JP2822270B2 - 波形歪みの除去回路 - Google Patents

波形歪みの除去回路

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JP2822270B2
JP2822270B2 JP2176071A JP17607190A JP2822270B2 JP 2822270 B2 JP2822270 B2 JP 2822270B2 JP 2176071 A JP2176071 A JP 2176071A JP 17607190 A JP17607190 A JP 17607190A JP 2822270 B2 JP2822270 B2 JP 2822270B2
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潤也 斎藤
勉 久米
孝有 長峰
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
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    • H04N5/211Ghost signal cancellation

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1 第1の実施例(第1図〜第3図) G2 第2の実施例(第4図) G3 他の実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明はビデオ信号の波形歪みの除去回路に関す
る。
B 発明の概要 この発明は、例えばゴースト除去回路において、ノイ
ズ成分のレベルを基準にして適応的にゴースト波成分を
分離することにより、適切なゴースト除去が行われるよ
うにしたものである。
C 従来の技術 テレビ受像機において、受信したビデオ信号からゴー
スト波成分を除去するには、次のようにすればよい。
すなわち、送信側において、ビデオ信号にゴーストキ
ャンセル用の基準信号(以下、GCR信号と呼ぶ)を付加
しておく。
そして、受信側においては、受信したビデオ信号のGC
R信号(これはゴースト波成分を含む)と、受信側で形
成したGCR信号とを波形比較してゴースト波成分を取り
出すとともに、この取り出されるゴースト波成分がなく
なるように、例えばトランスバーサルフィルタの通過特
性を制御する。
そして、このときのGCR信号として、第5図に示すよ
うな信号SGCRが考えられている。
すなわち、同図において、HDは水平同期パルス、BRST
はバースト信号を示し、第1のGCR信号WRBは、同図Aに
示すように、水平期間の後ろ側に位置するバー波形とさ
れるとともに、その幅は44.7μ秒、レベルは70IREとさ
れる。また、立ち上がり特性はsinX/Xのリンギング特性
である。
さらに、第2のGCR信号PDSは、同図Bに示すように、
ペデスタル波形(0レベル)とされる。
そして、第6図Aに示すように、ビデオ信号の8フィ
ールド期間を繰り返し周期とし、その第1、第3、第
6、第8番目のフィールド期間の第18ラインあるいは第
281ラインに、信号WRBが挿入され、残る第2、第4、第
5、第7番目のフィールド期間の第18ラインあるいは第
281ラインに、信号PDSが挿入され、このGCR信号SGCRの
挿入されたビデオ信号が送信される。
そして、第1〜第8番目のGCR信号SGCRを信号S1〜S8
とするとき、受信側において、同図Bに示すような演算
を行えば、その演算結果は、第5図Cに示すような信号
GCRとなる。また、ゴーストがあれば、この信号GCRに
は、そのゴースト波成分Sgも含まれることになる。
したがって、この演算結果の信号GCR(及びSg)から
ゴースト除去を行うことができる。
そして、この場合、4フィールド期間離れたバースト
信号BRST、色信号及び水平同期パルスHDは、それぞれ互
いに同相なので、信号S1〜S8を演算するとき、バースト
信号方向BRST、色信号及び水平同期パルスHDは、それぞ
れ相殺される。
したがって、演算結果の信号GCR(及びゴースト波成
分Sg)には、バースト信号BRST、色信号及び水平同期パ
ルスHDは含まれないので、いわゆる前ゴースト及び後ゴ
ーストの除去及び波形等化などに対して最大で45μ秒の
範囲で対応できる。また、80μ秒程度までのロングゴー
ストに対しても誤検出を生じることがない。
さらに、8フィールドシーケンスで送られてくるGCR
信号SGCRを1組とし、この1組から第6図Bに示すよう
な演算をして1回分のゴースト波成分Sgを取り出してい
るので、受信したGCR信号SGCRにノイズ成分が含まれて
いても、そのノイズ成分は抑圧され、S/Nが3dB改善され
る。
第7図は、このGCR信号SGCRを使用するゴースト除去
回路の一例を示す。
すなわち、(1)はテレビ受像機の映像検波回路を示
し、この検波回路(1)から上述したGCR信号SGCRの付
加されたカラーコンポジットビデオ信号SYが取り出さ
れ、この信号SYが、A/Dコンバータ(2)に供給されて
1サンプルが例えば8ビットのデジタルビデオ信号SYに
変換される。そして、この信号SYが、例えば640段(640
タップ)のトランスバーサルフィルタ(3)を通じてD/
Aコンバータ(4)に供給されてもとのアナログのビデ
オ信号SYに変換され、この信号SYが端子(5)に取り出
される。
そして、この場合、検出回路(10)において、GCR信
号SGCRからゴースト波成分が検出され、この検出出力に
よりフィルタ(3)の通過特性が逐次修正されて上述の
ようにゴースト波成分が除去される。
すなわち、第6図Bに示す演算は、同図Cに示すよう
に書き換えることができ、これは各フィールド期間のGC
R信号SGCRを、順に積算していけばよいことを示してい
る。
そこで、加算回路(6)からのデジタル化されたビデ
オ信号SYが、ゲート回路(11)に供給されてGCR信号SGC
R(前後の検出期間を含む)が取り出され、この信号SGC
Rがバッファメモリ(12)に供給されて1フィールド期
間ごとにそのフィールド期間のGCR信号SGCRが保持され
る。
そして、このメモリ(12)のGCR信号SGCRが、演算回
路(21)に供給される。この演算回路(21)及び以後の
回路(22)〜(25)は、実際にはマイクロコンピュータ
(20)及びソフトウエアにより構成されものであるが、
ここではハードウエアにより表現している。
そして、演算回路(21)において、メモリ(12)に保
持されているGCR信号SGCRが、1フィールド期間ごとに
第6図Cの式にしたがって、順に加算あるいは減算され
て8フィールド期間の演算結果である信号GCR及びゴー
スト波成分Sgが取り出され、この信号GCR、Sgが減算回
路(22)に供給されるとともに、基準GCR信号形成回路
(23)から基準波形の信号GCR(第5図C)が取り出さ
れ、この信号GCRが減算回路(22)に供給される。
したがって、減算回路(22)からは、受信した信号GC
Rのゴースト波成分Sgが取り出される。なお、このゴー
スト波成分Sgは、ゴースト除去できなかったエラー成分
でもある。
そして、信号GCRはバー波形なので、パルス応答にす
るため、ゴースト波成分Sgが微分回路(24)に供給され
て微分パルスPgとされ、このパルスPgが変換回路(25)
に供給される。
そして、この変換回路(25)において、パルスPgはフ
ィルタ(3)のタップ係数(タップ利得)の修正量の信
号STに変換され、この信号STがフィルタ(3)に供給さ
れ、GCR信号SGCRに含まれるゴースト波成分Sgが除去さ
れる方向に、フィルタ(3)の通過特性が制御される。
そして、以後、このような処理が繰り返されるので、
トランスバーサルフィルタ(3)の特性は少しずつ調整
され、すなわち、フィルタ(3)の特性は逐次修正さ
れ、GCR信号SGCRのゴースト波成分Sgを除去する特性に
次第に収束して行く。
そして、フィルタ(3)の特性が十分に収束すると、
GCR信号SGCRのゴースト波成分Sgは無視できるレベルま
で小さくなるが、このとき、本来のビデオ信号SYのゴー
スト波成分も無視できるレベルとなっている。
したがって、端子(5)には、ゴースト波成分の除去
されたビデオ信号SYが取り出される。
文献:1989年テレビジョン学会全国大会誌「ゴーストキ
ャンセル基準信号方式」 D 発明が解決しようとする課題 上述のように8フィールド期間分のGCR信号SGCRを積
算してゴースト波成分Sgを取り出すと、ノイズ成分が抑
圧され、S/Nを3dB改善することができる。
しかし、弱電界の地域などでは、そのような処理だけ
ではノイズ成分の抑圧が十分ではないことがある。そし
て、ノイズ成分が十分に抑圧されていない状態でトラン
スバーサルフィルタ(3)のタップ係数を設定すると、
ノイズ成分とゴースト波成分Sgとの区別がつかないの
で、ゴースト波成分Sgの検出に誤りを生じ、かえってゴ
ーストを付加する結果になってしまう。
そこで、受信したGCR信号SGCRのS/Nを検出し、S/Nが
悪いときには、1回分のゴースト波成分Sgを求めると
き、1組(8フィールド期間分)のGCR信号SGCRから求
めずに、連続する複数組のGCR信号SGCRから求める方法
が考えられている。すなわち、そのようにすれば、GCR
信号SGCRの平均化される期間が長くなるので、ノイズ成
分がより確実に除去され、ゴースト波の去がより確実に
なる。
しかし、この方法によるときには、十分にノイズ成分
を抑圧するために長い期間が必要となるので、トランス
バーサルフィルタの特性が収束するまでに時間がかか
り、ゴースト除去の速度が遅くなってしまう。
この発明は、このような問題点を解決しようとするも
のである。
E 課題を解決するための手段 今、受信したビデオ信号SYにゴーストがないとすれ
ば、演算回路(21)からは、第2図Aに示すように、ゴ
ースト波成分SgのないGCR信号GCRが得られる(第2図で
は、各信号をアナログ波形で示す)。
これに対して、受信したビデオ信号SYに後ゴーストが
あれば、演算回路(21)からのGCR信号GCRは、同図Bに
示すように、そのゴースト波成分Sg(斜線図示)が含ま
れ、減算回路(22)からは同図Cに示すようにそのゴー
スト波成分Sgが出力される。そして、このゴースト波成
分Sgが微分回路(24)に供給されるので、微分回路(2
4)からは同図Dに示すように、ゴースト波成分Sgのレ
ベルに対応したレベルの微分パルスPgが出力されること
になる。なお、以後の説明においては、微分回路(24)
の出力信号を総称して信号Sbと呼び、パルスPbは、信号
Sbのうちのゴースト波成分Sgの立ち上がり及び立ち下が
りについての微分パルスを示すものとする。
そして、受信したビデオ信号SYあるいはGCR信号SGCR
にノイズ成分が含まれているとすれば、同図Eに示すよ
うに、微分信号Sbにもノイズ成分Snが含まれていること
になる(このノイズ成分Snが大きいと、上述のようにト
ランスバーサルフィルタのタップ係数を求めるときのエ
ラーになる)。
しかし、このノイズ成分Snが弱電界のため生じたので
あれば、また、1水平期間にも満たないような短い期間
について見れば、このノイズ成分Snは時間に対してほぼ
一様なレベルで分布するとみなすことができる。
この発明は、このような点に着目してゴースト波成分
Sgをノイズ成分Snから分離するようにしたものである。
すなわち、後述の実施例に対応させると、上述のGCR
信号SGCRのときには、2μ秒程度の前ゴーストを除去で
きるが、それ以前にゴースト波を生じることはほとんど
ないので、第2図E、Fに示すように、GCR信号GCRの立
ち上がりスロープから2μ秒前における期間Tn、例えば
Tn=3.5μ秒を検出期間とする。
そして、同図Fに示すように、この検出期間Tnにおけ
る出力信号Sbをゲートしてノイズ成分Snを取り出し、こ
の期間Tnにおけるノイズ成分Snの絶対値の最大値Nmxを
検出する。
そして、同図Gに示すように、期間Tnに続くゴースト
除去期間(ゴースト検出期間)に、この期間の微分信号
Sbの絶対値Vbと最大値Nmxとを比較する。
すると、ゴースト波成分Sgの微分パルスPgのとき、Vb
>Nmxとなるので、このときの信号SbはパルスPgとみな
すことができる。
そこで、このときの信号SbをパルスPgとして取り出
し、これによりトランスバーサルフィルタのタップ係数
を設定する。
F 作用 ノイズ成分のレベルに適応してゴースト波成分が分離
され、適正に、かつ、高速にゴースト除去が行われる。
G 実施例 G1 第1の実施例 第1図において、D/Aコンバータ(4)からのビデオ
信号SYがスイッチ回路(31)に供給されるとともに、検
波回路(1)からのビデオ信号SYがスイッチ回路(31)
に供給される。そして、マイコン(20)からスイッチ回
路(31)にその制御信号Swが供給され、このスイッチ回
路(31)の出力信号が端子(5)に取り出される。
また、回路(41)は、微分回路(24)の出力信号Sbか
ら本来の微分パルスPgを分離して取り出すためのスイッ
チ回路、回路(42)は絶対値検出回路を示し、この検出
回路(42)は例えば両波整流回路により構成され、微分
回路(24)の出力信号Sbの絶対値Vbを取り出すものであ
る。
さらに、回路(43)は期間Tnにおける信号Sbの絶対値
Vbを取り出すゲート回路、回路(44)はその取り出され
た絶対値Vbの最大値Nmxをホールドするピーク値ホール
ド回路、回路(46)は信号Sbの絶対値Vbと最大値Nmxと
をレベル比較するレベル比較回路である。
さらに、回路(47)、(48)は、最大値Nmxを時間と
ともに変化させてゴースト検出の精度あるいはゴースト
除去の速度を向上させるための波形形成回路及び判定回
路である。
なお、これらの回路(41)〜(48)は、回路(21)〜
(25)と同様、マイコン(20)及びソフトウエアにより
構成されるものであるが、ここではハードウエアにより
表現したものである。
さらに、トリガ回路(32)が設けられ、このトリガ回
路(32)からは、チャンネルの切り換え、電源の投入、
ユーザによるゴースト除去キーの操作などの行われた時
点に、トリガパルスPtが取り出され、このパルスPtが、
マイコン(20)に、フィルタ(3)のタップ係数の設定
の開始信号として供給される。
このような構成によれば、定常時には、Sw=“0"であ
り、スイッチ回路(41)は図のようにコンバータ(4)
側に接続されている。
したがって、定常時には、このゴースト除去回路は、
第7図と等価な構成であり、同様のゴースト除去動作が
行われている。
しかし、任意の時点にチャンネルの切り換え、電源の
投入あるいはゴースト除去キーの操作などが行われる
と、トリガ回路(32)からマイコン(20)にトリガパル
スPtが供給される。すると、このパルスPtに基づいてマ
イコン(20)によりSw=“1"とされてスイッチ回路(4
1)は図とは逆に接続され、検波回路(1)からのビデ
オ信号SYが端子(5)に取り出される。
そして、期間Tnになると、絶対値検出回路(42)から
の信号Sbの絶対値Vbが、ゲート回路(42)を通じてピー
ク値ホールド回路(43)に供給され、期間Tnにおける信
号Sbの絶対値Vbの最大値Nmxがホールドされる。
そして、このホールドされた最大値Nmxが、後述する
可変利得アンプ(45)を通じてレベル比較回路(46)に
供給されるとともに、検出回路(42)からの信号Sbの絶
対値Vbが比較回路(46)に供給され、この比較回路(4
6)からは、 Vb>Nmx のとき、“1"となる比較出力Scが取り出される。なお、
Sc=“1"となるのは、上述のように、本来の微分パルス
Pbが得られたときである。
そして、この信号Scがスイッチ回路(41)にその制御
信号として供給され、Sc=“0"のときには0レベルが変
換回路(25)に供給され、Sc=“1"のときには微分回路
(24)の出力信号Sbが変換回路(25)に供給される。
したがって、Vb>Nmxのときのみ、微分回路(24)の
出力信号Sbが変換回路(25)に供給され、Vb≦Nmxのと
きには、信号Sbはノイズ成分とみなされて0レベルが変
換回路(25)に供給されることになる。すなわち、変換
回路(25)には、微分回路(24)からの信号Sbのうち、
本来の微分パルスPbだけが供給され、ノイズ成分Snはほ
とんど供給されないことになる。
そして、変換回路(25)においては、ほとんどノイズ
成分Snの含まれない微分パルスPbを使用してフィルタ
(3)のタップ係数が求められ、このタップ係数がフィ
ルタ(3)に供給される。
したがって、上述のようにフィルタ(3)の特性は逐
次修正され、GCR信号SGCRのゴースト波成分Sgを除去す
る特性に次第に収束して行く。
そして、このようにしてフィルタ(3)の特性が収束
していくとき、その開始時点では、ゴースト波成分Sgの
レベルは大きく、フィルタ(3)の特性が収束していく
につれてゴースト波成分Sgのレベルは小さくなっていく
ので、微分回路(24)の出力信号Sbに含まれる微分パル
スPbのレベルも同様に変化していく。これに対して、出
力信号Sbに含まれるノイズ成分Snのレベルはほぼ一定と
考えられる。
そこで、この例においては、アンプ(45)により、絶
対値Vbと最大値Nmxとのレベル比較の比較レベルが制御
される。
すなわち、トリガ回路(32)からのパルスPtが波形形
成回路(47)に供給されて所定の波形の制御信号が取り
出され、この信号がアンプ(45)にその利得の制御信号
として供給され、アンプ(45)の利得Avは、例えば第3
図A、Bに示すように、パルスPtの時点までは、Av=1
倍、パルスPtの時点からはAv=4倍、フィルタ(3)の
タップ係数の設定が10回程度行われた時点からAv=2
倍、30回程度行われた時点以後はAv=1倍となるように
制御される。
したがって、比較回路(46)に実際に供給される期間
Tnの最大値Nmxの大きさは、アンプ(45)の利得Avの変
化に対応して、すなわち、微分パルスPbの大きさに対応
して変化するので、比較回路(45)における比較動作が
確実となり、ゴースト検出の精度あるいはゴースト除去
の速度が向上する。
また、フィルタ(3)の特性の収束が行われていると
き、スイッチ回路(41)からのパルスPbが判定回路(4
8)に供給され、このパルスPbのレベルがゴースト波信
号の検出レベル以下になったかどうかがチェックされ
る。そして、パルスPbのレベルが検出レベル以下になっ
たときには、この判定回路(48)の判定出力により、波
形形成回路(47)が制御され、それまでのアンプ(45)
の利得AvにかかわらずAv=1倍とされる。
したがって、以後、本来のノイズ成分Snのレベルを基
準にしてそのノイズ成分Snの除去が行われる。
こうして、この発明によれば、ゴースト除去が行われ
るが、この場合、特にこの発明によれば、非ゴースト検
出期間Tnにおけるノイズ成分Snの最大値Nmxを検出し、
ゴースト検出期間には、ゴースト波成分Sg(微分パルス
Pb)のレベルVbが最大値Nmxを越えたときのみ、そのゴ
ースト波成分Sgを有効として適応的にゴースト波成分Sg
を分離しているので、安定で適切なゴースト除去を行う
ことができる。
また、1回分のゴースト波成分Sgを求めるとき、1組
のGCR信号SGCRから求めることができるので、トランス
バーサルフィルタ(3)の特性の収束が遅れることがな
く、高速にゴースト除去を行うことができる。
さらに、出力信号Sbのうちの微分パルスPbを有効とす
るときのスレッショールドレベルを、トランスバーサル
フィルタ(3)の特性の収束の経過につれて変化させて
いるので、より確実に有効な微分パルスPbだけを取り出
すことができ、より安定で確実にゴースト除去を行うこ
とができる。
しかも、そのためには、マイコン(20)のソフトウエ
アを変更するだけでよいので、コストアップとならな
い。
G2 第2の実施例 第4図は、トランスバーサルフィルタ(3)の他の接
続例を示す。
すなわち、A/Dコンバータ(2)からのビデオ信号SY
が、第1の減算回路(51)に供給されるとともに、第1
のトランスバーサルフィルタ(52)を通じて減算回路
(51)に供給される。
そして、減算回路(51)の出力信号が、さらに第2の
減算回路(53)に供給されるとともに、この減算回路
(53)の出力信号が、第2のトランスバーサルフィルタ
(54)を通じて減算回路(53)に供給され、この減算回
路(53)の出力信号がD/Aコンバータ(4)に供給され
る。
また、検出回路(10)からの信号STが、フィルタ(5
2)、(54)にその通過特性の制御信号として供給され
る。
したがって、減算回路(51)及びフィルタ(52)はフ
ィードフォワード型のループに構成されているので、減
算回路(51)からは前ゴーストを含む近接ゴースト波成
分の除去されたビデオ信号SYが取り出される。
また、減算回路(53)及びフィルタ(54)はフィール
ドバック型のループに構成されているので、減算回路
(43)からはロングゴースト波成分の除去されたビデオ
信号SYが取り出される。
したがって、端子(5)には、近接ゴースト波成分及
びロングゴースト波成分の除去されたビデオ信号SYが取
り出すことができる。
G3 他の実施例 なお、上述においては、GCR信号GCR及びそのゴースト
波成分Sgから基準のGCR信号GCRを減算したのち微分信号
Sbを得ているが、GCR信号GCR及びそのゴースト波成分Sg
を微分した信号から基準のGCR信号GCRを微分した信号を
減算してゴースト波成分Sgの微分信号Sbを得ることもで
きる。
H 発明の効果 この発明によれば、非ゴースト検出期間Tnにおけるノ
イズ成分Snの最大値Nmxを検出し、ゴースト検出期間に
は、ゴースト波成分Sg(微分パルスPb)のレベルVbが最
大値Nmxを越えたときのみ、そのゴースト波成分Sgを有
効として適応的にゴースト波成分Sgを分離しているの
で、安定で適切なゴースト除去を行うことができる。
また、1回分のゴースト波成分Sgを求めるとき、1組
のGCR信号SGCRから求めることができるので、トランス
バーサルフィルタ(3)の特性の収束が遅れることがな
く、高速にゴースト除去を行うことができる。
しかも、そのためには、マイコン(20)のソフトウエ
アを変更するだけでよいので、コストアップとならな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の系統図、第2図はその波形
図、第3図はその特性図、第4図はこの発明の他の例の
系統図、第5図はGCR信号の波形図、第6図はその抽出
法を示す図、第7図は従来例の系統図である。 (1)は映像検波回路、(2)はA/Dコンバータ、
(3)はトランスバーサルフィルタ、(4)はD/Aコン
バータ、(10)は検出回路、(11)はゲート回路、(1
2)はバッファメモリ、(20)はマイクロコンピュー
タ、(21)は演算回路、(23)は基準GCR信号形成回
路、(24)は微分回路、(25)は変換回路、(32)はト
リガ回路、(42)は絶対値検出回路、(43)はゲート回
路、(44)はピーク値ホールド回路、(46)はレベル比
較回路、(47)は波形形成回路、(48)は判定回路であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長峰 孝有 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信したビデオ信号が供給されるトランス
    バーサルフィルタと、 このトランスバーサルフィルタの出力信号からGCR信号
    を取り出すゲート回路と、 この取り出したGCR信号から波形歪み成分を取り出す演
    算回路とを有し、 この取り出した波形歪み成分に基づいて上記トランスバ
    ーサルフィルタの通過特性を制御してこのトランスバー
    サルフィルタから波形歪み成分の除去されたビデオ信号
    を取り出すようにした波形歪みの除去回路において、 非ゴースト検出期間における上記演算回路の出力信号の
    最大値を検出する検出回路と、 この検出回路により検出された最大値と、上記演算回路
    の出力信号とをレベル比較する比較回路とを有し、 この比較回路の比較出力により制御され、上記演算回路
    の出力信号のレベルが上記最大値を越えたとき、上記演
    算回路の出力信号を有効とみなして上記トランスバーサ
    ルフィルタの通過特性の制御を行う ようにした波形歪みの除去回路。
JP2176071A 1990-07-03 1990-07-03 波形歪みの除去回路 Expired - Lifetime JP2822270B2 (ja)

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