JPH06233156A - Tv受信機あるいはビデオレコーダに使用されるゴースト消去基準信号捕捉回路 - Google Patents

Tv受信機あるいはビデオレコーダに使用されるゴースト消去基準信号捕捉回路

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JPH06233156A
JPH06233156A JP5301594A JP30159493A JPH06233156A JP H06233156 A JPH06233156 A JP H06233156A JP 5301594 A JP5301594 A JP 5301594A JP 30159493 A JP30159493 A JP 30159493A JP H06233156 A JPH06233156 A JP H06233156A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
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    • H04N5/211Ghost signal cancellation

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  • Multimedia (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 TV受信機、ビデオテープレコーダに使用の
ゴースト消去回路を提供する。 【構成】 水平及び垂直同期パルスは第1及び第2複合
映像信号の中の一つから分離される。走査線カウンタは
分離された水平同期パルスをカウントしてラインカウン
トを発生させ、各分離された垂直同期パルスにより最初
のラインカウントにリセットされる。L番目のライン分
離器はラインカウントに応答してGCR信号を含む第2
複合映像信号の走査線を分離する。フィールドカウンタ
は分離された垂直同期パルスモジュロMをカウントし
て、他のGCR信号を有するM個のフィールドのサイク
ルに同期するフィールドカウントを発生させる。時間フ
ィルタはL番目のライン分離器によって分離される連続
する走査線の数MN(Nは正の整数)から該当画素を結
合させ、隋伴するゴーストを有する雑音が減少したGC
R信号としてコンピュータに供給されるフィルタ応答を
発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTV受信機あるいはビデ
オテープレコーダに使用されるゴースト消去回路に関す
るもので、特にTV受信機あるいはビデオテープレコー
ダのビデオ検出器から供給される複合映像信号でゴース
トを抑圧するのに使用されるフィルタの変数を計算する
ための基準となるゴースト消去基準(GCR:ghos
t−canceling reference)信号の
捕捉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〈関連の出願書類〉本特許の出願と同日
付で本発明者により出願された“METHOD FOR
OEPRATING GHOST−CANCELATI
ON CIRCUITRY FOR TV RECEI
VER OR VIDEO RECORDER”という
名称の米国特許出願書には、本明細書に記述しているゴ
ースト消去回路においてのフィルタ係数コンピュータの
計算について更に詳細に開示されている。
【0003】米国特許法(35U.S.C.)第120
条で優先権の恩典が下記の米国特許出願書類を基にして
請求される。“SYSTEM,APPARATUS A
ND METHOD FOR CANCELING T
ELEVISION GHOST SIGNALS”と
いう名称でChandrakant B.Patelに
より1992年7月30日に出願された米国特許出願番
号07/921,686は、1990年12月7日に出
願された米国特許出願番号07/623,563の一部
継続出願で今は放棄されており、出願番号07/62
3,563は1990年11月5日に出願された米国特
許出願番号07/609,522の一部継続出願で今は
放棄された。出願番号07/921,686は出願図面
の図6を参照して本願明細書で請求したGCR信号捕捉
回路の中の一つを記述している。
【0004】“VIDEO TAPE RECORDE
R WITH TV RECEIVER FRONT
END & GHOST−SUPPRESSION C
IRCUITRY”という名称でChandrakan
t B.PatelとMinHyung Chungに
より1992年10月1日に出願された米国特許出願番
号07/955,016は出願図面の図2を参照して本
願明細書で請求したGCR信号捕捉回路の中の一つを開
示している。
【0005】これらの発明が行なわれた当時に発明者全
部は彼らの発明を韓国の三星電子株式会社に譲渡する義
務がある。TV技術者は、人間が見るのに適合な形態に
TV映像を再生する表示装置を含むTV受信機に備えら
れたゴースト消去回路に相当な関心を持ってきた。ゴー
スト映像は多重路受信によって生じ、通常“ゴースト”
と呼ばれているが、無線によって電波され、あるいは有
線に伝送されるTV画像に頻煩に発生する。
【0006】TV受信機に同期する信号はTV受信機が
受信する信号の中で一番強いものとして基準信号と呼ば
れており、普通は最短受信経路を通じて受信される直信
号(direct signals)である。したがっ
て、他の経路を通じて受信される多重路信号は基準信号
に対して普通に遅延し、後方ゴースト(trailin
g ghost)映像として現われる。しかし、直信号
すなわち最短経路信号はTV受信機に同期する信号では
ないこともできる。TV受信機が反射信号(経路がさら
に長い信号)に同期するとき、直信号による進みゴース
ト(leading ghost)映像があり、あるい
は直信号とTV受信機に同期する反射信号よりすこし遅
延する他の反射信号による多数の進みゴーストがあるで
あろう。多重路信号の変数、即ち経路が異なる応答の
数、経路が異なる応答の相対的な振幅、そして経路が異
なる応答の異なるものの間の差動遅延時間等は位置及び
与えられた位置でのチャンネルにより異なる。これら変
数は、また時間により変わることもできる。
【0007】多重路ひずみの可視効果は、多重映像とチ
ャンネルの周波数応答特性のひずみの二つの領域に大別
される。この二つの効果は受信場所に到達する多重路信
号の中で時間及び振幅変動のため生ずる。基準信号に対
して多重路信号が相対的に十分に長く遅延するとき、可
視効果はTV表示装置上で相互に水平に移動される同一
映像に対する多数のコピー映像によって観察される。こ
のようなコピー映像を次に説明される“マイクロゴース
ト(microghost)と区別するために、ときに
は“マクロゴースト(macroghost)と称す
る。直信号が優勢し受信機がその直信号に同期する通常
の場合にはゴースト映像は可変位置、強度及び極性で右
側に移動される。これは後方ゴースト(trailin
g ghost)、あるいはポストゴースト(post
−ghost)と知られている。受信機が反射信号に同
期するまれな場合においては一つ以上のゴースト映像が
基準映像の左側に移動し、これは進みゴースト(lea
ding ghost)、あるいはプリゴースト(pr
e−ghost)と知られている。
【0008】基準信号に対して相対的に短く遅延する多
重路信号は優勢な映像の分離して識別可能なコピー映像
を発生させないが、チャンネルの周波数応答特性上のひ
ずみをもたらす。このとき、可視効果は映像の増加、あ
るいは減少した尖った形態に観察され、ある場合には若
干の映像情報の損失ももたらす。これら短い遅延、近く
あるいは隣接したゴーストはアンテナ引込、あるいはC
ATV引込ケーブルのような終端されず、あるいは終端
し違えた無線周波数伝送ラインによって一般的に発生さ
れる。CATV環境においては、可変の長さが不適切に
終端された幾つの引込ケーブルによる反射のため発生す
る多数の近接ゴーストがあることができる。そのような
多数の近接ゴーストは常に“マイクロゴースト(mic
roghost)”と称する。
【0009】長い多重路効果、即ちマクロゴーストは典
型的に消去構成によって減少する。短い多重路効果、即
ちマイクロゴーストは波形等化、一般的には映像周波数
応答のピーキング及び/あるいはグループ遅延補償によ
って典型的に減少する。伝送されるTV信号の特性は公
知の従来技術なので、少なくとも理論上のゴースト信号
検出及び消去システムにそのような特性を利用すること
ができる。それにもかかわらず、多くの問題がこのよう
な接近を制限する。代りに、例えば現在映像目的に使用
していないTV信号局に位置した基準信号を反復的に伝
送し、ゴースト信号の検出のためのこの基準信号をゴー
スト信号の抑圧のための配列前に用いることが望ましい
というのは知られている。典型的に、垂直帰線消去期間
(VBL:vertical blanking in
terval)でのラインが用いられる。そのような信
号を、ここではゴースト消去基準(GCR:ghost
canceling reference)信号と称
し、多様な異なるGCR信号が特許及び他の技術刊行物
に記載されている。
【0010】ベッセルパルスチャープ信号(Besse
l pulse chirp signal)は米国の
TV放送で採択された基準方式として勧告されたGCR
信号に使用される。ベッセルパルスチャープ信号におい
てのエネルギー分布は映像周波数帯域にわたって連続的
に広がっている均等の周波数スペクトルを有する。この
チャープは一番低い周波数から始まり、それから4.1
MHzの一番高い周波数まで上向スイープする。チャー
プは選択されたVBIラインの最初の半分に挿入される
が、各フィールドの19番目のラインが現在望ましい。
+30IREペデスタル上のチャープは−10から+7
0IREにスイングし、先立った水平同期パルスの立下
りエッジ後の所定時間で始める。チャープ信号は8番目
のフィールドサイクルで現われるが、1,3,5,7番
目のフィールドは正と定義されるカラーバーストの極性
を有し、2,4,6,8番目のフィールドは負と定義さ
れるカラーバーストの反対極性を有する。8番目のフィ
ールドサイクルの1,3,6,8番目のフィールドで現
われるチャープ信号ETPの最初のローブは、+30I
REペデスタルから+70IREレベルまで上向スイン
グする。8番目のフィールドサイクルの2,4,5,7
番目のフィールドが現われるチャープ信号ETRの最初
のローブは、+30IREペデスタルから−10IRE
レベルに下向スイングし、ETPチャープ信号とは相補
的である。
【0011】TV受信機においてゴーストを除去するた
めの戦略は、TV信号の停止と同一の多重路ひずみを経
る伝送されるGCR信号による。TV受信機における回
路はひずみのあるGCR信号を検査することができ、ひ
ずみのないGCR信号の従来技術により多重路ひずみを
消去あるいは少なくとも大幅に減少させるための適応フ
ィルタが構成できる。GCR信号はVBI(望ましくは
一つのTVライン以下)であまり長時間を占めてはなら
ないが、受信機の回路が多重路ひずみを分析しひずみを
消去するための補償フィルタの設計を許容するように十
分な情報を含まなければならない。
【0012】GCR信号は、ビデオ検出器から複合映像
信号が通過してゴーストが抑圧される応答を供給するゴ
ースト消去フィルタの調節可能な加重係数を計算するT
V受信機で使用される。このゴースト消去フィルタの加
重係数は調整されゴーストを誘発させる伝送媒体のそれ
とは相補的なフィルタ特性を有する。送信機残留側波帯
振幅変調器、受信媒体、TV受信機の前端と従続接続さ
れたゴースト消去及び等化フィルタを通じたすべての受
信路にわたって実質的に均等の周波数スペクトル応答
(あるいは他の望ましい周波数スペクトル応答)を提供
するため、GCR信号またゴースト消去フィルタと従続
接続された等化フィルタの調整可能な加重係数を計算す
るのに使用可能である。
【0013】IEEE Transactions o
n Consumer Electronics,vo
l.CE−25,2/79の第9頁〜第43頁のW.C
iciora等による“A Tutorial on
Ghost Canceling in Televi
sion Receivers”においては、GCR信
号が適切に(sin x)/x波形を示すことができる
のを開示している。適当にウィンドーされたそのような
波形は関心の周波数帯域に対して相対的に一定なスペク
トルエネルギーを示す。すると、ゴースト位置が決定可
能であるので、フィルタは長い多重路効果を減少するゴ
ースト信号消去及び短い多重路効果を減少する波形の等
化のため構成されることができる。
【0014】“GHOST CANCELLING C
IRCUIT”という名称でTanaka等により19
90年1月30日に特許発行された米国特許番号第4,
897,725号には次のような内容が開示されてい
る。実質的に提案されたBTA(日本)GCR信号で、
主な基準あるいはゴースト抑圧信号として(sin
x)/x波形を用いる伝送された基準信号、即ちGCR
信号が使用される。ゴーストとともに受信されるとき、
この(sin x)/x波形はフーリエ変換されてフー
リエ係数の集合を提供する。すると、無限インパルス応
答(IIR;infinite−impulse−re
sponse)ゴースト抑圧フィルタ及び有限インパル
ス応答(FIR;finite−impulse−re
sponse)波形等化フィルタに対するタップ利得情
報であるゴースト抑圧フィルタ変数を計算するよう、ゴ
ーストのあるGCR信号のフーリエ変換は損なわれない
GCRの利用可能なフーリエ変換によって処理される。
【0015】“GHOST CANCELLING R
EFERENCE SIGNALTRANSMISSI
ON/RECEPTION SYSTEM”という名称
でKobo等により1990年1月23日に特許発行さ
れた米国特許番号第4,896,213号には、信号受
信路で発生されるグループ遅延ひずみ及び周波数対振幅
特性ひずみによって生ずるゴースト成分を減少、あるい
は除去させるためのゴースト消去装置を内蔵したシステ
ムが開示されている。フレーム同期信号、クロック同期
信号、及びデータ信号で構成されたディジタル信号がそ
のVBI走査線の間に発生され、伝送されるTV信号と
重畳される。受信端で、このディジタル信号は周知のゴ
ーストのないGCR信号に相関させる配列でゴーストの
あるGCR信号として用いられてゴースト現象を減少す
る映像信号の適応フィルタリングを制御する。
【0016】“ADAPTIVE TELEVISIO
N GHOST CANSELLATION SYST
EM INCLUDING FILTER CIRCU
ITARY WITH NON−INTEGER SA
MPLE DELEY”という名称のChao等により
1989年9月5日に特許発行された米国特許番号第
4,864,403号においては、補間技術を利用した
IIRゴースト抑圧フィルタの使用を開示している。
【0017】“METHOD AND APPARAT
US FOR COMMUNICATION CHAN
NEL IDENTIFICATION AND SI
GNAL RESTORATION”という名称でKo
oにより1991年9月10日に特許発行された米国特
許番号第4,864,403号には、TV受信機におけ
るゴースト抑圧フィルタ変数を計算するための方法と装
置が開示されている。
【0018】“AUTOMATIC WAVEFORM
EQUALIZING SYSTEM FOR TE
LEVISION RECEIVER”という名称でS
himano等により1977年8月23日に特許発行
された米国特許番号第4,044,381号には、マイ
クロゴーストを抑圧させるのに使用可能な波形等化器フ
ィルタが開示されている。
【0019】“METHOD OF DETECTIN
G SIGNAL WAVEFORM DISTURB
ANCE IN RECEIVED TELEVISI
ONSIGNAL”という名称でMatsura等によ
り1991年7月16日に特許発行された米国特許番号
第5,032,916号には、さらに長く遅延するマク
ロゴーストを抑圧するため逆位相GCR信号と同位相の
異なる基準信号を含むVBI間隔の対方法(pairw
ise)の組合せが開示されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】公知のゴースト消去構
成は消去手続き上に大変依存しているので、受信された
TV信号でGCR信号の時間軸安定性はGCR信号を分
析することによってゴースト消去及び等化フィルタに対
する加重を決定する手続きのため重要である。異なって
遅延する映像信号の加重された加算(summatio
n)を用いたゴースト消去手続きの理論的な有効性はゴ
ーストのある信号を誘発した異なる遅延と同一の信号に
依存する。もし、走査線の長さが映像信号の異なる部分
の間よりGCR信号を受信する間異なると、多様に遅延
するGCR信号の加重合によりゴーストのないGCR信
号を発生させるために決定される加重は多様に遅延する
映像信号の加重合による異なる時間でのゴーストのない
映像を発生させるのに適しない。表示装置及びゴースト
消去回路を備えたTV受信機において、検出された映像
信号の時間軸安定性の問題は空中電波信号を受信すると
き、あるいは有線放送、あるいは共同受信方式によって
中継される信号を受信するときの問題ではない。
【0021】しかし、表示装置及びゴースト消去回路を
備えたTV受信機は、ゴーストを含んだTV信号を録画
してきている家庭用ビデオカセットレコーダ(VCR)
から受信機が無線周波数(r−f)信号(あるいは複合
映像信号)を受信するとき満足にゴースト消去手続きを
遂行しないであろう。家庭用VCRは垂直帰線期間前に
短く発生するヘッドスイッチングを有する電磁テープの
ヘリカル走査を使用する。ところで、録画再生時に電磁
テープから再生される映像信号で時間軸の不安定があ
り、実際の環境の下でこの時間軸の不安定性は不幸にも
垂直帰線期間にわたって頻繁に持続され、ある程度は映
像信号の始めの幾つの有効ラインで時間軸不安定がある
ので、その有効ラインはTV受信機の表示装置上の映像
の最上部を発生させるのに使用される。垂直帰線消去期
間の間に一つの走査線に発生するGCR信号の評価に応
答してTV受信機でマイクロコンピュータによって計算
される加重係数は、有効映像の走査線がGCR信号が発
生する走査線と同一の実際の持続時間を有していないの
で、同一フィールドあるいは後続フィールドの次の走査
線で有効映像信号に対して合わないであろう。GCR信
号が含まれているVBI走査線であってもフィールドに
より異なる持続時間をもつことができる。
【0022】優れた時間軸安定性は伴う水平同期パル
ス、フロントポーチ、カラーバーストを含むバックポー
チ及び+30IRE GCR信号のペデスタル成分から
GCR信号成分を分離するため幾つのフィールドの19
番目の走査線が線形的に結合されるようにした後、差動
的に遅延する本発明を遂行することにおいて重要であ
る。これら伴う成分は19番目の走査線がディジタル変
換され一時ディジタルメモリを使用して差動的に遅延す
ることを容易にするとき、この走査線のサンプルのタイ
ミング上の誤りがあればよく補償されないであろう。家
庭用VCRは、一般的にこのような式でGCR信号を分
離するための必須の時間軸安定性を提供しない。米国特
許出願番号07/955,016には、家庭用VCRに
含まれたTV受信機の前端のビデオ検出器の後にゴース
ト消去回路を含ませることによってこの問題を解決する
ことが開示されている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によると、第1複
合映像信号は伴うゴーストを有し、ときには垂直帰線消
去区間の間各フィールドの所定のL番目のラインに所定
の大きさと各位相整合のM(Mは1より大きい整数)個
のゴースト消去基準(GCR)信号のサイクルのうち少
なくとも一つを備える。フィルタ回路は第1複合映像信
号に応答して第2複合映像信号を発生させるが、この応
答はゴーストのないGCR信号を関連するコンピュータ
メモリに貯蔵するコンピュータによって発生されるフィ
ルタプログラミング信号に応答して調整される。このフ
ィルタプログラミング信号を計算する基準となる相関手
続きの遂行において、コンピュータは伴うゴーストを有
するGCR信号を受信して関連するメモリに貯蔵された
ゴーストのないGCR信号と比較する。フィルタプログ
ラミング信号は伴うゴーストが実質的に減少する第1複
合映像出力信号に第2複合映像信号が応答されるように
計算される。水平及び垂直同期パルスは第1及び第2複
合映像信号の中の一つから分離される。走査線カウンタ
は分離された水平同期パルスをカウントしてラインカウ
ントを発生させ、各分離された垂直同期パルスにより最
初のラインカウントにリセットされる。L番目のライン
分離器はラインカウントに応答してGCR信号を含む第
2複合映像信号の走査線を分離する。フィールドカウン
タは分離された垂直同期パルスモジュロMをカウントし
て異なるGCR信号を有するM個のフィールドのサイク
ルに同期するフィールドカウントを発生させる。時間フ
ィルタはL番目のライン分離器によって分離される連続
する走査線の数MN(Nは正の整数)から該当画素を結
合させ伴うゴーストを有する雑音が減少したGCR信号
としてコンピュータに供給されるフィルタ応答を発生さ
せる。この時間フィルタは連続する幾つのフィールドで
所定の垂直帰線消去区間の水平走査線から選択されるG
CR信号を積極的に結合させ、これらGCR信号が元に
重畳されたペデスタルを消極的に結合させて伴うペデス
タルがない雑音減少したGCR信号を復する。本発明の
実施例において、この時間フィルタは、また従続されて
所定の垂直帰線消去期間水平走査線(及び隣接したライ
ン)で水平同期パルス、カラーバースト及び他の成分を
消極的に結合させ、ベッセルチャープをウィンドーする
必要性を減少させ、GCR信号のゴーストが検出される
ことができる時間範囲を拡大させる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付の図面
を参照して詳細に説明する。図2,図3及び図5におい
て括弧で表すのは本発明による実施例の変形である他の
実施例を示すものである。本明細書における、“TV受
像機”とは、キネスコープ、キネスコープ用電源供給
器、キネスコープ用偏向回路、キネスコープを駆動する
ために複合映像信号をエラー信号に変換させるものと関
連したTV受信機の一部、スピーカ、ステレオ音検出器
あるいは音声増幅回路を含むTV受信機の前端を意味す
る。既存のビデオカセットレコーダ(VCR)は本明細
書及び図面で“TVモニター”と呼ばれる品目を伴わな
いTV受信機の前端を含む。“コンボ(combo)”
と呼ばれる単一装置に結合されたVCR及びTV受像機
において、もし一つのチャンネル上に受信されたプログ
ラムを録画し、かつ異なるチャンネル上で受信されるプ
ログラムを表示できることを願うと、まずその一つとし
て録画することができるビデオテープ機器用、また一つ
は映像を表示できるTV受信機用として二つのTV受信
機の前端がなければならないであろう。上記引用された
米国特許出願番号07/955,016は、たとえ一つ
のマイクロコンピュータがゴースト消去回路セットに対
するフィルタリング変数を計算することに使用されるこ
とができるが、これらTV受信機の前端の各々のビデオ
検出器の後にゴースト消去回路の各セットを含むことが
望ましいという内容を開示している。
【0025】ラスタ走査は空間及び時間で3次元領域を
形成する連続する映像フィールドの2次元空間領域を映
像信号の一次元時間領域にマッピングする。TV技術者
は映像信号の種々のサンプル値を結合させるフィルタ網
を時間と空間の3次元領域でそのような結合の結果を暗
示する名づけによって参考する。それで、映像フィール
ドの走査線に沿って配列される画素を描写する映像信号
のサンプル値を結合するフィルタ網は“水平空間フィル
タ”と呼ばれる。走査線区間によって時間で分離される
映像信号のサンプル値を結合させ、そのサンプルが映像
フィールドの走査線に横に配列される画素を描写するフ
ィルタ網は“垂直空間フィルタ”と呼ばれる。走査線区
間によって時間で分離される映像信号のサンプル値を結
合させ、そのサンプルが連続する映像フィールドあるい
はフレームで同一位置上に示す画素を描写するフィルタ
網は空間次元よりは時間次元で動作するフィルタである
“時間フィルタ”と称する。時間フィルタは空間でただ
一つの位置に対してのみ画素を結合させるが、空間で幾
つの位置の各々に対する多数のフレームから対応して位
置した画素を共通に結合させる。即ち、ライン平均フィ
ルタで該当位置にある画素は走査線に沿って位置の各々
に対して平均が算出される。類推によって本明細書及び
請求範囲で“時間フィルタ”として使用されるこの用語
は、連続するフィールドから選択されるGCR信号を有
する各走査線の該当画素を結合させるためのフィルタを
含むことを意味する。たとえ、平均が実際値を基準とし
て行われるのではなく、チャープの基準極性に訂正した
後に行われるとしても、この特別な形態の時間フィルタ
は本明細書及び請求範囲で“GCR信号平均フィルタ”
と称する。
【0026】映像信号の一つの走査線で画素位置に該当
する多数のサンプルを一時的に貯蔵するメモリは、たと
えそのような貯蔵が事実上画素単位で幾つのラインを蓄
積させる蓄積部に含まれる。それにしても、本明細書に
おいては“一時1−走査線貯蔵部”と称する。同様に、
映像信号の2本の連続する走査線で画素位置に該当する
多数のサンプルを一時的に貯蔵するメモリは、ことえそ
のような貯蔵が事実上幾つの対の連続するラインを画素
別に蓄積する蓄積器に含まれても、本明細書においては
“一時2−走査線貯蔵部”と称する。単一に配列された
メモリ内にある幾つの一時1−走査線貯蔵部、あるいは
2−走査線貯蔵部は、勿論本明細書及び添付の図面に示
されている本発明の範囲内にある。
【0027】図1を参照すると、TV受信機の前端20
はそれによって受信される無線周波数TV信号に応答し
て音声信号と複合映像信号を装置10に供給し、この装
置10は録画するためこれら信号を受信するTVモニ
タ、あるいはビデオテープ機器などがある。録画可能な
ビデオテープ機器は、VHS、超VHSあるいはベータ
マックス方式のビデオカセットレコーダ(VCR)、あ
るいは他の例として、このビデオテープ機器は“VID
EO SIGNAL RECORDING SYSTE
M ENABLING LIMITED BANDWI
DTH RECORDING AND PLAYBAC
K”という名称でC.H.Strolleらにより19
92年5月12日に特許発行された米国特許第5,11
3,262に開示されている形態の向上したVHS録画
機がある。
【0028】無線周波数TV信号は無線によって電波さ
れることができ、例えば図示のようにTV受信機の前端
20に印加される空中TVアンテナ30によって捕捉さ
れることができる。また、無線周波数TV信号は共同受
信、あるいは他のTVケーブルサービスにより有線にて
提供されることができる。TV受信機の前端20はビデ
オ映像を表示するTVモニタ、又は録画できるビデオテ
ープ機器の二つの中で一つに結合して正常的に使用され
る既存のTV受信機の一部を含む。一般に、このTV受
信機の一部は無線周波数増幅器、周波数逓降変換機ある
いは“第1検出器”、少なくとも一つの中間周波数増幅
器、ビデオ検出器あるいは“第2検出器”及び(時々、
インタキャリア形態の)音声復調器を備える。また、T
V受信機の前端20は水平同期パルス及び垂直同期パル
スに対する分離回路をさらに備える。
【0029】TV受信機の前端20にある音声復調器か
らの音声信号は周波数逓降変換機により中間周波数にヘ
テロダインされる周波数変調された音声搬送波から復調
される。復調される前に周波数変調された音声搬送波は
その内部の振幅変動を除去させるように制限され、捕捉
現象は音声復調器からの音声信号でゴーストへの応答を
抑圧させる。したがって、TV受信機の前端20の音声
復調器からの音声信号は直接装置10に供給され、従来
の方式で使用される。
【0030】TV受信機の前端20のビデオ検出器から
の複合映像信号は隋伴するゴーストを除去あるいは抑圧
するゴースト抑圧回路40に印加される。公知の形態中
の一つであるこのゴースト抑圧回路40は適応フィルタ
回路とその適応フィルタ回路に対するフィルタ変数を計
算するためのコンピュータを備える。結果的に、得られ
るゴーストの抑圧された複合映像信号がゴースト抑圧回
路40から装置10に印加され、従来の方式で使用され
る。GCR信号分離器(あるいはGCR信号捕捉回路)
45はGCR信号と、TV受信機の前端20にあるビデ
オ検出器の複合映像信号から伴うゴーストのある複製物
を選択する。GCR信号分離器45はそれが分離させる
ゴーストのあるGCR信号をゴースト抑圧回路40にあ
るコンピュータに供給し、コンピュータでゴーストのあ
るGCR信号はゴースト抑圧回路40の適応フィルタ回
路に対するフィルタ変数を計算する基準であって、ゴー
ストのないGCR信号に関する従来技術と相関する。本
発明においてGCR信号分離器45は多数の連続するフ
ィールドでGCR信号から抽出されるベッセルチャープ
を画素単位で平均を算出するGCR信号捕捉回路の形態
を取る。ETPチャープを含むGCR信号はGCR信号
の第1集合を形成し、ETRチャープを含むGCR信号
はGCR信号の第2集合を形成する。
【0031】急変する多重路状態は一台以上の航空機が
TV受信機アンテナ30の上に飛び、例えば常に“航空
機振動(aircraft flutter)と呼ばれ
る速く変わる選択的なフェージングを発生させる時のよ
うに時々発生する。ゴースト抑圧回路40内のフィルタ
係数コンピュータは一般的にフィールド時間内に更新さ
れたフィルタ係数を計算するのに十分な速度を有する。
しかし、多重路状態は航空機振動がある間には急激に変
わることができるので、フィールドの19番目のライン
から選択された一つのゴーストのあるGCR信号から今
計算されたその更新されたフィルタ変数はそのようなフ
ィルタ変数の計算が完了すれば、フィールドでの以後の
時間にはそれ以上適切でなくなる。本発明によると、雑
音の減少したGCR信号が幾つの連続するフィールドか
らのGCR信号の平均を取って発生されるとき、更新さ
れたフィルタ変数の計算は急激に変わる多重路状態を追
跡し難くなる。したがって、急激に変わる多重路状態を
経て安定した多重路状態が再び設定された後、ゴースト
抑圧回路40に対するフィルタ変数を決定することが現
在としては一番合理的である。
【0032】TV放送機が映像信号の異なる信号源から
異なる時間で始まるTV信号を伝送するという事実を考
慮する必要がある。このように、ときには不連続性がT
V信号のフィールドレートで生じ、二つの連続するGC
R信号は一つのフィールド以上、あるいは以下となるこ
とができる。19番目の走査線の平均はそれらペデスタ
ルからGCR信号を分離し雑音を減少可能に、そのよう
な不連続性のない時間区間にわたってのみ適切に進行さ
れる。
【0033】図2に図1のゴースト抑圧回路40が取ら
れる一つの形態を示し、各フィールドの19番目のVB
Iラインに挿入されるベッセルチャープGCR信号をも
っているものへの使用が適する。TV受信機の前端20
から図2のゴースト抑圧回路に供給される複合映像信号
はアナログ/ディジタル変換機(ADC)50によりデ
ィジタル変換される。典型的に、このアナログ/ディジ
タル変換機50はディジタル変換された複合映像信号の
8個の並列ビットサンプルを供給する。ディジタル変換
された複合映像信号は、IIR形態の適応フィルタであ
るポストゴースト消去フィルタ51、FIR形態の適応
フィルタであるプリゴースト消去フィルタ52、及びF
IR形態の適応フィルタである等化フィルタ53が従続
接続されている端に入力信号として印加される。
【0034】従続接続されたフィルタの出力信号はディ
ジタルのゴーストが抑圧された複合映像信号であり、こ
の信号はディジタル/アナログ変換機(DAC)54に
よりアナログのゴーストが抑圧された複合映像信号に変
換される。このアナログのゴーストが抑圧された複合映
像信号は図1の装置10に印加される。ディジタル/ア
ナログ変換機54は装置10がアナログ信号でないディ
ジタル信号を用いる形態なら設計時に予め除去される。
【0035】フィルタ係数コンピュータ55は適応フィ
ルタ51,52及び53の加重係数を計算する。これら
加重係数は2進数であり、フィルタ係数コンピュータ5
5はこれをディジタルフィルタ51,52及び53内の
レジスタに書き込む。IIRフィルタ51でそのレジス
タに貯蔵された加重係数は、被乗数信号として多様に遅
延するフィルタ出力信号を受信するディジタル乗算器に
対する乗算器信号として使用される。ディジタル乗算器
からの出力信号は代数学的にディジタル加算器/減算器
回路に結合され、IIRフィルタ応答を発生させる。類
似に、FIRフィルタ52及び53の各々でそのレジス
タに貯蔵された加重係数は、被乗数信号として多様に遅
延するフィルタ入力信号を受信するディジタル乗算器に
対する乗算器信号として使用される。FIRフィルタ5
2及び53の各々でディジタル乗算器からの出力信号は
代数学的にディジタル加算器/減算器回路で結合され、
FIRフィルタの加重された合の応答特性を発生させ
る。
【0036】空中(off−the−air)受信で発
生するプリゴーストは直信号から6μsだけ移動できる
が、普通2μs以上は移動しない。有線受信での直接空
中受信は30μsだけ有線供給される信号を追い越すこ
とができる。FIRフィルタ52及び53でタップの数
はゴースト抑圧が要求される範囲に依存する。商業的な
制約内でフィルタ原価を維持するため、普通FIRフィ
ルタ52は直信号から6μsだけの移動によってゴース
トを抑圧させる約64個程度のタップを有する。周波数
等化に使用されるFIRフィルタ53はただ32個程度
のタップを有する。FIRフィルタ53は普通は3.6
MHzでロールオフが10dB以下であるが、3.6M
Hzで20dB程ロールオフされることができる帯域内
の映像応答の訂正に必要である。通常、ロールオフは空
中受信でアンテナの誤方位によって生ずる。幾つの設計
においては従続接続されたフィルタ52及び53が約8
0個のタップを有する単一FIRフィルタによって代替
される。
【0037】典型的に、ポストゴーストの範囲は10μ
sまで伸びている副範囲で発生するポストゴーストの約
70%をもち、直信号から40μs変位まで伸びてい
る。全範囲にわたってポストゴーストを抑圧するのに必
要なIIRポストゴースト消去フィルタ51は600タ
ップ程多くの長さをもつことができる。しかし、ポスト
ゴーストは普通は重ねずに離散変位に生ずるので、フィ
ルタ51のこれら多くのタップに対する加重係数は0
か、あるいは0に近い。0以上の大きい加重係数値を必
要とするタップは重ねるゴーストのあるところを除いた
10以下のグループに一緒に集められる。ハードウェア
の経済性の見地からみるとき、0以上の大きい値の加重
係数が期待されるだけのディジタル乗算器を使用するこ
とが望ましい。したがって、IIRフィルタ51でタッ
プのある遅延ラインは通常プログラム可能な“バルク
(bulk)”遅延素子の散在された約10本のタップ
遅延ラインの従続接続に設計され、ときには“粗い加重
(sparse−weighting)”フィルタと名
づけたフィルタ51を作る。約10本程度のタップ遅延
ラインは加重に対するディジタル乗算器に信号を提供す
る。これら10本程度のタップ遅延ラインそれぞれの連
続するタップ間の増加する遅延は単一の画素区間であ
る。それぞれのプログラム可能なバルク遅延素子は2進
数で表現される制御信号に応答して、その連鎖形成が制
御可能な多様な長さの遅延ラインで構成される。そのよ
うな粗い加重フィルタはプログラム可能な遅延素子の遅
延を規定する2進数のためのレジスタを含み、このレジ
スタの内容はフィルタ係数コンピュータ55によって制
御されるTV受信機の前端20からのゴーストのあるG
CR信号を供給する手段を考慮して説明する。水平及び
垂直同期パルスはTV受信機の前端20から受信され
る。水平同期パルスは垂直同期パルスにより周期的にリ
セットされ、“走査線カウンタ”と呼ばれる9段ディジ
タルカウンタ56によってカウントされ、垂直同期パル
スは“フィールドカウンタ”と呼ばれる3段ディジタル
カウンタ57によってモジュロ8にカウントされる。こ
れらカウンタ56及び57は、たとえ図2で複雑性を減
少するためにこれらのカウンタをフィルタ係数コンピュ
ータ55に接続させることが省略されているが、タイミ
ング動作に使用されるフィルタ係数コンピュータ55に
利用可能である。デコーダ58は走査線カウンタ56か
ら提供されるGCR信号を含む各フィールドで走査線に
該当する19である走査線カウントに応答して0番目の
入力信号としてマルチプレクサ59に供給される配線さ
れた0よりは、第1入力信号としてマルチプレクサ59
に従続接続されたフィルタ51,52及び53から出力
されるディジタル変換された複合映像信号にマルチプレ
クサ59の出力信号が対応するようにする。
【0038】フィルタ係数コンピュータ55はフィルタ
51,52及び53の動作変数の全般を制御する。した
がって、これら動作変数の調整により、フィールド係数
コンピュータ55はGCR信号がGCR信号分離器によ
って分離されるこれらの従続接続されたフィルタ51,
52及び53での時点で選択できる。このとき、GCR
信号分離器は図2の素子58,59及び図5の素子5
8,101−108で構成される。例えば従続接続され
たフィルタ51−53に印加される入力信号はIIRフ
ィルタ51での反復する経路の加重係数0に設定し、F
IRフィルタ52での中心を定義する単一値1を除外し
たすべての加重係数を0に設定し、FIRフィルタ53
での中心を定義する単一値1を除外したすべての加重係
数を0に設定することによって、コンピュータ55によ
りGCR信号分離器に選択されることができるので、I
IRフィルタ51の出力応答は専らにその入力信号によ
って決定される。また、GCR信号が分離される従続接
続されたフィルタ51−53での時点の選択を、より直
接的かつ迅速に遂行する回路配列を作ることができる。
GCR信号が分離される従続接続されたフィルタ51−
53での時点で選択されることができるという事実を理
解するのは重要である。なぜなら、この事実はフィルタ
51−53の可変変数を計算するための手続きの遂行を
理解するのに役立つためであり、これは図4の順序図を
参照して本明細書で次に説明される。
【0039】読出し及び書込みが可能なRAMはゴース
ト抑圧回路の他の実施例で直列メモリに代替されること
ができる図2の一時走査線貯蔵部60を提供する。この
一時走査線貯蔵部は19番目のVBI走査線の間に発生
する他の情報からベッセルチャープ情報を分離する時間
フィルタリング動作において、8個の連続するフィール
ドに対する画素単位で19番目のVBI走査線のGCR
信号を蓄積する配列に接続される。図2の回路におい
て、素子59−69は19番目のVBI走査線からベッ
セルチャープを分離させるため単純にゲーティングを使
用することと比較されるもので、向上した信号対雑音比
を提供するため19番目のVBI走査線の間発生するベ
ッセルチャープ情報を相関させるこの時間フィルタリン
グ動作を遂行するGCR信号の平均フィルタを形成す
る。8個のGCR信号の該当画素が8番目のフィールド
順序の8番目及び最後のフィールドであるフィールド0
00の19番目のラインの間に蓄積されるとき、分離さ
れたベッセルチャープ情報は19番目の次及び走査線貯
蔵部60がクリアされる前のフィールド000の任意の
ラインの間直列に一つずつの画素でフィルタ係数コンピ
ュータ55のレジスタに貯蔵される。図2で走査線貯蔵
部60は8個のフィールド順序の最後のフィールドの最
後ラインの間にデータが消去されるが、この消去は分離
されたベッセルチャープ情報がフィルタ係数コンピュー
タ55のレジスタに書き込まれた後にフィールド000
の任意のラインの間に発生できる。走査線貯蔵部60か
らコンピュータ55への蓄積されたデータの伝送とライ
ン貯蔵部60から蓄積されたデータの後続する消去も、
フィールド001の一番目から18番目の走査線の任意
の二つの走査線の間に発生されることができる。
【0040】特に、一時走査線貯蔵部60はアナログ/
ディジタル変換機50から従続接続されたフィルタ51
−53を通じて供給されるディジタル変換された複合映
像信号の8ビット並列サンプルの8本のラインを符号を
基準として蓄積するためのものとすれば、16ビット並
列サンプルの総ての走査線か貯蔵できる。符号のある算
術は2の補数算術が望ましい。GCR信号に対する符号
のある蓄積部として一時走査線貯蔵部60を動作させる
ための配列の部分的遂行において、ディジタル加算器/
減算器61は16ビットの並列出力信号を書込み入力信
号として一時走査線貯蔵部60に提供する。ディジタル
加算器/減算器61はその第1入力として、マルチプレ
クサ62の0番目の入力信号として受信される一時走査
線貯蔵部60からの出力に常に対応するマルチプレクサ
62の出力信号を受信する。ディジタル加算器/減算器
61は第2入力信号としてマルチプレクサ59の8ビッ
トの並列出力信号を符号ビット拡張として8個の配線さ
れた“0”とともに受信する。
【0041】デコーダ69は1,3,6又は0(即ち、
8)であるモジュロ8フィールドカウントを解読して、
ディジタル加算器/減算器61がその入力信号を加算す
るようにする論理“0”をディジタル加算器/減算器6
1に供給する。また、デコーダ69は2,4,5あるい
は7であるモジュロ8フィールドカウントを解読して
(マルチプレクサ62から供給される)第1入力信号か
ら(マルチプレクサ59から供給される)第2入力信号
を減算する論理“1”をディジタル加算器/減算器61
に提供する。この配列は次の関数を一時走査線貯蔵部6
0に蓄積する。
【0042】(フィールド001ライン19)−(フィ
ールド010ライン19)+(フィールド011ライン
19)−(フィールド100ライン19)−(フィール
ド101ライン19)+(フィールド110ライン1
9)−(フィールド111ライン19)+(フィールド
000ライン19) 8個フィールドの各順序の8番目のフィールドの最後の
ラインの間、マルチプレクサ62への常に“0”である
制御信号は“1”を発生させる。この“1”はマルチプ
レクサ62により配設0の並列の16ビットで構成され
た算術0であるその第1入力に対応する出力信号が供給
されるようにする。これは一時走査線貯蔵部60で蓄積
結果のリセッティングが算術0になるようにする。図2
にはマルチプレクサ62の制御信号が2−入力ANDゲ
ート63によって発生されることが示されている。デコ
ーダ64は現在フィールドの最後のラインに該当する走
査線カウンタ56からのカウントを解読してANDゲー
ト63への入力信号の中の一つを発生させる。デコーダ
65はカウンタ57からモジュロ8フィールドカウント
を解読してANDゲート63への入力信号の中の他の一
つを発生させる。8個フィールドの各順序の8番目のフ
ィールドはフィールドカウンタ57から000モジュロ
8カウントを出力する。ANDゲート63への二つの入
力信号は8個フィールドの各順序の8番目のフィールド
の最後のラインの間にのみ“1”であり、そのラインの
間ANDゲート63はマルチプレクサ62の制御入力と
して“1”を供給して一時走査線貯蔵部60に貯蔵され
た蓄積結果が算出0にリセットされるようにする。
【0043】2−入力ANDゲート66は一時走査線貯
蔵部60に貯蔵された蓄積結果がコンピュータ55の内
部メモリ内のゴーストのあるベッセルチャープレジスタ
に伝送可能のとき、フィルタ係数コンピュータ55に
“1”を供給する。デコーダ65の出力信号はANDゲ
ート66への入力信号の中の一つとなり、8個フィール
ドの各順序の8番目のフィールドの間にのみ“1”であ
る。2−入力NORゲート67はANDゲート66の入
力信号の中で残りの一つを発生させる。また、NORゲ
ート67は走査線カウンタ56からのカウントでフィー
ルドの最後のラインを検出するデコーダ64の出力信号
及び走査線カウンタ56のカウントから発生する垂直帰
線消去期間を検出するデコーダ68の出力信号に応答す
る。したがって、NORゲート67の出力信号は垂直帰
線消去期間あるいはフィールドの最後のラインの間を除
いては“1”である。それで、一時走査線貯蔵部60に
貯蔵されている蓄積結果は最後のラインあるいは垂直帰
線消去期間を除いた8個フィールドの各順序の8番目の
フィールドの間の任意の時間にコンピュータ55の内部
メモリに伝送できる。
【0044】アナログ/ディジタル変換機50によるタ
イミング画素サンプリングに対するクロック及び一時走
査線貯蔵部60のアドレッシングを説明する。自動周波
数及び位相制御(AFPC)機能を有する発振器70は
元のクロック信号としてカラー副搬送波周波数の二番目
の調波で正弦波振動を発生させる。0交差検出器71は
正弦波振動の平均軸の交差点を検出して、カラー副搬送
波周波数の4倍のレートでパルスを発生させる。これら
パルスはアナログ/ディジタル変換機50によってディ
ジタル化された複合映像信号のサンプリングを調整し、
もし一時走査線貯蔵部60が直列メモリであればそこで
データ進行を調節するであろう。図2のゴースト抑圧回
路で一時走査線貯蔵部60はその貯蔵位置の各々がアド
レッシングされるとき読み出し、その次の書込み動作の
ため配列されるRAMである。その貯蔵位置のアドレス
は0クロッシング検出器71からのパルスをカウントす
る“画素カウンタ”と名づけた10段ディジタルカウン
タ72から供給される画素のカウントにより繰り返し走
査される。これら同一アドレスはフィルタ係数コンピュ
ータ55に供給され、分離されたGCR信号が一時走査
線貯蔵部60からコンピュータ55に伝送されるとき、
その内部のライン貯蔵レジスタをアドレッシングするこ
とに使用される。
【0045】一般的に、もしカラーバースト信号が存在
すると、それは複合映像信号で一番安定した周波数基準
となり、発振器70のAFPCに対する望ましい基準信
号となる。画素カウンタ72の第2段の端からの過度信
号は恐らく3.58MHz矩形波であり、その振動の周
波数と位相の制御のため画素カウンタ72に選択的に印
加されるAFPC信号マルチプレクサ74にエラー信号
を発生させるため、分離されたバースト信号との比較を
する第1AFPC検出器73の帰還信号として印加され
る。バーストゲート75はバーストゲート制御信号発生
器76からのパルスに応答して、第1AFPC検出器7
3に供給されるカラーバースト信号をTV受信機の前端
20から供給されるアナログ複合映像信号から分離す
る。TV受信機の前端20からの水平同期パルスはバー
ストゲート制御信号発生器76に印加され、その立下り
エッジは発生器76がカラーバースト区間の間に発生さ
せるパルスを調節するのに使用される。従続接続された
非安定フリップフロップあるいは“ワンショット”がこ
れらパルスを発生させることに通常に用いられる。
【0046】デコーダ68は走査線カウンタ56が提供
し、各フィールドでVBIラインに対応する走査線カウ
ントに応答して阻止信号を発生させる。この阻止信号は
バーストゲート制御信号発生器76に印加され、その発
生するパルスを抑制させてバーストゲート75はカラー
バーストをもつことができるフィールドの間にバックポ
ーチ区間のみを選択する。他の実施例においてはバース
トゲート制御信号発生器76は垂直帰線消去期間の間に
バーストゲートパルスを発生させることが阻止されず、
第1AFPC検出器の時定数は図2の回路よりさらに長
く形成される。
【0047】バーストゲート75からバーストが出力さ
れるとき、“カラーバースト存在検出器”と名づけた振
幅検出器77はバーストを検出して“1”をマルチプレ
クサ74に提供する。すると、AFPC信号マルチプレ
クサ74は第1AFPC検出器73からの出力信号を制
御発振器70に第1エラー信号として出力する。したが
って、制御発振器70は前記第1エラー信号をAFPC
信号として活用して動作する。雑音に対する免疫の観点
から、振幅検出器77は同期検出段、しきい値検出器、
及び短パルス除去器が続く構成が望ましい。画素カウン
タ72の配列は検出器73及び77の同期検出部に印加
されるように相互に直角位相関係にある3.58MHz
矩形波対を提供するために作られることができる。相互
に直角位相関係にある矩形波を提供するためのカウンタ
の配列はTV回路設計者には親密であり、よくTVステ
レオ音デコーダに使用される。短パルス除去器はレーダ
ーから知られており、普通差動的に遅延する入力信号を
ANDゲーティングさせる回路を使用して設計されて、
それによって出力信号を発生する。
【0048】伴うカラーバーストのない黒白TV信号が
受信されるとき、発振器70のAFPCに対する基準信
号はTV受信機の前端20からAFPC回路に供給され
る分離された水平同期パルスを有しなければならない。
カラーバースト存在検出器77はTV受信機の前端20
から供給される複合映像信号が何の隋伴するカラーバー
ストを持たないとき“0”を提供して、AFPC信号マ
ルチプレクサ74がAFPC信号として第2AFPC検
出器78からの出力信号を選択して制御される発振器7
0に提供するようにする。同期デコーダ79は理論上エ
ッジのような水平同期パルス、あるいは所定の区間の発
生に該当する画素カウンタ72のカウントに“1”に応
答する。同期デコーダ79の出力信号は帰還信号であっ
て第2AFPC検出器78に供給され、この第2AFP
C検出器はその帰還パルスをTV受信機の前端20の水
平同期分離器から供給される水平同期パルスから取られ
た入力基準信号と比較し、AFPC信号マルチプレクサ
74によって制御された発振器70に選択的に印加され
る第2エラー信号をAFPC信号として発生させる。こ
のAFPC配列をTV技術者は“ライン同期信号(li
ne−locked−clock)”と呼ぶ。
【0049】ベッセルチャープが19番目の走査線から
分離される蓄積手続きが水平同期パルス、フロントポー
チ、カラーバーストを含むバックポーチ及び+30IR
Eペデスタルを適応的に抑圧するために制御された発振
器70の振動の安定性は、19番目の走査線が一時走査
線貯蔵部60に蓄積するため取られるフィールド数にわ
たって必要である。振動周波数の水晶制御は実質的に必
要であり、AFPCの自動位相制御(APC)の側面は
非常に長い時定数、即ち幾つのフィールドの長さを有す
るAFPCの自動周波数制御(AFC)を有し優勢でな
ければならない。
【0050】カウンタ56、57及び72をリセッティ
ングさせる回路は過度な複雑性を避けるために図2に省
略されている。走査線カウンタ56はTV受信機の前端
20にいる垂直同期分離器から供給される垂直同期パル
スの立上りエッジによって簡単にリセットされることが
できる。画素カウンタ72からの画素カウントはTV受
信機の前端20のビデオ検出器から供給される複合映像
信号からの走査線により、それを再同期させるために必
要なときリセットされる。TV受信機の前端20の水平
同期分離器から供給される水平同期パルスの立上り及び
立下りエッジは適定レベル比較器が続く微分器を使用し
て検出される。立上りエッジの検出器結果は現在画素カ
ウントをもって一時貯蔵レジスタのローディングを命令
するのに使用される。画素カウントはウィンドー比較器
に印加され、それが期待範囲内にあるか否かを決定し、
もしそうでないとエラー表示を発生させる。画素カウン
タ72のカウントは立下りエッジの検出器の結果に応答
して“0”に条件付でリセットされる。リセットに対す
る条件は画素カウントエラーの単一表示になることがで
きる。しかし、よりよい雑音免疫は連続するエラーの所
定の数が画素カウントが訂正される前にカウントされな
ければならないように構成された上向/下向周波数変換
機でのエラーをカウントすることによって得られる。
【0051】図3にはモジュロ8フィールドカウンタ5
7をリセッティングするための回路を示しており、その
カウントは4個のフィールドにより正しく位相が合わせ
られるとか、誤位相が合わせられる。一時走査線貯蔵部
31は画素カウンタ72から供給される画素カウントに
よってアドレッシングされるRAMで示されている。ラ
イン貯蔵部31は読出し及び書込み動作のために配列さ
れる。各フィールドの19番目の走査線の間にのみデコ
ーダ58によって出力される論理“1”がマルチプレク
サ310に提供され、アナログ/ディジタル変換機50
から供給されるディジタル化された19番目の走査線サ
ンプルを有する一時走査線貯蔵部31の更新を調節す
る。他の走査線の間にデコーダ58によって出力される
論理“0”はマルチプレクサ310が再び書込みのため
に一時走査線貯蔵部31から読み出されたデータを印加
するようにする。
【0052】一時走査線貯蔵部31は0交差検出器71
からの出力信号によってクロックされる画素ラッチ32
及び33が提供される。画素ラッチ32及び33は一時
走査線貯蔵部31に書き込まれた最後の画素及び一時走
査線貯蔵部31から読み出された最後の画素をそれぞれ
一時的に貯蔵することに使用され、そのようなサンプル
が時間内にディジタル減算器34の各減数及び被減数入
力信号になるように合わせる。減算器34からの差信号
の画素サンプルは19番目の走査線の間を除外し、すべ
て0の値を有する。減算器34からの差信号は絶対値回
路35に供給される。この絶対値回路は第1入力として
差信号の符号ビットを受信し、選択的に相補する差信号
の各々また他のビットを受信する2−入力排他的ORゲ
ートのバッテリーを備えることができ、差信号の符号ビ
ットを差信号の選択的に相補する残っているビットと加
算して加算出力として差信号の絶対値を出力するディジ
タル加算器を更に備えることができる。
【0053】絶対値回路35の出力信号の連続的なサン
プルを処理するため、蓄積部36は蓄積結果の連続的な
値を一時的に貯蔵する出力ラッチ361と、絶対値回路
35の出力信号の連続的なサンプルを蓄積結果に加算し
てその値を増加させるディジタル加算器362と、増加
した蓄積結果をその内容を更新させるための出力ラッチ
361に選択的に供給するマルチプレクサ363とを含
む。マルチプレクサ363はデコーダ58が19の走査
線カウントを供給する走査線カウンタ56を検出しない
とき毎に出力ラッチ361に算術的な0を挿入するため
に配線される。デコーダ364はベッセルチャープ情報
を含むことができる走査線の部分を示すカウンタ72か
らの画素カウントに応答して、ANDゲート365で0
交差検出器71からの出力信号と論理乗される“1”を
提供する。出力ラッチ361はANDゲート365から
受信される“1”にのみ応答して入力データを受信する
ようにクロックされる。
【0054】絶対値回路35から直列に供給される現在
及び以前フィールドの19個のラインの差の絶対値の連
続するサンプルは蓄積部36を使用して蓄積される。蓄
積結果は、もし現在フィールドがフィールド001ある
いはフィールド101でないと認知できる値を有しなけ
ればならない。フィールド000及びフィールド001
の19番目のラインはETP信号を含んでその二つの差
は雑音を除いて0の値になる。フィールド100及びフ
ィールド101の19番目のラインはETR信号を含ん
でその二つの差は雑音を除き0の値になる。蓄積結果が
算術0以上であれば“1”であり、そうでないと”0”
であるしきい値検出器37の出力信号は否定(NOT)
ゲート38により相補的になってANDゲート39の4
個の入力信号の中の一つに供給される。デコーダ41は
カウンタ57から001あるいは101以外のフィール
ドカウントを検出し、フィールドカウントが誤位相でカ
ウンタ57のリセッティングをイネーブルさせることを
示す“1”をANDゲート39に供給する。フィールド
の19番目のラインの発生を検出するデコーダ58の出
力信号とカウンタ72からの画素カウントに応答して走
査線の端を検出するデコーダ42の出力信号はANDゲ
ート39のまた他の二つの入力信号になる。もし、フィ
ールドカウントが001あるいは101ではないとAN
Dゲート39は“1”を発生させカウンタ57をTV受
信機の前端20によって受信されるTV信号にあるフィ
ールド000あるいはフィールド100の19番目のラ
インの端で001フィールドカウントにリセットさせ
る。また、カウンタ57は101にリセットされ、ある
いはフィールドカウントの二つの最下位ビットのみをリ
セットさせるための用意が可能なので、それらを01に
リセットさせる。
【0055】図3において、もしフィールドカウンタ5
7によって提供されるモジュロ8フィールドカウントが
正しく位相が合わせられると、代数的な蓄積サイクルで
最後のフィールドであるフィールド000の間に一時走
査線貯蔵部60から得られる蓄積結果は伴う水平同期パ
ルス、フロントポーチ、カラーバーストを含むバックポ
ーチ及び+30IREペデスタルのないETPベッセル
チャープ信号の8倍になるであろう。一方、もしフィー
ルドカウンタ57によって提供されるモジュロ8フィー
ルドカウントが4個のフィールドにより誤位相が合わせ
られると、蓄積サイクルで最後のフィールドであるフィ
ールド000の間に一時走査線貯蔵部60から得られる
蓄積結果は伴う水平同期パルス、フロントポーチ、カラ
ーバーストを含んだバックポーチ及び+30IREペデ
スタルのないETRベッセルチャープ信号の8倍になる
であろう。減少した大きさ方向で配線された3二進位置
移動はフィールド000の間に臨時ライン貯蔵部60か
ら得られる蓄積結果を8で割って、その結果の分はET
PあるいはETR信号としてフィルタ係数コンピュータ
55に提供される。
【0056】その内部のレジスタに貯蔵されたゴースト
のないベッセルチャープ機能ETPあるいはETRに対
する相関を遂行するのによく適応されるフィルタ係数コ
ンピュータ55は、フィールド000の間に一時走査線
貯蔵部60からそれが受信する入力がETP信号か又は
ETR信号か、あるいはETP信号やETR信号に関連
されているかを決定する相関副ステップを遂行するよう
にプログラムされる。この手続きはいかなるGCR信号
もTV受信機の前端20によって受信されるTV信号に
含まれていないときを決定するようにフィルタ係数コン
ピュータ55をイネーブルさせる。コンピュータ55は
ゴースト抑圧回路の最初のパワーアップで行なわれたよ
うにその内部のレジスタに貯蔵された所定の“バイパス
モード”加重係数をフィルタ51,52及び53に印加
することができる。また他の方法で、コンピュータ55
はTV受信機の前端20によって受信されるTV信号に
含まれたGCR信号に依存しない手段によって供給され
る受信されたゴーストと関連したデータから進行するフ
ィルタ51,52及び53に対する加重係数を計算する
ように配列されることもできる。
【0057】図3に示された回路の他の変形として、コ
ンピュータ55に外部の回路が(例えば、捕捉が続く走
査線の間)一時走査線貯蔵部31に貯蔵されたGCR信
号を分析するために提供されてその信号がETPかある
いはETR信号かを決定し、この決定はフィールドカウ
ンタ57に対するリセット状態の最上位ビットがリセッ
トが001フィールドカウンタでなければならない
“0”であるか、あるいはリセットが101フィールド
カウントでなければならない“1”であるかを決定する
ために使用される。一時走査線貯蔵部31の内容は分析
手続きの間にカウンタ72からの画素カウントにより走
査される。
【0058】例示的な分析手続きにおいて、ベッセルチ
ャープの最初のローブに該当する画素カウントの部分が
解読され2個の蓄積部の中で一つによる蓄積をイネーブ
ルさせることに使用される“1”を選択的に発生させ
る。一つの蓄積部はしきい値Tを超過するその大きさ
(絶対値)を蓄積するため、現在GCR信号の符号ビッ
トが“0”になることを必要とする。ベッセルチャープ
の最初のローブに該当する画素カウントの部分が走査さ
れた後、蓄積器内容の大きさはそれぞれの比較器でほぼ
ベッセルチャープの最初のローブの絶対値の整数程であ
るしきい値Tとそれぞれ比較される。もし、蓄積のため
に現在GCR信号の符号ビットが“0”になることを必
要とする蓄積器の内容がベッセルチャープの最初のロー
ブ後にこのしきい値Tを超過すると、その蓄積器と関連
した比較器はフィルタ係数コンピュータ55に他の比較
器からの“0”と共にETP信号の存在を示す“1”を
提供する。逆に、もし蓄積のために現在GCR信号の符
号ビットが“1”になることを必要とする蓄積器の内容
がベッセルチャープの最初のローブ後にこのしきい値T
を超過すると、その蓄積器と関連した比較器はフィルタ
係数コンピュータ55に他の比較器からの“0”と共に
ETR信号の存在を示す“1”を提供する。もし、ベッ
セルチャープの最初ローブ後にこれら蓄積部のうちいず
れか一つの内容がこのしきい値Tを超過しないと、二つ
の関連した比較器はいかなるETPやETR信号もTV
信号に存在しないことを示す“0”をコンピュータ55
に提供する。この構成の改良で、しきい値Tは雑音及び
GCR信号振幅状態に応答して調整される。
【0059】図2のゴースト抑圧回路の変形により次の
ようなものが可能である。即ち、一時走査線貯蔵部60
からフィルタ係数コンピュータ55にあるライン貯蔵レ
ジスタにデータが伝送されているとき、一時走査線貯蔵
部60及びデータが伝送されているライン貯蔵レジスタ
のアドレッシングは画素カウンタ72の代りにコンピュ
ータ55内で発生される。デコーダ58あるいはコンピ
ュータ55の制御下にマルチプレクサがアドレスを一時
走査線貯蔵部60に印加できるので、各フィールドの1
9番目のラインの間に画素カウンタ72からアドレスを
選択し、あるいはコンピュータ55によって提供される
ものからアドレスを選択する。単一の一時走査線貯蔵部
60の代りに多数の一時走査線貯蔵部が使用されコンピ
ュータ55を8個のフィールドサイクル上でフィルタ5
1,52及び53の係数を更新するようにイネーブルさ
せる図2のゴースト抑圧回路の他の変形が可能である。
【0060】図2のゴースト抑圧回路のまた他の変形は
8個でない16個の連続するフィールドから19番目の
走査線の一時走査線貯蔵部60への蓄積である。これは
分離されたベッセルチャープ情報をさらに相関させてフ
ィルタ係数コンピュータ55に供給されるとき信号対雑
音比を一層向上させる。図2のゴースト抑圧回路のその
ような変形においては、モジュロ8フィールドカウンタ
57がモジュロ16フィールドカウンタに代替され、デ
コーダ65はモジュロ16フィールドカウンタからのフ
ィールドカウントが0000であるときのみ“1”を発
生させるデコーダに代替される。すると、一時1−走査
線貯蔵部60は配線された4個の2進数位置移動を用い
て16で割ることができる16個の連続するフィールド
からのGCR信号を蓄積して伴うゴーストを有する更新
されたノイズが減少したGCR信号をコンピュータ55
に供給する。また、例えば24個の連続するフィールド
からの19番目の走査線の蓄積はフィルタ係数コンピュ
ータ55に供給される分離されたベッセルチャープ情報
の信号対雑音比で若干改善されている。
【0061】図2のゴースト抑圧回路のまた他の変形と
して、一時単一走査線貯蔵部60が臨時2−走査線貯蔵
部に代替され、デコーダ58が18番目のあるいは19
番目の走査線の存在を検出するデコーダに代替されて、
2本の連続する走査線に対して“1”を供給して2−走
査線貯蔵部をローディングするマルチプレクサ59を調
節する。デコーダ64は261あるいは262番目の走
査線の存在を検出するデコーダによって代替され、2本
の連続する走査線に対する“1”をANDゲート63に
供給する。ANDゲート63はすべてが0ビットである
フィールドカウントによって識別される各フィールドの
261あるいは262番目の走査線の間“1”に応答し
て、マルチプレクサ62が一時2−走査線貯蔵部からの
内容を空けるようにする。又は、一時単一走査線貯蔵部
60が臨時3−走査線貯蔵部に代替可能であり、デコー
ダ58は18番目から20番目の走査線の存在を検出デ
コーダによって代替されることができ、3−走査線貯蔵
部を周期的に削除させる適切な用意によって一時3−走
査線貯蔵部をローディングするマルチプレクサ59を制
御する。これら配列はさらに長く遅延するマクロゴース
トを抑制するため、逆位相GCR信号及び同位相の他の
基準信号を含むVBI区間の両方向組合せを容易にす
る。
【0062】ハードウェアを簡単化するための側面にお
いては、図2のデコーダ64は19番目の次に、しかし
262番目の走査線の前に一つの走査線あるいは一対の
走査線に対して“1”を提供する幾つのより簡単なデコ
ーダの中の一つに代替される。例えば、ラインカウント
の8番の最下位にある“1”を検出するデコーダはAN
Dゲート63の2個の入力信号を供給するためにデコー
ダ65と共に使用されることができる。すると、AND
ゲート63はマルチプレクサ62がすべての2進位置で
0であるフィールドカウントによって識別されるフィー
ルドで255番目の次の走査線のそれぞれに一時走査線
貯蔵部60の内容を空けるようにする。
【0063】図4にはフィルタ51,52及び53の動
作変数を設定するための手続きのフローチャートを示
し、この手続きはフィルタ係数コンピュータ55によっ
て遂行される。手続きのスタート状態81への開始はT
V受信機で電源がONになるとか、新たなチャンネルが
同調され、あるいは最後のゴースト抑圧手続き以後に所
定時間が経過したときに行われる。すべてのゴースト抑
圧フィルタをリセットする過程82はフィルタ51,5
2及び53でのフィルタ係数をTV受信機の前端が同調
され、チャンネルがアドレスされたメモリに貯蔵される
チャンネルに対して以前に決定された値に設定する。ま
た、パワーアップあるいは再同調の間にフィルタ51,
52及び53でのフィルタ係数はゴーストのない信号と
連関した“バイパスモード”に設定されることができ、
周期的なゴースト抑圧の間なフィルタ係数の以前値は
“リセット”の間保持される。
【0064】次にデータ捕捉の過程83が遂行される
が、この過程83はコンピュータ55に対する適切な入
力データである分離されたGCR信号を発生させるた
め、コンピュータ55が完了する一時走査線貯蔵部60
での蓄積を待たなければならないフィールドの数が経過
した後に完了する。このデータ捕捉の過程83は図4に
示されていないが、相関サブ過程を含んでおり、このサ
ブ過程はフィールド000の間一時走査線貯蔵部60か
らコンピュータ55に受信される入力がETP信号であ
るか、ETR信号であるか、あるいはETPやETR信
号とは関係がないかを決定する。
【0065】その次のチャンネル特性の過程84が遂行
される。コンピュータ55は永久的なメモリに貯蔵され
たゴーストのないGCR信号を受信される複合映像信号
から分離されたゴーストのあるGCR信号と時間領域で
相関させることによって、この過程を遂行する。コンピ
ュータ55に供給されるデータで優勢な応答の時間での
位置が検出され、大変大きなゴースト応答の各々の連続
的にさらに小さいものの時間での各位置がフィルタ51
により抑制されることができるポストゴーストの数及び
フィルタ52によって抑制されることができるプリゴー
ストの数まで検出される。コンピュータ55に供給され
るデータでの優勢な応答及び多重路応答の時間でそれぞ
れの位置が計算されコンピュータ55の内部メモリに一
時的に貯蔵され、IIRフィルタ51にあるタップ間に
散在されたバルク遅延ラインをプログラミングする基準
として使用される。コンピュータ55に供給されるデー
タにおいての優勢な応答と多重路応答の相対的な強度が
計算されコンピュータの内部メモリに一時的に貯蔵され
て、IIRフィルタ51のタップとFIRフィルタ52
のタップに加重を割当する基準として使用されるこの過
程84は獲得されたGCR信号の離散フーリエ変形(D
FT)を取り、DFTの項をゴーストのないGCR信号
のDFTの該当項に分けることによってフィルタ係数コ
ンピュータ55で進行される。ここで、後者のDFTは
従来技術で公知されており、コンピュータ55の内部メ
モリに貯蔵される。項を項で割る過程はコンピュータ5
5の内部メモリに一時的に貯蔵される受信チャンネルの
DFTを発生させる。
【0066】過程84の一部として、受信チャンネルの
DFT項を優勢な映像でのエネルギーに定常化すること
が望ましい。受信チャンネルのDFTの一番大きい大き
さの項が決定され、その項及び隣接した項(即ち、各側
に12個)のr−m−sエネルギーが決定される。定常
化は優勢な映像及びすべてのゴースト映像が行われるこ
とができるが、計算を減らすという見地から次のように
行なわれる定常化以前に低いエネルギーのゴーストを捨
てるものである。ゴースト映像のそれぞれが非常に大き
いか否かを決定するため、優勢な映像を示しているもの
として受信チャンネルのDFTの一番大きい大きさの項
及びその隣接項のr−m−sエネルギーは縮小して、受
信チャンネルのDFTの他の項によって描写されるゴー
スト映像のr−m−sエネルギーを比較するしきい値レ
ベルを提供する。優勢な映像のr−m−sエネルギーか
らのしきい値レベル−30DB減少は満足ではないとい
うのが知られている。しきいレベルより低いr−m−s
エネルギーを有するゴースト映像を示す受信チャンネル
のDFT項のそれぞれは簡単に0に代替され定常化され
る受信チャンネルの近似値のDFTを発生させる。定常
化において近似値のDFTで0でない項の各々は優勢な
映像のr−m−sエネルギーによって分けられる。受信
チャンネルの定常化された近似値のDFTはコンピュー
タ55の内部メモリに一時的に貯蔵され、計算の残りの
部分を保持することに使用される。図4の追後の決定過
程88を遂行するのに役に立つように定常化手続きで遂
行されなければならない分けられた個数がカウントされ
るとか、0に代替されるしきいレベルより低い項の数は
カウントされるべきであろう。
【0067】図4で安定したゴーストであるかという決
定過程85はチャンネル特性の過程84に続く。この過
程は、一番最近のチャンネル特性の過程84の直前の過
程84の結果をフィルタ係数コンピュータ55の内部メ
モリにあるレジスタからもってきて、現在のチャンネル
特性の過程84の結果によりそのレジスタに代替される
サブルーチンを用いて遂行される。一番最近のチャンネ
ル特性の過程84の結果はすぐ以前の過程84の結果と
クロス相関され、その相関がゴースティング状態が安定
したもので、あるいは変わらないものと考慮されること
ができる十分に優れたものであるかを決定する。もし、
ゴースティング状態が根本的に変わらないときにのみ一
番最近のチャンネル特性結果を利用してゴースト抑圧過
程にさらに進行される基準を示す“イエス”信号が発生
する。もし、安定したゴーストであるかという決定過程
85が変わるゴースト状態を示す“ノー”信号を発生さ
せると、動作はデータ捕捉の過程83に戻って、IIR
フィルタ51及びFIRフィルタ52の調節できるフィ
ルタリング変数は変わらなかったままに残されるように
なる。安定したゴーストであるかという決定過程85が
“イエス”信号を発生させると、IIRフィルタ51及
びIFRフィルタ52の調節可能なフィルタリング変数
を更新させる基準として一番最近のチャンネル特性の過
程84を用いる過程86−88が続く。
【0068】IIR係数を更新する過程86において、
IIRフィルタ51のプログラム可能な遅延及びIIR
フィルタ51の0でない加重係数が更新のための基準と
して一番最近のチャンネル特性の過程84を利用して更
新される。特に、一番大きい大きさの項より後のもので
ある一番最近の定常化された受信チャンネルDFTの結
果のポストゴースト部分は相補的になって更新されたI
IRフィルタ係数がDFTから取られる願うIIRフィ
ルタ51応答のDFTを発生させる。願うIIRフィル
タ51応答のDFTの0でない項は加重係数を決定する
ことに使用される。すべての0である係数を含む区間の
長さが計算され、もしIIRフィルタ51が粗い係数形
態ならバルク遅延素子の調節可能な遅延を決定する。更
新されたIIRフィルタ変数はIIRフィルタ51に印
加される。
【0069】FIR係数を更新する過程87がIIR係
数を更新する過程86の次に遂行される。FIRフィル
タ52の加重係数は更新のための基準であって、一番最
近のチャンネル特性の過程84を利用して更新される。
特に、一番大きい大きさの項より前のものである一番最
近の定常化された受信チャンネルDFTの結果のプリゴ
ースト部分は相補的になって更新されたFIRフィルタ
係数がDFTから取られる願うFIRフィルタ52の応
答のDFTを発生させる。すべて0である係数を含む区
間の長さが計算され、もしFIRフィルタ52が粗い係
数形態であるとバルク遅延素子の調節可能な遅延を決定
する。更新されたFIRフィルタ変数はFIRフィルタ
52に印加される。
【0070】IIR係数及びFIR係数をそれぞれ更新
する過程86及び87に続いてゴーストがしきいレベル
より低いかという決定過程88が遂行される。この過程
88はチャンネル特性の段階84で受信チャンネルを定
常化するとき遂行される分けられた個数のカウントから
遂行されることができ、このカウントは0であると“イ
エス”信号を発生させ、0以外の値であれば“ノー”信
号を発生させる。また、この過程88はチャンネル特性
の過程84で受信チャンネルDFTを定常化するときに
0に代替されるしきいレベルより低い項の数のカウント
から遂行されることができ、このカウントは受信チャン
ネルDFT項の数より小さい1であると“イエス”信号
を発生させ、他の値であると“ノー”信号を発生させ
る。
【0071】ゴーストがしきいレベル以下であるかの決
定過程88の結果が“ノー”であれば、反復の最大数で
あるかの過程89に続く。コンピュータのカウンタはゴ
ーストがしきい値レベル以下であるかという決定過程8
8から“ノー”信号の回数をカウントし、この過程88
からの“イエス”信号によって0にリセットされる。最
大カウントがこのカウンタによって到達される前に過程
88から出力される“ノー”信号は動作を再びデータ捕
捉の過程83に戻るようにする。
【0072】もし、過程88における決定が“イエス”
であればすべての重要なゴーストが削除されるとか、過
程89における決定が重要な反復が行なわれてフィルタ
51及び52が少なくとも一つ以上のゴーストを取消さ
せるために調整される能力を有しないことを示す“イエ
ス”であれば、マクロゴーストを取消するものと関係の
ある手続きが遂行され、振幅等化フィルタ53の加重係
数が計算される等化係数を更新する過程90に移行され
る。
【0073】等化係数を更新する過程90は従続接続さ
れたフィルタ51及び52の応答のDFTをウィンドー
手続きによりゴーストのあるGCR信号の残りから分け
られるその信号のベッセルチャープ部に取ることによっ
て遂行され、このDFTは一番大きい大きさの項に隣接
した0でない項を有する。このDFTはコンピュータ5
5のメモリに貯蔵されるゴーストのないウィンドーされ
たベッセルチャープへの理想的な応答のDFTに項単位
で分けられてFIRフィルタ53のタップ加重に必要な
調整を計算する基準を得ることになる。DFT項のビン
(bin)の幅はマクロゴーストを抑圧するのに使用さ
れるフィルタ51及び52の調整可能なフィルタリング
変数の計算と関連したDFT項のそれと同一のものにな
ることができる。FIRフィルタ53に対するタップの
数は典型的に32個を超過しないが、不完全なDFTで
のスペクトルビンの数は適当に少なく、このような計算
をするのに必要な時間は不合理に長くない。等化を遂行
するこれら方法において除算の過程は割り算が少い数に
よるとき誤りが発生しやすく、分の上向範囲を制限する
必要がある。
【0074】等化フィルタ係数を計算する望ましいまた
他の方法は、反復される最小平均二乗エラー方法を使用
してフィルタ53の加重係数を調節するもので、一時走
査線貯蔵部60に蓄積された従続接続されたフィルタ5
1−53の応答がコンピュータ55のメモリに貯蔵され
ているゴーストのないGCRベッセルチャープへの理想
的な応答に適合するようにする。ゴーストのないGCR
ベッセルチャープ信号への理想的な応答は周波数領域で
均等の応答を示す時間領域での(sin x)/xエン
ベロープを有することができる。しかしながら、普通主
観的により満足な映像信号は過度応答を向上させるある
高周波数ピーキングを有するものである。それで、等化
に使用されるコンピュータ55のメモリに貯蔵されたゴ
ーストのないGCRベッセルチャープへの理想的な応答
は適当な高周波数ピーキングを有することになるであろ
う。
【0075】等化係数を更新させる過程90に続き、ま
た他のデータ捕捉の過程91が遂行される。この過程9
1はコンピュータ55に対する適当な入力信号である分
離されたGCR信号を発生させるため、コンピュータ5
5が完了する一時走査線貯蔵部60の蓄積を待たなけれ
ばならないフィールドの数が経過した後に完了する。過
程91は、たとえ図4には示されていないが、フィール
ド000の間に一時走査線貯蔵部60からコンピュータ
55に受信される入力がETP信号か、ETR信号か、
あるいはETP又はETR信号と関連のないかを決定す
る相関サブ過程を含む。
【0076】また他のチャンネル特性の過程92は過程
91から得られたETPあるいはETR信号を使用して
遂行し、受信チャンネルのDFTを再び計算する。ゴー
ストが同一であるかという決定過程93においては、チ
ャンネル特性の過程92で再び計算された受信チャンネ
ルのDFTがチャンネル特性の過程84で以前に計算さ
れた受信チャンネルのDFTと相関する。容易な遂行の
観点から、この相関はチャンネル特性の過程84及び過
程93で残っているゴーストが所定のしきいレベル以下
であるかを検査することによって遂行される。もし、ゴ
ースティングがあまり変わっていないことを示す相関が
優秀であると決定過程93はデータ捕捉の過程91に戻
って動作を遂行する“イエス”信号を発生させゴーステ
ィングが変わったかを判明する検査を継続する。フィル
タ51−53のフィルタリング変数は変わらなかったま
まに残される。
【0077】ゴースティングが変わったことを示す相関
がよくないと決定過程93はすべてのゴースト抑圧フィ
ルタをリセットする過程82に戻ってループ動作を遂行
する“ノー”信号を発生させる。この過程は急速に変わ
る多重路状態が発生するとか、あるいは他の受信チャン
ネルが選択される時にゴースト抑圧をディスエーブルさ
せる。すると、フィルタ51−53のフィルタリング変
数は既に記述した過程に従って再計算される。
【0078】図4のIIR係数を更新する過程86及び
FIR係数を更新する過程87はこれら二つの連続する
過程を通じた各進行の間に独立的に遂行される。従続接
続されたゴースト消去フィルタの中で最初のもの、即ち
ポストゴースト消去フィルタ51のフィルタ変数の更新
はこれらフィルタの中で最後のもの、即ちプリゴースト
消去フィルタ52のフィルタ係数の更新によって抑圧さ
れることができる形態のスプリアスゴーストを発生させ
る。IIR係数を更新する過程86及びFIR係数を更
新する過程87がこのようなスプリアスゴーストを考慮
しないので、これら二つの連続する過程を通じた次の進
行の間の従続接続されたゴースト消去フィルタの最初の
ものの加重係数の後続する再計算は最後のフィルタ応答
でのスプリアスゴーストを減少させる補償ゴーストをも
たらす。このような減少は完全でないこともできるの
で、従続接続されたゴースト消去フィルタの最後のもの
の加重係数の再計算が提供されなければならない。過程
83−89の決定ループはこれらの再計算を遂行する。
【0079】図4の手続きでFIR係数を更新する過程
87の次にIIR係数を更新する過程86を遂行するよ
うに変更可能である。IIRフィルタ51及びIFRフ
ィルタ52が相互に従続接続されている順序で過程86
及び87を遂行するのは、図4の手続きの他の変形に有
利である。図4の他の変形において、従続接続されたゴ
ースト消去フィルタの最初のもののフィルタ係数を更新
することによって生ずる時に計算されるスプリアスゴー
ストが考慮され定常化された受信チャンネルDFTは従
続接続されたゴースト消去フィルタの最初のもののフィ
ルタ係数を更新する計算を遂行する前に適切に変更され
ることができる。
【0080】図5には、図2で素子59−69で構成さ
れたGCR信号平均フィルタを代替することができるG
CR信号平均フィルタ100を示す。時間フィルタ10
0は8個である多数の1−走査線貯蔵部101−108
によって構成され、書込みイネーブル回路110によっ
て選択されるときディジタル変換された複合映像信号の
8個の連続フィールドでの各々の19番目のVBI走査
線から分離されるディジタルGCR信号を一時的に貯蔵
するのに使用される。これら貯蔵部101−108はカ
ラー副搬送波周波数fcの4倍のレートで図2の画素カ
ウンタ72から供給画素カウント信号によってアドレシ
ングされるRAMによって提供される。各々のRAMは
4fcレートに供給される画素サンプルの各々の走査線
に対する貯蔵能力を有する。
【0081】従続接続されたゴースト抑圧フィルタ51
−53の出力でディジタル変換された複合映像信号の残
りからのディジタルGCR信号の分離は8個の連続する
フィールドでの各々の19番目のVBI走査線の間に1
−走査線貯蔵部101−108への書込みイネーブル命
令の順次的印加によって遂行される。デコーダ58は図
2の走査線カウンタ56から供給される走査線カウント
信号に応答して現在フィールドの19番目の走査線が走
査されるのを示す“1”を発生させる。最上位ビットと
してのこの“1”と上位ビットとしての図2のモジュロ
8フィールドカウンタ57から供給されるフィールドカ
ウント信号はデコーダ111−118により順次に解読
され書込みイネーブル命令を1−走査線貯蔵部101−
108にそれぞれ供給する。
【0082】図5にフィルタ係数コンピュータ55に提
供される画素カウント、ラインカウント及びフィールド
カウントを明らかに示す。このフィルタ係数コンピュー
タ55は走査線カウント及びフィールドカウント情報に
応答してそれぞれの8番目のフィールドの19番目の走
査線の次に、そしてその次のフィールドの19番目の走
査線の前の一本の走査線(あるいは二本の走査線)間の
時間の間にのみ読出しイネーブル命令を1−走査線貯蔵
部101−108に印加することを限定する。画素カウ
ント信号及び読出しイネーブル命令は同時に1−走査線
貯蔵部101−108に印加され、平均網109に並列
に読み出される。画素カウント信号は1−走査線貯蔵部
101−108から読まれ、内部メモリの書込みをイン
デックスする基準としてコンピュータ55に供給され
る。
【0083】ディジタル加算器及び減算器で構成された
平均網109は1−走査線貯蔵部101−108の読出
し内容を線形的に結合させ水平同期パルス、カラーバー
スト及びポーチあるいはペデスタル情報のないGCR信
号をコンピュータ55に供給する。RAM読出しデータ
を結合させる時にGCR信号データは算術的に位相相関
した和となり、その反面、雑音はベクトル的に任意の位
相和となるのでGCR信号を描写するデータの信号対雑
音比は増加することができる。
【0084】コンピュータ入出力設計の知識を有する者
なら、発明の実施例である図5の次の説明により他の実
施例を設計するように実施できるであろう。貯蔵部10
1−108にあるRAMはアドレスマルチプレクサを用
いて非同期的に読み出されることができ、貯蔵部101
−108への書込みアドレスとして画素カウント信号を
選択し、フィルタ係数コンピュータ55から供給される
読出しアドレスを選択する。RAMは本発明のまた他の
実施例で各種形態の直列メモリに代替可能である。
【0085】本発明のまた他の実施例において、貯蔵部
101−108は1−走査線貯蔵部の代りに2−走査線
貯蔵部になることができ、この変形は図5で括弧に示し
た。また、デコーダ58は19番目だけではなく18番
目のVBI走査線を解読するように変形されることがで
き、この変形は図5のデコーダ58のブロックの括弧に
示されている。18番目のVBI走査線情報はフィルタ
傾向コンピュータ55に供給される平均網109の出力
信号に示さないようにフィールドからフィールドまで反
復されなければならない。このような形態のGCR信号
分離器はさらに長く遅延するポストゴーストを消去する
ことができる。
【0086】
【発明の効果】上述したように本発明は、NTSC標準
方式及びベッセルチャープGCR信号を使用して米国で
提案された実施によりTV放送を参照して説明したが、
PALあるいはSECAMのような異なるTV標準方
式、あるいは日本で提案されたBTAGCR信号のよう
な多少異なる設計のGCR信号、あるいはすこし異なる
設計の他のGCR信号を有する異なるTV標準方式に対
しても、TV技術分野の通常の知識を有する者なら容易
にゴースト抑圧装置を設計して本発明を実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるGCR信号捕捉回路が有用に用い
られることができるゴースト抑圧回路を有するTV受信
機あるいはビデオテープレコーダを備えたシステムの一
般的な概略図である。
【図2】本発明によるGCR信号捕捉回路を備えてお
り、図1に示されたゴースト抑圧回路の概略図である。
【図3】図2のゴースト抑圧回路のモジュロ8フィール
ドカウンタをリセットするための回路の概略図である。
【図4】図2のゴースト抑圧回路におけるゴースト抑圧
方法のフローチャートである。
【図5】図2のゴースト抑圧回路に使用可能なGCR信
号捕捉回路のまた他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 TVモニタ又はビデオテープ機器 20 TV受信機の前端 30 TV受信機アンテナ 40 抑圧回路 45 GCR信号分離器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号処理装置において、 伴うゴーストを有し、ときには垂直帰線消去区間の間各
    フィールドの所定のL番目のラインで所定の大きさと各
    位相整合のM個の(Mは1より大きい整数)ゴースト消
    去基準信号のサイクルのうち少なくとも一つを備える第
    1複合映像信号を供給する手段と、 前記第1複合映像信号に応答して第2複合映像信号を発
    生させ、前記応答はフィルタプログラミング信号に応答
    して調整されるフィルタ回路と、 コンピュータメモリにゴーストのないゴースト消去基準
    信号を貯蔵し、伴うゴーストを有するゴースト消去基準
    信号を受信して前記第2複合映像信号が前記隋伴するゴ
    ーストが実質的に減少する前記第1複合映像出力信号へ
    の応答になるように前記フィルタプログラミング信号を
    計算する基準として前記ゴーストのないゴースト消去基
    準信号と比較するコンピュータと、 前記第1及び第2複合映像信号のうちいずれか一つから
    水平同期パルスを分離する水平同期分離器と、前記第1
    及び第2複合映像信号のうちいずれか一つから垂直同期
    パルスを分離する垂直同期分離器と、前記分離された水
    平同期パルスに応答してラインカウントを発生させ、前
    記分離された垂直同期パルスに応答して最初のラインカ
    ウントにリセットされる走査線カウンタと、ときにはM
    個のゴースト消去基準信号のサイクルのうち少なくとも
    一つを含む垂直帰線消去区間の間に各フィールドの前記
    所定ラインを示し、得られる前記ラインカウントの所定
    値にすぐ続いて前記第2複合映像信号の走査線を分離す
    るL番目のライン分離器と、前記分離された垂直同期パ
    ルスに応答してフィールドカウントモジュロMNを発生
    させるフィールドカウンタと、前記フィールドカウント
    モジュロMNをM個のゴースト消去基準信号の前記サイ
    クルに同期させる手段と、前記L番目のライン分離器に
    よって分離される連続する走査線の数MN(Nは正の整
    数)から該当画素を結合させ隋伴するゴーストを有する
    前記雑音が減少したゴースト消去基準信号としてコンピ
    ュータに供給されるフィルタ応答を発生させる時間フィ
    ルタとを含んでなる前記ゴースト消去基準信号を供給す
    るための手段とを備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記数MNは16であることを特徴とす
    る請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記L番目のラインは各フィールドのラ
    イン19であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記数Mは8であり、前記ゴースト消去
    基準信号は垂直帰線消去区間で各々の走査線内の所定の
    大きさとタイミングの各ベッセルチャープで構成され、
    8個の連続するフィールドの各サイクルで前記ゴースト
    消去基準信号の各ベッセルチャープは位相整合の所定パ
    ターンを有することを特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記数Nは2であることを特徴とする請
    求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記時間フィルタは、 一時ライン貯蔵部と、 すべてのMN番目のフィールドのL番目の走査線の次及
    びその次に続くフィールドのL番目の走査線の前に前記
    一時ライン貯蔵部を空ける手段と、 前記MN番目のフィールドのL番目の走査線の前ではな
    い前記一時ライン貯蔵部のその次の空ける前のすべての
    前記MN番目のフィールドに、前記一時ライン貯蔵部の
    内容を前記コンピュータに読み出す手段と、 カウントされる各フィールドでゴースト消去基準信号の
    成分の極性によりフィールドカウントの第1及び第2状
    態を決定する手段と、 フィールドカウントの前記第1状態に応答して現在カウ
    ントされたフィールドのL番目の走査線を前記一時ライ
    ン貯蔵部の内容に加算する手段と、 フィールドカウントの前記第2状態に応答して前記一時
    ライン貯蔵部の内容から現在カウントされたフィールド
    のL番目の走査線を減算する手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 カウントされる各フィールドにおいての
    ゴースト消去基準信号の前記成分は、その極性がフィー
    ルドカウントの第1及び第2状態を決定するベッセルチ
    ャープであることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記時間フィルタは、 連続するモジュロMNの序数の一番目から0番目によっ
    て要求する目的に識別される個数がMN個である多数の
    一時ライン貯蔵部と、 前記フィールドカウントに応答して前記L番目のライン
    を選択して現在フィールドカウントモジュロMNに該当
    するモジュロMNの序数によって識別される前記一時ラ
    イン貯蔵部のうちいずれか一つを書き込み、前記L番目
    のライン分離器内にある手段と、 前記一時ライン貯蔵部の各々の内容においてのゴースト
    消去基準信号の成分の極性に従って線形的に結合される
    所定の時間で、前記多数の一時ライン貯蔵部に読まれる
    それらの内容を該当画素を基準として線形的に結合し、
    前記線形結合の結果は隋伴するゴーストを有する前記ゴ
    ースト消去基準信号として前記コンピュータによって使
    用される手段とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の装置。
  9. 【請求項9】 映像信号処理装置において、 隋伴するゴーストを有し、ときには垂直帰線消去区間の
    間各フィールドの所定のL番目のラインで所定の大きさ
    と各位相整合のM個の(Mは1より大きい整数)ゴース
    ト消去基準信号のサイクルのうち少なくとも一つを備え
    る第1複合映像信号を供給する手段と、 前記第1複合映像信号に応答して第2複合映像信号を発
    生させ、前記応答はフィルタプログラミング信号に応答
    して調整されるフィルタ回路と、 コンピュータメモリにゴーストのないゴースト消去基準
    信号を貯蔵し、隋伴するゴーストを有するゴースト消去
    基準信号を受信して前記第2複合映像信号が前記隋伴す
    るゴーストが実質的に減少する前記第1複合映像出力信
    号への応答になるように前記フィルタプログラミング信
    号を計算する基準として前記ゴーストのないゴースト消
    去基準信号と比較するコンピュータと、 前記第1及び第2複合映像信号のうちいずれか一つから
    水平同期パルスを分離する水平同期分離器と、前記第1
    及び第2複合映像信号のうちいずれか一つから垂直同期
    パルスを分離する垂直同期分離器と、前記分離された水
    平同期パルスに応答してラインカウントを発生させ、前
    記分離された垂直同期パルスに応答して最初のラインカ
    ウントにリセットされる走査線カウンタと、ときにはM
    個のゴースト消去基準信号のサイクルのうち少なくとも
    一つを含む垂直帰線消去区間の間に各フィールドの前記
    所定ラインを示し、得られる前記ラインカウントの所定
    値にすぐ続いて前記第2複合映像信号の走査線を分離
    し、すぐ前に言及したその走査線より一つ前の前記第2
    複合映像信号の走査線をさらに分離するL番目及び(L
    −1)番目ライン分離器と、前記分離された垂直同期パ
    ルスに応答してフィールドカウントモジュロMNを発生
    させるフィールドカウンタと、前記フィールドカウント
    モジュロMNをM個のゴースト消去基準信号の前記サイ
    クルに同期させる手段と、前記L番目及び(L−1)番
    目ライン分離器によって分離される連続する走査線の数
    MN(Nは正の整数)から該当画素を結合させ隋伴する
    ゴーストを有する前記雑音が減少したゴースト消去基準
    信号としてコンピュータに供給されるフィルタ応答を発
    生させる時間フィルタとを含んでなる前記ゴースト消去
    基準信号を供給するための手段とを備えることを特徴と
    する装置。
  10. 【請求項10】 前記数MNは16であることを特徴と
    する請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記L番目のラインは各フィールドの
    ライン19であり、前記(L−1)番目のラインは各フ
    ィールドのライン18であることを特徴とする請求項9
    記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記数Mは8であり、前記ゴースト消
    去基準信号は垂直帰線消去区間で各々の走査線内の所定
    の大きさとタイミングの各ベッセルチャープで構成さ
    れ、8個の連続するフィールドの各サイクルで前記ゴー
    スト消去基準信号の各ベッセルチャープは位相整合の所
    定パターンを有することを特徴とする請求項9記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 前記数Nは2であることを特徴とする
    請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記時間フィルタは、 一時2ライン貯蔵部と、 すべてのMN番目のフィールドのL番目の走査線の次及
    びその次に続くフィールドの(L−1)番目の走査線の
    前に前記一時2ライン貯蔵部を空ける手段と、 前記MN番目のフィールドのL番目の走査線の前ではな
    い前記一時ライン貯蔵部のその次に空ける前のすべての
    前記MN番目のフィールドに前記一時ライン貯蔵部の内
    容を前記コンピュータに読み出す手段と、 カウントされる各フィールドでゴースト消去基準信号の
    成分の極性に従ってフィールドカウントの第1及び第2
    状態を決定する手段と、 フィールドカウントの前記第1状態に応答して現在カウ
    ントされたフィールドの(L−1)番目及びL番目の走
    査線を前記一時ライン貯蔵部の内容に加算する手段と、 フィールドカウントの前記第2状態に応答して前記一時
    ライン貯蔵部の内容から現在カウントされたフィールド
    の(L−1)番目及びL番目の走査線を減算する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
  15. 【請求項15】 カウントされる各フィールドにおいて
    のゴースト消去基準信号の前記成分は、その極性がフィ
    ールドカウントの第1及び第2状態を決定するベッセル
    チャープであることを特徴とする請求項14記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 前記時間フィルタは、 連続するモジュロMNの序数の一番目から0番目によっ
    て要求する目的に識別される個数がMN個である多数の
    一時2ライン貯蔵部と、 前記フィールドカウントに応答して前記L番目及び(L
    −1)番目を選択して現在のフィールドカウントモジュ
    ロMNに該当するモジュロMNの序数によって識別され
    る前記一時2ライン貯蔵部のうちいずれか一つを書き込
    み、前記L番目及び(L−1)番目のライン分離器内に
    ある手段と、 前記一時2ライン貯蔵部の各々の内容においてのゴース
    ト消去基準信号の成分の極性により線形的に結合される
    所定の時間で前記多数の一時2ライン貯蔵部に読まれる
    それらの内容を該当画素を基準として線形的に結合し、
    前記線形結合の結果は隋伴するゴーストを有する前記ゴ
    ースト消去基準信号として前記コンピュータによって使
    用される手段とを備えることを特徴とする請求項9記載
    の装置。
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