JPH1032834A - 輪郭補償方法ならびに,輪郭補償回路 - Google Patents

輪郭補償方法ならびに,輪郭補償回路

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JPH1032834A
JPH1032834A JP8184374A JP18437496A JPH1032834A JP H1032834 A JPH1032834 A JP H1032834A JP 8184374 A JP8184374 A JP 8184374A JP 18437496 A JP18437496 A JP 18437496A JP H1032834 A JPH1032834 A JP H1032834A
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signal
circuit
contour compensation
coefficient
contour
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Satoshi Kato
聰 加藤
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NEC Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters

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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトオブグリーン方式の輪郭補償装置にお
いて,被写体の色に影響されず,良好な輪郭補償効果が
得られる輪郭補償方法と輪郭補償回路とを提供する。 【解決手段】 輪郭補償回路は,緑(G),青(B),
及び赤(R)の各信号の強度から,G信号に対するB信
号及びR信号の夫々の強度比を算出する演算回路11,
12と,前記強度比から,G信号のレベルとB信号およ
びR信号のレベルを比較する比較回路16と,その比率
係数に応じて,輪郭補償信号をG,B,Rの各信号に加
算する大きさを制御するための係数を出力する判定回路
18とを備え,入来した映像信号に対し,アウトオブグ
リーン方式の輪郭補償を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,輪郭補償回路に関
し,特に,アウトオブグリーン方式の輪郭補償方法なら
びに,輪郭補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,輪郭補償装置を備えたカラーカメ
ラが提案されている。従来の輪郭補償装置では,カラー
カメラの映像信号に対して輪郭補償を行う場合には,緑
(G)信号,青(B)信号,赤(R)信号,それぞれに
対して輪郭補償回路を設けて,画像の輪郭部に対する輪
郭補償信号を形成し,その輪郭補償信号を緑,青,赤信
号に加算して,輪郭部の強調されたカラー映像信号を得
るようにしている。
【0003】従来のこの方式では,輪郭補償回路が3系
統必要であり,従って回路規模が大きくなり,かつ,コ
ストが増大するため,主に,放送局用のカメラなどの高
級なカメラに使用されていた。
【0004】しかし,近年,家庭用のビデオムービーの
普及により,よりコンパクトで,低価格のカラーカメラ
が切望されるようになり,輪郭補償回路においても回路
規模の低減が要求されるようになってきた。
【0005】ところで,輪郭補償回路の回路規模の低減
を実現するものにはアウトオブグリーン方式の輪郭補償
回路がある。これについては特開平2−285778号
公報の従来技術(以下,従来技術1と呼ぶ)に示されて
いる。
【0006】図6は,従来技術1のアウトオブグリーン
方式の輪郭補償回路の一例を示すブロック図である。図
6に示すように,入力端子1からは緑(G)に対する撮
像素子からの映像信号GINが入力し,同様に入力端子
2からは青信号BIN,入力端子3からは赤信号RIN
が入力される。輪郭補償回路において,輪郭補償信号発
生回路(DTL)7には,信号GINが供給され,垂直
および,水平方向の輪郭補償信号DTL1を形成する。
第1の加算回路101は遅延回路(DL)104によっ
て輪郭補償信号DTL1と遅延時間が一致させられた緑
入力信号GINと輪郭補償信号DTL1を加算する。加
算された信号は,出力端子4から緑出力信号GOUTと
して出力される。同様に,第2の加算回路102では,
青入力信号BINと輪郭補償信号DTL1を,第3の加
算回路103では,赤入力信号RINと輪郭補償信号D
TL1をそれぞれ加算し,加算された信号は,出力端子
5及び6から青出力信号BOUT,赤出力信号ROUT
として夫々出力される。
【0007】次に,図6の輪郭補償回路の動作を説明す
る。入力端子1から入来した信号GINは第1の遅延回
路104および,輪郭補償信号発生回路7へ供給され
る。輪郭補償信号発生回路7では入力された信号GIN
から垂直および,水平方向の輪郭補償信号DTL1を形
成する。ここで,輪郭補償信号発生回路7の動作の詳細
について,図7および図8を用いて説明する。図8にお
ける各波形は図7における各部の信号G0〜G6,およ
びVDTL,HDTLの波形である。図8における入力
信号レベルは1とした。
【0008】図7において,入力端子71から入来した
信号G0は,第1の1H(1Hは1水平周期を表す)遅
延回路73(以下,1HDLと呼ぶ)および,加算回路
75に供給される。1HDL73の出力はさらに後段の
第2の1HDL74に供給されるとともに,加算回路7
7,遅延回路(DL)79へと供給される。加算回路7
5では,信号G0と1HDL73と1HDL74によっ
て2H遅延された信号G2が加算され,信号G3が係数
器76へ供給される。係数器76では所定の係数が掛け
合わされる。加算回路77では,1HDL73によって
1H遅延された信号G1から係数器76の出力信号が減
算され,垂直輪郭補償信号VDTLが発生する。輪郭補
償信号VDTLHは遅延回路78へ供給され,後述する
水平輪郭補償信号HDTLとの遅延時間が一致させられ
る。図8に示すようにVDTLは2Hの幅を持った,2
次微分波形となり,垂直方向のブースト周波数は1/2
Hとなる。
【0009】一方,上述した信号G1は遅延回路79お
よび,加算回路81へ入力される。ここで,遅延回路7
9は輪郭補償する周波数成分によって所定の遅延時間が
設定される。ここでは遅延時間をt(scc)とする。
遅延回路79の出力信号G4は遅延回路80と加算回路
83へ供給される。遅延回路80の遅延時間は遅延回路
79と同じくt(sec)に設定される。加算回路81
は信号G1と遅延回路80の出力信号G5を加算し,信
号G6を出力する。係数器82によって所定の係数が掛
けられた後,信号G6は加算回路83によって信号G4
から減算され,水平方向の輪郭補償信号HDTLが形成
される。図8に示すように,HDTLは2tの幅を持っ
た2次微分波形となり,水平ブースト周波数は1/2t
となる。最後に,上述した垂直輪郭補償信号VDTLと
水平輪郭補償信号HDTLは加算回路84によって合成
され,水平/垂直方向の輪郭補償回路DTL1が形成さ
れる。
【0010】上述のように形成した輪郭補償信号DTL
1は,第1の加算回路101によって,遅延回路104
で輪郭補償信号DTL1と遅延時間を一致した緑入力信
号GINと加算される。同様に,第2の加算回路102
では,青入力信号BINと輪郭補償信号DTL1が,第
3の加算回路103では,赤入力信号RINと輪郭補償
信号DTL1がそれぞれ加算される。輪郭補償された各
映像信号G,B,Rは,GOUT,BOUT,ROUT
として,それぞれ出力端子4,5および6から出力され
る。
【0011】以上説明した様に,従来のアウトオブグリ
ーン方式による輪郭補償装置では,信号GINから形成
した輪郭補償信号DTL1を,信号BIN,RINに付
加し,各信号の輪郭を補償する構成をとっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
輪郭補償装置では次に示す問題点がある。
【0013】輪郭補償信号DTL1がG信号から形成さ
れるため,GBRすべての信号に対する輪郭補償信号D
TL1のレベルが被写体に含まれるG信号成分の割合に
よって決定してしまい,被写体の色によって,輪郭補償
効果が大きく左右される,ということである。例えば,
被写体が青一色の模様である場合,G信号レベルが小さ
いため輪郭補償信号DTL1のレベルが小さくなり,結
果として,輪郭補償を十分に行えなくなるという問題が
ある。
【0014】そこで,本発明の技術的課題は,被写体の
色に影響されず,良好な輪郭補償効果を与えることので
きる輪郭補償方法ならびに,輪郭補償回路を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の輪郭補償方法で
は,緑(G)信号から輪郭補償信号を形成し,この輪郭
補償信号を緑(G),青(B),赤(R)の各原色信号
に加算することで,再生画像の輪郭を補償するカラー画
像取り込み方法において,B信号およびR信号の振幅
の,G信号の振幅に対する比により,GBR信号に加算
する輪郭補償信号の大きさを制御することを特徴として
いる。
【0016】また,本発明の輪郭補償方法では,緑
(G)信号から輪郭補償信号を形成し,この輪郭補償信
号を緑(G),青(B),赤(R)の各原色信号に加算
し,再生画像の輪郭を補償するカラー画像取り込み方法
において,G信号の振幅に対するB信号およびR信号の
振幅の比率から係数を算出し,前記係数を乗じた輪郭補
償信号をGBR信号に加算することを特徴としている。
【0017】また,本発明の輪郭補償回路では,入力し
た緑(G)信号に対する青(B)信号及び赤(R)信号
の夫々の強度比を算出する演算手段と,前記強度比か
ら,輪郭補償信号をG,B,Rの各信号に加算する大き
さを制御するための係数を出力する判定手段と,前記係
数を乗じた輪郭補償信号をG信号,B信号,及びR信号
に夫々加算する加算手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0018】また,本発明の輪郭補償回路では,前記輪
郭補償回路において,更に,比較手段とレベル可変手段
とを備え,前記演算手段は,G信号レベルとB信号レベ
ルから係数k1を出力する第1の演算手段と,G信号レ
ベルとR信号レベルから係数k2を出力する第2の演算
手段とを備え,前記比較手段は,前記係数k1と係数k
2の大きさを比較し,値の大きい方を選択し,前記判定
手段は,前記比較手段により選択された係数k1または
係数k2と,リファレンス値αを比較判定し,その結果
として係数kを出力し,前記レベル可変手段は,前記判
定手段により出力された係数kにより輪郭補償信号のレ
ベルを可変することを特徴としている。
【0019】さらに,本発明の輪郭補償回路では,前記
いずれかの輪郭補償回路において,G,B,及びRの各
信号の強度を検出して,前記演算手段に出力する各レベ
ル検出手段を備えていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に,本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態による輪
郭補償回路を示すブロック図である。図1を参照する
と,輪郭補償回路は,入力端子1に接続された輪郭補償
信号発生回路(DTL)7と,入力端子に接続された第
1のレベル検出手段である第1のレベル検出回路8と,
入力端子2に接続された第2のレベル検出手段である第
2のレベル検出回路9と,入力端子3に接続された第3
のレベル検出手段である第3のレベル検出回路10と,
第1のレベル検出回路8及び第2のレベル検出回路9の
出力側に接続された第1の演算手段である第1の演算回
路(B/G)11と,第1のレベル検出回路8及び第3
のレベル検出回路10の出力側に接続された第2の演算
手段である第2の演算回路(R/G)12と,入力端子
1に接続された第1の遅延回路(DL)13と,入力端
子2に接続された第2の遅延回路(DL)14と,B/
G11及びR/G12に接続された比較手段である比較
回路16と,DTL7の出力側に接続された係数器17
と,比較回路16の出力側に接続されるとともに係数器
17の入力側に出力する判定手段である判定回路18
と,入力端子3に接続された第3の遅延回路(DL)1
5と,DL13の出力側及び係数器17の出力側に接続
され,端子4に出力する第1の加算手段である第1の加
算回路19と,DL13の出力側及びDL14の出力側
に接続され端子5に出力する第2の加算手段である第2
の加算回路20と,レベル可変手段である係数器17の
出力側及びDL15の出力側に接続され端子6に出力す
る第3の加算手段である第3の加算回路21とを備えて
構成されている。
【0022】入力端子1から入来する緑入力信号GIN
は,DTL7と第1のレベル検出回路8とDL13とに
供給される。DTL7は,緑入力信号GINに対する水
平/垂直方向の輪郭補償信号DTL1を発生する。第1
のレベル検出回路8では,入力された緑入力信号GIN
のレベルが検出され,後段のB/G11に供給される。
【0023】また,入力端子2から入来する青入力信号
BINは第2のレベル検出回路9とDL14とに供給さ
れる。第2のレベル検出回路9では,入力された青入力
信号BINのレベルが検出され,後段のB/G11に供
給される。
【0024】同様に,入力端子3から入来する赤入力信
号RINは第3のレベル検出回路10とDL15に供給
される。第3のレベル検出回路10では入力された赤入
力信号RINのレベルが検出され,後段のR/G12に
供給される。
【0025】B/G11では,第1のレベル検出回路8
によって検出された緑入力信号GINのレベルと,第2
のレベル検出回路9によって検出された青入力信号BI
Nのレベルから係数k1が算出される。この係数k1は
比較回路16に供給される。
【0026】同様に,R/G12では,第1のレベル検
出回路8によって検出された緑入力信号GINのレベル
と,第3のレベル検出回路10によって検出された赤入
力信号RINのレベルから係数k2が算出される。この
係数k2も比較回路16に供給される。
【0027】比較回路16では,係数k1と係数k2の
値が比較され,どちらか大きい方が後段の判定回路18
に供給される。判定回路18では,前記比較回路16か
ら供給された係数k1または,係数k2とリファレンス
値αのレベルが比較判定され,最終的に,係数kが後段
の係数器17へ供給される。
【0028】前述のDTL7によって発生した輪郭補償
信号DTL1は,係数器17へと供給される。係数器1
7では,輪郭補償信号DTL1に,係数kが掛け合わさ
れ輪郭補償信号DTL2が発生する。輪郭補償信号DT
L2は,後段の第1の加算回路19,第2の加算回路2
0,及び,第3の加算回路21に夫々供給される。第1
の加算回路19では,DL13によって輪郭補償信号D
TL2と遅延時間が一致させられた信号GINに輪郭補
償信号DTL2が加算される。出力端子4からは,輪郭
補償のなされた信号GOUTが出力される。
【0029】同様に,第2の加算回路20では,DL1
4によって輪郭補償信号DTL2と遅延時間が一致させ
られた信号BINと,輪郭補償信号DTL2が加算され
る。出力端子5からは,輪郭補償のなされた信号BOU
Tが出力される。
【0030】さらに,第3の加算回路21では,DL1
5によって輪郭補償信号DTL2と遅延時間が一致させ
られた信号RINと輪郭補償信号DTL2が加算され
る。出力端子6からは輪郭補償のなされた信号ROUT
が出力される。
【0031】上述のDTL7の詳細については,図7に
示したものと同様であるので,ここでは省略する。
【0032】次に,第1,第2および第3のレベル検出
回路8,9および10の詳細な構成について説明する。
これらのレベル検出回路は,例えばサンプルホールド回
路を用いることで容易に実現できる。
【0033】図2は,図1の第1,第2および第3のレ
ベル検出回路8,9および10の構成を示すブロック図
である。図2に示すように,第1,第2および第3のレ
ベル検出回路8,9および10は同一構成であるため,
以下の説明においては,第1のレベル検出回路8を例に
挙げて説明する。図2において第1のレベル検出回路8
は,サンプルゲート回路91とホールド回路92とから
構成され,サンプルパルスによってサンプルゲート回路
91がONとなったときの信号のレベルが,ホールド回
路92に保持され,出力端子OUTから出力される。
【0034】また,図1の第1および第2の演算回路1
1および12の具体的構成について説明する。これらの
レベル判定回路は,例えば除算回路を用いることで実現
することができる。さらに,比較回路16および,判定
回路18についても,比較回路を用いることで構成され
ている。
【0035】次に,図1の輪郭補償回路の動作につい
て,具体的に説明する。
【0036】図1において,入力端子1から入来した信
号GINはまず,輪郭補償信号発生回路(DTL)7に
入力される。DTL7は,入力信号GINに対して水平
/垂直方向の輪郭補償信号DTL1を発生する。ここ
で,DTL7の動作の詳細について,前述の図7および
図8を用いて説明したものと同様である。
【0037】本発明の第1の実施の形態においては,1
HDLは,例えばガラス遅延線やCCD遅延線によって
構成されている。また,係数器76,82では,掛け合
わされる所定の係数として,1/2が例示できる。
【0038】ここで,本発明の第1の実施の形態におい
て,輪郭補償信号発生回路7の構成として図7に示すよ
うな回路を例に挙げたが,図7における1HD73,7
4や遅延回路79,80の数を増やして更に複雑な構成
の輪郭補償回路を構成し,輪郭補償する方向や周波数成
分を更に精密に制御することもできる。上述の輪郭補償
信号発生回路7で発生した輪郭補償信号DTL1は,図
1における係数器17へ供給される。
【0039】図1を再び参照して,第1のレベル検出回
路8には,信号GINが入力され,信号GINのレベル
が検出される。第1のレベル検出回路8は,例えば,サ
ンプルホールド回路を用いることで容易に実現できる。
図2に示したように,第1のレベル検出回路8は,サン
プルゲート回路91とホールド回路92とから構成さ
れ,サンプルパルスによってサンプルゲート回路91が
ONとなったとき信号が,ホールド回路92に導かれ,
そのレベルが保持される。
【0040】図1に戻って,入力端子2から入来する信
号BINは第2のレベル検出回路9と第2の遅延回路1
4に供給される。
【0041】第2のレベル検出回路9では入力された信
号BINのレベルが検出され,B/G11に供給され
る。
【0042】同様に,入力端子3から入来する信号RI
Nは,第3のレベル検出回路10と第3の遅延回路15
に供給される。第3のレベル検出回路10では入力され
た信号RINのレベルが検出され,後段のR/G12に
供給される。
【0043】B/G11では,第1のレベル検出回路8
によって検出された信号GINのレベルと,第2のレベ
ル検出回路9によって検出された信号BINのレベルか
ら,係数k1が算出される。
【0044】同様に,R/G12では,第1のレベル検
出回路8によって検出された信号GINのレベルと,第
3のレベル検出回路10によって検出された信号RIN
のレベルから,係数k2が算出される。
【0045】これら第1と第2の演算信号11および1
2は,例えば,除算回路を用いることで実現することが
でき,それぞれ次の数1式,数2式に示すような演算に
よって係数k1とk2を算出する。
【0046】
【数1】
【0047】
【数2】 これらの係数k1,k2は比較回路16に供給される。
【0048】比較回路16では,係数k1と係数k2の
大きさが比較され,どちらか大きい方の係数が後段の判
定回路18へ供給される。判定回路18では,前記比較
回路16から供給された係数k1,もしくはk2と,リ
ファレンス値αが比較判定され,係数kを出力する。係
数kの判定基準を以下の数3式に示す。
【0049】
【数3】 上記数3式によって導かれた係数kは,係数器17へ供
給される。ここで,上記係数kについて,図面と例を用
いて更に詳細に説明する。 (例1)図3は本発明の実施の形態による動作の一例の
説明に供せられる図である。
【0050】信号GINレベル=1,信号BINレベル
=0.2,信号RINレベル=0.1,リファレンス値
α=1の場合。
【0051】図3に示すように,図1における各入力端
子1〜3に対して上記のレベルの信号が入力されたとす
る。この場合の被写体は,ほぼ緑色に近い色をしている
と考えられる。
【0052】上記数1式から,k1=0.2/1=0.
2,上記数2式からk2=0.1/1=0.1が得られ
る。係数k1と係数k2は比較回路16に供給され,k
1>k2であるため,判定回路18へ供給される係数は
k1=0.2となる。
【0053】判定回路18ではリファレンス値α=1
と,係数k1=0.2が数3式によって判定される。数
3式によりk1<αであるので,係数k=1となる。 (例2)図4は本発明の実施の形態による動作の他の例
の説明に供せられる図である。
【0054】信号GINレベル=0.1,信号BINレ
ベル=1,信号RINレベル=0.2,リファレンス値
α=1の場合。
【0055】図4に示すように,図1における各入力端
子1〜3に対して上記のレベルの信号が入力されたとす
る。この場合の被写体は,ほぼ青色に近い色をしている
と考えられる。
【0056】上記数1式から,k1=1/0.1=1
0,上記数2式からk2=0.2/0.1=2が得られ
る。係数k1と係数k2は比較回路16に供給され,の
k1>k2であるため,判定回路18へ供給される係数
はk1=10となる。
【0057】判定回路18ではリファレンス値α=1
と,係数k1=10のレベルが,上記数3式によって判
定される。上記数3式によりk1≧αであるので,係数
k=k1=10となる。
【0058】前述の輪郭補償信号発生回路7によって発
生した輪郭補償信号DTL1は係数器17へと供給され
る。係数器17では,輪郭補償信号DTL1に,前記係
数kが掛け合わされ輪郭補償信号DTL2が発生する。
輪郭補償信号DTL2は後段の第1の加算回路19,第
2の加算回路20および,第3の加算回路21に供給さ
れる。第1の加算回路19では第1の遅延回路13によ
って輪郭補償信号DTL2と遅延時間が一致させられた
信号GINに輪郭補償信号DTL2が加算される。出力
端子4からは輪郭補償のなされた信号GOUTが出力さ
れる。同様に,第2の加算回路20では第2の遅延回路
14によって輪郭補償信号DTL2と遅延時間が一致さ
せられた信号BINと,輪郭補償信号DTL2が加算さ
れる。出力端子5からは輪郭補償のなされた信号BOU
Tが出力される。さらに,第3の加算回路21では第3
の遅延回路15によって輪郭補償信号DTL2と遅延時
間が一致させられた信号RINと輪郭補償信号DTL2
が加算される。出力端子6からは輪郭補償のなされた信
号ROUTが出力される。
【0059】次に,本発明の第1の実施の形態の効果に
ついて説明する。本発明の第1の実施の形態では,信号
GINと信号BINのレベル比k1と,信号GINと信
号RINのレベル比k2,および,リファレンス値αと
の比較から比較係数kを算出する。そして,比率係数k
に応じて輪郭補償信号DTL1のレベル(ゲイン)を変
化させ,各信号GIN,BIN,RINに加算し輪郭補
償を行う。
【0060】具体的には,図3に示した例1の場合,係
数器17では輪郭補償信号DTL1に係数k=1が掛け
合わせられ,輪郭補償信号DTL2が発生する。この場
合,DTL2=DTL1*1=DTL1となり,各加算
回路19,20および21で加算される輪郭補償信号は
DTL1と同じ信号となる。図3に示すように,被写体
色に緑色(G)の成分が多い場合は,輪郭補償信号のレ
ベルは補正されずにそのままGBR各信号に加算される
ことになる。図3の場合,レベル1の信号GINから生
成される輪郭補償信号DTL1は±0.5の振幅を持っ
た信号となり,出力信号GOUT,BOUTおよびRO
UTは図3に示すごとく,入力信号GIN,BINおよ
び,RINに振幅±0.5の輪郭補償信号DTL1が加
算された信号となる。
【0061】また,図4に示した例2の場合,係数器1
7では輪郭補償信号DTL1に係数k=10が掛け合わ
せられDTL2が発生する。図4に示したように,輪郭
補償信号DTL1は10倍に増幅され各入力信号GI
N,BINおよび,RINに加算されることになる。図
4の場合,レベル0.1の信号GINから生成される輪
郭補償信号DTL1の振幅は±0.05となり,信号B
INのレベルに対して非常に小さいレベルしかない。従
って,従来のアウトオブグリーン方式で輪郭補償を行う
と,レベルが大きく,被写体色を支配している信号BI
Nに対しては,十分な輪郭補償が行えない。ところが,
本発明による輪郭補償回路によれば,図4の場合,信号
BINのレベルに応じて輪郭補償信号のレベルを10倍
に振幅し,レベルを±0.5にしてから入力信号に加算
するので,信号BINに対して十分な輪郭補償が行え
る。
【0062】以上のように,G信号から形成された輪郭
補償信号をG信号,B信号およびR信号に付加する際,
G信号とB信号のレベル比k1と,G信号とR信号のリ
ベル比k2と,リファレンス値αとの比較により比較係
数kを算出し,比率係数kに応じて,輪郭補償信号のレ
ベルを変化させる。このため,被写体が単一色であるよ
うな場合においても,輪郭補償効果が被写体の色によっ
て大きく左右されることが無い。したがって,被写体が
単一色である場合等,信号BINまたは信号RINのレ
ベルにたいして信号GINのレベルが小さい場合であっ
ても,信号BINまたは信号RINのレベルに応じた輪
郭補償信号を付加することができるので,良好な輪郭補
償効果が期待できる。
【0063】なお,上記第1の実施の形態については,
基本色をGBRに分離した系でG信号を基準として輪郭
補償回路を実現する方法を記したが,基本色と基準色に
ついて他の選択も可能であることは言うまでもない。
【0064】次に,本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。本発明の第2の実施の
形態は,第1の実施の形態をデジタル回路で実現するも
のである。
【0065】図5を参照すると,第2の実施の形態にお
いては,図1に示されたレベル検出回路が削除されてい
る他は同様の構成を有している。
【0066】デジタルデータの場合,第1の実施の形態
の様に各信号のレベルを検出する必要は無く,直接演算
回路11および12でk1,k2を算出すればよい。
【0067】デジタル回路の場合,図7の輪郭補償信号
発生回路における1HDL73および74は,ラインメ
モリ,FIFO等で実現でき,遅延回路78,79およ
び80はシフトレジスタ,ラッチ回路等で実現できる。
また,図5における遅延回路13〜15もシフトレジス
タ,ラッチ等で実現できる。
【0068】尚,本発明の第2の実施の形態において
は,第1の実施の形態に対して,第1,第2のレベル検
出回路を省略できるという効果を有する。
【0069】
【発明の効果】以上,説明したように,本発明によれ
ば,カラーカメラの輪郭補償回路において,緑(G)信
号から輪郭補償信号を形成して緑(G)信号,青(B)
信号,赤(R)信号の輪郭補償を行うアウトオブグリー
ン方式を用いているので,輪郭補償回路が1系統あれば
良く,1HDLや,乗算器のような回路規模の大きい素
子の数を低減できるので,輪郭補償回路において,回路
規模の低減を実現できるという効果がある。
【0070】また,本発明によれば,信号GINと信号
BINのレベル比k1と,信号GINと信号RINのレ
ベル比k2を算出し,それぞれの比率から,輪郭補償信
号DTL1のレベル(ゲイン)を変化させるのでアウト
オブグリーン方式の輪郭補償装置において,被写体が単
一色である場合等,信号GINと信号BINまたは信号
RINのレベル差が大きくなる場合であっても,信号B
INまたは信号RINのレベルに応じた輪郭補償信号を
付加することができるので,良好な輪郭補償効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態による輪郭補償回路を
示すブロック図である。
【図2】本発明に使用するレベル検出回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作の1例を説明
する波形図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の動作の他の例を説
明する波形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による輪郭補償回路
の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の技術の構成を示すブロック図である。
【図7】輪郭補償回路の構成を示す図である。
【図8】図7の輪郭補償信号発生回路の動作波形図であ
る。
【符号の説明】
1〜3 入力端子 4〜6 出力端子 7 輪郭補償信号発生回路(DTL) 8〜10 レベル検出回路 11 第1の演算回路(B/G) 12 第2の演算回路(R/G) 13 第1の遅延回路(DL) 14 第2の遅延回路(DL) 15 第3の遅延回路(DL) 16 比較回路 17 係数器 18 判定回路 19 第1の加算回路 20 第2の加算回路 21 第3の加算回路 71 入力端子 72 出力端子 73,74 1H遅延回路 75,77,81,83,84 加算回路 76,82 係数器 78〜80 遅延回路 91 サンプルゲート回路 92 ホールド回路 101〜103 加算回路 104〜106 遅延回路 G0〜G6 信号 VDTL 垂直輪郭補償信号 HDTL 水平輪郭補償信号 DTL1 輪郭補償信号1 DTL2 輪郭補償信号2 k1,k2,k 係数

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緑(G)信号から輪郭補償信号を形成
    し,この輪郭補償信号を緑(G),青(B),赤(R)
    の各原色信号に加算することで,再生画像の輪郭を補償
    するカラー画像取り込み方法において,B信号およびR
    信号の振幅の,G信号の振幅に対する比により,GBR
    信号に加算する輪郭補償信号の大きさを制御することを
    特徴とする輪郭補償方法。
  2. 【請求項2】 緑(G)信号から輪郭補償信号を形成
    し,この輪郭補償信号を緑(G),青(B),赤(R)
    の各原色信号に加算し,再生画像の輪郭を補償するカラ
    ー画像取り込み方法において,G信号の振幅に対するB
    信号およびR信号の振幅の比率から係数を算出し,前記
    係数を乗じた輪郭補償信号をGBR信号に加算すること
    を特徴とする輪郭補償方法。
  3. 【請求項3】 入力した緑(G)信号に対する青(B)
    信号及び赤(R)信号の夫々の強度比を算出する演算手
    段と,前記強度比から,輪郭補償信号をG,B,Rの各
    信号に加算する大きさを制御するための係数を出力する
    判定手段と,前記係数を乗じた輪郭補償信号をG信号,
    B信号,及びR信号に夫々加算する加算手段とを備えて
    いることを特徴とする輪郭補償回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の輪郭補償回路において,
    更に,比較手段とレベル可変手段とを備え,前記演算手
    段は,G信号レベルとB信号レベルから係数k1を出力
    する第1の演算手段と,G信号レベルとR信号レベルか
    ら係数k2を出力する第2の演算手段とを備え,前記比
    較手段は,前記係数k1と係数k2の大きさを比較し,
    値の大きい方を選択し,前記判定手段は,前記比較手段
    により選択された係数k1または係数k2と,リファレ
    ンス値αを比較判定し,その結果として係数kを出力
    し,前記レベル可変手段は,前記判定手段により出力さ
    れた係数kにより輪郭補償信号のレベルを可変すること
    を特徴とする輪郭補償回路。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の輪郭補償回路にお
    いて,G,B,及びRの各信号の強度を検出して,前記
    演算手段に出力する各レベル検出手段を備えていること
    を特徴とする輪郭補償回路。
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