JPH07201626A - コンバータートランスの製造方法 - Google Patents

コンバータートランスの製造方法

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Publication number
JPH07201626A
JPH07201626A JP5335862A JP33586293A JPH07201626A JP H07201626 A JPH07201626 A JP H07201626A JP 5335862 A JP5335862 A JP 5335862A JP 33586293 A JP33586293 A JP 33586293A JP H07201626 A JPH07201626 A JP H07201626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
insulating sheet
windings
insulating
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5335862A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Hashimoto
直樹 橋本
Koji Nakajima
浩二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5335862A priority Critical patent/JPH07201626A/ja
Publication of JPH07201626A publication Critical patent/JPH07201626A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器に使用されるコンバータートラ
ンスの製造方法において巻線間において高結合で結合係
数のバラツキのないコンバータートランスの製造方法の
提供を目的とする。 【構成】 コイルボビン6に巻線する幅Aに相当する部
分にスリット7を形成した絶縁シート8を巻付け、上記
スリット7を形成した絶縁シート8の中央部分を絶縁シ
ート8の巻付け方向と逆方向に巻取ることにより取除い
て巻線スペースを形成し、この巻線スペースに巻線を巻
回すことによりコイルボビン6に巻線を施す部分と絶縁
シート8の中央部分の幅が等しくなるため巻線の幅の変
動がなくなり、巻線間における結合係数のバラツキがな
くなる。また、巻線スペースに余分な絶縁スペーサーの
厚みがないために巻線間の高結合が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器に使用さ
れるコンバータートランスの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンバータートランスは1次〜2
次間の空間・沿面距離を確保するためや巻線を巻く位置
・巻線の幅の変動による巻線間の結合係数のバラツキを
低減するために巻線の両端の鍔側に巻位置規制用の絶縁
物を有する巻線構成が用いられている。
【0003】以下このようなトランスの製造方法につい
て図を用いて説明する。図9においてコイルボビン1に
巻線されない幅に相当する部分Bに図10の如く絶縁粘
着テープ2を巻付け、巻線する幅Aを形成し図11の如
く巻線3を巻回していた。また図12における予め巻線
されない幅に相当する部分Bに複数個の突起部4を設け
た絶縁スペーサー5を図13〜図14の様にコイルボビ
ン1に取付けることにより巻線する幅Aを形成し巻線3
を巻回していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
9〜図10の構成では両端の絶縁粘着テープ2を独立し
て取付けるため両端の絶縁粘着テープ2の位置ずれが発
生しやすく、これにより巻線の幅Aが変動していた。巻
線間の結合係数は巻線の対向面積により変動するため巻
線の幅Aの変動により巻線間の結合係数のバラツキが発
生するという問題があった。また上記図12〜図14の
構成では巻線間の結合係数は巻線の対向距離が長いほど
低くなるので絶縁スペーサー5の基材厚Cの厚み分巻線
間の対向距離が増加するため巻線間の結合係数が低下す
るという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、巻線
間において高結合で結合係数のバラツキのない安価なコ
ンバータートランスの製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコンバータートランスの製造方法は、コイル
ボビンに巻線する幅に相当する部分にスリットを形成し
た絶縁シートを巻付け、上記スリットを形成した絶縁シ
ートの中央部分を取除いて巻線スペースを形成し、この
巻線スペースに巻線を巻回す製造法である。
【0007】
【作用】上記製造法によって、コイルボビンに巻線を施
す部分と絶縁シートの中央部分の幅が等しくなるため巻
線の幅の変動がなくなり、巻線間における結合係数のバ
ラツキがなくなる。また、余分な絶縁スペーサーの厚み
がないために巻線間の高結合が達成される。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図を用いて説明
する。
【0009】図1〜図2においてコイルボビン6に巻線
する幅Aに相当する部分にスリット7を形成した絶縁シ
ート8の巻始め端部を熱融着または粘着テープによりコ
イルボビン6に固着し絶縁シート8を巻線の位置を規制
する巻高さFになる回数を巻回し絶縁シート8の巻終わ
り端部を熱融着または粘着テープにより固着し取付け
る。次に図3〜図5において絶縁シート8の巻線する幅
Aに相当する部分9を絶縁シート8の巻回する方向Dと
逆方向Eに回転させることにより取除き巻線スペースを
形成し巻線10を巻回す。これによりコイルボビン6に
残される絶縁シート8は巻線されない部分Bだけとなり
巻線スペースは絶縁シート8の巻線する幅Aに相当する
部分9の幅と等しくなる。したがって安定した巻線スペ
ースをコイルボビン6に形成することが可能となる。ま
た巻線スペースに従来のような絶縁スペーサーの厚みが
ないことにより巻線10と他の巻線間の対向距離を短く
することが可能となる。なおコイルボビン6への絶縁シ
ート8の固着方法として図6の如く絶縁シート8を粘着
テープによる固着部11とポリエステルフィルムによる
絶縁部12から構成してもよい。
【0010】(実施例2)以下、本発明の一実施例を図
を用いて説明する。
【0011】図7は本発明の第2の実施例を示す絶縁シ
ートの斜視図である。図7において図1〜図4と異なる
のはスリット7の鍔側両端部に突起13を形成した点で
ある。
【0012】本実施例によれば巻線の位置を規制する巻
高さFを絶縁シートの厚みのみで形成していたものが突
起13の高さGと絶縁シート14の厚みHで形成するこ
とが可能となる。
【0013】(実施例3)以下、本発明の一実施例を図
を用いて説明する。
【0014】図8は本発明の第3の実施例を示す絶縁シ
ートの斜視図である。図8において図1〜図5と異なる
のは絶縁シートにスリット7aを形成した巻線スペース
部15とスリットが形成されない絶縁部16を有するよ
うに構成した絶縁シート17を用いコイルボビン6に絶
縁部16側の端面を巻始め端部としコイルボビン6に固
着しこの絶縁シート17を前工程の巻線との絶縁に必要
な巻回数と巻線の位置を規制する巻高さFになる回数の
和を巻回す点である。
【0015】本実施例によれば巻線する幅Aに相当する
部分9を絶縁シート17の巻回する方向Dと逆方向Eに
回転させることにより取除く際にスリット7aにより巻
線スペース部15のみを取除くことができスリットのな
い絶縁部16を巻線10と前工程の巻線との絶縁物とし
て構成することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明のコンバータートラ
ンスの製造方法は、コイルボビンに巻線する幅に相当す
る部分にスリットを形成した絶縁シートを巻付け、上記
スリットを形成した絶縁シートの中央部分を取除いて巻
線スペースを形成することにより巻線間の対向距離を維
持しつつ対向面積の幅の変動をなくすることが可能とな
る。
【0017】また、絶縁シートのスリットの鍔側両端部
に突起を形成することにより絶縁シートの巻回しの回数
を低減することが可能となる。
【0018】また、絶縁シートをスリットを形成した巻
線スペース部とスリットが形成されない絶縁部を有する
ように構成することにより巻線間の絶縁工程と絶縁シー
トの取付け工程を同一工程とすることが可能となる。
【0019】以上のように巻線間において高結合で結合
係数のバラツキのない優れたコンバータートランスを安
価に実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すコンバータートラ
ンスの工程図
【図2】同工程図
【図3】同工程図
【図4】同工程図
【図5】同工程図
【図6】同要部である絶縁シートの斜視図
【図7】本発明の第2の実施例を示す絶縁シートの斜視
【図8】本発明の第3の実施例を示す絶縁シートの斜視
【図9】従来のコンバータートランスの工程図
【図10】同工程図
【図11】同工程図
【図12】同要部である絶縁シートの斜視図
【図13】同工程図
【図14】同工程図
【符号の説明】
6 コイルボビン 7 スリット 7a スリット 8 絶縁シート 9 絶縁シートA部分 10 巻線 11 固着部 12 絶縁部 13 突起 14 絶縁シート 15 巻線スペース部 16 絶縁部 17 絶縁シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも両端に鍔を有するコイルボビ
    ンに巻線する幅に相当する部分にスリットを形成した絶
    縁シートを巻付け、上記スリットを形成した絶縁シート
    の中央部分を取除いて巻線スペースを形成し、この巻線
    スペースに巻線を巻回した後磁心を組込むコンバーター
    トランスの製造方法。
  2. 【請求項2】 絶縁シートがスリットの鍔側両端部に突
    起を形成したものである請求項1記載のコンバータート
    ランスの製造方法。
  3. 【請求項3】 絶縁シートがスリットを形成した巻線ス
    ペース部とスリットが形成されない絶縁部を有するよう
    に構成したものである請求項1記載のコンバータートラ
    ンスの製造方法。
JP5335862A 1993-12-28 1993-12-28 コンバータートランスの製造方法 Pending JPH07201626A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281372A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Kijima:Kk 小型昇圧トランス
WO2024042637A1 (ja) * 2022-08-24 2024-02-29 スミダコーポレーション株式会社 トランス、ボビンセットおよびトランスの製造方法

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