JPH0377597A - コードレスアイロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行うコードレスアイロン
に関するものである。

従来の技術 従来、この種のコードレスアイロンは、例えば特開昭６
０−５６０００号公報に示されているように、第２図の
ような構造になっていた。

すなわち、ベース１を加熱するヒータ回路に接続された
給電端子２と、温度検知手段３を有するアイロン本体４
と、前記給電端子２と接続する電源端子５を有し、前記
アイロン本体４を載置するスタンド６を備え、上記スタ
ンド６にヒータの通電を制御する制御回路７が設けられ
ている。

一方、コードをアイロン本体に直結した一般的なスチー
ムアイロンでは、例えば特公昭４日−３６７１９号公報
に示されているように、作業者が任意なときに手動で操
作可能なポンプ装置が設けられ、このポンプ装置を動作
させることによって、−時的に通常のスチームより多量
の増量スチームを噴出させることができる増量スチーム
発生装置も知られるところである。

発明が解決しようとする課題 しかし、前記のようなコードレスアイロンの構造では、
増量スチーム発生装置を搭載した場合、ベースの温度が
急激に低下し、気化しない熱湯がスチームに混じって噴
出し、衣服を汚したり火傷をするという問題があった。

すなわち、アイロンかけ作業は、アイロンで衣服のしわ
を伸ばす動作と、アイロンを置いて衣服を整える動作が
繰り返し行われるものであり、アイロンがけの作業時間
の長短に関係なく使用状態と不使用状態が繰り返される
ものである。

つまり、コードレスアイロンはこの使用と不使用の繰り
返し動作に着眼し、不使用時にアイロン本体をスタンド
に載置して給電することにより、アイロンがけで低下し
たベースの温度を上昇させるようにしたものである。

そして、アイロンがけによってベースが所定の温度に低
下したときは、水漏れを防止するために作業者に対して
これを知らせる報知手段も設けられている。

しかしながら、上記報知手段はスタンドに設けられた制
御手段により、アイロン本体が同スタンドから外された
温度に応じて、所定の時間後に動作するように設定しで
ある。

つまり、ベースの温度が高いときは、通常のアイロンか
けでは所定の温度に低下する迄比較的長く使用できるた
め、報知手段が動作する間での時間も長く設定される。

逆に、ベースの温度が低い状態で外されると、所定の温
度に低下する迄に使用できる時間が短かくなるため、報
知手段が動作する間での時間も短く設定されることにな
る。

このようなコードレスアイロンに増量スチーム発生装置
を搭載した場合、作業者の任意な同装置の作動により気
化室に供給される水量が一定でなくなることから、アイ
ロン本体をスタンドから外すときの温度によって報知す
るまでの時間を設定したものでは、報知手段を適切に作
動させることができなくなるものである。

そこで、本発明は増量スチーム発生装置を搭載して、衣
類のしわ伸ばし効果を高めたコードレスアイロンを得る
ことを目的としたものである。

課題を解決するための手段 そして、上記目的を達成するために本発明は、気化室へ
一時的に多量の水を供給する増量スチーム発生手段、ベ
ースの温度を検知する温度検知手段、および前記ヒータ
回路に接続された給電端子を有するアイロン本体と、こ
のアイロン本体を載置し、かつ前記給電端子と接続する
電源端子を設けたスタンドと、前記ベースの温度を検知
し、同ベースが所定の温度に低下した場合に作動する報
知手段とを備えたものである。

作用 本発明のコードレスアイロンは、上記構成により、報知
手段はアイロン本体をスタンドから外したときの温度と
無関係に、ベースの温度変化に対応し、同ベースの温度
を基準にして動作させることができるようになる。つま
り、ベースの温度低下が速いと設定温度に到達するまで
の時間が短く、報知手段が動作する迄の時間も短くなり
、同温度低下が遅いと長くなる。

したがって、作業者の任意なアイロンかけにも対応が可
能となり、増量スチーム発生手段を頻繁に使用すると、
ベース温度は急速に所定の低下するものの、報知手段は
この急速な温度変化に対応して動作させることができる
ようになる。

そして、この増量スチーム発生手段を使用しなかったり
、あるいはその使用頻度が少ない場合など、作業者の様
々なアイロンの使用パターンに応じて動作させることが
できるようになる。

その結果、使用中のベース温度の変化を気にすることな
く安心してアイロンがけが行えるようになるのである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図において、１１はヒータ１２によって加熱さ
れるベースで、蓋体１３で覆われた気化室１４を形成し
ており、このベース１１の上面側には複数の部材を熱或
いは超音波溶着等でシール結合した導水体１５を取り付
けている。１６はこの導水体１５の上面側を覆ったカバ
ーで、上記導水体１５の入口をこのカバー１６の上面に
開口し、着脱自在なタンク１７の底部に開口した給水口
１８と対向させてバッキング１９によりシール結合して
いる。２０は上記タンク１７の底部に設けた給水口１８
の常閉弁で、同タンク１７をアイロン本体２１に装着し
たとき、導水体１５に設けた押し上げ部材２２によって
前記常閉弁２０を上方へ動作させ、給水０１８を開成し
てタンク１７内の水を導水体１５に流入させる。一方、
この導水体１５の出口側にはノズル部２３を設けて前記
気化室１４と結合しており、タンク１７内の水は導水体
１５を介して気化室１４に供給される。

２４は導水体１５の入口と出口の間に位置したポンプ装
置２５のシリンダで、スプリング２６によって上方へ付
勢しているピストン２７を上下動自在に設けており、把
手２８の上面に突出したスチーム釦２９により手動操作
される。３０は上記ピストン２７の下端に対向して導水
体１５内に遊動自在に配置したボールで、前記ポンプ装
置２５の上下動操作によりスプリング３１を介して導水
体１５の連通と遮断を行い、「スチーム」と「ドライ」
の切替えが行える。

３２はベース１１を加熱するヒータ回路に接続された給
電端子で、スタンド３３にアイロン本体２１を載置した
ときに、電源端子３４と電気的に接続する。３５は前記
スタンド３２に設けた載置部で、アイロン本体２１を前
上がりに傾斜させて載置するようになっている。

３６はベース１１に取り付けたサーミスタなどの温度検
知手段で、アイロン本体２１に設けた制御回路（図示せ
ず）によって同ベースが所定の温度に低下したときに、
アイロン本体２１に設けた報知手段（図示せず）を作動
させて作業者に知らせることができるようになっている 次に、この一実施例の構成における作用について説明す
る。まず、アイロン本体２１をスタンド３３の載置部３
５に載置すると、給電端子３２と電源端子３４が接続さ
れてヒータ回路に通電可能な状態となる。

ここで、スチーム釦２９をスプリング２６に打ち勝って
下方に押し下げられている状態では、ポンプ装置２５の
ピストン２７は下方へ押し下げられて、ボール３０に、
よって導水体１５は閉じられている。

そして、水を入れたタンク１７をアイロン本体２１に装
着すると、水は給水口１８から導水体１５内に流入する
が、ボール３０によって導水体１５が閉じられているた
め、気化室１４へは水が供給されない「ドライ」の状態
である。

次に、スチーム釦２９を上方に位置させた場合、スプリ
ング２６がポンプ装置２５のピストン２７を上方に引き
上げ、ポンプ装置２５の下端にあるボール３０の押し下
げを解除する。したがって、タンク１７内の水は導水体
１５を通り、ノズル部２３で制限されて気化室１４に供
給され、通常のスチームを噴出させることができる。

そして、アイロンかけ作業中に一時的に多量のスチーム
を必要とする場合は、スチーム釦２９をの繰り返し上下
動操作してポンプ装置２５を駆動させると、導水体１５
に設けた逆止弁３６がタンク１７側への逆流を防止して
、シリンダ２４内の水を気化室１４へ一気に供給される
。

したがって、通常制限されて供給されている水量より多
量の水が供給されることから、−時的に多量のスチーム
を噴出させることができる。

また、このような使用中の「ドライ」と「スチーム」お
よび「増量スチーム」の切り替えはスチーム釦２９の操
作によって任意に行うことができる。

さらに、温度検知手段３６によってベース１１の温度を
検知し、アイロンがけによってベース１１が所定の温度
に低下すると、報知手段を作動させて作業者に知らせる
ことができるようになっている。

発明の効果 以上のように本発明は、ベースの温度を検知し、同ベー
スが所定の温度に低下した場合に作動する報知手段を設
けたことにより、ベースの温度変化に対応して同ベース
の温度を基準にして動作させることができる。

したがって、増量スチーム発生手段を頻繁に使用したり
、あるいはその使用頻度が少ない場合、さらには全く使
用しない場合など、作業者の任意なアイロンがけや、様
々なアイロンの使用パターンに応じて的確に動作させる
ことができ、常時通電可能なコード付のアイロンにしか
搭載できなかった増量スチーム発生手段を、コードレス
アイロンに実現して、コードレスアイロン特有の操作性
と使い勝手のよさに加えて、衣類のしわ伸ばし効果を高
めるとともに、使用中のベース温度の変化を気にするこ
となく安心してアイロンがけが行えるという格別の効果
が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示したコードレスアイロン
の要部断面図、第２ｒＩ！Ｊは従来のコードレスアイロ
ンの要部断面図である。 １１・・・ベース、１４・・・気化室、１７・・・タン
ク、２５・・・ポンプ装置（増量スチーム発生手段）、
３２・・・給電端子、３３・・・スタンド、３６・・・
温度検知手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータによって加熱されるベース、このベースに設けた
   気化室、この気化室に供給する水を貯えるタンク、前記
   気化室へ一時的に多量の水を供給する増量スチーム発生
   手段、前記ベースの温度を検知する温度検知手段、およ
   び前記ヒータ回路に接続された給電端子を有するアイロ
   ン本体と、このアイロン本体を載置し、かつ前記給電端
   子と接続する電源端子を設けたスタンドと、前記ベース
   の温度を検知し、同ベースが所定の温度に低下した場合
   に作動する報知手段とを備えたコードレスアイロン。