JP2008207741A - ドアハーネスの配索構造 - Google Patents

ドアハーネスの配索構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008207741A
JP2008207741A JP2007047903A JP2007047903A JP2008207741A JP 2008207741 A JP2008207741 A JP 2008207741A JP 2007047903 A JP2007047903 A JP 2007047903A JP 2007047903 A JP2007047903 A JP 2007047903A JP 2008207741 A JP2008207741 A JP 2008207741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
door
harness
panel
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2007047903A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Fujita
哲也 藤田
Morihiko Toyosumi
守彦 豊鷲見
Isao Tsuji
勲 辻
Tsutomu Sakata
勉 坂田
Daiki Nagai
大樹 永易
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2007047903A priority Critical patent/JP2008207741A/ja
Priority to US12/517,681 priority patent/US8020920B2/en
Priority to PCT/JP2007/071093 priority patent/WO2008068980A1/ja
Priority to KR1020097013984A priority patent/KR101037309B1/ko
Priority to CN2007800507279A priority patent/CN101595011B/zh
Priority to EP07830827A priority patent/EP2096001B1/en
Publication of JP2008207741A publication Critical patent/JP2008207741A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】ドアから車体側へ配索するワイヤハーネスにおいて、ドア側だけでなく車体側においても、パネルに穿設された貫通孔を通さずにワイヤハーネスを配索し、コネクタ接続を容易にする。
【解決手段】ドアインナーパネル側から車体側へとウエザーストリップより室内側を通して架け渡たすドアハーネスを車体側において挿通保持し、車体のドア対向面から突出したフランジを乗り越えて車体インナーパネルの内面側へと配索する外装保護材を備え、前記外装保護材はフランジ外嵌部を備えると共に該フランジ外嵌部より延在して車体インナーパネルの室内面側に位置する先端に、前記ドアハーネスの電線群の端末に接続したコネクタを突出させて保持している一方、前記車体インナーパネルの室内面に前記コネクタと嵌合する相手方コネクタをコネクタ固定部材を介して配置している。
【選択図】図4

Description

本発明は、ドアハーネスの配索構造に関し、詳しくは、ドア側から車体側へ架け渡わたすドアハーネスを車体側において車体インナーパネルの内面側へと配索し、該ドアハーネスの端末と車体側に配索したワイヤハーネスの端末との接続を簡単に行うものである。
従来、自動車のサイドドアに電装品が取り付けられる場合、サイドドアに配索されて車体側へと引き出されるドアハーネスは、ドア側においてドアアウターパネルとドアインナーパネルとで構成される空間内に配索し、車体への渡り部分にはグロメットを外装し、該グロメットの両端に設けた車体係止部をドアパネルの車体側端面に穿設した貫通孔と車体パネルに穿設した貫通孔に嵌合係止している。
前記ワイヤハーネスをパネルに穿設した貫通孔に貫通させる作業は非常に難作業となっている。また、従来のドアハーネスは車体とドアとの間でヒンジの回転軸付近に配索し、ドア開閉時にはワイヤハーネスには曲げ捻りのみが生じ、伸縮は発生させない構成とするため、前記貫通穴はウエザーストリップよりも室外側に設けられている。よって、ワイヤハーネスの架け渡し部分に外装するグロメットは、貫通穴に防水状態で取り付ける必要があり、グロメットの貫通穴への装着作業に労力を要する等の問題もある。
前記問題を解決するため、本出願人は先に特開平10−934号公報(特許文献1)において、図11に示すワイヤハーネスの配索構造を提供している。このワイヤハーネスの配索構造では、ドア1のインナーパネル1aの室内側面に略三角形の空間1cを設けている一方、ワイヤハーネスW/Hにはドア開閉に追従できる余長部を設け、該余長部を前記空間1c内に収容すると共に空間1cの取出口から車体側へと引き出している。
前記構成とすると、ドアが開作動時にはワイヤハーネスW/Hは空間1cから引き出され、ドアが閉作動時にはワイヤハーネスW/Hの余長部は空間1cの中に収容され、ワイヤハーネスW/Hをドアの開閉作動に連動して追従させることができる。また、ワイヤハーネスW/Hをウエザーストリップ4よりも室内側に配索しているため、防水構造を設ける必要がない。
このように、特許文献1の構造では、ドア1側ではインナーパネル1aの貫通孔を通さずにワイヤハーネスW/Hを車体側に引き出すことができるが、車体側ではアウターパネル2aの貫通孔2bにワイヤハーネスW/Hを貫通させ、かつ、貫通させたワイヤハーネスW/Hを車体側のワイヤハーネスとコネクタ接続しており、前記車体側での作業に手数がかかり、この点において改善の余地がある。
特開平10−934号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、ドアから車体側へ配索するワイヤハーネスにおいて、ドア側だけでなく車体側においても、車体パネルに穿設された貫通孔を通さずにワイヤハーネスを車体側に配索でき、車体側のワイヤハーネスとの接続を容易にすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ドアインナーパネル側から車体側へとウエザーストリップより室内側を通して架け渡たすドアハーネスを車体側において挿通保持し、車体のドア対向面から突出したフランジを乗り越えて車体インナーパネルの内面側へと配索する外装保護材を備え、
前記外装保護材はフランジ外嵌部を備えると共に該フランジ外嵌部より延在して車体インナーパネルの室内面側に位置する先端に、前記ドアハーネスの電線群の端末に接続したコネクタを突出させて保持している一方、
前記車体インナーパネルの室内面に前記コネクタと嵌合する相手方コネクタをコネクタ固定部材を介して配置していることを特徴とするドアハーネスの配索構造を提供している。
前記のように、本発明のドアハーネスの配索構造によれば、ドアハーネスをドアから引き出して車体へと架け渡すと共に車体パネル側においてドア対向面に沿って車体インナーパネルの内面側までドアハーネスを外装保護材でガイドし、該外装保護材で保持したドアハーネスの車体側端末のコネクタを車体インナーパネルに待ち受け状態で固定した車体側ワイヤハーネス端末の相手方コネクタと接続している。
即ち、車体側においても、車体パネルに穿設した貫通穴にドアハーネスを通す必要がなく、かつ、外装保護材を車体側のフランジに取り付けると同時に、ドアハーネス端末のコネクタを車体インナーパネルに固定された相手方の待ち受けコネクタと嵌合させることによりドアハーネスと車体側のワイヤハーネスを接続することができる。
このように、本発明のドアハーネスの配索構造では、ドアと車体との間に架け渡すドアハーネスを車体側のパネルに穿設した貫通孔に通す必要がなく、ワイヤハーネスの配索作業が従来と比較して非常に容易となり、ワイヤハーネスの組みつけ作業性を大幅に向上させることができる。
また、ドアハーネスをウエザーストリップよりも室内側を通しているため、防水対策を不要とできる。
さらに、前記ドアハーネスを、ドアチェッカの下方(約50〜100mm)に配索すると、ドアチェッカに阻まれて、乗員がドアハーネスと接触するのを防止することができる。
前記外装保護材はドアハーネスのドアと車体との渡り部に外装するグロメットの車体側先端と連結する外カバー材と内カバー材とからなり、該外カバーと内カバーとを連結して偏平空間を形成し、該偏平空間に前記グロメットより引き出されるドアハーネスの電線群を並列に配線し、コ字状に前記外カバーと内カバーとを突出した前記フランジ外嵌部では前記電線群を屈曲させて配線していることが好ましい。
前記構成によれば、外装保護材を別体の外カバー材と内カバー材により構成しているため、外カバー材あるいは内カバー材の内面にドアハーネスを配線した状態で外カバー材と内カバー材を組み付けて、外カバー材と内カバー材の間の偏平空間にドアハーネスを容易に配線することができる。
また、外装保護材のフランジ外嵌部でドアハーネスを屈曲させて配線しているため、ドアを開閉したときにドアハーネスに揺動が生じても、この揺動がドアハーネスの屈曲部分で吸収される。これにより、ドアハーネスの車体側端末のコネクタ内に収容された端子に直接大きな負荷がかからず、端子の損傷や接触不良が生じるのを防止することができる。
さらに、ドアハーネスの電線群を並列状態として外装保護材内に配線すると、外装保護材を偏平にでき突出量を低減できる。このように、突出量を低減することで、乗員との接触の発生を抑制出来、かつ、外観上で目に付きにくくできる。
また、外装保護材の内カバー材をシートにより形成して外カバー材の内面に貼り付け、ドアハーネス端末のコネクタは外カバー材で保持する構成としてもよい。この場合、シートは薄いため、車体側被覆部の全体厚さが大とならず、車体パネルのドア対向面からの突出量を減少できる。
さらに、外装保護材を筒状の一体成形品としてもよい。
前記グロメットのドア側先端はドアインナーパネルの室内面側から引き出すと共に、車体側先端は車体パネルのウエザーストリップ接触位置より室内側に位置させ、前記グロメットの車体側先端に外装保護材を連結し、ドア側パネルの貫通穴および車体側パネルの貫通孔を貫通させずにパネル貫通レスとしている。
このように、ドアと車体のいずれにでも貫通穴に貫通させずにワイヤハーネスを配索すると、ドアハーネスの配索作業は非常に簡単となる。
前述したように、本発明によれば、ドアハーネスをドアから引き出して車体へと架け渡すと共に車体パネル側においてドア対向面に沿って車体インナーパネルの内面側までドアハーネスを外装保護材でガイドし、該外装保護材で保持したドアハーネスの車体側端末のコネクタを車体インナーパネルに固定した車体側ワイヤハーネス端末の相手方コネクタと接続している。
即ち、車体側においても、車体パネルに穿設した貫通穴にドアハーネスを通す必要がなく、かつ、外装保護材を車体側のフランジに取り付けると同時に、ドアハーネス端末のコネクタを車体インナーパネルに固定された相手方の待ち受けコネクタと嵌合させることによりドアハーネスと車体側のワイヤハーネスを接続することができる。
このように、本発明のドアハーネスの配索構造では、ドアと車体との間に架け渡すドアハーネスを車体側のパネルに穿設した貫通孔に通す必要がなく、ワイヤハーネスの配索作業が従来と比較して非常に容易となり、ワイヤハーネスの組みつけ作業性を大幅に向上させることができる。
また、ドアハーネスをウエザーストリップよりも室内側を通しているため、防水対策を不要とできる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7に、本発明の第1実施形態を示し、自動車のサイドドア10に配索されるドア用ワイヤハーネスW/H1(以下、ドアハーネスW/H1と称す)を車体20側へと配索しており、サイドドア10と車体20との間に架け渡した部位のドアハーネスW/H1にグロメット30を外装すると共に、車体20側の端末側のドアハーネスW/H1に外装保護材40を外装している。該外装保護材40は車体アウターパネル21のウエザーストリップ接触位置Pより室内側の形状に沿って屈曲して延在している。
詳細には、図1に示すように、ドアハーネスW/H1は、サイドドア10(以下、ドア10と称す)側ではドアアウターパネル11と接合するドアインナーパネル12の室内面側に配索し、ドアインナーパネル12と該ドアインナーパネル12の室内面側に被せて取り付けるトリム13との間に収容しており、トリム13に設けた開口13aより車体20側へ引き出している。ドア10と車体20との間では、ドアハーネスW/H1をドア10に設けたウエザーストリップ14よりも室内側を通して架け渡している。
さらに、車体20側では、ドアハーネスW/H1を車体20の車体アウターパネル21と車体インナーパネル22を接合しドア対向面に突出するフランジ23を乗り越えさせて、車体インナーパネル22の室内面側に沿って配索し、車体20に配索したワイヤハーネスW/H2とコネクタ接続している。
本実施形態では、図2に示すように、車体20側のフランジ23に被覆しているオープニングトリム24を切り欠き、該切り欠き部分に外装保護材40のフランジ外嵌部40cを嵌め込み、フランジ23にフランジ外嵌部40cを直接取り付けている。
前記ドアハーネスW/H1の架け渡し部分には、ゴムまたはエラストマーからなるグロメット30を外装し、該グロメット30の蛇腹筒部30aの車体側先端に設けた係止部30bを外装保護材40の係止部40aに係止して連結している。
前記外装保護材40は、図3に示すように、樹脂成形品からなる外カバー材41と内カバー材42とで構成し、これら外カバー材41と内カバー材42とは偏平な配線空間Sを挟んで平行としている。即ち、外カバー材41の内面に沿ってグロメット30から引き出されたワイヤハーネスW/Hの電線群を並列に配線して前記内カバー材42を被せて一体化している。
前記外装保護材40は、グロメット30の車体側先端の係止部30bを嵌合係止すると共に車体アウターパネル21のドア側対向面に係止する係止部40aと、該係止部40aから屈曲して延在する屈曲延在部40bと、該屈曲延在部40bに連続して車体インナーパネル22との接合部のフランジ23に外嵌するU形状に屈曲させたフランジ外嵌部40cと、該フランジ外嵌部40cに連続する端部のコネクタ保持部40dを備えた形状としている。
外カバー材41は樹脂成形品からなり、図5に示すように、所要形状に屈曲した外側壁41aと、該外側壁41aの両端縁から内方に突出する両側壁41bからなり、係止部40a側の一端に切欠41cを設けて、該切欠41cの周縁に前記グロメット30の係止部30bを挿入係止する形状としている。また、コネクタ保持部40d側の端部内面にコネクタ嵌合溝41dを設け、コネクタ43を内嵌する形状としている。さらに、外カバー材41の両側壁41bの内面には所要箇所に内カバー材42とロック結合するための係止爪41eを設けている。
一方、内カバー材42も樹脂成形品からなり、図6に示すように、車体アウターパネル21と車体インナーパネル22に沿うように所要形状に屈曲した内側壁42aと、該内側壁42aの両端縁から外方に突出する両側壁42bからなり、係止部40a側の一端に車体パネルに係止するためのクリップ42cを設けている。また、コネクタ保持部40d側の端部内面にコネクタ嵌合溝42dを設け、コネクタ43を内嵌する形状としている。さらに、内カバー材42の両側壁42bの所要箇所に外カバー材41の係止爪41eが係止される係止孔42eと係止爪42fを設けている。
前記グロメット30の車体側端部から引き出したドアハーネスW/Hを外カバー材41の外側壁41aの内面に沿わせて配置すると共に、グロメット30の係止部30bを外カバー材41の切欠41の周縁に係止して、グロメット30を外カバー材41に取り付けている。また、ドアハーネスW/Hの端末のコネクタ43の一部を外カバー材41のコネクタ嵌合溝41dに内嵌している。
前記状態で外カバー材41の内面側に内カバー材42をロック結合し、コネクタ43の他部を内カバー材42のコネクタ嵌合溝42dに内嵌させて、外カバー材41と内カバー材42でコネクタ43を挟持して保持している。このとき、コネクタ43の嵌合側先端は外カバー材41と内カバー材42からなる外装保護材40から突出している。
前記外装保護材40を取り付ける車体パネル側には、車体アウターパネル21の所要箇所に外装保護材40のクリップ42cを挿入係止するための係止孔21aを設ける一方、車体インナーパネル22には、車体に配索されたワイヤハーネスW/H2の端末に接続された相手方コネクタ50をボルト締め固定して、待ち受けコネクタとしている。詳細には、相手方コネクタ50の外面にボルト孔50aを設けると共に、車体インナーパネル22にボルトBを貫通させる貫通孔22aを設けており、これら車体インナーパネル22の貫通孔22aと相手方コネクタ50のボルト孔50aにボルトBを通して、ボルト締めすることにより相手方コネクタ50を車体インナーパネル22に固定している。
相手方コネクタ50の取付位置は、ドアハーネスW/H1に外装した外装保護材40を車体パネルに取り付けたときに、相手方コネクタ50にドアハーネスW/H1の端末に接続したコネクタ43が嵌合される位置としている。
図3に示す矢印方向にドアハーネスW/H1に外装した外装保護材40を移動させ、該外装保護材40のクリップ42cを係止孔21aに挿入係止すると共に、フランジ外嵌部40cをフランジ23に外嵌して、外装保護材40を車体パネルに取り付けると、外装保護材40で保持したドアハーネスW/H1端末のコネクタ43と車体インナーパネル22に固定した相手方コネクタ50が嵌合され、ドアハーネスW/H1と車体に配索したワイヤハーネスW/H2が接続される。
これにより、ドア10から車体20側へ架け渡したドアハーネスW/H1は車体パネルに穿設した貫通孔を通すことなく、車体インナーパネル22の室内面側へ配索することができる。
なお、グロメット30はドア10側において、ドアインナーパネル12とトリム13との間の空間内に屈曲可能な状態で収容されており、ドア10を開けると蛇腹筒部30aが略直線状でトリム13の開口13aから引き出される一方、ドア10を閉じると蛇腹筒部30aが屈曲した状態でドアインナーパネル12とトリム13との間の空間内に収容され余長が吸収される構成としている。
前記構成によれば、車体20の車体アウターパネル21と車体インナーパネル22とを接合したフランジ23にワイヤハーネスW/Hを通した外装保護材40を外嵌することにより、フランジ23を乗り越えてドアハーネスW/H1を車体20の車体アウターパネル21側から車体インナーパネル22側へ配索することができる。かつ、前記ドアハーネスW/H1と接続する車体側ワイヤハーネスW/H2のコネクタ50を待ち受けコネクタとして車体インナーパネル22に取り付けておき、ドアハーネスW/H1に外装した外装保護材40を車体パネルに取り付けると、同時にドアハーネスW/H1端末のコネクタ43が相手方コネクタ50と接続される構成としているため、ドアハーネスW/H1を車体インナーパネル21側で車体20に配索されたワイヤハーネスW/H2と容易に接続することができる。これにより、ドア10と車体20との間に架け渡すドア用ワイヤハーネスW/Hを車体20側のパネルに穿設した貫通孔に通す必要がなく、該ドア用ワイヤハーネスW/Hを通すグロメット30の車体パネルへの取付作業を容易にすることができる。
また、図4に示すように、ドアハーネスW/H1は外装保護材40内で平面視S字状に屈曲して配索されているため、ドア10を開閉したときに電線に生じる揺動や引っ張りが屈曲部分で吸収され、ドアハーネス端末の端子に大きな負荷が直接かかるのを防止することができる。
さらに、ドア用ワイヤハーネスW/Hをウエザーストリップ14よりも室内側を通しているため、ドア用ワイヤハーネスW/Hの架け渡し部分を防水構造とする必要がない。
さらにまた、オープニングトリム24の切欠き部分で露出したフランジ23にグロメット30のフランジ外嵌部を外嵌固定しているため、フランジ23に取り付けたグロメット30のフランジ外嵌部がオープニングトリム24から大きく突出することがなく、乗員との接触を防止でき、かつ、意匠的にも良好なものとすることができる。
なお、外装保護材40は前記構成に限らず、外装保護材40の内カバー材をPTFE等からなる樹脂製のシートにより形成し、樹脂成形品からなる外カバー材41の内面側にシート60を貼り付けて筒状とし、その内部にドアハーネスW/H1を配線してもよい。この場合には、ドアハーネスに接続したコネクタを外カバー材で強固に保持し、また、車体係止用のクリップを外カバー材側に設けている。
また、外装保護材40を別体の外カバー材と内カバー材により形成せず、偏平な筒状の一体成形品としてもよい。
図8に、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、外装保護材40のフランジ23への取付構造を第1実施形態と相違させている。
即ち、本実施形態では、フランジ23に被覆しているオープニングトリム24に切り欠き部分を設けておらず、オープニングトリム24の外面に直接外装保護材40のフランジ外嵌部40cを外嵌して取り付けている。
なお、図8ではドアハーネスの端末に接続されたコネクタの図示を省略している。
前記構成によれば、第1実施形態と同様、ドア10と車体20との間に架け渡すドア用ワイヤハーネスW/Hを車体20側のパネルに穿設した貫通孔に通す必要がない。
また、フランジ23及びオープニングトリム24をグロメット30を取り付けるために加工する必要がなく、製造コストを低減できると共に、フランジ23の強度が低下することもない。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図9に、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態では、フランジ23の一部外縁に取付用の段状凹部23aを設け、該段状凹部23aに外装保護材40のフランジ外嵌部40cを取り付け、その表面をオープニングトリム24で覆っている。
なお、図9ではドアハーネスの端末に接続されたコネクタの図示を省略している。
前記構成によれば、第1実施形態と同様、ドア10と車体20との間に架け渡すドア用ワイヤハーネスW/Hを車体20側のパネルに穿設した貫通孔に通す必要がない。
また、フランジ23に外嵌した外装保護材40のフランジ外嵌部40cをオープニングトリム24で覆っているため、外装保護材40をフランジ23へより確実に固定することができると共に、外装保護材40のフランジ外嵌部40cがオープニングトリム24により目視できない状態となっているため、さらに意匠性を向上させることができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図10に、第3実施形態の変形例を示す。
本実施形態では、フランジ23の一側に取付用の段状凹部23aを設けると共に、該段状凹部23aと対向する他側に段状凸部23bを設けて、フランジ23の幅を均一としている。
なお、図10では、ドアハーネスの端末に接続されたコネクタの図示を省略している。
前記構成によれば、フランジ23の段状凹部23aを設けた部位が細幅とならず、フランジ23の強度が低下するのを防止することができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造を示す図面である。 外装保護材のフランジへの取付方法を示す図面である。 外装保護材のフランジへの取付方法を示す断面図である。 外装保護材をフランジに取り付けた状態を示す断面図である。 外カバー材を示し、(A)は斜視図、(B)は底面図である。 内カバー材の斜視図である。 外カバー材と内カバー材を組み付けた状態を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 (A)(B)は本発明の第2実施形態を示す図面である。 本発明の第3実施形態を示す図面である。 第3実施形態の変形例を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 ドア
11 ドアアウターパネル
12 ドアインナーパネル
14 ウエザーストリップ
20 車体
21 車体アウターパネル
22 車体インナーパネル
23 フランジ
24 オープニングトリム
30 グロメット
30a 蛇腹筒部
40 外装保護材
40c フランジ外嵌部
41 外カバー材
42 内カバー材
43 コネクタ
50 相手方コネクタ
S ワイヤハーネス挿通空間
W/H1 ドアハーネス
W/H2 車体側ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. ドアインナーパネル側から車体側へとウエザーストリップより室内側を通して架け渡たすドアハーネスを車体側において挿通保持し、車体のドア対向面から突出したフランジを乗り越えて車体インナーパネルの内面側へと配索する外装保護材を備え、
    前記外装保護材はフランジ外嵌部を備えると共に該フランジ外嵌部より延在して車体インナーパネルの室内面側に位置する先端に、前記ドアハーネスの電線群の端末に接続したコネクタを突出させて保持している一方、
    前記車体インナーパネルの室内面に前記コネクタと嵌合する相手方コネクタをコネクタ固定部材を介して取り付けていることを特徴とするドアハーネスの配索構造。
  2. 前記外装保護材はドアハーネスのドアと車体との渡り部に外装するグロメットの車体側先端と連結する外カバー材と内カバー材とからなり、該外カバーと内カバーとを連結して偏平空間を形成し、該偏平空間に前記グロメットより引き出されるドアハーネスの電線群を並列に配線し、コ字状に前記外カバーと内カバーとを突出した前記フランジ外嵌部では前記電線群を屈曲させて配線している請求項1に記載のドアハーネスの配索構造。
  3. 前記グロメットのドア側先端はドアインナーパネルの室内面側から引き出すと共に車体側先端は車体パネルのウエザーストリップ接触位置より室内側に位置させ、該グロメットの車体側先端に前記外装保護材を連結し、ドア側パネルの貫通穴および車体側パネルの貫通孔を貫通させずにパネル貫通レスとしている請求項1または請求項2に記載のドアハーネスの配索構造。
JP2007047903A 2006-12-06 2007-02-27 ドアハーネスの配索構造 Abandoned JP2008207741A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007047903A JP2008207741A (ja) 2007-02-27 2007-02-27 ドアハーネスの配索構造
US12/517,681 US8020920B2 (en) 2006-12-06 2007-10-30 Outer protective assembly of wire harness for door and arranging structure of wire harness for door
PCT/JP2007/071093 WO2008068980A1 (ja) 2006-12-06 2007-10-30 ドア用ワイヤハーネスの外装保護材および該ドア用ワイヤハーネスの配索構造
KR1020097013984A KR101037309B1 (ko) 2006-12-06 2007-10-30 도어용 와이어 하네스의 외장 보호 어셈블리 및 도어용 와이어 하네스의 배치 구조
CN2007800507279A CN101595011B (zh) 2006-12-06 2007-10-30 门用线束的外保护组件以及门用线束的布置结构
EP07830827A EP2096001B1 (en) 2006-12-06 2007-10-30 Exterior protective material for door wire harness and wire arrangement structure for the door wire harness

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007047903A JP2008207741A (ja) 2007-02-27 2007-02-27 ドアハーネスの配索構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008207741A true JP2008207741A (ja) 2008-09-11

Family

ID=39784412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007047903A Abandoned JP2008207741A (ja) 2006-12-06 2007-02-27 ドアハーネスの配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008207741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196948A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 株式会社ジェイテクト 電磁式摩擦係合装置及び電磁式摩擦係合装置の組付方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0858491A (ja) * 1994-08-18 1996-03-05 Honda Motor Co Ltd 自動車ドア用配線構造
JPH0948241A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Kansei Corp 車両用ドアハーネス配索構造
JPH1095287A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Mitsubishi Cable Ind Ltd ドア開閉部のケーブル配設構造
JPH10181481A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造
JPH11263175A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Yazaki Corp 車両用ドアハーネスの配索構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0858491A (ja) * 1994-08-18 1996-03-05 Honda Motor Co Ltd 自動車ドア用配線構造
JPH0948241A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Kansei Corp 車両用ドアハーネス配索構造
JPH1095287A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Mitsubishi Cable Ind Ltd ドア開閉部のケーブル配設構造
JPH10181481A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造
JPH11263175A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Yazaki Corp 車両用ドアハーネスの配索構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196948A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 株式会社ジェイテクト 電磁式摩擦係合装置及び電磁式摩擦係合装置の組付方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101037309B1 (ko) 도어용 와이어 하네스의 외장 보호 어셈블리 및 도어용 와이어 하네스의 배치 구조
US6861589B2 (en) Harness protector
JP4984862B2 (ja) ドア用ワイヤハーネスのグロメットおよび該グロメットを用いたドア用ワイヤハーネスの配索構造
JP2001177954A (ja) ドア用グロメット
CN103328267A (zh) 线束电缆布设结构和保护器
JP2006339114A (ja) コネクタ及び防水接続部材
JP4320961B2 (ja) ドアハーネスの配索構造
JP2008143235A (ja) ドア用ワイヤハーネスの配索構造
JP2008207741A (ja) ドアハーネスの配索構造
WO2022024741A1 (ja) ドア用配線モジュール及びドア用配線モジュールの組付け構造
JP2008195254A (ja) ドア用ワイヤハーネスの配索構造
JP2006168433A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP5082582B2 (ja) ドアハーネスの配索構造
JP2005014824A (ja) 電装品ユニットホルダー
JP4600088B2 (ja) 自動車ドア用ワイヤハーネスの配索構造
JP2006182237A (ja) 車体とドアとの間のワイヤハーネス配索構造
JP2000071767A (ja) 自動車ドア用ワイヤハーネスの止水構造
JP2008222005A (ja) ドアハーネスの配索構造
JP2000016194A (ja) 自動車用ドア、自動車ドア用ワイヤハーネス及びその製造方法
JP7375726B2 (ja) ドア用配線モジュール及び複合サービスホールカバー
WO2021251137A1 (ja) ドア用部品、グロメット及び配線モジュール
JP3611237B2 (ja) ドアロックユニットの組付構造
JP2006347282A (ja) グロメットの固定構造
JP2602673Y2 (ja) ドア用ワイヤーハーネス装置
JP2007069709A (ja) 車体とドアとの配索構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110913

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A762 Written abandonment of application

Effective date: 20111018

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762