JP3845744B2 - 車輌用座席の把持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロボットを用いて自動車の室内に座席を取付けるための車輌用座席の把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の室内に座席を組付けるために用いる車輌用座席の把持装置として本出願人が特開平6−191449号公報で提案したものは、座部の上面に沿って移動する把持枠に屈伸操作可能な把持腕を取付け、座部の前面を把持部材により把持した状態で先端の把持腕を座部と背もたれの間に挿入して下方へ折り曲げることにより座部を前後から挟んで把持するようにしたものである。
【0003】
このものは、前後の座席の距離や室内の突出部の如何に拘りなく、人手を要することなく把持した座席を車内に組み付けることができる利点を有しているが、反面において、重い座席を大きく傾けなければならないような場合には、把持した座席がズレ易いといった点でさらに改善すべき余地を残している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、如何なる向きに傾けても座席を不動に把持することのできる新たな車輌用座席の把持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はこのような課題を達成するための車輌用座席把持装置として、車輌用座席の座部前端を把持する前端部把持手段と、駆動手段に駆動されて上記前端部把持手段に対して離間・接近方向に移動可能で、かつ先端に、移動方向及び移動方向に対して直面な方向に回動して上記座部と背もたれとの間への挿入姿勢及び上記座部の端面と上記背もたれの背面とを同時に支持する姿勢に変位可能な支持腕を備えた偏平な座席背面支持手段と、によって、座席を3点で不動に把持することができるように構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図面はいずれも本発明の一実施例を示したものである。
【0007】
はじめに図1によってこの装置の概要を説明すると、この把持装置1は、座部Aの前面aを把持する前端部把持手段10と、座面cに対しほぼ平行に移動して、先端を座部Aと背もたれDの間に挿入した上これらの背面を支える座席背面支持手段40とによって構成されている。
【0008】
つぎにこれらの各部の構成を順に説明すると、図1、図2に示したように、ロボットアーム2の前端に固定した「く」の字状の支板11には、座部Aの前面aに沿って水平に延びる支持杆12が補強部13を介して固定されていて、この支持杆12には、前端部把持手段10としての略コの字型をした座部前面把持部材14が一体的に取付けられている。
【0009】
これに対して座席背面支持手段40は、ロボットアーム2の先端に固定した支持板21と、この支持板21に2つの移動操作用シリンダ25、30を介して摺動自在に取付けられ、かつ先端に設けた回動操作自在な座席後端支持腕52、54によって座部Aと背もたれDの各後面b、dを支持するように構成されている。
【0010】
上記した支持板21は、座面cとほぼ平行になるようロボットアーム2の先端に固定され、かつこの下面には、座部Aの前後に伸びるガイドレール22、22と、これらと直交する向きのブラケット23が設けられていて、これらのガイドレール22、22には、ロッド26端をブラケット23に固定した第1のシリンダ25がスライダ24を介して摺動自在に取付けられている。
【0011】
この第1のシリンダ25の下面には、支枠28と第2のシリンダ30が一体的に固定され、さらに、支枠28の下面に設けたさきのガイドレール22、22と同じ向きのガイドレール29、29には、座席背面支持手段40を構成するプレート41がスライダ42、42を介して摺動自在に取付けられていて、このプレート41の座部A前面a寄りの一端に立設したブラケット43に固定した第2のシリンダ30のロッド31を第1のシリンダ25のロッド26と逆方向に伸縮させることにより、2つのシリンダ25、30の有効長さに相当する距離だけプレート41を座部Aの前後方向に大きく移動させ得るように構成されている。
【0012】
一方、上記したプレート41は、図3に示したように、背もたれD側の端部に幾つかの櫛歯状の凹部44が設けられ、また中央には、プレート41の半ばに達する凹部45が設けられていてここにはガイドレール46が一体的に嵌め込まれている。
【0013】
47はこのガイドレール46に沿って前後に摺動する操作部材で、この操作部材47は、プレート41上に固定した支持腕回動用シリンダ50によって操作されるよう後端のブラケット48を介してそのロッド51端に結合している。この操作部材47にはその先端に斜め下向きのカム部49が設けられていて、このカム部49により後述する座席背面支持腕52の後端に設けた斜め下向きの凹部内頂面53を押圧することにより、この座席背面支持腕52を垂直位置から水平位置へ、つまり座席の後端を支持する位置から座部Aと背もたれDとの隙間に挿脱し得る位置へと図中反時計方向へ回動させるように構成されている。
【0014】
また、この中央の座席背面支持腕52の両側に配設された座席後端支持腕54‥‥はともに同じ形状をなしていて、通常はプレート41に対して垂直になるよう先端側を重く形成されていて、水平に回動操作された際には、基端側の脚型部55をプレート41先端の櫛歯状凹部44に入り込ませるように形成されており、また、前端側は座部Aと背もたれDとの隙間に挿入させ易い断面部56をなしていて、この座席後端支持腕54を垂直に回動変位させた場合には、これらの背面によって背もたれDの背面dと座部Aの後面bとを同時に支えることができるように構成され、さらにこれらは、互いに金属の薄板57により結合された上、プレート41の先端に挿通した共通の支軸58をもって中央部を回動自在に枢支されている。
【0015】
なお、図中59はプレート41の両側に添設した側枠、60は座席背面支持腕52、54と支軸58との間に設けるカラーをそれぞれ示している。
【0016】
つぎに、このように構成された装置による座席Sの把持動作について説明する。
待機の状態において、この装置1は支持腕回動用シリンダ50のロッド51を伸張させ、操作部材47を前進させることによりその先端の斜め下向きのカム部49により座席背面支持腕52の斜め下向き凹部の内頂面53を押圧し、薄板57により結合した全ての座席背面支持腕52、54を水平位置へ回動させて、プレート41の先端に伸張させた状態で保持している。
【0017】
この状態のもとで、いま、車体に装着すべき座席Sが図示しないベルトコンベアにより座席組付けステーションのもとへ搬送されてくると、予め設定されたプログラムに従ってロボットアーム2はプレート41を座面aに対してほぼ平行になるように把持装置1を座部Aの上へ移動させてゆき、その座部前端把持部材14を座部Aの前面aに当接させる。
【0018】
そしてこの状態のもとで、つぎに2つのシリンダ25、30の各ロッド26、31を伸張させ、スライダ24とプレート41をそれぞれガイドレール22、29により座面cに沿うよう移動させながら、図1に示したように、プレート41先端の座席後端支持腕52、54を座部Aと背もたれDの隙間に挿入させる。
【0019】
このようにして、座席後端支持腕52、54を座部Aの後端bから完全に露出させたら、つぎに支持腕回動用シリンダ50のロッド51を縮動させ、操作部材47を後退させてその先端の斜め下向きのカム部49を座席背面支持腕52の斜め下向き凹部から離間させることにより、座席後端支持腕52、54を重い先端部を下にして垂直位置へ回動変位させる。
【0020】
そしてこの状態のもとで、2つのシリンダ25、29を再び作動させてそれぞれロッド26、30を縮動させると、垂直位置へ回動変位した座席背面支持腕52、54は、図1に示したように、座部Aの後端bと背もたれDの背面dに摩擦により強く当接し、座部前面支持部材14とあいまって座部Aの前端aと後端bと背もたれDの背面dの3点を強固に挟持するから、最後にロボットアーム2を作動させ、把持した座席Sを車体の前部座席取付け位置へ移送してこれを組つける。
【0021】
なお、上述した実施例では、ロボットアーム2の前端に支板11固定するようにしているが、坐面aと並行になるようこれを回動調整自在に取り付けるように構成することもでき、また、座席後端支持腕52、54を常時垂直位置へ復帰させておく手段としては、支軸58との間に復帰バネを介在させるように構成することもできる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、座席の把持装置に、座部の前端面を把持する手段と、座部と背もたれとの隙間から背面に挿入してこれらの背面を支持すべく回動する支持腕を有する座席背面支持手段を設けるようにしたので、座部の前端と後端と背もたれの背面の都合3箇所を強固に把持することを可能として、ドアの開口部からの挿入や、組付け等に際して座席を如何なる向きに回動させても、ズレを生じることなくこれを確実に把持して正確な組み付けを行なわすことができる。
【0023】
しかも、座席背面支持手段に設けた支持腕に、常時移動方向に対して略垂直な向きへの回動習性を付与させておくようにしたので、単一のシリンダによって支持腕を水平位置から垂直位置へ操作することを可能にして、その分座席背面支持手段を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の側面図である。
【図2】同上装置の正面図である。
【図3】同上装置における座席後部支持手段についての分解斜視図である。
【図4】同上座席後部支持手段の要部を示した斜視図である。
【符号の説明】
2 ロボットアーム
10 前端部把持手段
14 座部前面把持部材
25、30 プレート移動用シリンダ
40 座席背面支持手段
41 プレート
50 支持腕回動用シリンダ
47 操作部材
52、54 座席背面支持腕
S 座席
A 座部
B 背もたれ

Claims (3)

  1. 車輌用座席の座部前端を把持する前端部把持手段と、駆動手段に駆動されて上記前端部把持手段に対して離間・接近方向に移動可能で、かつ先端に、移動方向及び移動方向に対して直面な方向に回動して上記座部と背もたれとの間への挿入姿勢及び上記座部の端面と上記背もたれの背面とを同時に支持する姿勢に変位可能な支持腕を備えた偏平な座席背面支持手段と、よりなる車輌用座席の把持装置。
  2. 上記座席背面支持手段の一部に、上記支持腕を移動方向と移動方向に対して直角な向きとに回動変位させる駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の車輌用座席の把持装置。
  3. 上記支持腕は、支軸により回動自在に枢支され、移動方向に対して常時略垂直な向き回動習性を付与させるように先端側が重く構成されていることを特徴とする請求項1記載の車輌用座席の把持装置。
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