JPH0380B2 - - Google Patents

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JPH0380B2
JPH0380B2 JP62229223A JP22922387A JPH0380B2 JP H0380 B2 JPH0380 B2 JP H0380B2 JP 62229223 A JP62229223 A JP 62229223A JP 22922387 A JP22922387 A JP 22922387A JP H0380 B2 JPH0380 B2 JP H0380B2
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hem
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sewing
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HAMUSU KK
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B33/00Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/02Folding
    • D05D2305/04Folding longitudinally to the sewing direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はズボンの裾を三つ巻する専用ミシンに
おいて、筒状の裾周りを二つ折りにしてセツトし
て次に自動的にその折り曲げ端をさらに内側に折
り返すようにしたもので、ミシン針の布送り方向
手前に、先端部を半円形に曲げたJ字状の丸棒
を、布送り方向に対してその直線部が直交方向に
スライド可能に設け、この半円状の湾曲部で二つ
折りにした折り曲げ端を引つ掛けてさらに内側に
折り曲げるようにした三つ巻機構に関するもので
ある。
〔従来技術と問題点〕
従来、ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンとし
ては特開昭58−138480号のものが存在するが、こ
れは細い裾径のものは不適で、重ね縫いの位置決
めも作業者が目視で行う必要があつた。
これらの問題を解決するものとして本発明者は
昭和62年5月9日付にて新規な三つ巻き縫いミシ
ン針を発明し出願(特願昭62−112797号)した
が、この先願のミシンは、従来一般に使用されて
いる板状の折り曲げガイドを採用しており、この
折り曲げガイドは第1−A図に示すように湾曲溝
27を形成するために厚みがありその上面のすべ
り面35に沿つて外側の裾生地が第1−B図に
示すように矢印F方向に進行する際裾の脇合せ部
の縫代が折り曲げガイド30のすべり面30端
で引つ掛かり、折り曲げガイド30を通過した時
には脇合わせ部の縫代が引つくり反つていた。
そして、この裾の脇合せ部の縫代が引つくり反
つて縫い付けされ、ズボンの腰の部分の脇合せ部
の縫代と方向が反対となるとズボンをプレスした
時、ねじれ部が出来て品質規格に合わないものが
出来ていた。
又、ズボンの製造工程においては、裏返しの状
態で裾縫い工程に回送されてくる場合が多くあ
り、この場合にはこのズボンを表返しにした後そ
の裾を内側に二つ折りにし、これをミシンにかけ
て三つ巻縫いするよりも、裏返しのままでその裾
を外側に二つ折りにし、この状態にて第1図に示
すように三つ巻縫いする方が工程の短縮になり
都合の良い場合がある。しかし、従来の板状の折
り曲げガイドでは裾周りを内側に二つ折りにした
端縁をさらに内側に折り返すことは出来たが、外
側に二つ折りされた端縁をさらに内側に折り返す
(以下、単に「外巻」という)ことは出来ないも
のであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の問題点を解決したもので、三つ
巻用のガイドとして、丸棒の先端部を半円形に曲
げて形成したJ字状のガイド棒により、裾の脇合
わせ部が引つくり反えらない三つ巻が出来ると共
に外巻による三つ巻をも可能としたものである。
すなわち、本発明機構の要旨は三つ巻縫いミシ
ンにおけるミシン針の布送り方向の手前に、丸棒
の先端部を半円形に曲げて形成したJ字状の折り
曲げガイド棒14を、布送り方向に対して折り曲
げガイド棒14の直線部23を直交方向にスライ
ド可能に設け、この半円状の湾曲部25で二つ折
りにしたズボン裾の折り曲げ端を引つ掛けズボン
裾を縫方向に回転させることによりさらに内側に
折り曲げて三つ巻をするようにしたことを特徴と
するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、本発明者が先に出
願した形態のミシンに本発明による三つ巻機構を
取り付けた場合について図面に基づき説明する。
本発明装置における裾縫いミシン1は第2図に
示すように縫い針2の下方に昇降する押え金3を
有し、この押え金3は針2の左側部に設けられた
押え棒4の下端に少量揺動可能に支持されてお
り、前記ミシン1の縫合板5上に入れられた布を
押圧することにより、針2の上下動と協動して布
を縫合するようになつている。さらに、針2の左
方には昇降する上布送りローラー9を有し、この
ローラー9は前記押え棒4の下端に軸支10され
ており、前記縫合板5の左側端に配置された下布
送りローラー11との間に布をはさんで針2の上
下動と協動して布を左方へ送ることにより縫目を
形成するようになつている。
そして、前記縫合板5の右方には、二つ折りに
折り畳んだ裾の内側折り畳み端を再度内側に折り
曲げるJ字状の折り曲げガイド機構13が設けら
れており、この折り曲げガイド機構13は第3図
に示すようにミシンベツド15上に軸受16を設
け、この軸受16にミシンの縫合方向(第2図の
左右方向)と直交するスライドシヤフト17を設
ける。そして、このスライドシヤフト17の先端
には、前記軸受16の後部に軸支18された空気
圧シリンダー19の先端がピン20に連結され、
このピン20の上端部は前記軸受16の前部に固
定された振れ止め板21の長溝22(第4図に示
す)に係合されている。
そして、前記スライドシヤフト17の先端に
は、丸棒の先端部を半円形に曲げて形成たJ字状
の折り曲げガイド棒14を、その折り曲げガイド
棒14の直線部23をミシンの縫合板5と平行に
し、かつ、その折り曲げ湾曲部25(曲げ内半径
が約11mm)の先端を前記縫合板5の方向へ向け
て、第2図に示すように縫合板5上面より上方に
浮かせた状態にしている。すなわち、これは第1
0,13図に示すように、内側に二つ折りにした
裾周り(一点鎖線で示す)をガイド棒14の湾曲
部25の上面に接するように張りローラー44に
て張つた後、前記折り曲げガイド棒14を後退さ
せる際、その湾曲端28が折り曲げられた生地端
132を引掛けて移動するようにしている。
尚、外巻の際はJ字状の折り曲げガイド棒14
の湾曲端28を第6,7−A図に示すように前記
と逆にミシンの縫合板5上面より下方に位置する
ように固定することにより、外側に二つ折りにし
た裾周りを折り曲げガイド棒14の湾曲端28の
下部に接するように張りローラー44にて張つた
後、第7−B図に示すように前記と同様に折り曲
げガイド棒14を矢印方向に後退させた際、生地
端132を湾曲部25で引掛けるようにしてい
る。
そして、この折り曲げ棒によつて引つ掛けられ
た裾端部は外巻の場合について説明すると第7−
C図に示すように下側の裾生地と折り曲げられ
た生地端部132に間に湾曲端28の丸棒(直径
が約4mm)が差し込まれて係合することになり、
この状態で裾生地が矢印F方向に移動すると下側
の裾生地の脇合わせ部の縫代は湾曲部25の
外側の空間を引つくり反らずに通過し、一方生地
端部132も湾曲部25の半円形の内側面に沿つ
て折り曲がるようになつている。
第2図中40は、二つ折りした裾端をミシンに
差し込む時、その裾端を当てがう定規板で、この
定規板40は第3図に示されているように針2の
後方に配置されてミシンの縫合板5に垂直に、か
つミシンの縫合方向に平行に折り曲げガイド棒1
4の直線部23右側からミシンの下布送りローラ
ー11の左側まで連続的に1枚板で形成されてい
る。
そして、この定規板40は、第3,4図に示す
ようにその後部に長穴39を形成し、この長穴3
9を介してミシンベツド15の上面にネジ止め4
1されており、このネジ41をゆるめることによ
り、針2からの奥行きを調整し得るようになつて
いる。
又、前記J字状の折り曲げガイド棒14の下方
には裾を内側より張つて回転させる裾回しローラ
ー機構43が設けられており、この裾回しローラ
ー機構43は第2,3図に示すようにミシンベツ
ド15に固定された垂直板45の下端部に軸受4
6を設け、この軸受46に支点軸47を介して揺
動レバー48をミシンの縫合方向(左右方向)に
回動可能に設ける。そして、この揺動レバー48
の上部は前記折り曲げガイド棒14の真下まで張
り出してその上端部には軸受50が設けられ、こ
の軸受50にはミシンの縫合方向と直交した水平
軸51が回転可能に設けられている。そして、こ
の水平軸51の前部分は軸受50の前端より前記
折り曲げガイド棒14の湾曲部25下方まで突出
しており、その突出部にはワンウエイクラツチ5
2を介して裾回しローラー44がはめ込まれ、そ
の裾回しローラー44の前側に抜け止めカラー5
3が固定されている。この結果、この裾回しロー
ラー44は水平軸51が第2図の矢印で示すミシ
ンの縫合方向に回転する時にはワンウエイクラツ
チ52がかみ合つて軸51と共に回転し、そして
軸51が静止している時には、ミシンの縫合方向
に空回転することが出来る。又、この水平軸51
の後部分は第3図に示されているように軸受50
の後端より突出しており、この突出部にはスプロ
ケツト55が固定されている。
また、この揺動レバー48の中央部には、第2
図に示すように前記垂直板45にその後端を軸支
59された空気圧シリンダー60の先端がピン6
1連結されており、このシリンダー60の突出作
用により揺動レバー48が揺動し、その先端に設
けられた裾回しローラー44が折り曲げガイド棒
14の下方の引つ込み位置からその右方の張り位
置へ移動して裾を内側から張つてガイドするよう
になつている。
尚、前記裾回しローラー44には、その外周に
ウレタンゴムが焼付被覆されており、このローラ
ー44が回転した時、布がスリツプせずに確実に
送られるようにされている。
さらに、第3図に示すように前記垂直板45の
下端部には、前記水平軸51を回転させるモータ
ー65が設けられており、このモーター65の回
転軸66は前記揺動レバー48の支点軸47と同
芯軸線上に配置されていてその先端にはスプロケ
ツト67が固定されている。そして、このスプロ
ケツト67には前記揺動レバー48の上端に設け
られたスプロケツト55との間にチエーン68が
掛け渡されている。
又、前記折り曲げガイド機構13の右側には、
ズボン裾の脇合わせ部が現われた時、これを自動
的に検出するようにした合わせ部検出機構70が
設けられており、この合わせ部検出機構70は第
4,5図に示すように軸受71を設け、この軸受
71に回転可能な水平軸72を設け、この水平軸
72の前端に布の上面に軽く接触する滑り平面7
3を先端に備えた検出板74の後端を固定し、こ
の検出板74の滑り平面73を前記縫合板5の右
側部に形成された布受け面35上方に配置する。
そして、この水平軸72の後端には、回転板76
を固定し、この回転板76はその中央部と前記軸
受71の下端との間に張り渡したコイルバネ77
により常に上方へ持ち上げられており、その先端
部は前記軸受71の後端に水平軸72と同芯に軸
支78された保持金79の先端に固定の近接Sw
80に密着している。そして、この保持金79は
前記軸受71の後端部に形成された穴81に挿入
された圧縮コイルバネ82により常に上方へ持ち
上げるようにすると共に、その中央部に設けられ
た調整ネジ83のねじ込みを加減することにより
検出板74の滑り平面73が布の上面に接触する
程度を定め得るようにしている。
又、この保持金79には回転板76を押し下げ
るための空気圧シリンダー84が固定されてお
り、このシリンダー84の突出作用により回転板
76を下方へ回転させ水平軸72を介して検出板
74の滑り平面73を持ち上げ、ズボンの裾を差
し込む際に検出板74に当らないようにしてい
る。
又、前記裾回しローラー44の下方には、第2
図に示すように裾をミシンの縫合部に差し込んだ
後、裾を後述する水平棒94で一時的に内側より
張つて保持する裾保持機構90が設けられてい
る。
これは作業者が裾端を内側に二つ折りした状態
で、その裾回りの両側を第8図の二点鎖線で示す
ように両手 H1 H2 で持ち、次いでその裾端を
一点鎖線で示すようにミシンの縫合部に差し込ん
で裾回しローラー44を右方向(張り位置)に移
動させると裾の内側折り畳み部を保持している手
H1 をはさんでしまう時があるので、この手
H1 で保持する所を避けて、そのやや下方に、す
なわち前記折り曲げガイド14の直線部23から
約100mm下がつた所に位置する裾周りの内側を第
9図に示すように水平棒94で先づ張つて、手
H1 を外しても裾がずれないように保持し、次い
で手 H1 を抜いてから前記裾回しローラー44
を移動させ、そしてこの裾回しローラー44が裾
周りを張り始めるのと対応して水平棒94を戻す
ようにしたものである。しかし、この水平棒は必
ずしも必要とするものではない。
そして、この裾保持機構90は第2図に示すよ
うに前記垂直板45の下端部に軸受91を設け、
この軸受91に支点軸92を介して回動レバー9
3を回転可能に設けるものである。そして、この
回動レバー93は第3図に示すように前記揺動レ
バー93の前側に近接して平行に配置されその上
部は前記裾回しローラー44後端の下側近くまで
延びて、その先端にはこの裾回しローラー44と
平行に配置された水平棒94の後端が固定されて
おり、この水平棒94の先端は前記裾回しローラ
ー44の先端近くまで張り出している。さらに、
この回動レバー93の中央部には第2図に示すよ
うに前記垂直板45にその後端を軸支95された
空気圧シリンダー96の先端がピン97連結され
ており、このシリンダー96の突出作用により回
動レバー93が右方に回動し、その先端の水平棒
94で裾の内側を張るようになつている。
第2,3図中98は裾をミシンにセツトするた
めに差し入れられた作業者の手を検知するために
ミシンベツド15の右前側に設けられた光電SW
で、この光電SW98は前記折り曲げガイド棒1
4の直線部23から約50mm下がつた所に差し入れ
られる手を検知するように配置されており、前記
水平棒94が裾周りを張つて、次いで作業者が手
を離して引き出した時に信号を制御部に送るよう
に構成されている。
又、本発明ミシンの実施例においては前記した
構造の動作順序はシーケンス制御によりコントロ
ールして行なうものである。
尚、本発明にかかる三つ巻機構は、上記した構
造以外の三つ巻縫いミシンにも適用出来ることは
いうまでもない。
〔作 用〕
最初、作業者が裾端を内側に二つ折りにした状
態で、その裾回りの両側を第8図の二点鎖線で示
すように両手 H1 H2 で持ち、その裾端を一点
鎖線で示すように縫合板5、折り曲げガイド1
4、裾回しローラー44、水平棒94及び下送り
ローラー11をはめ込むように差し込む。そし
て、裾の端を定規板40に当接して位置決めした
後フートSw(図示せず)を踏むと、裾保持機構9
0の空気圧シリンダー96が突出して第9図に示
すように回転レバー93を右方へ回動させ、その
先端に設けられた水平棒94で一点鎖線で示すよ
うに裾周りを内側より張つて保持する。
次いで、両手 H1 H2 を裾より引き抜くと、
光電Sw98により右手 H1 の動きを感知し、こ
の信号により裾回しローラー機構43の空気圧シ
リンダー60が突出して第10図に示すように揺
動レバー56を右方に揺動させ、その先端に設け
られた裾回しローラー44で裾の内側を張る。こ
の時、この裾回しローラー44が第9図に示す裾
部 P1 を右方へ押し始めると、これと対応して
水平棒94が最初の第8図の位置まで戻る。
次いで、折り曲げガイド機構13の空気圧シリ
ンダー19が後退し、その先端に設けられた折り
曲げガイド棒14を第12図、第13図の状態か
ら矢印Hの如く後方へ引き込んで、その先端部に
形成された折り曲げ用湾曲部25で第14,15
図に示すように裾の内側折り曲げ端132を寄せ
る。次いで、第5図に示すように脇合せ部検出機
構70の空気圧シリンダー84が上方向に後退し
て、回転板76を前記近接Sw80に密着させる
と共に水平軸72を介し検出板74を回動させ、
その先端水平部73を前記縫合板5の右側部の布
受け面35上の一点鎖線で示す裾布の上面に軽く
接触させる。
次いで、裾回しローラー機構43のモーター6
5が回転し、チエーン68を介して水平軸51を
矢印方向に回転させる。すると、この水平軸51
にワンウエイクラツチ52がかみ合い前記裾回し
ローラー44を同時に回転させ、この裾回しロー
ラー44で一点鎖線で示す裾周りがミシンの縫合
方向に回転する。この回転作用中、第14図に示
すように前記折り曲げガイド棒14の湾曲部25
へ進行する二つ折り曲げ端132は、湾曲部25
の内側面に沿つて徐々に裾端側へ寄せられること
になり、これは縫い方向へ進む力の一部が湾曲部
25の内側面に沿つて上方向に巻く力に作用する
ため二つ折り曲げ端132は徐々に上方へ折り曲
げられ、最終的に第16,17図に示すように湾
曲部25を通過する時は折り曲げ端部を三つ巻
にする。
又、この回転作用中、裾の脇合わせ部が前記
検出板74の水平部73の下を通過すると、第5
図二点鎖線にて示すように検出板74が持ち上げ
られ、水平軸72を介して回転板76を回動させ
る。するとこの回転板76が下方に回転し、前記
近接Sw80から1mm以上離れると、制御部に脇
合わせ部検出信号が送られ、この信号により制御
部が働いて第16図に示すように脇合わせ部が
針2の手前の所定位置に、すなわち10〜20mm手前
に進行してきた時前記裾送りモーター65を停止
させる。この時、第16,17図に示すように三
つ巻部分がミシン針2の下に達し、次いで、第
11図に示すように上布送りローラー9と押え金
3が下がり、ミシン1が始動して上送りローラー
9と下送りローラー11が各々矢印N方向、矢印
S方向へ回転して一点鎖線で示す裾周りを挾持し
ながら左方向へ移動させてミシン縫いする。
このミシン縫い中裾の脇合わせ部が現われて
検出板74の下を通過すると、その検出信号によ
り制御部は脇合わせ部を数える。そして、あら
かじめ設定した脇合わせ部の数に達した時、例え
ば第18図に示すように裾周りに脇合わせ部が2
ケ所 K1 K2 あるとすれば、脇合わせ部計数用
デジタルスイツチ(図示せず)を2に設定してお
けばミシン1が縫い始めて裾周りを矢印方向へ回
すと、脇合わせ部 K1 が検出板74の下を通過
し、次いで2ケ所目すなわち一周後の合わせ部
K1 が通過した時制御部が働いて前記折り曲げガ
イド機構13の空気圧シリンダー19を突出させ
て折り曲げガイド棒14を第14図に示す折り曲
げ作用位置より第12図に示す待機位置へ前進さ
せて戻すと共に、その脇合わせ部 K2 が、針位
置より10〜20mm通過した位置までの長さを針数に
換算して設定しておいた針数に達した時制御部を
働かせて脇合わせ部 K1 が針2から10〜20mm通
過した位置でミシンを停止させる。これにより裾
周りは脇合わせ部 K2 を基準にしてその前後に
10〜20mmを重ね縫いしたものが得られる。
次いで、作業者はズボンの他方の裾端を二つ折
りにしてミシン1に差し込み、フートSwを踏む
ことにより上記した作業をくり返し、自動的にズ
ボンの裾端を三つ巻縫いする。
〔発明の効果〕
従つて、本発明におけるズボンの裾を三つ巻す
る機構は同一折り曲げガイド棒で内巻の三つ巻縫
と外巻の三つ巻縫が出来ると共に裾の脇合せ部の
縫代の引つくり返えらない品質のよいズボンの裾
の三つ巻縫を自動的に行なう事が出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は裏返しの裾を外側に三つ巻縫いしたズボンの裾
の部分斜視図、第1−A図は従来一般の折り曲げ
ガイドの部分断面図、第1−B図は裾の脇合わせ
部の縫代が従来一般の折り曲げガイドの入口に進
行した際の部分平面図、第2図は本発明によるズ
ボンの裾を三つ巻縫いするミシンの部分正面図、
第3図は第2図における側面図、第4図は本発明
の脇合わせ部検出機構の平面図、第5図は第4図
における正面図、第6図は本発明の折り曲げガイ
ド棒を外巻用に構成した部分正面図、第7−A
図、第7−B図は外巻用の折り曲げガイド棒が裾
の内側折り曲げ端を折り曲げる状態を示す工程
図、第7−C図は外巻の裾の脇合わせ部の縫代が
本発明の折り曲げガイド棒の湾曲部に進行した際
の部分平面図、第8図、第9図、第10図、第1
1図は本発明ミシンの作動状態を示す部分正面
図、第12図、第14図、第16図は折り曲げガ
イドが裾の内側折り曲げ端を折り曲げる状態を示
す工程図、第13図は第12図のCC断面図、第
15図は第14図のDD断面図、第17図は第1
6図のEE断面図、第18図は合わせ部検出板が
裾の脇合わせ部を検出する工程を示す説明図であ
る。 図中、14は折り曲げガイド棒、23は折り曲
げガイド棒の直線部、25は折り曲げガイド棒の
湾曲部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 三つ巻縫いミシンにおけるミシン針の布送り
    方向の手前に、丸棒の先端部を半円形に曲げて形
    成したJ字状の折り曲げガイド棒14を、布送り
    方向に対して折り曲げガイド棒14の直線部23
    を直交方向にスライド可能に設け、この半円状の
    湾曲部25で二つ折りにしたズボン裾の折り曲げ
    端を引つ掛け、ズボン裾を縫方向に回転させるこ
    とによりさらに内側に折り曲げて三つ巻をするよ
    うにしたことを特徴とするズボンの裾を三つ巻す
    る機構。
JP62229223A 1987-09-12 1987-09-12 Mechnism for rolling three times cuffs of trousers Granted JPS6472790A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62229223A JPS6472790A (en) 1987-09-12 1987-09-12 Mechnism for rolling three times cuffs of trousers
US07/241,576 US4947771A (en) 1987-09-12 1988-09-08 Sewing machine
GB8821131A GB2209770B (en) 1987-09-12 1988-09-09 Sewing machine
DE3831034A DE3831034A1 (de) 1987-09-12 1988-09-12 Naehmaschine

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