aは、自動車のボデイ側へ配索される
ワイヤハーネスW/Hの配索方向に沿った形状としてお
り、第1実施形態では水平方向に突出させた形状とし、
かつ、蛇腹状としている。
【0025】上記ベース部21bの周縁には裏面側へ突
出する所要幅の周壁部21eを設け、該周壁部21eの
先端に内方へ円弧状に突出した巻き込み部21fを設け
ている。さらに、ベース部21bの側板側部21cおよ
びドアフレーム内板9に沿う内板側部21gの内面にバ
ネ状板22との固定用リブ21hを突設している。
【0026】側板側部21cはウェザーストリップ2を
止水ラインLを横切るため、ウェザーストリップ2の両
側に当たる位置に、上下および左右一対のシール部21
iを上下方向に延在させている。これらシール部21i
のウェザーストリップ当たり面となる側面は円弧形状と
してウェザーストリップ2に両側外周面に密着するシー
ル面21kとしている。また、各シール部21iの肉厚
(表面側への突出量)はベース部21b側ではベース部
の肉厚よりも大として突出させ、上下先端側に向かうに
従った薄肉となるように傾斜させている。さらに、左右
のシール部21iの間には、ベース部21bより突出し
た円弧状のガイド部21pを設け、このガイド部21p
から左右のシール面21kを連続した円弧面としてい
る。
【0027】このように、シール部21iおよびガイド
部21pを設けているため、ウエザーストリップ2が、
ドアフレーム側板6との密着面から立ち上がって止水具
20のグロメット21を乗り越える位置において、図3
中でクロス斜線で示すように、ウエザーストリップ2の
左右両側周面が両側のシール部21iのシール面21k
と密着し、かつ、ウエザーストリップ2の左右両側部の
間の内面はガイド部21pと密着し、立ち上がり部にお
いてドアフレーム側板6およびグロメット21との間に
隙間を発生しないようにしている。即ち、図3中におい
て、斜線で示すウエザーストリップ2の止水面を、ドア
フレーム側板6およびグロメット21と隙間なく密着さ
せることができる。上記各シール部21iの裏面に固定
用突起21kを設けている。
【0028】上記グロメット21に包まれて一体化され
るバネ状板22も、図6(A)(B)に示すように、グ
ロメット21と同様なL形状で、側板側部22aの先端
側22a−1を円弧形状とすると共に、ワイヤハーネス
挿通用の大きな穴22bを設けている。この側板側部2
2aの周縁に沿って、ワイヤハ−ネスW/Hが立ち上が
る部位(グロメット21の穴21d)を中心0として裏
面側に円錐状に突出する押さえ部22cを設けている。
この押さえ部22cには間隔をあけてスリット22dを
入れ、複数の舌片22eとして側板側部22aの周縁に
沿って並設させている。なお、押さえ部22cはスリッ
トを入れずに連続させてもよいが、押さえ部22cに均
等の押さえ力を与えるためには、スリットを入れて複数
の舌片とすることが好ましい。
【0029】バネ状板22の内板側部22fの上下両端
縁から裏面側へ突出する周壁部22gを設け、かつ、側
板側部22aとの屈曲部にも裏面側へ突出する平面視で
三角形状の周壁22hを設けている。この屈曲部の角度
は90度未満の鋭角とし、本実施形態では85度に設定
している。
【0030】バネ状板22の内板側部22fの先端側近
傍には、上下に2個の固定爪23を切り起しで形成し、
内板9に固定爪22hを用いて後述する形態でワンタッ
チで固定できるようにしている。また、内板側部22f
および側板側部22aに夫々グロメット21の固定用リ
ブ21hが嵌合する穴22jを設けている。
【0031】グロメット21とバネ状板22とは、バネ
状板22の表面側にグロメット21を重ね、バネ状板2
2の周縁の押さえ部22c、周壁部22gをグロメット
21の周壁部21eでカバーすると共に、押さえ部22
cの各舌片22eの先端および周壁部22gの先端を巻
き込み部21fで巻き込んで内包している。また、グロ
メット21の固定用リブ21hをバネ状板22の穴22
iに内嵌することにより、グロメット21とバネ状板2
2とを一体的に固定している。この固定状態において、
グロメット21の内板側部21gはバネ状板22の内板
側部22fより短尺として、バネ状板22の固定爪22
hをグロメット21で被覆せず、露出させている。
【0032】上記止水具20を取り付けるドアフレーム
側では、図7に示すように、側板6にグロメット21の
固定用突起21kを嵌合する4つの穴30を設けてい
る。また、内板9には、上下一対の爪係止片31を取り
付けている。該爪係止片31は、その固定部31aをビ
ス32で内板9に固定し、該固定部31aよりL形状に
立ち上げ、先端側の押さえ部31bに係止穴31cを設
けている。押さえ部31bはバネ状板22に対して上下
方向より被さり、係止穴31cにバネ状板22に設けた
固定爪23を内嵌係止させるようにしている。また、爪
係止片31より所要寸法離れた位置にバネ状板22の先
端を押し上げる押し上げ板33の取付部33aを内板9
にビス34で固定している。この取付部33aの先端よ
り上下一対のバネ部33bを立ち上げて設け、バネ状板
22をバネ部33bで押し上げるようにしている。
【0033】上記グロメット21とバネ状板22とを一
体化して形成した止水具20を、ドア用ワイヤハーネス
W/Hに予め取り付けており、ボデイ側のワイヤハーネ
スと連結するコネクタ100を先端に接続したドア用ワ
イヤハーネスW/Hをグロメット21の筒部21aに通
している。
【0034】上記ワイヤハーネスW/Hに取り付けた止
水具20をドアフレームに組みつけるには、図7に示す
ように、バネ状板22の内面側に導出させたワイヤハー
ネスW/Hをドアフレームの内板9から側板6へと沿う
ように屈曲させておき、この状態で、止水具20を内板
9および側板6に押し当てる。この時、まず、バネ状板
22の先端側を爪係止片31の押さえ部31bと内板9
との間を通し、係止穴31cに固定爪23を挿入係止さ
せる。この係止位置で、バネ状板22の先端は押し上げ
板33のバネ部33bで押し上げられる一方、爪係止片
31で押し下げられ、バネ状板22は内板9に強固に固
定される。この状態で、グロメット21の固定用突起2
1kを側板6の穴30に挿入固定する。
【0035】このように、止水具20の固定爪23をド
アフレーム内板9より突設した爪固定片31の係止穴3
1cに挿入係止するだけで、ワンタッチでドアフレーム
に固定することができる。この固定状態において、図8
に示すように、止水具20の内板側の先端がバネ部33
bで押し上げられ、図中、太線矢印で示す方向に止水具
20に応力がかかる。よって、止水具20の内板側から
側板側への屈曲部に矢印方向の反力が作用し、この反力
が止水具20の円弧状先端側を側板6に押し付ける方向
に作用する。よって、上記バネ状板22の先端を固定爪
23で内板9に固定する作業を、反力を利用して、止水
具20の全体をドアフレームの表面に均質な押し付け力
で強固に固定できる。
【0036】上記のように止水具20をドアフレームの
側板6から内板9にかけて固定すると、内側のバネ状板
22と側板6および内板9の表面との間に、密閉された
ワイヤハーネス配索空間24が形成される。この配索空
間24に、ワイヤハーネスW/Hが配索され、穴21
d、22bから筒部21aへと引き出される。
【0037】上記配索空間24のシール性は、側板7と
止水具20との間で問題となるが、バネ状板22の外周
に設けた円錐形状とした押さえ部22cが、グロメット
21の巻き込み部21fを介して、側板7に強い力で押
し当てられる。よって、止水具20とドアフレーム側板
6との間には隙間がなくシール性が確実に保持でき浸水
の恐れはない。しかも、ドアフレームとの固定位置と最
も離れた位置の側板側先端の円弧部はワイヤハーネスの
立ち上がり部に対して円形としているため、比較的均等
な加圧力で側板6に押し付けられる。さらに、押さえ部
22cにスリットをいれて舌片22eとしているため、
押さえ部22cの全周にわたって側板への当たりのバラ
ツキを軽減できる。
【0038】上記のようにドアフレーム側板6の表面に
固定される止水具20の表面に、図2、図3に示すよう
に、ウエザーストリップ2を上下方向に装着する。止水
具20は側板6より突出しているため、側板6の表面に
密着させて装着するウエザーストリップ2は、止水具2
0の取付位置で、側板6より立ち上がって止水具20の
グロメット21の表面を上下方向に通過する。この立ち
上がり部分において、シール部21iおよびガイド部2
1pが設けられていないと、隙間が発生し、図22に示
すように、矢印で示すように、ウエザーストリップ2の
止水ラインを越えて室外側から室内側へと浸水が発生す
る。
【0039】しかしながら、本発明では、グロメット2
1のベース部の上下位置で、左右一対のシール部21i
および、その間にガイド部21pを設けているため、図
10に示すように、ウエザーストリップ2の左右両側外
周面はシール部21iのシール面21kに密着し、か
つ、その間の内面は、図9に示すように、ガイド部21
pに密着する。よって、ウエザーストリップ2の長さ方
向(上下方向)を横切る方向からの浸水を、ウエザース
トリップ2の左右両側に密着するシール部21iで遮断
できる。また、シール部21iを上下方向に延在させて
いるため、ウエザーストリップ2の長さ方向(上下方
向)より伝ってグロメット21とウエザーストリップ2
との交差位置からの浸水も遮断できる。
【0040】図11および図12はウエザーストリップ
2の形状を異ならせた変形例を示す。上記第1実施形態
に示すウエザーストリップ2は筒形状とした単純な形状
としているが、変形例に示すウエザーストリップ2はド
アフレームに取り付けられている一般的な形状としてい
る。該ウエザーストリップ2に対しても、ドアフレーム
取付側の基部両側2aの外面に対してシール部21iの
シール面21kを密着させて、隙間の発生を無くしてい
る。
【0041】図13(A)は第2実施形態を示し、グロ
メット21に設ける左右一対のシール部21iの肉厚を
大として表面側への突出高さHを、ウエザーストリップ
2の突出高さと略同等としている。このように、シール
部21iを突出させると、ドアを閉じて、自動車のボデ
イ本体50にウエザーストリップ2の突出側表面が圧接
して変形する時、両側のシール部21iも圧縮変形して
ボデイ本体50に密着する。その結果、シール面がウエ
ザーストリップ2の両側に2カ所できることとなり、グ
ロメット21がウエザーストリップ2と交差する位置に
おいて、より確実な防水を図ることができる。なお、図
13(B)はシール部21iがボデイ本体50と当接し
ない比較例を示している。
【0042】図14と図15は第3実施形態を示し、第
1実施形態との相違点は、第1に止水具20’のグロメ
ット21’に設けるウエザーストリップ用のシール部2
1i’をウエザーストリップ止水ラインLの室内側にの
み設け、室外側には設けていない点である。室内側にシ
ール板部21i’を設けただけでも、ここでウエザース
トリップ2と止水具20’との隙間の発生を防止できる
ので、室内側への浸水の発生を防止できる。
【0043】第2の相違点は、止水具をドアフレームに
固定するための1本のボルト40を側板側に設けている
点である。第3の相違点は、止水具に固定爪を設ける変
わりに、グロメット21’の内面よりクリップ21n’
を突設して成形する一方、内板9にはクリップ挿入穴4
4を穿設し、クリップによる係止を行っている。なお、
クリップはグロメットと一体成形せずに、別体として設
け、後付けでグロメット21’を内板9に固定してもよ
い。
【0044】また、上記いずれの実施形態も、止水具は
図5と図6に示すように、グロメットとバネ状板とを夫
々別体として形成し、固定用リブを固定穴に挿入して一
体的に組み合わせているが、バネ状板をインサートモー
ルドしてグロメットと一体成形してもよい。このよう
に、インサートモールドして一体成形すると、一体化す
るための手間を削減でき、かつ、形状を簡単にすること
ができる。
【0045】図16は第4実施形態を示し、グロメット
21の電線挿通用の筒部21aにワイヤハーネスW/H
をインサートモールドしている。即ち、グロメット21
の成形時に、成形金型のキャビテイ内にワイヤハーネス
W/Hのドアフレーム側からボデイ本体側へと渡される
部分を挿入して、グロメット21をEPDMで成形して
いる。他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一
番号を付して説明を省略する。
【0046】該構成とすると、ワイヤハーネスW/Hは
グロメット21の筒部21aに埋設されているため、該
埋設部分はワイヤハーネスの長手方向に沿って止水され
ることとなり、電線群の間を通して水がドアフレーム内
に浸水するのを確実に防止できる。また、このドア側か
らボデイ側に架け渡される部分のワイヤハーネスをグロ
メットの長尺な筒部に通す作業がなくなり、作業性を改
善することができる。
【0047】図17は第5実施形態を示し、ドア用ワイ
ヤハーネスをフラットワイヤハーネスW/H’で形成し
ている。該フラットワイヤハーネスW/H’は芯線ある
いは銅箔を導電材として用い、両面を絶縁樹脂フィルム
で被服している。該フラットワイヤハーネスW/H’を
第4実施形態と同様に、グロメット21の電線挿通用の
筒部21a”と一体成形している。フラットワイヤハー
ネスW/H’を絶縁フイルムで被覆されているため、外
装材により絶縁被覆する必要はなく、剛性を付与すれば
良いため、電線挿通用の筒部21a”は円環状とせず、
断面略L形状として、フラットワイヤハーネスW/H”
の一側部と一体成形している。
【0048】このように、ドア用ワイヤハーネスをフラ
ットワイヤハーネスとすると、グロメットと一体成形す
る時に、成形金型の形状を簡単にでき、かつ、フラット
ワイヤハーネスW/H’と筒部21a”とのシール面が
平面となるため、筒部21a”との密着性を向上させる
ことができる。
【0049】また、グロメット21”とバネ状板22と
からなる止水具20をドアフレームへ固定するため、固
定爪23による係止に加えて、図17(B)に示すよう
に、ボルト40を用いたボルト締め固定を加えている。
該ボルト40はドアフレームの側板6に穿設したボルト
穴に通して、側板内面に予め固定されているナット41
に締め付け固定している。
【0050】図18は第6実施形態を示し、第5実施形
態との相違点は、グロメット21”に設けると共にフラ
ットワイヤハーネスW/H’と一体成形する電線挿通用
の筒部は、長手方向に沿って連続して設けずに、ボデイ
本体側の断面L形状の筒部21a”−1と、ドアフレー
ム側の断面L形状の筒部21a”−2とを設け、その間
には筒部を設けていない。該構成とすると、ドアフレー
ム側から引き出されるフラットワイヤハーネスW/H’
はドアフレームから引き出される部位と、ボデイ側ワイ
ヤハーネスとのコネクタと接続される部位との両側部位
で剛性が付与することができ、ワイヤハーネスの取付性
能を向上させることができる。
【0051】なお、上記ドア用ワイヤハーネスの一部と
一体成形するグロメットは、バネ状板と一体とした止水
具に限定されず、ドアフレームに配索するワイヤハーネ
スに挿着するグロメットであれば、好適に適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるドア用ワイヤハーネスの止水構造では、ゴムま
たはエラストマーで成形したグロメットとバネ状板とを
一体化した止水具を設け、上記グロメットのベース部の
上下両端より上下に延在するシール部を設け、該シール
をグロメットの表面を上下に通るウエザーストリップの
側面に密着させているため、ウエザーストリップがドア
フレーム表面からグロメット表面に乗り移る時に隙間を
発生させない。よって、ドア用ワイヤハーネスをドアフ
レームの内板から側板に表面配索する場合にウエザース
トリップを横切って交差する位置で問題とする浸水を確
実に防止することができる。
【0053】特に、グロメットより突設するシール部
は、ウエザーストリップと接する面を円弧状としている
ため、ウエザーストリップの外周面に密着させやすい。
このように、ウエザーストリップの左右両側でシール部
に密着させると、ウエザーストリップは長手方向よりも
断面の方が大きな曲率の曲面を形成しやすいため、小さ
い空間でグロメットのシール部とウエザーストリップと
ドアフレーム表面との間で隙間を無くし、馴染ませやす
く止水性能を向上させることができる。
【0054】また、ドアフレームに取り付ける止水具
も、弾性体からなるグロメットでバネ状板を内包する構
成とし、バネでグロメット周縁をドアフレーム側板に圧
接する構成としているため、ドアフレームと止水具との
間に隙間を発生させず、防水性能を高めることができ
る。
【0055】このように、ウエザーストリップとの交差
部における止水の問題を解消できるため、ドア用ワイヤ
ハーネスをドアフレームの内板から側板にかけてウエザ
ーストリップを横切る方向に表面配索でき、その結果、
ドア用ワイヤハーネスのドアフレームへの取付作業性を
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】 図1にウエザーストリップを取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図3】 ウエザーストリップの止水部の透視した斜視
図である。
【図4】 図1の一部破断図面である。
【図5】 止水具のグロメットを示す斜視図である。
【図6】 止水具のバネ状板を示し、(A)は裏面側か
ら見た斜視図、(B)は表面側から見た斜視図である。
【図7】 止水具をドアフレームに取り付ける状態を示
す斜視図である。
【図8】 図1の要部の概略水平断面である。
【図9】 図2の要部垂直断面図である。
【図10】 図2の要部水平断面図である。
【図11】 図1の変形例を示す一部断面斜視図であ
る。
【図12】 図12の要部水平断面図である。
【図13】 (A)は第2実施形態を示す要部拡大水平
断面図、(B)は比較例を示す水平断面図である。
【図14】 第3実施形態を示す斜視図である。
【図15】 第3実施形態の要部の概略水平断面図であ
る。
【図16】 第4実施形態を示す斜視図である。
【図17】 (A)は第5実施形態を示す斜視図、
(B)は(A)の一部拡大断面図である。
【図18】 第6実施形態を示す斜視図である。
【図19】 従来例を示す一部破断斜視図である。
【図20】 他の従来例を示す斜視図である。
【図21】 (A)(B)は他の従来例を示す図面であ
る。
【図22】 グロメットにシール部を設けていない場合
を示す参考斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアフレーム 2 ウエザーストリップ 6 側板 9 内板 20 止水具 21 グロメット 21a ワイヤハーネス挿通用の筒部 21b ベース部 21f 巻き込み部 21h 固定用リブ 21i シール部 21j シール面 21p ガイド部 22 バネ状板 22c 押さえ部 22d スリット 22e 舌片 22i 固定爪 31 爪係止片 33 押し上げ板 W/H ワイヤハーネス W/H’フラットワイヤハーネス
フロントページの続き (72)発明者 鎌倉 光寿 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松尾 義之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア用ワイヤハーネスを、ドア
    フレームの内板表面から側板表面を経由して自動車のボ
    デイ本体側に導くドア用ワイヤハーネスの止水構造であ
    って、 ワイヤハーネス挿通用筒部とベース部とを有する弾性体
    からなるグロメットと、該グロメットをドアフレームに
    密着させるバネ状板とを一体化した止水具を設け、該止
    水具をドアフレームの側板から内板にかけて、ウエザー
    ストリップを横切るように配置して固定し、該止水具の
    ベース部をドアフレーム側板とウエザーストリップとの
    間に配置していると共に、該ベース部の上下両端よりシ
    ール部を突設し、該シール部のシール面をウエザースト
    リップの外周に密着させていることを特徴とする自動車
    ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
  2. 【請求項2】 上記シール部を、グロメットのベース部
    の上下両端より夫々左右一対設け、かつ、各シール部の
    左右対向面に円弧状のシール面を形成し、これらシール
    面をウエザーストリップの両側外周面に密着させ、グロ
    メットとウエザーストリップとの止水ラインを、ウエザ
    ーストリップの長手方向と、該長手方向を横切る方向の
    両方向の組み合わせで構成している請求項1に記載の自
    動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
  3. 【請求項3】 上記シール部はドア閉鎖時に、ドアフレ
    ームの取付面と自動車のボデイ本体との間に挟まれて圧
    縮変形される程度に突出させている請求項1または請求
    項2に記載の自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
  4. 【請求項4】 上記止水具のバネ状板に固定爪を設け、
    該固定爪を用いてドアフレームの側板から内板にかけ
    て、ワイヤハーネス配索用の密閉空間をあけて固定し、
    かつ、該バネ状板の周縁に、ワイヤハーネス挿通用筒部
    を中心とした円錐状の押さえ部を設け、該押さえ部の先
    端をグロメットで包み込んでドアフレームの側板に圧接
    して、止水具をドアフレームにシール性を保持して固定
    している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
  5. 【請求項5】 上記ワイヤハーネスの長手方向の一部を
    上記グロメットと一体成形して、ワイヤハーネスを長手
    方向に止水している請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
  6. 【請求項6】 自動車ドア用ワイヤハーネスの長さ方向
    の一部であるドアフレーム側から自動車ボデイ本体へと
    導出される部分を、弾性材からなるグロメットと一体成
    形して、長手方向に止水されている自動車ドア用ワイヤ
    ハーネスの止水構造。
  7. 【請求項7】 上記ワイヤハーネスをフラットワイヤハ
    ーネスで形成し、該フラットワイヤハーネスの長さ方向
    の一部を上記グロメットと一体成形している請求項6に
    記載の自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
  8. 【請求項8】 上記ドアフレーム取付側から自動車ボデ
    イ本体側へと導出される部分のフラットワイヤハーネス
    の両端部を上記グロメットと一体成形している請求項7
    に記載の自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造。
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