JPH04322569A - 波形等化回路 - Google Patents

波形等化回路

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JPH04322569A
JPH04322569A JP3090302A JP9030291A JPH04322569A JP H04322569 A JPH04322569 A JP H04322569A JP 3090302 A JP3090302 A JP 3090302A JP 9030291 A JP9030291 A JP 9030291A JP H04322569 A JPH04322569 A JP H04322569A
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JP
Japan
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output
signal
tap coefficient
waveform
waveform equalization
Prior art date
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Pending
Application number
JP3090302A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Suzuki
直 鈴木
Hiroshi Sekiya
関矢 博
Toshiyuki Kurita
俊之 栗田
Moriyoshi Akiyama
秋山 守慶
Toshinori Murata
村田 敏則
Katsumi Hishiyama
菱山 勝己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の波形歪を自
動的に補正する波形等化回路に係り、特に非定常状態を
検出して誤動作を防止することのできる波形等化回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】平成元年のクリアビジョン放送の開始を
契機として、すべての放送波の垂直帰線期間中にゴース
ト除去用の基準信号(GCR信号)が挿入されることに
なり、この信号を用いて高精度にゴーストを除去したり
、伝送路における波形歪を等化することができるように
なった。
【0003】その波形等化回路の一例を図2に示す。同
図中、201は映像信号の入力端子を、202はAD変
換器を、203はトランスバーサルフィルタを、204
はDA変換器を、205は映像信号の出力端子を、20
6はノイズ除去回路を、207は波形メモリを、208
は差分回路を、209は減算器を、210は基準波形発
生回路を、211はタップ係数制御回路を、212はタ
ップ係数メモリをそれぞれ示す。
【0004】AD変換器202によってディジタル信号
に変換された映像信号は、トランスバーサルフィルタ2
03を介してノイズ除去回路206へ入力される。通常
、波形等化動作開始時におけるトランスバーサルフィル
タのタップ係数は全て0であり、入力した映像信号はそ
のまま後段へと出力される。ノイズ除去回路206では
、映像信号中のGCR信号を含む部分を抽出し、数フィ
ールド分平均してランダムなノイズ成分を除去し、波形
メモリ207へ記憶する。波形メモリ207から読み出
したGCR信号は、差分回路208において微分されイ
ンパルス波形となる。基準信号発生回路201からは理
想的なGCR信号のインパルス波形が出力され、減算器
209において、入力映像信号から抽出したGCR信号
と減算される。こうして得られた歪による誤差を基に、
タップ係数制御回路211においてトランスバーサルフ
ィルタ203に与えるべきタップ係数が算出され、タッ
プ係数メモリ212に記憶される。タップ係数メモリ2
12から読み出されたタップ係数をトランスバーサルフ
ィルタ203に与えることによって、入力した映像信号
の歪が軽減される。
【0005】上記動作を繰り返し行なうことによって徐
々に歪を軽減して行き、最終的に等化された映像信号は
、DA変換器204を介して出力される。
【0006】このような波形等化回路に関する例として
は特開平1−284179号公報などが挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、例え
ば、入力した映像信号にGCR信号が挿入されていない
場合、波形等化動作が収束しない場合、波形等化動作が
発散した場合、入力した映像信号のジッタが大きい場合
、入力した映像信号にカラーバーストがない場合、出力
する映像信号の同期信号に影響を与えた場合、出力する
映像信号に本来必要のない周波数成分を付加した場合な
どの非定常状態に対する考慮がされておらず、システム
の誤動作を招いたり、画質を劣化させたりする可能性が
あった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決し、非
定常状態における誤動作を防止し、画質の劣化した映像
を出力することのない波形等化回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、GCR信号
の有無を検出する手段、波形等化動作の収束を検出する
手段、波形等化動作の発散を検出する手段、映像信号の
ジッタを検出する手段、映像信号のカラーバーストの有
無を検出する手段、映像信号の同期信号の有無を検出す
る手段、映像信号の発振を検出する手段のいずれかを設
け、非定常状態であると判断した場合には、波形等化動
作を初期状態に再設定、あるいは、停止するように制御
することによって達成される。
【0010】
【作用】GCR信号の有無の検出は、映像信号から抽出
したGCR信号を微分したインパルス波形のピーク位置
とピーク値の大きさとを、あらかじめ定めた値と比較す
ることによって行なう。
【0011】波形等化動作の収束の検出は、映像信号か
ら抽出したGCR信号を微分したインパルス波形と理想
的なGCR信号のインパルス波形との誤差を、あらかじ
め定めた値と比較することによって行なう。
【0012】波形等化動作の発散の検出は、算出したト
ランスバーサルフィルタのタップ係数を、あらかじめ定
めた値と比較することによって行なう。
【0013】映像信号のジッタの検出は、映像信号から
分離した同期信号と、システムクロックをカウントして
発生したパルスとを比較することによって行なう。
【0014】カラーバーストの有無の検出は、映像信号
からカラーバーストを抽出し、あらかじめ定めた値と比
較することによって行なう。
【0015】映像信号の同期信号の有無の検出は、映像
信号から分離した同期信号をクランプし、あらかじめ定
めた値と比較することによって行なう。
【0016】映像信号の発振の検出は、映像信号の特定
の周波数成分を抽出し、あらかじめ定めた値と比較する
ことによって行なう。
【0017】以上のような検出を行なった結果、非定常
状態であると判断した場合には、トランスバーサルフィ
ルタのタップ係数を全て0にする、波形メモリとタップ
係数メモリから読みだした値を0にするなどの制御を行
なって、波形等化動作を初期状態に再設定、あるいは、
停止する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例を示すブロック図である。本実
施例は、映像信号中のGCR信号を検出する手段を設け
、GCR信号がないと判断した場合には、波形等化動作
を初期状態に再設定するものである。同図中、101は
映像信号の入力端子を、102はAD変換器を、103
はトランスバーサルフィルタを、104はDA変換器を
、105は映像信号の出力端子を、106はノイズ除去
回路を、107は波形メモリを、108は差分回路を、
109は減算器を、110は基準波形発生回路を、11
1はタップ係数制御回路を、112はタップ係数メモリ
を、113はGCR検出回路をそれぞれ示す。
【0019】まず、1回目の波形等化動作について説明
する。動作開始時には、トランスバーサルフィルタ10
3のタップ係数を全て0に設定しておき、入力した映像
信号をそのままノイズ除去回路106へと供給する。ト
ランスバーサルフィルタ103は例えば図3のような構
成とする。同図中、301は映像信号の入力端子を、3
02、303、304、305は遅延回路を、306、
307、308、309は乗算器を、310、311、
312、313はタップ係数の入力端子を、314、3
15は加算器を、316は映像信号の出力端子をそれぞ
れ示す。各遅延時間に応じたタップ係数をタップ係数入
力端子310、311、312、313から与えること
によって、加算器314の出力には補正信号が得られる
。この信号を入力信号に加算することによって波形等化
を行なう。動作開始時には補正信号は0であるから、入
力信号は遅延回路302、加算器315を通ってそのま
ま出力される。
【0020】ノイズ除去回路106では、映像信号中の
GCR信号部分を抽出し、波形メモリ107を用いて映
像信号を数フィールド分平均してノイズ成分を除去する
。ノイズ除去回路106の構成例を図4に示す。401
は映像信号の入力端子を、402は切り替え信号発生回
路を、403はバッファメモリを、404は乗算器を、
405、408は選択回路を、406は加算器を、40
7は除算器を、409は初期化信号の入力端子を、41
0はGCR信号の入力端子を、411、412はGCR
信号の出力端子をそれぞれ示す。入力した映像信号から
GCR信号の含まれる部分を抽出し、バッファメモリ4
03に一旦記憶する。この時、切り替え信号発生回路4
02では、入力したGCR信号がsinX/Xバー信号
かペデスタルレベル信号かを判断し、切り替え信号を出
力する。選択回路405では、切り替え信号に応じてG
CR信号がsinX/Xバー信号の時はバッファメモリ
の出力を選択し、ペデスタルレベル信号のときは乗算器
404によって−1倍した信号を選択する。その後、加
算器406において選択回路408からの出力と加算し
波形メモリ107へ記憶する。初期状態では、選択回路
408はGND側すなわち0を選択することにより、入
力したGCR信号をそのまま波形メモリ107へ記憶す
るようにし、2フィールド目からは波形メモリ107の
出力を選択して入力したGCR信号との加算を行なう。 この動作を毎フィールド繰り返して数フィールド分加算
したGCR信号は、除算器407においてゲインを1/
N倍することによってノイズを除去することができる。 加算するフィールド数としては、GCR信号が8フィー
ルドシーケンスにより挿入されていることから、8の整
数倍が望ましい。例えば、128フィールド分の加算を
行なったとすると、除算器407では1/64すること
になる。
【0021】このようにしてノイズを除去したGCR信
号は、差分回路108において1クロック差分をとるこ
とによって微分し、インパルス波形を得る。減算器10
9において、このインパルス波形と基準波形発生回路1
10から発生した理想的なインパルス波形との減算を行
ない、歪による誤差信号を得る。
【0022】タップ係数制御回路111では、この誤差
信号を基にタップ係数を算出する。図5には、一般的な
ZF法(Zero  Forcing法  参考:適応
型ZF法によるゴーストキャンセラ  高口  他  
1989年テレビジョン学会全国大会講演予行集  p
247−)を用いたタップ係数制御回路111の構成例
を示す。同図中、501は誤差信号の入力端子を、50
2は乗算器を、503は加算器を、504は選択回路を
、505は初期化信号の入力端子を、506はタップ係
数の入力端子を、507、508はタップ係数の出力端
子をそれぞれ示す。入力した誤差信号を乗算器502に
おいて−α倍し、加算器503で選択回路504の出力
と加算してタップ係数メモリ112へ記憶する。αは修
正係数であり、通常α<1である。初期状態では、選択
回路504はGND側すなわち0を選択することにより
、タップ係数として0をトランスバーサルフィルタ10
3の全タップへ出力すると同時に、−α倍した誤差信号
をそのままタップ係数メモリ112へ記憶する。
【0023】次に、2回目以降の波形等化動作について
説明する。2回目以降は、まず、タップ係数制御回路1
11内の選択回路504がタップ係数メモリからの出力
を選択することによって、タップ係数メモリ112から
前回算出したタップ係数をトランスバーサルフィルタ1
03の対応するタップに与える。トランスバーサルフィ
ルタ103を通った映像信号は、前回よりも歪が軽減さ
れて出力される。この映像信号から、1回目と同様にG
CR信号部分を抽出してノイズ除去を行ない、1クロッ
ク差分をとって微分し、理想的なGCR信号波形と減算
して誤差信号を得る。この誤差信号を−α倍し、前回の
タップ係数と加算してタップ係数メモリ112へ記憶す
る。
【0024】このような波形等化動作を数回、あるいは
、一定時間繰り返すことによって最終的な等化波形を得
ることができる。
【0025】以上のような波形等化回路において、入力
した映像信号にGCR信号が含まれていない場合、その
まま動作させると逆に歪を付加してしまうなどの誤動作
をする可能性がある。そこで、GCR信号の有無を検出
するGCR検出回路113を設け、誤動作によって劣化
した映像を表示することを防止する。
【0026】GCR信号の有無は、微分したGCR信号
のピーク位置とピーク値の大きさから検出することがで
き、例えば、図6に示す構成で実現できる。図6におい
て、601は波形メモリ107のアドレス信号の入力端
子を、602はGCR信号のインパルス波形の入力端子
を、603、605はラッチ回路を、604、606、
607は比較回路を、608はゲート回路を、609は
初期化信号の出力端子を、610は波形メモリ107の
読み出し期間を示す信号の入力端子をそれぞれ示す。入
力したインパルス波形は、ラッチ回路605、比較回路
606へ供給する。比較回路606では、ラッチ回路6
05の入力と出力とを比較し、前者の方が大きいときに
ラッチパルスを出力する。これにより、ラッチ回路60
5ではピーク値が、ラッチ回路603ではピーク位置に
対応する波形メモリ107のアドレス信号がそれぞれラ
ッチされる。比較回路607では、ラッチされたピーク
値があらかじめ定めた値よりも小さい場合にGCR信号
なしと判断する。また、比較回路604では、ラッチさ
れたアドレス信号があらかじめ定めた範囲内にない場合
にGCR信号なしと判断する。ゲート回路608では、
波形メモリ107の読み出し期間に、比較回路604、
607のどちらかでGCR信号なしと判断した場合に初
期化信号を出力する。この初期化信号により、前記ノイ
ズ除去回路106、および、タップ係数制御回路111
を初期化し、再度波形等化動作を行なわせる。また、こ
の初期化信号を保持することによって、波形等化動作を
停止することも可能である。ただし、波形等化動作が正
常終了した後であれば、GCR信号なしと検出した場合
でも、必ずしも初期化、あるいは、停止する必要はない
【0027】本実施例では、GCR信号の検出は微分し
た波形を用いて行なったが、微分する以前の信号、すな
わち、ノイズ除去回路106の出力からも検出すること
が可能である。
【0028】本実施例によれば、誤動作を防止すること
ができ、画質の劣化した映像を表示することがない。
【0029】図7には本発明の他の実施例のブロック図
を示す。本実施例は、波形等化動作をあらかじめ定めた
回数行なった時点で、波形等化動作が収束しているかど
うかを検出する手段を設け、収束していない場合には、
波形等化動作を初期状態に再設定するものである。同図
中、701は収束検出回路を示す。その他、101から
112までは図1の同一符号のものと同一機能を有する
ものとし、同様な波形等化動作をするものとする。
【0030】このような波形等化回路において、波形等
化動作を一定回数、あるいは、一定時間行なった時に収
束していない場合は、入力信号を等化できないか、誤動
作によって逆に歪を付加してしまっていると考えられ、
収束していない場合には、波形等化動作を初期化する必
要がある。そこで、収束検出回路701を設け、誤動作
によって劣化した映像を表示することを防止する。
【0031】波形等化動作の収束の検出は、入力したG
CR信号のインパルス波形と理想的なGCR信号のイン
パルス波形との誤差信号の最大値を、あらかじめ定めた
値と比較することによって行なう。その構成例を図8に
示す。図8において、801は誤差信号の入力端子を、
802はタップ係数メモリ112の読み出し期間を示す
信号の入力端子を、803は絶対値回路を、804はラ
ッチ回路を、805、806は比較回路を、807はゲ
ート回路を、808はカウンタをそれぞれ示す。入力し
た誤差信号は、絶対値回路803によって絶対値をとり
、ラッチ回路804、および、比較回路805へ供給す
る。比較回路805では、ラッチ回路804の入力と出
力とを比較し、前者の方が大きい場合にラッチパルスを
出力する。これにより、誤差の最大値がラッチされる。 比較回路806では、ラッチされた最大値があらかじめ
定められた値よりも大きい場合に収束していないと判断
する。一方、カウンタ808では、タップ係数メモリ1
12の読み出し期間を示す信号、すなわち、トランスバ
ーサルフィルタ103のタップの修正回数をカウントし
、例えば、128回修正を行なった時点でゲート信号を
発生する。ゲート回路807では、カウンタ808から
のゲート信号が入力した時点で、比較回路806におい
て収束していないと判断した場合に初期化信号を出力す
る。この初期化信号により、前記ノイズ除去回路106
、および、タップ係数制御回路111を初期化し、再度
波形等化動作を行なわせる。また、この初期化信号を保
持することによって、波形等化動作を停止することも可
能である。
【0032】本実施例によっても、図1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0033】図9には本発明のさらに他の実施例のブロ
ック図を示す。本実施例は、波形等化動作が発散したこ
とを検出する手段を設け、発散した場合には、波形等化
動作を初期状態に再設定するものである。同図中、90
1は発散検出回路を示す。その他、101から112ま
では図1の同一符号のものと同一機能を有するものとし
、同様な波形等化動作をするものとする。
【0034】このような波形等化回路において、波形等
化動作が発散してしまった場合、逆に画質を劣化させて
しまう。そこで、波形等化動作が発散したことを検出す
る発散検出回路901を設け、劣化した映像を表示する
ことを防止する。
【0035】波形等化動作の発散は、算出したタップ係
数をあらかじめ定めた値と比較することによって行なう
。その構成例を図10に示す。図10において、100
1は算出したタップ係数の入力端子を、1002は絶対
値回路を、1003は比較回路を、1004はゲート回
路を、1005はタップ係数メモリ112の読み出し期
間を示す信号の入力端子を、1006は初期化信号の出
力端子をそれぞれ示す。入力したタップ係数は、絶対値
回路1002によって絶対値をとり、比較回路1003
において、あらかじめ定めた値よりも大きい場合に発散
したと判断する。ゲート回路1004では、タップ係数
メモリ112の読み出し期間に、比較回路1003にお
いて発散したと判断した場合に初期化信号を出力する。 この初期化信号により、前記ノイズ除去回路106、お
よび、タップ係数制御回路111を初期化し、再度波形
等化動作を行なわせる。また、この初期化信号を保持す
ることによって、波形等化動作を停止することも可能で
ある。
【0036】本実施例では、発散の検出は算出したタッ
プ係数を用いて行なったが、誤差信号からも検出するこ
とが可能である。
【0037】本実施例によっても、図1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0038】図11には本発明のさらに他の実施例のブ
ロック図を示す。本実施例は、映像信号のジッタを検出
する手段を設け、ジッタが多い場合には、波形等化動作
を初期状態に再設定するものである。同図中、1101
は同期分離回路を、1102は同期ジッタ検出回路を示
す。その他、101から112までは図1の同一符号の
ものと同一機能を有するものとし、同様な波形等化動作
をするものとする。
【0039】抽出したGCR信号のノイズ除去を行なっ
ている最中に入力映像信号がジッタすると、毎回同じタ
イミングで加算を行なうことができないため、平均した
GCR信号の高域成分が失われてしまう。この状態で等
化動作を行なうと、高域成分に対して過補正してしまい
、リンギングなどを付加してしまう可能性がある。そこ
で、同期分離回路1101と同期ジッタ検出回路110
2とを設け、高域成分に対する過補正を防止する。
【0040】同期ジッタの検出は、分離した同期信号と
システムクロックをカウントして発生したパルスとを比
較することにより行なう。その構成例を図12に示す。 図12において、1201は水平同期信号の入力端子を
、1202は垂直同期信号の入力端子を、1203、1
204はエッジ抽出回路を、1205、1207はゲー
ト回路を、1206は比較回路を、1208は選択回路
を、1209はカウンタを、1210はデコード回路を
、1211は波形メモリ107の書き込み期間を示す信
号の入力端子を、1212は初期化信号の出力端子をそ
れぞれ示す。
【0041】入力した水平同期信号は、エッジ抽出回路
1203において水平周期の1クロック幅の信号に変換
する。一方、垂直同期信号は、エッジ抽出回路1204
においてフィールド周期の0.5H幅の信号に変換する
。ゲート回路1205では、0.5H幅の期間に水平周
期の信号を通過させる。すなわち、1フレームに1回1
クロック幅の信号が出力される。この信号は、選択回路
1208を介してカウンタ1209をスタートさせる。 カウンタ1209は、選択回路1208の出力によって
スタートし、システムクロックを1フレーム期間カウン
トする。デコード回路1210では、1フレーム周期で
1クロック幅の信号と、この信号に対して±4クロック
の幅をもつ信号、すなわち、1フレーム周期で9クロッ
ク幅の信号とをデコードし、前者は選択回路1208へ
、後者は比較回路1206、選択回路1208へそれぞ
れ出力する。選択回路1208では、9クロック期間は
デコード回路1208の出力を、それ以外の期間はゲー
ト回路1205の出力を選択する。これにより、カウン
タ1209は、ジッタが少ない場合はクロックをカウン
トして発生したパルスによって自走し、ジッタが±4ク
ロックを超えると外部から取り込んだ同期によって再ス
タートする。比較回路1206では、ゲート回路120
5の出力と前記9クロック幅の信号とを比較し、9クロ
ック以外の期間のみゲート回路1205の出力を通過さ
せる。さらに、ゲート回路1207では、波形メモリ1
07の書き込み期間のみ比較回路1206の出力を通過
させる。すなわち、入力した映像信号が、1フレームの
間に±4クロック以上ジッタすると初期化信号が出力さ
れる。この初期化信号により、前記ノイズ除去回路10
6、および、タップ係数制御回路111を初期化し、再
度波形等化動作を行なわせる。また、この初期化信号を
保持することによって、波形等化動作を停止することも
可能である。ただし、波形等化動作が正常終了した後で
あれば、同期ジッタが±4クロックを超えた場合でも、
必ずしも初期化、あるいは、停止する必要はない。
【0042】本実施例では、ジッタの許容範囲を±4ク
ロックとしたが、特にこの値に限るものではない。
【0043】本実施例によっても、図1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0044】図13には本発明のさらに他の実施例のブ
ロック図を示す。本実施例は、映像信号のカラーバース
トを検出する手段を設け、カラーバーストがない場合に
は波形等化動作を停止させ、停止期間中にカラーバース
トがあると判断した場合には再び波形等化動作を開始す
るものである。同図中、1301はカラーバースト検出
回路を、1302は同期分離回路を示す。その他、10
1から112までは図1の同一符号のものと同一機能を
有するものとし、同様な波形等化動作をするものとする
【0045】通常、このような波形等化回路では、GC
R信号を正確に抽出するため、カラーバーストにロック
したシステムクロックを用いている。したがって、白黒
放送のようにカラーバーストのない映像信号に対しては
、正しく動作しない。そこで、カラーバースト検出回路
1301と同期分離回路1302とを設け、誤動作を防
止する。
【0046】カラーバーストの検出は、入力した映像信
号からカラーバーストの含まれる部分の信号を抽出し、
あらかじめ定めた値と比較することによって行なう。そ
の構成例を図14に示す。図14において、1401は
映像信号の入力端子を1402は水平同期信号の入力端
子を、1403はバンドパスフィルタを、1404はゲ
ート回路を、1405はバーストゲート発生回路を、1
406は比較回路を、1407は保持回路を、1408
は、停止信号の出力端子をそれぞれ示す。
【0047】入力した映像信号は、バンドパスフィルタ
1403によって帯域を制限し、色副搬送波周波数付近
の周波数成分を抽出する。バーストゲート発生回路14
05では、入力した水平同期信号からカラーバーストの
含まれる期間を示すタイミングパルスを発生する。ゲー
ト回路1404では、このタイミングパルスの期間のみ
バンドパスフィルタ1403の出力を通過させる。比較
回路1406では、ゲート回路1404の出力があらか
じめ定めた値よりも小さい場合にカラーバーストがない
と判断する。保持回路1407では、比較回路1406
の出力を保持し、カラーバーストがあると判断されるま
で停止信号を出力する。この停止信号により、前記ノイ
ズ除去回路106、および、タップ係数制御回路111
を初期化し、波形等化動作を停止させる。
【0048】このカラーバーストの検出には、一般的な
カラーキラー回路を用いることも可能である。
【0049】本実施例によっても、図1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0050】図15には本発明のさらに他の実施例のブ
ロック図を示す。本実施例は、出力映像信号の同期信号
の有無を検出する手段を設け、同期信号がない場合には
、波形等化動作を初期状態に再設定するものである。 同図中、1501は同期分離回路を、1502は同期検
出回路を示す。その他、101から112までは図1の
同一符号のものと同一機能を有するものとし、同様な波
形等化動作をするものとする。
【0051】波形等化動作の誤動作によっては、出力映
像信号の同期信号に影響を与え、表示装置側において同
期分離を行なうことができなくなる可能性がある。そこ
で、同期分離回路1501と同期検出回路1502とを
設け、誤動作によって劣化した映像信号を出力すること
を防止する。
【0052】同期信号の有無の検出は、出力した映像信
号から同期信号を分離し、分離した同期信号をあらかじ
め定めた値と比較することによって行なう。その構成例
を図16に示す。図16において、1601は分離した
水平同期信号の入力端子を、1602はクランプ回路を
、1603はローパスフィルタを、1604は比較回路
を、1605は初期化信号の出力端子をそれぞれ示す。
【0053】入力した水平同期信号は、クランプ回路1
602において尖頭値クランプし、直流分を与える。こ
の信号から、ローパスフィルタ1603によって直流成
分を抽出する。比較回路1604では、ローパスフィル
タ1603の出力があらかじめ定めた値よりも小さい場
合に同期信号がないと判断し、初期化信号を出力する。 この初期化信号により、前記ノイズ除去回路106、お
よび、タップ係数制御回路111を初期化し、再度波形
等化動作を行なわせる。また、この初期化信号を保持す
ることによって、波形等化動作を停止することも可能で
ある。
【0054】本実施例によれば、誤動作により同期信号
の劣化した映像信号を出力することがない。
【0055】図17には本発明のさらに他の実施例のブ
ロック図を示す。本実施例は、出力映像信号の発振を検
出する手段を設け、発振した場合には、波形等化動作を
初期状態に再設定するものである。同図中、1701は
同期分離回路を、1702は発振検出回路を示す。その
他、101から112までは図1の同一符号のものと同
一機能を有するものとし、同様な波形等化動作をするも
のとする。
【0056】波形等化動作の誤動作によっては、本来必
要のない周波数成分を付加し、出力映像信号が発振して
しまう場合がある。そこで、同期分離回路1701と発
振検出回路1702とを設け、誤動作によって劣化した
映像信号を出力することを防止する。
【0057】発振の検出は、出力した映像信号から本来
必要のない周波数成分を抽出し、あらかじめ定めた値と
比較することによって行なう。その構成例を図18に示
す。図18において、1801は出力映像信号の入力端
子を、1802はバンドパスフィルタを、1803はゲ
ート回路を、1804は比較回路を、1805は垂直同
期信号の入力端子を、1806は初期化信号の出力端子
をそれぞれ示す。
【0058】バンドパスフィルタ1802は、例えば、
4.2MHz付近の周波数成分を通過させる。ゲート回
路1803は、垂直同期期間のみバンドパスフィルタ1
802の出力を通過させる。比較回路1804では、ゲ
ート回路1803の出力があらかじめ定めた値より大き
い場合に発振していると判断し、初期化信号を出力する
。この初期化信号により、前記ノイズ除去回路106、
および、タップ係数制御回路111を初期化し、再度波
形等化動作を行なわせる。また、この初期化信号を保持
することによって、波形等化動作を停止することも可能
である。
【0059】本実施例では、バンドパスフィルタ180
2の通過周波数を4.2MHzとしたが、この周波数に
限ったものではない。
【0060】本実施例によれば、誤動作により発振した
映像信号を出力することがない。
【0061】
【発明の効果】以上、本発明によれば、非定常状態を検
出し、波形等化動作を初期状態に再設定、あるいは、波
形等化動作を停止させるので、誤動作を防止したり、誤
動作によって劣化した映像信号を出力することが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来技術による波形等化回路のブロック図であ
る。
【図3】トランスバーサルフィルタの構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】ノイズ除去回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】タップ係数制御回路の構成例を示すブロック図
である。
【図6】GCR検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図8】収束検出回路の構成例を示すブロック図である
【図9】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図10】発散検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例を示すブロック図である
【図12】同期ジッタ検出回路の構成例を示すブロック
図である。
【図13】本発明の他の実施例を示すブロック図である
【図14】カラーバースト検出回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明の他の実施例を示すブロック図である
【図16】同期検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図17】本発明の他の実施例を示すブロック図である
【図18】発振検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101…映像信号入力端子、102…AD変換器、10
3…トランスバーサルフィルタ、104…DA変換器、
105…映像信号出力端子、106…ノイズ除去回路、
107…波形メモリ、108…差分回路、109…減算
器、110…基準波形発生回路、111…タップ係数制
御回路、112…タップ係数メモリ、113…GCR検
出回路、201…映像信号入力端子、202…AD変換
器、203…トランスバーサルフィルタ、204…DA
変換器、205…映像信号出力端子、206…ノイズ除
去回路、207…波形メモリ、208…差分回路、20
9…減算器、210…基準波形発生回路、211…タッ
プ係数制御回路、212…タップ係数メモリ、301…
映像信号入力端子、302,303,304,305…
遅延回路、306,307,308,309…乗算器、
310,311,312,313…タップ係数入力端子
、314,315…加算器、316…映像信号出力端子
、401…映像信号入力端子、402…切り替え信号発
生回路、403…バッファメモリ、404…乗算器、4
05,408…選択回路、406…加算器、407…除
算器、409…初期化信号入力端子、410…GCR信
号入力端子、411,412…GCR信号出力端子、5
01…誤差信号入力端子、502…乗算器、503…加
算器、504…選択回路、505…初期化信号入力端子
、506…タップ係数入力端子、507,508…タッ
プ係数出力端子、601…アドレス信号入力端子、60
2…GCR信号入力端子、603,605…ラッチ回路
、604,606,607…比較回路、608…ゲート
回路、609…初期化信号出力端子、610…読み出し
信号入力端子、701…収束検出回路、801…誤差信
号入力端子、802…読み出し信号入力端子、803…
絶対値回路、804…ラッチ回路、805,806…比
較回路、807…ゲート回路、808…カウンタ、90
1…発散検出回路、1001…タップ係数入力端子、1
002…絶対値回路、1003…比較回路、1004…
ゲート回路、1005…読み出し信号入力端子、100
6…初期化信号出力端子、1101…同期分離回路、1
102…同期ジッタ検出回路、1201…水平同期信号
入力端子、1202…垂直同期信号入力端子、1203
,1204…エッジ抽出回路、1205,1207…ゲ
ート回路、1206…比較回路、1208…選択回路、
1209…カウンタ、1210…デコード回路、121
1…書き込み信号入力端子、1212…初期化信号出力
端子、1301…カラーバースト検出回路、1302…
同期分離回路、1401…映像信号入力端子、1402
…水平同期信号入力端子、1403…バンドパスフィル
タ、1404…ゲート回路、1405…バーストゲート
発生回路、1406…比較回路、1407…保持回路、
1408…停止信号出力端子、1501…同期分離回路
、1502…同期検出回路、1601…水平同期信号入
力端子、1602…クランプ回路、1603…ローパス
フィルタ、1604…比較回路、1605…初期化信号
出力端子、1701…同期分離回路、1702…発振検
出回路、1801…映像信号入力端子、1802…バン
ドパスフィルタ、1803…ゲート回路、1804…比
較回路、1805…垂直同期信号入力端子、1806…
初期化信号出力端子。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を入力し、決定されたタップ係数
    に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力す
    るトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフ
    ィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去す
    るノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶す
    る第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分し
    て出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波形
    を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段の
    出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、該
    減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トランス
    バーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、該
    タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段と
    を有する波形等化回路において、入力された映像信号に
    ゴースト除去用基準信号が挿入されているかどうかを検
    出するゴースト除去用基準信号検出手段を設け、ゴース
    ト除去用基準信号が挿入されていないと判断した場合に
    は、波形等化動作を初期状態に再設定、あるいは、停止
    するように制御することを特徴とする波形等化回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゴースト除去用基準信号検
    出手段は、前記第1の記憶手段のアドレス信号をラッチ
    する第1のラッチ手段と、該第1のラッチ手段の出力と
    あらかじめ定められた値とを比較する第1の比較手段と
    、前記差分手段の出力をラッチする第2のラッチ手段と
    、該第2のラッチ手段の入力と出力とを比較し、前者の
    方が大きい場合に前記第1、第2のラッチ手段にラッチ
    パルスを与える第2の比較手段と、前記第2のラッチ手
    段の出力とあらかじめ定められた値とを比較する第3の
    比較手段と、前記第1、第3の比較手段の出力を所定の
    期間だけ通過させるゲート手段とから成ることを特徴と
    する波形等化回路。
  3. 【請求項3】映像信号を入力し、決定されたタップ係数
    に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力す
    るトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフ
    ィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去す
    るノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶す
    る第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分し
    て出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波形
    を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段の
    出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、該
    減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トランス
    バーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、該
    タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段と
    を有する波形等化回路において、入力された映像信号か
    ら抽出した基準信号と前記基準波形発生手段によって発
    生した基準信号との誤差が、あらかじめ定められた値以
    下になった時に波形等化動作が収束したと判断する収束
    検出手段を設け、波形等化動作をあらかじめ定められた
    回数、あるいは、時間行なった時点において収束してい
    ないと判断した場合には、波形等化動作を初期状態に再
    設定、あるいは、停止するように制御することを特徴と
    する波形等化回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載の収束検出手段は、前記減算
    手段の出力の絶対値を求める絶対値手段と、該絶対値手
    段の出力をラッチするラッチ手段と、該ラッチ手段の入
    力と出力とを比較し、前者の方が大きい場合に該ラッチ
    手段にラッチパルスを与える第1の比較手段と、前記ラ
    ッチ手段の出力とあらかじめ定められた値とを比較する
    第2の比較手段と、前記トランスバーサルフィルタのタ
    ップ係数の修正回数をカウントするカウント手段と、前
    記第2の比較手段の出力を前記カウント手段で定めた期
    間だけ通過させるゲート手段とから成ることを特徴とす
    る波形等化回路。
  5. 【請求項5】映像信号を入力し、決定されたタップ係数
    に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力す
    るトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフ
    ィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去す
    るノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶す
    る第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分し
    て出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波形
    を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段の
    出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、該
    減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トランス
    バーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、該
    タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段と
    を有する波形等化回路において、前記タップ係数制御手
    段によって算出されたタップ係数が、あらかじめ定めら
    れた値以上になった時に波形等化動作が発散したと判断
    する発散検出手段を設け、発散したと判断した場合には
    、波形等化動作を初期状態に再設定、あるいは、停止す
    るように制御することを特徴とする波形等化回路。
  6. 【請求項6】請求項5記載の発散検出手段は、前記タッ
    プ係数制御手段の出力の絶対値を求める絶対値手段と、
    該絶対値手段の出力とあらかじめ定められた値とを比較
    する比較手段と、該比較手段の出力をある期間だけ通過
    させるゲート手段とから成ることを特徴とする波形等化
    回路。
  7. 【請求項7】映像信号を入力し、決定されたタップ係数
    に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力す
    るトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフ
    ィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去す
    るノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶す
    る第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分し
    て出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波形
    を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段の
    出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、該
    減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トランス
    バーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、該
    タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段と
    を有する波形等化回路において、入力された映像信号の
    同期信号を分離する同期分離手段と、該同期分離手段に
    よって分離された同期信号が、どの程度ジッタしている
    かを検出する同期ジッタ検出手段とを設け、ジッタ量が
    あらかじめ定められた値よりも多いと判断した場合には
    、波形等化動作を初期状態に再設定、あるいは、停止す
    るように制御することを特徴とする波形等化回路。
  8. 【請求項8】請求項7記載の同期ジッタ検出手段は、前
    記同期分離手段によって分離された水平同期信号のエッ
    ジを抽出する第1のエッジ抽出手段と、前記同期分離手
    段によって分離された垂直同期信号のエッジを抽出する
    第2のエッジ抽出手段と、前記第1のエッジ抽出手段の
    出力を前記第2のエッジ抽出手段で定めた期間だけ通過
    させる第1のゲート手段と、システムクロックをカウン
    トするカウント手段と、該カウント手段の出力から制御
    信号を発生するデコード手段と、該デコード手段の出力
    と前記第1のゲート手段の出力を選択する選択手段と、
    前記デコード手段の出力と前記第1のゲート手段の出力
    とを比較する比較手段と、該比較手段の出力をある期間
    だけ通過させる第2のゲート手段とから成ることを特徴
    とする波形等化回路。
  9. 【請求項9】映像信号を入力し、決定されたタップ係数
    に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力す
    るトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフ
    ィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去す
    るノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶す
    る第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分し
    て出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波形
    を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段の
    出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、該
    減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トランス
    バーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、該
    タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段と
    を有する波形等化回路において、入力された映像信号の
    同期信号を分離する同期分離手段と、入力された映像信
    号のカラーバーストを検出するカラーバースト検出手段
    とを設け、カラーバーストがないと判断した場合には波
    形等化動作を停止し、停止期間中にカラーバーストがあ
    ると判断した場合には再び等化動作を開始するように制
    御することを特徴とする波形等化回路。
  10. 【請求項10】請求項9記載のカラーバースト検出手段
    は、入力された映像信号の通過帯域を制限するバンドパ
    スフィルタと、前記同期分離手段によって分離された水
    平同期信号から、カラーバーストを抽出するためのバー
    ストゲート信号を発生するバーストゲート発生手段と、
    前記バンドパスフィルタの出力を前記バーストゲート発
    生手段で定めた期間だけ通過させるゲート手段と、該ゲ
    ート手段の出力をあらかじめ定められた値と比較する比
    較手段と、該比較手段の出力を保持する保持手段とから
    成ることを特徴とする波形等化回路。
  11. 【請求項11】映像信号を入力し、決定されたタップ係
    数に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力
    するトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサル
    フィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去
    するノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶
    する第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分
    して出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波
    形を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段
    の出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、
    該減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トラン
    スバーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、
    該タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段
    とを有する波形等化回路において、前記トランスバーサ
    ルフィルタの出力信号の同期信号を分離する同期分離手
    段と、分離された同期信号の有無を検出する同期検出手
    段とを設け、同期信号が無いと判断した場合には、波形
    等化動作を初期状態に再設定、あるいは、停止するよう
    に制御することを特徴とする波形等化回路。
  12. 【請求項12】請求項11記載の同期検出手段は、前記
    同期分離手段によって分離された水平同期信号をクラン
    プするクランプ手段と、該クランプ手段の出力の通過帯
    域を制限するローパスフィルタと、該ローパスフィルタ
    の出力とあらかじめ定められた値とを比較する比較手段
    とから成ることを特徴とする波形等化回路。
  13. 【請求項13】映像信号を入力し、決定されたタップ係
    数に応じて前記映像信号の周波数特性を変化させて出力
    するトランスバーサルフィルタと、該トランスバーサル
    フィルタの出力を数フィールド分平均し、ノイズを除去
    するノイズ除去手段と、該ノイズ除去手段の出力を記憶
    する第1の記憶手段と、該第1の記憶手段の出力を微分
    して出力する差分手段と、あらかじめ定められた基準波
    形を出力する基準波形発生手段と、該基準波形発生手段
    の出力と前記差分手段の出力とを減算する減算手段と、
    該減算手段の出力からタップ係数を算出し、前記トラン
    スバーサルフィルタを制御するタップ係数制御手段と、
    該タップ係数制御手段の出力を記憶する第2の記憶手段
    とを有する波形等化回路において、入力された映像信号
    の同期信号を分離する同期分離手段と、前記トランスバ
    ーサルフィルタの出力信号の本来必要のない周波数成分
    が、あらかじめ定められた値以上になったときに発振し
    たと判断する発振検出手段とを設け、発振していると判
    断した場合には、波形等化動作を初期状態に再設定、あ
    るいは、停止するように制御することを特徴とする波形
    等化回路。
  14. 【請求項14】請求項13記載の発振検出手段は、前記
    トランスバーサルフィルタの出力信号の通過帯域を制限
    するバンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタの出
    力を前記同期分離手段で定められた期間だけ通過させる
    ゲート手段と、該ゲート手段の出力とあらかじめ定めら
    れた値とを比較する比較手段とから成ることを特徴とす
    る波形等化回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013150102A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Nec Corp ピークファクタ低減回路及びその制御方法

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JP2013150102A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Nec Corp ピークファクタ低減回路及びその制御方法

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