JPH0537825A - 自動等化回路 - Google Patents

自動等化回路

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JPH0537825A
JPH0537825A JP3188857A JP18885791A JPH0537825A JP H0537825 A JPH0537825 A JP H0537825A JP 3188857 A JP3188857 A JP 3188857A JP 18885791 A JP18885791 A JP 18885791A JP H0537825 A JPH0537825 A JP H0537825A
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JP
Japan
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ghost
tap coefficient
period
circuit
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3188857A
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English (en)
Inventor
Shiyuugo Yamashita
周悟 山下
Hironori Mitsufuji
洋徳 三藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動等化回路に於いてノイズをゴ
ーストと誤検出することにより、発生する発散を防止す
るものである。 【構成】 ゴースト信号の区間以外のタップ係数の総和
は一般的に少ないはずである。よって、この総和が、所
定値以上の時は、誤動作と判定して、この区間のタップ
係数の値を減じる又は0とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴーストリデューサ装
置及びMUSE信号の波形等化回路等の自動等化回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】GCR信号を用いるトランスバーサルフ
ィルタを備えたゴーストリデューサ装置が各種提案され
ている。このときトランスバーサルフィルタのタップ係
数の演算法によって逐次修正法(時間軸における処理)
と一括修正法(周波数領域における処理)に大別でき
る。ハードウェア規模、CPUの負荷軽減等により逐次
修正法が広く使用されている。
【0003】尚、上記ゴーストリデューサとしては、例
えば、電子技術出版株式会社発行の雑誌「テレビ技術
’90年1月号」の60P〜65Pの宇佐美/斎藤
著、「ソニー ゴーストリダクションチューナVT−G
R1000」等にも記載されている。
【0004】以下に逐次修正法を用いたゴーストリデュ
ーサ装置について述べる。
【0005】図4に逐次修正法を用いたゴーストリデュ
ーサ装置のブロック図を示す。
【0006】(1)はGCR信号の周知の8フィールド
シーケース処理を行なうGCR演算回路である。
【0007】(2)はトランスバーサフィルタである。
(3)はフィルタ(2)を介した波形と基準波形を比較
して誤差成分を検出するゴースト検出回路である。(R
1)(S2)は基準波形メモリである。
【0008】(4)は誤差信号と基準波形とを畳み込み
演算処理等を行ない、この結果によりフィルタ(2)の
タップ係数を出力するタップ係数演算回路である。
【0009】上記装置では、GCR演算回路(1)によ
って入力ビデオ信号のうちGCR信号は8フィールドシ
ーケンス等の演算処理が行われてメモリされ1フィール
ド毎に出力される。このGCR演算回路(1)の出力
は、フィルタ(2)に入力されてゴーストが軽減され
る。
【0010】このゴーストが軽減された波形は、ゴース
ト検出回路(3)で誤差が検出される。そして、タップ
係数演算回路(4)により、フィルタ(2)のタップ係
数は最適値に再設定される。
【0011】このフィルタ(2)のタップ係数として最
初は零あるいは初期値が設定されている。フィルタ
(2)に入力されたGCR信号は、次の式1の処理がな
される。
【0012】y=Σc・x 式1 尚、 y;フィルタ出力 x;フィルタ入力 c;タップ係数 である。
【0013】尚、フィルタ(2)の構成図を図5に示
す。フィルタは遅延線(21)、乗算器(22)、加算
器(23)からなる。図5に示すフィルタはFF型(フ
ィードフォワード型)であるが、FB型(フィードバッ
ク型)あるいはFFとFBの混合型でもよい。
【0014】ところで、一般的に逐次修正法とは、フィ
ルタ(2)の出力と基準波形との誤差をとり(ゴースト
検出)、その誤差が小さくなるようにタップ係数の修正
を繰り返す方法である。
【0015】タップ係数を設定する方法としては、下の
式2のようにゴースト検出回路(3)からの誤差信号を
そのまま用いる方法と、下の式3、4のように式2の結
果より相関演算を用いる方法がある。
【0016】 e =y−r 式2 e’=Σx・e 式3 e’=Σr・e 式4 尚、 e;誤差信号 r;基準信号 である。
【0017】尚、図4のタップ係数演算回路(4)は、
式2、式3、式4の演算結果をもとにタップ係数の修正
を行なう。
【0018】修正法としては下式があげられる(下式に
おいてeは上式のe’でもよい。) c(n+1)=c(n)−α・e 式5 c(n+1)=c(n)−α・sgn(e) 式6 ところでGCR波形の理想波形を図6Aに示す。
【0019】ゴーストが在存すると図6BのようにGC
R波形(a)以外に、その歪み波形であるゴースト信号
(b)が発生する。
【0020】この図6のAとBの差分をとると図6のC
の如く誤差信号(c)を得ることが出来る。
【0021】この誤差信号(c)よりタップ係数を算出
すると図6のDの如く、ゴースト信号cの存在する位置
に対応してタップ(d)が立つ。
【0022】しかし、実際には、ノイズ等の影響によ
り、図6Dに示す如く、図6のCのゴースト信号(c)
の存在する位置以外にもタップが立ってしまう。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来では、ノイズをゴ
ーストとして誤検出し、ゴースト以外の位置にタップ係
数が立つ虞れがある。このため、この誤ったタップ係数
により、タップ係数を設定するループが発散してしまう
ことがある。
【0024】
【課題を解決するための手段】所定レベル(γ)より大
きいゴースト信号(c)の区間(G2)を検出し、この
区間以外(Δ2)のタップ係数の総和(S)を監視し、
この総和(S)が所定値(ε)以上になった時に、この
ゴースト区間以外(Δ2)のタップ係数を減じる。
【0025】
【作用】ゴースト信号区間以外(Δ2)のタップ係数が
大きいときに、これを減じる。
【0026】
【実施例】図1を参照しつつ、本発明の一実施例を説明
する。
【0027】図4と同一部分には同一符号を付した。
【0028】尚、基準波形メモリ(R1)(R2)は省
略した。
【0029】(6)はゴーストレベル判定回路である。
このゴーストレベル判定回路(6)はゴースト信号期間
外を示す信号(Δ2)をスイッチ(7)及びタップ係数
補正回路(10)に出力する。
【0030】このゴーストレベル判定回路(6)はnフ
ィールド毎(n=1.2.3・・)にゴースト位置を監視
する。つまり、図2の如くゴースト検出回路(3)から
の誤差信号のレベルが所定レベル(γ)より大きく且つ
mタップ(m=2.3.4.・・)連続して立つゴースト
信号区間(G1)とそれ以外の区間(Δ1)を検出する。
【0031】尚この時、ゴースト信号のすそのの部分は
ゴースト信号区間(G1)として検出されない。
【0032】よって、このゴーストレベル判定回路
(6)は、ゴースト信号区間を図2のG 2のごとく数タ
ップ広げ、それ以外の区間をΔ2の如く縮める。
【0033】そして前記それ以外の区間(Δ2)の間、
スイッチ(7)を閉じる。
【0034】(8)は累積加算回路である。この累積加
算回路(8)は前記区間(Δ2)に存在するタップ係数
(CΔ)に対し係数の絶対値の総和(S)を求める。
【0035】S=Σ|CΔ| 式7 尚、 CΔ;Δ内のタップ係数 S ; CΔの総和 である。
【0036】(9)は発散判定回路である。この発散判
定回路(9)は,前記総和(S)が所定値(ε)より大
きいことを検出して、補正指令信号を出力する。
【0037】(10)はタップ係数補正回路である。こ
のタップ係数補正回路(10) は、補正指令信号の入
力時に、区間(Δ2)内のタップ係数の値を減じてフィ
ルタ(2)に出力する。
【0038】上記動作を簡単に説明する。
【0039】ゴーストレベル判定回路(6)はゴースト
信号以外の区間(Δ2)を検出し出力する。
【0040】タップ係数演算回路(4)はタップ係数を
求めタップ係数補正回路(10)でスイッチ(7)に出
力する。
【0041】そして、スイッチ(7)は、ゴーストレベ
ル判定回路(6)からの信号により区間(Δ2)の間オ
ンとなる。
【0042】累積加算回路(8)では、送られてきた区
間(Δ2)のタップ係数の総和(S)を求めて出力す
る。
【0043】発散判定回路(9)では、総和(S)と所
定値(ε)の大小関係を判定する。
【0044】S>ε ε:定数 式8 総和(S)が、この値(ε)より大きくなればタップ係
数部の発散の可能性があるとして信号を出力する。
【0045】そして、タップ係数補正回路(10)は、
この信号が入力されるとタップ係数演算回路(4)から
のタップ係数のうち範囲(Δ2)のタップ係数に対して
次式の処理をする。
【0046】Cn’=β(|Cn|)・Cn 式9 ここで、β(C)は従来の算出法で得られたタップ係数
(C)を補正する際の補正係数を表す。
【0047】つまり、この回路では、S≦εの場合はタ
ップ係数演算回路(4)より送られてきたタップ係数を
フィルタ(2)に送るタップ係数とする。この場合、補
正回路(10)ではタップ係数の補正はいっさい行わな
い。
【0048】逆に、S>εの場合はタップ係数演算回路
(4)より送られてきたタップ係数のうちゴーストレベ
ル判定回路(6)によって判定された範囲(Δ2)に属
するタップ係数の補正のみを行なう。
【0049】補正係数βは、図3Aに示すような定数あ
るいは同図Bに示すようなタップ係数Cの関数値として
もよい。図3Bのような特性をもったβを用いると微小
なレベルの雑音等によって立ったタップ係数の収束を早
める効果が期待できる。また、図3には示していないが
レベルが小さいゴーストが視覚的には問題にならないと
して、β(C)=0として範囲Δ2のタップ係数を0に
リセットしてもよい。尚、回路構成を簡単にするために
タップ係数の補正式として式9のかわりに次式を用いて
もよい。
【0050】 Cn’=Cn−β’(|Cn|)・sgn(Cn) 式10 ここで、β’(C)は従来の算出法で得られたタップ係
数Cを補正する際の補正係数でβ(C)と同様な特性を
持つ。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ゴースト信号区間以外
(Δ2)のタップ係数の総和(S)が大きくなったとき
に、これをノイズと判定して、この時のこの区間
(Δ2)のタップ係数の値を減少して発散を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】ゴーストレベル判定回路の動作を説明するため
の図である。
【図3】補正係数を説明するための図である。
【図4】従来例を示す図である。
【図5】トランスバーサルフィルタを示す図である。
【図6】タップ係数を説明するための図である。
【符号の説明】
(2) トランスバーサルフィルタ (4) タップ係数演算回路 (6) ゴーストレベル判定回路 (8) 累積加算回路 (9) 発散判定回路 (10) タップ係数補正回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のしきい値より大きいレベルのゴー
    スト以外に対応するタップ係数の総和を監視し、この総
    和が所定値以上になった場合、タップ係数を補正するこ
    とによってノイズ等の影響によるタップ係数の発散を抑
    止する自動等化回路。
  2. 【請求項2】 所定のしきい値(γ)より大きいレベル
    のゴースト区間以外(Δ2)に対応するタップ係数の総
    和(S)を監視し、この総和(S)が所定値(ε)以上
    になった場合、前記ゴースト区間以外(Δ2)に対応す
    るタップ係数の値を減じることを特徴とする自動等化回
    路。
  3. 【請求項3】 ゴースト成分を減少させるべくタップ係
    数を演算出力するタップ係数演算回路(4)と、前記タ
    ップ係数が設定され映像信号が通過するトランスバーサ
    ルフィルタ(2)とを、備える自動等化回路において、 所定のしきい値(γ)より大きいレベルのゴースト区間
    以外(Δ2)に対応する前記タップ係数の総和(S)を
    監視し、この総和(S)が所定値(ε)以上になった場
    合、前記ゴースト区間以外(Δ2)に対応するタップ係
    数の値を減じることを特徴とする自動等化回路。
JP3188857A 1991-07-29 1991-07-29 自動等化回路 Pending JPH0537825A (ja)

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JP3188857A JPH0537825A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 自動等化回路

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JP3188857A JPH0537825A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 自動等化回路

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ID=16231072

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JP3188857A Pending JPH0537825A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 自動等化回路

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JP (1) JPH0537825A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5432404A (en) * 1993-12-10 1995-07-11 Hitachi, Ltd. Apparatus for detecting a geometric distortion of an image on a display device
JP2011061449A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Oki Electric Industry Co Ltd エコーキャンセラ

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US5432404A (en) * 1993-12-10 1995-07-11 Hitachi, Ltd. Apparatus for detecting a geometric distortion of an image on a display device
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