JPH0392146A - 着脱可能なハンドピーススリーブを備えた歯科用ハンドピース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、駆動シャフトによって回転され得るコレット
によって工具即ち歯科器具が離脱可能に挿入される取り
外し又は着脱可能なハンドピーススリーブと、前記コレ
ットの歯科器具側外側端に設けられた円錐テーパ面と、
スピンドルスリーブの歯科器具側内側端に設けられ、前
記コレットの前記円錐テーパ而と共同する円錐テーパ面
と、前記スピンドルスリーブ上の環状の肩部と締付けス
リーブとの間に挿入され、前記２つのテーパ面の間の接
触を提供するばねとを具備し、前記コレットは前記ハン
ドピーススリーブを回転させることによって歯科器具を
離脱させ得るハンドピースに関する。

〔従来の技術］ この種のハンドピースは、ドイツ公開広報第２２　　３
４　　３２１号に記載されている。特にこの従来例の場
合、ばね張力を発生させ消滅させることによって歯科器
具を締付けるねじ切りされたスリーブの作動時における
動作即ち操作を簡単にすることを目的としており、前記
ねじ切りされたスリーブとハンドピースの内側スリーブ
の内壁との間に形成されたねじ山形状の溝中には、この
溝に適合するような回転体が挿入されている。

［課題を解決するための手段及び作用効果］この従来技
術にはいくつかの欠点がある。第一に、ねじ山形の２つ
の溝及び回転体の挿入は、生産コストを増加させ、部材
の組立てを困難にする。

第二に、締付け力、実質的には調節力が一側にしか適応
されず、歯科器具をセンタリングする力が非常に弱い。

回転体を使用しているにもかかわらず、ねじ山を利用し
ているので、操作時、特に汚れの侵入を防止できない時
、作動は困難となる。

さらに、自動的あるいは自発的なロッキング動作が対抗
し得るので、歯科器具を非常に弱い、不十分な力でしか
所定の位置に保持できない。

本発明の目的は、センタリングを良好にし、これによっ
て歯科器具の真運動即ち゛真回転と、摩擦の少ない、簡
易化されたコレットの締付け及び解放と、コレットを確
実に閉じるハンドピース及び歯科器具の操作及び作動の
保証とを提供するコレットを内蔵した歯科用ハンドピー
スを規定することである。

このハンドピースは、締付けスリーブに対して接触し、
１つあるいはそれ以上の押圧ローラと共同する、好まし
くは２つの転動テーパ面をその上に有する巨転可能な押
圧スリーブを備えている。

この様な構造は、ハンドピーススリーブ及び押圧ローラ
の回転時に、歯科器具側に設けられたコレット及びスピ
ンドルスリーブの円錐テーパ面の相互接触を解放させる
ような範囲にまで、ばねの圧縮力を消滅、少なくとも減
衰させるように、ばねの押圧下で押圧スリーブを軸方向
に移動させる。

本発明の利益は、工具即ち歯科器具を正確にセンタリン
グして締付けることにおいて簡単に確かめられ、器具の
真回転と、容易な操作と、締付け機構の簡単な構造と、
信頼できる締付け動作を伴うハンドピースの作動とを生
じさせ、この結果、器具取り外しによって歯科医が損傷
を与える危険性を排除できる。完全な構成はこれによっ
て簡単になり、製造及びその装置にとって安価になる。

さらに、締付け力は飛躍的に増加する。

［実施例］ ハンドピースは構或的に駆動スリーブ２中の軸方向に挿
入され、単一に構成されたハンドピーススリーブ１より
なる。符号３は、スピンドルスリーブ１３にクロスビン
により接続された締付けスリーブを示す。このスピンド
ルスリーブ１３の、図示しない歯科器具側の端部は、内
周が円錐形状にテーパ付けされている。歯科器具側の端
部が外周でテーパ付けされたコレット４は、歯科器具を
負荷伝導結合状態に保持するように、前記スピンドルス
リーブ１３の端部のテーパ部分と共に作動する。コレッ
ト４内には、歯科器具に接続される器具シャフト５が配
設されている。

符号６は、外側へ放射状に突出する位置決めビンを少な
くとも２個備える配置即ち位置決めスリーブを示す。符
号８は、押圧スリーブ９上の転動テーパ面１０に沿って
転勤する複数の押圧ローラを示す。好ましくは、このよ
うな転動テーパ面１０が２つ形成される。

曲線の矢印１２は、駆動スリーブ２が、ハンドピースス
リーブ１と駆動スリーブ２との間の負荷伝導結合を解放
するようにハンドピーススリーブ１に対して回転する様
子を示す。

前記スピンドルスリーブ１３には、環状の肩部が設けら
れ、この肩部に対してばね１４が一端部で支持され、こ
のばね１４は締付けスリーブ３に対して接触する他端部
を有し、この締付けスリーブ３は、歯科器具に向かって
伸びるコレット４及びスピンドルスリーブ１３の夫々の
円錐テーパ而間の接触を形成する。この結果、コレット
４は器具シャフト５を内側に押圧し、かくして歯科器具
の負荷伝達、即ち保持を果す。この保持は、歯科器具が
この位置において前に動かない程度に強く、又、駆動モ
ータから歯科器具へのトルクの伝導をも果し得る。

第３図は、ハンドピーススリーブ１と駆動スリーブ２と
が結合した状態において、拘束即ちロッキングがそれに
よって達成され得るようなラッチ機構を示す。図中の矢
印１５は、前記ハンドピーススリーブ１と駆動スリーブ
２との結合状態において、駆動スリーブ２に対するハン
ドピーススリーブ１の移動方向を示す。

内側スリーブ１６は、ハンドピーススリーブ１中に密接
状態で挿入される。この内側スリーブ１６は、その右側
端部に外側環状溝１６ａを備えている。片状に形成され
、好ましくは板ばねにより形成されたばね１８によって
外側に押圧を受けるラッチ要素１７は、この外側環状溝
１６ａに挿入されている。係止動作を達成するために、
ハンドピーススリーブ１は、その右側端部にスリーブ１
，２間の摺動に伴ってラッチ要素１７の前方の突起部１
７ａと噛み合う内側環状満１ａを備えている。

ラッチ要素１７の後方の突起部１７ａは、駆動スリーブ
２中に形成された内側環状溝２ａと噛み合う。この駆動
スリーブ２は、セッティングばね２０によって内側スリ
ーブ１６に対して支持されている。

内側突起部１７ｂと、内側スリーブ１６外側に形成され
た外側環状溝２ｂとの噛み合いは、ラッチ要素１７の軸
方向への移動を防止している。駆動スリーブ２の内壁が
内側スリーブ１６を包囲している限りは、突起部は駆動
スリーブ２により保持され、欠落が防止される。

器具シャフト５と同心的に延出するように形成されたシ
ャフト１１上には、図示しない駆動モータのシャフトと
の接続を提供するカップリング要素となっている従動部
材１９が配置されている。

第５図からもわかるように、位置決めスリーブ６は、軸
方向即ち長手方向に延出した少なくとも２個のスロット
６ａと共同する。前記スロット６ａ中へ、押圧スリーブ
９の位置決めピン７が、軸方向へと移動可能に噛み合っ
ている。

位置決めスリーブ６は、ばね２１によってハンドピース
スリーブ１に支持されている。

第３図は、ハンドピーススリーブ１が駆動スリーブ２に
挿入される様子を示す。即ち、ハンドピーススリーブ１
が駆動スリーブ２に挿入され、矢印１５の方向に軸移動
させられる。これによって、ハンドピーススリーブ１の
右側端部は、これに形成された図示しない長溝中を前方
の突起部１７ａが摺動し、やがてこの突起部１７ａがハ
ントビーススリーブ１に形成された内側環状溝１ａ中に
ばね１８の押圧力により係合する。同時に、後方の突起
部１７ａは駆動スリーブ２中に形成された内側環状溝２
ａへ噛み合う。この後、ノ＼ンドピーススリーブ１は決
められた角度で駆動スリーブ２に対して曲線の矢印１２
と反対の方向に回転せられる。従って、ラッチ要素１７
上の前記前方の突起部１７ａは、長溝の領域より外れ、
矢印１５の反対方向への引っ張りによって内側環状溝１
ａの右側端部の後ろにそれ自身が位置し、これによって
負荷伝導接触の張力即ち引張り力に対して対抗する。か
くして、この位置で２つのスリーブ１．２は、いかなる
軸方向の分離力に対してもバイオネット状態で結合して
いる。

この結合を解放させるために、最初ハンドピーススリー
ブ１は、矢印１２（第２図）の領域即ち方向に駆動スリ
ーブ２に対してバイオネット方式で回転する。次１ご、
２つのスリーブ１．２は矢印１５と反対方向に互いに分
離される。

特記すべきは、ハンドピーススリーブ１を回転させた時
、これと共に複数の押圧ローラが同時に回転する、とい
うことである。これら押圧ローラは、押圧スリーブ９上
の転動テーパ面１０に沿って転勤する。つまり第２図に
示すように、直径に沿って互いに向き合って配設された
２つの押圧ローラ８のうちの１つが、転勤テーパ面の手
前の縁、即ち前縁に対して奥手即ち後方より当接し、そ
の結果互いに相反して接触する押圧スリーブ９及び締付
けスリーブ３は左側へ押圧され、ハンドピーススリーブ
１が矢印１２方向へ押圧スリーブ８を伴って反転即ち回
転するに従って、コレッ・ト４が閉じられるようにばね
１４が押圧され、このばねの圧縮力がコレット４中の歯
科器具の負荷伝導締付け支持からの解放を引き起こすま
で減衰されるように、抑圧スリーブ９はばね１４の圧縮
力に応じて右側に動かされる。この後、歯科器具は第２
図に示すように前方へ取り出され得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のハンドピースの構造を示す縦
断面図、 第２図はハンドピースの内部構造の細部を示す第１図と
同様の縦断面図、 第３図はハンドピースの細部を示す拡大縦断面図、 第４図は本発明に従って構成されたハンドピースの内側
の構成要素を示す、一部破断した側面図、第５図は部材
を一部省略した、歯科器具側のハンドピースの端部を示
す側面図、 第６図は第５図におけるハンドピースをＶｌ−Ｖｌ線で
切断した断面図である。 １・・・ハンドピーススリーブ、１ａ・・・内側環状溝
、２・・・駆動スリーブ、２ａ・・・内側環状溝、３・
・・締付けスリーブ、４・・・コレット、１０・・・転
動テーパ面、１６・・・内側スリーブ、１６ａ・・・外
側環状溝、１７・・・ラッチ要素、１７ａ・・・突起部
、１７ｂ・・・内側突起部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、駆動シャフトによって回転されるコレットを介して
   、中に歯科器具が離脱可能に挿入される歯科器具用の着
   脱可能なハンドピーススリーブと、前記コレットの歯科
   器具側外周端に設けられ、スピンドルスリーブの端部に
   設けられた円錐テーパ面と共同する円錐テーパ面と、 前記スピンドルスリーブの環状の肩部と締付けスリーブ
   との間に挿入され、前記歯科器具に面する前記両円錐テ
   ーパ面間の相互接触を果たすばねと、 転動テーパ面を有し、前記ハンドピーススリーブ内で前
   記締付けスリーブと接触する回転可能な押圧スリーブと
   、 前記ハンドピーススリーブ及び前記押圧ローラの回転に
   よって、前記コレットと前記スピンドルスリーブとの歯
   科器具側の両円錐テーパ面間の結合を解放させるような
   ばねの押圧力に従って前記押圧スリーブが軸方向に移動
   するように前記転動テーパ面と共同する少なくとも１つ
   の押圧ローラとを具備し、 前記コレットは前記ハンドピーススリーブを回転させる
   ことによって解放可能であることを特徴とする歯科用ハ
   ンドピース。 ２、前記押圧ローラは２つであることを特徴とする、請
   求項１記載の歯科用ハンドピース。 ３、前記両押圧ローラは直径方向に互いに対面するよう
   に位置することを特徴とする、請求項２記載の歯科用ハ
   ンドピース。 ４、前記ハンドピースの回転は、軸方向の引っ張りに応
   じて互いに分れるように前記ハンドピーススリーブと駆
   動スリーブとのバイオネット結合手段を解放させること
   を特徴とする、請求項１記載の歯科用ハンドピース。 ５、前記バイオネット結合手段は、その上に複数の突起
   部を有する片状のラッチ要素を備えるラッチ手段を具備
   し、前記複数の突起部は、前記ハンドピーススリーブ内
   に配設された内側スリーブ上に形成された外側環状溝へ
   挿入されるばねの外側への押圧力によって、前記ハンド
   ピーススリーブ及び前記駆動スリーブ中に形成された外
   側環状溝と夫々噛み合うことを特徴とする、請求項４記
   載の歯科用ハンドピース。 ６、前記内側スリーブは、組み立てられた状態において
   前記駆動スリーブの内壁へ延出し、この内壁付近に外側
   環状溝を備え、前記ラッチ要素は、前記外側環状溝と噛
   み合う内側突起部を備え、この位置に前記駆動スリーブ
   の内壁によって保持されることを特徴とする、請求項５
   記載の歯科用ハンドピース。