JPH0374971A - ゴースト除去装置およびゴースト除去方法 - Google Patents
ゴースト除去装置およびゴースト除去方法Info
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- JPH0374971A JPH0374971A JP1210634A JP21063489A JPH0374971A JP H0374971 A JPH0374971 A JP H0374971A JP 1210634 A JP1210634 A JP 1210634A JP 21063489 A JP21063489 A JP 21063489A JP H0374971 A JPH0374971 A JP H0374971A
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H21/00—Adaptive networks
- H03H21/0012—Digital adaptive filters
-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
- H04N5/211—Ghost signal cancellation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明はビデオ信号からゴーストを除去するためゴー
スト除去装置およびゴースト除去方法に関する。
スト除去装置およびゴースト除去方法に関する。
(従来の技術)
テレビジョン受像機には、通常、受信信号からゴースト
を除去するためのゴースト除去装置が設けられている。
を除去するためのゴースト除去装置が設けられている。
このゴースト除去装置は、通常、トランスバーサルフィ
ルタ(以下、TFと記す)を用いてゴーストを除去する
ようになっている。
ルタ(以下、TFと記す)を用いてゴーストを除去する
ようになっている。
第7図は従来のゴースト除去装置の構成を示す回路図で
ある。この装置の基本構成は文献1(特開昭59−21
1315号公報)に記載されている。
ある。この装置の基本構成は文献1(特開昭59−21
1315号公報)に記載されている。
この第7図のゴースト除去装置を説明すると、図中、1
1は垂直同期周期の基準信号を含むビデオ信号が人力さ
れる入力端子である。この入力端子11から人力される
ビデオ信号は、アナログ/デジタル変換回路(以下、A
/D変換回路と記す)12によりデジタル信号に変換さ
れた後、減算回路13に供給される。この減算回路13
は、TF14から出力されるゴースト打消し信号をA/
D変換回路12の出力から減することにより最終的にゴ
ーストの除去されたビデオ信号を出力する。
1は垂直同期周期の基準信号を含むビデオ信号が人力さ
れる入力端子である。この入力端子11から人力される
ビデオ信号は、アナログ/デジタル変換回路(以下、A
/D変換回路と記す)12によりデジタル信号に変換さ
れた後、減算回路13に供給される。この減算回路13
は、TF14から出力されるゴースト打消し信号をA/
D変換回路12の出力から減することにより最終的にゴ
ーストの除去されたビデオ信号を出力する。
TF14は減算回路13の出力を使ってゴースト打消し
信号を生成する。つまり、図示の装置はフィードバック
構成のゴースト除去装置となっている。
信号を生成する。つまり、図示の装置はフィードバック
構成のゴースト除去装置となっている。
TF 14に供給された減算回路13の出力は、タップ
付き遅延線141により周期Tづつ順次遅延される。こ
こで、Tは例えば1 / (4f 5c)(−70ns
ec)に設定されている( f scは3.57954
5MHzの色副搬送波周波数である)。各遅延出力は対
応するタップに接続された係数回路142によりタップ
係数(CN−CN+M)を掛けられた後、加算回路14
3で加算される。
付き遅延線141により周期Tづつ順次遅延される。こ
こで、Tは例えば1 / (4f 5c)(−70ns
ec)に設定されている( f scは3.57954
5MHzの色副搬送波周波数である)。各遅延出力は対
応するタップに接続された係数回路142によりタップ
係数(CN−CN+M)を掛けられた後、加算回路14
3で加算される。
この加算出力は出力端子15に出力されるとともに、ゴ
ースト打消し信号として上記減算回路13に供給される
。
ースト打消し信号として上記減算回路13に供給される
。
上記タップ係数はTF14のタップ係数メモリ144に
保持されている。このタップ係数は基準信号に基づいて
垂直同期周期ごとに修正される。
保持されている。このタップ係数は基準信号に基づいて
垂直同期周期ごとに修正される。
これにより、波形等化処理(ゴースト除去処理)の開始
′段階では、減算回路12からゴーストを含むビデオ信
号が得られるが、波形等化処理の最終段階では、ゴース
トの除去されたビデオ信号が得られる。
′段階では、減算回路12からゴーストを含むビデオ信
号が得られるが、波形等化処理の最終段階では、ゴース
トの除去されたビデオ信号が得られる。
上記タップ係数の修正は、ROM17に格納されている
プログラムに従ってマイクロプロセッサ16のソフトウ
ェアにより行われる。
プログラムに従ってマイクロプロセッサ16のソフトウ
ェアにより行われる。
第8図はマイクロプロセッサ16によるタップ係数修正
のための動作シーケンスを示すフローチャートである。
のための動作シーケンスを示すフローチャートである。
この動作シーケンスの基本説明は、文献2 (Mura
ka*1.Iga、Takehara、 −GHO8T
CLEANSYSTEM、” IEEE、Trans
、 on CE、 vol 0E−29,No、3゜A
ug、1983)と文献3 (shlabo、Yasu
a+oto、旧yata。
ka*1.Iga、Takehara、 −GHO8T
CLEANSYSTEM、” IEEE、Trans
、 on CE、 vol 0E−29,No、3゜A
ug、1983)と文献3 (shlabo、Yasu
a+oto、旧yata。
5hlotani、 ”AUTOMATICGHO8T
EQUALIZERWITHDIGITAL PRO
CESSING、” 19831EEE Intern
ationalSymposius on C1rcu
its and 5tels)に記載されている。
EQUALIZERWITHDIGITAL PRO
CESSING、” 19831EEE Intern
ationalSymposius on C1rcu
its and 5tels)に記載されている。
ここで、第8図を参照しながらマイクロプロセッサ16
によるタップ係数の修正動作を説明する。
によるタップ係数の修正動作を説明する。
この第8図のステップA1は、ユーザによるで電源投入
やチャンネル切換え操作を示すステップである。この操
作なされると、マイクロプロセッサ16はステップA2
で、装置を初期状態に設定する。この初期設定としては
、タップ係数メモリ144に保持されているタップ係数
を0にする処理等がある。
やチャンネル切換え操作を示すステップである。この操
作なされると、マイクロプロセッサ16はステップA2
で、装置を初期状態に設定する。この初期設定としては
、タップ係数メモリ144に保持されているタップ係数
を0にする処理等がある。
この初期設定が済むと、次のステップA3で、ビデオ信
号に含まれる雑音量、具体的には、雑音信号のr、m、
s値(σ、)を検出する。
号に含まれる雑音量、具体的には、雑音信号のr、m、
s値(σ、)を検出する。
この検出が済むと、ステップA4〜A8から成る波形等
化ループを実行する。この波形等化ループのステップA
4では、TF14の出力に含まれる波形等化の基準信号
を出力波形メモリ19に取り込む。この取込み信号を(
Y、)と記す。
化ループを実行する。この波形等化ループのステップA
4では、TF14の出力に含まれる波形等化の基準信号
を出力波形メモリ19に取り込む。この取込み信号を(
Y、)と記す。
なお、波形等化用の基準信号としては、近年、例えば、
垂直同期信号の立下がり部や垂直帰線期間に挿入される
OCR信号(ゴーストキャンセル基準信号)を用いるこ
とが多い。このOCR信号としては、文献4(松浦、「
テレビ信号にゴーストキャンセラ制御用基準信号を挿入
して放送」、日経エレクトロニクス、1987.1G、
19.No、432 )に記載されているように、種々
の信号が考えられているが、基本的には、ステップ波形
信号を用いるものである。
垂直同期信号の立下がり部や垂直帰線期間に挿入される
OCR信号(ゴーストキャンセル基準信号)を用いるこ
とが多い。このOCR信号としては、文献4(松浦、「
テレビ信号にゴーストキャンセラ制御用基準信号を挿入
して放送」、日経エレクトロニクス、1987.1G、
19.No、432 )に記載されているように、種々
の信号が考えられているが、基本的には、ステップ波形
信号を用いるものである。
次のステップA5では、出力波形メモリ1つから取込み
信号fY、lを読み出して次式(1)で定義されるT秒
間隔の差分信号(yk)を求め、これをRAM18に書
き込む。
信号fY、lを読み出して次式(1)で定義されるT秒
間隔の差分信号(yk)を求め、これをRAM18に書
き込む。
Y* −Y*−r Y* (1)
次のステップA6では、差分信号(yk)の最大ピーク
位置(p)を検出する。すなわち、Vpが主信号のイン
パルスのピークとなる。
次のステップA6では、差分信号(yk)の最大ピーク
位置(p)を検出する。すなわち、Vpが主信号のイン
パルスのピークとなる。
次のステップA7では、ステップA6において求められ
たピーク位置(P)に合わせて、差分信号(y、)から
予めROM17に保持されている基準信号(「、)を減
することにより、次式(2)で定義される誤差信号(e
、)を求め、これをRAM18に格納する。
たピーク位置(P)に合わせて、差分信号(y、)から
予めROM17に保持されている基準信号(「、)を減
することにより、次式(2)で定義される誤差信号(e
、)を求め、これをRAM18に格納する。
eh −y* −r* (2)次
のステップA8では、次式−(3)で示されるインクリ
メンタル制御方式に基づいて、タップ係数を修正する。
のステップA8では、次式−(3)で示されるインクリ
メンタル制御方式に基づいて、タップ係数を修正する。
C1,sew −C1,old+δ*6gn(eh)(
3) 但し、i−に−p i−N−N+M ここで、タップ係数(C6)の添字iは、遅延時間iT
秒のゴーストを除去するためのタップを示し、newと
oldはそれぞれ修正前と修正後を示す。また、δは正
の微小の修正量を示す。この修正量δの値はステップA
3で得られた雑音量σ4に応じて決定される。
3) 但し、i−に−p i−N−N+M ここで、タップ係数(C6)の添字iは、遅延時間iT
秒のゴーストを除去するためのタップを示し、newと
oldはそれぞれ修正前と修正後を示す。また、δは正
の微小の修正量を示す。この修正量δの値はステップA
3で得られた雑音量σ4に応じて決定される。
上記動作シーケンス(ステップA4〜A8)で構成され
る等化ループを繰返し実行することにより、ゴーストを
除去するのに必要なタップ係数が得られる。
る等化ループを繰返し実行することにより、ゴーストを
除去するのに必要なタップ係数が得られる。
なお、第7図において、20はタイミング発生回路であ
る。このタイミング発生回路20は、入力端子11に供
給されるビデオ信号に基づいて、A/D変換回路12や
タップ付き遅延線141等を駆動するためのを周期Tの
クロックCKや出力波形メモリ19に基準信号を取り込
むためのタイミング信号等を出力する。
る。このタイミング発生回路20は、入力端子11に供
給されるビデオ信号に基づいて、A/D変換回路12や
タップ付き遅延線141等を駆動するためのを周期Tの
クロックCKや出力波形メモリ19に基準信号を取り込
むためのタイミング信号等を出力する。
以上従来のゴースト除去装置を説明したが、このゴース
ト除去装置には次のような問題があった。
ト除去装置には次のような問題があった。
以下、この問題を遅延時間τ8、レベル0.4の負ゴー
ストg1と、遅延時間τ2 レベル0.4の正ゴースト
g2の2つのゴーストを例にとって説明する。
ストg1と、遅延時間τ2 レベル0.4の正ゴースト
g2の2つのゴーストを例にとって説明する。
第9図に大きさが1に正規化された主信号mとこの主信
号mのゴーストを含んだインパルス応答(雑音信号も含
む)を示す。今、TF14がフィードバック接続されて
いるものとすると、TF14の理想的なインパルス応答
は第10図に示すように、第9図のゴーストg r +
g zのインパルス応答と同じになる。なお、一般に
、TF!4のインパルス応答は、タップ係数列に等しい
ので、第10図は理想的なインパルス応答となる。
号mのゴーストを含んだインパルス応答(雑音信号も含
む)を示す。今、TF14がフィードバック接続されて
いるものとすると、TF14の理想的なインパルス応答
は第10図に示すように、第9図のゴーストg r +
g zのインパルス応答と同じになる。なお、一般に
、TF!4のインパルス応答は、タップ係数列に等しい
ので、第10図は理想的なインパルス応答となる。
しかし、基準信号が有限の帯域を有していることや雑音
信号が存在することによって第11図に示すようなタッ
プ係数列になる。図から基準信号の有限帯域の影響によ
って単一ゴーストを除去するのに複数のタップ係数が必
要となることがわかる。これは、第11図において、g
r + g 2で示されるゴースト位置近傍のタッ
プ係数の広がりとして示されている。基準信号の高域成
分が低下するほど、この広がりが増加し、ゴーストの色
成分やエツジ部の消え残りが増加する。
信号が存在することによって第11図に示すようなタッ
プ係数列になる。図から基準信号の有限帯域の影響によ
って単一ゴーストを除去するのに複数のタップ係数が必
要となることがわかる。これは、第11図において、g
r + g 2で示されるゴースト位置近傍のタッ
プ係数の広がりとして示されている。基準信号の高域成
分が低下するほど、この広がりが増加し、ゴーストの色
成分やエツジ部の消え残りが増加する。
上述したOCR信号は、この有限帯域の影響を考慮して
その規格が決定されているので、基準信号としてこのO
CR信号を用いた場合は、タップ係数の広がりは第11
図程度で収まり、特に問題は生じない。
その規格が決定されているので、基準信号としてこのO
CR信号を用いた場合は、タップ係数の広がりは第11
図程度で収まり、特に問題は生じない。
しかし、基準信号に雑音信号が加わると、ゴースト除去
装置の出力信号中の低域成分が変動し、目障りなフリッ
カ状の妨害信号として知覚される。
装置の出力信号中の低域成分が変動し、目障りなフリッ
カ状の妨害信号として知覚される。
ここで、この妨害信号の発生プロセスを説明する。
基準信号が雑音信号を含む場合、式(2)で示される誤
差信号fe、l にも雑音信号が含まれる。
差信号fe、l にも雑音信号が含まれる。
雑音信号を含んだ誤差信号fe、)を用いて式(3)で
示されるタップ係数の修正処理を行うと、雑音信号のラ
ンダム性によりタップ係数はランダムに変動する。その
変動は、平均値が雑音信号のない時の値で、分散が雑音
量σ。に依存した正規分布となる。この変動は、ゴース
トを除去するタップ係数だけでなく、全てのタップ係数
に生じる。
示されるタップ係数の修正処理を行うと、雑音信号のラ
ンダム性によりタップ係数はランダムに変動する。その
変動は、平均値が雑音信号のない時の値で、分散が雑音
量σ。に依存した正規分布となる。この変動は、ゴース
トを除去するタップ係数だけでなく、全てのタップ係数
に生じる。
先め第11図は、波形等化処理が平衡状態に達し、所定
回数等化した時のタップ係数を示すものである。図中、
TF 14の全範囲に見られるランダムな微小タップ係
数が雑音信号の影響によって生じたタップ係数を示して
いる。
回数等化した時のタップ係数を示すものである。図中、
TF 14の全範囲に見られるランダムな微小タップ係
数が雑音信号の影響によって生じたタップ係数を示して
いる。
ここで、この雑音信号の影響をステップ波形を用いて説
明する。
明する。
第12図は無ゴースト時のステップ波形を示すものであ
る。これにゴーストg++g2が加わると、ステップ波
形は第13図に示すようになる。
る。これにゴーストg++g2が加わると、ステップ波
形は第13図に示すようになる。
なお、実際には雑音信号が含まれるが、第13図では、
波形を見やすくするために雑音信号を省略している。こ
の第13図に示す波形からゴーストg+、g2を除去し
たときのある瞬時のステップ波形は、第14図に示すよ
うに、TF14の範囲内でうねりを持つ。このうねりは
第11図に示す微小のタップ係数によって生じるもので
ある。
波形を見やすくするために雑音信号を省略している。こ
の第13図に示す波形からゴーストg+、g2を除去し
たときのある瞬時のステップ波形は、第14図に示すよ
うに、TF14の範囲内でうねりを持つ。このうねりは
第11図に示す微小のタップ係数によって生じるもので
ある。
ところで、ステップ波形で行われるT秒間隔の差分演算
においては、急峻な波形変化に比べ、緩やかな波形変化
が検出されにくい。検出されにくいということは、タッ
プ係数修正において、この緩やかな波形変化が十分に除
去されないことを意味する。したがって、結果として緩
やかな波形のうねりが出力信号中に現れる。
においては、急峻な波形変化に比べ、緩やかな波形変化
が検出されにくい。検出されにくいということは、タッ
プ係数修正において、この緩やかな波形変化が十分に除
去されないことを意味する。したがって、結果として緩
やかな波形のうねりが出力信号中に現れる。
この緩やかな波形のうねりは、波形等化ループを停止し
た場合には、換言すれば、タップ係数修正を停止してタ
ップ係数を固定した場合には、弱いスミア状の信号とし
て知覚される程度であるため、特4こ問題とならない。
た場合には、換言すれば、タップ係数修正を停止してタ
ップ係数を固定した場合には、弱いスミア状の信号とし
て知覚される程度であるため、特4こ問題とならない。
しかし、位相や強度の変動を伴うゴーストに追従するた
めには、平衡状態に達した後も、波形等化ループを停止
させることはできず、連続動作させる必要がある。その
結果、タップ係数を修正するたびに、微小のタップ係数
が変化し、例えば、第15図に示すように、ステップ波
形上の緩やかな波形も変化する。タップ係数の修正は、
通常、垂直同期周期の基準信号が受信されるたびに行わ
れる。したがって、この変化は、60 Hzのフリッカ
状の低域変動として知覚され、非常に目障りな妨害とな
る。
めには、平衡状態に達した後も、波形等化ループを停止
させることはできず、連続動作させる必要がある。その
結果、タップ係数を修正するたびに、微小のタップ係数
が変化し、例えば、第15図に示すように、ステップ波
形上の緩やかな波形も変化する。タップ係数の修正は、
通常、垂直同期周期の基準信号が受信されるたびに行わ
れる。したがって、この変化は、60 Hzのフリッカ
状の低域変動として知覚され、非常に目障りな妨害とな
る。
(発明が解決しようとする課題)
以上述べたように従来のゴースト除去においては、基準
信号に加った雑音信号により波形等化出力に生じた緩や
かな波形変化が垂直同期周期で変動し、フリッカ状の妨
害として知覚されるという問題があった。
信号に加った雑音信号により波形等化出力に生じた緩や
かな波形変化が垂直同期周期で変動し、フリッカ状の妨
害として知覚されるという問題があった。
そこで、この発明は、波形等化ループを停止させること
なく、ゴースト除去用の基準信号に加わった雑音信号に
起因するフリッカ状の低域変動を低減することができる
ゴースト除去装置およびゴースト除去方法を提供するこ
とを目的とする。
なく、ゴースト除去用の基準信号に加わった雑音信号に
起因するフリッカ状の低域変動を低減することができる
ゴースト除去装置およびゴースト除去方法を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するためにこの発明は、ゴーストを除去
するための波形等化処理が平衡状態に達したとき、所定
値以上のタップ係数を検出し、その後は、そのタップ係
数のみ修正するようにしたものである。
するための波形等化処理が平衡状態に達したとき、所定
値以上のタップ係数を検出し、その後は、そのタップ係
数のみ修正するようにしたものである。
(作用)
上記構成によれば、波形等化処理が平衡状態に達した後
は、緩やかな波形変化をもたらす微小なタップ係数が修
正されないので、フリッカ状の低域変動を低減すること
ができる。
は、緩やかな波形変化をもたらす微小なタップ係数が修
正されないので、フリッカ状の低域変動を低減すること
ができる。
また、ゴースト除去に直接関係するタップ係数は修正さ
れるので、ゴーストの極性とレベルの変動に追従するこ
とができる。
れるので、ゴーストの極性とレベルの変動に追従するこ
とができる。
(実施例)
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図である
。
。
なお、第1図において、先の第7図と同一部には同一符
号を付す。
号を付す。
第1図において、先の第7図と異なる点は、マイクロプ
ロセッサ16によるタップ係数の修正処理にある。つま
り、第1図は、ROM31に格納されているマイクロプ
ロセッサ16の動作プログラムが、先の第1図のROM
I 7に格納されているマイクロプロセッサ16の動作
プログラムと異なる。
ロセッサ16によるタップ係数の修正処理にある。つま
り、第1図は、ROM31に格納されているマイクロプ
ロセッサ16の動作プログラムが、先の第1図のROM
I 7に格納されているマイクロプロセッサ16の動作
プログラムと異なる。
第2図にマイクロプロセッサ16の動作シーケンスを示
す。
す。
この第2図は、ステップB5で表される波形等化ループ
内に、波形等化処理が平衡状態になったか否かを判定す
るステップB4.B6を挿入し、平衡状態になったら、
次のステップB7で、絶対値が所定値以上のタップ係数
を検出し、後は、ステップB8.B9でこの所定値以上
のタップ係数の修正のみを行うようにしたものである。
内に、波形等化処理が平衡状態になったか否かを判定す
るステップB4.B6を挿入し、平衡状態になったら、
次のステップB7で、絶対値が所定値以上のタップ係数
を検出し、後は、ステップB8.B9でこの所定値以上
のタップ係数の修正のみを行うようにしたものである。
なお、第2図においては、波形等化処理が平衡状態に達
したか否かを波形等化回数が予め定めた回数に達したか
否かにより判定するようになっている。
したか否かを波形等化回数が予め定めた回数に達したか
否かにより判定するようになっている。
では、第2図の動作シーケンスを具体的に説明する。
第2図のステップB1では、マイクロプロセッサ16は
、先の第8図のステップ式1〜A3の処理を行う。すな
わち、電源投入等に伴って、初期設定を行った後、雑音
信号のr、+g、s、値(σ、)を検出する。ここで、
雑音信号のr、+g、s、値(σ。)は、先の第5図の
ステップB1で説明した差分処理と同様に、差分信号(
yk)を求めることにより得られる。
、先の第8図のステップ式1〜A3の処理を行う。すな
わち、電源投入等に伴って、初期設定を行った後、雑音
信号のr、+g、s、値(σ、)を検出する。ここで、
雑音信号のr、+g、s、値(σ。)は、先の第5図の
ステップB1で説明した差分処理と同様に、差分信号(
yk)を求めることにより得られる。
次のステップB2では、マイクロプロセッサ16は、後
述するステップB7で使用する所定値A1を算出する。
述するステップB7で使用する所定値A1を算出する。
この所定値A1としてはインクリメンタル制御時のタッ
プ係数の変動のr、m、s。
プ係数の変動のr、m、s。
値(σTAP )が用いられる。このσTAPは、文献
5 (Maklno、Murakaml、5akura
l、0hnlshi、0bara。
5 (Maklno、Murakaml、5akura
l、0hnlshi、0bara。
’A Novel Automatic Ghost
Canceller” IEEE。
Canceller” IEEE。
Trans、on CE、vol、cE−26,No
3.Aug、1980)に記載されるように、次式(4
)で与えられる。
3.Aug、1980)に記載されるように、次式(4
)で与えられる。
σTAP −0、79JT77(4)
ここで、δはタップ係数の修正量である。したがって、
マイクロプロセッサ16は、ステップB2で、 Δl −σTAP = 0 、 79 JT77(5)
の演算を行う。
マイクロプロセッサ16は、ステップB2で、 Δl −σTAP = 0 、 79 JT77(5)
の演算を行う。
次のステップB3では、波形等化回数をカウントするた
めのカウンタの初期設定を行う。この初期設定は、カウ
ンタとして設定されたRAM18の特定番地のデータを
マイクロプロセッサ16が0に設定することにより行わ
れる。
めのカウンタの初期設定を行う。この初期設定は、カウ
ンタとして設定されたRAM18の特定番地のデータを
マイクロプロセッサ16が0に設定することにより行わ
れる。
次のステップB4では、波形等化処理の開始に先立って
上記カウンタの値を1だけ増やす。
上記カウンタの値を1だけ増やす。
次のステップB5では、先の第8図のステップA4〜A
8による波形等化処理を実行する。
8による波形等化処理を実行する。
次のステップB6では、タップ係数が所定回数m修正さ
れたか否かを判定する。この判定は、上記カウンタのカ
ウント値nとmとを比較することによりなされる。カウ
ント値nが所定回数mに達していなければ、ステップB
4に戻り、再び波形等化処理を実行する。所定回数mに
達していれば、ステップB7に移る。なお、ステップB
4のインクリメント処理は、ステップB6の波形等化ル
ープ内に挿入されるものであれば、どこに挿入してもよ
い。
れたか否かを判定する。この判定は、上記カウンタのカ
ウント値nとmとを比較することによりなされる。カウ
ント値nが所定回数mに達していなければ、ステップB
4に戻り、再び波形等化処理を実行する。所定回数mに
達していれば、ステップB7に移る。なお、ステップB
4のインクリメント処理は、ステップB6の波形等化ル
ープ内に挿入されるものであれば、どこに挿入してもよ
い。
ステップB7では、次式(6)に従って絶対値Ca1が
所定値61以上のタップ係数(C4)を検出する。そし
て、検出されたタップ係数lcノ)の位置列(j)を示
すデータをRAM18に格納する。
所定値61以上のタップ係数(C4)を検出する。そし
て、検出されたタップ係数lcノ)の位置列(j)を示
すデータをRAM18に格納する。
IC41よA1 (6)例えば、
ステップB5の等化処理によって得られたタップ係数を
第3図に示すようなものとすると、ステップB7の処理
により検出されるタップ係数は第4図に示すようなもの
となる。この検出処理により、雑音信号の影響で発生し
たタップ係数の約68%が除去される。
ステップB5の等化処理によって得られたタップ係数を
第3図に示すようなものとすると、ステップB7の処理
により検出されるタップ係数は第4図に示すようなもの
となる。この検出処理により、雑音信号の影響で発生し
たタップ係数の約68%が除去される。
なお、所定値Δ、をσTAPより大きな値に設定すれば
、雑音信号の影響で発生したタップ係数をさらに多く除
去することができることは勿論である。例えば、Δ1−
2σTAPに設定すれば、約95%のタップ係数を除去
することができる。また、Δl−3σTAPに設定すれ
ば、約99.7%のタップ係数を除去することができる
。但し、所定値Δ1をあまり大きくすると、ゴーストに
基づいて発生したタップ係数も検出されるなくなるので
、所定値Δ1の大きさは、ゴーストに基づいて得られた
タップ係数を確実に検出することができる範囲内で設定
する必要がある。
、雑音信号の影響で発生したタップ係数をさらに多く除
去することができることは勿論である。例えば、Δ1−
2σTAPに設定すれば、約95%のタップ係数を除去
することができる。また、Δl−3σTAPに設定すれ
ば、約99.7%のタップ係数を除去することができる
。但し、所定値Δ1をあまり大きくすると、ゴーストに
基づいて発生したタップ係数も検出されるなくなるので
、所定値Δ1の大きさは、ゴーストに基づいて得られた
タップ係数を確実に検出することができる範囲内で設定
する必要がある。
次のステップB8.B9では、ステップC1でRAM1
8に格納された位置列(jlに基づいて、絶対値IC6
1が所定値61以上のタップ係数(C3)についてのみ
等化処理を行う。これにより、例えば、第4図に示すタ
ップ係数のみの修正が行われ、緩やかな波形変化をもた
らす微小なタップ係数は修正されない。ステップB9に
おいて、タップ係数の修正を行うための修正式は、ステ
ップB5内のステップC1の修正式と同じである。
8に格納された位置列(jlに基づいて、絶対値IC6
1が所定値61以上のタップ係数(C3)についてのみ
等化処理を行う。これにより、例えば、第4図に示すタ
ップ係数のみの修正が行われ、緩やかな波形変化をもた
らす微小なタップ係数は修正されない。ステップB9に
おいて、タップ係数の修正を行うための修正式は、ステ
ップB5内のステップC1の修正式と同じである。
ステップB9の処理が済むと、マイクロプロセッサ16
はステップC1に戻り、再び波形等化処理が実行する。
はステップC1に戻り、再び波形等化処理が実行する。
以上述べたようにこの実施例は、ゴーストを除去するた
めの等比処理が平衡状態に達したら、絶対値1c+lが
所定値61以上のタップ係数(C1)を検出し、後は、
この検出されたタップ係数(C6)のみを修正するよう
にしたものである。
めの等比処理が平衡状態に達したら、絶対値1c+lが
所定値61以上のタップ係数(C1)を検出し、後は、
この検出されたタップ係数(C6)のみを修正するよう
にしたものである。
このような構成によれば、波形等化処理が平衡状態に達
した後は、緩やかな波形変化をもたらす微小なタップ係
数の修正がなされないので、フリッカ状の低域変動を低
減することができる。
した後は、緩やかな波形変化をもたらす微小なタップ係
数の修正がなされないので、フリッカ状の低域変動を低
減することができる。
また、ゴースト除去に直接関係するタップ係数のみ修正
されるので、ゴーストの極性とレベルの変動に追従する
ことができる。
されるので、ゴーストの極性とレベルの変動に追従する
ことができる。
なお、このような構成の場合、航空機等のフラッタ妨害
やゴーストの遅延時間の変動、新たなボストの発生には
追従することができない。
やゴーストの遅延時間の変動、新たなボストの発生には
追従することができない。
しかし、これは、次のような理由により問題がない。す
なわち、航空機等のフラッタ妨害を除けば、ゴーストの
遅延時間が変化したり、新たなゴーストが発生すること
は、通常のテレビジョン放送を受信する場合には、非常
に希である。なぜなら、ゴーストの遅延時間の変化をも
たらす要因は、放送波の反射物の移動で、その代表が航
空機であり、また、新たなゴーストをもたらす要因は、
新たな反射物の発生で、その代表物が新建造物であるか
らである。また、航空機のフラッタ妨害を除去すること
は、その変動が複雑かつ高速であるため、現在の技術で
は非常に困難である。したがって、この実施例のゴース
ト除去装置のように、ゴーストの極性(位相)とレベル
(強度)の変動にしか追従することができない構成であ
っても、テレビジョン放送の連続受信で使用する通常の
ゴースト除去装置とほとんど変わらないゴースト追従性
能を確保することができる。
なわち、航空機等のフラッタ妨害を除けば、ゴーストの
遅延時間が変化したり、新たなゴーストが発生すること
は、通常のテレビジョン放送を受信する場合には、非常
に希である。なぜなら、ゴーストの遅延時間の変化をも
たらす要因は、放送波の反射物の移動で、その代表が航
空機であり、また、新たなゴーストをもたらす要因は、
新たな反射物の発生で、その代表物が新建造物であるか
らである。また、航空機のフラッタ妨害を除去すること
は、その変動が複雑かつ高速であるため、現在の技術で
は非常に困難である。したがって、この実施例のゴース
ト除去装置のように、ゴーストの極性(位相)とレベル
(強度)の変動にしか追従することができない構成であ
っても、テレビジョン放送の連続受信で使用する通常の
ゴースト除去装置とほとんど変わらないゴースト追従性
能を確保することができる。
第5図はこの発明の第2の実施例の動作シーケンスを示
すフローチャートである。なお、この第5図において、
先の第2図と同一部には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
すフローチャートである。なお、この第5図において、
先の第2図と同一部には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
この実施例は先の実施例と比較すると、雑音信号の影響
によって発生したタップ係数を除去するための所定値Δ
、の求めた方と、タップ係数の修正の仕方、波形等化処
理が平衡状態に達したことの検出の仕方が異なる。
によって発生したタップ係数を除去するための所定値Δ
、の求めた方と、タップ係数の修正の仕方、波形等化処
理が平衡状態に達したことの検出の仕方が異なる。
所定値ΔPはステップC1で求められるが、マイクロプ
ロセッサ16はこの所定値ΔPを次式(7)に従って算
出する。
ロセッサ16はこの所定値ΔPを次式(7)に従って算
出する。
Δp−J”W丁5aa、 (7)こ
の所定値Δ、は上記文献5に記載されるものである。
の所定値Δ、は上記文献5に記載されるものである。
タップ係数の修正は、波形等化処理が平衡状態に達する
前は、ステップC2において行われ、平衡状態に達した
後は、ステップC5において行われる。先の実施例では
、この修正をインクリメンンタル制御方式に基づいて行
う場合を説明したが、この実施例では、次式(8)に示
すプロポーショナル制御方式に基づいて行うようになっ
ている。
前は、ステップC2において行われ、平衡状態に達した
後は、ステップC5において行われる。先の実施例では
、この修正をインクリメンンタル制御方式に基づいて行
う場合を説明したが、この実施例では、次式(8)に示
すプロポーショナル制御方式に基づいて行うようになっ
ている。
Cl aew = C1,old +α e、(
8)但し、i−に−p i−N−N+M ここで、αは正の微小な修正量である。
8)但し、i−に−p i−N−N+M ここで、αは正の微小な修正量である。
波形等化処理が平衡状態に達したか否かの判定は、ステ
ップC3で行われる。先の実施例では、この判定を波形
等化回数が所定回数m以上になったか否かを判定するこ
とにより行う場合を説明した。これに対し、この実施例
は、タップ係数の変化に基づいて判定するようになって
いる。
ップC3で行われる。先の実施例では、この判定を波形
等化回数が所定回数m以上になったか否かを判定するこ
とにより行う場合を説明した。これに対し、この実施例
は、タップ係数の変化に基づいて判定するようになって
いる。
すなわち、マイクロプロセッサ16は、ステップC2で
タップ係数が修正された後に、次式(9)で示すように
、新旧それぞれのタップ係数C1,new + C1
゜、の二乗和の差を求め、その絶対値と所定値βとを大
小比較する。
タップ係数が修正された後に、次式(9)で示すように
、新旧それぞれのタップ係数C1,new + C1
゜、の二乗和の差を求め、その絶対値と所定値βとを大
小比較する。
ΣCl aew ’−ΣC1,old′ ≦β (9
)絶対値が所定値βより大きい場合は、マイクロプロセ
ッサ16は、平衡状態に達していないと判定し、ステッ
プB8に戻って再び波形等化処理を実行する。一方、絶
対値が所定値β以下の場合は、平衡状態に達したと判定
してステップC4に移り、絶対値が所定値ΔP以上のタ
ップ係数(C1)の検出を行う。これ以後は、このタッ
プ係数についてのみ式(9)に従った修正が行う。
)絶対値が所定値βより大きい場合は、マイクロプロセ
ッサ16は、平衡状態に達していないと判定し、ステッ
プB8に戻って再び波形等化処理を実行する。一方、絶
対値が所定値β以下の場合は、平衡状態に達したと判定
してステップC4に移り、絶対値が所定値ΔP以上のタ
ップ係数(C1)の検出を行う。これ以後は、このタッ
プ係数についてのみ式(9)に従った修正が行う。
以上詳述したこの実施例によれば、先の実施例と同じ効
果を得ることができることは勿論、平衡状態をタップ係
数の変化に基づいて判定しているので、先の実施例より
も平衡状態を正確に判定することができる。
果を得ることができることは勿論、平衡状態をタップ係
数の変化に基づいて判定しているので、先の実施例より
も平衡状態を正確に判定することができる。
なお、この実施例のように、タップ係数の変化に基づい
て波形等化処理が平衡状態に達したか否かを判定する方
法としては、他にも、例えば、次式(10)に示される
ように、新旧それぞれのタップ係数CI 1e ’ g
C、。、の絶対値和の差を求め、その絶対値と所定
値βとを大小比較するようにしてもよい。
て波形等化処理が平衡状態に達したか否かを判定する方
法としては、他にも、例えば、次式(10)に示される
ように、新旧それぞれのタップ係数CI 1e ’ g
C、。、の絶対値和の差を求め、その絶対値と所定
値βとを大小比較するようにしてもよい。
Σlc、、、、l−ΣIC+、。、11≦β(10)
このように、二乗和の代りに絶対値和を求める構成によ
れば、二乗和を求める場合よりもマイクロプロセッサ1
6の演算処理を簡単にすることができる。
れば、二乗和を求める場合よりもマイクロプロセッサ1
6の演算処理を簡単にすることができる。
第6図はこの発明の第3の実施例の動作シーケンスを示
すフローチャートの一部を抜き出して示す図である。
すフローチャートの一部を抜き出して示す図である。
先の実施例では、波形等化処理の処理回数やタップ係数
の変化に基づいて波形等化処理が平衡状態に達したか否
かを判定する場合を説明した。これに対し、この実施例
は、誤差信号(e、)の変化に基づいて波形等化処理が
平衡状態に達したか否かを判定するようにしたものであ
る。
の変化に基づいて波形等化処理が平衡状態に達したか否
かを判定する場合を説明した。これに対し、この実施例
は、誤差信号(e、)の変化に基づいて波形等化処理が
平衡状態に達したか否かを判定するようにしたものであ
る。
第6図のDlはこの判定処理のステップを示すものであ
る。このステップB1は、第2図においては、ステップ
B4.B6の代りにステップB5の波形等化ループ内に
挿入され、第5図においては、ステップC3の代りにス
テップB8.C2の波形等化ループ内に挿入される。
る。このステップB1は、第2図においては、ステップ
B4.B6の代りにステップB5の波形等化ループ内に
挿入され、第5図においては、ステップC3の代りにス
テップB8.C2の波形等化ループ内に挿入される。
このステップB1においては、マイクロプロセッサ16
は、新旧それぞれの誤差信号e、@ * v gel。
は、新旧それぞれの誤差信号e、@ * v gel。
、の二乗和の差を求め、その絶対値と所定値βとを大小
比較する。
比較する。
Σ el + a s w 2 − Σ e 1.
ald 2 ≦ β (11)絶対値が所定値
βより大きい場合は、平衡状態に達していないと判定し
て再び波形等化処理を実行する。一方、絶対値が所定値
β以下の場合は、平衡状態に達したものと判定して絶対
値が所定値以上のタップ係数(C3)の検出を行う。
ald 2 ≦ β (11)絶対値が所定値
βより大きい場合は、平衡状態に達していないと判定し
て再び波形等化処理を実行する。一方、絶対値が所定値
β以下の場合は、平衡状態に達したものと判定して絶対
値が所定値以上のタップ係数(C3)の検出を行う。
なお、この実施例のように、誤差信号(e、1の変化に
基づいて・波形等化処理が平衡状態に達したか否かを判
定する方法としては、先のタップ係数の変化に基づいて
判定を行う場合と同様、例えば、新旧それぞれのタップ
係数e 11ew 1e、14の絶対値和の差を求め、
その差の絶対値と所定値βとを大小比較することにより
、判定するようにしてもよい(次式(12)参照)。
基づいて・波形等化処理が平衡状態に達したか否かを判
定する方法としては、先のタップ係数の変化に基づいて
判定を行う場合と同様、例えば、新旧それぞれのタップ
係数e 11ew 1e、14の絶対値和の差を求め、
その差の絶対値と所定値βとを大小比較することにより
、判定するようにしてもよい(次式(12)参照)。
Σl e 1.s#W l−ΣI e 1.、、、
l I≦β(12) 以上この発明の実施例をいくつか説明したが、この発明
はこのような実施例に限定されるものではない。
l I≦β(12) 以上この発明の実施例をいくつか説明したが、この発明
はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、この発明は、誤差信号e、の検出とタップ係数
の修正とを交互に行う逐次修正方式のゴースト除去シス
テムであれば、第7図のゴースト除去システム以外のシ
ステムにも適用可能である。
の修正とを交互に行う逐次修正方式のゴースト除去シス
テムであれば、第7図のゴースト除去システム以外のシ
ステムにも適用可能である。
また、この発明は、タップ係数修正方式として、インク
リメンタクル制御方式やプロポーショナル制御方式を採
用するゴースト除去システム以外のゴースト除去システ
ム、例えば、相関方式を採用するゴースト除去システム
にも適用可能である。
リメンタクル制御方式やプロポーショナル制御方式を採
用するゴースト除去システム以外のゴースト除去システ
ム、例えば、相関方式を採用するゴースト除去システム
にも適用可能である。
さらに、先の実施例では、タップ係数の修正をソフトウ
ェアで行う場合を説明したが、ハードウェアで行うよう
にしてもよい。
ェアで行う場合を説明したが、ハードウェアで行うよう
にしてもよい。
この他にも、この発明はその要旨を逸脱しない範囲で種
々様々変形実施可能なことは勿論である。
々様々変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果コ
以上述べたようにこの実施例は、ゴーストを除去するた
めの波形等化処理が平衡状態に達したら、所定レベル以
上のタップ係数を検出し、後はこのタップ係数の修正の
みを行うようにしたので、雑音信号の影響によるフリッ
カ状の低域変動を低減することができるとともに、ゴー
ストの極性やレベル変動に追従してこのゴーストを除去
することもできる。
めの波形等化処理が平衡状態に達したら、所定レベル以
上のタップ係数を検出し、後はこのタップ係数の修正の
みを行うようにしたので、雑音信号の影響によるフリッ
カ状の低域変動を低減することができるとともに、ゴー
ストの極性やレベル変動に追従してこのゴーストを除去
することもできる。
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示す回路図、
第2図は第1図の動作シーケンスを示すフローチャート
、第3図および第4図は第1図の動作を説明するための
信号波形図、第5図はこの発明の第2の実施例の動作シ
ーケンスを示すフローチャート、第6図はこの発明の第
3の実施例の要部を示す図、第7図は従来のゴースト除
去装置の構成を示す回路図、第8図は同じく動作シーケ
ンスを示すフローチャート、第9図乃至第15図は従来
のゴースト除去装置の動作を説明するための信号波形図
である。 11・・・入力端子、12・・・A/D変換回路、13
・・・減算回路、14・・・TF、15・・・出力端子
、16・・・マイクロプロセッサ、18・・・RA M
。 1つ・・・出力波形メモリ、20・・・タイミング回路
、31・・・ROM、141・・・タップ付き遅延線、
142・・・係数回路、143・・・加算回路、144
・・・タップ係数メモリ。
第2図は第1図の動作シーケンスを示すフローチャート
、第3図および第4図は第1図の動作を説明するための
信号波形図、第5図はこの発明の第2の実施例の動作シ
ーケンスを示すフローチャート、第6図はこの発明の第
3の実施例の要部を示す図、第7図は従来のゴースト除
去装置の構成を示す回路図、第8図は同じく動作シーケ
ンスを示すフローチャート、第9図乃至第15図は従来
のゴースト除去装置の動作を説明するための信号波形図
である。 11・・・入力端子、12・・・A/D変換回路、13
・・・減算回路、14・・・TF、15・・・出力端子
、16・・・マイクロプロセッサ、18・・・RA M
。 1つ・・・出力波形メモリ、20・・・タイミング回路
、31・・・ROM、141・・・タップ付き遅延線、
142・・・係数回路、143・・・加算回路、144
・・・タップ係数メモリ。
Claims (2)
- (1)トランスバーサルフィルタを用いて周期的な基準
信号を含むビデオ信号からゴーストを除去するゴースト
除去手段と、 このゴースト除去手段の出力に含まれる上記基準信号と
予め保持している基準信号との誤差信号を検出する誤差
信号検出手段と、 この誤差信号検出手段の検出出力に基づいて上記トラン
スバーサルフィルタのタップ係数を修正する第1のタッ
プ係数修正手段と、 上記ゴースト除去手段によって上記ビデオ信号から上記
ゴーストが除去されたことを検出するゴースト除去検出
手段と、 このゴースト除去検出手段によって上記ゴーストが除去
されたことが検出されたら、上記ビデオ信号に含まれる
雑音信号によって決定される所定値と各タップ係数の絶
対値とを比較して、該所定値より大きいタップ係数を検
出するタップ係数検出手段と、 上記ゴースト除去検出手段によって上記ゴーストが除去
されたことが検出された後、上記タップ係数検出手段で
検出されたタップ係数のみ上記誤差信号検出手段の検出
出力に基づいて修正する第2のタップ係数修正手段とを を具備したことを特徴とするゴースト除去装置。 - (2)周期的な基準信号を含むビデオ信号からゴースト
が除去されたら、上記ゴーストを除去するためのトラン
スバーサルフィルタの各タップ係数のうち、その絶対値
が上記ビデオ信号に含まれる雑音信号によって決定され
る所定値より大きなタップ係数についてのみ修正を行う
ようにしたことを特徴とするゴースト除去方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1210634A JP2755712B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | ゴースト除去装置およびゴースト除去方法 |
US07/552,557 US5065241A (en) | 1989-08-17 | 1990-07-16 | Ghost cancelling system that cancels ghosts from video signals with a transversal filter |
EP19900308396 EP0413460A3 (en) | 1989-08-17 | 1990-07-31 | Ghost cancelling system and method of controlling such a system |
CA002022765A CA2022765A1 (en) | 1989-08-17 | 1990-08-07 | Ghost cancelling system and control method thereof |
KR1019900012647A KR930003567B1 (ko) | 1989-08-17 | 1990-08-17 | 고스트 제거장치 및 그 제거 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1210634A JP2755712B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | ゴースト除去装置およびゴースト除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374971A true JPH0374971A (ja) | 1991-03-29 |
JP2755712B2 JP2755712B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=16592564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1210634A Expired - Lifetime JP2755712B2 (ja) | 1989-08-17 | 1989-08-17 | ゴースト除去装置およびゴースト除去方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5065241A (ja) |
EP (1) | EP0413460A3 (ja) |
JP (1) | JP2755712B2 (ja) |
KR (1) | KR930003567B1 (ja) |
CA (1) | CA2022765A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5335020A (en) * | 1993-03-03 | 1994-08-02 | Rca Thomson Licensing Corporation | IIR ghost cancelling system with reduction of filter instability |
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---|---|---|---|---|
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JPH0411466A (ja) * | 1990-04-28 | 1992-01-16 | Sony Corp | ノイズリデューサ |
JP2677035B2 (ja) * | 1991-03-14 | 1997-11-17 | 日本ビクター株式会社 | ゴースト除去装置 |
US5309226A (en) * | 1991-08-30 | 1994-05-03 | Nec Corporation | Means for cancelling ghost signals in response to the reception of a non-standard television video signal |
EP0627136B1 (en) * | 1992-02-17 | 1996-12-18 | THOMSON multimedia | Method and apparatus for ghost cancelling and/or equalizing |
US5539773A (en) * | 1992-02-17 | 1996-07-23 | Thomson Consumer Electronics S.A. | Method and apparatus for ghost cancelling and/or equalizing |
KR960011740B1 (ko) * | 1994-01-18 | 1996-08-30 | 대우전자 주식회사 | 개선된 등화기능을 갖는 디지틀 텔레비젼 시스템 |
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