JP2773402B2 - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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JP2773402B2
JP2773402B2 JP2203265A JP20326590A JP2773402B2 JP 2773402 B2 JP2773402 B2 JP 2773402B2 JP 2203265 A JP2203265 A JP 2203265A JP 20326590 A JP20326590 A JP 20326590A JP 2773402 B2 JP2773402 B2 JP 2773402B2
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博康 新保
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ゴースト除去基準(GCR)信号を用いてゴ
ースト除去を行うゴースト除去装置に関するものであ
る。
従来の技術 現行のテレビ方式と互換性を保ちつつ高画質化を図る
第一世代とのEDTV放送が始まろうとしており、そのなか
でもゴースト除去が大きな注目を集めている。このなか
で要求されているゴースト除去性能に改善後の画質評
価、除去時間の項目がある。これは、言い換えればいか
に短時間で除去後の残留ゴースト量を少なくしてゴース
ト除去できるかということになる。
従来のゴースト除去装置の一例として「テレビジョン
学会技術報告RE80−6,pp.9−14、昭和55年2月」で報告
されているゴーストキャンセラがある。これは、テレビ
ジョン信号固有の垂直同期信号の前緑部の微分信号を基
準波形に用いてゴースト検出を行うものであり、検出さ
れたゴースト信号を用いて時間軸上で相関演算を行って
トランスバーサルフィルタのタップ係数を逐次修正して
ゴーストを除去する。
また、GCR信号を用いたゴースト除去装置としては
「テレビジョン学会技術報告ROFT89−6,pp.31−36」で
報告されているゴーストキャンセラがある。これは、ゴ
ースト除去部には前記ゴーストキャンセラと同じくトラ
ンスバーサルフィルタを用いているが、トランスバーサ
ルフィルタの入力、および出力をメモリを介してCPUに
取りこんで同期加算、送出シーケンスに従ったフィール
ド間での処理を含めてゴースト除去演算すべてを行う。
以下図面を参照しながら従来のゴースト除去装置の一
例について説明する。第3図は、従来のゴースト除去装
置の構成を示す概略ブロック図である。第3図において
13はCPU、10はトランスバーサルフィルタ、9はA/D変換
器、11はD/A変換器、12A,12Bは波形メモリである。
以上のように構成されたゴースト除去装置について動
作を説明する。入力されたビデオ信号は、A/D変換器9
によりA/D変換されて各々トランスバーサルフィルタ10
および波形メモリ12Aに入力される。トランスバーサル
フィルタ10の入力および出力は波形メモリ12A,12Bを介
してCPU13に入力される。第一世代のEDTV放送では、第
4図(a),(b)に示すWRB信号と0ペデスタル信号
がWRB信号0ペデスタル信号WRB信号0ペデスタル
信号0ペデスタル信号WRB信号0ペデスタル信号
WRB信号の8フィルードで一巡するシーケンスで同一
水平期間に送出される。これらの8フィールドの信号に
対して以下第1式に示す演算を行い、第4図(c)に示
す信号を得ることができる。ただし、Fn(n=1〜8)
は第nフィールドの信号を表している。以後、第1式に
示すように送出シーケンスに従ったフィールド間での処
理をフィールドシーケンスに従ったフィールド間での処
理をフィールドシーケンス処理と呼ぶことにする。
F=1/4{(F1−F5)+(F6−F2) +(F3−F7)+(F8−F4)} ……(1) 実際には第4図(c)の信号を1クロック差分するこ
とによりえた第4図(d)に示す信号をゴースト検出の
基準信号に用いて以下のゴースト除去演算を行う。一般
にトランスバーサルフィルタのタップ係数を求める手法
としてMSE(Meas Square Error)法またはZF(Zero Fo
rcing)法等があり、これらは一定のアルゴリズムに従
い時間軸上で逐次修正して最終的に最適なタップ係数を
求めるものである。トランスバーサルフィルタの出力信
号を{Yk}、基準信号を{Rk}、トランスバーサルフィ
ルタの出力信号と基準信号との差分信号{Ek}、タップ
総数をM+N+1とすればトランスバーサルフィルタの
n回目のタップ係数C{i}(n)はMSE法では以下第2
式、ZF法では第3式に基づいて修正される。ただし、
α,βは修正量を決めるための係数である。
CPU5は、第1式に示す同期加算、フィールドシーケン
ス処理を行った後、第2式または第3式の演算を行って
タップ係数の修正を繰り返し行う。これら一連の処理は
ソフトウェアで行われ、ゴースト検出において残留ゴー
スト量が十分小さくなるまで処理が繰り返される。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記問題点に鑑み、ゴーストが短時間で変動
する場合も、長時間の経過の中でゴーストの発生状態が
時間と共に変化した場合にも、安定で除去時間の短いゴ
ースト除去装置を提供するものである。
ゴーストは一般に短時間で変化することは少ないが、
長時間の間ではゴーストの状態が変化することが知られ
ている。長時間での制御の安定性を確保する方法として
制御を一定時間間隔で間欠的に行う方法も行われている
が(特公 昭和63−16072号公報)、航空機によるフラ
ッタなどではいつ発生するかは予測できない。ゴースト
の状況が短時間で変化する時に第(2)式、第(3)式
に従って制御をおこなうとトランスバーサルフィルタの
タップ利得が極端に増大したりして発散状態になってし
まうこともある。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のゴースト除去装置
には、逐次等化における各回のタップ修正量の絶対値総
和をその直前回のタップ修正量の絶対値総和と比較し、
その比が一定値を越えた場合、実際のトランスバーサル
フィルタのタップ修正動作を停止して、所定回数後にタ
ップ修正量の絶対値総和を、実際のトランスバーサルフ
ィルタのタップ修正動作を停止した時の直前のタップ修
正量の絶対値総和と比較する手段で、ゴーストが短時間
変動を起こしたのか、大きな恒常的な変動を起こしたの
かを判定できるように構成したものである。
作用 本発明は上記した構成によって、フラッタなどでの短
時間での大きなゴースト変動に対してはトランスバーサ
ルフィルタのタップ修正動作が一時的に停止され、不安
定な動作が防止され、大きな恒常的な変動に対しては初
期化してゴースト除去をおこなう事となり、安定で、か
つ除去動作を早くすることができる。
実施例 以下本発明の一実施例のゴースト除去装置について、
図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の一実施
例におけるゴースト除去装置の回路構成の概略ブロック
図である。第1図において1はA/D変換器、2はトラン
スバーサルフィルタ、3はD/A変換器、4A,4Bは波形メモ
リ、5はCPU、6はタップ修正量総和メモリ、7は比較
値メモリ、8は回数カウンタである。
以上のように構成されたゴースト除去装置について、
以下その動作を第2図を用いて説明する。A/D変換器1
には入力ビデオ信号が入力される。ここで、A/D変換さ
れデジタル化された信号は、トランスバーサルフィルタ
2に入力される。トランスバーサルフィルタ2の入力及
び出力信号は、入力ビデオ信号を同期分離した同期信号
よりつくられる18H,281Hを示す信号の期間、DMA動作に
よって、波形メモリ4A,4Bに取り込まれる。取り込まれ
た信号はCPU5によってフィールドシーケンス処理され、
ゴースト基準信号との差を計算して、第(3)式の演算
処理を行う。CPU5は、トランスバーサルフィルタ2の逐
次等化一回あたりのタップ修正量の絶対総和を、 n:逐次等化N回目 i:タップNo m:タップ総数 に従って演算し、タップ修正量総和メモリ6にその値を
格納する。逐次等化1回目のときは、無条件に第(3)
式の結果に従い、トランスバーサルフィルタのタップ係
数を修正する。次にゴースト変動を示すフラグをクリア
する。その後、再度信号を取り込んで逐次等化2回目の
動作に移る。シーケンス処理、ゴースト検出、第(3)
式のタップ修正演算を行い、第(4)式の演算をおこな
う。つぎにタップ修正量総和メモリ6の内容とで SAM(n+1)/SAM(n)=D ……(5) を演算する。
Dの値が定めた値X(2前後がよい)より小さい時は
第(3)式に従いタップ係数を修正する。大きい時はゴ
ーストが変動していると判断し、ゴースト変動中のフラ
グを‘1'にする。あわせて、比較値メモリ7にタップ修
正量総和メモリ6の内容を転送し比較値PSAMとし、回数
カウンタ8をインクリメントし、取り込み動作に移る。
ゴースト変動中フラグが‘1'の時は第(4)式に従って
タップ修正量総和のみ計算し、合わせて回数カウンタ8
をインクリメントする動作を繰り返す。回数カウンタ8
の値を監視して、その値が所定値KになったときにSAM/
PSAMを計算し、その値がXを超えていない時はその時点
で第(3)式の結果でトランスバーサルフィルタ2のタ
ップ係数を修正してゴースト除去動作を再開する。所定
回数KのときにSAM/PSAMを計算し、その値がXを越えて
いるときは、第(4)式に従ってタップ修正量総和のみ
計算し、合わせて回数カウンタ8をインクリメントする
動作を繰り返す。回数カウンタ8の値が2Kになったと
き、再度SAM/PSAMを計算し、その値がXを越えていると
きはトランスバーサルフィルタ2のタップ係数をクリア
して、最初からゴースト除去動作をやりなおす。
発明の効果 以上のように本発明によれば、タップ修正量の絶対値
総和をその直前回のタップ修正量の絶対値総和と比較
し、その比が一定値を超えた場合、実際のトランスバー
サルフィルタのタップ修正動作を停止して、所定回数後
にタップ修正量の絶対値総和を、実際のトランスバーサ
ルフィルタのタップ修正動作を停止した時の直前のタッ
プ修正量の絶対値総和と比較することで、ゴースト変動
を判断し、フラッタなどで短時間での大きなゴースト変
動に対してはトランスバーサルフィルタのタップ修正動
作が一時的に停止されて不安定な動作が防止され、大き
な恒常的な変動に対しては初期化してゴースト除去をお
こなう事となり、安定で、かつ恒常的なゴースト変化に
対応できるゴースト除去を行うことが出来るようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるゴースト除去装置の
概略ブロック図、第2図は本発明のゴースト除去装置の
処理の流れを示したフローチャート、第3図は従来例の
ゴースト除去装置のブロック図、第4図は基本的なゴー
スト除去動作の説明のためのもので(a)はWRB信号の
信号波形図、(b)は0ペデスタル信号波形図、(c)
はフィールドシーケンス処理した後の信号波形図、
(d)は(c)を1クロック差分信号波形図である。 1……A/D変換器、2……トランスバーサルフィルタ、4
A,4B……波形メモリ、5……CPU、6……タップ修正量
総和メモリ、7……比較値メモリ、8……回数カウン
タ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GCR信号をゴースト除去の基準信号とし、
    デジタルトランスバーサルフィルタのタップ係数を逐次
    等化で修正することによってゴースト除去を行う装置に
    おいて、 1回当たりのタップ修正量の絶対値総和の計算とその総
    和の格納記憶動作を行う手段と、 逐次等化での前回修正時のタップ修正量の絶対値総和の
    値と今回修正時のタップ修正量の絶対値総和の値の比を
    算出する手段と、 前記比の値が定めた値より大きい場合、前回のタップ修
    正量の絶対値総和を比較値として別途格納記憶するとと
    もにトランスバーサルフィルタの実際のタップ係数の修
    正動作を停止し、その後所定回数の間、タップ修正量の
    絶対値総和のみを計算し、所定回数経過時に比較値との
    比を算出する手段と、 その比の値が定めた値より小さい時は、トランスバーサ
    ルフィルタの実際のタップ係数の修正動作を再開させ、 大きい時は、再度、所定回数経過後に比較値との比を算
    出して、再度定めた値より大きい時はタップ係数を初期
    化する手段より構成されたことを特徴とするゴースト除
    去装置。
  2. 【請求項2】前記各手段が、CPUによるソフトウェア処
    理で行われる請求項1記載のゴースト除去装置。
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