JPH039308Y2 - - Google Patents

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JPH039308Y2
JPH039308Y2 JP1982018730U JP1873082U JPH039308Y2 JP H039308 Y2 JPH039308 Y2 JP H039308Y2 JP 1982018730 U JP1982018730 U JP 1982018730U JP 1873082 U JP1873082 U JP 1873082U JP H039308 Y2 JPH039308 Y2 JP H039308Y2
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JP
Japan
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coil
bobbin
core
flange
varnish
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JP1982018730U
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English (en)
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JPS58122427U (ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は電磁装置に関し、特にフランジ部を有す
る樹脂成形ボビンを用いた放電灯用安定器におい
て、ワニスのコイルへの含浸性を改善することを
目的とするものである。
一般に、この種放電灯用安定器は例えば両端に
フランジ部を有する樹脂成形ボビンに線材を、そ
れがフランジ部の外端縁より突出しないように巻
回してコイルを形成し、このコイルにE形コア
を、それの中央脚がボビン孔に挿入され、側脚が
コイル側面に配置されるように装着して構成され
ている。
ところで、この安定器はコイルの層間、隣接す
るコイル線材間などの絶縁性を高めるために、ワ
ニスをコイル内に含浸する処理が行われているの
であるが、線材が密接して巻回されている関係
で、コイルのボビンに近い深層部にワニスを充分
に含浸させることが難しく、使用時に絶縁性が損
なわれ易い傾向にある。
特に、コイル層間に肉厚の小さい層間絶縁材を
介在させないいわゆるバラ巻き方式のコイルにあ
つては使用時の雰囲気条件によつても異なるが、
上述の傾向が早期に顕著に現われるという問題が
ある。
本案はこのような点に鑑み、簡単な構成によつ
てコイルの深層部へのワニスの含浸を確実に行う
ことのできる電磁装置を提供するもので、以下放
電灯用安定器への適用例について説明する。
第1図〜第3図において、1は樹脂材にて角筒
状に成形されたボビンであつて、それの両端には
角形のフランジ部2,2が一体的に形成されてい
る。そして、このフランジ部2,2にはワニスの
含浸用の孔3が複数個形成されており、ボビン1
との隣接部分並びにその延長部分には突出部4が
一体的に形成されている。そして、ボビン1には
線材を、フランジ部2,2の外端縁より突出しな
いように巻回することによつて、コイル5が形成
されている。尚、このコイル5は層間絶縁材を用
いず、バラ巻き方式によつて構成されている。
6,6は例えばE形のコアであつて、コイル5に
対して中央脚がボビン孔に挿入され、側脚がコイ
ル側面に配置されるように装着されている。そし
て、この状態において、フランジ部2とコア6の
内側面6aとの間には突出部4の突出高さに相当
する隙間7が形成される。
このようにボビン1におけるフランジ部2には
孔3が形成されているので、コイル5にコア6,
6が装着した状態においてワニスに浸漬すると、
ワニスはフランジ部2の孔3よりコイル5に含浸
される。このために、コイル層間,隣接するコイ
ル線材間の絶縁劣化を防止できる上、コイルの温
度上昇にも適正に抑制できる。
しかも、コア6,6のコイル5への装着状態に
おいて、フランジ部2とコア6の内側面6aとの
間には突出部4による隙間7が形成されているの
で、ワニスのコイル5への含浸をフランジ部2の
すべての部分から行うことができる。従つて、コ
イルの絶縁性、温度特性を一層改善できる。
又、特にフランジ部2における突出部4をコア
6に対向しない部分にまで延長して形成すれば、
フランジ部2の肉厚を大巾に薄くすることがで
き、コストをも有効に低減できる。
尚、本案において、フランジ部の突出部は条状
の他、部分的に形成することもできる。又、ワニ
ス含浸用の孔はスリツト状に形成することもでき
る。さらにコアはE形の他、E−I,F−Fなど
任意の形状のものを組合せて使用できる。
以上のように本案によれば、簡単な構成によつ
てコイルの深層部へのワニス含浸を確実に行うこ
とができ、絶縁性、温度特性を効果的に改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す横断面図、第2
図は第1図の側断面図、第3図は分解斜視図であ
る。 図中、1はボビン、2はフランジ部、3は孔、
4は突出部、5はコイル、6はコア、6aはコア
の内側面、7は隙間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端にフランジ部を有するボビンに線材を巻回
    してなるコイルに複数のコアを、磁路が形成され
    るように配設したものにおいて、上記フランジ部
    に孔を形成すると共に、少くともコアに対向する
    部分に突出部を、コアとフランジ部との間に隙間
    が形成されるように形成したことを特徴とする電
    磁装置。
JP1873082U 1982-02-12 1982-02-12 電磁装置 Granted JPS58122427U (ja)

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JP1873082U JPS58122427U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 電磁装置

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JP1873082U JPS58122427U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 電磁装置

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Publication Number Publication Date
JPS58122427U JPS58122427U (ja) 1983-08-20
JPH039308Y2 true JPH039308Y2 (ja) 1991-03-08

Family

ID=30030981

Family Applications (1)

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JP1873082U Granted JPS58122427U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 電磁装置

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JP (1) JPS58122427U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623727A (en) * 1979-08-06 1981-03-06 Hitachi Lighting Ltd Stabilizer for discharge lamp

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5484550U (ja) * 1977-11-29 1979-06-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623727A (en) * 1979-08-06 1981-03-06 Hitachi Lighting Ltd Stabilizer for discharge lamp

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58122427U (ja) 1983-08-20

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