JPH0451109Y2 - - Google Patents

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JPH0451109Y2
JPH0451109Y2 JP1986124490U JP12449086U JPH0451109Y2 JP H0451109 Y2 JPH0451109 Y2 JP H0451109Y2 JP 1986124490 U JP1986124490 U JP 1986124490U JP 12449086 U JP12449086 U JP 12449086U JP H0451109 Y2 JPH0451109 Y2 JP H0451109Y2
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JP
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shim
cylinder
plate
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clamp
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JP1986124490U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車などの車両のサスペンシヨンア
ライメント調整をシムを用いて行なうために、こ
のシムを自動的にセツトすることのできる車両サ
スペンシヨンのシムセツト装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車のサスペンシヨンのアライメント精度確
保のためには各種の調整方法が知られているが、
これらの調整方法のうち取付部にシムを挿入して
このシムの枚数を変えて調整する方式では、単純
な軌跡では挿入できないため従来は、シムを必要
な部位に挿入するのに作業者が手作業で行なつて
いた。
また、実開昭59−91978号公報によつて開示さ
れた自動車内装パネルの搬入装置にように、2つ
の走行台車を互いに直交する方向に往復動自在に
支持させ、1つの走行台車の昇降アームの先端に
上下方向と水平方向に回動できる内装パネルチヤ
ツクを設けパネルを装着するものや、実開昭55−
151681号公報により開示された車両サスペンシヨ
ンの組立装置のようにフレームのスプリング支持
部の下方に持ち込まれるコイルスプリングの側方
に対向して配置され該コイルスプリングの途中を
支持して上記スプリング支持部との間でコイルス
プリングを予備圧縮する1対のスプリング予備圧
縮機構と、上記ロアーアームのスプリング支持部
が予備圧縮したコイルスプリングの下方に位置す
るようにロアーアームを揺動させる揺動シリンダ
ーと、上記ロアーアームおよびコイルスプリング
の下方に位置しロアーアームを揺動させてコイル
スプリングを所定状態まで圧縮する圧縮シリンダ
ーとを備え、上記フレームとロアーアームとの間
にコイルスプリングを装着するものが知られてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら作業者の手によつてシムをセツト
する場合、シムの位置がずれたり、規定の場所へ
の挿入を間違えたりして、アライメント精度が得
られないという問題があつた。またシムをセツト
する部分が非常に狭かつたり、周囲に障害物があ
つたりする場合は、特に手作業によつてセツトせ
ざるを得なかつた。
また前記実開昭59−91978号および実開昭55−
151681号記載のものはいずれも大型であつてサス
ペンシヨンアライメント調整用シムをセツトする
ような狭く限られた場所へ、限られた方向から挿
入するケースには使用できないという欠点があつ
た。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、装置全体が軽量で自由な方向から自動的にシ
ムを挿入し、確実に必要な場所にシムをセツトす
ることのできる車両サスペンシヨンのシムセツト
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、車両サ
スペンシヨンのアライメント調整をシムを用いて
行なう車両サスペンシヨンのシムセツト装置にお
いて、少くとも1枚のシムをクランプするための
クランプ機構と、該クランプ機構に一端が枢着さ
れた長短一対のリンクの各他端をプレートに回動
可能に取付けてリンクを構成し、該プレートに傾
斜シリンダの本体側を固定し、他方傾斜シリンダ
のロツド側に前記クランプ機構を取付けてなる傾
斜機構と、該傾斜機構を装置本体に対し移動させ
る移動機構とを本体プレート上に設け、さらに該
本体プレートにフローテイング機構を設けたもの
である。
〔作用〕
上記の構成によると、整列された1組のシムを
クランプシリンダのロツドを前進させて、クラン
プ機構でシムを把持した後ロボツトによりシムセ
ツト装置全体が必要な位置まで移動される。移動
が完了したら傾斜シリンダを作動させ、傾斜シリ
ンダの本体が固定されたプレートには、長短一対
のリンクの一端が枢着されており、これらのリン
クに支持ピンを介してクランプ機構の一方が連結
されているので、クランプ機構はクランプシリン
ダ及びシムと一体的に、上記プレートに対して假
想点Aを中心として回動し、傾斜位置になる。こ
の傾斜角度は予めシムが取付部品に挿入できる角
度に設定されている。
次に、本体プレートに固定されたスライドシリ
ンダを作動させてロツドを下方向に移動させ、こ
のロツドに固定されたブラケツト、レールを介し
てプレートを下方向に移動させて取付部品にシム
を挿入する。
次に、再び傾斜シリンダを作動させて前述の動
作と逆方向にクランプ機構を回動させて、正しい
位置にシムを設定し、最後にクランプシリンダを
逆方向に作動させて、クランプ機構によるシムの
把持を解除する。これらの動作は左右1対のシム
セツト装置について同時に行なわれる。従つて挿
入個所が狭い場合や周囲に障害物がある場合にも
シムを自動的に容易に挿入することができる。し
かも装置全体フローテイングしているので挿入ポ
イントのずれも吸収することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車両サスペンシヨンのシム
セツト装置の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図、第2図及び第3図は本考案の一実施例
を示すそれぞれ正面図、側面図及び平面図であ
る。1対のクランパ1,2の先端のシムを把持す
る対向内面にはそれぞれ硬質ゴム1a,2aが取
付けられている。クランパ1の基部はクランプシ
リンダ3の本体側に固定されている。一方クラン
パ2の基部には長孔2bが形成されており、この
長孔2bに遊嵌されたピン4を介して前記クラン
プシリンダ3のロツド3aに連結されている。
そしてクランパ2はクランパ1に固設された支
持ピン5を軸として回動し、クランプシリンダ3
の作用によりクランパ1,2の先端部でシム6を
把持するようになつている。クランパ2には長短
1対のリンク7,8の一端がそれぞれ支持ピン
9,10を介して回動可能に取付けられており、
これらのリンク7,8の他端はそれぞれ支持ピン
11,12を介してプレート13に回動可能に取
付けられ、リンク機構を構成している。このプレ
ート13には傾斜シリンダ14の本体側が固定さ
れており、この傾斜シリンダ14のロツド14a
側はクランパ2に取付けられている。そしてクラ
ンパ2は前記リンク機構によつて假想点Aを中心
として傾斜するようになつている。
また前記プレート13は直線状のレール15に
固定されており、このレール15はブラケツト1
6を介してスライドシリンダ17のロツド17a
に固定されている。このスライドシリンダ17の
本体側は本体プレート18に固定されており、各
シリンダ3,14,17の図示せぬソレノイドバ
ルブは本体プレート18に取付けられている。符
号19はシムセツト装置をラインに取付けるため
のフローテイング機構である。このフローテイン
グ機構19には上述したシムセツト装置が左右1
対設けられている。
次に本実施例の動作を第4図乃至第6図を参照
して説明する。例えば第5図及び第6図に示すよ
うにフレーム20にアツパアームシヤフト21を
ボルト22で取付ける場合、フレーム20とアツ
パアームシヤフト21との間にシム6を斜め上方
から挿入する必要がある。このとき第4図に示す
ように整列された1組のシム6(1組は1乃至5
枚で構成され厚さは2乃至9mmである)をクラン
プシリンダ3によりクランプする。このクランプ
はクランプシリンダ3のロツド3aが矢印Bの方
向に動き、クランパ2が支持ピン5を中心として
矢印Cの方向に回動し、クランプシリンダ3に固
定されたクランパ1との間に硬質ゴム1a,2a
を介してシム6を把持して行なう。
この状態で本装置を図示せぬロボツトで前記フ
レーム20とアツパアームシヤフト21との組付
け場所に移動させる。移動が完了したら傾斜シリ
ンダ14を作動させる。このとき傾斜シリンダ1
4の本体が固定されたプレート13には、支持ピ
ン11,12に回動可能に支持された長短1対の
リンク7,8が取付けられており、これらのリン
ク7,8には支持ピン9,10を介してクランパ
2が連結されているので、クランパ2はクランパ
1、クランプシリンダ3及びシム6と一体的に、
プレート13に対して假想点Aを中心として矢印
D方向に回動し、第1図に示すaからbの位置に
傾斜する。この傾斜角度は予めシム6が取付部品
に挿入できる角度に設定されている。
次に本体プレート18に固定されたスライドシ
リンダ17を作動させてロツド17aを矢印E方
向に移動させ、このロツド17aに固定されたブ
ラケツト16、レール15を介してプレート13
を矢印E方向に移動させて、第1図cに示すよう
に取付部品にシム6を挿入する。
次に、再び傾斜シリンダ14を作動させて前述
の動作と逆方向の矢印F方向にクランパ1,2を
回動させて、第1図dに示す位置にシム6を設定
し、最後にクランプシリンダ3を矢印G方向に作
動させて、クランパ1,2によるシム6の把持を
解除する。これらの動作は左右1対のシムセツト
装置について同時に行なわれる。シム6の挿入が
完了するとロボツトにより装置を原位置に戻し、
スライドシリンダ17によりシムセツト装置を後
退させて1サイクルの作業が完了する。このシム
挿入時における多少の位置ずれはフローテイング
機構19によつて吸収される。
本実施例によれば、シム6をセツトする場所が
非常に狭く挿入精度を必要とする場合でも、また
アツパアームなどの障害物があり単純な軌跡で挿
入できない場合でも、自動的に挿入することがで
き、作業者の手作業による場合に発生する挿入ミ
スを防止することができる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、1組のシムを
クランプシリンダによつてクランプ機構に自動的
に把持でき、そののちロボツトによりシムセツト
装置全体が必要な位置まで移動され、移動が完了
したら傾斜シリンダを作動させると、傾斜シリン
ダの本体が固定されたプレートには、長短1対の
リンクの一端が枢着されており、これらにクラン
プ機構が連結されているので、クランプ機構はク
ランプシリンダ及びシムと一体的に、上記リンク
配置によりプレートに対して假想点Aを中心とし
て傾斜位置に回動できる。そのためこの回動はワ
ークとの干渉で機構自体の支点を持つてこれない
場合でもA点を中心に回転することが可能であ
り、しかもこの傾斜角度は予めシムが取付部品に
挿入できる任意の角度に設定することができる。
また、上記機構を本体プレートに固定された移
動機構を作動させてプレートを下方向に移動させ
てシムを取付部品に正確に挿入できる。さらに再
び傾斜シリンダを作動させて前述の動作と逆方向
に回動させて、取付部品に対して正しい位置にシ
ムを設定でき、最後にクランプシリンダを逆方向
に作動させて、クランプ機構によるシムの把持を
解除し、自動的にシムを正確に取付部品に挿入で
きる。そのためシムを自由な方向から自動的に所
定の場所に挿入することができるので、自動車の
サスペンシヨンアライメントの調整を自動的に容
易で、かつ正確に行なうことができる効果があ
る。
さらに、シム挿入時の多少の位置ずれはフロー
テイング機構によつて吸収できるので作業効率を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両サスペンシヨンのシ
ムセツト装置の一実施例を示す正面図、第2図は
第1図の要部側面図、第3図は第2図の平面図、
第4図は本実施例の動作を示す正面図、第5図及
び第6図はシム挿入例を示すそれぞれ斜視図及び
平面図である。 1,2……クランパ、3……クランプシリン
ダ、6……シム、7,8……リンク、13……プ
レート、14……傾斜シリンダ、17……スライ
ドシリンダ、19……フローテイング機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両サスペンシヨンのアライメント調整をシム
    を用いて行なう車両サスペンシヨンのシムセツト
    装置において、少くとも1枚のシムをクランプす
    るためのクランプ機構と、該クランプ機構に一端
    が枢着された長短一対のリンクの各他端をプレー
    トに回動可能に取付けてリンクを構成し、該プレ
    ートに傾斜シリンダの本体側を固定し、他方傾斜
    シリンダのロツド側に前記クランプ機構を取付け
    てなる傾斜機構と、該傾斜機構を装置本体に対し
    移動させる移動機構とを本体プレート上に設け、
    さらに該本体プレートにフローテイング機構を備
    えたことを特徴とする車両サスペンシヨンのシム
    セツト装置。
JP1986124490U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH0451109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986124490U JPH0451109Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986124490U JPH0451109Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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Publication Number Publication Date
JPS6330280U JPS6330280U (ja) 1988-02-27
JPH0451109Y2 true JPH0451109Y2 (ja) 1992-12-02

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ID=31016549

Family Applications (1)

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JP1986124490U Expired JPH0451109Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JP (1) JPH0451109Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021975A (ja) * 1983-07-16 1985-02-04 出井 惣一 フオトクロミツク繊維の製造方法
JPS60219180A (ja) * 1984-04-16 1985-11-01 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ウエザ−ストリツプの作業ひも牽引ハンド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021975A (ja) * 1983-07-16 1985-02-04 出井 惣一 フオトクロミツク繊維の製造方法
JPS60219180A (ja) * 1984-04-16 1985-11-01 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ウエザ−ストリツプの作業ひも牽引ハンド

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JPS6330280U (ja) 1988-02-27

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