JPH0376648A - 磁気カード用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気カード用ポリエステルフイルム

Info

Publication number
JPH0376648A
JPH0376648A JP21306089A JP21306089A JPH0376648A JP H0376648 A JPH0376648 A JP H0376648A JP 21306089 A JP21306089 A JP 21306089A JP 21306089 A JP21306089 A JP 21306089A JP H0376648 A JPH0376648 A JP H0376648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester film
thin layer
film
magnetic cards
surface resistivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21306089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0832441B2 (ja
Inventor
Sadami Miura
三浦 定美
Masayuki Fukuda
福田 雅之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP1213060A priority Critical patent/JPH0832441B2/ja
Publication of JPH0376648A publication Critical patent/JPH0376648A/ja
Publication of JPH0832441B2 publication Critical patent/JPH0832441B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規な磁気カード用ポリエステルフィルムに関
し、更に詳しくは低い表面固有抵抗値を有し、更には紫
外線硬化インキ易接着性を有し、プリペイドカード、テ
レホンカード等の磁気カードに有用な低密度ポリエステ
ルフィルムに関する。
〈従来技術〉 ポリエステルフィルム、特にポリエチレンテレフタレー
トフィルムは力学的特性や熱的特性が優れるためプリペ
イドカードやテレホンカード等の磁気カードのベースフ
ィルムに用いられているが、印刷効果を出すために酸化
チタン等の白色系隠蔽剤をかなりの量添加しているため
、カードの比重が大きい。このため取扱いにくく、コス
ト高にもなっている。
一方、低密度フィルムは生産工程で静電気のために異物
が付着しやすい上に、紫外線硬化インキや磁気塗料に対
する接着力が不足する傾向があった。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、新規な磁気カード用ポリエステルフィ
ルムを提供することにある。
本発明の他の目的は、低い表面固有抵抗値を有し、帯電
防止性に優れた磁気カード用低密度ポリエステルフィル
ムを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、帯電防止性に優れかつ紫外線
硬化インキ易接着性を有する磁気カード用低密度ポリエ
ステルフィルムを提供することにある。
〈発明の構成・効果〉 本発明の目的は、本発明によれば、第1に、厚みが50
μm以上であり、比重が0.5〜ljの範囲内にある低
密度ポリエステルフィルムの少なくとも片面に表面固有
抵抗値が1013Ω/□以下の薄層を設けてなる磁気カ
ード用ポリエステルフィルムによって達成される。  
    − 本発明においてポリエステルとは、芳香族二塩基酸また
はそのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエス
テル形成性誘導体とから合成される線状飽和ポリエステ
ルである。ががるポリエステルの具体例として、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−シクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレン−
26−ナフタレンジカルボキシレート等が例示でき、こ
れらの共重合体又はこれらと小割合の他樹脂とのブレン
ド物なども含まれる。
本発明においてポリエステルフィルムは比重が0.5〜
1.3の低密度フィルムである必要がある。
好ましい比重は0.8〜1.2である。比重が0.5よ
り小さい場合機械的特性例えば強度が低くなりすぎ、ま
た形態保持性、印刷特性が低下するので好ましくない。
かかる低密度フィルムを得るためには、例えばポリエス
テルに低比重樹脂例えばポリエチレン、ボリプ自ピレン
、エチレン−プロピレン系ターポリマー等を混合する方
法、ポリエステルに非相溶性樹脂やフィラーを含有させ
、フィルムの延伸時にこれらの周辺にボイドを形成させ
る方法、ポリエステルに発泡剤例えば低沸点化合物、ガ
ス等を含有させ、成膜時または成膜後に発泡させてポリ
エステルを発泡体状にする方法、延伸時にフィブリル化
する方法等の一種以上を好ましく用いることができる。
磁気カード用フィルムには通常白色フィルムが用いられ
ている。かかる点から、ポリエステルフィルムを白色化
する目的でポリエステル中に例えば酸化チタン、硫酸バ
リウム、酸化マグネシウム等に代表される白色顔料(白
色隠蔽剤)を含有させることができる。白色顔料の使用
によって、通常フィルムの比重は大きくなるから、低密
度フィルムの製造においてはこの点を配慮しておくこと
が好ましい。もつとも白色顔料の中にはボイドを形成し
易いものがあり、この場合にはボイドによる低密度化の
作用も奏することになる。
本発明においてポリエステルフィルムは厚みが50μm
以上である必要がある。好ましい厚みは150〜300
μmである。ポリエステルフィルムは二軸延伸されてい
ることが好ましい。フィルムは通常溶融成膜法で製造さ
れる。例えば、フィルムの低密度化をボイド形成性で行
う場合、ポリエステルに非相溶性樹脂例えばポリプロピ
レン等および(または〉フィラー例えば硫酸バリウム等
を含有させた組成物を溶融押出し、急冷して未延伸フィ
ルムとし、次いで該未延伸フィルムをポリエステルの二
次転移点前後或いはこれより高い温度で二軸延伸するこ
とで低密度フィルムを得ることができる。その際、低密
度の程度はボイド形成剤の特性、量にもよるが、二軸方
向の延伸温度、延伸倍率によって調整するとよい。
本発明におけるポリエステルフィルムはその少なくとも
片面に表面固有抵抗値が1013Ω/□以下、好ましく
は109〜1013Ω/□にある薄層を有する。
この薄層は例えば塗布、共押出し、押出しラミネート、
ホットメルトコーティング等の方法で形成することがで
きる。このうち塗布法が好ましい。
薄層の厚みは、0.001〜1 μm 、更には0.O
l〜0.5μmであることが好ましい。
薄層の表面固有抵抗値は帯電防止剤の使用で調整される
。帯電防止剤は単独または二種以上で薄層を形成するこ
とができ、またバインダー、或いは他の樹脂との混合物
で薄層を形成することができる。これらのうち後者が好
ましい。帯電防止剤としては低分子系、高分子系のいず
れでもよい。
低分子系帯電防止剤としては、例えばアルキルスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リン酸エステル
系、ベタインエトサルフェート類、硫酸塩、リン酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
ール、第4級アミン塩、アミノアルコール−ポリアルキ
レンオキシド共重合体、イミダゾール塩等を挙げること
ができる。
高分子系帯電防止剤としては、例えば第4級アミン塩基
含有アクリル共重合体、スルホン酸塩基含有アクリル共
重合体、ポリエーテルグラフトアクリル系重合体等を挙
げることができる。かかる帯電防止剤と配合する樹脂(
バインダー)は自由に選定しうるが、紫外線硬化インキ
易接着性を奏するものが好ましい。紫外線硬化インキ易
接着性樹脂としては、例えばテレフタル酸、イソフタル
酸系芳香族ポリエステル、スルホン酸塩基含有ポリエス
テル、カルボン酸塩基含有ポリエステル、ポリエーテル
型ポリウレタン、ポリエステル型ポリウレタン、カルボ
ン酸塩基含有ポリウレタン、ブロックイソシアネート基
含有ポリウレタン、メチルメタクリレート・エチルアク
リレート共重合体、メチルメタクリレート・2−ヒドロ
キシエチルアクリルアミド・N−メチロールアクリルア
ミド共重合体、エチルメタクリレート・メタクリルアミ
ド・グリシジルメタクリレート共重合体、メタクリルス
ルホン酸ソーダ・メチルアクリレート・アクリルニトリ
ル共重合体、ビニルスルホン酸ソーダ・メチルメタクリ
レート・エチルアクリレート共重合体、塩ビー酢ビ共重
合体、酢ビ−アクリル共重合体、塩化ビニリデン共重合
体、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリエチレンオキ
シド、ニトロセルロース、ポリアミドイミド等を挙げる
ことができる。
薄層の形成を塗布法で行う場合、塗液は未延伸フィルム
、−軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれに塗布
してもよい。塗布した後に更に延伸することもできる。
殊に一軸延伸フイルムに塗布した後に更に直角方向に延
伸する方法が好ましい。この塗液には種々の添加剤を配
合することが可能である。
本発明のフィルムは軽く、帯電防止性を有し、更には紫
外線硬化インキの印刷性にすぐれ、テレホンカード、プ
リペイドカードのような磁気カードのベースフィルムと
して有用である。
〈実施例〉 以下、実施例をあげて本発明を更に説明する。
なお、例中のフィルム特性は下記の方法で測定した。
■、 表面固有抵抗値 8cmのフィルムサンプルにアルミを蒸着し、20℃、
50%RHの条件下で高圧電源抵抗器と振動容量型微小
電流電位計を用いて表面固有抵抗率(Ω/□)を測定し
た。
実施例1 酸化チタンを5wt%、ポリプロピレンを12wt%含
有するポリエチレンテレフタレートを20’Cに維持し
た回転冷却ドラム上に溶融押出して未延伸フィルムとし
、次に機械軸方向に3,5倍延伸し、アクリル系エマl
レジョンAO8(日本カーバイド)とアルキルベンゼン
スルホン酸ソーダ及びポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルの混合物からなる濃度4%の塗布液を両面
に3 g/rd塗った後、直角方向に100 ’(、?
ニー3.8倍延伸し、220 ℃t−熟処理して、厚み
250μm、比重1.1のフィルムを得た。該フィルム
は片面が2.6 XIO”Ω/□、他面が3.4 Xl
011Ω/□の表面固有抵抗値を有し、両面とも紫外線
硬化インキに対して良好な接着力を示した。
実施例2〜6 実施例1においてコーテイング液の種類を変えること以
外は同様にして得たフィルムの両面を表面固有抵抗値を
表1に示した。各実施例で得たフィルムの紫外線硬化イ
ンキに対する接着力は良好であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、厚みが50μm以上であり、比重が0.5〜1.3
    の範囲内にある低密度ポリエステルフィルムの少なくと
    も片面に表面固有抵抗値が10^1^3Ω/□以下の薄
    層を設けてなる磁気カード用ポリエステルフィルム。 2、薄層の表面固有抵抗値が10^9〜10^1^3Ω
    /□の範囲内にある請求項1記載の磁気カード用ポリエ
    ステルフィルム。 3、薄層の表面固有抵抗値が帯電防止剤によって調整さ
    れている請求項1または2記載の磁気カード用ポリエス
    テルフィルム。 4、薄層が紫外線硬化インキ易接着性を有する請求項1
    記載の磁気カード用ポリエステルフィルム。 5、薄層が紫外線硬化インキ易接着性樹脂を含有する請
    求項4記載の磁気カード用ポリエステルフィルム。 6、ポリエステルフィルムが酸化チタンを含有する請求
    項1記載の磁気カード用ポリエステルフィルム。 7、ポリエステルフィルムがポリオレフィンを含有する
    請求項1記載の磁気カード用ポリエステルフィルム。
JP1213060A 1989-08-21 1989-08-21 磁気カード用ポリエステルフイルム Expired - Lifetime JPH0832441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1213060A JPH0832441B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 磁気カード用ポリエステルフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1213060A JPH0832441B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 磁気カード用ポリエステルフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0376648A true JPH0376648A (ja) 1991-04-02
JPH0832441B2 JPH0832441B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=16632868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1213060A Expired - Lifetime JPH0832441B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 磁気カード用ポリエステルフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0832441B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237272A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 三菱樹脂株式会社 二軸配向ポリエステルフィルム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49134755A (ja) * 1972-10-24 1974-12-25
JPS5972654A (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 Ricoh Co Ltd 磁気カ−ド
JPS59121626A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Ricoh Co Ltd 磁気カ−ド
JPS59127228A (ja) * 1983-01-08 1984-07-23 Ricoh Co Ltd 磁気カ−ド
JPS6259635A (ja) * 1985-09-09 1987-03-16 Diafoil Co Ltd 磁気カ−ド用ポリエステルフイルム
JPS6418631A (en) * 1987-07-15 1989-01-23 Diafoil Co Ltd Polyester film having coated layer and containing fine air bubble
JPS6470918A (en) * 1987-09-10 1989-03-16 Diafoil Co Ltd Magnetic card
JPH01185831A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Toray Ind Inc 磁気記録カード
JPH01185832A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Toray Ind Inc 磁気記録用カード

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49134755A (ja) * 1972-10-24 1974-12-25
JPS5972654A (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 Ricoh Co Ltd 磁気カ−ド
JPS59121626A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Ricoh Co Ltd 磁気カ−ド
JPS59127228A (ja) * 1983-01-08 1984-07-23 Ricoh Co Ltd 磁気カ−ド
JPS6259635A (ja) * 1985-09-09 1987-03-16 Diafoil Co Ltd 磁気カ−ド用ポリエステルフイルム
JPS6418631A (en) * 1987-07-15 1989-01-23 Diafoil Co Ltd Polyester film having coated layer and containing fine air bubble
JPS6470918A (en) * 1987-09-10 1989-03-16 Diafoil Co Ltd Magnetic card
JPH01185831A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Toray Ind Inc 磁気記録カード
JPH01185832A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Toray Ind Inc 磁気記録用カード

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0832441B2 (ja) 1996-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4877237B2 (ja) 帯電防止性ポリマーフィルム
JP2009012454A (ja) 帯電防止性白色ポリエステルフィルム
JPH0976443A (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
CN107249886A (zh) 叠层膜及其制造方法
JPH0376648A (ja) 磁気カード用ポリエステルフイルム
JP2886024B2 (ja) コーティング剤及び該剤を塗布した易接着性ポリエステルフイルム
JP3205258B2 (ja) 易接着性ポリエステルフィルム
JPS62179535A (ja) 包装材の製造法
JPH1134266A (ja) 易接着性ポリエステルフィルム及び積層フィルム
JPH04107127A (ja) 磁気カード用ポリエステルフイルム
JP3502477B2 (ja) 易接着性白色ポリエステルフィルム
JP6846788B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JP3527051B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JPH05310975A (ja) 帯電性の改良された易接着性ポリエステルフイルム及びその製造法
JP3107978B2 (ja) プライマーコートポリエステルフィルムの製造法
JPH06145394A (ja) 帯電性の改良された易接着性ポリエステルフイルム及びその製造方法
JP2001301099A (ja) Icキャリア用制電性フィルムならびにそれからなるicキャリアカバーテープおよびicキャリアケース
JPH0458772B2 (ja)
JPH09176351A (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JPH0786150B2 (ja) 帯電防止性易接着ポリエステルフィルム
JPH09141800A (ja) 易接着性ポリエステルフィルム
JPH08122969A (ja) 写真印画紙用ポリエステルフィルム
JPH09314779A (ja) 易接着性ポリエステルフィルム
JPH09239934A (ja) 易接着性ポリエステルフィルム
JPH0377219B2 (ja)