JPH038489Y2 - - Google Patents

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JPH038489Y2
JPH038489Y2 JP1984193885U JP19388584U JPH038489Y2 JP H038489 Y2 JPH038489 Y2 JP H038489Y2 JP 1984193885 U JP1984193885 U JP 1984193885U JP 19388584 U JP19388584 U JP 19388584U JP H038489 Y2 JPH038489 Y2 JP H038489Y2
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locking
roof
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は車両用可動ルーフのロツク装置に係
り、特にその小形化を図つたものである。
「従来技術」 従来、車両屋根に開口を形成し、この屋根開口
に着脱自在又は開閉自在な可動ルーフを取り付け
た車両が知られているが、実開昭56−30114号公
報に記載された車両用着脱ルーフのロツク装置
は、このような可動ルーフに用いることのできる
ロツク装置の一例である。
この装置は第10図に示す如く可動ルーフの内
壁面に回動可能に取り付けられたハンドル部材1
8と、固定ルーフ側に取り付けられた基台16
と、この基台16とハンドル部材18とを連結す
るリンク部材20,21とより可動ルーフ開閉機
構Bを構成し、更に可動ルーフを閉じた時に上記
基台16に対してハンドル部材18を固定保持す
るためのロツク機構Cを基台16に設けたもの
で、第11図に示すサンルーフ形自動車等に用い
られる。即ちサンルーフ形自動車aはルーフパネ
ルbに前部の開口Cを設け、この開口Cの端部に
取り付けたヒンジdにより開Cを開閉する可動ル
ーフを構成する窓板eを揺動自在に支承してい
る。fは後部の開口に取り付けた嵌め殺し式のサ
ンルーフである。
「従来技術の問題点」 上記従来のロツク装置は車両の振動等によつて
は簡単に開放されず、故意に特定の操作をしなけ
れば開くことがないので安全性に優れたものであ
るが、現状の構造では幾分大形すぎて手狭まな車
室内に取り付けるには不便であるとの欠点を有す
るものである。また可動ルーフを開いた時に固定
する機能を有しておらず不安定であるとの欠点も
あつた。
「考案の目的」 従つて本考案の目的は上記従来の車両用可動ル
ーフのロツク装置の長所を維持しつつその小形化
及び開時の安定化を図ることである。
「考案の構成」 上記目的を達成するために本考案が、採用する
主たる手段は、可動ルーフ内壁面に回動可能に取
付けられたハンドル部材と、固定ルーフ側に取付
けられた基台と、該基台とハンドル部材とを連結
するリンク部材とを有してなる車両用可動ルーフ
開閉機構において、上記ハンドル部材の側部に操
作用の掛り部を凹設すると共に、上記リンク部材
の上記基台側の端部を該基台の中心方向へ向けて
屈曲させ、この屈曲部分と上記基台とを係合させ
ることにより上記可動ルーフを開いた時に基台に
対してハンドル部材を固定保持するロツク機構を
設けた点である。
「実施例」 続いて本考案を具体化した実施例について説明
する。ここに第1図は本考案の一実施例に係るロ
ツク装置の取り付け状態を示す側面図で、可動ル
ーフを閉じた状態を示すもの、第2図は可動ルー
フを開いた状態を示す側面図、第3図は同実施例
に用いるハンドル部材に対するリンク部材の取付
状態を示す平面図、第4図は第3図におけるA−
A矢視断面図、第5図は第3図におけるB矢視
図、第6図は同実施例に用いることのできる基台
の構造を示す平面図、第7図は同側面図、第8図
はハンドル部材単体の構造を示す平面図、第9図
は第8図におけるC矢視図である。
第1図において30は車体の前後方向に設けら
れた補強部材の一例であるサイドメンバーであ
り、その上端部にブラケツト31を介して取付部
材32が設けられ、この取付部材32にボルト3
3によつてロツク装置Rの一部を構成する基台3
4が固定されている。基台34は第6図及び第7
図に示す如く上記ボルト33を挿入するための取
付孔35が一体に形成され、他端両角部に片面側
に突出する膨出部36がそれぞれ形成されてい
る。この膨出部36の先端部分には両膨出部36
の内側へ向かつて出没自在に取り付けた係合ピン
37を摺動自在に挿入するためのピン挿入孔38
がそれぞれ形成されており、この係合ピン挿入孔
38に装着された圧縮スプリング39によつて係
合ピン37が膨出部36,36の内側方向へ弾性
的に付勢されている。上記両膨出部36にはピン
挿入孔38とlの距離離れた位置に係止孔40が
それぞれ穿設されている。上記ピン挿入孔38,
38及び係止孔40,40は共に基台34の中心
線jに対して直角の方向に形成されている。
なお基台34の表面には後記するハンドル部材
41と基台34との当接部分における摩耗を防止
するための樹脂板42が接着されている。
第1図に示す如く前記係止孔40にはリンク部
材43の先端に設けられた係止ピン44が回転自
在に挿入されている。この係止ピン44を設けた
リンク部材43は、第3図に示す如く左右一対設
けられており、その他端に前記係止ピン44と平
行の支持軸45が固着され、第3図に示す平面状
態において前記係止ピン44及び支持軸45を含
めて略クランク状に形成され、基台34に取り付
ける係止ピン44側の端部がロツク装置の中心線
である基台34の中心線jの方向、即ち内側の方
向へ向けて屈曲形成されている。このリンク部材
43の最も内側の屈曲部分46の外側面にはそれ
ぞれ保持穴47が形成されている。また上記支持
軸45はそれぞれ前記ハンドル部材41の先端に
形成した一対の取付部48に穿つた取付孔49に
回動自在に嵌入されており、両支持軸45,45
の間に縮着した圧縮スプリング50によつて常時
外方向に押圧付勢されている。この付勢力により
係止ピン44の前記係止孔40に対する挿入状態
が維持される。51は、支持軸45に摺動自在に
嵌入され、支持軸45の同軸状態を維持するため
の案内部材であり、52は支持軸45の取付孔4
9からの抜け止めのための鍔である。また前記係
止ピン44と、保持穴47との距離は第6図に示
した係止孔40とピン挿入孔38との距離lに等
しく構成されている。
前記したようにリンク部材43によつて基台3
4に連結されたハンドル部材41は、第3図、第
8図及び第9図に示す如く、その左右端部に側壁
53がそれぞれ一体状に形成され、両側壁を貫通
して形成した支持孔54を有している。上記支持
孔54にはロツド55が回動自在に装着されてお
り、このロツド55の両端に取り付けたブラケツ
ト56,56が図示せぬボルト等によつて可動ル
ーフ57に固定されている。ハンドル部材41の
前記側壁53の外壁面58は湾曲状に成形されて
操作用の掛り部が凹設され、第9図に示す如くハ
ンドル部材41を基台34から指59によつて引
き離す時の指の掛りを容易とするように構成され
ている。
前記可動ルーフ57の端部にはルーフパネル6
0の端部61との当接によつて、シール機能を発
揮するシールゴム62が取り付けられ、且つルー
フパネル60の端部61の先端部分には乗客の安
全を図るためのゴム材63が取り付けられてい
る。
次に上記実施例をその作用に付いて更に詳しく
説明する。第1図に示したのは全体をRで示すロ
ツク装置が折り畳まれた状態で、従つて可動ルー
フ57が閉じられた状態のものを示している。こ
の状態においては、リンク部材43が基台34に
最も近接する位置まて係止孔40に挿入された係
止ピン44を中心として時計方向へ揺動してお
り、係合ピン37はリンク部材43の保持穴47
とは一致しない位置にある。そして、リンク部材
43は基台34に対して回動可能であるが、ブラ
ケツト56はシール部材62の弾性により外方向
(車外方向)へ付勢されていると共に、リンク部
材43の回動中心である係止ピン44の中心がロ
ツド55の中心と支持軸45の中心とを結ぶ線よ
り内側(車内側)に位置しているためハンドル部
材41には上記ロツド55を中心として第1図に
おける時計方向(外方向)の力が作用している。
これは、上記係止ピン44が上記ロツド55を中
心として揺動された上記ハンドル部材41に関す
る回動死点を通過した位置にて、上記シール部材
62の弾性力が上記ハンドル部材41に作用して
いることによる。従つてハンドル部材41、リン
ク部材43は第1図に示した状態から容易に動く
ことができない。この状態ではリンク部材43の
支持軸45が基台34の根本部分、即ちその取付
用のボルト33に最も近い位置をとつているた
め、ブラケツト56、ロツド55を介してハンド
ル部材41に引つ張られた可動ルーフ57は最も
閉じた状態となり、その端部に設けたシールゴム
62がルーフパネル60の端部61に押し付けら
れ、開口cが全閉となつている。この時点でハン
ドル部材41の取付部48が基台34の表面に取
り付けた樹脂板42に当接している。
可動ルーフ57を開く場合には、第9図に示す
ように指59によつてハンドル部材41を持ち、
矢印64で示すようにハンドル部材41を基台3
4から引き離す方向へ引つ張る。ハンドル部材4
1は、前記のように係止ピン44が回動死点を通
過していることのみによつて基台34に一体的に
保持されているものであるから、上記のようなハ
ンドル部材41を基台34から引き離す方向の力
を加えると、容易にロツド55を中心として回動
可能となると共にリンク部材43が係止ピン44
を中心として回動することになる。リンク部材4
3の先端に設けた支持軸45の回動軌跡がkで表
されている。このように支持45が回動していく
と、この支持軸45から一定距離離れたロツド5
5の位置も移動していき、最終的に第2図に示し
た可動ルーフ57の全開状態となる。この時点で
係合ピン37はリンク部材43の保持穴47に嵌
入され、この保持穴47内に圧縮スプリング39
によつて圧入されているため、上記係止ピン44
と係止孔40との嵌合及び係合ピン37と保持穴
47との係合によつてリンク部材43が基台34
に一体的に保持され、可動ルーフ57のロツク状
態が完了する。
逆に第2図に示す全開状態からハンドル部材4
1を第2図における矢印65で示す如く移動させ
ると、基台34側の係合ピン37が圧縮スプリン
グ39に逆らつて一旦ピン挿入孔38内に押し込
められ、ロツク状態から開放され、更にハンドル
部材41を矢印65の方向に回動させることによ
つて可動ルーフ57の全閉状態(第1図示)を得
る。
「考案の効果」 本考案は以上述べたように、可動ルーフ内壁面
に回動可能に取付けられたハンドル部材と、固定
ルーフ側に取付けられた基台と、該基台とハンド
ル部材とを連結するリンク部材とを有してなる車
両用可動ルーフ開閉機構において、上記ハンドル
部材の側部に操作用の掛り部を凹設すると共に、
上記リンク部材の上記基台側の端部を該基台の中
心方向へ向けて屈曲させ、この屈曲部分と上記基
台とを係合させることにより上記可動ルーフを開
いた時に基台に対してハンドル部材を固定保持す
るロツク機構を設けたことを特徴とする車両用可
動ルーフのロツク装置であるから、リンク部材が
直線状である従来のロツク装置と較べてリンク部
材の基台に対する一対の係止部の距離を小さくし
て特に幅方向に関して小型化することができ、こ
れにより係止部全体を覆うハンドル部材をも小型
化に構成することが可能となつた。また、上記の
ように小型化されたハンドル部材の側部に操作用
の掛り部が凹設されているため、該ハンドル部材
自体が不必要に大きくなるとい不都合も回避され
る。更に、可動ルーフを全開位置でロツクするこ
とができるので風圧等によつて突然可動ルーフが
閉まつたりする危険性がなく、車両の安全性を向
上させることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るロツク装置の
取り付け状態を示す側面図で、可動ルーフを閉じ
た状態を示すもの、第2図は可動ルーフを開いた
状態を示す側面図、第3図は同実施例に用いるハ
ンドル部材に対するリンク部材の取付状態を示す
平面図、第4図は第3図におけるA−A矢視断面
図、第5図は第3図におけるB矢視図、第6図は
同実施例に用いることのできる基台の構造を示す
平面図、第7図は同側面図、第8図はハンドル部
材単体の構造を示す平面図、第9図は第8図にお
けるC矢視図、第10図は従来の可動ルーフロツ
ク構造を示す平面図、第11図は本考案にかかる
ロツク装置を用いることのできる車両の一例とし
てのサンルーフ型自動車の斜視図である。 符合の説明、34……基台、37……係合ピ
ン、38……ピン挿入孔、39……圧縮スプリン
グ、40……係止孔、41……ハンドル部材、4
2……樹脂板、43……リンク部材、44……係
止ピン、45……支持軸、47……保持穴、57
……可動ルーフ、53……側壁、58……外壁
面、60……ルーフパネル、62……シールゴ
ム、l……距離、R……ロツク装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動ルーフ内壁面に回動可能に取付けられたハ
    ンドル部材と、固定ルーフ側に取付けられた基台
    と、該基台とハンドル部材とを連結するリンク部
    材とを有してなる車両用可動ルーフ開閉機構にお
    いて、上記ハンドル部材の側部に操作用の掛り部
    を凹設すると共に、上記リンク部材の上記基台側
    の端部を該基台の中心方向へ向けて屈曲させ、こ
    の屈曲部分と上記基台とを係合させることにより
    上記可動ルーフを開いた時に基台に対してハンド
    ル部材を固定保持するロツク機構を設けたことを
    特徴とする車両用可動ルーフのロツク装置。
JP1984193885U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH038489Y2 (ja)

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JP1984193885U JPH038489Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

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JPS61107629U JPS61107629U (ja) 1986-07-08
JPH038489Y2 true JPH038489Y2 (ja) 1991-03-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610891B2 (ja) * 1974-11-21 1981-03-11

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610891U (ja) * 1979-07-06 1981-01-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610891B2 (ja) * 1974-11-21 1981-03-11

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