JPS6259635A - 磁気カ−ド用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気カ−ド用ポリエステルフイルム

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JPS6259635A
JPS6259635A JP60197608A JP19760885A JPS6259635A JP S6259635 A JPS6259635 A JP S6259635A JP 60197608 A JP60197608 A JP 60197608A JP 19760885 A JP19760885 A JP 19760885A JP S6259635 A JPS6259635 A JP S6259635A
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film
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polyester
layer
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野] 本発明は、塗布層を設けることにより磁気カードの磁性
層あるいは印刷層との接着性を改良した磁気カード用ポ
リエステルフィルムに関する。
〔従来の技術〕
磁気カードに、いわゆるキャッシュレスの便利さからク
レジット・カードとして広く使用され、現金の自動入金
、引出への利用も金融機関で実施されてい心。最近では
、いわゆる電話カードや国鉄カードなど公共の通信、運
輸機関にも磁気カードが使用されはじめているように、
ますますその利用分野を広げている。
磁気カードとしてに、光線透過を少なくしたプラスチッ
クシートに磁性層と種々の情報を表   □示した印刷
層が設けられている。基材となるプラスチックシートと
しては、耐水性、耐薬品性、機械的強度、寸法安定性な
どが優れたポリエステルフィルム、特にポリエチレンテ
レフタレートフィルムが用いられている。磁気カードと
して用いられるポリエステルフィルムは、光線透過を少
なくして表裏の印刷層の表示を確認可能にする必要があ
ると共に、磁性層、印刷層との接着層を強め、使用時の
摩擦、磨耗、引掻き、折シ曲げなどによるこれらの層の
脱落を防止する必要がある。また、磁性層や印刷層は、
従来溶剤を含有するものが使用されていたが、溶剤を使
わない、あるいは低温かつ短時間で塗布層の架橋ができ
るなどの理由で電子線や紫外線で硬化する磁性塗料や印
刷インキが使用され始めている。従来は、ポリエステル
フィルムト磁性1−あるいは印刷層との接着性の改良の
ためには、磁性材塗料や印刷インキのバインダーの工夫
や磁性層の塗布や印刷の前に下引き処理などの表面処理
を施していた。これらの方法においては、選択すべき磁
性塗料や印刷インキの種類が制約さn1下引き処理など
によるコストの上昇をまねいていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記欠点を解消し、磁性層および印刷
層との接着性を改良した安価な磁気カード用ポリエステ
ルフィルムを提供することである。
〔発明の構成〕
本発明は、上記の目的を構成するため白色顔料を含有す
るポリエステルフィルムの少なくとも片面に水を媒体と
したアニオン性基を有するポリウレタンを塗布した後延
伸してなる積層フィルムである。
本発明におけるポリエステルフィルムのポリエステルと
にその構成単位の80モル係以上がエチレンテレフタレ
ートであるポリエチレンテレフタレートあるいはエチレ
ンナフタレートでアルポリエチレンナフタレートである
本発明における白色顔料を含有するポリエステルフィル
ムの白色顔料は、ポリエステルフィルムを磁気カード化
した場合に光線の透過を防ぐことにより、印刷層が裏面
から見えないようにする穴め使用するものである。白色
顔料としては、フェノキシ樹脂、ポリオレフィン、ポリ
カーボネートなどをいわゆる海鳥状に分散させて光散乱
化をはかるため有機系高分子を用いてもよいし、メルク
、カオリン、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、炭酸力
ルクウム、酸化チタン、シリカなどの無機粒子を用いて
もよいが、これらに限定されるものではない。白色顔料
として特に好ましいのは酸化チタンである。
ポリエステルフィルムの白色顔料の含有量は、白色顔料
の種類、白色顔料の分散法、磁気カードとしての厚さ、
磁気カードの釉類により異なるが、磁性層および印刷層
を設ける前のポリエステルフィルムとして、J工S−K
 6714  K:準じて東洋り機社製のヘーズメータ
S型で測定した場合の全光線透過率が50%以下、さら
に好ましくは40%以下、さらに好ましくは20チ以下
とΔ なるような割合で含有させるとよい。白色顔料をポリエ
ステルフィルムに含有させる方法は、ポリエステルに対
しである程度不活性な酸化チタンやクリ力などは重合工
程中に添加する方法を使用してもよいし、ポリエステル
重合体に押出機などを用いて白色顔料をあらかじめ練込
む方法でもよいし、フィルム製造工程の押出工程で白色
顔料を混合してもよい。白色顔料を重合工程で官有させ
る方法のひとつとしてエステル交換触媒に用いたカルシ
ウム化合物あるいは触媒以外の化合物をあらかじめ添加
しておき、エステル交換あるいは重合中の適当な時期に
こnらの化合物と反応する化合物を添加することにより
、粒子を重合体系中に析出させる方法をとることもでき
る。白色顔料の効果の改善や白色度の改善のためけい光
剤や安定剤、色調調節剤、潤滑剤、カンプリング剤など
を白色顔料と共にポリエステルフィルムに含有させても
よい。
本発明における水を媒体としたアニオン性基を有するポ
リウレタン樹脂とは、 特公昭42−24194号、特公昭46−7720号、
特公昭46−10193号、特公昭49−57839号
、特開昭50−123197号、特開昭53−1260
58号、特開昭54−13s098号などで公知のポリ
ウレタン系樹脂あるいはそれらに準じたポリウレタン系
樹脂を用いることができる。
ポリウレタン形成成分の主要な構成成分は、ポリイソ7
アネート、ポリオール、鎖長延長剤、架橋剤などである
ポリイソシアネートの例としてハ、トリレンシイツクア
ネート、フェニレンジインンアネー)、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4′−
ジンクロヘキシルメタンジインファネート、インホロン
ジインシアネートなどがある。
ポリオールの例としては、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテト
ラメチレングリコールのようなポリエーテル類、ポリエ
チレンアジペート、ポリエチレン−ブチレンアジペート
、ポリカプロラクトンのようなポリエステル類、アクリ
ル系ポリオール、ひまし油などがある。
鎖長延長剤あるいは架橋剤の例としては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、メタンジオール、ジエ
チレングリコール、トリメチロールプロパン、ヒドラジ
ン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、4.4
’−ジアミノジフェニルメタン、4.4’−ジアミノジ
シクロヘキフルメタン、水などがある。
アニオン性基を有するポリウレタン系樹脂は、ポリウレ
タン形成成分であるポリオール、ポリインシアネート化
合物、鎖長延長剤などにアニオン性基を有する化合物を
用いる方法、生成したポリウレタンの未反応インシアネ
ート基とアニオン性基を有する化合物を反応させる方法
、ポリウレタンの活性水素を有する基と特定の化合物を
反応させる方法などを用いて製造できる。
ポリウレタン形成成分としてアニオン性基を有する化合
物を用いる方法では、例えば芳香族インクアネート化合
物をスルホン化する方法で得られる化合物、ジアミノカ
ルボン酸塩、アミノアルコール類の硫酸エステル塩など
を用いることができる。
ポリウレタンの未反応のインシアネート基とアニオン性
基を有する化合物を反応させる方法は、例えば重亜硫酸
塩、アミノスルホン酸およびその塩類、アミノカルボン
酸およびその塩類、アミノアルコール類の硫酸エステル
およびその塩類、ヒドロキシ酢酸およびその塩類など?
用いることができる。
ポリウレタンの活性水素を有する基と特定の化合物を反
応させる方法は、例えばジカルボン酸無水物、テトラカ
ルボン酸無水物、サルトン、ラクトン、エポキシカルボ
ン酸、エポキシスルホン&、2.4−ジオキン−オキサ
ゾリジン、イサト酸無水物、ホストン、硫酸カルビルな
どの塩型の基または開環後に塩?生成できる基を示す5
八環から7員雅の環式化合物を用いることができる。
ポリウレタン系樹脂としては、分子量300〜2000
0のポリオール、ポリインシアネート、反応性水素原子
を有する鎖長延長剤およびインシアネート基と反応する
基、およびアニオン性基を少くとも1個有する化合物か
らなる樹脂が好ましい。
ポリウレタン系樹脂中のアニオン性基は、−80,H、
−08OsH、−COOHおよびこ扛らのアンモニウム
塩、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムな
どの金属塩である。ポリウレタン系樹脂中のアニオン性
基の量は、α05重量%〜8重量係が好ましい。少ない
アニオン性基量では、ポリウレタン系樹脂の水溶性ある
いは水分散性が悪く、多いアニオン性基量では、塗布後
の下塗り層の耐水性が劣つ九シ、吸湿してフィルムが相
互に固着しやすくなるからである。
本発明におけるポリウレタンの媒体は水であるがポリウ
レタンの凝集安定性あるいはポリエステルフィルムへの
塗布性改良のためアルコール類、セルソルブ類、N−メ
チルピロリドンなどを水以外に含有していてもよい。
本発明における塗布層には、ポリウレタン以外に界面活
性剤、潤滑剤、無機系粒子、有機系粒子、安定剤、エポ
キシ化合物、アルキロール化合物、アジリジン化合物、
ブロックイソシアネート、シランカップリング剤などの
反応性化合物、水溶性あるいは水分散性高分子、染顔料
、帯電防止剤などを固着性、滑り性、接着性、帯電性、
塗膜強度の改良などを目的として用いることができる。
特にポリウレタンが場合によってはポリエステルフィル
ムへの塗布性が不良であったシ、ポリエステルフィルム
への接着性が不良の場合であってもポリウレタンと磁性
層や印刷層との接着性が期待できる場合には、ポリウレ
タンとアニオン性基を有する水溶性あるいは水分散性の
ポリエステルを併用するのが好ましい。このようにすれ
ば、アニオン性基を有スる水溶性あるいは水分散性ポリ
エステルの効果によって塗布液の塗布性が改良され、塗
布層と基体のポリエステルフィルムが強固に一体化L、
塗布層のポリウレタンが磁気カード用として用いた場合
に磁性層や印刷層との接着性の効果を発揮するのである
。アニオン性基を有する水溶性あるいは水分散性のポリ
エステル系樹脂としては、特公昭47−40873号、
特開昭50−85497号、特開昭50−121556
号、特開昭52−155640号などで公知のポリエス
テルあるいはそれらに準じたポリエステルを用いること
ができる。
例えば、ポリエステルのジカルボン酸成分は、芳香族ジ
カルボン酸の例として、テレフタル酸、インフタル酸、
2.5−ナフタレンジカルボン酸およびそnらのエステ
ル形成性誘導体などが用いられ、脂肪族ジカルボン酸の
例として、アジピン酸、アゼライフ1%セパジノ酸およ
びそのエステル形成性誘導体などが用いられ、オキシモ
ノカルボン酸の例として、オキシ安息香酸オよびそのエ
ステル形成性誘導体などが用いられる。
さらにポリエステルのグリコール成分としては、脂肪族
、脂環族、芳香族ジオール等が使用できその例として、
エチレングリコール、1,4−フタンジオール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1.4−シ
クロヘキサンジメタツール、p−キシレンジオールなど
が用いられ、ポリ(オキシアルキレ7〕グリコールの例
としていわゆるポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどが用
いられる。
ポリエステルとしては、上述したエステル形成成分から
なる飽和線状ポリエステルのみならず、3価以上のエス
テル形成成分?有する化合物からなるポリエステルある
いは反応性の不飽和基を有するポリエステルも用いるこ
とができる。
スルホン酸塩基を有するポリエステルは、前述したポリ
エステル形成成分と共に、ポリエステル成分とな夛得る
スルホン酸塩基を有する化合物を用いて製造できる。
スルホン酸塩基を有する化合物の例としては、スルホイ
ンフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スルホナフタレ
ン−2,7−ジカルボン酸およびそのエステル形成性誘
導体などの金属塩がある。金属塩の金属の例としてハ、
リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどが
好適である。これらの中で非常に好適な化合物としては
、5−ンジオスルホインフタル酸またはンジオスルホシ
メチルイソ7タレートがある。
ポリエステルにスルホン酸塩基を導入する別法としては
、エステル形成性脂肪族不飽和化合物を共重合成分とし
たポリエステルの不飽和基を亜硫酸水素ナトリウムある
いはメタ重亜硫酸ナトリウムなどのスルホン化剤でスル
ホン化する方法も例示することができる。
ポリエステル系樹脂のジカルボン酸成分中の芳香族ジカ
ルボン酸量は、50モル%〜100モル係の範囲が好ま
しい。これにポリエステル系樹脂の軟化点を高め、固着
性を良くするためである。
ポリエステル系樹脂中のスルホン酸塩基に、樹脂を水溶
性あるいは水分散性とするに必要な量存在する必要があ
シ、スルホン酸塩基を有するジカルボン酸をジカルボン
歳中の2モル係〜20モル係の範囲で使用するのが好ま
しい。
2モルト1少ないスルホン酸塩基量でハ水溶性あるいは
水分散性が不充分であシ、20モル係より多いスルホン
酸塩基量では、塗布後の下塗シ層の耐水性が劣ったり、
吸湿してフィルムが相互に固着しやすくなるからである
ポリエステル系樹脂とポリウレタン系樹脂の混合水溶液
または混合水分散液中の粗性に、固形分重量としてポリ
エステル系樹脂が0重量%から50重1t%が好ましく
、さらに好1しくは0重f%から40重量係、さらには
1〜40重t%の範囲が好ましい。
ポリウレタン系樹脂が50重f%以上らるOが好ましい
のは、磁性層や印刷インキとの接着性、特に電子線や紫
外線で硬化させる塗料との接着性の効果を発揮させるた
めである。
本発明において、ポリウレタンをポリエステルフィルム
に塗布する方法は、厚崎勇次著、槙書店1979年発行
、「コーティング方式」に示されているリバースロール
コータ、グラビアコータ、キスコータ、ロッドコータ、
エアドクタコータ、カーテンコータあるいはこれ以外の
公知の装置を用いて、基体のポリエステル未延伸フィル
ムにポリウレタンを塗布し、逐次あるいは同時に2軸延
伸する方法、1軸延伸され九基体のポリエステルフィル
ムに塗布し、さらに先の1軸延伸方向と直角の方向に延
伸する方法、あるいは2軸延伸ポリエステルフイルムに
塗布し、さらに横および/または縦方向に延伸する方法
である。
特に、ロール延伸法による1軸延伸ポリエステルフイル
ムに樹脂液を塗布し、適当な乾燥を行ない、あるいは乾
燥を施さず、ポリエステル1軸延伸フイルムをただちに
先の延伸方向とに直角方向に延伸し、熱処理を行なう方
法で製造するのが好ましい。
本方法によるならば、延伸と同時に塗布層の乾燥が可能
になると共に塗布層の厚さを延伸倍率に応じて薄くする
ことができ、塗布層を有し、高特性化したフィルムを比
較的に安価に製造できる。この方法は、塗布後に延伸を
施すことから「塗布延伸法」と称することができる。
2軸延伸ポリエステルフイルム上の塗布層の厚さは、1
01μから5μの範囲が好ましく、さらに好ましくは(
LO5/Jから1μの範囲である。塗布層の厚さが10
1μ未満では均一に塗布しにくいため、製品に塗布むら
が生じやすくなったシ、各種用途において接着性が不充
分であったシする。また、塗布層の厚さが5μを超すと
フィルム相互が固着(ブロッキング〕やステイシキング
するなどして、フィルムの取扱いが困難になシ好ましく
ない。
ポリエステルフィルムの厚さは、磁気カード用として種
々のものが用いられるが、通常100μ〜500μのも
のが提供される。
〔発明の効果、作用、用途〕
本発明のポリエステルフィルムは、白色顔料を含有して
いることによシ印刷の効果が発揮され、塗布層によシ磁
性層や印刷層との接層性が改良されたものである。特に
、本発明のポリエステルフィルムは、電子線や紫外線で
硬化する磁性塗料や印刷インキとの接着性が良好である
これらの特性を有する本発明のポリエステルフィルムは
、磁性層および印刷層を有してなる磁気カードの基体と
して適している。
〔測定・評価法〕
本発明の各特性値の測定法と効果の評価基準を次にまと
めて示す。
1、 光線透過率 JIS−に6714に準じて東洋精機社製のへ−ズメー
タ日型で測定 λ 固着性 固着性(ブロッキング性)の試験は、ポリエステルフィ
ルムの塗布面と非塗布面あるいは塗布面と塗布面を重ね
、恒温恒湿槽で調湿後40℃、80僑RH,10ゆ7画
3.20時間の条件でプレス処理したものを固着跡もな
く容易に剥離できるかどうかで判定した。さらに、フィ
ルムをロール状に巻き取ったものを40℃、80%R)
IO恒温恒湿槽に1週間保管後にロールをフィルムから
巻き出し、その際に固着跡もなく容易に巻き出せるかど
うかで判定した。
五 塗布延伸塗布層とポリエステルフィルムの接着性 本発明の塗布層であるポリウレタン層と基体のポリエス
テルフィルムとの接着性は、次の方法で評価した。
フィルムの塗布層に11111Il角のいわゆるゴバン
目を入れ、巾18−のニチバン社製七ロテ−プを気泡の
入らぬよう7crnの長さに貼り、この上を3ゆの手動
式荷重ロールで一定の荷重を与える。フィルムを固定し
、七ロノ・ンテープ〇一端を5002の錘に接続し錘が
45鋸の距離を自然落下後に180°方向の剥離試験が
開始する方法で接着性を評価し次。
接着性に、次の5段階の基準で評価した。
4以上が実用可能な範囲である。
5:セロハンテープ面に全く剥離し、ない。
4:10%未満しかセロハンテープ面に剥離しない。実
用的には指数4以上であれば問題なく使用できる。
3:10〜50%の部分がセロハンテープ側に剥離する
2:5m%以上の部分がセロハンテープ側に剥離する。
1:完全にセロハンテープ側に剥離する。
4、 印刷インキ接着性 印刷インキ接着性は、下記3flのインキ層を設け、上
記のセロハンテープ剥離試験を実施した。
(A)  東洋インキ社製の七ロノ・ン用印刷インキで
あるセロカラー〇〇5T390藍4部とトルエンと酢酸
エチルの希釈剤であるNo−1046部とを混合し、+
8のロッド==+−p−でポリエステルフィルムに塗布
し、80℃、2分間乾燥して印刷層を設けた。
(B)  東洋インキ社製の紫外線硬化型インキである
FD−88藍(商品名)100部とFDレジューサ−P
(商品名)5部を配合し、ナイロンナ300を用いたス
クリーン印刷板で印刷し、ウシオ電機社製の紫外線照射
装置UV)I −2000型(商品名〕で硬化条件を1
60W/cm、フィルム速度を12+?I/分として印
刷層を設けた。
(0)  セイコーアドバンス社製の紫外線硬化型イン
キであルUVA −9119(商品名)100部とBO
X −120白(商品名)40部とを配合し、(功と同
様にして印刷層を設けた。
& 磁性層接着性 磁性層接着性は、下記の2種の磁性層を設け、前述のセ
ロハンテープ剥離試験(7’jだしゴバン目は入れない
)および硬貨による引掻試験を実施し、磁性層が基体ポ
リエステルフィルムに残存するかどうかで判定した。
(A)ポリウレタン509、ニトロセルロース20部、
塩ビー酢ビ樹脂30部、インシアネート化合物、7.5
部、カーボンブランク12部、レシチン4部、7−Fe
1O1460部をメチルエチルクトン:トルエン:メチ
ルインブチルケトン=I : 1 : 1の溶剤900
部に分散化して調製したものを固型分で5μの厚さに塗
布し、80℃で1分間乾燥し、その後80℃で24時間
二一ジングして磁性層を設けた。
(B)  ポリウレタンS62、ウレタンアクリレ−)
a4り、テトラエチレングリコールジアクリレート2.
8f、 レクチンα82をメチルエチルケトン190f
に分散し友ものを(A)の磁性層と同様に塗布し、乾燥
後に、電子線照射装置であるエナジー・サイエンス社製
の「エレクトロカーテン(商品名)」で10メガラドの
条件で硬化して磁性層を設けた。
比較例1 酸化チタンを5重f%含有するポリエチレンテレフタレ
ートを溶融押出しし、縦方向に50倍延伸後、横方向に
50倍延伸し、210℃で熱固定を行ない厚さ250μ
の2軸延伸ポリエステルフイルムを得た。本フィルムの
光線透過率は6%であった。本フィルムの磁性層(A)
、 CB)接着性は、磁性層がポリエステルフィルム側
に残存せず不合格であった。印刷インキ(4)iB)。
(0)接着性に、評価1で不合格であった。
比較例2 酸化チタンを14重fftqb含有するポリエチレンテ
レフタレートを溶融押出しし、縦方向に50倍延伸後、
横方向に50倍延伸し、210℃で熱固定を行ない厚さ
188μの2軸地伸ポリエステルフイルムを得た。本フ
ィルムの光線透過率は1%以下であった。本フィルムの
磁性層接着性、印刷インキ接着性に、比較例1と同様で
不合格であった。
実施例1 スルホン酸塩基を有する水分散性ポリウレタンであるバ
イエル社のインプラニルDLH(fi品名)を65部(
固形分として、以下同様)、スルホン酸塩基を有する水
分散性ポリエステルである日本合成化学工業社のポリエ
スタ−XWR−901(商品名)を30部、シリカゾル
を5部配合した塗布液を比較例1および比較例2の縦延
伸後のフィルムに塗布後、比較例1.2と同様にして横
延伸、熱固定してポリウレタンを主体とする厚さα10
r/m”(D塗布層を有する250μおよび188μの
2軸延伸ポリエステルフイルムを得た。本フィルムに、
固着性もなく、塗布層と基体のポリエステルフィルムと
の接着性も評価5と良好であった。この250μおよび
188μの磁性層接着!:に、(4)、(B)の磁性層
共に凝集破壊により剥離試験後、磁性層がポリエステル
フィルムに残存し良好でめった。
この250μ、188μのフィルムの印刷インキ接着性
は、印刷インキ(A)に対しては評価5、印刷インキ(
B)、 (0)に対しては評価4で合格であった。
実施例2 実施例1で用いたインプラニルpbu(h品名〕を60
部、ポリエスタ−XWR−901(商品名)を30部、
ヘキサメチロールメラミンを100部配した塗布液を比
較例1および比較例2のフィルムに実施例1と同様にし
て塗布してポリウレタンを主体とする塗布4Th有する
2軸延伸ポリエステルフイルムを得た。本フィルムの固
着性、塗布層の基体ポリエステルフィルムへの接着性は
良好であった。本フィルムの磁性層接着性は、剥離試験
で磁性層が凝集破壊するほど良好であった。印刷インキ
接着性に、印刷インキ(4)、 (B)、 (0)全て
に対して評価5で良好であった。
実施例3 カルボン酸塩基を有する水分散性ポリウレタンである大
日本インキ化学工業社のハイトランAP−10(商品名
)を実施例1と同様にして塗布厚さ11.10 f/ 
m” 、  (L 20 f/ m”でフィルム厚さ2
50μおよび188μの2軸延伸ポリエステルフイルム
を得た。この塗布厚さおよびフィルム厚さの異なる4種
のフィルムに、固着性、塗布層と基体ポリエステルフィ
ルムの接着性、磁性層接着性、印刷インキ接着性の全て
において良好であった。
実施例4 実施例3のハイトランAP−’O(i品名)を80部、
スルホン酸塩基を有する水分散性ポリエステルである大
日本インキ工業社のファインテックスl5−670(商
品名)を200部配し九塗布液を実施例1と同様に塗布
して塗布厚さくL 10 t / m”でフィルム厚さ
250μ、188μの2軸延伸ポリエステルフイルムヲ
iた。本フィルムの固着性、塗布層と基体ポリエステル
フィルムとの接着性、磁性J−接層注、印刷イン中接着
性は全て良好であった。
実施例5 カルボン酸塩基を有する水分散性ポリウレタンであるポ
リビニルケミカル社のネオレッッR−940(商品名〕
を70部、実施914で用いたファインテックスRE−
670(商品名)を300部配し之塗布液を用い、実施
例1と同様にして250μおよび188μの2軸延伸ポ
リエステルフイルムを得九。本フィルムの固着性、塗布
層と基体ポリエステルフィルムとの接着性、磁性層接着
性、印刷インキ接着性は全て良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、白色顔料を含有するポリエステルフィルムの少なく
    とも片面に、水を媒体としたアニオン性基を有するポリ
    ウレタン樹脂を塗布した後延伸してなる磁気カード用ポ
    リエステルフィルム。
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