JPH0488756A - ノイズ量検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ゴースト除去基準信号を使用してゴースト
を除去するようにしたテレビジョン受像機用のゴースト
除去装置に適用されるノイズ量検出器に関し、詳しくは
ゴーストや突発的なノイズの影響を受けないノイズ量検
出器に関するものでる。

［従来の技術］ ゴーストを含んだテレビジョン信号からゴースト信号を
取り除くため、ゴースト除去基準信号（ＧＣＲ信号）を
使用するようにしたゴースト除去装置が開発されている
。

ゴーストを除去するため放送局側でテレビジョン信号中
に挿入されるゴースト除去基準信号の一例を第２図に示
す。

このＯＣＲ信号は、垂直帰線期閏の１８Ｈおよび２８１
Ｈに挿入された８フィールドシーケンス（周期）の信号
である。

第１．第３．第６および第８フィールド目には、夫々立
上がりが５ｉｎＸ／Ｘ、立下がりが２丁の特性となるＯ
ＣＲ波形が挿入される。第２．第４第５および第７フィ
ールド目には、夫々セットアツプがＯＣＲ波形と同じで
ある０ペデスタル波形が挿入される。

そして、この２つのＧＣＲ信号（ＧＣＲ波形およびＯペ
デスタル波形）が区のように８フィールドを周期として
繰り返し送出される８フィールドシーケンスとなってい
る。

第３図は、このＯＣＲ信号を用いてゴーストを取り除く
ゴースト除去装置を示す。

端子１より入力したテレビジョン信号は、Ａ／Ｄ変換器
２でディジタル信号に変換され、これがゴースト除去フ
ィルタ３に供給される。ゴースト除去フィルタ３でゴー
ストが除去されたテレビジョン信号は、Ｄ／Ａ変換器４
でアナログ信号に変換された後、出力端子５に導出され
る。

ゴースト除去フィルタ３の初期係数はＯとなっている。

端子１より入力したテレビジョン信号は、更にクロック
発生回路６と同期分離回路７に供給される。

クロック発生口ｌ＠６では、色副搬送波にロックしたシ
ステムクロックが発生され、クロックを必要とする各部
へ供給される。

同期分離口３′Ｌで（、水平同期信号および垂直同期信
号が分離され、これがＧＣＲ用ゲート信号発生回路８に
供給されてＯＣＲ信号用のゲートパルス（ＯＣＲゲート
パルス）が形成され、このゲートパルスがＯＣＲ信号の
ゲート回路９および基準信号発生回路１０に供給される
。

ＯＣＲ信号ゲート回Ｂ９を通過したＯＣＲ信号は、ＯＣ
Ｒ抽出用８フィールドシーケンス演算部１１に供給され
て、以下のような８フィールドシーケンスの演算処理が
行われる。

すなわち、第２図の８フィールドシーケンスにおいて、
ＧＣＲＩ形のフィールド、したがって、第１．　３．　
６．　８フィールドが加算処理され、０ペデスタル波形
のフィールド、したがって第２４、　５．　７フィール
ドが減算処理される。

この演算処理によって、ＯＣＲ信号の前後に存在する信
号（同期信号やバースト信号５　前ラインの信号等）が
除去されて、第４３Ａに示すようなＯＣＲ波形だけが出
力される。このＯＣＲ波形は、差分検出口＃１１２にお
いて、例えば１クロック分遅延されたＯＣＲ波形との差
分が取られて、第４図Ｂに示すような差分信号（差分波
形）が形成される。この差分信号が減算器１３に入力す
る。

一方、ＯＣＲゲートパルスにより差分検出回路１２から
の差分信号が減算器１３に送られるタイミングに合わせ
て、基準信号発生［！１１１０では第４図Ｃに示すよう
な５ｉｎＸ／Ｘパルス基準信号を発生させる。減算器１
３では差分信号と基準信号との差信号が形成され、これ
がフィルタ係数発生部１４に供給される。

フィルタ係数発生部１４では減算器１３で形成された差
信号により、ゴースト除去フィルタ３の係数を算出設定
してゴースト除去フィルタ３に供給する。

また、ノイズ量検出器１５では、入力テレビジョン信号
中に含まれるノイズが検出される。ノイズ量を検出し易
くするため、同期分離回路７で同期分離された水平およ
び垂直同期信号がノイズ量検出用ゲート信号発生回路１
６に供給されて、ノイズ量検出用ゲート信号が作成され
る。

このノイズ量検出用ゲート信号は、垂直帰線期間のうち
、テレビジョン信号が重畳されていない水平区間を抽出
するために用いられる。このノイズ量検出用ゲート信号
によってＡ／Ｄ変換器２でディジタル信号に変換された
入力テレビジョン信号よりノイズ成分が抽出分離される
。

そのため、ノイズ量検出器１５においては、第５１ＺＡ
のようなテレビジョン信号よりノイズ信号（同図Ｂ〉が
抽出され、そしてその絶対値が求められる（同図Ｃ）、
この絶対値信号のレベルがノイズ量に比例するから、こ
の絶対値信号に応じてフィルタ係数発生部１４のフィル
タ係数が適宜変更される。

このように、入力テレビジョン信号中に含まれるノイズ
量によってもフィルタ係数を変更するようにしたのは、
ノイズによってゴースト除去装置が誤動作するのを防止
するためである。

［発明が解決しようとする課題〕 ところで、従来のノイズ量検出器１５では、単に垂直帰
線期間の所定区間のテレビジョン信号よりノイズ信号を
抽出分離してノイズ量に応じた絶対値信号を形成してい
るから、例えばテレビジョン信号中にゴーストが入った
場合には、ノイズ量を正確に検出することができなかっ
た。

すなわち、第６図Ａのように、テレビジョン信号の平坦
な部分にゴースト信号があるときは、抽出されたノイズ
信号は同図Ｂのようになり、これが絶対値化されるく同
図Ｃ）、そのため、前述の方法でノイズ量を検出した場
合、ゴーストもノイズ量として処理されてしまい、ノイ
ズ量を正確に検出できない欠点がある。

また、検出されたノイズ量は１回の検出結果であるため
、突発的なノイズが入った場合等において定常的なノイ
ズ量は得られず、誤検出となっていた。

そこで、この発明はこのような課題を解決したものであ
って、ゴーストや突発的なノイズが発生しても正確にテ
レビジョン信号中に混入したノイズ量を検出できるよう
にしたものである。

［課題を解決するための手段］ 上述の！１ｆｉｆ解決するため、この発明においては、
８フィールドシーケンスの上記ゴースト除去基準信号か
らノイズ成分のみを抽出するため、下記（ａ）〜（ｆ）
のうち、何れか１つの同期演算を行う同期演算手段と、 その同期演算手段から出力されたノイズ成分を複数回積
分して平均化する平均化手段と、平均化されたノイズ成
分の差分を求める差分検出手段と、 その差分の絶対値の総和を算出してノイズ量を検出する
絶対値総和算出部とで構成され、このノイズ量に応じて
ゴースト除去用フィルタの係数値が変更されるようにな
されたことを特徴とするものである。

＜ａ）第１、第２、第３、第４フィールドを加算し、 第５、第６、第７、第８フィールドを減算する同期演算
。

（ｂ）第５、第６、第７、第８フィールドを加算し、 第１、第２、第３、第４フィールドを減算する同期演算
。

（ｃ）第１、第４、第６、第７フィールドを加算し、 第２、第３、第５、第８フィールドを減算する同期演算
。

（ｄ）第２、第３、第５、第８フィールドを加算し、 第１、第４、第６、第７フィールドを減算する同期演算
。

（ｅ）第１、第２、第７、第８フィールドを加算し、 第３、第４、第５、第６フィールドを減算する同期演算
。

（ｆ）第３、第４、第５、第６フィールドを加算し、 第１、第２、第７、第８フィールドを減算する同期演算
。

［作　用］ 実施例では、ゴースト除去のためのフィルタ係数設定用
に使用されるＯＣＲ信号を利用してテレビジョン信号中
に含まれるノイズ量が検出される。

ここでは、抽出分離されたＧＣＲ信号のＧＣＲ波形のフ
ィールド、すなわち、第１．　３．　６．　８フィール
ドのうち２種を加算し、他の２種を減算すると共に、Ｏ
ペデスタル波形のフィールド、すなわち、第２．　４．
　５．　７フィールドのうち２種を加算し、他の２種を
減算している。

この同期演算を行うことはより、同期信号、カラーバー
スト、前ラインのＶＩＴＳ信号およびＧＣＲ信号が相殺
されて、ノイズ成分のみが抽出される。

従って、ＯＣＲ信号中にゴースト信号が重畳されていて
も相殺されることになるから、ゴーストの影響を受けず
にノイズ量が正確に検出できる。

また、同期積分を複数回行い、その平均値からノイズ量
を算出しているので、突発的なノイズが混入しても、そ
れに影響されないノイズ量を検出できる。

さらに、ノイズ抽出のための同期積分を、ＯＣＲ波形抽
出のための同期積分と並行して、同図数行えば、同期積
分後のＯＣＲ波形に残留しているノイズの絶対量が検出
できる。

［実　施　例］ 続いて、この発明に係るノイズ量検出器について、第１
図を参照して詳細に説明する。

この発明においても、上述したゴースト除去装置に適用
されるものであり、その基本構成は第３図と同様である
ので、その詳細な説明は割愛する。

この発明では、ＯＣＲ信号からノイズ成分のみを抽出す
る同期演算を行い、ＯＣＲ波形に残留しているノイズ量
を検出する。

そのため、ＯＣＲ信号ゲート回路９から出力されたＯＣ
Ｒ信号（第２図〉がＯＣＲ抽出用８フィールドシーケン
ス演算部１１に供給されると同時に、ノイズ量検出器１
５を構成するノイズ抽圧用８フィールドシーケンス演算
部２０に供給される。

一方の、ＯＣＲ抽出用８フィールドシーケンス演算部１
１では、前述したのと同様な演算処理がなされ、第４図
Ａに示すようなＯＣＲ波形だけが抽出される。ネ支施」
では正確さを増すため、このＯＣＲ波形が平均化回路１
７に供給されて、８フィールドに１度の割合で入力され
るＯＣＲ波形が所定回数同期積分され、その積分出力が
平均化される。

この平均化されたＯＣＲ波形は、差分検出回路１２で差
分され（第４図Ｂ）、基準信号発生回路１０で生成され
た基準信号との減算処理が減算器１３で行われ、その減
算出力がフィルタ係数発生部１９に供給される。

また、他方のノイズ抽出用８フィールドシーケンス演算
部２０では、後述する如くノイズのみを抽出するための
８フィールドシーケンス演算が行われる。

この演算は、ＯＣＲ波形を除去してノイズのみを抽出す
るためのものであり、第２図の８フィールドシーケンス
において、ＯＣＲ波形のフィールド、すなわち第１．　
３．　６．８フィールドのうち何れか２種を加算し、他
の２種を減算すると共に２０ペデスタル波形のフィール
ド、すなわち、第２４、　５．　７フィールドのうち何
れか２種を加算し、他の２種を減算することによってな
される。

このようなノイズのみが抽出される演算方法は、次の（
ａ′）〜（ｆ′）で示すように６種類であり、そのうち
何れか１つを選定すればよい。

（ａ′）第１．第２、第３、第４フィールドを加算し、 第５、第６．第７、第８フィールドを減算する。

（ｂ′）第５、第６、第７、第８フィールドを加算し２ 第１、第２、第３、第４フィールドを減算する。

（ａ′）第１、第４、第６、第７フィールドを加算し、 第２、第３、第５、第８フィールドを減算する。

（ａ′）第２、第３、第５．第８フィールドを加算し、 第１、第４、第６、第７フィールドを減算する。

（ａ′）第１、第２．第７．第８フィールドを加算し、 第３、第４、第５、第６フィールドを減算する。

（ｆ′）第３、第４、第５、第６フィールドを加算し、 第１、第２、第７、第８フィールドを減算する。

ここで、ＯＣＲ信号とゴースト信号は夫々固定波形と考
えられるため、上述した（ａ′）〜（ｆ′）の同期演算
でＯＣＲ信号とゴースト信号が相殺される。

例えば、　（ａ′）の同期演算について説明するならば
、第２図の８フィールドシーケンスにおいて、第１．　
２．　３．　４フィールドが加算され、第５、　６．　
７．８フィールドが減算される。言い換えれば、ＯＣＲ
波形のフィールド、すなわち第１３６．８フィールドの
うち第１と第３のフィールドが加算され、第６と第８の
フィールドが減算される。

また、０ペデスタル波形のフィールド、すなわち第２．
　４．　５．　７フィールドのうち、第２と第４のフィ
ールドが加算され、第５と第７のフィールドが減算され
る。

この演算処理においては、夫々固定波形のＯＣＲ波形と
０ペデスタル波形が各２個ずつ加算および減算されるか
ら、互いに相殺されることになる。

従って、例えばＯＣＲ信号に固定波形と考えられるゴー
スト信号が混入していても、各４種類のＯＣＲ波形と０
ペデスタル波形のうち各々前半の２種類が加算され、後
半の２種類が減算される演算処理によって相殺される。

一方、ノイズ成分は固定波形ではないから、ＧＣＲ信号
に混入されるノイズは、上記の演算処理でも消えずに残
留することになる。

（ｂ′）〜（ｆ′）の演算でも（ａ′）と同様に、各２
種類のＯＣＲ波形と０ペデスタル波形を加算し、残り２
種類のＯＣＲ波形とＯペデスタル波形を減算しているか
ら、ノイズ成分だけを抽出することができる。

このようにして抽出されたノイズ成分が平均化回路２１
に供給される。平均化回路２１では、８フィールドに１
度の割合で入力されるノイズ成分が所定回数同期積分さ
れ、最後に所定回数分の１に平均化される。

ここで、−ノーイズ忠射を抽出する同期積分を、ＧＯＲ
波形抽出の閤期積分と並行して同じ回数だけ行えば、同
期積分後のＯＣＲ波形に残留してし）るノイズの絶対量
を検出することができる。

平均化されたノイズ成分は、差分検出回路２２で差分さ
れ、絶対値総和算出部２３に供給される。

この算出部２３で算出されたノイズ成分の絶対値総和値
がフィルタ係数発生部１９に供給される。

フィルタ係数発生部１９では、減算器１３から入力され
たパルス状のＯＣＲ信号と、絶対値総和算出部２３から
入力されたノイズ量とに適応したフィルタ係数を算出し
、ゴースト除去フィルタ３に供給する。

ゴースト除去フィルタ３では、供給されたフィルタ係数
を使用してＡ／Ｄ変換回路２でディジタル化されたテレ
ビジョン信号のゴーストを除去し、Ｄ／Ａ変換１１１Ｇ
４に供給する。

Ｄ／Ａ変換回路４では、ゴースト除去されたテレビジョ
ン信号がディジタル信号からアナログ信号に変換され、
出力端子５に導出される。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、ＯＣＲ信号からノイ
ズ成分のみを抽出する同期演算を行い、そのノイズ成分
を複数回同期積分すると共に、平均化して差分を求め、
更にその差分信号の絶対値の総和を算出してノイズ量を
検出するように構成したものである。

これによれば、ゴーストに影響されないで、テレビジョ
ン信号中に混入したノイズ量を正確に検出できる特徴を
有する。

また、平均化処理を行うことによってノイズが突発的に
混入しても、正確なノイズ量を検出することができる。

更に、ノイズ成分を抽出する同期積分を、ＯＣＲ波形抽
出の同期積分と並行して同じ回数だけ行えば、同期積分
後のＯＣＲ波形に残留しているノイズの絶対量を検出す
ることができる。

そのため、上述したゴースト除去装置にこの発明を適用
する場合には、ゴースト除去とノイズ除去を最適に行う
ことができる効果がある。

図である。

２３　・　・ ノイズ抽出用同期演算部 平均化回路 差分検出回路 ・絶対値総和算出部

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るノイズ量検出器を適用したゴー
スト除去装置のブロック図、第２図はＧＣＲ信号の８フ
ィールドシーケンスの説明図、第３図は従来のゴースト
除去装置のブロック図、第４図は演算処理後のＯＣＲ信
号の説明図、第５図および第６図は従来のノイズ量検出
のための説明５！算績のり皮形 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テレビジョン信号に挿入されるゴースト除去基準
   信号を用いて、テレビジョン信号のゴーストを除去する
   ゴースト除去装置用のノイズ量検出器において、 ８フィールドシーケンスの上記ゴースト除去基準信号か
   らノイズ成分のみを抽出するため、下記（ａ）〜（ｆ）
   のうち、何れか１つの同期演算を行う同期演算手段と その同期演算手段から出力されたノイズ成分を複数回積
   分して平均化する平均化手段と、 平均化されたノイズ成分の差分を求める差分検出手段と
   、 その差分の絶対値の総和を算出してノイズ量を検出する
   絶対値総和算出部とで構成され、 このノイズ量に応じてゴースト除去用フィルタの係数値
   が変更されるようになされたことを特徴とするノイズ量
   検出器。 （ａ）第１、第２、第３、第４フィールドを加算し、 第５、第６、第７、第８フィールドを減算する同期演算
   。 （ｂ）第５、第６、第７、第８フィールドを加算し、 第１、第２、第３、第４フィールドを減算する同期演算
   。 （ｃ）第１、第４、第６、第７フィールドを加算し、 第２、第３、第５、第８フィールドを減算する同期演算
   。 （ｄ）第２、第３、第５、第８フィールドを加算し、 第１、第４、第６、第７フィールドを減算する同期演算
   。 （ｅ）第１、第２、第７、第８フィールドを加算し、 第３、第４、第５、第６フィールドを減算する同期演算
   。 （ｆ）第３、第４、第５、第６フィールドを加算し、 第１、第２、第７、第８フィールドを減算する同期演算
   。