JP2557737B2 - ゴーストリデューサ装置 - Google Patents

ゴーストリデューサ装置

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JP2557737B2 JP2260777A JP26077790A JP2557737B2 JP 2557737 B2 JP2557737 B2 JP 2557737B2 JP 2260777 A JP2260777 A JP 2260777A JP 26077790 A JP26077790 A JP 26077790A JP 2557737 B2 JP2557737 B2 JP 2557737B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はゴーストリデューサ装置に関し、特にトラ
ンスバーサルフィルタのタップ係数を修正してゴースト
を軽減する、ゴーストリデューサ装置に関する。
〔従来技術〕 第3図に従来のこの種のゴーストリデューサ装置1の
ブロック図を示す。GCR演算部2によって、入力された
ビデオ信号のうちGCR(Ghost Cancelling Reference:ゴ
ースト除去基準)信号について、8フィールドシーケン
ス等の演算処理が行われる。GCR演算部2の出力信号は
フィルタ3に入力され、ゴーストが軽減される。
フィルタ3の構成図を第4図に示す。フィルタ3は遅
延線4,乗算器5および加算器6を含み、第4図に示すフ
ィルタ3はFF型であるが、FB型あるいはFFとFBの混合型
でもよい。
フィルタ3のタップ係数として最初はゼロあるいは初
期値が設定される。フィルタ3に入力されたGCR信号は
(1)式に従って処理される。
y=Σc・x …(1) フィルタ3から出力されたGCR信号は差分器などから
なるゴースト検出部7に与えられ、基準波形との差をと
ることによって誤差信号eを得る。このとき(2)式の
ように基準波形との差をそのまま誤差信号として用いる
方法と、(3),(4)式のように基準波形との差をも
とに相関演算を用いる方法とがある。
e=y−r …(2) e′=Σx・e …(3) e′=Σx・e …(4) e:誤差信号 r:基準信号 これらの結果に基づいて、タップ係数演算部8におい
て、(5)式あるいは(6)式に従って、タップ係数を
修正する。
c(n+1)=c(n)−α・e …(5) c(n+1)=c(n)−α・sgn(e) …(6) α:定数 修正されたタップ係数は新たなタップ係数としてフィ
ルタ3に設定される。以後、収束するまですなわち誤差
信号が極めて小さくなるまで上記と同じ処理を繰り返
す。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の場合、演算中は収束するまでスイッチ9に接点
9aに切り換えておく。これは、演算中の信号を出力する
と、フィルタ3のタップ係数が適切でない場合には、入
力信号よりさらに劣化した信号(ゴーストが新たに付加
された信号)が出力される可能性があるためである。
したがって、ゴーストの時間変動などにより再び演算
を開始するときなど、フィルタ3に適切なタップ係数が
設定されてないときは、スイッチ9接点9a側に切り換え
ることにより、一時的にでも、ゴーストが全然軽減され
ていない信号が出力される。
しかし、演算中にスイッチ9を接点9b側に切り換える
と、上述のように、演算途中の信号、場合によっては入
力より劣化した信号が出力されてしまう。特に、突発的
なノイズなどにより演算途中で発散した場合、非常に乱
れた映像信号が出力される。
それゆえに、この発明の主たる目的は、演算中に生じ
ることのある映像信号の乱れを可及的軽減することがで
きる。ゴーストリデューサ装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、簡単にいえば、GCR信号が通過するフィ
ルタ、演算中の第1タップ係数を出力する第1手段、収
束した第2タップ係数を出力する第2手段、およびGCR
信号がフィルタを通過する期間は第1タップ係数をフィ
ルタに設定し、GCR信号がフィルタを通過した後は第2
タップ係数をフィルタに設定する切換手段を備える、ゴ
ーストリデューサ装置である。
〔作用〕
1フィールドに1度(18,281H)送出されるGCR信号が
フィルタを通過するまでは、第1手段から出力された演
算中の第1タップ係数がフィルタに設定され、これによ
ってゴーストの検出およびタップ係数の修正が常時行わ
れる。また、GCR信号がフィルタを通過した後は、第2
手段から出力されたかつ収束した第2タップ係数がフィ
ルタに設定され、これによってゴーストが軽減された映
像信号が出力される。
〔発明の効果〕
この発明によれば、映像信号の前部に挿入されたかつ
映像信号に影響を与えないGCR信号がフィルタを通過す
る期間は演算中の第1タップ係数をフィルタに設定し、
GCR信号がフィルタを通過した後は収束した第2タップ
係数をフィルタに設定するようにしたので、ゴーストの
検出およびタップ係数を常時修正できるばかりでなく、
ゴーストが軽減された映像信号を出力することができ
る。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1図に示すこの発明の一実施例のゴーストリデュー
サ装置10において、GCR演算部12,フィルタ14,ゴースト
検出部16およびタップ係数演算部18は、それぞれ、第3
図の従来のGCR演算部2,フィルタ3,ゴースト検出部7お
よびタップ係数演算部9と同じである。
タップ係数メモリ20には、通常は、最新の収束したタ
ップ係数が保管されるが、最初だけはゼロあるいは初期
値が入っている。
GCR信号より後のライン中に、スイッチ22を接点22a側
に切り換えて、収束したタップ係数をタップ係数メモリ
20からフィルタ14に設定する。応じて、タップ係数設定
後の信号に対してはゴーストが軽減された信号がフィル
タ14から出力される。
次フィールドのGCR信号の前あるいは前々ライン中
に、スイッチ22を接点22b側に切り換えて演算途中のタ
ップ係数をフィルタ14に設定する。GCR信号は先の
(1)式に従ってフィルタ演算され、ゴースト検出部16
に入力される。先の(2)〜(4)式のいずれかによっ
てゴーストが検出され、その誤差信号eをもとに、先の
(5)あるいは(6)式に従って、タップ係数演算部18
でタップ係数が修正される。
フィルタ14の処理を完了してGCR信号がゴースト検出
部16に入力されると、スイッチ22を接点22a側に切り換
えてタップ係数メモリ20からの収束したタップ係数が再
びフィルタ14に設定される。すなわちGCR信号の後ライ
ン中に収束したタップ係数をフィルタ14に再設定する。
このように、GCR信号期間中以外では、常に収束した
タップ係数がフィルタ14に設定されるのでゴーストが軽
減された信号が出力される。また、GCR信号期間中は演
算途中結果が出力されるが、映像信号には全く影響はな
い。
GCR信号期間中は1フィールド毎に上記のようなタッ
プ係数修正演算が繰り返されている。これを何回か繰り
返した後、誤差信号が極めて小さくなったときすなわち
ゴーストが軽減されたときのタップ係数をタップ係数メ
モリ20に保管する。したがって、次にタップ係数メモリ
20からフィルタ14に収束したタップ係数を設定するとき
は、新しくタップ係数メモリ20に保管された最新の収束
値を用いる。
GCR信号期間中はさらに演算を続け、今回の収束値よ
りさらに結果がよければ(誤差信号が小さければ)、そ
の結果を新しいタップ係数としてタップ係数メモリ20に
保管し、映像期間中は最近のタップ係数として使用す
る。
このようにして、上述の実施例においては、常にゴー
スト検出をしているため、たとえばゴーストが時間変動
したときでも、それに従ってタップ係数を修正し、その
最新のタップ係数を用いることができるので、ゴースト
が軽減された鮮明な画像が得られる。また、突発的なノ
イズなどにより万一演算が発散したとしても映像信号に
影響しない。
なお、第1図のゴースト検出部16およびタップ係数演
算部18における演算が1フィールド以内に終わらない場
合は、フィルタ14のタップ係数の設定を毎フィールド毎
に行う必要はなく、ゴースト検出部16およびタップ係数
演算部18における演算終了以降のGCR信号の前後のライ
ン中にタップ係数の設定を行ってもよい。
なお、上述の実施例は演算結果途中が映像信号中に出
力されないのが特徴であるが、実際にゴーストが軽減さ
れていくのを画面上で確認できると視覚的効果が大き
い。実施例の構成ではそれも容易である。すなわち、GC
R信号の後ライン中に収束したタップ係数を設定するの
を行わなければ、演算途中結果(ゴーストが軽減されて
いく過程)を画面上で確認することができる。
この場合、修正されたタップ係数の設定を毎フィール
ド毎ではなくnフィールド毎(n=1,2,3...)に設定す
れば、演算の過程を視覚的に見やすい速さで出力でき
る。
さらに、映像信号の一部をタップ係数設定期間に用い
れば1画面中に各種の状態(モード)を表示できる。た
とえば、1フィールド262.5HのうちGCR信号の後ライン
でタップ係数としてゼロを設定し、90Hラインで前・近
傍ゴーストに対応したタップ係数だけを設定し、170Hラ
インで残りのタップ係数を設定するようにすれば、画面
の上部にゴーストが全然軽減されていない状態、画面の
中央に前・近傍ゴーストが軽減された状態、画面の下部
に全ゴーストが軽減された状態を表示することができ
る。この実施例を第2図に示す。
この第2図実施例においては、さらに、タイミングパ
ルス発生部24が設けられる。画面にどのような状態を表
示する(演算途中の結果を画面上で確認、あるいは1画
面上で各状態を確認等)かを信号SWで選択し、上述のよ
うな各モードに対応したフィルタ14へのタップ係数の設
定タイミングを規定するタイミングパルスがタイミング
パルス発生部24で発生され、それに応じて、スイッチ22
がフィルタ14へのタップ係数を切り換えて設定する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。 第2図はこの発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。 第3図は従来技術を示すブロック図である。 第4図はトランスバーサルフィルタの構成の一例を示す
図解図である。 図において、10はゴーストリデューサ装置、12はGCR演
算部、14はフィルタ、16はゴースト検出部、18はタップ
係数演算部、20はタップ係数メモリ、22はスイッチ、24
はタイミングパルス発生部を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GCR信号が通過するフィルタ、 演算中の第1タップ係数を出力する第1手段、 収束した第2タップ係数を出力する第2手段、および 前記GCR信号が前記フィルタを通過する期間は前記第1
    タップ係数を前記フィルタに設定し、前記GCR信号が前
    記フィルタを通過した後は前記第2タップ係数を前記フ
    ィルタに設定する切換手段を備える、ゴーストリデュー
    サ装置。
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