JPH0378306B2 - - Google Patents

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JPH0378306B2
JPH0378306B2 JP61310854A JP31085486A JPH0378306B2 JP H0378306 B2 JPH0378306 B2 JP H0378306B2 JP 61310854 A JP61310854 A JP 61310854A JP 31085486 A JP31085486 A JP 31085486A JP H0378306 B2 JPH0378306 B2 JP H0378306B2
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JP
Japan
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seat
rail
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slide member
slide
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Application number
JP61310854A
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English (en)
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JPS63162383A (ja
Inventor
Kyoichi Nishiwaki
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP61310854A priority Critical patent/JPS63162383A/ja
Publication of JPS63162383A publication Critical patent/JPS63162383A/ja
Publication of JPH0378306B2 publication Critical patent/JPH0378306B2/ja
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は車両用座席を単体として取扱う過程に
おいて、車両用座席の下面部に装着されたレール
部材により滑接自在に支持されたスライド部材
を、レール部材より外方へ突出した状態から自動
的にレール部材に沿つてレール部材の内方へと収
納する車両用座席のスライド部材収納装置に関す
る。
(2) 従来の技術 下面にレール部材が装着された車両用座席を単
体として、例えばベルトコンベア上を搬送する際
には、搬送された座席の安定を図るため、レール
部材により滑接自在に支持されたスライド部材は
しばしばレール部材より外方へ突出した状態に置
かれる。この状態で把持された座席をそのまま例
えば車体内へ組込もうとすると、スライド部材が
突出した状態にあるため、スライド部材の突出部
が車体内の構造部と干渉する場合がある。このよ
うな事態を回避するため、従来においては座席を
車体内の構造部と干渉しないように座席組込みロ
ボツトにより複雑に傾斜させつつ車体内へ組込む
ようにしていた。
(3) 発明が解決しようとする問題点 座席組込みロボツトのように、座席を把持して
搬送する装置の運動が複雑になると、それだけ制
御軸数も増加し、装置に対するテイーチングに要
する工数も増加するとともに、装置が大型化せざ
るを得ないため、座席を把持して搬送する装置が
複雑な運動に入る前に一旦スライド部材をレール
部材より外方へ突出した状態からレール部材に沿
つてレール部材の内方へと収納することが考えら
れる。しかし、従来においてはスライド部材を収
納するための適当な装置がなかつた。そこで、本
発明は、スライド部材をレール部材より外方へ突
出した状態から自動的にレール部材に沿つてレー
ル部材の内方へと収納する車両用座席のスライド
部材収納装置を得ることを主な目的とするもので
ある。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明によれば、車両用座席の下面部に装着さ
れたレール部材により滑接自在に支持されたスラ
イド部材を前記レール部材より外方へ突出した状
態から自動的に前記レール部材に沿つて前記レー
ル部材の内方へと収納する車両用座席のスライド
部材収納装置であつて、前記座席を載置する載置
台と、前記レール部材の一端面側に当接して前記
レール部材の前記一端面側への移動を抑止する移
動抑止部材と、前記レール部材の他端面側から前
記レール部材の外方へと突出する前記スライド部
材の突出側端面を押圧する押圧部材と、前記移動
抑止部材を前記レール部材の前記一端面に対して
接近及び離隔する方向に移動させる駆動装置と、
前記押圧部材を前記スライド部材の前記突出側端
面に対して接近及び離隔する方向に移動させる駆
動装置とを備えたことを特徴とする車両用座席の
スライド部材収納装置が得られる。
(2) 作用 座席が載置台上に載置されると、駆動装置の作
動により移動抑止部材がレール部材の一端面に向
つて接近し、レール部材の一端面側に当接してレ
ール部材の一端面側への移動を抑止すると共に、
他の駆動装置の作動により押圧部材がスライド部
材の突出側端面に向けて接近し、スライド部材の
突出側端面を押圧する。その結果、スライド部材
はレール部材より外方へ突出して状態からレール
に沿つてレール部材の内方へと収納される。スラ
イド部材の収納が完了すると、直ちに移動抑止部
材はレール部材から退避すると共に、押圧部材は
スライド部材から退避する。
(3) 実施例 以下、本発明の一実施例に基づく車両用座席の
スライド部材収納装置を備えた車両用座席組付け
設備の一例について説明する。
まず第1図において、組付けライン1に沿つて
矢印a方向に駆動される移送コンベア2が配設さ
れており、このコンベア2により多数の車体3が
縦列に並べられた状態で、通常は前進方向に順次
移送される。移送コンベア2の左右両側部にはリ
フト4,5が配列されており、車体3に部品が組
付けられる際には、各車体3はこれらリフト4,
5により移送コンベア上から持ち上げられて、あ
らかじめ設定された組付け加工位置に停止状態で
保持される。
移送コンベア2の側部上方から垂下支柱6が垂
下しており、この垂下支柱6に案内されて、上下
方向移送台7を支持するスライダ8が矢印b方向
に昇降するように構成されている。上下方向移送
台7は車体3に関して後方へ向けて突出する一対
の把持腕11,12を支持している。各把持腕1
1,12は水平面内において互いに接近あるいは
離隔するように、上下方向移送台7内に配設され
た駆動装置の作動に基づいて平行移動する。上下
方向移送台7が上限位置にあるとき、各把持腕1
1,12は互いに接近した状態にあつて、図示さ
れていないオーバーヘツドコンベアにより搬送さ
れてきた車体3用前部座席Sを受け取つて降下
し、スライダ8が垂下支柱6の下端部に形成され
たストツパ10に当接した時点で、各把持腕1
1,12は互いに離隔するように矢印d,d′の向
きに移動して座席Sを解放する。座席Sは、背も
たれ9を有し、各把持腕11,12により把持さ
れている間は移送コンベア2の側に正面を向けて
おり、各把持腕11,12から解放されるときに
は、移送コンベア2の側に正面を向けた状態のま
ま解放される。
垂下支柱6の下方には移送コンベア2と並行に
移送台13が配設されている。移送台13内に配
設されたモータ14により伝動ベルト15を介し
て駆動される移送ベルト16は、矢印c又はc′の
方向に駆動されるが、通常は矢印cの向きに駆動
されており、各把持腕11,12から解放された
座席Sを受止めた後、その座席Sを矢印cの向
き、すなわち車体3に関して後方へと移送する。
移送ベルト16の通常時における前進側、すな
わち矢印cの向きの側には、移送台13に隣接し
て作業台17が配設されている。この作業台17
上には、移送コンベア16に隣接して作業台18
が配設されていると共に、更にこの作業台18に
隣接して組付けロボツト19が配設されている。
第1図及び第2図において、作業台18上には
座席Sの向きを反転させるための反転装置20、
及びこの反転装置20により反転された座席Sを
組付けロボツト19が把持し易いように位置決め
するための位置決め装置21が配設されている。
反転装置20は、作業台18上の案内軌条23,
23′に沿つて移送コンベア2と平行に矢印eの
方向に移動する自走台22と、この自走台22の
上方に昇降シリンダ24を介して矢印fの方向に
昇降するように配設された昇降台25と、この昇
降台25上に旋回装置26を介して配設された旋
回台27と、この旋回台27の上面上に配設され
た案内軌条28,28′に沿つて互いに矢印h,
h′の向きに接近したり離隔したりするように配設
された一対の把持腕29,30とを備える。
上下方向移送台7の把持腕11,12から解放
された座席Sが移送ベルト16により反転装置2
0へ向けて移送される際には、反転装置20は自
走台22により移送ベルト16寄りに移動してお
り、各把持腕29,30は移送ベルト16の至近
上方において座席Sを待機している。座席Sが把
持腕29,30による把持位置に達すると、各把
持腕29,30は互いに接近して座席Sの下方部
を把持し、昇降シリンダ24の作動により座席S
を移送ベルト16の上方へと押し上げる。そして
直ちに旋回装置26の作動により、各把持腕2
9,30は矢印gに沿つて旋回して座席Sを反転
させ、自走台22の移動による座席Sの位置調整
の後、昇降シリンダ24の作動により座席Sを載
置台31上へと降下させ、各把持腕29,30が
互いに離隔する向きに平行移動することにより座
席Sを解放する。把持腕29,30が座席Sを解
放した後は、自走台22が再び移送ベルト16側
へと移動し、旋回装置26の作動により把持腕2
9,30は再び移送ベルト16上の座席待機位置
へと戻る。
位置決め装置21は、座席Sの前部側におい
て、例えばモータのような駆動装置32の作動に
より作業台18上の案内軌条33,33′に沿つ
て移動をする位置決めスライダ34と、座席Sの
背面側において、例えばモータのような駆動装置
35の作動により作業台18上の案内軌条36,
36′に沿つて移動する位置決めスライダ37と、
載置台31上において座席Sの右側に配設された
位置決めストツパ38と、載置台31上において
位置決めストツパ38に対し接近及び離隔する位
置決めスライダ39とを備えている。座席Sが載
置台31上に載置され、各把持腕29,30が載
置台31上から退避すると、各駆動装置32,3
5の作動により各位置決めスライダ34,39が
座席Sを押圧して座席Sの前後方向の位置決めを
行うと共に、位置決めスライダ39が座席Sを位
置決めストツパ38側へ押圧して座席Sの左右方
向の位置決めを行う。
組付けロボツト19は、作業台17に装着され
た例えばモータ等の水平移動用駆動装置40の作
動により作業台17上の案内溝等の軌条41,4
1′に沿つて、矢印iで示されるように水平面内
で移送コンベア2に対して垂直な方向に移動され
るスライダ42と、このスライダ42に装着され
た例えばモータ等の水平移動用駆動装置43の作
動によりスライダ42上の案内溝等の軌条44,
44′に沿つて、矢印jで示されるように水平面
内で移送コンベア2と平行な方向に移動されるス
ライダ45と、このスライダ45に装着された例
えばモータ等の旋回用駆動装置46の作動により
スライダ45上で矢印kにより示されるように上
下方向軸線周りに旋回される旋回台47と、この
旋回台47上に下端部が固定された上下方向の支
柱48の頂部に装着された例えばモータ等の昇降
用駆動装置49の作動により、支柱48の側面上
に形成された案内溝等の軌条50に沿つて矢印l
で示されたように昇降するスライダ51とを備え
ている。
第1図ないし第4図において、スライダ51に
は水平な支持腕52の基端部が固定されており、
この支持腕52の先端部において支持された水平
な枢支軸53には、支持腕52の一側において回
動ブロツク54及び揺動腕55の基端部が枢支軸
53と一体的に回動するように固着されている。
揺動腕55の先端部には、先端側の把持部が支持
腕52と平行な方向に延び、その延在部の中央部
には座席Sの座席の前面部を押さえる押さえ板5
7を備えた把持腕56の基端部が固着されてい
る。そして、回動ブロツク54と支持腕52との
間には例えば伸縮シリンダ等の座席傾斜用駆動装
置58が介装されている。この駆動装置58の作
動により、把持腕56は第1,3図の矢印mの方
向に枢支軸53周りに傾動することができる。
支持腕52に関し、回動ブロツク54とは反対
側の枢支軸53には、揺動板59の隅部が固着さ
れている。そして支持腕52上のブラケツト60
の枢支部61と揺動板59上の枢支部62との間
には例えば伸縮シリンダ等の座席傾斜用駆動装置
63が介装されている。各駆動装置58,63は
互いに連係し合つて作動する。
揺動板59には、把持腕56の把持部と平行に
延在する回動腕65の基端部を支持し、回動腕6
5を中心軸線周りに回動する例えば回転モータ等
の駆動装置64が装着されている。回動腕65の
先端部には回動腕65の基端側へ向けて先端部が
屈曲している把持腕66の基端部が固着されてい
ると共に、回動腕65の基端側には回動腕65の
先端側へ向けて先端部が屈曲している把持腕67
の基端部が固着されている。各把持腕66,67
の先端部は相互に対向しており、特に第4図に示
されるように、駆動装置64の作動により各把持
腕66,67は実線の位置から矢印nに沿つて鎖
線の位置へと回動して座席Sの背もたれの背部を
把持することができる。
特に第2図において、座席Sが載置台31上に
載置されるときには、組付けロボツト19は把持
腕56及び回動腕65を座席Sの方向に向けた状
態で位置Aにおいて待機している。各位置決めス
ライダ34,37,39による載置台31上の座
席Sの位置決めが完了すると、組付けロボツト1
9は位置Aから位置Bへと座席Sに向けて前進す
る。その結果、第3図及び第4図に示されるよう
に、把持腕56は押さえ板57と共に座席Sの座
部の前面部を支える位置に達し、又回動腕65は
座席Sの背もたれ部の上部前面側に達する。そし
て、駆動装置64の作動により各把持腕66,6
7は第4図のように実線の位置から鎖線の位置へ
と回動して座席Sの背もたれの背面側を支える状
態となる。この状態で駆動装置49の作動により
スライダ51が上昇することによつて座席Sは把
持腕56,66,67により把持された載置台3
1から離れる。
第2図において、把持腕56,66,67によ
り座席Sを把持した組付けロボツト19は、座席
Sと位置決め装置21との干渉を避けるため位置
Bから位置Aへと移動し、更に座席Sと車体3と
の干渉を避けるため位置Aから位置Cへと移動し
てから、旋回用駆動装置46の作動により座席S
は車体3に向けて90゜旋回される。そして座席S
の位置が車体3の前部ドア取付け部に形成された
開口部75と対向した位置となるように組付けロ
ボツト19の車体3に対する位置調整が行われた
後、組付けロボツト19は位置E、更に位置Fへ
と前進する。
第5図及び第6図に示されたように、車体3の
開口部75の上縁部68から車体3の内方へと天
井部69が延在していると共に、開口部75の下
縁部70に連続する車体3内の床面上には、座席
Sを固定するための例えばブラケツト等の座席取
付け部71,71′,72,72′が配設されてい
る。また車体3内の前面部には、計器盤配設部7
3及び操向輪支柱74等が配設されている。
各把持腕56,66,67により把持された座
席Sは、開口部75の手前で駆動装置58,63
の作動により把持腕56及び回動腕65の先端側
が下向きに回動されることによつて横傾姿勢とさ
れる。その結果、座席Sの上下方向の見かけの高
さは、正常な姿勢の状態の座席Sの上下方向の形
状寸法の高さよりも減少し、座席Sが開口部75
の上縁部68及び下縁部70と干渉することなく
開口部75を通過することができる。
横傾姿勢のまま車体3内に運び込まれた座席S
は、天井部69、座席取付け部71,71′,7
2,72′、計器盤配設部73、操向輪支柱74
等の車体3や車体3内の設備に接触することがな
いようにして、少しずつ引き起こされ、正立姿勢
に戻された後、第5図の鎖線で示されたように座
席取付け部71,71′,72,72′上に載置さ
れる。続いて駆動装置64の作動により回動腕6
5が回動され、各把持腕66,67は、第7図の
ように矢印pに沿つて実線の位置から鎖線の位置
へと回動して座席Sを把持状態から解放する。
第8図に示されたように、座席取付け部71,
71′,72,72′上に載置された座席Sは、締
付ボルト等の固定具により座席取付け部71,7
1′,72,72′上に固定され、スライド部材7
6の操作により前後方向の位置を調整される。
第9図に示されるように、座席Sを解放した後
の組付けロボツト19は、位置Fから位置Dへと
退避し、更に位置Cへと横移動してから支持腕5
2を鎖線の位置から実線の位置へと90゜旋回し、
再び第2図の位置Aへと戻る。
組付けロボツト19の以上の作動は、座席傾斜
用駆動装置58,63、把持腕66,67の回動
用駆動装置64、水平移動用駆動装置40,4
3、旋回用駆動装置46、昇降用駆動装置49の
連係作動により行われ、これら各駆動装置の連係
作動は制御装置による制御の下で行われる。
さて、位置決め装置21の載置台31上に載置
されたときの座席Sの状態について更に詳細に説
明する。第10図ないし第14図において、座席
Sの下面側には左右一対の前後方向に延在するレ
ール部材77,77′が例えばボルト等の固定具
78,79により装着されており、各レール部材
77,77′には、それぞれスライド部材80,
80′が長手方向に各レール部材77,77′に沿
つて滑接自在に嵌合支持されている。各スライド
部材80,80′は、車体3側の座席取付け部7
1,71′,72,72′に当接されてボルト等の
固定手段により固定されるブラケツト81,8
2,81′,82′と、上縁部に形成された各一対
の横断方向の係合溝83,84とを有する。
各レール部材77,77′及びスライド部材8
0,80′は、座席Sの前後方向及び上下方向の
仮想の中心面に関し左右対称の構造を有してお
り、レール部材77及びスライド部材80につい
て図示された構造は、レール部材77′及びスラ
イド部材80′も有する。そこで、レール部材7
7及びスライド部材80について更に詳細に説明
する。レール部材77の端面寄りの位置におい
て、レール部材77の上壁部の下面側に下向きに
開口するようにして形成された凹所85内には、
下向きに突出する突条を有する板ばね状の係合ば
ね86が嵌合されており、この係合ばね86の突
条がスライド部材80の外端寄りの係合溝83に
係合しているときには、スライド部材80はレー
ル部材77内に収納された状態にあり、又係合ば
ね86の突条がスライド部材80の内端寄りの係
合溝84に係合しているときには、スライド部材
80はレール部材77から座席Sの後方へと突出
した状態にある。
第15図及び第16図において、位置決めスラ
イダ34の先端部には上方へ向けて左右一対のブ
ラケツト87,87′が突設されており、各ブラ
ケツト87,87′の上端部にはそれぞれ例えば
伸縮シリンダ等の駆動装置88,88′が支持さ
れている。そして各駆動装置88,88′により
座席Sに対向してそれぞれ伸縮作動されるロツド
89,89′の各先端部にはそれぞれ移動抑止部
材90,90′が装着されている。又、位置決め
スライダ37の先端部から座席S側に斜め上方へ
と突設された腕91の先端部には押圧部材92が
装着されている。
第15図及び第17図において、位置決めスラ
イダ39は、載置台31の内部に装着された例え
ば伸縮シリンダ等の駆動装置93により伸縮作動
されるロツド94の先端部に基端部が固着された
屈曲腕95の先端部に一体的に形成されている。
第16図のように、スライド部材80,80′
がレール部材77,77′から突出した状態のま
ま座席Sが載置台31上に載置されると、直ちに
第18図のように、駆動装置32が作動して位置
決めスライダ34が載置台31に接近すると共
に、駆動装置88,88′が作動することにより、
各移動抑止部材90,90′がそれぞれ対応する
レール部材77,77′の前端面に当接して各レ
ール部材77,77′の前方への移動を抑止する
一方、駆動装置35が作動して押圧部材92がス
ライド部材80,80′の後端面を押圧して、各
スライド部材80,80′をそれぞれ対応するレ
ール部材77,77′内へ収納する。このとき同
時に座席Sの前後方向の位置決めが行われる。
続いて第19図のように、駆動装置93の作動
により位置決めスライダ39が座席Sを側方から
押圧し、位置決めストツパ38と協働して座席S
の左右方向の位置決めを行う。
スライド部材80,80′がレール部材77,
77′内に収納され、座席Sの位置決めが完了す
ると各駆動装置32,35,88,88′,93
の作動により、各移動抑止部材90,90′、押
圧部材92及び位置決めスライダ39は座席Sか
ら離隔し、それぞれの退避位置へ戻る。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、座席を載置する
載置台を配設するようにしたので、この載置台上
で座席を安定した状態で確実に位置決めしつつス
ライド部材の収納作業を遂行することができ、レ
ール部材の一端面側に当接してレール部材のその
一端面側への移動を抑止する移動抑止部材を備え
ているので、レール部材を定位置に保持しつつ確
実にスライド部材の収納作業を行うことができ
る。又スライド部材の突出側端面を押圧する押圧
部材を備えているので、この押圧部材により確実
に、しかも効率的にスライド部材をレール部材内
へ押圧しつつ移動させて収納することができる。
更に移動抑止部材及び押圧部材をそれぞれ駆動す
るための駆動装置を備えているので、スライド部
材の収納作業を自動的に且つ正確に遂行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に基づく車両用座席
のスライド部材収納装置を備えた座席組付け設備
の一部破断全体斜視図、第2図は第1図の設備の
要部平面図、第3図は第2図の−線に沿つて
見た要部側面図、第4図は第2図の−線に沿
つて見た要部側面図、第5図は座席を傾斜させて
車体内へ運び込むときの状態を示す要部背面図、
第6図は第5図の状態の要部側面図、第7図は第
6図の座席が正常な姿勢に戻され座席取付け部上
に載置された状態の要部側面図、第8図は座席を
座席取付け部上に固定し、前後方向の位置調整を
している状態の要部側面図、第9図は組付けロボ
ツトの座席解放後の復帰経路を示す平面図、第1
0図はスライド部材が座席の後方へ突出したまま
の状態で載置台上に載置されたときの座席の平面
図、第11図は第10図のXI−XI線に沿つて見た
要部拡大側面図、第12図は第11図のXII−XII線
に沿つて見た要部横断平面図、第13図は第12
図の−線に沿つて見た要部縦断面図、第
14図は第12図の−線に沿つて見た一
部破断要部拡大側面図、第15図は位置決め装置
の平面図、第16図はスライド部材収納作業直前
の状態の位置決め装置の要部縦断側面図、第17
図は第16図の状態の位置決め装置の要部縦断前
面図、第18図はスライド部材収納作業中の位置
決め装置の要部縦断側面図、第19図は第18図
の状態の位置決め装置の要部縦断前面図である。 S……座席、31……載置台、32,35,8
8……駆動装置、77,77′……レール部材、
80,80′……スライド部材、90,90′……
移動抑止部材、92……押圧部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車両用座席Sの下面部に装着されたレール部
    材77,77′により滑接自在に支持されたスラ
    イド部材80,80′を前記レール部材77,7
    7′より外方へ突出した状態から自動的に前記レ
    ール部材77,77′に沿つて前記レール部材7
    7,77′の内方へと収納する車両用座席のスラ
    イド部材収納装置であつて、前記座席Sを載置す
    る載置台31と、前記レール部材77,77′の
    一端面側に当接して前記レール部材77,77′
    の前記一端面側への移動を抑止する移動抑止部材
    90,90′と、前記レール部材77,77′の他
    端面側から前記レール部材77,77′の外方へ
    と突出する前記スライド部材80,80′の突出
    側端面を押圧する押圧部材92と、前記移動抑止
    部材90,90′を前記レール部材70,70′の
    前記一端面に対して接近及び離隔する方向に移動
    させる駆動装置32,88と、前記押圧部材92
    を前記スライド部材80,80′の前記突出側端
    面に対して接近及び離隔する方向に移動させる駆
    動装置35とを備えたことを特徴とする車両用座
    席のスライド部材収納装置。
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