JP3094387B2 - Tv受信機あるいはビデオレコーダに使用されるゴースト消去基準信号捕捉回路 - Google Patents

Tv受信機あるいはビデオレコーダに使用されるゴースト消去基準信号捕捉回路

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JP3094387B2
JP3094387B2 JP05301594A JP30159493A JP3094387B2 JP 3094387 B2 JP3094387 B2 JP 3094387B2 JP 05301594 A JP05301594 A JP 05301594A JP 30159493 A JP30159493 A JP 30159493A JP 3094387 B2 JP3094387 B2 JP 3094387B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTV受信機あるいはビデ
オテープレコーダに使用されるゴースト消去回路に関す
るもので、特にTV受信機あるいはビデオテープレコー
ダのビデオ検出器から供給される複合映像信号でゴース
トを抑圧するのに使用されるフィルタの変数を計算する
ための基準となるゴースト消去基準(GCR:ghos
t−canceling reference)信号の
捕捉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〈関連の出願書類〉 本特許の出願と同日付で本発明者により出願された“M
ETHOD FOROEPRATING GHOST−
CANCELATION CIRCUITRY FOR
TV RECEIVER OR VIDEO REC
ORDER”という名称の米国特許出願書には、本明細
書に記述しているゴースト消去回路においてのフィルタ
係数コンピュータの計算について更に詳細に開示されて
いる。
【0003】なお、この出願は、米国特許法(35U.
S.C.)第120条で優先権の恩典が下記の米国特許
出願書類を基にして請求されている。“SYSTEM,
APPARATUS AND METHOD FOR
CANCELING TELEVISION GHOS
T SIGNALS”という名称でChandraka
nt B.Patelにより1992年7月30日に出
願された米国特許出願番号07/921,686は、1
990年12月7日に出願された米国特許出願番号07
/623,563の一部継続出願で今は放棄されてお
り、出願番号07/623,563は1990年11月
5日に出願された米国特許出願番号07/609,52
2の一部継続出願で今は放棄された。出願番号07/9
21,686は出願図面の図6を参照して本願明細書で
請求したGCR信号捕捉回路の中の一つを記述してい
る。
【0004】“VIDEO TAPE RECORDE
R WITH TV RECEIVER FRONT
END & GHOST−SUPPRESSION C
IRCUITRY”という名称でChandrakan
t B.PatelとMinHyung Chungに
より1992年10月1日に出願された米国特許出願番
号07/955,016は出願図面の図2を参照して本
願明細書で請求したGCR信号捕捉回路の中の一つを開
示している
【0005】V技術者は、人間が見るのに適合な形態
にTV映像を再生する表示装置を含むTV受信機に備え
られたゴースト消去回路に相当な関心を持ってきた。ゴ
ースト映像は多重路受信によって生じ、通常“ゴース
ト”と呼ばれているが、無線によって伝搬され、あるい
は有線に伝送されるTV画像に頻煩に発生する。TV受
信機に同期する信号はTV受信機が受信する信号の中で
一番強いものとして基準信号と呼ばれており、普通は最
短受信経路を通じて受信される直信号(direct
signals)である。したがって、他の経路を通じ
て受信される多重路信号は基準信号に対して普通に遅延
し、後方ゴースト(trailing ghost)映
像として現われる
【0006】かし、直信号すなわち最短経路信号は
TV受信機に同期する信号ではない場合もある。TV受
信機が反射信号(経路がさらに長い信号)に同期すると
き、直信号による進みゴースト(leading gh
ost)映像があり、あるいは直信号とTV受信機に同
期する反射信号よりすこし遅延する他の反射信号による
多数の進みゴーストが発生する
【0007】多重路信号の変数、即ち経路が異なる応答
の数、経路が異なる応答の相対的な振幅、そして経路が
異なる応答の異なるものの間の差動遅延時間等は
置により異なる。また、これら変数は、時間によっても
変わる。多重路ひずみの可視効果は、多重映像とチャン
ネルの周波数応答特性のひずみの二つの領域に大別され
る。この二つの効果は受信場所に到達する多重路信号の
中で時間及び振幅変動のため生ずる。
【0008】基準信号に対して多重路信号が相対的に十
分に長く遅延するとき、可視効果はTV表示装置上で相
互に水平に移動される同一映像に対する多数のコピー映
像によって観察される。このような、コピー映像につい
て説明する。コピー映像は、“マイクロゴースト(mi
croghost)と区別するために、ときには“マク
ロゴースト(macroghost)と称する。
【0009】直信号が優勢し受信機がその直信号に同期
する通常の場合にはゴースト映像は可変位置、強度及び
極性で右側に移動される。これは後方ゴースト(tra
iling ghost)、あるいはポストゴースト
(post−ghost)と知られている。受信機が反
射信号に同期するまれな場合においては一つ以上のゴー
スト映像が基準映像の左側に移動し、これは進みゴース
ト(leading ghost)、あるいはプリゴー
スト(pre−ghost)と知られている。
【0010】基準信号に対して相対的に短く遅延する多
重路信号は優勢な映像の分離して識別可能なコピー映像
を発生させないが、チャンネルの周波数応答特性上のひ
ずみをもたらす。このとき、可視効果は映像の増加、あ
るいは減少した尖った形態に観察され、ある場合には若
干の映像情報の損失ももたらす。これら短い遅延、近く
あるいは隣接したゴーストはアンテナ引込、あるいはC
ATV引込ケーブルのような終端されず、あるいは終端
し違えた無線周波数伝送ラインによって一般的に発生さ
れる。CATV環境においては、可変の長さが不適切に
終端された幾つの引込ケーブルによる反射のため発生す
る多数の近接ゴーストがある。このような多数の近接ゴ
ーストは“マイクロゴースト(microghos
t)”と称される。
【0011】長い多重路効果、即ちマクロゴーストは典
型的に消去構成によって減少する。短い多重路効果、即
ちマイクロゴーストは波形等化、一般的には映像周波数
応答のピーキング及び/あるいはグループ遅延補償によ
て減少する。伝送されるTV信号の特性は公知の従来
技術なので、少なくとも理論上のゴースト信号検出及び
消去システムにそのような特性を利用することができ
る。それにもかかわらず、多くの問題がこのような接近
を制限する。代りに、例えば現在映像目的に使用してい
ないTV信号局に位置した基準信号を反復的に伝送し、
ゴースト信号の検出のためのこの基準信号をゴースト信
号の抑圧のための配列前に用いることが望ましいことが
知られている
【0012】直帰線消去期間(VBL:vertic
al blanking interval)でのライ
ンが用いられる。そのような信号を、ここではゴースト
消去基準(GCR:ghost canceling
reference)信号と称する。多様な異なるGC
R信号が特許及び他の技術刊行物に記載されている。ベ
ッセルパルスチャープ信号(Bessel pulse
chirp signal)は米国のTV放送で採択
された基準方式として勧告されたGCR信号に使用され
る。ベッセルパルスチャープ信号においてのエネルギー
分布は映像周波数帯域にわたって連続的に広がっている
均等の周波数スペクトルを有する。
【0013】このチャープは一番低い周波数から始ま
り、それから4.1MHzの一番高い周波数まで上向ス
イープする。チャープは選択されたVBIラインの最初
の半分に挿入されるが、各フィールドの19番目のライ
ンが現在望ましい。+30IREペデスタル上のチャー
プは−10から+70IREにスイングし、先立った水
平同期パルスの立下りエッジ後の所定時間で始める。
【0014】チャープ信号は8番目のフィールドサイク
ルで現われるが、1,3,5,7番目のフィールドは正
と定義されるカラーバーストの極性を有し、2,4,
6,8番目のフィールドは負と定義されるカラーバース
トの反対極性を有する。8番目のフィールドサイクルの
1,3,6,8番目のフィールドで現われるチャープ信
号ETPの最初のローブは、+30IREペデスタルか
ら+70IREレベルまで上向スイングする。8番目の
フィールドサイクルの2,4,5,7番目のフィールド
が現われるチャープ信号ETRの最初のローブは、+3
0IREペデスタルから−10IREレベルに下向スイ
ングし、ETPチャープ信号とは相補的である。
【0015】TV受信機においてゴーストを除去するた
めの戦略は、TV信号の停止と同一の多重路ひずみを経
る伝送されるGCR信号による。TV受信機における回
路はひずみのあるGCR信号を検査することができ、ひ
ずみのないGCR信号の従来技術により多重路ひずみを
消去あるいは少なくとも大幅に減少させるための適応フ
ィルタが構成できる。GCR信号はVBI(望ましくは
一つのTVライン以下)であまり長時間を占めてはなら
ないが、受信機の回路が多重路ひずみを分析しひずみを
消去するための補償フィルタの設計を許容するように十
分な情報を含まなければならない。
【0016】GCR信号は、ビデオ検出器から複合映像
信号が通過してゴーストが抑圧される応答を供給するゴ
ースト消去フィルタの調節可能な加重係数を計算するT
V受信機で使用される。このゴースト消去フィルタの加
重係数は調整されゴーストを誘発させる伝送媒体のそれ
とは相補的なフィルタ特性を有する。送信機残留側波帯
振幅変調器、受信媒体、TV受信機の前端と従続接続さ
れたゴースト消去及び等化フィルタを通じたすべての受
信路にわたって実質的に均等の周波数スペクトル応答
(あるいは他の望ましい周波数スペクトル応答)を提供
するため、GCR信号またゴースト消去フィルタと従続
接続された等化フィルタの調整可能な加重係数を計算す
るのに使用可能である。
【0017】IEEE Transactions o
n Consumer Electronics,vo
l.CE−25,2/79の第9頁〜第43頁のW.C
iciora等による“A Tutorial on
Ghost Canceling in Televi
sion Receivers”においては、GCR信
号が適切に(sin x)/x波形を示すことができる
のを開示している。適当にウィンドーされたそのような
波形は関心の周波数帯域に対して相対的に一定なスペク
トルエネルギーを示す。すると、ゴースト位置が決定可
能であるので、フィルタは長い多重路効果を減少する
ゴースト信号消去及び短い多重路効果を減少する波形の
等化を行う
【0018】“GHOST CANCELLING C
IRCUIT”という名称でTanaka等により19
90年1月30日に特許発行された米国特許番号第4,
897,725号には次のような内容が開示されてい
る。実質的に提案されたBTA(日本)GCR信号で、
主な基準あるいはゴースト抑圧信号として(sin
x)/x波形を用いる伝送された基準信号、即ちGCR
信号が使用される。ゴーストとともに受信されるとき、
この(sin x)/x波形はフーリエ変換されてフー
リエ係数の集合を提供する
【0019】限インパルス応答(IIR;infin
ite−impulse−response)ゴースト
抑圧フィルタ及び有限インパルス応答(FIR;fin
ite−impulse−response)波形等化
フィルタに対するタップ利得情報であるゴースト抑圧フ
ィルタ変数を計算、ゴーストのあるGCR信号のフー
リエ変換は損なわれないGCRの利用可能なフーリエ変
換によって処理される。
【0020】“GHOST CANCELLING R
EFERENCE SIGNALTRANSMISSI
ON/RECEPTION SYSTEM”という名称
でKobo等により1990年1月23日に特許発行さ
れた米国特許番号第4,896,213号には、信号受
信路で発生されるグループ遅延ひずみ及び周波数対振幅
特性ひずみによって生ずるゴースト成分を減少、あるい
は除去させるためのゴースト消去装置を内蔵したシステ
ムが開示されている。フレーム同期信号、クロック同期
信号、及びデータ信号で構成されたディジタル信号がそ
のVBI走査線の間に発生され、伝送されるTV信号と
重畳される。受信端で、このディジタル信号は周知のゴ
ーストのないGCR信号に相関させる配列でゴーストの
あるGCR信号として用いられてゴースト現象を減少す
る映像信号の適応フィルタリングを制御する。
【0021】“ADAPTIVE TELEVISIO
N GHOST CANSELLATION SYST
EM INCLUDING FILTER CIRCU
ITARY WITH NON−INTEGER SA
MPLE DELEY”という名称のChao等により
1989年9月5日に特許発行された米国特許番号第
4,864,403号においては、補間技術を利用した
IIRゴースト抑圧フィルタの使用を開示している。
【0022】“METHOD AND APPARAT
US FOR COMMUNICATION CHAN
NEL IDENTIFICATION AND SI
GNAL RESTORATION”という名称でKo
oにより1991年9月10日に特許発行された米国特
許番号第4,864,403号には、TV受信機におけ
るゴースト抑圧フィルタ変数を計算するための方法と装
置が開示されている。
【0023】“AUTOMATIC WAVEFORM
EQUALIZING SYSTEM FOR TE
LEVISION RECEIVER”という名称でS
himano等により1977年8月23日に特許発行
された米国特許番号第4,044,381号には、マイ
クロゴーストを抑圧させるのに使用可能な波形等化器フ
ィルタが開示されている。
【0024】“METHOD OF DETECTIN
G SIGNAL WAVEFORM DISTURB
ANCE IN RECEIVED TELEVISI
ONSIGNAL”という名称でMatsura等によ
り1991年7月16日に特許発行された米国特許番号
第5,032,916号には、さらに長く遅延するマク
ロゴーストを抑圧するため逆位相GCR信号と同位相の
異なる基準信号を含むVBI間隔の対方法(pairw
ise)の組合せが開示されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】公知のゴースト消去構
成は消去手続き上に大変依存しているので、受信された
TV信号でGCR信号の時間軸安定性はGCR信号を分
析することによってゴースト消去及び等化フィルタに対
する加重を決定する手続きのため重要である。異なって
遅延する映像信号の加重された加算(summatio
n)を用いたゴースト消去手続きの理論的な有効性はゴ
ーストのある信号を誘発した異なる遅延と同一の信号に
依存する。もし、走査線の長さが映像信号の異なる部分
の間よりGCR信号を受信する間異なると、多様に遅延
するGCR信号の加重合によりゴーストのないGCR信
号を発生させるために決定される加重は多様に遅延する
映像信号の加重合による異なる時間でのゴーストのない
映像を発生させるのに適しない。表示装置及びゴースト
消去回路を備えたTV受信機において、検出された映像
信号の時間軸安定性の問題は空中電波信号を受信すると
き、あるいは有線放送、あるいは共同受信方式によって
中継される信号を受信するときの問題ではない。
【0026】しかし、表示装置及びゴースト消去回路を
備えたTV受信機は、ゴーストを含んだTV信号を録画
してきている家庭用ビデオカセットレコーダ(VCR)
から受信機が無線周波数(r−f)信号(あるいは複合
映像信号)を受信するとき満足にゴースト消去手続きを
遂行しないであろう。家庭用VCRは垂直帰線期間前に
短く発生するヘッドスイッチングを有する電磁テープの
ヘリカル走査を使用する。ところで、録画再生時に電磁
テープから再生される映像信号で時間軸の不安定があ
り、実際の環境の下でこの時間軸の不安定性は不幸にも
垂直帰線期間にわたって頻繁に持続され、ある程度は映
像信号の始めの幾つの有効ラインで時間軸不安定がある
ので、その有効ラインはTV受信機の表示装置上の映像
の最上部を発生させるのに使用される。垂直帰線消去期
間の間に一つの走査線に発生するGCR信号の評価に応
答してTV受信機でマイクロコンピュータによって計算
される加重係数は、有効映像の走査線がGCR信号が発
生する走査線と同一の実際の持続時間を有していないの
で、同一フィールドあるいは後続フィールドの次の走査
線で有効映像信号に対して合わないであろう。GCR信
号が含まれているVBI走査線であってもフィールドに
より異なる持続時間をもつことができる。
【0027】優れた時間軸安定性は伴う水平同期パル
ス、フロントポーチ、カラーバーストを含むバックポー
チ及び+30IRE GCR信号のペデスタル成分から
GCR信号成分を分離するため幾つのフィールドの19
番目の走査線が線形的に結合されるようにした後、差動
的に遅延する本発明を遂行することにおいて重要であ
る。これら伴う成分は19番目の走査線がディジタル変
換され一時ディジタルメモリを使用して差動的に遅延す
ることを容易にするとき、この走査線のサンプルのタイ
ミング上の誤りがあればよく補償されないであろう。家
庭用VCRは、一般的にこのような式でGCR信号を分
離するための必須の時間軸安定性を提供しない。米国特
許出願番号07/955,016には、家庭用VCRに
含まれたTV受信機の前端のビデオ検出器の後にゴース
ト消去回路を含ませることによってこの問題を解決する
ことが開示されている。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明、ゴーストを伴
うとともに、垂直帰線消去区間の各フィールドのL番目
のラインにM(Mは1以上の整数)個設けられたサイク
ルのうちの少なくとも一つのサイクルにゴースト消去基
準信号が含まれる第1複合映像信号が入力され、該第1
複合映像信号をフィルタプログラミング信号に応じてフ
ィルタリングし、第2複合映像信号を生成するフィルタ
回路と、コンピュータメモリにゴーストのないゴースト
消去基準信号が貯蔵され、前記第1複合映像信号の含ま
れる前記ゴースト消去基準信号と前記コンピュータメモ
リに貯蔵されたゴースト消去基準信号とを比較し、該比
較結果に応じて前記フィルタ回路が、前記ゴーストが実
質的に減少する応答になる前記フィルタプログラミング
信号を計算し、前記フィルタ回路に供給するフィルタ係
数コンピュータと、前記第1及び第2複合映像信号のう
ちいずれか一方から水平同期パルスを分離する水平同期
分離器と、前記第1及び第2複合映像信号のうちいずれ
か一方から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離器
と、前記垂直同期分離器で分離された前記垂直同期パル
スに応じてリセットされ、前記水平同期分離器で分離さ
れた前記水平同期パルスをカウントする走査線カウンタ
と、前記走査線カウンタのカウント値に応じて前記第2
複合映像信号のL番目の走査線を分離するライン分離器
と、前記垂直同期分離器で分離された前記垂直同期パル
スをカウントし、フィールドカウントモジュール数MN
(Nは正の整数)を検出するフィールドカウンタと、前
記フィールドカウンタにより検出された前記フィールド
カウントモジュール数MNを前記ゴースト消去基準信号
のサイクルに同期させる同期手段と、当画素毎の前記ゴ
ースト消去基準信号の平均を、前記同期手段により同期
された前記Lラインの走査線の前記カウンタモジュール
数MN(Nは正の整数)毎にとり、前記フィルタ係数コ
ンピュータに供給する時間フィルタとを有することを特
徴とする。
【0029】本発明によれば、時間フィルタにより連続
する幾つのフィールドで所定の垂直帰線消去区間の水平
走査線から選択されるGCR信号を積極的に結合させ、
これらGCR信号が元に重畳されたペデスタルを消極的
に結合させて、これに伴うペデスタルがない雑音減少し
たGCR信号復する。本発明の実施例において、時
フィルタは所定の垂直帰線消去期間水平走査線(及び隣
接したライン)で水平同期パルス、カラーバースト及び
他の成分を消極的に結合させ、ベッセルチャープをウィ
ンドーする必要性を減少させることができ、GCR信号
のゴーストが検出されることができる時間範囲を拡大さ
せることができる
【0030】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付の図面
を参照して詳細に説明する。図2,図3及び図5におい
て括弧で表すのは本発明による実施例の変形である他の
実施例を示すものである。本明細書における、“TV受
像機”とは、キネスコープ、キネスコープ用電源供給
器、キネスコープ用偏向回路、キネスコープを駆動する
ために複合映像信号をエラー信号に変換させるものと関
連したTV受信機の一部、スピーカ、ステレオ音検出器
あるいは音声増幅回路を含むTV受信機の前端を意味す
る。既存のビデオカセットレコーダ(VCR)は本明細
書及び図面で“TVモニター”と呼ばれる品目を伴わな
いTV受信機の前端を含む。
【0031】また、“コンボ(combo)”と呼ばれ
る単一装置に結合されたVCR及びTV受像機におい
て、もし一つのチャンネル上に受信されたプログラムを
録画し、かつ異なるチャンネル上で受信されるプログラ
ムを表示しようとすると、まずその一つとして録画する
ことができるビデオテープ機器用、また一つは映像を表
示できるTV受信機用として二つのTV受信機の前端が
なければならない。
【0032】また、上記引用された米国特許出願番号0
7/955,016は、例えば、一つのマイクロコンピ
ュータがゴースト消去回路セットに対するフィルタリン
グ変数を計算することに使用ることができるが、これ
らTV受信機の前端の各々のビデオ検出器の後にゴース
ト消去回路の各セットを含むことが望ましい。ラスタ走
査は空間及び時間で3次元領域を形成する連続する映像
フィールドの2次元空間領域を映像信号の一次元時間領
域にマッピングする。TV技術者は映像信号の種々のサ
ンプル値を結合させるフィルタ網として、時間と空間の
3次元領域でそのような結合の結果を暗示する。
【0033】そこで、映像フィールドの走査線に沿って
配列される画素を描写する映像信号のサンプル値を結合
するフィルタ網は“水平空間フィルタ”と呼ばれる。走
査線区間によって時間で分離される映像信号のサンプル
値を結合させ、そのサンプルが映像フィールドの走査線
に横に配列される画素を描写するフィルタ網は“垂直空
間フィルタ”と呼ばれる。走査線区間によって時間で分
離される映像信号のサンプル値を結合させ、そのサンプ
ルが連続する映像フィールドあるいはフレームで同一位
置上に示す画素を描写するフィルタ網は空間次元よりは
時間次元で動作するフィルタである“時間フィルタ”と
称する。
【0034】時間フィルタは空間でただ一つの位置に
対してのみ画素を結合させるが、空間で幾つの位置の各
々に対する多数のフレームから対応して位置した画素を
共通に結合させる。即ち、ライン平均フィルタで該当位
置にある画素は走査線に沿って位置の各々に対して平均
が算出される。本明細書及び請求範囲で“時間フィル
タ”として使用されるこの用語は、連続するフィールド
から選択されるGCR信号を有する各走査線の該当画素
を結合させるためのフィルタを含む。例えば、平均が実
際値を基準として行われるのではなく、チャープの基準
極性に訂正した後に行われる場合も、この特別な形態の
時間フィルタ本明細書及び請求範囲で“GCR信号
平均フィルタ”と称する。
【0035】映像信号の一つの走査線で画素位置に該当
する多数のサンプルを一時的に貯蔵するメモリは、たと
えそのような貯蔵が事実上画素単位で幾つのラインを蓄
積させる蓄積部に含まれる。本明細書においては“一時
1−走査線貯蔵部”と称する。同様に、映像信号の2本
の連続する走査線で画素位置に該当する多数のサンプル
を一時的に貯蔵するメモリは、とえそのような貯蔵が
事実上幾つの対の連続するラインを画素別に蓄積する蓄
積器に含まれても、本明細書においては“一時2−走査
線貯蔵部”と称する。
【0036】単一に配列されたメモリ内にある幾つの一
時1−走査線貯蔵部、あるいは2−走査線貯蔵部は、勿
論本明細書及び添付の図面に示されている本発明の範囲
内にある。図1を参照すると、TV受信機の前端20は
それによって受信される無線周波数TV信号に応答して
音声信号と複合映像信号を装置10に供給し、この装置
10は録画するためこれら信号を受信するTVモニタ、
あるいはビデオテープ機器などがある。録画可能なビデ
オテープ機器は、VHS、超VHSあるいはベータマッ
クス方式のビデオカセットレコーダ(VCR)、あるい
は他の例として、このビデオテープ機器は“VIDEO
SIGNAL RECORDING SYSTEM
ENABLING LIMITED BANDWIDT
H RECORDING AND PLAYBACK”
という名称でC.H.Strolleらにより1992
年5月12日に特許発行された米国特許第5,113,
262に開示されている形態の向上したVHS録画機が
ある。
【0037】無線周波数TV信号は無線によって電波さ
れることができ、例えば図示のようにTV受信機の前端
20に印加される空中TVアンテナ30によって捕捉さ
れることができる。また、無線周波数TV信号は共同受
信、あるいは他のTVケーブルサービスにより有線にて
提供されることができる。TV受信機の前端20はビデ
オ映像を表示するTVモニタ、又は録画できるビデオテ
ープ機器の二つの中で一つに結合して正常的に使用され
る既存のTV受信機の一部を含む。一般に、このTV受
信機の一部は無線周波数増幅器、周波数逓降変換機ある
いは“第1検出器”、少なくとも一つの中間周波数増幅
器、ビデオ検出器あるいは“第2検出器”及び(時々、
インタキャリア形態の)音声復調器を備える。また、T
V受信機の前端20は水平同期パルス及び垂直同期パル
スに対する分離回路をさらに備える。
【0038】TV受信機の前端20にある音声復調器か
らの音声信号は周波数逓降変換機により中間周波数にヘ
テロダインされる周波数変調された音声搬送波から復調
される。復調される前に周波数変調された音声搬送波は
その内部の振幅変動を除去させるように制限され、捕捉
現象は音声復調器からの音声信号でゴーストへの応答を
抑圧させる。したがって、TV受信機の前端20の音声
復調器からの音声信号は直接装置10に供給され、従来
の方式で使用される。
【0039】TV受信機の前端20のビデオ検出器から
の複合映像信号は隋伴するゴーストを除去あるいは抑圧
するゴースト抑圧回路40に印加される。公知の形態中
の一つであるこのゴースト抑圧回路40は適応フィルタ
回路とその適応フィルタ回路に対するフィルタ変数を計
算するためのコンピュータを備える。結果的に、得られ
るゴーストの抑圧された複合映像信号がゴースト抑圧回
路40から装置10に印加され、従来の方式で使用され
る。GCR信号分離器(あるいはGCR信号捕捉回路)
45はGCR信号と、TV受信機の前端20にあるビデ
オ検出器の複合映像信号から伴うゴーストのある複製物
を選択する。GCR信号分離器45はそれが分離させる
ゴーストのあるGCR信号をゴースト抑圧回路40にあ
るコンピュータに供給し、コンピュータでゴーストのあ
るGCR信号はゴースト抑圧回路40の適応フィルタ回
路に対するフィルタ変数を計算する基準であって、ゴー
ストのないGCR信号に関する従来技術と相関する。本
発明においてGCR信号分離器45は多数の連続するフ
ィールドでGCR信号から抽出されるベッセルチャープ
を画素単位で平均を算出するGCR信号捕捉回路の形態
を取る。ETPチャープを含むGCR信号はGCR信号
の第1集合を形成し、ETRチャープを含むGCR信号
はGCR信号の第2集合を形成する。
【0040】急変する多重路状態は一台以上の航空機が
TV受信機アンテナ30の上に飛び、例えば常に“航空
機振動(aircraft flutter)と呼ばれ
る速く変わる選択的なフェージングを発生させる時のよ
うに時々発生する。ゴースト抑圧回路40内のフィルタ
係数コンピュータは一般的にフィールド時間内に更新さ
れたフィルタ係数を計算するのに十分な速度を有する。
しかし、多重路状態は航空機振動がある間には急激に変
わることができるので、フィールドの19番目のライン
から選択された一つのゴーストのあるGCR信号から今
計算されたその更新されたフィルタ変数はそのようなフ
ィルタ変数の計算が完了すれば、フィールドでの以後の
時間にはそれ以上適切でなくなる。
【0041】本発明によると、雑音の減少したGCR信
号が幾つの連続するフィールドからのGCR信号の平均
を取って発生されるとき、更新されたフィルタ変数の計
算は急激に変わる多重路状態を追跡し難くなる。したが
って、急激に変わる多重路状態を経て安定した多重路状
態が再び設定された後、ゴースト抑圧回路40に対する
フィルタ変数を決定することが現在としては一番合理的
である。
【0042】TV放送機が映像信号の異なる信号源から
異なる時間で始まるTV信号を伝送するという事実を考
慮する必要がある。このように、ときには不連続性がT
V信号のフィールドレートで生じ、二つの連続するGC
R信号は一つのフィールド以上、あるいは以下となるこ
とができる。19番目の走査線の平均はそれらペデスタ
ルからGCR信号を分離し雑音を減少可能に、そのよう
な不連続性のない時間区間にわたってのみ適切に進行さ
れる。
【0043】図2に図1のゴースト抑圧回路40が取ら
れる一つの形態を示し、各フィールドの19番目のVB
Iラインに挿入されるベッセルチャープGCR信号をも
っているものへの使用が適する。TV受信機の前端20
から図2のゴースト抑圧回路に供給される複合映像信号
はアナログ/ディジタル変換機(ADC)50によりデ
ィジタル変換される。典型的に、このアナログ/ディジ
タル変換機50はディジタル変換された複合映像信号の
8個の並列ビットサンプルを供給する。ディジタル変換
された複合映像信号は、IIR形態の適応フィルタであ
るポストゴースト消去フィルタ51、FIR形態の適応
フィルタであるプリゴースト消去フィルタ52、及びF
IR形態の適応フィルタである等化フィルタ53が従続
接続されている端に入力信号として印加される。
【0044】従続接続されたフィルタの出力信号はディ
ジタルのゴーストが抑圧された複合映像信号であり、こ
の信号はディジタル/アナログ変換機(DAC)54に
よりアナログのゴーストが抑圧された複合映像信号に変
換される。このアナログのゴーストが抑圧された複合映
像信号は図1の装置10に印加される。ディジタル/ア
ナログ変換機54は装置10がアナログ信号でないディ
ジタル信号を用いる形態なら設計時に予め除去される。
【0045】フィルタ係数コンピュータ55は適応フィ
ルタ51,52及び53の加重係数を計算する。これら
加重係数は2進数であり、フィルタ係数コンピュータ5
5はこれをディジタルフィルタ51,52及び53内の
レジスタに書き込む。IIRフィルタ51でそのレジス
タに貯蔵された加重係数は、被乗数信号として多様に遅
延するフィルタ出力信号を受信するディジタル乗算器に
対する乗算器信号として使用される。ディジタル乗算器
からの出力信号は代数学的にディジタル加算器/減算器
回路に結合され、IIRフィルタ応答を発生させる。類
似に、FIRフィルタ52及び53の各々でそのレジス
タに貯蔵された加重係数は、被乗数信号として多様に遅
延するフィルタ入力信号を受信するディジタル乗算器に
対する乗算器信号として使用される。FIRフィルタ5
2及び53の各々でディジタル乗算器からの出力信号は
代数学的にディジタル加算器/減算器回路で結合され、
FIRフィルタの加重された合の応答特性を発生させ
る。
【0046】空中(off−the−air)受信で発
生するプリゴーストは直信号から6μsだけ移動できる
が、普通2μs以上は移動しない。有線受信での直接空
中受信は30μsだけ有線供給される信号を追い越すこ
とができる。FIRフィルタ52及び53でタップの数
はゴースト抑圧が要求される範囲に依存する。商業的な
制約内でフィルタ原価を維持するため、普通FIRフィ
ルタ52は直信号から6μsだけの移動によってゴース
トを抑圧させる約64個程度のタップを有する。周波数
等化に使用されるFIRフィルタ53はただ32個程度
のタップを有する。FIRフィルタ53は普通は3.6
MHzでロールオフが10dB以下であるが、3.6M
Hzで20dB程ロールオフされることができる帯域内
の映像応答の訂正に必要である。通常、ロールオフは空
中受信でアンテナの誤方位によって生ずる。幾つの設計
においては従続接続されたフィルタ52及び53が約8
0個のタップを有する単一FIRフィルタによって代替
される。
【0047】典型的に、ポストゴーストの範囲は10μ
sまで伸びている副範囲で発生するポストゴーストの約
70%をもち、直信号から40μs変位まで伸びてい
る。全範囲にわたってポストゴーストを抑圧するのに必
要なIIRポストゴースト消去フィルタ51は600タ
ップ程多くの長さをもつことができる。しかし、ポスト
ゴーストは普通は重ねずに離散変位に生ずるので、フィ
ルタ51のこれら多くのタップに対する加重係数は0
か、あるいは0に近い値となる。0以上の大きい加重係
数値を必要とするタップは重ねるゴーストのあるところ
を除いた10以下のグループに一緒に集められる。ハー
ドウェアの経済性の見地からみると、0以上の大きい値
の加重係数が期待されるだけのディジタル乗算器を使用
することが望ましい。したがって、IIRフィルタ51
でタップのある遅延ラインは通常プログラム可能な“バ
ルク(bulk)”遅延素子の散在された約10本のタ
ップ遅延ラインの従続接続に設計されときには“粗い
加重(sparse−weighting)”フィルタ
と名づけたフィルタ51を用いる
【0048】約10本程度のタップ遅延ラインは加重に
対するディジタル乗算器に信号を提供する。これら10
本程度のタップ遅延ラインそれぞれの連続するタップ間
の増加する遅延は単一の画素区間である。それぞれのプ
ログラム可能なバルク遅延素子は2進数で表現される制
御信号に応答して、その連鎖形成が制御可能な多様な長
さの遅延ラインで構成される。そのような粗い加重フィ
ルタはプログラム可能な遅延素子の遅延を規定する2進
数のためのレジスタを含み、このレジスタの内容はフィ
ルタ係数コンピュータ55によって制御されるTV受信
機の前端20からのゴーストのあるGCR信号を供給す
る手段を考慮して説明する。水平及び垂直同期パルスは
TV受信機の前端20から受信される。水平同期パルス
は垂直同期パルスにより周期的にリセットされ、“走査
線カウンタ”と呼ばれる9段ディジタルカウンタ56に
よってカウントされ、垂直同期パルスは“フィールドカ
ウンタ”と呼ばれる3段ディジタルカウンタ57によっ
てモジュロ8にカウントされる。これらカウンタ56及
び57は、たとえ図2で複雑性を減少するためにこれら
のカウンタをフィルタ係数コンピュータ55に接続させ
ることが省略されているが、タイミング動作に使用され
るフィルタ係数コンピュータ55に利用可能である。
【0049】デコーダ58は走査線カウンタ56から提
供されるGCR信号を含む各フィールドで走査線に該当
する19である走査線カウントに応答して0番目の入力
信号としてマルチプレクサ59に供給される配線された
0よりは、第1入力信号としてマルチプレクサ59に従
続接続されたフィルタ51,52及び53から出力され
るディジタル変換された複合映像信号にマルチプレクサ
59の出力信号が対応するようにする。
【0050】フィルタ係数コンピュータ55はフィルタ
51,52及び53の動作変数の全般を制御する。した
がって、これら動作変数の調整により、フィールド係数
コンピュータ55はGCR信号がGCR信号分離器によ
って分離されるこれらの従続接続されたフィルタ51,
52及び53での時点で選択できる。このとき、GCR
信号分離器は図2の素子58,59及び図5の素子5
8,101−108で構成される。例えば従続接続され
たフィルタ51−53に印加される入力信号はIIRフ
ィルタ51での反復する経路の加重係数0に設定し、F
IRフィルタ52での中心を定義する単一値1を除外し
たすべての加重係数を0に設定し、FIRフィルタ53
での中心を定義する単一値1を除外したすべての加重係
数を0に設定することによって、コンピュータ55によ
りGCR信号分離器に選択されることができるので、I
IRフィルタ51の出力応答は専らにその入力信号によ
って決定される。
【0051】また、GCR信号が分離される従続接続さ
れたフィルタ51−53での時点の選択を、より直接的
かつ迅速に遂行する回路配列を作ることができる。GC
R信号が分離される従続接続されたフィルタ51−53
での時点で選択されることができるという事実を理解す
るのは重要である。なぜなら、この事実はフィルタ51
−53の可変変数を計算するための手続きの遂行を理解
するのに役立つためであり、これは図4の順序図を参照
して本明細書で次に説明される。
【0052】読出し及び書込みが可能なRAMはゴース
ト抑圧回路の他の実施例で直列メモリに代替されること
ができる図2の一時走査線貯蔵部60を提供する。この
一時走査線貯蔵部は19番目のVBI走査線の間に発生
する他の情報からベッセルチャープ情報を分離する時間
フィルタリング動作において、8個の連続するフィール
ドに対する画素単位で19番目のVBI走査線のGCR
信号を蓄積する配列に接続される。図2の回路におい
て、素子59−69は19番目のVBI走査線からベッ
セルチャープを分離させるため単純にゲーティングを使
用することと比較されるもので、向上した信号対雑音比
を提供するため19番目のVBI走査線の間発生するベ
ッセルチャープ情報を相関させるこの時間フィルタリン
グ動作を遂行するGCR信号の平均フィルタを形成す
る。8個のGCR信号の該当画素が8番目のフィールド
順序の8番目及び最後のフィールドであるフィールド0
00の19番目のラインの間に蓄積されるとき、分離さ
れたベッセルチャープ情報は19番目の次及び走査線貯
蔵部60がクリアされる前のフィールド000の任意の
ラインの間直列に一つずつの画素でフィルタ係数コンピ
ュータ55のレジスタに貯蔵される。図2で走査線貯蔵
部60は8個のフィールド順序の最後のフィールドの最
後ラインの間にデータが消去されるが、この消去は分離
されたベッセルチャープ情報がフィルタ係数コンピュー
タ55のレジスタに書き込まれた後にフィールド000
の任意のラインの間に発生できる。走査線貯蔵部60か
らコンピュータ55への蓄積されたデータの伝送とライ
ン貯蔵部60から蓄積されたデータの後続する消去も、
フィールド001の一番目から18番目の走査線の任意
の二つの走査線の間に発生されることができる。
【0053】特に、一時走査線貯蔵部60はアナログ/
ディジタル変換機50から従続接続されたフィルタ51
−53を通じて供給されるディジタル変換された複合映
像信号の8ビット並列サンプルの8本のラインを符号を
基準として蓄積するためのものとすれば、16ビット並
列サンプルの総ての走査線か貯蔵できる。符号のある算
術は2の補数算術が望ましい。GCR信号に対する符号
のある蓄積部として一時走査線貯蔵部60を動作させる
ための配列の部分的遂行において、ディジタル加算器/
減算器61は16ビットの並列出力信号を書込み入力信
号として一時走査線貯蔵部60に提供する。ディジタル
加算器/減算器61はその第1入力として、マルチプレ
クサ62の0番目の入力信号として受信される一時走査
線貯蔵部60からの出力に常に対応するマルチプレクサ
62の出力信号を受信する。ディジタル加算器/減算器
61は第2入力信号としてマルチプレクサ59の8ビッ
トの並列出力信号を符号ビット拡張として8個の配線さ
れた“0”とともに受信する。
【0054】デコーダ69は1,3,6又は0(即ち、
8)であるモジュロ8フィールドカウントを解読して、
ディジタル加算器/減算器61がその入力信号を加算す
るようにする論理“0”をディジタル加算器/減算器6
1に供給する。また、デコーダ69は2,4,5あるい
は7であるモジュロ8フィールドカウントを解読して
(マルチプレクサ62から供給される)第1入力信号か
ら(マルチプレクサ59から供給される)第2入力信号
を減算する論理“1”をディジタル加算器/減算器61
に提供する。この配列は次の関数を一時走査線貯蔵部6
0に蓄積する。
【0055】 (フィールド001ライン19)−(フィールド010ライン19) +(フィールド011ライン19)−(フィールド100ライン19) −(フィールド101ライン19)+(フィールド110ライン19) −(フィールド111ライン19)+(フィールド000ライン19) 8個フィールドの各順序の8番目のフィールドの最後の
ラインの間、マルチプレクサ62への常に“0”である
制御信号は“1”を発生させる。この“1”はマルチプ
レクサ62により配設0の並列の16ビットで構成され
た算術0であるその第1入力に対応する出力信号が供給
されるようにする。これは一時走査線貯蔵部60で蓄積
結果のリセッティングが算術0になるようにする。図2
にはマルチプレクサ62の制御信号が2−入力ANDゲ
ート63によって発生されることが示されている。デコ
ーダ64は現在フィールドの最後のラインに該当する走
査線カウンタ56からのカウントを解読してANDゲー
ト63への入力信号の中の一つを発生させる。デコーダ
65はカウンタ57からモジュロ8フィールドカウント
を解読してANDゲート63への入力信号の中の他の一
つを発生させる。8個フィールドの各順序の8番目のフ
ィールドはフィールドカウンタ57から000モジュロ
8カウントを出力する。ANDゲート63への二つの入
力信号は8個フィールドの各順序の8番目のフィールド
の最後のラインの間にのみ“1”であり、そのラインの
間ANDゲート63はマルチプレクサ62の制御入力と
して“1”を供給して一時走査線貯蔵部60に貯蔵され
た蓄積結果が算出0にリセットされるようにする。
【0056】2−入力ANDゲート66は一時走査線貯
蔵部60に貯蔵された蓄積結果がコンピュータ55の内
部メモリ内のゴーストのあるベッセルチャープレジスタ
に伝送可能のとき、フィルタ係数コンピュータ55に
“1”を供給する。デコーダ65の出力信号はANDゲ
ート66への入力信号の中の一つとなり、8個フィール
ドの各順序の8番目のフィールドの間にのみ“1”であ
る。2−入力NORゲート67はANDゲート66の入
力信号の中で残りの一つを発生させる。また、NORゲ
ート67は走査線カウンタ56からのカウントでフィー
ルドの最後のラインを検出するデコーダ64の出力信号
及び走査線カウンタ56のカウントから発生する垂直帰
線消去期間を検出するデコーダ68の出力信号に応答す
る。したがって、NORゲート67の出力信号は垂直帰
線消去期間あるいはフィールドの最後のラインの間を除
いては“1”である。それで、一時走査線貯蔵部60に
貯蔵されている蓄積結果は最後のラインあるいは垂直帰
線消去期間を除いた8個フィールドの各順序の8番目の
フィールドの間の任意の時間にコンピュータ55の内部
メモリに伝送できる。
【0057】アナログ/ディジタル変換機50によるタ
イミング画素サンプリングに対するクロック及び一時走
査線貯蔵部60のアドレッシングを説明する。自動周波
数及び位相制御(AFPC)機能を有する発振器70は
元のクロック信号としてカラー副搬送波周波数の二番目
の調波で正弦波振動を発生させる。0交差検出器71は
正弦波振動の平均軸の交差点を検出して、カラー副搬送
波周波数の4倍のレートでパルスを発生させる。これら
パルスはアナログ/ディジタル変換機50によってディ
ジタル化された複合映像信号のサンプリングを調整し、
もし一時走査線貯蔵部60が直列メモリであればそこで
データ進行を調節するであろう。図2のゴースト抑圧回
路で一時走査線貯蔵部60はその貯蔵位置の各々がアド
レッシングされるとき読み出し、その次の書込み動作の
ため配列されるRAMである。その貯蔵位置のアドレス
は0クロッシング検出器71からのパルスをカウントす
る“画素カウンタ”と名づけた10段ディジタルカウン
タ72から供給される画素のカウントにより繰り返し走
査される。これら同一アドレスはフィルタ係数コンピュ
ータ55に供給され、分離されたGCR信号が一時走査
線貯蔵部60からコンピュータ55に伝送されるとき、
その内部のライン貯蔵レジスタをアドレッシングするこ
とに使用される。
【0058】一般的に、もしカラーバースト信号が存在
すると、それは複合映像信号で一番安定した周波数基準
となり、発振器70のAFPCに対する望ましい基準信
号となる。画素カウンタ72の第2段の端からの過度信
号は恐らく3.58MHz矩形波であり、その振動の周
波数と位相の制御のため画素カウンタ72に選択的に印
加されるAFPC信号マルチプレクサ74にエラー信号
を発生させるため、分離されたバースト信号との比較を
する第1AFPC検出器73の帰還信号として印加され
る。バーストゲート75はバーストゲート制御信号発生
器76からのパルスに応答して、第1AFPC検出器7
3に供給されるカラーバースト信号をTV受信機の前端
20から供給されるアナログ複合映像信号から分離す
る。TV受信機の前端20からの水平同期パルスはバー
ストゲート制御信号発生器76に印加され、その立下り
エッジは発生器76がカラーバースト区間の間に発生さ
せるパルスを調節するのに使用される。従続接続された
非安定フリップフロップあるいは“ワンショット”がこ
れらパルスを発生させるために通常に用いられる。
【0059】デコーダ68は走査線カウンタ56が提供
し、各フィールドでVBIラインに対応する走査線カウ
ントに応答して阻止信号を発生させる。この阻止信号は
バーストゲート制御信号発生器76に印加され、その発
生するパルスを抑制させてバーストゲート75はカラー
バーストをもつことができるフィールドの間にバックポ
ーチ区間のみを選択する。
【0060】他の実施例においてはバーストゲート制御
信号発生器76は垂直帰線消去期間の間にバーストゲー
トパルスを発生させることが阻止されず、第1AFPC
検出器の時定数は図2の回路よりさらに長く形成され
る。バーストゲート75からバーストが出力されると
き、“カラーバースト存在検出器”と名づけた振幅検出
器77はバーストを検出して“1”をマルチプレクサ7
4に提供する
【0061】FPC信号マルチプレクサ74は第1A
FPC検出器73からの出力信号を制御発振器70に第
1エラー信号として出力する。したがって、制御発振器
70は前記第1エラー信号をAFPC信号として活用し
て動作する。雑音に対する免疫の観点から、振幅検出器
77は同期検出段、しきい値検出器、及び短パルス除去
器が続く構成が望ましい。
【0062】画素カウンタ72の配列は検出器73及び
77の同期検出部に印加されるように相互に直角位相関
係にある3.58MHz矩形波対を提供するために作ら
れることができる。相互に直角位相関係にある矩形波を
提供するためのカウンタの配列はTV回路設計者には親
密であり、よくTVステレオ音デコーダに使用される。
短パルス除去器はレーダーから知られており、普通差動
的に遅延する入力信号をANDゲーティングさせる回路
を使用して設計されて、それによって出力信号を発生す
る。
【0063】伴うカラーバーストのない黒白TV信号が
受信されるとき、発振器70のAFPCに対する基準信
号はTV受信機の前端20からAFPC回路に供給され
る分離された水平同期パルスを有しなければならない。
カラーバースト存在検出器77はTV受信機の前端20
から供給される複合映像信号がカラーバーストを持たな
いとき“0”を提供して、AFPC信号マルチプレクサ
74がAFPC信号として第2AFPC検出器78から
の出力信号を選択して制御される発振器70に提供する
ようにする。同期デコーダ79は理論上エッジのような
水平同期パルス、あるいは所定の区間の発生に該当する
画素カウンタ72のカウントに“1”に応答する。
【0064】同期デコーダ79の出力信号は帰還信号で
あって第2AFPC検出器78に供給され、この第2A
FPC検出器はその帰還パルスをTV受信機の前端20
の水平同期分離器から供給される水平同期パルスから取
られた入力基準信号と比較し、AFPC信号マルチプレ
クサ74によって制御された発振器70に選択的に印加
される第2エラー信号をAFPC信号として発生させ
る。このAFPC配列をTV技術者は“ライン同期信号
(line−locked−clock)”と呼ぶ。
【0065】ベッセルチャープが19番目の走査線から
分離される蓄積手続きが水平同期パルス、フロントポー
チ、カラーバーストを含むバックポーチ及び+30IR
Eペデスタルを適応的に抑圧するために制御された発振
器70の振動の安定性は、19番目の走査線が一時走査
線貯蔵部60に蓄積するため取られるフィールド数にわ
たって必要である。振動周波数の水晶制御は実質的に必
要であり、AFPCの自動位相制御(APC)の側面は
非常に長い時定数、即ち幾つのフィールドの長さを有す
るAFPCの自動周波数制御(AFC)を有し優勢でな
ければならない。
【0066】カウンタ56、57及び72をリセッティ
ングさせる回路は過度な複雑性を避けるために図2に省
略されている。走査線カウンタ56はTV受信機の前端
20にいる垂直同期分離器から供給される垂直同期パル
スの立上りエッジによって簡単にリセットされることが
できる。画素カウンタ72からの画素カウントはTV受
信機の前端20のビデオ検出器から供給される複合映像
信号からの走査線により、それを再同期させるために必
要なときリセットされる。TV受信機の前端20の水平
同期分離器から供給される水平同期パルスの立上り及び
立下りエッジは適定レベル比較器が続く微分器を使用し
て検出される。立上りエッジの検出器結果は現在画素カ
ウントをもって一時貯蔵レジスタのローディングを命令
するのに使用される。画素カウントはウィンドー比較器
に印加され、それが期待範囲内にあるか否かを決定し、
もしそうでないとエラー表示を発生させる。画素カウン
タ72のカウントは立下りエッジの検出器の結果に応答
して“0”に条件付でリセットされる。リセットに対す
る条件は画素カウントエラーの単一表示になることがで
きる。しかし、よりよい雑音免疫は連続するエラーの所
定の数が画素カウントが訂正される前にカウントされな
ければならないように構成された上向/下向周波数変換
機でのエラーをカウントすることによって得られる。
【0067】図3にはモジュロ8フィールドカウンタ5
7をリセッティングするための回路を示しており、その
カウントは4個のフィールドにより正しく位相が合わせ
られるとか、誤位相が合わせられる。一時走査線貯蔵部
31は画素カウンタ72から供給される画素カウントに
よってアドレッシングされるRAMで示されている。ラ
イン貯蔵部31は読出し及び書込み動作のために配列さ
れる。各フィールドの19番目の走査線の間にのみデコ
ーダ58によって出力される論理“1”がマルチプレク
サ310に提供され、アナログ/ディジタル変換機50
から供給されるディジタル化された19番目の走査線サ
ンプルを有する一時走査線貯蔵部31の更新を調節す
る。他の走査線の間にデコーダ58によって出力される
論理“0”はマルチプレクサ310が再び書込みのため
に一時走査線貯蔵部31から読み出されたデータを印加
するようにする。
【0068】一時走査線貯蔵部31は0交差検出器71
からの出力信号によってクロックされる画素ラッチ32
及び33が提供される。画素ラッチ32及び33は一時
走査線貯蔵部31に書き込まれた最後の画素及び一時走
査線貯蔵部31から読み出された最後の画素をそれぞれ
一時的に貯蔵することに使用され、そのようなサンプル
が時間内にディジタル減算器34の各減数及び被減数入
力信号になるように合わせる。減算器34からの差信号
の画素サンプルは19番目の走査線の間を除外し、すべ
て0の値を有する。減算器34からの差信号は絶対値回
路35に供給される。この絶対値回路は第1入力として
差信号の符号ビットを受信し、選択的に相補する差信号
の各々また他のビットを受信する2−入力排他的ORゲ
トをえ、差信号の符号ビットを差信号の選択的に相
補する残っているビットと加算して加算出力として差信
号の絶対値を出力するディジタル加算器を更に備える。
【0069】絶対値回路35の出力信号の連続的なサン
プルを処理するため、蓄積部36は蓄積結果の連続的な
値を一時的に貯蔵する出力ラッチ361と、絶対値回路
35の出力信号の連続的なサンプルを蓄積結果に加算し
てその値を増加させるディジタル加算器362と、増加
した蓄積結果をその内容を更新させるための出力ラッチ
361に選択的に供給するマルチプレクサ363とを含
む。マルチプレクサ363はデコーダ58が19の走査
線カウントを供給する走査線カウンタ56を検出しない
とき毎に出力ラッチ361に算術的な0を挿入するため
に配線される。デコーダ364はベッセルチャープ情報
を含むことができる走査線の部分を示すカウンタ72か
らの画素カウントに応答して、ANDゲート365で0
交差検出器71からの出力信号と論理乗される“1”を
提供する。出力ラッチ361はANDゲート365から
受信される“1”にのみ応答して入力データを受信する
ようにクロックされる。
【0070】絶対値回路35から直列に供給される現在
及び以前フィールドの19個のラインの差の絶対値の連
続するサンプルは蓄積部36を使用して蓄積される。蓄
積結果は、もし現在フィールドがフィールド001ある
いはフィールド101でないと認知できる値を有しなけ
ればならない。フィールド000及びフィールド001
の19番目のラインはETP信号を含んでその二つの差
は雑音を除いて0の値になる。フィールド100及びフ
ィールド101の19番目のラインはETR信号を含ん
でその二つの差は雑音を除き0の値になる。蓄積結果が
算術0以上であれば“1”であり、そうでないと”0”
であるしきい値検出器37の出力信号は否定(NOT)
ゲート38により相補的になってANDゲート39の4
個の入力信号の中の一つに供給される。
【0071】デコーダ41はカウンタ57から001あ
るいは101以外のフィールドカウントを検出し、フィ
ールドカウントが誤位相でカウンタ57のリセッティン
グをイネーブルさせることを示す“1”をANDゲート
39に供給する。フィールドの19番目のラインの発生
を検出するデコーダ58の出力信号とカウンタ72から
の画素カウントに応答して走査線の端を検出するデコー
ダ42の出力信号はANDゲート39のまた他の二つの
入力信号になる。
【0072】もし、フィールドカウントが001あるい
は101ではないとANDゲート39は“1”を発生さ
せカウンタ57をTV受信機の前端20によって受信さ
れるTV信号にあるフィールド000あるいはフィール
ド100の19番目のラインの端で001フィールドカ
ウントにリセットさせる。また、カウンタ57は101
にリセットされ、あるいはフィールドカウントの二つの
最下位ビットのみをリセットさせるための用意が可能な
ので、それらを01にリセットさせる。
【0073】図3において、もしフィールドカウンタ5
7によって提供されるモジュロ8フィールドカウントが
正しく位相が合わせられると、代数的な蓄積サイクルで
最後のフィールドであるフィールド000の間に一時走
査線貯蔵部60から得られる蓄積結果は伴う水平同期パ
ルス、フロントポーチ、カラーバーストを含むバックポ
ーチ及び+30IREペデスタルのないETPベッセル
チャープ信号の8倍になるであろう。一方、もしフィー
ルドカウンタ57によって提供されるモジュロ8フィー
ルドカウントが4個のフィールドにより誤位相が合わせ
られると、蓄積サイクルで最後のフィールドであるフィ
ールド000の間に一時走査線貯蔵部60から得られる
蓄積結果は伴う水平同期パルス、フロントポーチ、カラ
ーバーストを含んだバックポーチ及び+30IREペデ
スタルのないETRベッセルチャープ信号の8倍になる
であろう。減少した大きさ方向で配線された3二進位置
移動はフィールド000の間に臨時ライン貯蔵部60か
ら得られる蓄積結果を8で割って、その結果の分はET
PあるいはETR信号としてフィルタ係数コンピュータ
55に提供される。
【0074】その内部のレジスタに貯蔵されたゴースト
のないベッセルチャープ機能ETPあるいはETRに対
する相関を遂行するのによく適応されるフィルタ係数コ
ンピュータ55は、フィールド000の間に一時走査線
貯蔵部60からそれが受信する入力がETP信号か又は
ETR信号か、あるいはETP信号やETR信号に関連
されているかを決定する相関副ステップを遂行するよう
にプログラムされる。
【0075】この手続きはいかなるGCR信号もTV受
信機の前端20によって受信されるTV信号に含まれて
いないときを決定するようにフィルタ係数コンピュータ
55をイネーブルさせる。コンピュータ55はゴースト
抑圧回路の最初のパワーアップで行なわれたようにその
内部のレジスタに貯蔵された所定の“バイパスモード”
加重係数をフィルタ51,52及び53に印加すること
ができる。また他の方法で、コンピュータ55はTV受
信機の前端20によって受信されるTV信号に含まれた
GCR信号に依存しない手段によって供給される受信さ
れたゴーストと関連したデータから進行するフィルタ5
1,52及び53に対する加重係数を計算するように配
列されることもできる。
【0076】図3に示された回路の他の変形として、コ
ンピュータ55に外部の回路が(例えば、捕捉が続く走
査線の間)一時走査線貯蔵部31に貯蔵されたGCR信
号を分析するために提供されてその信号がETPかある
いはETR信号かを決定し、この決定はフィールドカウ
ンタ57に対するリセット状態の最上位ビットがリセッ
トが001フィールドカウンタでなければならない
“0”であるか、あるいはリセットが101フィールド
カウントでなければならない“1”であるかを決定する
ために使用される。一時走査線貯蔵部31の内容は分析
手続きの間にカウンタ72からの画素カウントにより走
査される。
【0077】例示的な分析手続きにおいて、ベッセルチ
ャープの最初のローブに該当する画素カウントの部分が
解読され2個の蓄積部の中で一つによる蓄積をイネーブ
ルさせることに使用される“1”を選択的に発生させ
る。一つの蓄積部はしきい値Tを超過するその大きさ
(絶対値)を蓄積するため、現在GCR信号の符号ビッ
トが“0”になることを必要とする。ベッセルチャープ
の最初のローブに該当する画素カウントの部分が走査さ
れた後、蓄積器内容の大きさはそれぞれの比較器でほぼ
ベッセルチャープの最初のローブの絶対値の整数程であ
るしきい値Tとそれぞれ比較される。もし、蓄積のため
に現在GCR信号の符号ビットが“0”になることを必
要とする蓄積器の内容がベッセルチャープの最初のロー
ブ後にこのしきい値Tを超過すると、その蓄積器と関連
した比較器はフィルタ係数コンピュータ55に他の比較
器からの“0”と共にETP信号の存在を示す“1”を
提供する。逆に、もし蓄積のために現在GCR信号の符
号ビットが“1”になることを必要とする蓄積器の内容
がベッセルチャープの最初のローブ後にこのしきい値T
を超過すると、その蓄積器と関連した比較器はフィルタ
係数コンピュータ55に他の比較器からの“0”と共に
ETR信号の存在を示す“1”を提供する。もし、ベッ
セルチャープの最初ローブ後にこれら蓄積部のうちいず
れか一つの内容がこのしきい値Tを超過しないと、二つ
の関連した比較器はいかなるETPやETR信号もTV
信号に存在しないことを示す“0”をコンピュータ55
に提供する。この構成の改良で、しきい値Tは雑音及び
GCR信号振幅状態に応答して調整される。
【0078】図2のゴースト抑圧回路の変形により次の
ようなものが可能である。即ち、一時走査線貯蔵部60
からフィルタ係数コンピュータ55にあるライン貯蔵レ
ジスタにデータが伝送されているとき、一時走査線貯蔵
部60及びデータが伝送されているライン貯蔵レジスタ
のアドレッシングは画素カウンタ72の代りにコンピュ
ータ55内で発生される。
【0079】デコーダ58あるいはコンピュータ55の
制御下にマルチプレクサがアドレスを一時走査線貯蔵部
60に印加できるので、各フィールドの19番目のライ
ンの間に画素カウンタ72からアドレスを選択し、ある
いはコンピュータ55によって提供されるものからアド
レスを選択する。単一の一時走査線貯蔵部60の代りに
多数の一時走査線貯蔵部が使用されコンピュータ55を
8個のフィールドサイクル上でフィルタ51,52及び
53の係数を更新するようにイネーブルさせる図2のゴ
ースト抑圧回路の他の変形が可能である。
【0080】図2のゴースト抑圧回路のまた他の変形は
8個でない16個の連続するフィールドから19番目の
走査線の一時走査線貯蔵部60への蓄積である。これは
分離されたベッセルチャープ情報をさらに相関させてフ
ィルタ係数コンピュータ55に供給されるとき信号対雑
音比を一層向上させる。図2のゴースト抑圧回路のその
ような変形においては、モジュロ8フィールドカウンタ
57がモジュロ16フィールドカウンタに代替され、デ
コーダ65はモジュロ16フィールドカウンタからのフ
ィールドカウントが0000であるときのみ“1”を発
生させるデコーダに代替される。すると、一時1−走査
線貯蔵部60は配線された4個の2進数位置移動を用い
て16で割ることができる16個の連続するフィールド
からのGCR信号を蓄積して更新されたノイズが減少し
たGCR信号をコンピュータ55に供給する。また、例
えば24個の連続するフィールドからの19番目の走査
線の蓄積はフィルタ係数コンピュータ55に供給される
分離されたベッセルチャープ情報の信号対雑音比で若干
改善されている。
【0081】図2のゴースト抑圧回路のまた他の変形と
して、一時単一走査線貯蔵部60が臨時2−走査線貯蔵
部に代替され、デコーダ58が18番目のあるいは19
番目の走査線の存在を検出するデコーダに代替されて、
2本の連続する走査線に対して“1”を供給して2−走
査線貯蔵部をローディングするマルチプレクサ59を調
節する。デコーダ64は261あるいは262番目の走
査線の存在を検出するデコーダによって代替され、2本
の連続する走査線に対する“1”をANDゲート63に
供給する。
【0082】ANDゲート63はすべてが0ビットであ
るフィールドカウントによって識別される各フィールド
の261あるいは262番目の走査線の間“1”に応答
して、マルチプレクサ62が一時2−走査線貯蔵部から
の内容を空けるようにする。又は、一時単一走査線貯蔵
部60が臨時3−走査線貯蔵部に代替可能であり、デコ
ーダ58は18番目から20番目の走査線の存在を検出
デコーダによって代替されることができ、3−走査線貯
蔵部を周期的に削除させる適切な用意によって一時3−
走査線貯蔵部をローディングするマルチプレクサ59を
制御する。
【0083】これら配列はさらに長く遅延するマクロゴ
ーストを抑制するため、逆位相GCR信号及び同位相の
他の基準信号を含むVBI区間の両方向組合せを容易に
する。ハードウェアを簡単化するための側面において
は、図2のデコーダ64は19番目の次に、しかし26
2番目の走査線の前に一つの走査線あるいは一対の走査
線に対して“1”を提供する幾つのより簡単なデコーダ
の中の一つに代替される。例えば、ラインカウントの8
番の最下位にある“1”を検出するデコーダはANDゲ
ート63の2個の入力信号を供給するためにデコーダ6
5と共に使用されることができる。すると、ANDゲー
ト63はマルチプレクサ62がすべての2進位置で0で
あるフィールドカウントによって識別されるフィールド
で255番目の次の走査線のそれぞれに一時走査線貯蔵
部60の内容を空けるようにする。
【0084】図4にはフィルタ51,52及び53の動
作変数を設定するための手続きのフローチャートを示
し、この手続きはフィルタ係数コンピュータ55によっ
て遂行される。手続きのスタート状態81への開始はT
V受信機で電源がONになるとか、新たなチャンネルが
同調され、あるいは最後のゴースト抑圧手続き以後に所
定時間が経過したときに行われる。すべてのゴースト抑
圧フィルタをリセットする過程82はフィルタ51,5
2及び53でのフィルタ係数をTV受信機の前端が同調
され、チャンネルがアドレスされたメモリに貯蔵される
チャンネルに対して以前に決定された値に設定する。
【0085】また、パワーアップあるいは再同調の間に
フィルタ51,52及び53でのフィルタ係数はゴース
トのない信号と連関した“バイパスモード”に設定され
ることができ、周期的なゴースト抑圧の間なフィルタ係
数の以前値は“リセット”の間保持される。次にデータ
捕捉の過程83が遂行されるが、この過程83はコンピ
ュータ55に対する適切な入力データである分離された
GCR信号を発生させるため、コンピュータ55が完了
する一時走査線貯蔵部60での蓄積を待たなければなら
ないフィールドの数が経過した後に完了する。このデー
タ捕捉の過程83は図4に示されていないが、相関サブ
過程を含んでおり、このサブ過程はフィールド000の
間一時走査線貯蔵部60からコンピュータ55に受信さ
れる入力がETP信号であるか、ETR信号であるか、
あるいはETPやETR信号とは関係がないかを決定す
る。
【0086】その次のチャンネル特性の過程84が遂行
される。コンピュータ55は永久的なメモリに貯蔵され
たゴーストのないGCR信号を受信される複合映像信号
から分離されたゴーストのあるGCR信号と時間領域で
相関させることによって、この過程を遂行する。コンピ
ュータ55に供給されるデータで優勢な応答の時間での
位置が検出され、大変大きなゴースト応答の各々の連続
的にさらに小さいものの時間での各位置がフィルタ51
により抑制されることができるポストゴーストの数及び
フィルタ52によって抑制されることができるプリゴー
ストの数まで検出される。
【0087】コンピュータ55に供給されるデータでの
優勢な応答及び多重路応答の時間でそれぞれの位置が計
算されコンピュータ55の内部メモリに一時的に貯蔵さ
れ、IIRフィルタ51にあるタップ間に散在されたバ
ルク遅延ラインをプログラミングする基準として使用さ
れる。コンピュータ55に供給されるデータにおいての
優勢な応答と多重路応答の相対的な強度が計算されコン
ピュータの内部メモリに一時的に貯蔵されて、IIRフ
ィルタ51のタップとFIRフィルタ52のタップに加
重を割当する基準として使用されるこの過程84は獲得
されたGCR信号の離散フーリエ変形(DFT)を取
り、DFTの項をゴーストのないGCR信号のDFTの
該当項に分けることによってフィルタ係数コンピュータ
55で進行される。
【0088】ここで、後者のDFTは従来技術で公知さ
れており、コンピュータ55の内部メモリに貯蔵され
る。項を項で割る過程はコンピュータ55の内部メモリ
に一時的に貯蔵される受信チャンネルのDFTを発生さ
せる。過程84の一部として、受信チャンネルのDFT
項を優勢な映像でのエネルギーに定常化することが望ま
しい。受信チャンネルのDFTの一番大きい大きさの項
が決定され、その項及び隣接した項(即ち、各側に12
個)のr−m−sエネルギーが決定される。定常化は優
勢な映像及びすべてのゴースト映像が行われることがで
きるが、計算を減らすという見地から次のように行なわ
れる定常化以前に低いエネルギーのゴーストを捨てるも
のである。ゴースト映像のそれぞれが非常に大きいか否
かを決定するため、優勢な映像を示しているものとして
受信チャンネルのDFTの一番大きい大きさの項及びそ
の隣接項のr−m−sエネルギーは縮小して、受信チャ
ンネルのDFTの他の項によって描写されるゴースト映
像のr−m−sエネルギーを比較するしきい値レベルを
提供する。
【0089】優勢な映像のr−m−sエネルギーからの
しきい値レベル−30Bの減少は、充分ではないとい
うのが知られている。しきいレベルより低いr−m−s
エネルギーを有するゴースト映像を示す受信チャンネル
のDFT項のそれぞれは簡単に0に代替され定常化され
る受信チャンネルの近似値のDFTを発生させる。定常
化において近似値のDFTで0でない項の各々は優勢な
映像のr−m−sエネルギーによって分けられる。受信
チャンネルの定常化された近似値のDFTはコンピュー
タ55の内部メモリに一時的に貯蔵され、計算の残りの
部分を保持することに使用される。
【0090】図4の追後の決定過程88を遂行するのに
役に立つように定常化手続きで遂行されなければならな
い分けられた個数がカウントされるとか、0に代替され
るしきいレベルより低い項の数はカウントされるべきで
あろう。図4で安定したゴーストであるかという決定過
程85はチャンネル特性の過程84に続く。この過程
は、一番最近のチャンネル特性の過程84の直前の過程
84の結果をフィルタ係数コンピュータ55の内部メモ
リにあるレジスタからもってきて、現在のチャンネル特
性の過程84の結果によりそのレジスタに代替されるサ
ブルーチンを用いて遂行される。
【0091】一番最近のチャンネル特性の過程84の結
果はすぐ以前の過程84の結果とクロス相関され、その
相関がゴースティング状態が安定したもので、あるいは
変わらないものと考慮されることができる十分に優れた
ものであるかを決定する。もし、ゴースティング状態が
根本的に変わらないときにのみ一番最近のチャンネル特
性結果を利用してゴースト抑圧過程にさらに進行される
基準を示す“イエス”信号が発生する。もし、安定した
ゴーストであるかという決定過程85が変わるゴースト
状態を示す“ノー”信号を発生させると、動作はデータ
捕捉の過程83に戻って、IIRフィルタ51及びFI
Rフィルタ52の調節できるフィルタリング変数は変わ
らなかったままに残されるようになる。安定したゴース
トであるかという決定過程85が“イエス”信号を発生
させると、IIRフィルタ51及びIFRフィルタ52
の調節可能なフィルタリング変数を更新させる基準とし
て一番最近のチャンネル特性の過程84を用いる過程8
6−88が続く。
【0092】IIR係数を更新する過程86において、
IIRフィルタ51のプログラム可能な遅延及びIIR
フィルタ51の0でない加重係数が更新のための基準と
して一番最近のチャンネル特性の過程84を利用して更
新される。特に、一番大きい大きさの項より後のもので
ある一番最近の定常化された受信チャンネルDFTの結
果のポストゴースト部分は相補的になって更新されたI
IRフィルタ係数がDFTから取られる。このとき、
IRフィルタ51応答のDFTの0でない項は加重係数
を決定することに使用される。すべての0である係数を
含む区間の長さが計算され、もしIIRフィルタ51が
粗い係数形態ならバルク遅延素子の調節可能な遅延を決
定する。更新されたIIRフィルタ変数はIIRフィル
タ51に印加される。
【0093】FIR係数を更新する過程87がIIR係
数を更新する過程86の次に遂行される。FIRフィル
タ52の加重係数は更新のための基準であって、一番最
近のチャンネル特性の過程84を利用して更新される。
特に、一番大きい大きさの項より前のものである一番最
近の定常化された受信チャンネルDFTの結果のプリゴ
ースト部分は相補的になって更新されたFIRフィル
タ係数がDFTから取られる。すべて0である係数を含
む区間の長さが計算され、もしFIRフィルタ52が粗
い係数形態であるとバルク遅延素子の調節可能な遅延を
決定する。更新されたFIRフィルタ変数はFIRフィ
ルタ52に印加される。
【0094】IIR係数及びFIR係数をそれぞれ更新
する過程86及び87に続いてゴーストがしきいレベル
より低いかという決定過程88が遂行される。この過程
88はチャンネル特性の段階84で受信チャンネルを定
常化するとき遂行される分けられた個数のカウントから
遂行されることができ、このカウントは0であると“イ
エス”信号を発生させ、0以外の値であれば“ノー”信
号を発生させる。また、この過程88はチャンネル特性
の過程84で受信チャンネルDFTを定常化するときに
0に代替されるしきいレベルより低い項の数のカウント
から遂行されることができ、このカウントは受信チャン
ネルDFT項の数より小さい1であると“イエス”信号
を発生させ、他の値であると“ノー”信号を発生させ
る。
【0095】ゴーストがしきいレベル以下であるかの決
定過程88の結果が“ノー”であれば、反復の最大数で
あるかの過程89に続く。コンピュータのカウンタはゴ
ーストがしきい値レベル以下であるかという決定過程8
8から“ノー”信号の回数をカウントし、この過程88
からの“イエス”信号によって0にリセットされる。最
大カウントがこのカウンタによって到達される前に過程
88から出力される“ノー”信号は動作を再びデータ捕
捉の過程83に戻るようにする。
【0096】もし、過程88における決定が“イエス”
であればすべての重要なゴーストが削除されるとか、過
程89における決定が重要な反復が行なわれてフィルタ
51及び52が少なくとも一つ以上のゴーストを取消さ
せるために調整される能力を有しないことを示す“イエ
ス”であれば、マクロゴーストを取消するものと関係の
ある手続きが遂行され、振幅等化フィルタ53の加重係
数が計算される等化係数を更新する過程90に移行され
る。
【0097】等化係数を更新する過程90は従続接続さ
れたフィルタ51及び52の応答のDFTをウィンドー
手続きによりゴーストのあるGCR信号の残りから分け
られるその信号のベッセルチャープ部に取ることによっ
て遂行され、このDFTは一番大きい大きさの項に隣接
した0でない項を有する。このDFTはコンピュータ5
5のメモリに貯蔵されるゴーストのないウィンドーされ
たベッセルチャープへの理想的な応答のDFTに項単位
で分けられてFIRフィルタ53のタップ加重に必要な
調整を計算する基準を得ることになる。DFT項のビン
(bin)の幅はマクロゴーストを抑圧するのに使用さ
れるフィルタ51及び52の調整可能なフィルタリング
変数の計算と関連したDFT項のそれと同一のものにな
ることができる。FIRフィルタ53に対するタップの
数は典型的に32個を超過しないが、不完全なDFTで
のスペクトルビンの数は適当に少なく、このような計算
をするのに必要な時間は不合理に長くない。等化を遂行
するこれら方法において除算の過程は割り算が少い数に
よるとき誤りが発生しやすく、分の上向範囲を制限する
必要がある。
【0098】等化フィルタ係数を計算する望ましいまた
他の方法は、反復される最小平均二乗エラー方法を使用
してフィルタ53の加重係数を調節するもので、一時走
査線貯蔵部60に蓄積された従続接続されたフィルタ5
1−53の応答がコンピュータ55のメモリに貯蔵され
ているゴーストのないGCRベッセルチャープへの理想
的な応答に適合するようにする。ゴーストのないGCR
ベッセルチャープ信号への理想的な応答は周波数領域で
均等の応答を示す時間領域での(sin x)/xエン
ベロープを有することができる。しかしながら、普通主
観的により満足な映像信号は過度応答を向上させるある
高周波数ピーキングを有するものである。それで、等化
に使用されるコンピュータ55のメモリに貯蔵されたゴ
ーストのないGCRベッセルチャープへの理想的な応答
は適当な高周波数ピーキングを有する。
【0099】等化係数を更新させる過程90に続き、ま
た他のデータ捕捉の過程91が遂行される。この過程9
1はコンピュータ55に対する適当な入力信号である分
離されたGCR信号を発生させるため、コンピュータ5
5が完了する一時走査線貯蔵部60の蓄積を待たなけれ
ばならないフィールドの数が経過した後に完了する。過
程91は、たとえ図4には示されていないが、フィール
ド000の間に一時走査線貯蔵部60からコンピュータ
55に受信される入力がETP信号か、ETR信号か、
あるいはETP又はETR信号と関連のないかを決定す
る相関サブ過程を含む。
【0100】また他のチャンネル特性の過程92は過程
91から得られたETPあるいはETR信号を使用して
遂行し、受信チャンネルのDFTを再び計算する。ゴー
ストが同一であるかという決定過程93においては、チ
ャンネル特性の過程92で再び計算された受信チャンネ
ルのDFTがチャンネル特性の過程84で以前に計算さ
れた受信チャンネルのDFTと相関する。容易な遂行の
観点から、この相関はチャンネル特性の過程84及び過
程93で残っているゴーストが所定のしきいレベル以下
であるかを検査することによって遂行される。もし、ゴ
ースティングがあまり変わっていないことを示す相関が
優秀であると決定過程93はデータ捕捉の過程91に戻
って動作を遂行する“イエス”信号を発生させゴーステ
ィングが変わったかを判明する検査を継続する。フィル
タ51−53のフィルタリング変数は変わらなかったま
まに残される。
【0101】ゴースティングが変わったことを示す相関
がよくないと決定過程93はすべてのゴースト抑圧フィ
ルタをリセットする過程82に戻ってループ動作を遂行
する“ノー”信号を発生させる。この過程は急速に変わ
る多重路状態が発生するとか、あるいは他の受信チャン
ネルが選択される時にゴースト抑圧をディスエーブルさ
せる。すると、フィルタ51−53のフィルタリング変
数は既に記述した過程に従って再計算される。
【0102】図4のIIR係数を更新する過程86及び
FIR係数を更新する過程87はこれら二つの連続する
過程を通じた各進行の間に独立的に遂行される。従続接
続されたゴースト消去フィルタの中で最初のもの、即ち
ポストゴースト消去フィルタ51のフィルタ変数の更新
はこれらフィルタの中で最後のもの、即ちプリゴースト
消去フィルタ52のフィルタ係数の更新によって抑圧さ
れることができる形態のスプリアスゴーストを発生させ
る。IIR係数を更新する過程86及びFIR係数を更
新する過程87がこのようなスプリアスゴーストを考慮
しないので、これら二つの連続する過程を通じた次の進
行の間の従続接続されたゴースト消去フィルタの最初の
ものの加重係数の後続する再計算は最後のフィルタ応答
でのスプリアスゴーストを減少させる補償ゴーストをも
たらす。このような減少は完全でないこともできるの
で、従続接続されたゴースト消去フィルタの最後のもの
の加重係数の再計算が提供されなければならない。過程
83−89の決定ループはこれらの再計算を遂行する。
【0103】図4の手続きでFIR係数を更新する過程
87の次にIIR係数を更新する過程86を遂行するよ
うに変更可能である。IIRフィルタ51及びIFRフ
ィルタ52が相互に従続接続されている順序で過程86
及び87を遂行するのは、図4の手続きの他の変形に有
利である。図4の他の変形において、従続接続されたゴ
ースト消去フィルタの最初のもののフィルタ係数を更新
することによって生ずる時に計算されるスプリアスゴー
ストが考慮され定常化された受信チャンネルDFTは従
続接続されたゴースト消去フィルタの最初のもののフィ
ルタ係数を更新する計算を遂行する前に適切に変更され
ることができる。
【0104】図5には、図2で素子59−69で構成さ
れたGCR信号平均フィルタを代替することができるG
CR信号平均フィルタ100を示す。時間フィルタ10
0は8個である多数の1−走査線貯蔵部101−108
によって構成され、書込みイネーブル回路110によっ
て選択されるときディジタル変換された複合映像信号の
8個の連続フィールドでの各々の19番目のVBI走査
線から分離されるディジタルGCR信号を一時的に貯蔵
するのに使用される。これら貯蔵部101−108はカ
ラー副搬送波周波数fcの4倍のレートで図2の画素カ
ウンタ72から供給画素カウント信号によってアドレシ
ングされるRAMによって提供される。各々のRAMは
4fcレートに供給される画素サンプルの各々の走査線
に対する貯蔵能力を有する。
【0105】従続接続されたゴースト抑圧フィルタ51
−53の出力でディジタル変換された複合映像信号の残
りからのディジタルGCR信号の分離は8個の連続する
フィールドでの各々の19番目のVBI走査線の間に1
−走査線貯蔵部101−108への書込みイネーブル命
令の順次的印加によって遂行される。デコーダ58は図
2の走査線カウンタ56から供給される走査線カウント
信号に応答して現在フィールドの19番目の走査線が走
査されるのを示す“1”を発生させる。最上位ビットと
してのこの“1”と上位ビットとしての図2のモジュロ
8フィールドカウンタ57から供給されるフィールドカ
ウント信号はデコーダ111−118により順次に解読
され書込みイネーブル命令を1−走査線貯蔵部101−
108にそれぞれ供給する。
【0106】図5にフィルタ係数コンピュータ55に提
供される画素カウント、ラインカウント及びフィールド
カウントを明らかに示す。このフィルタ係数コンピュー
タ55は走査線カウント及びフィールドカウント情報に
応答してそれぞれの8番目のフィールドの19番目の走
査線の次に、そしてその次のフィールドの19番目の走
査線の前の一本の走査線(あるいは二本の走査線)間の
時間の間にのみ読出しイネーブル命令を1−走査線貯蔵
部101−108に印加することを限定する。画素カウ
ント信号及び読出しイネーブル命令は同時に1−走査線
貯蔵部101−108に印加され、平均網109に並列
に読み出される。画素カウント信号は1−走査線貯蔵部
101−108から読まれ、内部メモリの書込みをイン
デックスする基準としてコンピュータ55に供給され
る。
【0107】ディジタル加算器及び減算器で構成された
平均網109は1−走査線貯蔵部101−108の読出
し内容を線形的に結合させ水平同期パルス、カラーバー
スト及びポーチあるいはペデスタル情報のないGCR信
号をコンピュータ55に供給する。RAM読出しデータ
を結合させる時にGCR信号データは算術的に位相相関
した和となり、その反面、雑音はベクトル的に任意の位
相和となるのでGCR信号を描写するデータの信号対雑
音比は増加することができる。
【0108】コンピュータ入出力設計の知識を有する者
なら、発明の実施例である図5の次の説明により他の実
施例を設計するように実施できるであろう。貯蔵部10
1−108にあるRAMはアドレスマルチプレクサを用
いて非同期的に読み出されることができ、貯蔵部101
−108への書込みアドレスとして画素カウント信号を
選択し、フィルタ係数コンピュータ55から供給される
読出しアドレスを選択する。RAMは本発明のまた他の
実施例で各種形態の直列メモリに代替可能である。
【0109】本発明のまた他の実施例において、貯蔵部
101−108は1−走査線貯蔵部の代りに2−走査線
貯蔵部になることができ、この変形は図5で括弧に示し
た。また、デコーダ58は19番目だけではなく18番
目のVBI走査線を解読するように変形されることがで
き、この変形は図5のデコーダ58のブロックの括弧に
示されている。18番目のVBI走査線情報はフィルタ
傾向コンピュータ55に供給される平均網109の出力
信号に示さないようにフィールドからフィールドまで反
復されなければならない。このような形態のGCR信号
分離器はさらに長く遅延するポストゴーストを消去する
ことができる。
【0110】なお、本実施例では、NTSC標準方式及
びベッセルチャープGCR信号を使用して米国で提案さ
れた実施によりTV放送を参照して説明したが、PAL
あるいはSECAMのような異なるTV標準方式、ある
いは日本で提案されたBTAGCR信号のような多少異
なる設計のGCR信号、あるいはすこし異なる設計の他
のGCR信号を有する異なるTV標準方式に対しても、
TV技術分野の通常の知識を有する者なら容易にゴース
ト抑圧装置を設計して本発明を実施することができる。
【0111】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、時間フィ
ルタを設けることにより、GCR信号の時間的平均がと
られ、フィルタプログラムミング信号の計算に用いられ
るため、ゴーストの時間的な変動にも対応できる等の特
長を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるGCR信号捕捉回路が有用に用い
られることができるゴースト抑圧回路を有するTV受信
機あるいはビデオテープレコーダを備えたシステムの一
般的な概略図である。
【図2】本発明によるGCR信号捕捉回路を備えてお
り、図1に示されたゴースト抑圧回路の概略図である。
【図3】図2のゴースト抑圧回路のモジュロ8フィール
ドカウンタをリセットするための回路の概略図である。
【図4】図2のゴースト抑圧回路におけるゴースト抑圧
方法のフローチャートである。
【図5】図2のゴースト抑圧回路に使用可能なGCR信
号捕捉回路のまた他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 TVモニタ又はビデオテープ機器 20 TV受信機の前端 30 TV受信機アンテナ 40 抑圧回路 45 GCR信号分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−180472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/21

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴーストを伴うとともに、垂直帰線消去
    区間の各フィールドのL番目のラインにM(Mは1以上
    の整数)個設けられたサイクルのうちの少なくとも一つ
    のサイクルにゴースト消去基準信号が含まれる第1複合
    映像信号が入力され、該第1複合映像信号をフィルタプ
    ログラミング信号に応じてフィルタリングし、第2複合
    映像信号を生成するフィルタ回路と、 コンピュータメモリにゴーストのないゴースト消去基準
    信号が貯蔵され、前記第1複合映像信号の含まれる前記
    ゴースト消去基準信号と前記コンピュータメモリに貯蔵
    されたゴースト消去基準信号とを比較し、該比較結果に
    応じて前記フィルタ回路が、 前記ゴーストが実質的に減少する応答になる前記フィル
    タプログラミング信号を計算し、前記フィルタ回路に供
    給するフィルタ係数コンピュータと、 前記第1及び第2複合映像信号のうちいずれか一方から
    水平同期パルスを分離する水平同期分離器と、前記第1
    及び第2複合映像信号のうちいずれか一方から垂直同期
    パルスを分離する垂直同期分離器と、 前記垂直同期分離器で分離された前記垂直同期パルスに
    応じてリセットされ、前記水平同期分離器で分離された
    前記水平同期パルスをカウントする走査線カウンタと、 前記走査線カウンタのカウント値に応じて前記第2複合
    映像信号のL番目の走査線を分離するライン分離器と、 前記垂直同期分離器で分離された前記垂直同期パルスを
    カウントし、フィールドカウントモジュール数MN(N
    は正の整数)を検出するフィールドカウンタと、 前記フィールドカウンタにより検出された前記フィール
    ドカウントモジュール数MNを前記ゴースト消去基準信
    号のサイクルに同期させる同期手段と、当画素毎の前記ゴースト消去基準信号の平均を、前記同
    期手段により同期された前記Lラインの走査線の前記カ
    ウンタモジュール数MN(Nは正の整数)毎にとり、
    記フィルタ係数コンピュータに供給する時間フィルタと
    を有することを特徴とするゴースト消去基準信号捕捉回
    路。
  2. 【請求項2】 前記フィールドカウンタにより検出され
    るフィールドカウントモジュール数MNは、16である
    ことを特徴とする請求項1記載のゴースト消去基準信号
    捕捉回路。
  3. 【請求項3】 前記ライン数Lは、各フィールドの19
    番目のラインであることを特徴とする請求項1記載のゴ
    ースト消去基準信号捕捉回路。
  4. 【請求項4】 前記数Mは、8であり、 前記ゴースト消去基準信号は、垂直帰線消去区間で各々
    の走査線内で、所定のレベルとタイミングの各ベッセル
    チャープで構成され、 該ベッセルチャープは、8個の連続するフィールドの各
    サイクル毎に位相に応じた所定パターンを有することを
    特徴とする請求項1記載のゴースト消去基準信号捕捉回
    路。
  5. 【請求項5】 前記数Nは、2であることを特徴とする
    請求項4記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  6. 【請求項6】 前記時間フィルタは、 一時ライン貯蔵部と、 すべてのMN番目のフィールドのL番目の走査線の次、
    及び、その次に続くフィールドのL番目の走査線の前に
    前記一時ライン貯蔵部を空ける貯蔵制御手段と、 前記貯蔵制御手段で前記一時ライン貯蔵部に貯蔵された
    内容を前記コンピュータに読み出す読出制御手段と、 各フィールドでゴースト消去基準信号の成分の極性によ
    りフィールドカウントの第1及び第2状態を決定する状
    態決定手段と、 前記状態決定手段で決定されたフィールドカウントの前
    記第1状態に応答して現在カウントされたフィールドの
    L番目の走査線を前記一時ライン貯蔵部の内容に加算す
    る加算手段と、 前記状態決定手段で決定されたフィールドカウントの前
    記第2状態に応答して前記一時ライン貯蔵部の内容から
    現在カウントされたフィールドのL番目の走査線を減算
    する減算手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  7. 【請求項7】 前記ゴースト消去基準信号の成分は、そ
    の極性がフィールドカウントの第1及び第2状態を決定
    するベッセルチャープであることを特徴とする請求項6
    記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  8. 【請求項8】 前記時間フィルタは、 MN個の一時ライン貯蔵部と、 前記フィールドカウントに応答して前記L番目のライン
    を選択して、現在フィールドカウントモジュールMNに
    該当するモジュールMNの序数によって識別される前記
    一時ライン貯蔵部のうちいずれか一つに情報を書き込む
    貯蔵制御手段と、 前記一時ライン貯蔵部に貯蔵された各々の内容に応じて
    ゴースト消去基準信号の成分の極性に従って線形的に結
    合される所定の時間で、前記一時ライン貯蔵部に書き込
    まれた情報を該当画素を基準として線形的に結合し、前
    記線形結合の結果を前記ゴースト消去基準信号として前
    記コンピュータに供給するゴースト消去基準信号供給手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載のゴースト
    消去基準信号捕捉回路。
  9. 【請求項9】 映像信号処理装置において、 ゴーストを伴うとともに、垂直帰線消去区間の各フィー
    ルドのL番目のラインにM(Mは1以上の整数)個含ま
    れるサイクルのうちの少なくとも一つのサイクルに含ま
    れるゴースト消去基準信号を有する第1複合映像信号が
    入力され、該第1複合映像信号をフィルタプログラミン
    グ信号に応じてフィルタリングし、第2複合映像信号を
    生成するフィルタ回路と、 コンピュータメモリにゴーストのないゴースト消去基準
    信号が貯蔵され、前記第1複合映像信号の含まれる前記
    ゴースト消去基準信号と前記コンピュータメモリに貯蔵
    されたゴースト消去基準信号とを比較し、該比較結果に
    応じて前記フィルタ回路が前記ゴーストが実質的に減少
    する応答になる前記フィルタプログラミング信号を計算
    し、前記フィルタ回路に供給するフィルタ係数コンピュ
    ータと、前記第1及び第2複合映像信号のうちいずれか
    一つから水平同期パルスを分離する水平同期分離器と、 前記第1及び第2複合映像信号のうちいずれか一つから
    垂直同期パルスを分離する垂直同期分離器と、 前記垂直同期分離器で分離された前記垂直同期パルスに
    応じてリセットされ、前記水平同期分離器で分離された
    前記水平同期パルスをカウントする走査線カウンタと、 前記走査線カウンタのカウント値に応じて前記第2複合
    映像信号の(L−1)番目及びL番目の走査線を分離す
    るライン分離器と、 前記垂直同期分離器で分離された前記垂直同期パルスを
    カウントし、フィールドカウントモジュール数MN(N
    は正の整数)を検出するフィールドカウンタと、 前記フィールドカウンタにより検出された前記フィール
    ドカウントモジュール数MNを前記ゴースト消去基準信
    号のサイクルに同期させる同期手段と、当画素毎の前記ゴースト消去基準信号の平均を、前記同
    期手段により同期された前記Lラインの走査線の前記カ
    ウンタモジュール数MN(Nは正の整数)毎にとり、
    記フィルタ係数コンピュータに供給する時間フィルタと
    を有することを特徴とするゴースト消去基準信号捕捉回
    路。
  10. 【請求項10】 前記数MNは、16であることを特徴
    とする請求項9記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  11. 【請求項11】 前記L番目のラインは、各フィールド
    の19番目のラインであり、 前記(L−1)番目のラインは、各フィールドの18番
    目のラインであることを特徴とする請求項9記載のゴー
    スト消去基準信号捕捉回路。
  12. 【請求項12】 前記数Mは、8であり、 前記ゴースト消去基準信号は垂直帰線消去区間で各々の
    走査線内の所定の大きさとタイミングの各ベッセルチャ
    ープで構成され、 各ベッセルチャープは、8個の連続するフィールドの各
    サイクルで、所定パターンを有することを特徴とする請
    求項9記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  13. 【請求項13】 前記数Nは、2であることを特徴とす
    る請求項12記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  14. 【請求項14】 前記時間フィルタは、 一時2ライン貯蔵部と、 すべてのMN番目のフィールドのL番目の走査線の次、
    及び、その次に続くフィールドの(L−1)番目の走査
    線の前に前記一時2ライン貯蔵部を設ける貯蔵制御手段
    と、 前記貯蔵制御部により設定された前記一時2ライン貯蔵
    部からの内容を前記コンピュータに読み出す読出制御手
    段と、 前記ゴースト消去基準信号の成分の極性に従って前記フ
    ィールドカウントの第1及び第2状態を決定する状態決
    定手段と、 前記状態決定手段で決定された前記フィールドカウント
    の前記第1状態に応答して現在カウントされたフィール
    ドの(L−1)番目及びL番目の走査線を前記一時ライ
    ン貯蔵部の内容に加算する加算手段と、 前記状態決定手段で決定されたフィールドカウントの前
    記第2状態に応答して前記一時ライン貯蔵部の内容から
    現在カウントされたフィールドの(L−1)番目及びL
    番目の走査線を減算する減算手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  15. 【請求項15】 前記ゴースト消去基準信号の成分は、
    その極性がフィールドカウントの第1及び第2状態を決
    定するベッセルチャープであることを特徴とする請求項
    14記載のゴースト消去基準信号捕捉回路。
  16. 【請求項16】 前記時間フィルタは、 MN個の一時2ライン貯蔵部と、 前記フィールドカウントに応答して前記L番目及び(L
    −1)番目を選択して前記一時2ライン貯蔵部のうちい
    ずれか一つに情報を書き込む貯蔵制御手段と、 前記一時2ライン貯蔵部の各々の内容においてのゴース
    ト消去基準信号の成分の極性により線形的に結合される
    所定の時間で前記一時2ライン貯蔵部に書き込まれた内
    容を、該当画素を基準として線形的に結合し、前記線形
    結合の結果を前記ゴースト消去基準信号として前記コン
    ピュータに供給するゴースト基準信号供給手段とを備え
    ることを特徴とする請求項9記載のゴースト消去基準信
    号捕捉回路。
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