JP2832996B2 - 固体カラー撮像装置の輪郭強調装置 - Google Patents

固体カラー撮像装置の輪郭強調装置

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JP2832996B2
JP2832996B2 JP1106564A JP10656489A JP2832996B2 JP 2832996 B2 JP2832996 B2 JP 2832996B2 JP 1106564 A JP1106564 A JP 1106564A JP 10656489 A JP10656489 A JP 10656489A JP 2832996 B2 JP2832996 B2 JP 2832996B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば3板式の固体カラー撮像装置の撮像出
力の輪郭強調装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は例えば3板式の固体カラー撮像装置の撮像出
力の輪郭強調装置に関し、水平方向に絵素ずらし撮像法
を適用した多板例えば3板の固体カラー撮像装置から出
力される第1の色信号,第2の色信号及び第3の色信号
の夫々に輪郭強調成分を加えて出力するようになすと共
にこの第1の色信号のみから垂直方向の輪郭強調成分を
形成する垂直輪郭強調成分形成手段と、この第2の色信
号及びこの第3の色信号の合成信号とこの第1の色信号
とを加算することにより水平方向の輪郭強調成分を形成
する水平輪郭強調成分形成手段と、この垂直方向の輪郭
強調成分及び水平方向の輪郭強調成分を加算して、輪郭
強調成分を形成する輪郭強調成分形成手段とを備えた固
体カラー撮像装置の輪郭強調装置において、この第2の
色信号及び上記第3の色信号の合成信号と上記第1の色
信号の加算比率を任意に可変設定し得るようにすること
により、折り返し歪を改善した良好なカラー撮像信号を
得ることができる。
〔従来の技術〕
従来の3管式カラー撮像装置として、マトリックス回
路により形成された輝度信号に対して、輪郭強調を施す
ものが知られている。しかし、輝度信号から形成された
輪郭強調成分は、ミスレジストレーションの影響によ
り、正確な輪郭成分とならない恐れがあった。そこで、
従来の輪郭強調装置として、第5図に示すようなG信号
をベースにする輪郭強調装置が使用されている。
第5図において、(31G),(31R),(31B)の夫々
は、緑,赤,青の撮像管から供給される原色映像信号の
入力端子を示す。入力端子(31G)からのG(緑色)信
号は、他のR(赤色)信号及びB(青色)信号に比して
1水平周期、位相が進んだ信号である。入力端子(31
G)からのG信号とこのG信号が1水平周期遅延回路(1
H遅延回路)(32)及び(33)の縦続接続を介した信号
とが加算器(34)にて加算される。加算器(34)の出力
信号が減算器(35)及び加算器(36)に供給される。
減算器(35)の他方の入力として、1H遅延回路(32)
の出力信号が供給される。減算器(35)から垂直方向の
輪郭成分が得られ、この輪郭成分が水平方向のローパス
フィルタ(37)により帯域制限される。ローパスフィル
タ(37)の出力に垂直方向の輪郭強調成分が得られる。
加算器(36)の他方の入力として、1H遅延回路(32)
の出力信号が供給される。この加算器(36)の出力信号
がハイパスフィルタ(38)に供給される。ハイパスフィ
ルタ(38)は、2次微分回路の構成とされており、その
出力に水平方向の輪郭強調成分が得られる。
ローパスフィルタ(37)の出力信号及びハイパスフィ
ルタ(38)の出力信号が加算器(39)で加算されて、こ
の加算器(39)の出力に輪郭強調信号が発生する。この
輪強調信号が加算器(40G),(40R),(40B)に供給
され、入力色信号に加算される。従って、加算器(40
G),(40R),(40B)の夫々の出力端子(41G),(41
R),(41B)に輪郭補正がされたG信号,R信号及びB信
号を得ることができる。
上述の輪郭強調装置は、撮像管の場合、緑単独で、十
分な解像力があること、G信号が輝度に寄与する率が高
いことを利用したものである。
この従来の輪郭強調装置は、G信号のみから輪郭強調
成分を発生するので、緑,赤,青の各色毎に3個のCCD
撮像素子を使用し、且つ緑のCCD撮像素子と他の赤及び
青のCCD撮像素子との配列を水平方向に関して1/2絵素の
量ずらしてなる3板式の固体撮像装置に適用すると、キ
ャリアバランスがとれなくなり、1/2絵素ずらしにより
解像度を高くする目的の達成ができなくなる問題があっ
た。
そこで先に1/2絵素ずらしにより、高解像度を図るよ
うにした固体カラー撮像装置の輪郭強調装置が提案され
ている(特開昭61−184057号公報)。
この従来の3板式の固体カラー撮像装置につき図面を
参照して説明する。第2図において、(1G),(1R),
(1B)は、夫々CCD撮像素子を示し、(2)は、これら
のCCD撮像素子(1G),(1R),(1B)を駆動する共通
のクロック信号及びタイミング信号を発生するタイミン
グ/ドライバを示す。この3枚のCCD撮像素子(1G),
(1R),(1B)は、第3図に示すような色配列を有して
いる。
CCD撮像素子(1G),(1R),(1B)は、水平方向に
τxの絵素ピッチを有し、垂直方向に2τyの絵素ピッ
チを有している、第3図では、同一フィールドの連続す
る2ラインをn及び(n+1)とし、CCD撮像素子(1
R)及び(1B)の各絵素にこのライン番号とライン内の
絵素番号とを付加して示している。第3図から明らかな
ように、CCD撮像素子(1R)及び(1B)は、対応する絵
素同士が空間的に同一位置を占める。しかし、第3図に
おいて、破線で示すように、CCD撮像素子(1G)は、CCD
撮像素子(1R)及び(1B)の絵素配列より水平方向に関
して、1/2τxの遅れを持ち、且つ垂直方向に関して2
τyの遅れを持つ絵素配列とされている。
この垂直方向のずれにより、CCD撮像素子(1G)の出
力信号は、他のCCD撮像素子(1R)及び(1B)の出力信
号と比して、1水平周期、位相が進んだものとなる。
CCD撮像素子(1G)からのG信号が遅延回路(3)及
びアンプ(4G)を介して破線で囲んで示す輪郭強調回路
(5)に供給される。遅延回路(3)は、水平方向のず
れ1/2τxを打ち消すための遅延量を有している。CCD撮
像素子(1R),(1B)の夫々からのR信号及びB信号ア
ンプ(4R),(4B)を夫々介して破線で囲んで示す輪郭
強調回路(5)に供給される。
G信号は、1H遅延回路(6)及び(7)の縦続接続回
路を介して加算器(8)の一方の入力端子に供給され
る。加算器(8)の他方の入力端子にアンプ(4G)の出
力信号が供給される。1H遅延回路(6)の入力信号を
G1,1H遅延回路(6)の出力信号をG0,1H遅延回路(7)
の出力信号をG-1とすると、加算器(8)の出力信号
は、1/2(G1+G-1)となる。この加算器(8)の出力信
号及び1H遅延回路(6)の出力信号が減算器(11)に供
給される。従って、この減算器(11)の出力信号は、
〔2G0−(G1+G-1)〕/4となる。この減算器(11)にG
信号からのみ形成された垂直方向の輪郭成分が得られ
る。
減算器(11)の出力信号が水平方向の帯域制限のため
のローパスフィルタ(12)に供給される。このローパス
フィルタ(12)により、垂直方向の輪郭強調成分がサブ
キャリア帯域(水平周波数でfSC)に混入し、クロスカ
ラーが生じることが防止される。このローパスフィルタ
(12)の出力に垂直方向の輪郭強調成分VIEが発生す
る。
水平方向の輪郭強調成分は、G信号と(R+B)信号
とを等量加算した信号から形成される。これは、キャリ
アバランスがとれた(折り返し雑音がキャンセルされ
た)信号とするためである。
つまり、1/2τxの水平方向の絵素ずらしにより、CCD
撮像素子(1G)から出力されるG信号の1次キャリア成
分(第4図Aにおいて1点鎖線(26)で示す)とCCD撮
像素子(1R)及び(1B)の夫々から出力されるR信号及
びB信号の1次キャリア成分(第4図Aにおいて破線
(27)で示す)とが位相反転したものとなる。これらの
次キャリア成分が逆位相となることにより、キャリアバ
ランスがとれている場合には、G信号の1次キャリア成
分と(R+B)信号の1次キャリア成分とが互いに打ち
消し、ベースバンド成分(25)(実線で示す)にこれら
の1次キャリア成分が混入しない。
水平方向の輪郭強調特性が第4図Bにおいて、(29)
で示す場合、この輪郭強調特性(29)により、第4図A
において、実線(28)で示すようなG信号に関しての輪
郭強調信号が形成される。この例では、後述のように、
この輪郭強調信号は、G信号のみからでなく、G信号に
(R+B)信号が加算器(15)により等量加算された信
号から形成される。従って、輪郭強調信号に関してのキ
ャリアバランスもとることができ、輪郭強調信号の1次
キャリア成分により解像度が低下することを防止するこ
とができる。
水平方向の輪郭強調成分の形成について、更に説明す
ると、加算器(8)及び1H遅延回路(6)の出力との間
に可変抵抗器(9)が挿入される。この可変抵抗(9)
の摺動子(9a)の位置に応じた係数をαとすると、摺動
子(9a)の出力信号は、次式のものとなる。
αG0+1/2(1−α)(G-1+G1) この摺動子(9a)からのG信号の水平輪郭信号が抵抗
器(10)を介して加算器(15)に供給される。
一方、1H遅延回路(6)の出力信号が遅延回路(20
G)を介して加算器(21G)に供給される。CCD撮像素子
(1R)からのR信号がアンプ(4R)及び遅延回路(20
R)を介して加算器(21R)に供給される。CCD撮像素子
(1B)からのB信号がアンプ(4B)及び遅延回路(20
B)を介して加算器(21B)に供給される。これらの遅延
回路(20G),(20R)及び(20B)は、ローパスフィル
タ(12)及びハイパスフィルタ(18)において生じる時
間遅れを補償するためのものである。
アンプ(4R)の出力及びアンプ(4B)の出力の間に等
しい抵抗値の抵抗器(16)及び(17)の直列回路を接続
し、この抵抗器(16)及び(17)の接続中点からの出力
信号が加算器(15)に供給される。
この加算器(15)の出力信号は、G信号と(R+B)
信号とがキャリアバランスしている信号である。
この加算器(15)の出力信号がハイパスフィルタ(1
8)に供給される。ハイパスフィルタ(18)により、2
次微分がなされ、ハイパスフィルタ(18)の出力に水平
方向の輪郭強調成分HIEが発生する。ローパスフィルタ
(12)の出力端子とハイパスフィルタ(18)の出力端子
との間に、可変抵抗器(13)が挿入され、この可変抵抗
器(13)の摺動子(14)がレベル調整回路(19)に供給
される。
レベル調整回路(19)に加えて、必要に応じて、コア
回路を設けるようにしても良い。このレベル調整回路
(19)の出力に得られる輪郭強調信号が加算器(21
G),(21R),(21B)の夫々に供給される。これらの
加算器(21G),(21R),(21B)において、遅延回路
(20G),(20R),(20B)の夫々からのG信号,R信号
及びB信号の夫々と輪郭強調信号とが加算される。加算
器(21G),(21R),(21B)の夫々の出力端子(22
G),(22R),(22B)に輪郭強調信号が加算された撮
像出力が取り出される。
可変抵抗器(9)の係数α(0≦α≦1)は、水平方
向の輪郭強調成分HIEの垂直特性を決定するものであ
る。即ち、1H遅延回路(6)及び(7)と加算器(8)
と可変抵抗器とは、水平方向の輪郭強調成分の垂直方向
のローパスフィルタを構成する。
この、1/2絵素ずらし撮像法が適用された固体カラー
撮像装置において、G信号及び(R+B)信号の等量加
算により、キャリアバランスをくずすことなく、輪郭強
調を行うことができる。従って、折り返し歪み輪郭強調
により増加して、解像度が低下することを防止できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら実際にはCCD撮像素子(1G),(1R)及び
(1B)をプリズムの光の出射面にはり付け固着するのに
その互の固着精度を完全に1/2絵素ずらしとすることが
非常に困難であり、理想的な絵素ずらしが行なわれてい
ないためにキャリアの折り返しの信号が完全には反転せ
ず、G信号と(R+B)信号との比を1:1としてもこの
キャリアの折り返しの信号を完全には打ち消すことがで
きないので撮像出力に折り返し歪が生じる不都合があっ
た。
本発明は斯る点に鑑みこのCCD撮像素子(1G),(1
R)及び(1B)の固着精度が多少悪くともこの折り返し
歪をなくす様にすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明固体カラー撮像装置の輪郭強調装置は例えば第
1図に示す如く水平方向に絵素ずらし撮像法を適用した
多板例えば3板の固体カラー撮像装置から出力される第
1の色信号例えばG信号,第2の色信号例えばR信号及
び第3の色信号例えばB信号の夫々に輪郭強調成分を加
えて出力するようになすと共にこの第1の色信号(G信
号)のみから垂直方向の輪郭強調成分を形成する垂直輪
郭強調成分形成手段(6),(7),(8),(11),
(12)と、この第2の色信号及び第3の色信号の合成信
号((R+B)信号)とこの第1の色信号(G信号)と
を加算することにより水平方向の輪郭強調成分を形成す
る水平輪郭強調成分形成手段(16),(17),(23),
(18)と、この垂直方向の輪郭強調成分及び水平方向の
輪郭強調成分を加算して輪郭強調成分を形成する輪郭強
調成分形成手段(13)とを備えた固体カラー撮像装置の
輪郭強調装置において、この第2の色信号及び第3の色
信号の合成信号((R+B)信号)とこの第1の色信号
(G信号)の加算比率を任意に可変設定し得るようにし
たものである。
〔作用〕
斯る本発明に依れば第2の色信号及び第3の色信号の
合成信号((R+B)信号)とこの第1の色信号(G信
号)との加算比率を任意に可変設定できる様にしている
のでこのCCD撮像素子(1G),(1R)及び(1B)の固着
精度が多少悪くとも例えばG信号の1次キャリア成分と
R信号及びB信号の1次キャリア成分とのキャリアバラ
ンスをとることができこの1次キャリア成分を互に打ち
消すことができ折り返し歪は生じない。
〔実施例〕
以下第1図を参照しながら本発明固体カラー撮像装置
の輪郭強調装置の一実施例につき説明しよう。この第1
図に於いて第2図に対応する部分には同一符号を付し、
その詳細説明は省略する。
本例においても第2図同様に3板式の固体カラー撮像
装置の例であり、このCCD撮像素子(1G),(1R)及び
(1B)を従来と同様にプリズムの所定の光の出射面に固
着する如くする。この3枚のCCD撮像素子(1G),(1
R),(1B)は第3図に示すような色配列とし、CCD撮像
素子(1G),(1R),(1B)は、水平方向にτxの絵素
ピッチを有し、垂直方向に2τyの絵素ピッチとする。
第3図では、同一フィールドの連続する2ラインをn及
び(n+1)とし、CCD撮像素子(1R)及び(1B)の各
絵素にこのライン番号とライン内の絵素番号とを付加し
て示している。第3図から明らかなように、CCD撮像素
子(1R)及び(1B)は、対応する絵素同士が空間的に同
一位置を占める。しかし、第3図において、破線で示す
ように、CCD撮像素子(1G)は、CCD撮像素子(1R)及び
(1B)の絵素配列より水平方向に関して、1/2τxの遅
れを持ち、且つ垂直方向に関して2τyの遅れを持つ絵
素配列とされている。
この垂直方向のずれにより、CCD撮像素子(1G)の出
力信号は、他のCCD撮像素子(1R)及び(1B)の出力信
号と比して、1水平周期、位相が進んだものとなる。
CCD撮像素子(1G)からのG信号が遅延回路(3)及
びアンプ(4G)を介して破線で囲んで示す輪郭強調回路
(5)に供給される。遅延回路(3)は、水平方向のず
れ1/2τxを打ち消すための遅延量を有している。CCD撮
像素子(1R),(1B)の夫々からのR信号及びB信号が
アンプ(4R),(4B)を夫々介して破線で囲んで示す輪
郭強調回路(5)に供給される。
G信号は、1H遅延回路(6)及び(7)の縦続接続回
路を介して加算器(8)の一方の入力端子に供給され
る。加算器(8)の他方の入力端子にアンプ(4G)の出
力信号が供給される。1H遅延回路(6)の入力信号を
G1,1H遅延回路(6)の出力信号をG0,1H遅延回路(7)
の出力信号をG-1とすると、加算器(8)の出力信号
は、1/2(G1+G-1)となる。この加算器(8)の出力信
号及び1H遅延回路(6)の出力信号が減算器(11)に供
給される。従って、この減算器(11)の出力信号は、
〔2G0−(G1+G-1)〕/4となる。この減算器(11)にG
信号からのみ形成された垂直方向の輪郭成分が得られ
る。
減算器(11)の出力信号が水平方向の帯域制限のため
のローパスフィルタ(12)に供給される。このローパス
フィルタ(12)により、垂直方向の輪郭強調成分がサブ
キャリア帯域(水平周波数でfSC)に混入し、クロスカ
ラーが生じることが防止される。このローパスフィルタ
(12)の出力に垂直方向の輪郭強調成分VIEが発生す
る。
また本例に加算器(8)及び1H遅延回路(6)の夫々
の出力間に可変抵抗器(9)を接続し、この可変抵抗器
(9)の摺動子(9a)を加算器を構成する可変抵抗器
(23)の一端に接続する。またアンプ(4R)及び(4B)
の夫々の出力間を等しい抵抗値の2つの抵抗器(16)及
び(17)の直列回路を接続し、この抵抗器(16)及び
(17)の接続中点を加算器を構成する可変抵抗器(23)
の他端に接続し、この可変抵抗器(23)の摺動子(23
a)をハイパスフィルタ(18)の入力側に接続する。こ
の可変抵抗器(23)よりのG信号と(R+B)信号との
加算信号がこのハイパスフィルタ(18)により2次微分
がなされ、このハイパスフィルタ(18)の出力側に水平
方向の輪郭強調成分HIEが発生する、即ち水平方向の輪
郭強調成分は、G信号と(R+B)信号とを加算した信
号から形成される。これは、キャリアバランスがとれた
(折り返し雑音がキャンセルされた)信号とするためで
ある。
つまり、1/2τxの水平方向の絵素ずらしにより、CCD
撮像素子(1G)から出力されるG信号の1次キャリア成
分(第4図Aにおいて1点鎖線(26)で示す)とCCD撮
像素子(1R)及び(1B)の夫々から出力されるR信号及
びB信号の1次キャリア成分(第4図Aにおいて破線
(27)で示す)とが位相反転したものとなる。これらの
1次キャリア成分が逆位相となることにより、キャリア
バランスがとれている場合には、G信号の1次キャリア
成分と(R+B)信号の1次キャリア成分とが互いに打
ち消し、ベースバンド成分(25)(実線で示す)にこれ
らの1次キャリア成分が混入しない。
水平方向の輪郭強調特性が第4図Bにおいて、(29)
で示す場合、この輪郭強調特性(29)により、第4図A
において、実線(28)で示すようなG信号に関しての輪
郭強調信号が形成される。
一方、1H遅延回路(6)の出力信号が遅延回路(20
G)を介して加算器(21G)に供給される。CCD撮像素子
(1R)からのR信号がアンプ(4R)及び遅延回路(20
R)を介して加算器(21R)に供給される。CCD撮像素子
(1B)からのB信号がアンプ(4B)及び遅延回路(20
B)を介して加算器(21B)に供給される。これらの遅延
回路(20G),(20R)及び(20B)は、ローパスフィル
タ(12)及びハイパスフィルタ(18)において生じる時
間遅れを補償するためのものである。
ローパスフィルタ(12)の出力端子とハイパスフィル
タ(18)の出力端子との間に、可変抵抗器(13)が挿入
され、この可変抵抗器(13)の摺動子(14)がレベル調
整回路(19)に供給される。
このレベル調整回路(19)の出力に得られる輪郭強調
信号が加算器(21G),(21R),(21B)の夫々に供給
される。これらの加算器(21G),(21R),(21B)に
おいて、遅延回路(20G),(20R),(20B)の夫々か
らのG信号,R信号及びB信号の夫々と輪郭強調信号とが
加算される。加算器(21G),(21R),(21B)の夫々
の出力端子(22G),(22R),(22B)に輪郭強調信号
が加算された撮像出力が取り出される。
本例は上述の如くG信号を可変抵抗器(23)の一端に
供給し(R+B)信号をこの可変抵抗器(23)の他端に
供給し、このG信号と(R+B)信号との加算信号をこ
の可変抵抗器(23)の摺動子(23a)より取り出す様に
しているのでこのG信号と(R+B)信号との加算比率
を任意に可変設定できるので、CCD撮像素子(1G),(1
R),(1B)の固着精度が多少悪くG信号の1次キャリ
ア成分とR信号及びB信号の1次キャリア成分とが互い
に逆位相の関係でキャリアバランスがとれていなくと
も、この摺動子(23a)を調整することにより逆位相の
関係でキャリアバランスをとることができこのG信号の
1次キャリア成分と(R+B)信号の1次キャリア成分
とを互いに打ち消すことができベースバンド成分にこれ
ら1次キャリア成分がり混入せず折返し歪は生じない。
またこの外に本例に於いては第2図と同様の作用効果が
得られることは容易に理解できよう。
尚本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨を
逸脱することなくその他種々の構成が取り得ることは勿
論である。
〔発明の効果〕
本発明に依れば1/2絵素ずらし撮像法が適用された固
体カラー撮像装置において、3枚のCCD撮像素子の固着
精度が多少悪くても折り返し歪のない良好に輪郭強調を
行った撮像出力を得ることができる利益がある。従って
折り返し歪が輪郭強調により増加して画質が低下するこ
とを防止できる利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明固体カラー撮像装置の輪郭強調装置の一
実施例を示す構成図、第2図は従来の固体カラー撮像装
置の輪郭強調装置の例を示す構成図、第3図及び第4図
は夫々本発明の説明に供する線図、第5図は従来の3管
式カラー撮像装置の例を示す構成図である。 (1G),(1R)及び(1B)は夫々CCD撮像素子、(5)
は輪郭強調装置、(6)及び(7)は夫々1H遅延回路、
(8),(21G),(21R)及び(21B)は夫々加算器、
(11)は減算器、(12)はローパスフィルタ、(13)及
び(23)は夫々可変抵抗器、(18)はハイパスフィルタ
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に絵素ずらし撮像法を適用した多
    板の固体カラー撮像装置から出力される第1の色信号,
    第2の色信号及び第3の色信号の夫々に輪郭強調成分を
    加えて出力するようになすと共に上記第1の色信号のみ
    から垂直方向の輪郭強調成分を形成する垂直輪郭強調成
    分形成手段と、上記第2の色信号及び上記第3の色信号
    の合成信号と上記第1の色信号とを加算することにより
    水平方向の輪郭強調成分を形成する水平輪郭強調成分形
    成手段と、上記垂直方向の輪郭強調成分及び水平方向の
    輪郭強調成分を加算して、上記輪郭強調成分を形成する
    輪郭強調成分形成手段とを備えた固体カラー撮像装置の
    輪郭強調装置において、 上記第2の色信号及び上記第3の色信号の合成信号と上
    記第1の色信号の加算比率を任意に可変設定し得るよう
    にしたことを特徴とする固体カラー撮像装置の輪郭強調
    装置。
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