JPH038341A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH038341A
JPH038341A JP14223189A JP14223189A JPH038341A JP H038341 A JPH038341 A JP H038341A JP 14223189 A JP14223189 A JP 14223189A JP 14223189 A JP14223189 A JP 14223189A JP H038341 A JPH038341 A JP H038341A
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Toshihiko Hamazaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、エミッタ領域を共通として横方向に形成さ
れた一対のバイポーラトランジスタからなる半導体装置
に関する。
(従来の技術) 従来、コレクター基板間容量(CT S )を低減する
目的で提案されたバイポーラトランジスタとしては、例
えば第5図に示す断面構造のものがある。
第5図に示すバイポーラトランジスタは、P型のシリコ
ン基板1側の下部にN1型のエミッタ領域2が形成され
、周囲にP+型のベース領域3が形成されたP型のベー
ス領域4を介して基板1の上部にN型及びN+型のコレ
クタ領域5が形成されており、酸化膜6によって周囲の
素子と絶縁分離されている。
このような構造にあっては、コレクタ領域5と基板1間
の容量はなくなり、コレクタ応答が大幅に改善され、動
作速度を向上させることが可能となる。
このような構造のバイポーラトランジスタを電流切換形
回路(CML : Current  Mode Lo
gic)に適用した例を、第6図の断面構造図に示す。
第6図に示すCMLは、第5図に示した構造の一対のバ
イポーラトランジスタをエミッタ領域2を共通とし、酸
化膜6からなる素子分離領域を介して横方向に隣接して
形成したものである。
このような構造にあっては、一対のバイポーラトランジ
スタ間に素子分離領域を設けなければならない。この素
子分離領域は、第6図に示すその幅の最小寸法が製造工
程におけるリングラフィ技術によって決定される。また
、コレクタ領域5上のコレクタ電極7とエミッタ領域と
の位置合せには、ある程度の余裕が必要となるため、第
5図に示す酸化膜6間の寸法を狭めることは極めて困難
である。
このため、第6図に示すCML構造にあっては、その占
有面積を縮少することに限界が生じる。
一方、真性トランジスタ領域の幅寸法は、N+型のコレ
クタ領域5を形成するために酸化膜6に開口された開口
部の開口幅によって決定される。
この開口幅はリソグラフィー技術に依存するため、その
最小幅には限界がある。
このため、ベース領域4の縮少にも限界が生じ、ベース
抵抗の低減を困難にしていた。
また、ベース領域4とエミッタ領域間及びベース領域4
とコレクタ領域5間の接合が、真性トランジスタ領域と
なる部分以外にも存在するため、これらの接合に接合容
量が生じる。これらの接合容量は、接合面積に比例する
ため、その容量値は開口幅に依存することになる。した
がって、これらの接合容量にあっても、ベース抵抗と同
様に低減が困難であり、リソグラフィ技術で規定される
限界があった。
(発明が解決しようとする課題) このように、第5図に示したバイポーラトランジスタを
第6図に示したように隣接形成して構成されたCML回
路にあっては、構造上及び製造技術上の理由から、スケ
ーリングによる回路面積の縮少化及びベース抵抗や接合
容量の低減化には限界が生じ、回路面積の縮少化、ベー
ス抵抗及び接合容量の低減を極めて困難にしていた。こ
のことは、高集積化や動作遅延時間の短縮化に大きな障
害となっていた。
そこで、この発明は、上記に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、構成の小型化及び動作速度の
高速化を図った一対のバイポーラトランジスタからなる
半導体装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、絶縁膜上に薄
膜化されて形成された半導体膜の横方向に、それぞれの
ベース領域及びコレクタ領域が両側に形成されたエミッ
タ領域を共通とする一対のバイポーラトランジスタが形
成されてなる半導体装置を提供する。
(作用) 上記構成において、この発明は、一対のバイポーラトラ
ンジスタを絶縁膜上に薄膜化された半導体膜を真性トラ
ンジスタ領域として形成し、エミッタ領域を共通として
その両側にそれぞれトランジスタのベース領域及びコレ
クタ領域を横方向に配置形成するようにしている。
(実施例) 以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係る半導体装置の構造を
示す断面図である。同図は、SOf (S111con
  On I n5ulator)膜にエミッタ領域を
共通として形成された一対のNPN型のバイポーラトラ
ンジスタの構造を示したものである。
第1図において、シリコン基板11上には、絶縁膜とな
るシリコンの酸化膜12が形成され、この酸化膜12上
には、N型の単結晶シリコン膜(SOf膜)13が0.
1a程度に薄膜化されて形成されている。
SOI膜13には、その略中央部にN+型のエミッタ領
域14が形成され、エミッタ領域14を挾み込むように
その両側に一対のベース領域15a、15bが、それぞ
れ分離されて形成されている。それぞれのベース領域1
5a 、  15bの外側に、すなわち、それぞれのベ
ース領域15a、15bを共通のエミッタ領域14とで
挾み込むように、N型及びN+型からなる一対のコレク
タ領域16a 、  16bがそれぞれ分離されて形成
されている。
これにより、一対のバイポーラトランジスタは、共通の
エミッタ領域14、ベース領域15a、コレクタ領域1
6aからなる一方のバイポーラトランジスタと、共通の
エミッタ領域14、ベース領域15b1コレクタ領域1
6bからなる他方のバイポーラトランジスタが、SOI
膜13の横方向に平面的に形成されて構成されている。
エミッタ領域14上には、この領域が真性エミッタ領域
となるのに対して、外部エミッタ領域となるN+型の多
結晶シリコン膜17が形成され、この多結晶シリコン膜
17上にエミッタ電極18が形成されている。
それぞれのベース領域15a 、  15b上には、こ
れらの領域が真性ベース領域となるのに対して、外部ベ
ース領域となるP+型の多結晶シリコン膜19a 、 
 19bが、シリコンの酸化膜20及び窒化膜21によ
り周囲と絶縁されて形成されている。
それぞれの多結晶シリコン膜19a 、  19t)上
には、ベース電極22a、22bが形成されている。
N+型のそれぞれのコレクタ領域16には、コレクタ電
極23a、23bが形成されている。
次に、上記構造の一製造方法を第2図に示す工程断面図
を用いて説明する。
まず、シリコン基板11上に熱酸化法により酸化膜12
を形成した後、この酸化膜12上にN型の不純物を10
” cr3程度含むシリコンの単結晶膜を100OA程
度の厚さに薄膜化して堆積形成する。続いて、この単結
晶膜を形成しようとする一対のバイポーラトランジスタ
における真性トランジスタ領域の寸法に応じてパターニ
ングして、Sol膜13を形成する(第2図(a))。
次に、Sol膜13の表面に酸化膜20を200人程度
の厚さに形成する。続いて、全面にシリコンの窒化膜2
1を500人程度の厚さに形成する(第2図(b))。
次に、窒化膜21上にレジストパターン24を形成し、
これをマスクとしてN型の不純物となるAsをSol膜
13に高程度にイオン注入して、N1型のコレクタ領域
16a 、  16bをSol膜13の両端部に形成す
る(第2図(C))。
次に、レジストパターン24を除去した後、全面にボロ
ンを不純物として10” c「3程度含むP1型の多結
晶シリコン膜19を形成する。その後、SOI膜13の
略中央部上の多結晶シリコン膜19に開口部25をRI
E法により形成する。
続いて、多結晶シリコン膜19の表面に熱酸化法により
酸化膜20を形成する(第2図(d))。
次に、開口部25の下部及び多結晶シリコン膜19の両
端下部の窒化膜21及び酸化膜20をウェットエツチン
グ法によって除去する。その後、多結晶シリコンを全面
に堆積形成し、P+型の多結晶シリコン膜19の両端下
部とSol膜13との間に堆積された多結晶シリコン膜
26が残存すように、堆積された多結晶シリコンをエッ
チバック法によりエツチング除去する(第2図(0))
次に、熱酸化法によりP+型の多結晶シリコン膜19の
両端下部に形成されたそれぞれの多結晶シリコン膜26
の側壁に酸化膜20を形成する。
この熱処理によって、酸化膜20の形成と同時に、P+
型の多結晶シリコン膜19に導入されたボロンをSol
膜1膜中3中散させる。これにより、一対のP型のベー
ス領域15a 、  15bをSOI膜13に形成する
。続いて、上記の熱酸化により開口部25下の表面に形
成された酸化膜(図示せず)を除去した後、リンを不純
物として102e「3程度含む不純物濃度の高い多結晶
シリコン膜17を開口部25が埋込まれるように全面に
堆積形成する。その後、開口部25に埋込まれた多結晶
シリコン膜17の高さが酸化膜20の表面と同程度とな
るように、堆積形成された多結晶シリコン膜17をエッ
チバック法によりエツチング除去する。ひき続いて、開
口部25内に形成された多結晶シリコン膜17からリン
を熱アニールによりSOI膜13に拡散させる。これに
より、P型のベース領域15a、15b間にそれぞれの
領域と接合されるN+型のエミッタ領域14を形成する
その後、エミッタ領域14上を略中央としてN型のコレ
クタ領域16a 、  16b上の表面にわたってレジ
ストパターン27を形成する(第2図(「))。
次に、レジストパターン27をマスクとして、RIE法
により酸化膜20、P+型の多結晶シリコン膜19及び
窒化膜21をエツチング除去する。
その後、P+型の多結晶シリコン膜の露出された側壁に
酸化膜20を形成する。これにより、周囲を酸化膜20
及び窒化膜21で囲まれた多結晶シリコン膜19a 、
  19bからなるそれぞれの外部ベース領域が形成さ
れる(第2図(g))。
次に、レジストパターン27を除去した後、それぞれの
多結晶シリコン膜19a 、  19b上の一部の酸化
膜20を開口し、それぞれの多結晶シリコン膜19a 
、  19bにベース電極22a、22bを形成する。
また、N+型のコレクタ領域16a、16bを被覆して
いる酸化膜20の一部を除去して、それぞれのN+型の
コレクタ領域16a。
16bにコレクタ電極23a、23bを形成する。
さらに、N+型の多結晶シリコン膜17上にエミッタ電
極18を形成し、第1図に示す構造の一対のバイポーラ
トランジスタが完成する(第2図(h))。
このようにして製造される第1図に示す構造にあっては
、SOI膜13で形成された一対のバイポーラトランジ
スタにおける真性トランジスタ領域の幅に相当するその
膜厚が、既存の製造技術では0.1a程度にまで容易に
薄膜化が可能となる。
さらに、真性ベース領域15a 、  15bは、外部
ベース領域となる多結晶シリコン膜19a、19bから
の拡散速度の速いボロンの拡散によってP型に不純物化
される。これらのことから、ベース領域15a 、  
15bは高濃度化が可能となり、ベース抵抗を低減する
ことができる。
また、真性トランジスタ領域となるSol膜13は、そ
の周囲の大部分が絶縁膜で覆われているため、トランジ
スタを構成するそれぞれの領域の寄生容量が低減される
さらに、ベース領域15a、15bとエミッタ領域14
との接合面積及び、ベース領域15a。
15bとコレクタ領域16a 、  16bとの接合面
積は、Sol膜13の膜厚で決定され、この膜厚を薄膜
化することが可能であることから、それぞれの領域の接
合容量が低減される。
この結果、これらベース抵抗と接合及び寄生容量の低減
により、高速動作が可能となる。
一方、一対のバイポーラトランジスタは、それぞれのベ
ース領域15a、15b及びコレクタ領域16a 、 
 16bが共通のエミッタ領域14によって分離されて
いる。したがって、従来構造のように両トランジスタを
分離するための分離領域を必要としない。すなわち、エ
ミッタ領域14が両バイポーラトランジスタの分離領域
を兼用していることになる。これにより、一対のバイポ
ーラトランジスタからなるCML回路の回路面積は、基
本的にトランジスタの真性領域の面積によって決定され
るので、回路面積の縮少化が可能となる。
次に、この発明の他の実施例を説明する。
第3図はこの発明の他の実施例の構造を示す断面図であ
る。
この実施例の特徴とするところは、第1図に示した構造
に対して、P型のシリコン基板3】中に形成されたN型
の高濃度な不純物領域32を種部として、酸化膜12中
のN+型の不純物領域33及びSol膜13を形成した
ことにある。なお、第3図において、第1図と同符号の
ものは同一機能を有するものであり、その説明は省略す
る。
このような構造にあっては、前記実施例と同様の効果を
得ることができるとともに、Sol膜13の略中央部に
形成されるエミッタ領域14がN1型の不純物領域32
.33と一体化されて、トランジスタの動作時に発生す
る熱が基板31に効率良く伝導されるため、熱によるト
ランジスタの加熱が抑制され、熱に対して動作の安定性
を図ることができる。
次に、第3図に示す構造の一製造方法を第4図に示す工
程断面図を参照して説明する。
まず、P型のシリコン基板31にN型の不純物を選択的
にイオン注入して、N+型の不純物領域33をシリコン
基板31中に形成する。続いて、シリコン基板31の表
面に酸化膜12を堆積形成した後、不純物領域33上に
形成された酸化膜12の一部を除去して、開口部を設け
る。その後、不純物領域33を種部として固相エピタキ
シャル法により、N型のシリコン単結晶II(Sol膜
)13を成長形成する(第4図(a))。
次に、第2図(b)乃至第2図(0)と同様な第4図(
b)乃至第4図(e)に示す工程を経て、第4図(e)
に示す構造を得る。
次に、第2図(f)に示したと同様にして、ベース領域
15a 、  15b及びエミッタ領域14を形成する
。その後、エミッタ領域14上を略中央として開口部が
埋込まれてN型のコレクタ領域16a、16b上の表面
にわたってレジストパターン34を形成する(第4図(
「))。
次に、第2図(g)に示したと同様の工程を経て、第4
図(g)に示すようなエミッタ領域14上に酸化膜20
が形成された構造を得る。
次に、第2図(h)で示したと同様の工程を経て、ベー
ス電極22a、22b及びコレクタ電極23a、23.
bを形成し、第3図に示す構造の一対のバイポーラトラ
ンジスタが形成される(第4図(h))。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、絶縁膜上に薄
膜化されて形成された半導体膜を真性トランジスタ領域
とし、エミッタ領域を共通としてその両側にそれぞれの
バイポーラトランジスタのベース領域及びコレクタ領域
を横方向に形成するようにしたので、一対のバイポーラ
トランジスタを形成するための占有面積を縮少化するこ
とが可能となり、高集積化に寄与することができる。ま
た、ベース抵抗及び接合容量や寄生容量を低減すること
が可能となり、これにより、動作速度の高速化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構造断面図、第2図
は第1図に示す構造の一製造方法を示す工程断面図、第
3図はこの発明の他の実施例を示す構造断面図、第4図
は第3図に示す構造の一製造方法を示す工程断面図、第
5図は従来のバイポーラトランジスタの構造を示す断面
図、第6図は従来のCMLの構造を示す断面図である。 11.31・・・シリコン基板、 12.20・・・酸化膜、  13・・・SOI膜14
・・・エミッタ領域、 15a、15b・・・ベース領域、 16a 、  16b・・・コレクタ領域、17.19
.26・・・多結晶シリコン膜、21・・・窒化膜、 32.33・・・N+型の不純物領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 絶縁膜上に薄膜化されて形成された半導体膜の横方向に
    、それぞれのベース領域及びコレクタ領域が両側に形成
    されたエミッタ領域を共通とする一対のバイポーラトラ
    ンジスタが形成されてなることを特徴とする半導体装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5376823A (en) * 1991-03-15 1994-12-27 Fujitsu Limited Lateral bipolar transistor and method of producing the same
US5637909A (en) * 1993-03-15 1997-06-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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