JPH0546342Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0546342Y2
JPH0546342Y2 JP19270987U JP19270987U JPH0546342Y2 JP H0546342 Y2 JPH0546342 Y2 JP H0546342Y2 JP 19270987 U JP19270987 U JP 19270987U JP 19270987 U JP19270987 U JP 19270987U JP H0546342 Y2 JPH0546342 Y2 JP H0546342Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
core case
bent
coils
winding start
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19270987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0197619U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19270987U priority Critical patent/JPH0546342Y2/ja
Publication of JPH0197619U publication Critical patent/JPH0197619U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0546342Y2 publication Critical patent/JPH0546342Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えば、テレビジヨン受像機、ビ
デオテープレコーダ等の電子機器のノイズ除去に
用いられるラインフイルタに関する。
(従来の技術) 従来より、この種のラインフイルタとしては、
第5図に示すように、トロイダコアに絶縁を施し
て収容してなるリング状のコアケース1に第1及
び第2のコイル2,3を対向して巻線し、この第
1及び第2のコイル2,3の各巻始め及び巻終り
リード2a及び2b,3a及び3bの基部がコア
ケース1の巻始め及び巻終り部に、例えば接着剤
4により固定される(第6図参照)。このコアケ
ース1に巻線された第1及び第2のコイル2,3
は、第6図に示すようにその巻始め及び巻終りリ
ード2a及び2b,3a及び3bが位置規制用の
端子板5に形成した挿通孔5aに挿通され、端子
として図示しない印刷配線基板に挿着される。
ところで、上記ラインフイルタにあつては、そ
の第1及び第2のコイル2,3の巻始め及び巻終
りリード2a及び2b,3a及び3bの基部をそ
れぞれコアケース1の巻始め部及び巻終り部に固
定することにより、該第1及び第2のコイル2,
3の巻始め及び巻終りリード2a及び2b,3a
及び3bが図示しない印刷配線板に搭載する際、
巻始め及び巻終りリード2a及び2b,3a及び
3bが端子板の挿通孔内を移動するのを防止し
て、その取付け作業の簡略を図つている。このた
め、ラインフイルタの組立て作業では、第1及び
第2のコイル2,3の巻始め及び巻終りリード2
a及び2b,3a及び3bをそれぞれコアケース
1の巻始め部及び巻終り部に固定する作業が非常
に煩雑なものとなつていた。
また、上記ラインフイルタでは、その巻線の
際、第1及び第2のコイル2,3の巻始め及び巻
終りリード2a及び2b,3a及び3bの導出部
における巻線分布を均一に施すのが困難で、イン
ピーダンス特性が不安定であるという問題も有し
ていた。例えば、巻線の分布容量が大きいと、第
1及び第2のコイル2,3の自己共振周波数0
上の周波数においてインピーダンス特性が低下す
ることとなる。
(考案が解決しようとする問題点) 以上述べたように、従来のラインフイルタで
は、コイルの巻始め及び巻終りのリードを固定し
なければならないため、その組立て作業が非常に
煩雑であると共に、コイルの自己共振周波数以上
の周波数におけるインピーダンス特性が低下する
という問題を有していた。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、構成簡易にして、端子の確実な取付けを実現
し得、かつ、インピーダンス特性の向上を図り得
るようにしたラインフイルタを提供することを目
的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案はトロイダルコアが絶縁されて収容さ
れたコアケースに対して一対のコイルを対向させ
て巻線し、前記各コイルの巻始め及び巻終りリー
ドを端子板の挿通孔に挿通して端子とするライン
フイルタを、前記コイルの巻始め及び巻終りリー
ドに、前記コアケースの巻始め及び巻終りの一端
部から該コアケースの軸方向の両端に対向させて
延出させ、この延出位置からコアケースの周囲の
軸方向における逆側の他端方向まで略平行に添わ
せて折曲した後、前記端子板の挿通孔に対向して
折曲させた折曲部を設けて構成したものである。
(作用) 上記構成によれば、コアケースに巻線されたコ
イルはその巻始め及び巻終りリードが印刷配線板
に挿着される際、その折曲部がコアケースの両端
に位置規制され、端子板の挿通孔内の移動が阻止
される。従つて、従来のようにコイルの巻始め及
び巻終りリードを接着等によりコアケースに固着
する作業がなくなることで、可及的に組立て作業
性が容易となる。また、これにより、コイルの巻
始め及び巻終りのリードの導出部の巻線を均一に
施すことが容易となるため、可及的にインピーダ
ンス特性の向上も図れる。
(実施例) 以下、この考案の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
第1図及び第2図はこの考案の一実施例に係る
ラインフイルタを示すもので、トロイダルコアが
絶縁を施されて収容されたリング状のコアケース
10には第1及び第2のコイル11,12(第1
図中では、図の都合上、一方のみを図示)が所定
の間隔を有して巻線される。そして、この第1及
び第2のコイル11,12の各巻始め及び巻終り
リード11a及び11b,12a及び12bはコ
アケース10の軸方向(矢印A方向)の両端部に
互いに対向するように延出される。この巻始め及
び巻終りリード11a及び11b,12a及び1
2bには、コアケース10の両端部からそれぞれ
該コアケース10の周囲に添わせて軸方向に互い
に略平行に折曲させて逆側の一方に導き、さらに
先端部をコアケース10の半径方向(矢印B方
向)に折曲させた折曲部13a及び13b,14
a及び14bが形成される。そして、コアケース
10に巻線された第1及び第2のコイル11,1
2は、その巻始め及び巻終りリード11a及び1
1b,12a及び12bの折曲部13a及び13
b,14a及び14bの先端部が端子板15の挿
通孔15aに挿通された後、図示しない印刷配線
板の電子回路に挿着される。この際、第1及び第
2のコイル11,12の巻始め及び巻終りリード
11a及び11b,12a及び12bはその折曲
部13a及び13b,14a及び14bがコアケ
ース10に当接されて、その移動が規制され、上
記印刷配線板(図示せず)への挿着が確実に行わ
れる。
このように、上記ラインフイルタは、第1及び
第2のコイル11,12の巻始め及び巻終りリー
ド11a及び11b,12a及び12bに対して
略平行にコアケース10の周囲に添つて折曲させ
た折曲部13a及び13b,14a及び14bを
形成し、この折曲部13a及び13b,14a及
び14bでリードの位置規制を行なうように構成
したことにより、従来のように接着剤等を用いて
コアケース10に固着したりする作業がなくなる
ため、可及的に組立て作業の簡略化が図れる。
また、これによれば、第1及び第2のコイル1
1,12の巻始め及び巻終り部における巻線の分
布容量を均一に巻線することが可能なうえ、その
巻線の分布容量の増加を招かないため、可及的に
インピーダンス特性の向上も図れる。すなわち、
上記ラインフイルタは、第1及び第2のコイル1
1,12の巻始め及び巻終りリード11a及び1
1b,12a及び12bが略平行に折曲させた折
曲部13a及び13b,14a及び14bを形成
したことにより、第3図に示すように、そのイン
ピーダンス特性Xが、巻始め及び巻終りリード1
3a及び13b,14a及び14bを、第4図に
示すように、交差して折曲させた場合の如く、巻
線の分布容量の増加を招かないので、そのインピ
ーダンス特性Yに比して、その自己共振周波数0
より高い周波数における高い値を確保することも
できるものである。
なお、上記実施例では、端子板15として、巻
始め及び巻終りリード11a及び11b,12a
及び12bの折曲部13a及び13b,14a及
び14bが略垂直状に挿入される挿通孔15aを
設けたものに適用した場合で説明したが、これに
限ることなく、端子板にリードを略平行に挿入し
てなる案内溝を形成したものにも適用可能で、同
様の効果が期待できる。よつて、この考案は上記
実施例に限ることなく、その他、この考案の要旨
を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ること
は勿論のことである。
[考案の効果] 以上詳述したように、この考案によれば、構成
簡易にして、端子の確実な取付けを実現し得、か
つ、インピーダンス特性の向上を図り得ようにし
たラインフイルタを提供することできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るラインフイ
ルタを示す構成図、第2図は第1図の要部を示す
詳細図、第3図及び第4図は第1図の効果を説明
するために示した図、第5図及び第6図は従来の
ラインフイルタを示す構成図である。 10……コアケース、11,12……第1及び
第2のコイル、11a及び11b,12a及び1
2b……巻始め及び巻終りリード、13a,13
b,14a,14b……折曲部、15……端子
板、15a……挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トロイダルコアに絶縁を施して収容してなるコ
    アケースに対して一対のコイルを対向させて巻線
    し、前記各コイルの巻始め及び巻終りリードを端
    子板の挿通孔に挿通して端子とするラインフイル
    タにおいて、前記コイルの巻始め及び巻終りリー
    ドに、前記コアケースの巻始め及び巻終りの一端
    部から該コアケースの軸方向の両端に対向させて
    延出させ、この延出位置からコアケースの周囲の
    軸方向における逆側の他端方向まで略平行に添わ
    せて折曲した後、前記端子板の挿通孔に対向して
    折曲させた折曲部を設けたことを特徴とするライ
    ンフイルタ。
JP19270987U 1987-12-21 1987-12-21 Expired - Lifetime JPH0546342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19270987U JPH0546342Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19270987U JPH0546342Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0197619U JPH0197619U (ja) 1989-06-29
JPH0546342Y2 true JPH0546342Y2 (ja) 1993-12-03

Family

ID=31483549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19270987U Expired - Lifetime JPH0546342Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0546342Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0197619U (ja) 1989-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0546342Y2 (ja)
JPH039314Y2 (ja)
JPS6116771Y2 (ja)
JPS5836205Y2 (ja) 発電子
JP2587373Y2 (ja) フェライトコア
JPH0325379Y2 (ja)
JPH0227623Y2 (ja)
JPH0799124A (ja) 面実装型コイル
JPH0696971A (ja) インダクタ及び分割形コイルホルダ
JPH0553210U (ja) インダクタンス部品
JPH07231594A (ja) 回転電機の固定子
JPH0670221U (ja) コイル
JPS61134005A (ja) 小型コイル
JPH0514496Y2 (ja)
JPS5948905A (ja) 巻線部品
JPS58275Y2 (ja) コイル
JPH0748434B2 (ja) コイル部品
JPH0117824Y2 (ja)
JPH08306555A (ja) ピン端子付巻枠
JPH1041164A (ja) ブロックフィルタ
JPH07201626A (ja) コンバータートランスの製造方法
JPH066497Y2 (ja) 電源トランス
JPH0645154A (ja) ロータリートランス
JPS62173605A (ja) 回転シリンダ
JPH02174530A (ja) 小型電動機固定子の絶縁構造及び巻線端末処理方法