JPH038341A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH038341A JPH038341A JP14223189A JP14223189A JPH038341A JP H038341 A JPH038341 A JP H038341A JP 14223189 A JP14223189 A JP 14223189A JP 14223189 A JP14223189 A JP 14223189A JP H038341 A JPH038341 A JP H038341A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、エミッタ領域を共通として横方向に形成さ
れた一対のバイポーラトランジスタからなる半導体装置
に関する。
れた一対のバイポーラトランジスタからなる半導体装置
に関する。
(従来の技術)
従来、コレクター基板間容量(CT S )を低減する
目的で提案されたバイポーラトランジスタとしては、例
えば第5図に示す断面構造のものがある。
目的で提案されたバイポーラトランジスタとしては、例
えば第5図に示す断面構造のものがある。
第5図に示すバイポーラトランジスタは、P型のシリコ
ン基板1側の下部にN1型のエミッタ領域2が形成され
、周囲にP+型のベース領域3が形成されたP型のベー
ス領域4を介して基板1の上部にN型及びN+型のコレ
クタ領域5が形成されており、酸化膜6によって周囲の
素子と絶縁分離されている。
ン基板1側の下部にN1型のエミッタ領域2が形成され
、周囲にP+型のベース領域3が形成されたP型のベー
ス領域4を介して基板1の上部にN型及びN+型のコレ
クタ領域5が形成されており、酸化膜6によって周囲の
素子と絶縁分離されている。
このような構造にあっては、コレクタ領域5と基板1間
の容量はなくなり、コレクタ応答が大幅に改善され、動
作速度を向上させることが可能となる。
の容量はなくなり、コレクタ応答が大幅に改善され、動
作速度を向上させることが可能となる。
このような構造のバイポーラトランジスタを電流切換形
回路(CML : Current Mode Lo
gic)に適用した例を、第6図の断面構造図に示す。
回路(CML : Current Mode Lo
gic)に適用した例を、第6図の断面構造図に示す。
第6図に示すCMLは、第5図に示した構造の一対のバ
イポーラトランジスタをエミッタ領域2を共通とし、酸
化膜6からなる素子分離領域を介して横方向に隣接して
形成したものである。
イポーラトランジスタをエミッタ領域2を共通とし、酸
化膜6からなる素子分離領域を介して横方向に隣接して
形成したものである。
このような構造にあっては、一対のバイポーラトランジ
スタ間に素子分離領域を設けなければならない。この素
子分離領域は、第6図に示すその幅の最小寸法が製造工
程におけるリングラフィ技術によって決定される。また
、コレクタ領域5上のコレクタ電極7とエミッタ領域と
の位置合せには、ある程度の余裕が必要となるため、第
5図に示す酸化膜6間の寸法を狭めることは極めて困難
である。
スタ間に素子分離領域を設けなければならない。この素
子分離領域は、第6図に示すその幅の最小寸法が製造工
程におけるリングラフィ技術によって決定される。また
、コレクタ領域5上のコレクタ電極7とエミッタ領域と
の位置合せには、ある程度の余裕が必要となるため、第
5図に示す酸化膜6間の寸法を狭めることは極めて困難
である。
このため、第6図に示すCML構造にあっては、その占
有面積を縮少することに限界が生じる。
有面積を縮少することに限界が生じる。
一方、真性トランジスタ領域の幅寸法は、N+型のコレ
クタ領域5を形成するために酸化膜6に開口された開口
部の開口幅によって決定される。
クタ領域5を形成するために酸化膜6に開口された開口
部の開口幅によって決定される。
この開口幅はリソグラフィー技術に依存するため、その
最小幅には限界がある。
最小幅には限界がある。
このため、ベース領域4の縮少にも限界が生じ、ベース
抵抗の低減を困難にしていた。
抵抗の低減を困難にしていた。
また、ベース領域4とエミッタ領域間及びベース領域4
とコレクタ領域5間の接合が、真性トランジスタ領域と
なる部分以外にも存在するため、これらの接合に接合容
量が生じる。これらの接合容量は、接合面積に比例する
ため、その容量値は開口幅に依存することになる。した
がって、これらの接合容量にあっても、ベース抵抗と同
様に低減が困難であり、リソグラフィ技術で規定される
限界があった。
とコレクタ領域5間の接合が、真性トランジスタ領域と
なる部分以外にも存在するため、これらの接合に接合容
量が生じる。これらの接合容量は、接合面積に比例する
ため、その容量値は開口幅に依存することになる。した
がって、これらの接合容量にあっても、ベース抵抗と同
様に低減が困難であり、リソグラフィ技術で規定される
限界があった。
(発明が解決しようとする課題)
このように、第5図に示したバイポーラトランジスタを
第6図に示したように隣接形成して構成されたCML回
路にあっては、構造上及び製造技術上の理由から、スケ
ーリングによる回路面積の縮少化及びベース抵抗や接合
容量の低減化には限界が生じ、回路面積の縮少化、ベー
ス抵抗及び接合容量の低減を極めて困難にしていた。こ
のことは、高集積化や動作遅延時間の短縮化に大きな障
害となっていた。
第6図に示したように隣接形成して構成されたCML回
路にあっては、構造上及び製造技術上の理由から、スケ
ーリングによる回路面積の縮少化及びベース抵抗や接合
容量の低減化には限界が生じ、回路面積の縮少化、ベー
ス抵抗及び接合容量の低減を極めて困難にしていた。こ
のことは、高集積化や動作遅延時間の短縮化に大きな障
害となっていた。
そこで、この発明は、上記に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、構成の小型化及び動作速度の
高速化を図った一対のバイポーラトランジスタからなる
半導体装置を提供することにある。
その目的とするところは、構成の小型化及び動作速度の
高速化を図った一対のバイポーラトランジスタからなる
半導体装置を提供することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、この発明は、絶縁膜上に薄
膜化されて形成された半導体膜の横方向に、それぞれの
ベース領域及びコレクタ領域が両側に形成されたエミッ
タ領域を共通とする一対のバイポーラトランジスタが形
成されてなる半導体装置を提供する。
膜化されて形成された半導体膜の横方向に、それぞれの
ベース領域及びコレクタ領域が両側に形成されたエミッ
タ領域を共通とする一対のバイポーラトランジスタが形
成されてなる半導体装置を提供する。
(作用)
上記構成において、この発明は、一対のバイポーラトラ
ンジスタを絶縁膜上に薄膜化された半導体膜を真性トラ
ンジスタ領域として形成し、エミッタ領域を共通として
その両側にそれぞれトランジスタのベース領域及びコレ
クタ領域を横方向に配置形成するようにしている。
ンジスタを絶縁膜上に薄膜化された半導体膜を真性トラ
ンジスタ領域として形成し、エミッタ領域を共通として
その両側にそれぞれトランジスタのベース領域及びコレ
クタ領域を横方向に配置形成するようにしている。
(実施例)
以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係る半導体装置の構造を
示す断面図である。同図は、SOf (S111con
On I n5ulator)膜にエミッタ領域を
共通として形成された一対のNPN型のバイポーラトラ
ンジスタの構造を示したものである。
示す断面図である。同図は、SOf (S111con
On I n5ulator)膜にエミッタ領域を
共通として形成された一対のNPN型のバイポーラトラ
ンジスタの構造を示したものである。
第1図において、シリコン基板11上には、絶縁膜とな
るシリコンの酸化膜12が形成され、この酸化膜12上
には、N型の単結晶シリコン膜(SOf膜)13が0.
1a程度に薄膜化されて形成されている。
るシリコンの酸化膜12が形成され、この酸化膜12上
には、N型の単結晶シリコン膜(SOf膜)13が0.
1a程度に薄膜化されて形成されている。
SOI膜13には、その略中央部にN+型のエミッタ領
域14が形成され、エミッタ領域14を挾み込むように
その両側に一対のベース領域15a、15bが、それぞ
れ分離されて形成されている。それぞれのベース領域1
5a 、 15bの外側に、すなわち、それぞれのベ
ース領域15a、15bを共通のエミッタ領域14とで
挾み込むように、N型及びN+型からなる一対のコレク
タ領域16a 、 16bがそれぞれ分離されて形成
されている。
域14が形成され、エミッタ領域14を挾み込むように
その両側に一対のベース領域15a、15bが、それぞ
れ分離されて形成されている。それぞれのベース領域1
5a 、 15bの外側に、すなわち、それぞれのベ
ース領域15a、15bを共通のエミッタ領域14とで
挾み込むように、N型及びN+型からなる一対のコレク
タ領域16a 、 16bがそれぞれ分離されて形成
されている。
これにより、一対のバイポーラトランジスタは、共通の
エミッタ領域14、ベース領域15a、コレクタ領域1
6aからなる一方のバイポーラトランジスタと、共通の
エミッタ領域14、ベース領域15b1コレクタ領域1
6bからなる他方のバイポーラトランジスタが、SOI
膜13の横方向に平面的に形成されて構成されている。
エミッタ領域14、ベース領域15a、コレクタ領域1
6aからなる一方のバイポーラトランジスタと、共通の
エミッタ領域14、ベース領域15b1コレクタ領域1
6bからなる他方のバイポーラトランジスタが、SOI
膜13の横方向に平面的に形成されて構成されている。
エミッタ領域14上には、この領域が真性エミッタ領域
となるのに対して、外部エミッタ領域となるN+型の多
結晶シリコン膜17が形成され、この多結晶シリコン膜
17上にエミッタ電極18が形成されている。
となるのに対して、外部エミッタ領域となるN+型の多
結晶シリコン膜17が形成され、この多結晶シリコン膜
17上にエミッタ電極18が形成されている。
それぞれのベース領域15a 、 15b上には、こ
れらの領域が真性ベース領域となるのに対して、外部ベ
ース領域となるP+型の多結晶シリコン膜19a 、
19bが、シリコンの酸化膜20及び窒化膜21によ
り周囲と絶縁されて形成されている。
れらの領域が真性ベース領域となるのに対して、外部ベ
ース領域となるP+型の多結晶シリコン膜19a 、
19bが、シリコンの酸化膜20及び窒化膜21によ
り周囲と絶縁されて形成されている。
それぞれの多結晶シリコン膜19a 、 19t)上
には、ベース電極22a、22bが形成されている。
には、ベース電極22a、22bが形成されている。
N+型のそれぞれのコレクタ領域16には、コレクタ電
極23a、23bが形成されている。
極23a、23bが形成されている。
次に、上記構造の一製造方法を第2図に示す工程断面図
を用いて説明する。
を用いて説明する。
まず、シリコン基板11上に熱酸化法により酸化膜12
を形成した後、この酸化膜12上にN型の不純物を10
” cr3程度含むシリコンの単結晶膜を100OA程
度の厚さに薄膜化して堆積形成する。続いて、この単結
晶膜を形成しようとする一対のバイポーラトランジスタ
における真性トランジスタ領域の寸法に応じてパターニ
ングして、Sol膜13を形成する(第2図(a))。
を形成した後、この酸化膜12上にN型の不純物を10
” cr3程度含むシリコンの単結晶膜を100OA程
度の厚さに薄膜化して堆積形成する。続いて、この単結
晶膜を形成しようとする一対のバイポーラトランジスタ
における真性トランジスタ領域の寸法に応じてパターニ
ングして、Sol膜13を形成する(第2図(a))。
次に、Sol膜13の表面に酸化膜20を200人程度
の厚さに形成する。続いて、全面にシリコンの窒化膜2
1を500人程度の厚さに形成する(第2図(b))。
の厚さに形成する。続いて、全面にシリコンの窒化膜2
1を500人程度の厚さに形成する(第2図(b))。
次に、窒化膜21上にレジストパターン24を形成し、
これをマスクとしてN型の不純物となるAsをSol膜
13に高程度にイオン注入して、N1型のコレクタ領域
16a 、 16bをSol膜13の両端部に形成す
る(第2図(C))。
これをマスクとしてN型の不純物となるAsをSol膜
13に高程度にイオン注入して、N1型のコレクタ領域
16a 、 16bをSol膜13の両端部に形成す
る(第2図(C))。
次に、レジストパターン24を除去した後、全面にボロ
ンを不純物として10” c「3程度含むP1型の多結
晶シリコン膜19を形成する。その後、SOI膜13の
略中央部上の多結晶シリコン膜19に開口部25をRI
E法により形成する。
ンを不純物として10” c「3程度含むP1型の多結
晶シリコン膜19を形成する。その後、SOI膜13の
略中央部上の多結晶シリコン膜19に開口部25をRI
E法により形成する。
続いて、多結晶シリコン膜19の表面に熱酸化法により
酸化膜20を形成する(第2図(d))。
酸化膜20を形成する(第2図(d))。
次に、開口部25の下部及び多結晶シリコン膜19の両
端下部の窒化膜21及び酸化膜20をウェットエツチン
グ法によって除去する。その後、多結晶シリコンを全面
に堆積形成し、P+型の多結晶シリコン膜19の両端下
部とSol膜13との間に堆積された多結晶シリコン膜
26が残存すように、堆積された多結晶シリコンをエッ
チバック法によりエツチング除去する(第2図(0))
。
端下部の窒化膜21及び酸化膜20をウェットエツチン
グ法によって除去する。その後、多結晶シリコンを全面
に堆積形成し、P+型の多結晶シリコン膜19の両端下
部とSol膜13との間に堆積された多結晶シリコン膜
26が残存すように、堆積された多結晶シリコンをエッ
チバック法によりエツチング除去する(第2図(0))
。
次に、熱酸化法によりP+型の多結晶シリコン膜19の
両端下部に形成されたそれぞれの多結晶シリコン膜26
の側壁に酸化膜20を形成する。
両端下部に形成されたそれぞれの多結晶シリコン膜26
の側壁に酸化膜20を形成する。
この熱処理によって、酸化膜20の形成と同時に、P+
型の多結晶シリコン膜19に導入されたボロンをSol
膜1膜中3中散させる。これにより、一対のP型のベー
ス領域15a 、 15bをSOI膜13に形成する
。続いて、上記の熱酸化により開口部25下の表面に形
成された酸化膜(図示せず)を除去した後、リンを不純
物として102e「3程度含む不純物濃度の高い多結晶
シリコン膜17を開口部25が埋込まれるように全面に
堆積形成する。その後、開口部25に埋込まれた多結晶
シリコン膜17の高さが酸化膜20の表面と同程度とな
るように、堆積形成された多結晶シリコン膜17をエッ
チバック法によりエツチング除去する。ひき続いて、開
口部25内に形成された多結晶シリコン膜17からリン
を熱アニールによりSOI膜13に拡散させる。これに
より、P型のベース領域15a、15b間にそれぞれの
領域と接合されるN+型のエミッタ領域14を形成する
。
型の多結晶シリコン膜19に導入されたボロンをSol
膜1膜中3中散させる。これにより、一対のP型のベー
ス領域15a 、 15bをSOI膜13に形成する
。続いて、上記の熱酸化により開口部25下の表面に形
成された酸化膜(図示せず)を除去した後、リンを不純
物として102e「3程度含む不純物濃度の高い多結晶
シリコン膜17を開口部25が埋込まれるように全面に
堆積形成する。その後、開口部25に埋込まれた多結晶
シリコン膜17の高さが酸化膜20の表面と同程度とな
るように、堆積形成された多結晶シリコン膜17をエッ
チバック法によりエツチング除去する。ひき続いて、開
口部25内に形成された多結晶シリコン膜17からリン
を熱アニールによりSOI膜13に拡散させる。これに
より、P型のベース領域15a、15b間にそれぞれの
領域と接合されるN+型のエミッタ領域14を形成する
。
その後、エミッタ領域14上を略中央としてN型のコレ
クタ領域16a 、 16b上の表面にわたってレジ
ストパターン27を形成する(第2図(「))。
クタ領域16a 、 16b上の表面にわたってレジ
ストパターン27を形成する(第2図(「))。
次に、レジストパターン27をマスクとして、RIE法
により酸化膜20、P+型の多結晶シリコン膜19及び
窒化膜21をエツチング除去する。
により酸化膜20、P+型の多結晶シリコン膜19及び
窒化膜21をエツチング除去する。
その後、P+型の多結晶シリコン膜の露出された側壁に
酸化膜20を形成する。これにより、周囲を酸化膜20
及び窒化膜21で囲まれた多結晶シリコン膜19a 、
19bからなるそれぞれの外部ベース領域が形成さ
れる(第2図(g))。
酸化膜20を形成する。これにより、周囲を酸化膜20
及び窒化膜21で囲まれた多結晶シリコン膜19a 、
19bからなるそれぞれの外部ベース領域が形成さ
れる(第2図(g))。
次に、レジストパターン27を除去した後、それぞれの
多結晶シリコン膜19a 、 19b上の一部の酸化
膜20を開口し、それぞれの多結晶シリコン膜19a
、 19bにベース電極22a、22bを形成する。
多結晶シリコン膜19a 、 19b上の一部の酸化
膜20を開口し、それぞれの多結晶シリコン膜19a
、 19bにベース電極22a、22bを形成する。
また、N+型のコレクタ領域16a、16bを被覆して
いる酸化膜20の一部を除去して、それぞれのN+型の
コレクタ領域16a。
いる酸化膜20の一部を除去して、それぞれのN+型の
コレクタ領域16a。
16bにコレクタ電極23a、23bを形成する。
さらに、N+型の多結晶シリコン膜17上にエミッタ電
極18を形成し、第1図に示す構造の一対のバイポーラ
トランジスタが完成する(第2図(h))。
極18を形成し、第1図に示す構造の一対のバイポーラ
トランジスタが完成する(第2図(h))。
このようにして製造される第1図に示す構造にあっては
、SOI膜13で形成された一対のバイポーラトランジ
スタにおける真性トランジスタ領域の幅に相当するその
膜厚が、既存の製造技術では0.1a程度にまで容易に
薄膜化が可能となる。
、SOI膜13で形成された一対のバイポーラトランジ
スタにおける真性トランジスタ領域の幅に相当するその
膜厚が、既存の製造技術では0.1a程度にまで容易に
薄膜化が可能となる。
さらに、真性ベース領域15a 、 15bは、外部
ベース領域となる多結晶シリコン膜19a、19bから
の拡散速度の速いボロンの拡散によってP型に不純物化
される。これらのことから、ベース領域15a 、
15bは高濃度化が可能となり、ベース抵抗を低減する
ことができる。
ベース領域となる多結晶シリコン膜19a、19bから
の拡散速度の速いボロンの拡散によってP型に不純物化
される。これらのことから、ベース領域15a 、
15bは高濃度化が可能となり、ベース抵抗を低減する
ことができる。
また、真性トランジスタ領域となるSol膜13は、そ
の周囲の大部分が絶縁膜で覆われているため、トランジ
スタを構成するそれぞれの領域の寄生容量が低減される
。
の周囲の大部分が絶縁膜で覆われているため、トランジ
スタを構成するそれぞれの領域の寄生容量が低減される
。
さらに、ベース領域15a、15bとエミッタ領域14
との接合面積及び、ベース領域15a。
との接合面積及び、ベース領域15a。
15bとコレクタ領域16a 、 16bとの接合面
積は、Sol膜13の膜厚で決定され、この膜厚を薄膜
化することが可能であることから、それぞれの領域の接
合容量が低減される。
積は、Sol膜13の膜厚で決定され、この膜厚を薄膜
化することが可能であることから、それぞれの領域の接
合容量が低減される。
この結果、これらベース抵抗と接合及び寄生容量の低減
により、高速動作が可能となる。
により、高速動作が可能となる。
一方、一対のバイポーラトランジスタは、それぞれのベ
ース領域15a、15b及びコレクタ領域16a 、
16bが共通のエミッタ領域14によって分離されて
いる。したがって、従来構造のように両トランジスタを
分離するための分離領域を必要としない。すなわち、エ
ミッタ領域14が両バイポーラトランジスタの分離領域
を兼用していることになる。これにより、一対のバイポ
ーラトランジスタからなるCML回路の回路面積は、基
本的にトランジスタの真性領域の面積によって決定され
るので、回路面積の縮少化が可能となる。
ース領域15a、15b及びコレクタ領域16a 、
16bが共通のエミッタ領域14によって分離されて
いる。したがって、従来構造のように両トランジスタを
分離するための分離領域を必要としない。すなわち、エ
ミッタ領域14が両バイポーラトランジスタの分離領域
を兼用していることになる。これにより、一対のバイポ
ーラトランジスタからなるCML回路の回路面積は、基
本的にトランジスタの真性領域の面積によって決定され
るので、回路面積の縮少化が可能となる。
次に、この発明の他の実施例を説明する。
第3図はこの発明の他の実施例の構造を示す断面図であ
る。
る。
この実施例の特徴とするところは、第1図に示した構造
に対して、P型のシリコン基板3】中に形成されたN型
の高濃度な不純物領域32を種部として、酸化膜12中
のN+型の不純物領域33及びSol膜13を形成した
ことにある。なお、第3図において、第1図と同符号の
ものは同一機能を有するものであり、その説明は省略す
る。
に対して、P型のシリコン基板3】中に形成されたN型
の高濃度な不純物領域32を種部として、酸化膜12中
のN+型の不純物領域33及びSol膜13を形成した
ことにある。なお、第3図において、第1図と同符号の
ものは同一機能を有するものであり、その説明は省略す
る。
このような構造にあっては、前記実施例と同様の効果を
得ることができるとともに、Sol膜13の略中央部に
形成されるエミッタ領域14がN1型の不純物領域32
.33と一体化されて、トランジスタの動作時に発生す
る熱が基板31に効率良く伝導されるため、熱によるト
ランジスタの加熱が抑制され、熱に対して動作の安定性
を図ることができる。
得ることができるとともに、Sol膜13の略中央部に
形成されるエミッタ領域14がN1型の不純物領域32
.33と一体化されて、トランジスタの動作時に発生す
る熱が基板31に効率良く伝導されるため、熱によるト
ランジスタの加熱が抑制され、熱に対して動作の安定性
を図ることができる。
次に、第3図に示す構造の一製造方法を第4図に示す工
程断面図を参照して説明する。
程断面図を参照して説明する。
まず、P型のシリコン基板31にN型の不純物を選択的
にイオン注入して、N+型の不純物領域33をシリコン
基板31中に形成する。続いて、シリコン基板31の表
面に酸化膜12を堆積形成した後、不純物領域33上に
形成された酸化膜12の一部を除去して、開口部を設け
る。その後、不純物領域33を種部として固相エピタキ
シャル法により、N型のシリコン単結晶II(Sol膜
)13を成長形成する(第4図(a))。
にイオン注入して、N+型の不純物領域33をシリコン
基板31中に形成する。続いて、シリコン基板31の表
面に酸化膜12を堆積形成した後、不純物領域33上に
形成された酸化膜12の一部を除去して、開口部を設け
る。その後、不純物領域33を種部として固相エピタキ
シャル法により、N型のシリコン単結晶II(Sol膜
)13を成長形成する(第4図(a))。
次に、第2図(b)乃至第2図(0)と同様な第4図(
b)乃至第4図(e)に示す工程を経て、第4図(e)
に示す構造を得る。
b)乃至第4図(e)に示す工程を経て、第4図(e)
に示す構造を得る。
次に、第2図(f)に示したと同様にして、ベース領域
15a 、 15b及びエミッタ領域14を形成する
。その後、エミッタ領域14上を略中央として開口部が
埋込まれてN型のコレクタ領域16a、16b上の表面
にわたってレジストパターン34を形成する(第4図(
「))。
15a 、 15b及びエミッタ領域14を形成する
。その後、エミッタ領域14上を略中央として開口部が
埋込まれてN型のコレクタ領域16a、16b上の表面
にわたってレジストパターン34を形成する(第4図(
「))。
次に、第2図(g)に示したと同様の工程を経て、第4
図(g)に示すようなエミッタ領域14上に酸化膜20
が形成された構造を得る。
図(g)に示すようなエミッタ領域14上に酸化膜20
が形成された構造を得る。
次に、第2図(h)で示したと同様の工程を経て、ベー
ス電極22a、22b及びコレクタ電極23a、23.
bを形成し、第3図に示す構造の一対のバイポーラトラ
ンジスタが形成される(第4図(h))。
ス電極22a、22b及びコレクタ電極23a、23.
bを形成し、第3図に示す構造の一対のバイポーラトラ
ンジスタが形成される(第4図(h))。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によれば、絶縁膜上に薄
膜化されて形成された半導体膜を真性トランジスタ領域
とし、エミッタ領域を共通としてその両側にそれぞれの
バイポーラトランジスタのベース領域及びコレクタ領域
を横方向に形成するようにしたので、一対のバイポーラ
トランジスタを形成するための占有面積を縮少化するこ
とが可能となり、高集積化に寄与することができる。ま
た、ベース抵抗及び接合容量や寄生容量を低減すること
が可能となり、これにより、動作速度の高速化を図るこ
とができる。
膜化されて形成された半導体膜を真性トランジスタ領域
とし、エミッタ領域を共通としてその両側にそれぞれの
バイポーラトランジスタのベース領域及びコレクタ領域
を横方向に形成するようにしたので、一対のバイポーラ
トランジスタを形成するための占有面積を縮少化するこ
とが可能となり、高集積化に寄与することができる。ま
た、ベース抵抗及び接合容量や寄生容量を低減すること
が可能となり、これにより、動作速度の高速化を図るこ
とができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す構造断面図、第2図
は第1図に示す構造の一製造方法を示す工程断面図、第
3図はこの発明の他の実施例を示す構造断面図、第4図
は第3図に示す構造の一製造方法を示す工程断面図、第
5図は従来のバイポーラトランジスタの構造を示す断面
図、第6図は従来のCMLの構造を示す断面図である。 11.31・・・シリコン基板、 12.20・・・酸化膜、 13・・・SOI膜14
・・・エミッタ領域、 15a、15b・・・ベース領域、 16a 、 16b・・・コレクタ領域、17.19
.26・・・多結晶シリコン膜、21・・・窒化膜、 32.33・・・N+型の不純物領域。
は第1図に示す構造の一製造方法を示す工程断面図、第
3図はこの発明の他の実施例を示す構造断面図、第4図
は第3図に示す構造の一製造方法を示す工程断面図、第
5図は従来のバイポーラトランジスタの構造を示す断面
図、第6図は従来のCMLの構造を示す断面図である。 11.31・・・シリコン基板、 12.20・・・酸化膜、 13・・・SOI膜14
・・・エミッタ領域、 15a、15b・・・ベース領域、 16a 、 16b・・・コレクタ領域、17.19
.26・・・多結晶シリコン膜、21・・・窒化膜、 32.33・・・N+型の不純物領域。
Claims (1)
- 絶縁膜上に薄膜化されて形成された半導体膜の横方向に
、それぞれのベース領域及びコレクタ領域が両側に形成
されたエミッタ領域を共通とする一対のバイポーラトラ
ンジスタが形成されてなることを特徴とする半導体装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14223189A JP2856432B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14223189A JP2856432B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038341A true JPH038341A (ja) | 1991-01-16 |
JP2856432B2 JP2856432B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=15310475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14223189A Expired - Fee Related JP2856432B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856432B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5376823A (en) * | 1991-03-15 | 1994-12-27 | Fujitsu Limited | Lateral bipolar transistor and method of producing the same |
US5637909A (en) * | 1993-03-15 | 1997-06-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP14223189A patent/JP2856432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5376823A (en) * | 1991-03-15 | 1994-12-27 | Fujitsu Limited | Lateral bipolar transistor and method of producing the same |
US5637909A (en) * | 1993-03-15 | 1997-06-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2856432B2 (ja) | 1999-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |