JPH03159480A - ゴースト除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ゴーストを含んだ映像信号からゴーストイ
３号を取り除くため、ゴースト除去基準信号を使用する
ようにしたゴースト除去装置に関し、特にゴースト除去
基！１！信号を正確に判別できるようにしてゴースト除
去処理の誤動作を防止したものである。

［従来の技術］ ゴーストを含んだ映像信号からゴースト信号を取り除く
ため、ゴースト除去基準信号を使用するようにしたゴー
スト除去装置が開発されている。

ゴーストを除去するため映像信号中に挿入ざれるゴース
ト除去基準信号（ＯＣＲ信号）の一例を第２図に示す。

このＧ　Ｃ　Ｒ　ｉｇ号は、８フィールドシーケンス（
周期）の信号であ−〕で、図のように映像イε号の垂直
帰線期間内に挿入ざれる。第１、第３、第６及び第８フ
ィールド目には、立上りがｓｉｎＸ／×１立下りが２Ｔ
の特性となるＯＣＲ波形が挿入される。第２、第４、第
５及び第７フィールド目には、セットアップがＯＣＲ波
形と同じであるＯペデスタル波形が挿入される。

そして、この２つのＯＣＲ信号（ＯＣＲ波形及びＯベデ
スタル波形）が図のように８フィールドを周期として繰
り返し送出される８フィールドシーケンスとなっている
。

第４図は、このＯＣＲ信号を用いてゴーストを取り除く
ゴースト除去装置を示す。

映像信号入力端子１より入力した映像信号は、遅延回路
１３および前ゴースト用トランスバーサルフィルタ１４
を通り加算器１５で夫々の出力が加算される。加算器１
５の出力は、次の加算器ｌ６に入力した、後ゴースト用
トランスバーサルフィルタ１７の出力信号と加算される
。加算器１６の出力映像信号は出力端子ｌ８に導出ざれ
てゴースト除去後の映像信号として使用される。

トランスバーサルフィルタ１４，１？の初期係数は何れ
もＯとなっている。

映像信号はざらに同期分離回路２に供給ざれて水平同期
信号及び垂直同期信号が分離され、これがＯＣＲゲート
パルス発生回路３に供給されてＧＣＲ｛ｇ号用のゲート
パルス（ＯＣＲゲートパルス）が形成され、これが基準
信号発生回路４、８フィールドシーケンス判別回路５及
び８フィールド２８　ｔＺ回路９に送られる。

８フィールドシーケンス判別回路５では、ＧＣＲ波形と
Ｏベデスタル波形とに夫々対応した判別イε号が形成さ
れ、この判別信号が８フィールド演τｌ同路９に供給さ
れる。

８フィールド演算回路９では、映像信号のＯＣＲ　｛３
号を取り込んで、以下のような演算処理が実行される。

つまり、第２図の８フィールドシーケンスにおいて、Ｏ
ＣＲ波形のフィールド、したがって第ｌ，：３，６．８
フイールトが加算処理され、Ｏベテスタル波形のフィー
ルド、したがって第２．４＋　５７フィールドが減算処
理される。

この演算処理によって、押入されたＯ　Ｃ　Ｒ　１ｇ号
の前後に存在する信号（同期信号やバーストイ３号、前
ラインの信号等）が除去されて、第３図Ａに示すような
ＯＣＲ波形だけが出力される。このＯＣＲ波形は微分回
路１０にて微分ざれ（第３図Ｂ）、この微分信号が減算
ｕｌｌに入力される。

一方、基準信号発生回路４では、ＯＣＲゲートパルスに
より微分回路１０からの微分イ３号が減算器１１に送ら
れるタイミングに合わせて、第３図Ｃに示すようなｓｉ
ｎＸ／Ｘバルス基準信号を発生させる。そして、減Ｗ器
１ｌにて微分信号と基準イε号との差信号をフィルタ係
数設定回路ｌ２に伝える。

フィルタ係数設定回路１２では差信号により、前ゴース
ト用トランスバーサルフィルタｌ４及び後ゴースト用ト
ランスバーナルフィルタ１７の係数を算出設定し、ゴー
ストを除去する。

［発明が解決しようとする課題］ このゴースト除去装置では、端子１に供給される映像信
号中に大きなノイズが混入したり、映像信号に挿入され
ている同期イε号の波形が歪んでいたりすると、同期信
号を正しく同期分離できなくなる。

ＯＣＲゲートパルスはこの水平同期信号及び垂直同期信
号に基づいて形成されるものであるから、同期信号の同
期分離が正確に行われないと、ＯＣＲゲートパルスの発
生タイミングも狂い、これにけって映像信号中に挿入さ
れたゴースト除去基準信号であるＯ　Ｃ　Ｒ信号を正確
に抽出でとなくなってしまう。

したがって、最悪の場合にはゴースト除去基準信号とは
全く関係のない信号をゴースト除去怯準信号として使用
し、これに基づいてゴースト除去処理がなされるおそれ
がある。

ＯＣＲ信号が挿入されていない映像信号の場合にも誤動
作するおそれかある。

そこで、この発明ではこのような課題を解決したちので
あって、誤動作が起きないゴースト除去装置を提案する
ものである。

［課題を解決するための手段］ 上述の課題を解決するため、この発明においては、映像
信号に挿入される８フィールドシーケンスのゴースト除
去基準信号を用いて８フイールトシーケンスを判別する
判別手段と、 上記ゴースト除去基準信号を発生する手段と、これより
得られたゴースト除去基準信号と上記映像信号中に挿入
されたゴースト除去基準信号との誤差を検出する誤差検
出回路とを有し、検出ざれた誤差信号か所定値以上のと
きは、そのときの信号をゴースト除去基準信号としては
使用しないようにしたものである。

［作　用］ ８フィールドシーケンス判別回路５で形成ざれた判別信
号に基づいて第２図に示すような８フィールトシーケン
スのＧＣＲ｛ε号（内部ＯＣＲ信号）ｈ）ＧＣＲ信号発
也回路６で生成される。

この内ｇａｓ　ｃ　Ｃ　Ｒ信号と人力Ｏ　Ｃ　Ｒ　｛．
Ｗ号とかｇ算処理されてその誤差イ３号Ｓが検出される
。ＯＣＲ信号同士を減算する場合には、モの誤差ｆε号
Ｓは所定値Ｋの範囲内に収まる。しかし、入力ＧＣＲ信
号かＧＣＲ信号とは異なるときは、所定値Ｋ以ととなる
。

誤差信号Ｓか所定値Ｋ以下であるときは、ゴースト処理
を実行する。しかし、所定値Ｋ以上であるときはゴース
ト処理を実行しない。これで、ゴース１・処理の誤動作
を免れることができる。

［実　施　例］ 続いて、この発明に係るゴースト除去？！準信号を用い
たゴースト除去装置の実施例について、第１図を参照し
て詳細に説明する。ただし、従来例と共通する部分につ
いての説明は省略する。

ゴーストを含む映像信号からゴーストを取り除くために
映像信号に挿入するＧＣＲ信号は、従来と同しく第２図
のような８フィールドシーケンスのＧ　Ｃ　Ｒ償号とす
る。

この発明では、第４図の従来回路に対して、第１図に示
すように新たに８フィールドシーケンスのＯＣＲ信号発
生回路６と減算回路７と誤差検出回路８とか設けられる
。

すなわら、入力映像信号ば８フィールド演算回路９と８
フィールトシーケンス判別回路５とに供給される。

８フィールドシーケンス判別回路５て得られたｌ！）］
別イ３号はＯ　Ｃ　Ｒゲートパルスと共に８フィールト
シーケンスＯＣＲ信号発生回路６に供給されて、第２図
と同様な波形を有すると共に、これと同じタイミングに
発生するＯＣＲ信号（内部ＧＣＲ信号）か生成される。

内部ＯＣＲ信号は入力映像信号と共に減算回路７に供給
ざれて減算処理される。入力映（ｇＩ｛ｇ号にノｆズか
重畳したり、歪みや遅れがないときは、同期信号の分離
などの処理が正しく行われるから、ＩＥ現のタイミング
にＯＣＲゲートパルスが生或ざれる。したがって、内部
ＧＣＲ信号も正規のタイミングで出力されるから、減算
回路７ではＧＣＲ偲号同士のσ４Ｗ．処理となり、その
減算信号Ｓは、Ｓ＝Ｏとなる。

そして、人力Ｏ　Ｃ　Ｒ　（ｇ号中にノイズが重畳しｔ
こり、歪み、遅れなどがあると、それに応じてＳ≠Ｏと
なる。このときの値は所定値ＫをＪ越えることはないと
考えられる。

しかし、同期｛δ号の分離などの処理が正しく行われな
いと、正規のタイミングにＯＣＲゲートパルスが生成ざ
れないので、この場合には、入力映像信号に挿入された
ＧＣＲイε号以外の信号と内部Ｏ　Ｃ　Ｒ信号とで減算
処理が行われてしまう。

このように、ＧＣＲ信号同士を減算処理でぎないとぎは
、誤差信号Ｓは所定値Ｋを遇かに越える。

頽似する波形同士のｉｌｆｆ算処理とはならないか６で
ある。

この誤差イ１号Ｓは８フィールト演算回路９に供給され
、誤差信号Ｓか所定ｆ直Ｉく以下であるときにζよＯ　
Ｃ　Ｒゲーｊ・パルスか正し（発生したものとして、ゴ
ースト除去処理用のＯＣＲ信号の演算処理か行われる。

したがって、従来例で述べたと同じく設定回路ｌ２にお
いて、新たに設定されたフィルタ係数に基づいてゴース
ト除去処理が行われる。

これに対して、誤差イε号Ｓか所定値Ｋを１ｔ！！える
ようなときは、８フィールドの演算処理が禁止ざれる。

具体的には演算回路９に入力映像信号か取り込まれｔ【
いように制闇１ざれる。したかー）で、その８フィール
ドシーケンスでのゴースト除去処理し．【なされない。

［発明の効果１ 以上説明したように、この発明では、内部ＧＣＲ信号と
入力映像信号との誤差信号を検出し、所定値を越えたと
きは、その８フィールドシーケンスでのゴースト除去処
理を禁止するようにしたものである。

こうすれば、常にＯＣＲ信号同士でゴースト除去のため
のフィルタ係数を設定できるようになるので、ゴースト
除去処理の誤動作を回避できる特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るゴースト除去装置の構成図、第
２図は８フィールドシーケンスの説明図、第３図はゴー
スト除去動作の波形図、第４図は従来技術を用いたゴー
スト除去装置の構成図である。 ・同期分離回路 ・ＯＣＲゲートパルス発生回路 ・基準信号発生回路 ・８フィールドシーケンス判別回路 ・８フィールドシーケンスＯＣＲ信号 ７　・ ８　・ ９　・ １　０　・ １　２　・ １　４　・ ｌ　７　・ 発生回路 ・：熾算回路 ・誤差検出回路 ・８フィールト演算回路 ・微分回路 ・フィルタ係故設定回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号に挿入される８フィールドシーケンスの
   ゴースト除去基準信号を用いて８フィールドシーケンス
   を判別する判別手段と、 上記ゴースト除去基準信号を発生する手段と、これより
   得られたゴースト除去基準信号と上記映像信号中に挿入
   されたゴースト除去基準信号との誤差を検出する誤差検
   出回路とを有し、 検出された誤差信号が所定値以上のときは、そのときの
   信号をゴースト除去基準信号としては使用しないように
   したことを特徴とするゴースト除去装置。