JP3013872U - 染み抜き装置 - Google Patents

染み抜き装置

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JP3013872U
JP3013872U JP1994014209U JP1420994U JP3013872U JP 3013872 U JP3013872 U JP 3013872U JP 1994014209 U JP1994014209 U JP 1994014209U JP 1420994 U JP1420994 U JP 1420994U JP 3013872 U JP3013872 U JP 3013872U
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忠吾 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練者でなくても、染み抜きを簡単にするた
めの装置を提供することを目的にする。 【構成】 ヒータd7を設けた蒸気発生手段3に、蒸気
誘導手段Sを着脱自在に設ける。この蒸気誘導手段S
は、蒸気発生手段3で発生した蒸気を、大気側に誘導す
る誘導筒17と、この誘導筒17の上端開口周囲に設け
た支持部19とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、衣類などについた染み、特に、酸化黄変した染みを消すのに最適 な染み抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の考案として、例えば実開昭62−86200号公報に記載の装置が従 来から知られている。 この従来の装置は、次のようにして、その染み抜き作業をする。すなわち、支 持台に、染みのついた衣類などを乗せるとともに、その衣類の染みのついた部分 に、例えば、酸化漂白力のある溶剤を乗せる。そして、この溶剤を乗せた部分に 、スプレーガンから吹きでる圧縮蒸気を当てる。 このように圧縮蒸気を当てるときには、スプレーガンのノズルの開度を制御し て、漂白剤が吹き飛ばされないようにしながら、蒸気の噴出量を調整する必要が ある。もし、短時間で漂白剤が吹き飛ばされてしまうと、その後にどんなに蒸気 を当てても、ほとんど染み抜きができなくなってしまう。 したがって、染み部分に蒸気を当てる時間と、その蒸気量とは、生地や染みの 程度などによって異なる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の装置では、生地に乗せた漂白剤を吹き飛ばさないよう にしながら、蒸気の噴出量を調整しなければならないが、実際には、その作業が 非常に難しく、かなりの熟練を必要とするので、本来消せる染みも、消せないも のとして処理されているのが現状である。 また、この染み抜きは、圧縮蒸気を染みの部分に当てながらの作業なので、染 みの部分が見難く、そのために、染みが消えたかどうかを確認するのも難しいと いう問題もあった。 この考案の目的は、熟練者でなくても、十分な染み抜きができる装置を提供す ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、ケース本体と、このケース本体に設けた蒸気発生手段と、この 蒸気発生手段に設けた蒸気誘導手段とからなり、この蒸気誘導手段は、蒸気発生 手段で発生した蒸気を大気側に誘導する誘導筒と、この誘導筒の上端開口周囲に 設けた支持部とからなる点に特徴を有する。 第2の考案は、蒸気発生手段としての蒸気発生釜と、この蒸気発生釜の水を熱 するヒーターと、このヒーターの加熱温度を制御するコントローラと、このコン トローラに設定温度を入力する入力部とを備えた点に特徴を有する。 第3の考案は、蒸気誘導手段の誘導筒内に金属製の網を設けた点に特徴を有す る。 第4の考案は、網をドーム状に湾曲させた点に特徴を有する。
【0005】
【作用】
この考案は、蒸気発生手段で発生した蒸気が、蒸気誘導手段から外部に流出す る。そこで、支持部に目的の生地を乗せるとともに、染みの部分を、誘導筒の開 口部分に位置させる。さらに、この染みの部分に漂白剤を乗せて、その周囲を手 で押さえながら、誘導筒からの蒸気を染みの部分に当てる。したがって、この場 合には、圧力の低い蒸気が生地の裏側から当たるので、漂白剤が吹き飛ばされた りしないし、その染み抜きの状況を確認しながら作業できる。 また、誘導筒内に金属製の網を設けた場合には、蒸気がこの誘導筒内を通過す る過程で、網が加熱される。この網の熱は、次のように機能して、蒸気の温度を 安定化させる。すなわち、水が高温で沸騰すると、その瞬間に誘導筒内の気圧が 下がってしまう。このように気圧が下がれば、その誘導筒内に、冷たい外気が吸 込まれる。そこで、もしこの網が無ければ、その外気によって蒸気の温度が下が ってしまうが、この考案のように、加熱された網があれば、その温度低下を防止 することになる。 さらにまた、この網の作用で、沸騰水が誘導筒から飛散するのを防止する。
【0006】
【実施例】
図1及び図2に示した第1実施例は、ケース本体1に蒸気発生手段としての蒸 気発生釜3を取り付けているが、このケース本体1と蒸気発生釜3のフランジ部 3aとの間に断熱材5を介在させている。 上記のようにした蒸気発生釜3にはヒーター7を埋設している。このヒーター 7は、ケース本体1内に設けたコントローラCで温度制御されるが、図2に示す ように、入力部9を操作して、コントローラCに所期の設定温度を入力する。 そして、このコントローラCで、釜3内を所期の設定温度に制御しながら、蒸 気発生量も制御するようにしている。 なお、この図2の中で符号11は、ヒーター7に電流が流れているときに点灯 するランプである。 蒸気発生釜3の上端内側には段部13を形成し、そこに蒸気誘導手段Sのフタ 部15を乗せるようにしているが、このフタ部15は蒸気発生釜3の口をぴった りとふさぐようにしている。さらに、この蒸気誘導手段Sは、そのフタ部15に 誘導筒17を起立させるとともに、この誘導筒17の上端開口部分に、衣類など の生地18を乗せるための板状の支持部19を設けている。
【0007】 次に、この第1実施例の作用を説明する。 まず、入力部9を操作して、コントローラCに設定温度を入力するが、このと きの温度は、生地18の種類や染みの程度に応じて決める。特に、設定温度が、 生地18を染めたときの染め温度を超えてしまうと、生地そのものの色まで落ち てしまう。したがって、この設定温度は、上記染め温度よりも低い温度というこ とになるが、その染め温度に近い温度にするかどうかは、それこそしみの程度に 応じて選択すべきことである。 上記のようにしてヒーター7の加熱温度が決まると、その加熱温度に応じて、 蒸気の発生量も決められることになる。そして、蒸気発生釜3で発生した蒸気は 、特に圧縮されることなく、そのまま誘導筒17に導かれ、その開口から大気中 に放出される。 誘導筒17から蒸気が放出されるようになってから、染み付きの生地18を支 持部19に乗せるとともに、染みの部分を誘導筒17の開口に一致させる。そし て、染みの部分に酸化漂白剤あるいは還元漂白剤等の漂白剤20を乗せるととも に、その周辺を手で押さえつけ、生地が支持部19からずれないようにする。
【0008】 上記のようにしながら染みの部分を目で確認し、その染みがなくなったら、生 地18を支持部19から放して、作業が完了する。 したがって、この第1実施例によれば、圧力の低い蒸気が生地18の裏側から 当たるので、漂白剤20が吹き飛ばされたりしない。また、支持部19に生地1 8を押さえつけてそれを安定させられるので、生地18に乗せた漂白剤20が染 みの部分から移動したりしない。 したがって、いつも安定した状態で、しかも、その染み抜きの状況を確認しな がら作業ができる。さらに、その時の蒸気の量も、ヒーター7の温度を制御する ことによって自由に調整できので、生地18や染みの程度に応じた作業をだれで もが簡単にできることになる。 また、蒸気誘導手段Sにはフタ部15を設けて、蒸気発生釜3にフタをするよ うにしたので、その釜3の蒸気が効率よく誘導筒17に導かれることになる。 さらにまた、支持部19には、加熱された蒸気が直接当たらないので、そこに 置かれた生地18を手で押さえても、火傷するような危険もない。 なお、この第1実施例では、蒸気発生手段として釜3を用いたが、例えば、発 熱板に水を滴下して、瞬間的に蒸気を発生させる構成にしてもよい。この場合に は、当然のこととして、蒸気発生手段が発熱板ということになる。
【0009】 図3に示した第2実施例は、支持部19の外周をそのまま降ろすように延長し て外側筒21を形成したもので、これによって、蒸気誘導手段Sを、誘導筒17 と外側筒21とで二重構造にしている。この二重構造以外は、上記第1実施例と 同様である。 第2実施例で蒸気誘導手段Sを二重構造にしたのは、加熱された蒸気が直接当 たる誘導筒17に触れて、火傷をしたり、生地18を損傷したりしないようにす るためである。 また、第1、2実施例では、蒸気誘導手段Sを蒸気発生釜3に対して着脱自在 にしたのは、いろいろな形状の蒸気誘導手段Sを用意し、目的に応じて使い分け ができるようにするためである。例えば、衣類の袖の部分の染みをとるときには 、その袖の中まで差し込める形状の蒸気誘導手段Sを用意しておけば便利である 。ただし、第1、2実施例の形状でも、かなり細い袖の部分にも対応できるので 、特殊な形状の蒸気誘導手段Sを用いなければならないのは、ごく限られた状況 ということになる。 さらに、上記のように蒸気誘導手段Sをケース本体1に対して着脱自在にして おけば、これら装置を箱に入れるときなどに、蒸気誘導手段Sを外せば、小さい 箱にこの装置を収納できる効果もある。
【0010】 図4に示した第3実施例は、誘導筒17内に、ドーム状に湾曲させたステンレ ス製の網22を設けたものである。 このように第3実施例では、誘導筒17内に網22を設けたので、第1、2実 施例と異なる次の効果を期待できる。 まず、この網22を設けたので、蒸気に含まれている沸騰水が、この網22に 遮られて誘導筒17から飛散しない。もし、網22がなければ、沸騰水がこの誘 導筒から飛散し、作業者のや火傷などの原因になるが、この第3実施例では、そ のような問題も発生しない。 また、誘導筒17に蒸気が通過する過程で、この金属製の網22も加熱される 。この網22の熱によって、そこを通過する蒸気の温度が安定する。例えば、蒸 気がこの誘導筒17を通過するとき、その蒸気の上昇力によって、誘導筒17内 の圧力が瞬間的に低くなることがある。誘導筒17内の圧力が低くなると、そこ に外の冷たい空気が入ってきて、蒸気の温度を低くしてしまう。そして、蒸気の 温度が再び上昇すると、また、瞬間的に圧力が低くなり、蒸気の温度も低くなる 。したがって、この場合には、蒸気の温度が激しく上下してしまう。 しかし、この第3実施例のように、金属製の網22を設けておくと、この網2 2の熱の作用で、蒸気の温度がそれ程変化せず、安定した状態を保つことができ る。
【0011】 そして、染み抜きに用いる薬剤は、蒸気の温度が低ければ低いほど、その反応 時間が長くなるが、上記のように蒸気の温度が変化するということは、その平均 温度も下がるということであるから、結局、温度変化は、染み抜きの作業時間を 長くするということになる。そこで、蒸気の平均温度を上げるために、設定温度 を高くすると、その時の最高温度が前記した染め温度を上回ってしまうことがあ る。もし、瞬間的にでも、染め温度を超えてしまうと、生地18の色まで落とし てしまうので、結局は、平均温度を上げることもできない。 しかし、この第3実施例の場合には、上記したように網22の作用で、蒸気の 温度を一定に保てるので、設定温度すなわち蒸気の温度ということになり、蒸気 の温度特定が簡単かつ正確にできることになる。 また、実際に温度がばらついてしまうと、染み抜きができるところと、できな いところとが出てくる。しかし、上記したようにこの第3実施例では、蒸気の温 度が安定しているので、染み抜き作業の成果も安定したものになる。 さらに、上記網22は、それをドーム状に湾曲させたので、この網22に付着 した水滴などは、誘導筒17の内面に導かれ、自動的に蒸気発生釜3に戻される ことになる。したがって、冷えた水滴が、網22に残って、それが蒸気の温度を 下げるようなこともなくなる。
【0012】
【考案の効果】
第1の考案の染み抜き装置によれば、誘導筒から大気側に導かれる圧力の低い 蒸気を、生地の裏側から当てるので、その生地の表側に乗せた漂白剤が飛び散っ たりするようなことがなくなる。しかも、蒸気誘導手段に支持部を設け、漂白剤 を乗せた周囲の生地をしっかりと押さえられるようにしたので、生地を不用意に ずらして、漂白剤を飛散させるようなこともなくなる。 いずれにしても、漂白剤を安定した状態で生地に乗せられるとともに、その漂 白剤に圧力の低い蒸気を当て、しかも、ヒーターの加熱温度を制御することによ って蒸気の量も制御できるので、熟練者でなくても染み抜き作業ができるように なる。 第2の考案によれば、蒸気の温度を自由に設定できるので、染め温度の異なる 生地に対しても、簡単に染み抜きができる。 第3の考案によれば、誘導筒内の金属製の網によって、蒸気の温度を安定させ れられるので、その作業時間を短くできるとともに、染み抜き成果を安定化させ ることができる。 第4の考案によれば、網に水滴が付着したまま放置されないので、網の温度低 下を防止でき、その分、安定した染み抜きができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第1実施例の回路図である。
【図3】第2実施例の断面図である。
【図4】第3実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 3 蒸気発生釜 7 ヒーター C コントローラ 9 入力部 S 蒸気誘導手段 17 誘導筒 18 生地 19 支持部 20 漂白剤 22 網

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体と、このケース本体に設けた
    蒸気発生手段と、この蒸気発生手段に設けた蒸気誘導手
    段とからなり、この蒸気誘導手段は、蒸気発生手段で発
    生した蒸気を大気側に誘導する誘導筒と、この誘導筒の
    上端開口周囲に設けた支持部とからなる染み抜き装置。
  2. 【請求項2】 蒸気発生手段としての蒸気発生釜と、こ
    の蒸気発生釜の水を熱するヒーターと、このヒーターの
    加熱温度を制御するコントローラと、このコントローラ
    に設定温度を入力する入力部とを備えた請求項1記載の
    染み抜き装置。
  3. 【請求項3】 蒸気誘導手段の誘導筒内に金属製の網を
    設けた請求項1又は2記載の染み抜き装置。
  4. 【請求項4】 網をドーム状に湾曲させた請求項3記載
    の染み抜き装置。
JP1994014209U 1993-12-27 1994-10-21 染み抜き装置 Expired - Lifetime JP3013872U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1994014209U JP3013872U (ja) 1993-12-27 1994-10-21 染み抜き装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-75086 1993-12-27
JP7508693 1993-12-27
JP1994014209U JP3013872U (ja) 1993-12-27 1994-10-21 染み抜き装置

Publications (1)

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JP3013872U true JP3013872U (ja) 1995-07-25

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