JPH0376609B2 - - Google Patents

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JPH0376609B2
JPH0376609B2 JP59135634A JP13563484A JPH0376609B2 JP H0376609 B2 JPH0376609 B2 JP H0376609B2 JP 59135634 A JP59135634 A JP 59135634A JP 13563484 A JP13563484 A JP 13563484A JP H0376609 B2 JPH0376609 B2 JP H0376609B2
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amplifier
terminal
double
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frequency signal
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Takeshi Sato
Hiroyuki Nagai
Kazuhiko Kubo
Akira Usui
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電界効果トランジスタ(以下、FET
と略称する)を使用したダブルバランス式のミキ
サ装置と増幅器に関するもので、特にチユーナ装
置やコンバータ装置などに使用して有効なもので
ある。
従来例の構成とその問題点 従来のミキサ装置の一例を第1図に示す。これ
を説明すると、端子bより入力された高周波信号
は直流阻止用コンデンサ32を通り、バラン4を
介し、ダブルバランスドミキサ部2を構成してい
るFET8,9,10,11のソース端子に入力
される。一方、端子aより注入された局部発振信
号は直流阻止用コンデンサ6を通り、バラン1を
介して、ダブルバランスドミキサ部2を構成して
いるFET8,9,10,11のゲート端子に注
入される。これら高周波信号と局部発振信号はダ
ブルバランスドミキサ部2で混合され、FET8,
9,10,11のドレイン端子より中間周波信号
として現われ、バラン3を介して直流阻止用コン
デンサ23を通り共振線路26とコンデンサ24
からなる、中間周波数に同調し、かつ、ダブルバ
ランスドミキサ部2のドレイン端子側出力インピ
ーダンスと中間周波増幅器5の入力インピーダン
スの整合をとつている同調回路を通り、直流阻止
用コンデンサ25を通り、中間周波増幅器5を構
成しているFET17のゲート端子に入る。ここ
で増幅さ、FET17のドレイン端子より取り出
され直流阻止用コンデンサ31を通つて端子dよ
り出力される。ダブルバランスドミキサ部2を最
適に動作させるためのゲートバイアス電圧は抵抗
15と抵抗20,21,22とによつて供給され
る。FET8,9,10,11はソース電位に対
して低電位なるゲートバイアス電圧を必要とする
ため、抵抗15でソース電位をアース点より上げ
ておきゲートバイアス電圧が正でも、ソース電位
に対して負となる様に設定している。同様にし
て、中間周波増幅器5を構成しているFET17
のゲートバイアス電圧も抵抗18でソース電位を
アース点より上げておき、ゲートバイアスを抵抗
28,29,30で最適動作点に設定している。
しかしながら、上記のような構成において、
FET使用のミキサが変換利得を最大にできる局
部発振信号+10dBm以上をゲート端子に供給し
たときに、ダブルバランスドミキサ部2の直流動
作電流を数mAに設定していても、交流動作電流
は数10mAにおよぶという問題点を有していた。
さらに、中間周波増幅器には別に電流を流す構成
であるために、総合の動作電流は増大するので、
低電流化の問題点をも有していた。
発明の目的 本発明の目的は低消費電流化のための定電流化
回路を増幅器として使用し、低消費電流と変換利
得向上を可能とするミキサ装置を提供することで
ある。
発明の構成 本発明のミキサ装置は第1,第2,第3および
第4のFETのゲート端子に局部発振信号を供給
し、ソース端子には、高周波信号を供給し、ドレ
イン端子から中間周波信号を得るように構成した
ダブルバランスドミキサ部のソース端子にバラン
を介して増幅器を直流的に縦続接続し、さらに交
流的にダブルバランスドミキサ部と増幅器が独立
するように接続し、局部発振信号の増加にともな
う交流動作電流の増加を抑制するとともに、増幅
器を高周波増幅器や中間周波増幅器として使用す
るように構成したものであり、これにより低消費
電流動作と変換利得の向上となるものである。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第2図は本発明の一実施例に係るミキサ装置の
構成図を示すものである。第2図において、増幅
器5は中間周波増幅器であり、ダブルバランスド
ミキサ部2から出力された中間周波信号を増幅す
るとともに、ダブルバランスドミキサ部2の定電
流化回路となるよう構成されている。中間増幅器
は1個のFETからなり、そのドレイン端子には、
ダブルバランスドミキサ部2のソース端子よりソ
ース電流が抵抗15を通り、さらにチヨークコイ
ル16を通つて流れ込む。この時、バラン4と抵
抗15の接続点と抵抗15とチヨークコイル16
の接続点を高周波的に接地し、ダブルバランスド
ミキサ部2と増幅器5を高周波的に切り放し、独
立さるために接地コンデンサ14,37をアース
間に接続する。従つて増幅器5の動作電流を決定
するとダブルバランスドミキサ部の動作電流は局
部発振信号注入時においても数mAの増加で済
む。端子aより入力された局部発振信号はコンデ
ンサ6とバラン1を介してダブルバランスドミキ
サ部2のゲート端子に注入され、一方、端子bよ
り入力された高周波信号はコンデンサ32とバラ
ン4を介してダブルバランスドミキサ部2のソー
ス端子に入力され混合された後、中間周波信号は
ドレイン端子よりバラン3を介して共振線路26
とコンデンサ24で構成される同調回路を通り中
間周波増幅器である増幅器5を構成するFET1
7のゲート端子に入力され増幅された後、コンデ
ンサ31を通つて端子dより出力される。動作電
流はダブルバランスドミキサ部が最小変換損失と
なり、かつ、増幅器5の利得,歪特性が最良とな
る様に抵抗18と抵抗29,36,35,34で
ゲートバイアス電圧を供給し、設定する。ダブル
バランスドミキサ部2のゲートバイアス電圧は抵
抗15と抵抗21によつて供給される。以上のよ
うに本発明の実施例によれば、増幅器を定電流化
回路として動作させることにより、ダブルバラン
スドミキサ部の局部発振信号注入時の交流動作電
流の増加は抑制され、さらに動作電流を共用して
いるためにミキサ部としての低電流化と、増幅器
により中間周波信号を増幅し、ミキサ部の変換利
得の向上化を実現している。
次に本発明の他の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第3図は本発明の他の実施例に係るミキサ装置
の回路構成図を示すものである。第3図におい
て、増幅器5は高周波信号増幅器であり、ダブル
バランスドミキサ部2に入力する高周波信号を増
幅するとともに、ダブルバランスドミキサ部2の
定電流化回路となるよう構成されている。高周波
信号増幅器は1個のFETからなり、そのドレイ
ン端子には、ダブルバランスドミキサ部2のソー
ス端子よりソース電流が抵抗15を通り、さらに
チヨークコイル16を通つて流れ込む。この時、
バラン4と抵抗15の接続点と抵抗15とチヨー
クコイル16の接続点を高周波的に接地し、ダブ
ルバランスドミキサ部2と増幅器5を高周波的に
切り放し、独立させるために接地コンデンサ1
4,37をアース間に接続する。従つて増幅器5
の動作電流を決定するとダブルバランスドミキサ
部の動作電流は局部発振信号注入時においても数
mAの増加で済む。端子aより入力された局部発
振信号はコンデンサ6とバラン1を介してダブル
バランスドミキサ部2のゲート端子に注入され、
一方、端子bより入力された高周波信号はコンデ
ンサ40を通つて増幅器5を構成しているFET
17のゲート端子に入力され、増幅された後、ド
レイン端子よりコンデンサ39を通つてバラン4
の高周波的に接地していない側に入力され、ダブ
ルバランスドミキサ部2のソース端子に入る。そ
こで混合された後、中間周波信号はドレイン端子
よりバラン3を介して、コンデンサ38を通り端
子dより出力される。動作電流はダブルバランス
ドミキサ部が最小変換損失となり、かつ、増幅器
5の利得,歪特性が最良となる様に抵抗18と抵
抗29,36,35,34でゲートバイアス電圧
を供給し、設定する。ダブルバランスドミキサ部
2のゲートバイアス電圧は抵抗15と抵抗21に
よつて供給される。以上のように本発明の実施例
によれば、増幅器を定電流化回路として動作させ
ることにより、ダブルバランスドミキサ部の局部
発振信号注入時の交流動作電流の増加は抑制さ
れ、さらに動作電流を共用しているためにミキサ
部としての低電流化と、増幅器により高周波信号
を増幅し、ミキサ部の変換利得の向上と低雑音指
数化を実現している。なお、上述の実施例では増
幅器を1個のFETとしたが、増幅器はFETに限
定されるものではなく、増幅作用の機能を有する
ものであれば何でもよい。
以上の説明から明らかなように、上述した各実
施例はダブルバランスドミキサ部のソース側に定
電流動作をする増幅器を高周波的には独立し、影
響を与えないように接続し、かつ、増幅器を中間
周波増幅器や高周波信号増幅器として動作させる
構成をとつている。したがつて、例えば、増幅器
を中間周波増幅器として動作させている場合につ
いてその効果についてさらに具体的に説明する。
局部発振信号電力が10dBmの時の直流動作時ド
レイン電流と交流動作時ドレイン電流の関係を第
4図に示す。この図を説明すると、eは本発明の
第1の実施例の場合であり、直流動作時のドレイ
ン電流20mA以上について、交流動作時のドレイ
ン電流の増加は2mA以内である。一方、は従
来例の場合であり、交流動作時のドレイン電流の
増加は30mAにもおよんでいる。さらに入力信号
周波数に対する交流動作時のドレイン電流の特性
は第5図に示す通りであり、gは直流動作時のド
レイン電流を25mAに設定した時の第1の実施例
の場合であり、交流動作時のドレイン電流を示し
たものである。本実施例によると交流動作時ドレ
イン電流の最大値は26.5mAで、わずか1.5mAし
か増加していない。一方、hは従来例の場合の交
流動作時ドレイン電流を示すものであり、この時
の直流動作時ドレイン電流は4mAに設定してい
る。
従つて、従来例による最大35mAもドレイン電
流が増加しており、本発明の実施例によると、低
消費電流化の効果が大きい。さらに、第6図に示
すように、iは従来例、jは本発明の実施例であ
るが、変換利得は6.5dB高くなつている。また、
第7図に示すように、lは従来例、kは本発明の
実施例であるが、1%混変調特性は6.5dB劣化し
ているが、妨害信号電圧値は103.5dB(50Ω終端
値)以上であるという優れた効果が得られる。
発明の効果 上記実施例より明らかなように本発明によれば
低消費電流のミキサを実現することができる上、
定電流化回路に増幅器を用い、ダブルバランスド
ミキサ部の中間周波信号を増幅し出力する構成
や、高周波信号を増幅し、ダブルバランスドミキ
サ部に入力する構成にすることにより、定・低電
流化を実現し、変換利得も向上し他の装置との接
続を考えた際の雑音性能向上についても有効であ
り、妨害性能も実用上問題ない性能であるという
効果が得られる。また低消費電流のためIC化す
る際には有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のミキサ装置の回路図、第2図は
本発明の一実施例によるミキサ装置の回路図、第
3図は本発明の他の実施例の回路図、第4図は直
流動作時ドレイン電流に対する局部発振信号入力
時の交流動作時ドレイン電流を示す特性図、第5
図は入力信号周波数に対する局部発振信号入力時
のドレイン電流を示す特性図、第6図は入力信号
周波数に対する変換利得を示す特性図、第7図は
入力信号周波数に対する妨害信号電圧を示す特性
図である。 1,3,4……バラン、6,7,12,14,
19,23,24,25,27,31,32,3
3,37,38,39,40……コンデンサ、1
3,16…チヨークコイル、15,18,20,
21,22,28,29,30,34,35,3
6……抵抗、a……局部発振信号入力端子、b…
…高周波信号入力端子、c……電源供給端子、d
……中間周波信号出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1,第2,第3および第4の電界効果トラ
    ンジスタのゲート端子に局部発振信号を供給し、
    ソース端子には、高周波信号を供給し、ドレイン
    端子から中間周波信号を得るように構成したダブ
    ルバランスドミキサ部のソース端子にバランを介
    して増幅器を直流的に縦続接続し、定電流化回路
    としてダブルバランスドミキサ部の局部発振信号
    の増加にともなう交流動作電流の増加を抑制し、
    かつ交流的にダブルバランスドミキサ部と増幅器
    が独立するように接続したことを特徴とするミキ
    サ装置。 2 増幅器は中間周波増幅器であつて、第5の電
    界効果トランジスタを使用し、その第5の電界効
    果トランジスタのゲート端子には、ダブルバラン
    スドミキサ部より得られる中間周波信号を入力
    し、増幅した後、ドレイン端子より取り出すよう
    に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のミキサ装置。 3 増幅器は高周波信号増幅器であつて、第5の
    電界効果トランジスタを使用し、その第5の電界
    効果トランジスタのゲート端子には、高周波信号
    を入力し、増幅した後、ドレイン端子より取り出
    し、ダブルバランスドミキサ部のソース側に供給
    するように構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のミキサ装置。
JP59135634A 1984-06-29 1984-06-29 ミキサ装置 Granted JPS6115426A (ja)

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