JP2841842B2 - 画像復元装置 - Google Patents

画像復元装置

Info

Publication number
JP2841842B2
JP2841842B2 JP2307382A JP30738290A JP2841842B2 JP 2841842 B2 JP2841842 B2 JP 2841842B2 JP 2307382 A JP2307382 A JP 2307382A JP 30738290 A JP30738290 A JP 30738290A JP 2841842 B2 JP2841842 B2 JP 2841842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
input
value
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2307382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04178781A (ja
Inventor
浩司 山本
進 丸野
茂生 阪上
敏行 香田
泰治 〆木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2307382A priority Critical patent/JP2841842B2/ja
Publication of JPH04178781A publication Critical patent/JPH04178781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2841842B2 publication Critical patent/JP2841842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像復元処理において、劣化した画像を、
より人間の視覚特性に合い、かつ高速に処理できる画像
復元装置に関するものである。
従来の技術 従来の画像復元装置としては、例えば「C.コッホ(C.
Koch),J.マロクイン(J.Marroquin)and A.ユーリ(A.
Yuille):アナログ“ニューロナル”ネットワークス
イン アーリー ビジョン(Analog“Neuronal"Network
s in early vision),Proc.Natl.Acad.Sci.USA,83,pp.4
263−4267(1986)」に示されている。
第8図はこの従来の画像復元装置の構成図を示すもの
であり、1は入力画像、2はコンボリューションマトリ
クスデータ、81はエッジエネルギー最小化部、82は画素
エネルギー最小化部、6は画像出力部である。
以上のように構成された従来の画像復元装置の動作を
図に従って説明する。
一般に画像の劣化過程は、まず原画像がぼやかされ次
に雑音が加法的に加わるという形で表現される。
したがって劣化画像をg(x,y)原画像をf(x,y)、
前記原画像が関数h(x,y)によってぼかされたものと
し、さらにノイズをn(x,y)とすると画像の劣化過程
を次式のように表すことができる。
g(x,y)=∬h(x−a,y−b)f(a,b)dadb+n(x,y)……(1) (1)式を離散的な画像の場合に置き直すと(2)式の
ように表すことができる。
ここで、座標(i,j)における劣化画像の画素値をG
(i,j)、原画像の画素値をF(i,j)、ノイズ値をN
(i,j)、前記関数h(x,y)を表すコンボリューショマ
トリクスの(i,j)成分をH(i,j)とする。但し、前記
コンボリューションマトリクスは(k,l)成分がf(i,
j)に対応する。
G(i,j)、H(i,j)が既知である場合にF(i,j)
を推定することを考える。いま(2)式を次式のように
変形する。
N(i,j)が未知であるので、G(i,j)を平滑化しな
がら(3)式の右辺を最小にするF(i,j)を求めなけ
ればならない。したがって、平滑化を行なう制約条件と
して、次式で表されるような各画素間の画素知の差分が
0になる時の最小となる式Econ(i,j)を(3)式に付
け加える。
Econ(i,j)={F(i,j+l)−F(i,j)} +{F(i+1,j)−F(i,j)} ・・・(4) しかし、平滑化が過度に行われると原画像におけるエ
ッジ部分が鈍り、復元画像が視覚的に良くない、ぼやけ
た画像となってしまう。よってエッジのたち具合いを表
す指標として第9図に示すような線過程と呼ばれる、画
素と画素の間に存在する仮想を値、A(i,j)及び、B
(i,j)を導入し、Econ(i,j)を次式のように書き換え
る。但し、A(i,j)、B(i,j)は、エッジがたってい
れば1、たっていなければ0を値として持つとする。
Econ(i,j)={F(i,j+1)−F(i,j)}{1
−A(i,j)} +{F(i+1,j)−F(i,j)}{1−B(i,
j)} ・・・(5) (5)式は画素値Fから見れば「エッジが立っていない
画素間では平滑化を行い、エッジが立っている画素間で
は平滑化を行わない」ということを表しており、線過程
A、Bから見れば「画素間の画素値の差が大きいほど線
過程の値を1に近づける」ということを表わしている。
さらにA(i,j)、B(i,j)も入力画像から推定しな
ければならない。そこで次式で表されるEedgを最小にす
る時のA(i,j)、B(i,j)の組が画像のエッジとして
一番もっともらいしと仮定する。
ここで、第1項目は「線過程は、1または0のどちら
かの値をとる」、第2項目は「同じ方向の線過程は平行
に並ぶことはまずない」、第3項目は「エッジは余り多
くは立たない」、そして最後の項は「エッジはたいてい
続いているかまたは、曲がっており、分枝することは余
りない」という過程を各々表している。但し、Ca、Cb、
Ccは各項の全体に対する重みを表すパラメータである。
結局、次式で表されるEを最小にするF(i,j)が求
めたい復元画像の座標(i,j)における画素値というこ
とになる。
但し、C1、C2、C3、C4、C5は全体に対する各項の重み
を表すパラメータである。
従来の画像復元装置においては第8図に示すようにエ
ッジエネルギー最小化部81は、入力画像1、コンボリュ
ーションマトリクスデータ2及び、画素エネルギー最小
化部82から入力を受ける。
第10図は、エッジエネルギー最小化部81及び、画素エ
ネルギー最小化部82の具体的な構成図であり、101はエ
ッジ偏微分部、104はエッジメモリ、105は画素偏微分
部、108は画素メモリ、102及び、106は乗算部、103及
び、107は加算部を表す。
復元画像の画素値を表す画像メモリの内容は、最初に
入力画像1の各画素値に初期設定される。また線過程の
値を表すエッジメモリ104の内容は、すべて0〜1の適
当な値に初期設定される。
第10図は示すように画素偏微分部105は入力画像1、
コンボリューションマトリクスデータ2、加算部103及
び、エッジメモリ104から入力を受ける。
いま(7)式をF(i,j)に関して偏微分部した関数
をEfとおくと、画素遍微分部105は入力値をもとに各画
素ごとのEf値を算出し、乗算部106及び、それに続く加
算部107を介して自分自身にフィードバックさせる。但
し、(7)式における係数C1〜C5は、あらかじめ適当な
値に固定されている。
乗算部106は、入力の値に十分に0に近い負の数(−
ε)をかけて出力する。
加算部107は乗算部106と画素メモリ108からの入力を
足し合わせた値を画素置偏微分部105及び、エッジ偏数
微分部101に対して出力する一方、画素メモリ108の内容
を出力した値に書き変える。結局、画素メモリ108の内
容は一時刻前のF(i,j)の値であり、次式に従って内
容が更新されることになる。
Ft+1(i,j)=Ft(i,j)−εfEf(Ft(i,j)) ・・・(8) 但し、Ft+1(i,j)及び、Ft(i,j)は各々、座標(i,
j)の時刻t+1における画素値、時刻tにおける画素
値を表し、εは十分に小さな正数とする。
ここでEはF(i,j)について微分可能であるので次
のことが成り立つ。
△F(i,j)→0ならば {E(△(i,j)+F(i,j))−E(F(i,j))}/△F(i,j) =∂E/∂F(i,j) ・・・(9) ここで、 △F(i,j)=−ε∂F(i,j)とおくと E(△F(i,j)+F(i,j))−E(F(i,j) =−ε{∂E/∂F(i,j)}≦0 ・・・(10) (10)式から、(8)式に従ってF(i,j)を更新する
ことによってEを最小にするF(i,j)を求められるこ
とがわかる。
エッジ偏微分部101は加算部107及び、画素メモリ108
から入力を受ける。
いま(7)式をA(i,j)、B(i,j)に関して偏微分
した関数をEeとおくと画素偏微分部105は、入力値をも
とに各線過程ごとのEeの値を算出し、乗算部106及び、
それに続く加算部107を介して自分自身にフィードバッ
クさせる。但し、(7)式における係数C1〜C5は、あら
かじめ適当な値に固定されている。
乗算部102は、入力の値に十分に0に近い負の数(−
εl)をかけて出力する。
加算部103は乗算部102とエッジメモリ104からの入力
を足し合わせた値をエッジ偏微分部101及び、画素偏微
分部105に対して出力する一方、エッジメモリ104の内容
を出力した値に書き変える。結局、エッジメモリ104の
内容は一時刻前のA(i,j)、B(i,j)の値であり、
(8)〜(10)式で示した内容と同様の理由により、E
を最小にするA(i,j)、B(i,j)を求めることが出来
る。
次に画像出力部6が画素メモリ108の内容を復元画像
として出力する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、画素値の変動幅
が極端に大きい画素間では、線過程を推定する際に、
「画素間の画素値の差が大きいほど線過程の値を1に近
づける」という仮定を表わしている(7)式の第2項
((5)式)による引き込みが生じ、他の仮定に関係な
く、いっきに線仮定の値を1に近づけてしまうことにな
る。従って、変動幅が極端に大きいノイズがのった画素
間では、非常に早く線過程の値が1に近づくために平滑
変が進まず、孤立点ノイズとして残ってしまう。さらに
変動幅が極端に大きいノイズが多い場合は、多くの不要
な線過程が1に近い値を持つために、画像全体の平滑変
が進まず、処理速度が遅くなるという課題を有してい
た。
本発明はかかる点に鑑み、画素値の変動幅が大きいノ
イズがある場合でも、復元画像に孤立点ノイズが残ら
ず、さらに処理速度も速い画像復元装置を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 入力される画像の隣合う画素間の差分に応じて、画像
の各画素の付随するパラメータを設定するパラメータ設
定部と、画素間にエッジが存在している確立を表わす値
をもつ線過程を変数とし、入力される画像と前記パラメ
ータ設定部からの入力で決まる関数を最小化することに
よって線過程を推定するエッジエネルギー最小化部と、
画素値を変数とし、入力される画像と前記入力エッジエ
ネルギー最小化部からの入力と画像の劣化過程を表わす
コンボリューションマトリクスデータとで決まる関数を
最小化することによって画素値を推定する画素エネルギ
ー最小化部と、前記画素エネルギー最小化部によって推
定された画素値から得られる画像を復元画像として出力
する画像出力部を備えた画像復元装置を構成する。
作用 本発明は前記の構成により、「画素間の画素値の差が
極端に大きい場合はノイズである確率が高い」という過
程に基づき、パラメータ設定部によって画素間の画素値
の差分が大きい場合には、(7)式の係数を変化させ
る。このような(7)式の係数の制御によって、(7)
式の第2項((5)式)による引き込みを抑えることが
でき、孤立点ノイズが残らない復元画像を得ることがで
きる。さらに不要な線過程の活性化速度も抑えることが
でき、それにともなって処理速度が速くなる。
実施例 第1図は本発明の実施例における画像復元装置の構成
図を示すものである。第1図において、1は入力画像、
2はパラメータ設定部、3はコンボリューションマトリ
クスデータ、4はエッジエネルギー最小化部、5は画素
エネルギー最小化部、6は画像出力部である。
以上のように構成された本実施例の画像復元装置につ
いて、以下にその動作を説明する。
まず入力画像1はパラメータ設定部2と画素エネルギ
ー最小化部5に入力される。但し、パラメータ設定部2
は、処理の最初では入力画像1が、それ以降では画素エ
ネルギー最小化部5からの出力が入力される。
第2図はパラメータ設定部2の構成図であり、21は関
数パラメータ決定部、22は画素差分部、23は係数制御
部、24は係数メモリである。係数メモリ24は線過程の座
標位置で区別されるメモリから成る。各メモリの内容は
すべて同し値で初期化される。
パラメータ設定部2の入力された画像は、まず関数パ
ラメータ決定部21と画素差分部22に入力される。関数パ
ラメータ決定部21は、入力された画像に対し、例えば、
空間周波数分析を行なうことによって、高周波成分が大
きいならば、不連続性の強い画像、低周波成分が大きい
ならば、不連続性が弱い画像と判断し、不連続性の強い
画像ならば大きい値を、不連続性の弱い画像ならば小さ
い値を係数制御部23に出力する。
画素差分部21は、隣合う画素間の差分値を算出し、計
算した画素間の線過程の座標位置ごとに、その結果を係
数制御部23へ出力する。
係数制御部23は、関数パラメータ決定部21からの入力
をもとに(7)式の係数を制御する関数(係数制御関
数)を決定し、さらに画素差分部22からの入力に対する
係数制御関数の出力を、画素差分部22からの入力を計算
した画素間の線過程の座標位置に対応する係数メモリ24
内のメモリに出力する。係数メモリ24は各メモリの内容
を入力値に書換え、保持する。
第3図は係数制御部23の具体的な構成図を表わす図で
あり、31は時間関数部、32は係数制御部関数部である。
関数パラメータ決定部21の出力は、時間関数部31に入
力される。時間関数部31の出力値θは、関数パラメータ
決定部21からの入力値θに対して、例えば第4図
(a)に示すような線形関数、第4図(b)に示すよう
な線形関数の組合せ、あるいは第4図(c)に示すよう
な非線形関数等によって決まる値をもつ。
係数制御関数部32は、時間関数部31と画素差分部22か
らの入力を受け、各画素間ごとに値を出力する。例えば
(7)式の係数C2を制御する場合、係数制御関数部32の
出力値C2(x,i,j)は、画素差分部22からの入力値△F
(x,i,j)が、時間関数部31からの入力値θまでは一定
値をもち、前記入力値θを越える前記入力値△F(x,i,
j)に対しては、第5図(a)に示すような線形関数、
第5図(b)に示すような線形関数の組合せ、あるいは
第5図(c)に示すような非線形関数等によって決まる
値をもつ。但し、C2(x,i,j)は、適当な初期値C20に初
期設定されている。ここでC2及び、△Fの添え字のxは
差分をとる画素の方向(水平方向か、垂直方向か)を表
わしている。
C2は、「エッジは余り多くは立たに」という仮定を考
慮する割合を表わしており、C2の値が大きい場合は、線
過程の活性化を抑制する効果も増大し、線過程の値を0
に近づけることになる。従って、第5図に示すような係
数C2の制御は、「画素間の差分がある値よりも大きい場
合は、線過程の活性化をその差分値に比例して抑制す
る」ことに相当する。
第6図は、エッジエネルギー最小化部4及び、画素エ
ネルギー最小化部5の具体的な構成図であり、61はエッ
ジ偏微分部、62及び、66は乗算部、63及び、67は加算
部、64はエッジメモリ、65は画素偏微分部、68は画素メ
モリを表す。
線過程の値を表すエッジメモリ64の内容はすべて0〜
1の適当な値に初期設定される。また復元画像の画素値
を表すメモリ68の内容は最初に、入力画像1の各画素値
に初期設定される。
エッジ偏微分部61は加算部67、画素メモリ68及び、パ
ラメータメモリ64から入力を受ける。
いま(7)式をA(i,j)、B(i,j)に関して偏微分
した関数をEeとおくと画素偏微分部45は、入力値をもと
に各線過程ごとにEeの値を算出し、乗算部46及び、それ
に続く加算部47を介して自分自身にフィードバックさせ
る。但し、各線過程ごとにEeの値を算出する際、パラメ
ータメモリ24の内に対応するメモリに保持されている内
容が読み出され、(7)式の係数の値は、読み出された
値に変えられる。
乗算部62は、入力の値に十分に0に近い負の数をかけ
て出力する。
加算部63は乗算部62とエッジメモリ64からの入力を足
し合わせた値をエッジ偏微分部61及び、画素偏微分部65
に対して出力する一方、エッジメモリ64の内容を出力し
た値に書き変える。結局、エッジメモリ64の内容は一時
刻前のA(i,j)、B(i,j)の値であり、(8)〜(1
0)式で示した内容と同様の理由によい、Eを最小にす
るA(i,j)、B(i,j)を求めることが出来る。
この時、パラメータ設定部2による係数制御によっ
て、(7)式の第2項((5)式)による引き込みを抑
え、他の条件((7)式の第3項以降の項)によって連
続性を加味することができる。したがって、変動幅の大
きいノイズがある場合でも、線過程A(i,j)、B(i,
j)の値は急激に1に近づくことがなく、連結性の良い
線過程を得ることができる。
第6図に示すように画素偏微分部65は入力画像1、コ
ンボリューションマトリクスデータ2、加算部63及び、
エッジメモリ64から入力を受ける。
いま(7)式をF(i,j)に関して偏微分した関数をE
fとおくと画素偏微分部65は、入力値をもとに各画素ご
とのEfの値を算出し、乗算部66及び、それに続く加算部
67を介して自分自身にフィードバックさせる。
乗算部66は、入力の値に十分に0に近い負の数をかけ
て出力する。
加算部67は乗算部66と画素メモリ68からの入力入力を
足し合わせた値を画素偏微分部65及び、エッジ偏微分部
61に対して出力する一方、画素メモリ68の内容を出力し
た値に書き変える。結局、画素メモリ68の内容は一時刻
前のF(i,j)の値であり、(8)〜(10)式で示した
内容と同様の理由により、Eを最小にするF(i,j)を
求めることが出来る。
この時、エッジメモリ64に保持されている線過程は、
パラメータ設定部2による係数の制御により、ノイズの
影響がなく、連結性の良い状態になっているので、それ
にともなって画素メモリ68に保持されている画素値は、
変動幅の大きいノイズがなく、エッジ部分が明瞭な状態
になる。
さらに、変動幅の大きいノイズが多い場合でも、その
ノイズの影響で多くの不要な線過程の値が1に近づくこ
とがない。したがって平滑変が速く進むことになり、処
理の高速化も図ることができる。
次に画像出力部6が画素メモリ68の内容を復元画像と
して出力する。
なお(7)式の係数C1を制御する場合には、係数制御
関数部32の出力関数を第7図(a)に示すような線形関
数、第7図(b)に示すような線形関数の組合せ、ある
いは第7図(c)に示すような非線形関数等にする。
発明の効果 本発明によれば、孤立点ノイズが残らない復元画像を
得ることができる。さらに、それにともなって処理速度
が速くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例における画像復元装置の構成を示すブ
ロック図、第2図は第1図のパラメータ設定部の構成を
示すブロック図、第3図は第2図の係数制御部の構成を
示すブロック図、第4図は第3図の時間関数部の出力関
数の図、第5図は(7)式の係数C2を制御する場合の係
数制御関数の図、第6図は第1図のエッジエネルギー最
小化部と画素エネルギー最小化部の具体的な構成を示す
ブロック図、第7図は(7)式の係数C1を制御する場合
の係数制御関数の図、第8図は従来例の実施例における
画像復元装置の構成を示すブロック図、第9図は線過程
の説明図、第10図は第8図におけるエッジエネルギー最
小化部と画素エネルギー最小化部の構成を示すブロック
図である。 1……入力画像、2……パラメータ設定部、3……コン
ボリューションマトリクスデータ、4、81……エッジエ
ネルギー最小化部、5、82……画素エネルギー最小化
部、6……画像出力部、21……関数パラメータ決定部、
22……画素差分部、23……係数制御部、24……係数メモ
リ、31……時間関数部、32……係数制御関数部、61、10
1……エッジ偏微分部、62、66、102、106……乗算部、6
3、67、103、107……加算部、64、104……エッジメモ
リ、65、105……画素偏微分部、68、108……画素メモ
リ。
フロントページの続き (72)発明者 香田 敏行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 〆木 泰治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−138473(JP,A) 特開 平1−145783(JP,A) 特開 平1−224883(JP,A) 特開 平4−88485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/00 G06T 5/20 H04N 1/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される画像の隣合う画素間の差分に応
    じて、画像の各画素に付随するパラメータを設定するパ
    ラメータ設定部と、画素間にエッジが存在している確率
    を表わす値をもつ線過程を変数とし、入力される画像と
    前記パラメータ設定部からの入力で決まる関数を最小化
    することによって線過程を推定するエッジエネルギー最
    小化部と、画素値を変数とし、入力される画像と前記エ
    ッジエネルギー最小化部からの入力と画像の劣化過程を
    表わすコンボリューションマトリクスデータとで決まる
    関数を最小化することによって画素値を推定する画素エ
    ネルギー最小化部と、前記画素エネルギー最小化部によ
    って推定された画素値から得られる画像を復元画像とし
    て出力する画像出力部とを備えたことを特徴とする画像
    復元装置。
  2. 【請求項2】パラメータ設定部を入力画像が連続性の強
    い画像か弱い画像かを判断し、その結果に応じた出力を
    出す関数パラメータ決定部と、入力される画像の隣合う
    画素間の差分値を算出する画素差部分と、前記関数パラ
    メータ決定部からの入力によって決まる関数を係数制御
    関数として持ち、前記画素差分部からの入力によって、
    前記係数制御関数がエッジエネルギー最小化部のパラメ
    ータを制御する係数制御部と、前記係数制御部からの出
    力を保持する係数メモリで構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の画像復元装置。
  3. 【請求項3】係数制御部を関数パラメータ決定部からの
    入力を初期値とし、処理時間とともに出力値が変化する
    時間関数部と、前記時間関数部からの入力と画像差分部
    からの入力によって出力が決まる係数制御関数部で構成
    したことを特徴とする請求項2に記載の画像復元装置。
  4. 【請求項4】時間関数部は、関数パラメータ決定部から
    の入力値をそのまま出力値とすることを特徴とする請求
    項3に記載の画像復元装置。
  5. 【請求項5】時間関数部は、処理時間とともに一定の割
    合で出力値が変化することを特徴とする請求項3に記載
    の画像復元装置。
  6. 【請求項6】時間関数部は、処理時間で区別される区間
    において、各々異なる割合で出力値が変化することを特
    徴とする請求項3に記載の画像復元装置。
  7. 【請求項7】時間関数部は、処理時間とともに非線形に
    出力値が変化することを特徴とする請求項3に記載の画
    像復元装置。
  8. 【請求項8】係数制御関数部は、画素差分部からの入力
    値が時間関数部からの入力値より小さい場合は変化せ
    ず、前記時間関数部からの入力値以上になると、前記画
    素差分部からの入力値に対して一定の割合で変化する出
    力値をとることを特徴とする請求項3に記載の画像復元
    装置。 記載の画像復元装置。
  9. 【請求項9】係数制御関数部は、画素差分部からの入力
    値が時間関数部からの入力値より小さい場合は変化せ
    ず、前記時間関数部からの入力値以上になると、前記画
    素差分部からの入力値で区別される各区間に対して、各
    々異なる割合で変化する出力値をとることを特徴とする
    請求項3に記載の画像復元装置。
  10. 【請求項10】係数制御関数部は、画素差分部からの入
    力値が時間関数部からの入力値より小さい場合は変化せ
    ず、前記時間関数部からの入力値以上になると、前記画
    素差分部からの入力値に対して、非線形に変化する出力
    値をとることを特徴とする請求項3に記載の画像復元装
    置。
JP2307382A 1990-11-13 1990-11-13 画像復元装置 Expired - Fee Related JP2841842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2307382A JP2841842B2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 画像復元装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2307382A JP2841842B2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 画像復元装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04178781A JPH04178781A (ja) 1992-06-25
JP2841842B2 true JP2841842B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=17968382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2307382A Expired - Fee Related JP2841842B2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 画像復元装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2841842B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04178781A (ja) 1992-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100694090B1 (ko) 이미지 콘트라스트 향상 시스템들에서 노이즈 부스트 보호방법 및 장치
RU2367021C2 (ru) Устройство обработки изображения, способ обработки изображения, программа для способа обработки изображения и носитель записи, предназначенный для записи в него программы для способа обработки изображения
JP4344964B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US8615141B2 (en) Systems and methods for motion blur reduction
EP3729365B1 (en) Improved inverse tone mapping method and corresponding device
JP3877015B2 (ja) ディジタル画像のシーケンスの画像内のノイズの時間的フィルタリングの方法及び装置
JP2008205737A (ja) 撮像システム、画像処理プログラム、画像処理方法
JP4069943B2 (ja) ノイズ除去の強弱を画面内でコントロールする画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、および電子カメラ
JPH03502975A (ja) 画像鮮明化及び雑音抑制のための中心重み付き局所分散を用いた不鮮明なマスキング
JPH09147103A (ja) ディジタル画像のシーケンスの画像内のノイズの時間的フィルタリングの方法及び装置
JP4096613B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
CN102572222B (zh) 图像处理装置和方法以及图像显示装置和方法
CN108632501B (zh) 视频防抖方法及装置、移动终端
JP2841842B2 (ja) 画像復元装置
WO2004010379A1 (ja) 画像処理装置
JP2012032739A (ja) 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置
JP2969921B2 (ja) エッジ特徴抽出装置
US20230316463A1 (en) Filter for temporal noise reduction
JP2966141B2 (ja) エッジ特徴抽出装置及び画像復元装置
JP3289435B2 (ja) 輝度信号強調処理装置
JP2986625B2 (ja) 肌色検出回路および撮像装置
CN115514946B (zh) 调整图像画质的方法、系统、电子设备及存储介质
EP1459561A2 (en) Adjustment of motion vectors in digital image processing systems
JPH0496877A (ja) 画像復元装置
KR100243299B1 (ko) 영상의 재귀적 히스토그램 등화 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees