JP2567816Y2 - コンバータトランス - Google Patents

コンバータトランス

Info

Publication number
JP2567816Y2
JP2567816Y2 JP2728592U JP2728592U JP2567816Y2 JP 2567816 Y2 JP2567816 Y2 JP 2567816Y2 JP 2728592 U JP2728592 U JP 2728592U JP 2728592 U JP2728592 U JP 2728592U JP 2567816 Y2 JP2567816 Y2 JP 2567816Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
thick portion
converter transformer
inner layer
lead wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2728592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0587929U (ja
Inventor
祐二 中出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2728592U priority Critical patent/JP2567816Y2/ja
Publication of JPH0587929U publication Critical patent/JPH0587929U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567816Y2 publication Critical patent/JP2567816Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種電子機器に使用され
るコンバータトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スイッチングレギュレータを搭載
した機器が増加しており、これにともないコンバータト
ランスの需要も拡大している。この需要に対応するため
コンバータトランスは、生産向上のため絶縁として要求
される間隔を確保するためコイルボビン上に内層の巻線
の巻線位置を規制する肉厚部を設けることが一般的であ
る。以下従来のトランスについて図を用いて説明する。
【0003】図5は従来のコンバータトランスの断面図
である。図5において、1はフェライトでできた磁心、
2はコイルボビン、3a,3bは巻線、4は巻線3a,
3bを絶縁する絶縁テープ、5は内層巻線3a以外の巻
線3bに対し巻線間および巻線−磁心間の巻線位置を規
制するスペーステープ、6はコイルボビン2上に成型し
た巻線位置を規制する肉厚部、7は巻線位置を規制する
肉厚部6に対し内層巻線3aの段差により生じる隙間で
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の構成では、コイ
ルボビン2の巻線位置を規制する肉厚部6の高さに対
し、その内側に巻回す内層巻線3aの高さに段差が生じ
たり、内層巻線3aの巻高さが巻線位置を規制する肉厚
部6の高さに対し著しく低くなった場合、巻線の内部に
隙間7が発生してしまい高周波で動作させているコンバ
ータトランスは、巻線間の結合が低下してしまいコンバ
ータトランスの変換効率劣化、その劣化に伴う発熱、リ
ーケージインダクタンス増加による半導体部品の負担増
加を引き起こすという課題があった。
【0005】本考案は上記課題を解決するもので、コイ
ルボビンの巻線位置を規制する肉厚部の高さに対しその
内側に巻回す巻線の高さに段差が生じたり、巻線の巻高
さが巻線位置を規制する肉厚部の高さに対し著しく低く
なった場合においても巻線の内部に隙間が発生しにくく
巻線間の結合低下を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案のコンバータトランスは、筒状の巻線部の両端
に鍔を備え、この鍔の内側に内層の巻線の巻線位置を規
制する肉厚部を備え、かつ、この肉厚部の巻線の引き出
し線側が他方より肉薄となる構成を有している。
【0007】
【作用】この構成により、巻線位置を規制する肉厚部の
高さに対しその内側に巻回す巻線の高さに段差が生じた
り、巻線の巻高さが巻線位置を規制する肉厚部の高さに
対し著しく低くなった場合においてもコイルボビンの巻
線の内部に隙間が発生しにくく巻線間の結合低下を防止
でき、巻線間の結合が低下によるコンバータトランスの
変換効率劣化、リーケージインダクタンス増加の問題が
解決できる。
【0008】
【実施例】(実施例1) 図1〜図3を用いて本考案の第1の実施例を説明する。
【0009】図1において、8はフェライトでできた磁
心、9は巻線を巻回するコイルボビン、10a,10b
は巻線、11は巻線10a,10bを絶縁する絶縁テー
プ、12は巻線間および巻線−磁心間の巻線位置を規制
するスペーステープ、13a,13bはコイルボビン9
上に成型した巻線位置を規制する肉厚部であり、巻線の
引き出し線側の肉厚部13aが他方の肉厚部13bより
肉薄となるように構成されている。
【0010】この実施例によれば、肉厚部13a,13
bで規制される内層巻線10aに、段差が生じた場合に
おいても引き出し線側の肉厚部13aが他方の肉厚部1
3bより肉薄となっているため絶縁テープ11は、巻線
10aの段差に対して密着して貼りつけることが可能と
なり巻線10a,10bの内部に隙間が発生しにくく巻
線間の結合低下を防止できる。
【0011】また図2のように内層の巻線14の線径が
小さく巻線14の巻高さが巻線位置を規制する肉厚部1
3bの高さに対し著しく低くなった巻線の場合において
も巻線14の引き出し線側の肉厚部13aに対しては段
差の発生は非常に小さいため巻線の内部に隙間が発生せ
ず上記と同様の効果が得られる。
【0012】なお図3のように内層の巻線15の線径が
大きい場合でも十分巻線位置を規制することが可能であ
り、巻線の引き出し線側の肉厚部13aが他方の肉厚部
13bより肉薄となっても弊害はない。
【0013】(実施例2) 図4を用いて本考案の第2の実施例を説明する。
【0014】図4は、図1のコイルボビン9の斜視図で
あり巻線の引き出し線側の肉厚部13aの切欠き肉厚部
に巻回する内層巻線10aの線材の径より高い高さをも
った突き出し部16を設けたものである。
【0015】この構成により引き出し線の線径が大きく
なった場合でも引き出し線の線材が確実に突き出し部1
6に引っかけられ巻線の巻き始めを固定テープ等により
貼りつける必要がなく生産性向上が図れる。また、突き
出し部16は、巻線全体としては、ごく一部しか段差を
生じないため、この部分が原因となる巻線間の結合低下
はほとんど発生しない。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案のコンバータトラン
スは、筒状の巻線部の両端に鍔を備え、この鍔の内側に
内層の巻線の巻線位置を規制する肉厚部を備え、かつ、
この肉厚部の巻線の引き出し線側が他方より肉薄となる
構成により、巻線の内部に隙間が発生せず、巻線間の結
合低下にともなうコンバータトランスの変換効率劣化、
その劣化に伴う発熱、リーケージインダクタンス増加に
よる半導体部品の負担増加を防止するという効果が得ら
れる。
【0017】また引き出し線側の肉厚部の一部に肉厚部
間に巻回する内層巻線の線材の径より高い高さをもった
突き出し部を設けることにより内層の巻線の巻線位置を
規制する肉厚部の巻線の引き出し線側が他方より肉薄と
なっても巻線の巻き始めを固定テープ等により貼りつけ
る必要がなく生産性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すコンバータトランスの
断面図
【図2】本考案の一実施例を示す他の例のコンバータト
ランスの断面図
【図3】本考案の一実施例を示す他の例のコンバータト
ランスの断面図
【図4】本考案のコンバータトランスに用いるコイルボ
ビンの斜視図
【図5】従来のコンバータトランスの断面図
【符号の説明】
8 磁心 9 コイルボビン 10a 巻線 10b 巻線 11 絶縁テープ 12 スペーステープ 13a 肉厚部 13b 肉厚部 16 引き出し部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の巻線部の両端に鍔を備え、この鍔の
    内側に内層の巻線の巻線位置を規制する肉厚部を備え、
    かつ、この肉厚部の巻線の引き出し線側が他方より肉薄
    となる上記肉厚部で規制される内層巻線を巻回し、この
    コイルボビンに磁心を組み込んでなるコンバータトラン
    ス。
  2. 【請求項2】引き出し線側の肉厚部の一部に肉厚部間に
    巻回する内層巻線の線材の径より高い高さをもった突き
    出し部を設けてなる請求項1記載のコンバータトラン
    ス。
JP2728592U 1992-04-24 1992-04-24 コンバータトランス Expired - Fee Related JP2567816Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2728592U JP2567816Y2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 コンバータトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2728592U JP2567816Y2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 コンバータトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587929U JPH0587929U (ja) 1993-11-26
JP2567816Y2 true JP2567816Y2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=12216811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2728592U Expired - Fee Related JP2567816Y2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 コンバータトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567816Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0587929U (ja) 1993-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001052935A (ja) 高周波加熱装置用昇圧変圧器
JP2567816Y2 (ja) コンバータトランス
JPH09115745A (ja) トランス
JP3238862B2 (ja) コイルボビン
JPH0831381B2 (ja) 変成器
JPH07220933A (ja) インダクタンス素子並びにインダクタンス素子の製造方法及び該インダクタンス素子に用いるコアケース
JP2751228B2 (ja) コンバータトランス
JP3371740B2 (ja) 薄形トランス
JPH0351937Y2 (ja)
JPH10144537A (ja) 小型トランス
JP2007294553A (ja) コイル用ボビン及びインダクタンス素子
JPH0696971A (ja) インダクタ及び分割形コイルホルダ
JP3164043B2 (ja) トランス
JP2001045692A (ja) モータのコイル巻装構造
JP2605296Y2 (ja) インバータ用トランス
JPH0626227U (ja) 磁気シールド変成器
JP2002270439A (ja) トランス
JP3409009B2 (ja) スイッチングトランス
JPH039308Y2 (ja)
JPH0593023U (ja) トランス
JPH07201626A (ja) コンバータートランスの製造方法
JPH0864435A (ja) 小型トランス
JPH11135341A (ja) コイル及びトランス
JPH11307365A (ja) コンバータトランス
JPS6311688Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees