JP2966141B2 - エッジ特徴抽出装置及び画像復元装置 - Google Patents

エッジ特徴抽出装置及び画像復元装置

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JP2966141B2
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進 丸野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理分野のエッジ
抽出処理において、劣化した画像からノイズの影響が少
なく、連結性に優れたエッジを抽出できるエッジ特徴抽
出装置及び、画像処理分野の画像復元処理において、劣
化した画像をより人間の視覚特性にあった画像にできる
画像復元装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエッジ特徴抽出装置としては、例
えば「C.コッホ(C.Koch), J.マロクイン(J.Marroquin) and A.ユー
リ(A.Yuille): アナロク゛"ニューロナル"ネットワークスイン アーリー ヒ゛シ゛ョン(An
alog"Neuronal"Networks in early vision), Proc. Nat
l. Acad. Sci. USA, 83, pp.4263-4267 (1986)」に示さ
れている。
【0003】図19はこの従来のエッジ特徴抽出装置の
構成図を示すものであり、1は入力画像、2はコンボリ
ューションマトリクスデータ、131はエッジエネルギ
ー最小化部、132は画素エネルギー最小化部、7はエ
ッジ特徴出力部である。
【0004】以上のように構成された従来のエッジ特徴
抽出装置の動作を図に従って説明する。
【0005】正しいエッジ線を劣化画像から得る場合に
は、劣化画像の復元処理を行いながらエッジを抽出しな
ければならない。一般に画像の劣化過程は、まず原画像
がぼやかされ次に雑音が加法的に加わるという形で表現
される。したがって劣化画像をg(x,y)、原画像をf(x,
y)、原画像が関数h(x,y)によってぼかされたものとし、
さらにノイズをn(x,y)とすると、画像の劣化過程を次式
(数1)のように表すことができる。
【0006】
【数1】
【0007】(数1)を離散的な画像の場合に置き直す
と(数2)のように表すことができる。
【0008】
【数2】
【0009】ここで、座標(i,j)における劣化画像の画
素値をG(i,j)、原画像の画素値をF(i,j)、ノイズ値をN
(i,j)、前記関数h(x,y)を表すコンボリューションマト
リクスの(i,j)成分をH(i,j)とする。但し、前記コンボ
リューションマトリクスは(k,l)成分がf(i,j)に対応す
る。
【0010】G(i,j)、H(i,j)が既知である場合にF(i,j)
を推定することを考える。いま(数2)を次式のように
変形する。
【0011】
【数3】
【0012】N(i,j)が未知であるので、G(i,j)を平滑化
しながら(数3)の右辺を最小にするF(i,j)を求めなけ
ればならない。したがって、平滑化を行なう制約条件と
して、次式(数4)で表されるような各画素間の画素値
の差分が0になる時に最小となる式 Econ(i,j)を(数
3)に付け加える。
【0013】
【数4】
【0014】いま、エッジは画素と画素の間に存在する
と仮定する。そこでエッジがあるかないかを表わす指標
として図20に示すような線過程と呼ばれる、画素と画
素の間に存在する仮想の値、A(i,j)及び、B(i,j)を導入
し、Econ(i,j)を次式(数5)のように書き換える。但
し、A(i,j)、B(i,j)は、エッジがたっていれば1、たっ
ていなければ0を値として持つとする。
【0015】
【数5】
【0016】(数5)は画素値Fから見れば「エッジが
立っていない画素間では平滑化を行い、エッジが立って
いる画素間では平滑化を行わない」ということを表して
おり、線過程A、Bから見れば「画素間の画素値の差が大
きいほど線過程の値を1に近づける」ということを表わ
している。
【0017】さらにA(i,j)、B(i,j)も入力画像から推定
しなければならない。そこで次式(数6)で表されるEe
dgを最小にする時のA(i,j)、B(i,j)の組が画像のエッジ
として一番もっともらしいと仮定する。
【0018】
【数6】
【0019】ここで、(数6)の第1項目は「線過程
は、1または0のどちらかの値をとる」、第2項目は
「同じ方向の線過程は平行に並ぶことはまずない」、第
3項目は「エッジは余り多くは立たない」、そして最後
の項は「エッジはたいてい続いているかまたは、曲がっ
ており、分枝することは余りない」という仮定を各々表
している。但し、Ca、Cb、Ccは各項の全体に対する重み
を表すパラメータである。
【0020】結局、次式(数7)で表されるEを最小に
するF(i,j)が求めたい復元画像の座標(i,j)における画
素値ということになる。
【0021】
【数7】
【0022】但し、C1、C2、C3、C4、C5は全体に対する
各項の重みを表すパラメータである。
【0023】従来のエッジ特徴抽出装置においては、図
19のようにエッジエネルギー最小化部131は、入力
画像1、コンボリューションマトリクスデータ2及び、
画素エネルギー最小化部132から入力を受ける。
【0024】図21は、エッジエネルギー最小化部13
1及び、画素エネルギー最小化部132の具体的な構成
図であり、151はエッジ偏微分部、154はエッジメ
モリ、155は画素偏微分部、158は画素メモリ、1
52及び、156は乗算部、153及び、157は加算
部を表す。
【0025】復元画像の画素値を表す画素メモリ158
の内容は、最初、入力画像1の各画素値に初期設定され
る。また線過程の値を表すエッジメモリ154の内容
は、すべて0〜1の適当な値に初期設定される。
【0026】図21に示すように画素偏微分部155は
入力画像1、コンボリューションマトリクスデータ2、
加算部153及び、157から入力を受ける。
【0027】いま(数7)をF(i,j)に関して偏微分した
関数をEfとおくと、画素偏微分部155は入力値をも
とに各画素ごとのEfの値を算出し、乗算部156及
び、それに続く加算部157を介して自分自身にフィー
ドバックさせる。但し、(数7)における係数C1〜C5
は、あらかじめ適当な値に固定されている。
【0028】乗算部156は、入力の値に十分に0に近
い負の数(-εf)をかけて出力する。
【0029】加算部157は乗算部156と画素メモリ
158からの入力を足し合わせた値を画素偏微分部15
5及び、エッジ偏微分部151に対して出力する一方、
画素メモリ158の内容を出力した値に書き変える。結
局、画素メモリ158の内容は一時刻前のF(i,j)の値で
あり、次式(数8)に従って内容が更新されることにな
る。
【0030】
【数8】
【0031】但し、Ft+1(i,j)及び、Ft(i,j)は各々、座
標(i,j)の時刻t+1における画素値、時刻tにおける画素
値を表し、εfは十分に小さな正数とする。
【0032】ここでEはF(i,j)について微分可能である
ので次のことが成り立つ。
【0033】
【数9】
【0034】ここで、△F(i,j) = -εf∂E/∂F(i,j)と
おくと
【0035】
【数10】
【0036】が成立する。
【0037】(数10)から、(数8)に従ってF(i,j)
を更新することによって現時点でのA(i,j)、B(i,j)の値
に対してEを最小にするF(i,j)を求められることがわか
る。
【0038】エッジ偏微分部151は加算部157及
び、画素メモリ158から入力を受ける。
【0039】いま(数7)をA(i,j)、B(i,j)に関して偏
微分した関数をEeとおくとエッジ偏微分部151は、
入力値をもとに各線過程ごとのEeの値を算出し、乗算
部152及び、それに続く加算部153を介して自分自
身にフィードバックさせる。但し、(数7)における係
数C1〜C5は、あらかじめ適当な値に固定されている。
【0040】乗算部152は、入力の値に十分に0に近
い負の数(-εl)をかけて出力する。加算部153は乗
算部152とエッジメモリ154からの入力を足し合わ
せた値をエッジ偏微分部151及び、画素偏微分部15
5に対して出力する一方、エッジメモリ154の内容を
出力した値に書き変える。結局、エッジメモリ154の
内容は一時刻前のA(i,j)、B(i,j)の値であり、(数8)
〜(数10)で示した内容と同様の理由により、現時点
のF(i,j)の値に対してEを最小にするA(i,j)、B(i,j)を
求めることが出来る。
【0041】以上説明したようにしてF(i,j)の値の更新
とA(i,j)、B(i,j)の値の更新を繰り返すことによって、
Eを最小化するF(i,j)、A(i,j)、B(i,j)の値を求めるこ
とが出来る。
【0042】F(i,j)、A(i,j)、B(i,j)の値の更新を適当
回数行なった後、エッジ特徴出力部7がエッジメモリ1
54の内容をエッジ画像として出力する。
【0043】さらにこのエッジ特徴抽出装置において求
められるF(i,j)の値は現時点でのA(i,j)、B(i,j)の値に
対してEを最小にするF(i,j)であるので、画素メモリ1
58の内容は抽出されるエッジ以外の部分が平滑化され
た画像となる。従って画素メモリ158の内容を出力す
ることで、エッジ部の不連続性を保存した平滑化が行え
る画像復元装置が構成できる。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、画素値の変動幅が極端に大きい画素間で
は、線過程を推定する際に、「画素間の画素値の差が大
きいほど線過程の値を1に近づける」という仮定を表わ
している(数7)の第2項((数5)参照)による引き
込みが生じ、他の仮定に関係なく、いっきに線過程の値
を1に近づけてしまうことになり、エッジ画像にノイズ
による誤ったエッジが残ってしまう。さらに他のエッジ
線の連結性の仮定((数7)の第3項以降)の影響が減
少するうえに、誤ったエッジが残るためにエッジ線の連
結性も悪くなる。また(数7)における係数が画像全体
で一定であるために、領域レベルで画像の連続性が極端
に変化する画像の場合、主観的に見て、不連続性が強
く、エッジが多くあるだろうと感じられる領域でエッジ
が少なかったり、逆に不連続性が弱く、滑らかだろうと
感じられる領域でエッジが多くなり、ノイズが十分に除
去されていないという場合が生じてしまう。同様に画像
復元装置とした場合においても、誤ったエッジによるノ
イズが残ってしまう。また線過程の値が1または0のい
ずれかに収束するまで適当回数の繰り返し演算が必要な
ために処理時間がかかるという課題を有していた。
【0045】本発明はかかる従来のエッジ特徴抽出装置
や画像復元装置の課題に鑑み、画素値の変動幅が大きい
ノイズがある場合でも、ノイズの影響を受けにくく、連
結性が良いエッジ線を抽出することができ、さらに領域
別に見ても主観的に均一なエッジ画像が得られ、処理時
間も高速なエッジ特徴抽出装置及び、ノイズが残らず、
処理時間が高速な画像復元装置を提供することを目的と
する。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、入
力される画像の複数の異なる領域の周波数分析を行なう
領域別周波数分析手段と、領域別周波数分析手段からの
入力と隣合う画素間の差分に応じて、画像の各画素に付
随するパラメータを設定するパラメータ設定手段と、線
過程を推定するエッジエネルギー最小化手段と、画素値
を推定する画素エネルギー最小化手段と、エッジエネル
ギー最小化手段によって推定された線過程の値から得ら
れるエッジ画像をエッジ特徴として出力するエッジ特徴
出力手段とを備え、エッジエネルギー最小化手段は、画
素間にエッジが存在している確率を表わす値をもつ線過
程を変数とし、画素エネルギー最小化手段による推定画
素値を利用し、入力される画像とパラメータ設定手段か
らの入力で決まる関数を最小化することによって線過程
を推定し、画素エネルギー最小化手段は、画素値を変数
とし、入力される画像とエッジエネルギー最小化手段か
らの入力と画像の劣化過程を表わすコンボリューション
マトリクスデータとで決まる関数を最小化することによ
って画素値を推定することを特徴とするエッジ特徴抽出
装置。
【0047】本発明の第2発明は、入力される画像の複
数の異なる領域の周波数分析を行なう領域別周波数分析
手段と、領域別周波数分析手段からの入力と隣合う画素
間の差分に応じて、画像の各画素に付随するパラメータ
を設定するパラメータ設定手段と、線過程を推定するエ
ッジエネルギー最小化手段と、画素値を推定する画素エ
ネルギー最小化手段と、画素エネルギー最小化手段によ
って推定された画素値から得られる画像を復元画像とし
て出力する画像出力手段とを備え、エッジエネルギー最
小化手段は、画素間にエッジが存在している確率を表わ
す値をもつ線過程を変数とし、画素エネルギー最小化手
段による推定画素値を利用し、入力される画像とパラメ
ータ設定手段からの入力で決まる関数を最小化すること
によって線過程を推定し、画素エネルギー最小化手段
は、画素値を変数とし、入力される画像とエッジエネル
ギー最小化手段からの入力と画像の劣化過程を表わすコ
ンボリューションマトリクスデータとで決まる関数を最
小化することによって画素値を推定することを特徴とす
る画像復元装置。
【0048】本発明の第3発明は、エッジエネルギー最
小化手段からの入力を受け、入力値と入力値の時間変化
率に基づき、エッジエネルギー最小化手段で推定されて
いる線過程の値を強制的に一定値に固定し、新たにエッ
ジエネルギー最小化手段の出力とする収束加速手段を備
えた本発明の第1発明のエッジ特徴抽出装置である。
【0049】本発明の第4発明は、エッジエネルギー最
小化手段からの入力を受け、入力値と入力値の時間変化
率に基づき、エッジエネルギー最小化手段で推定されて
いる線過程の値を強制的に一定値に固定し、新たにエッ
ジエネルギー最小化手段の出力とする収束加速手段を備
えた本発明の第4発明の画像復元装置である。
【0050】
【作用】本発明の第1発明は、具体的に述べれば、「画
素間の画素値の差が極端に大きい場合はノイズである確
率が高い」という仮定に基づき、例えば、パラメータ設
定手段によって画素間の画素値の差分が大きい場合に
は、(数7)の係数を変化させる。このような(数7)
の係数の制御によって、(数7)の第2項((数5)参
照)による引き込みを抑えることができ、ノイズによる
誤ったエッジが残らないエッジ画像を得ることができ
る。それにともなってエッジ線の連結性も良くなる。さ
らに、この係数の制御は、領域別周波数分析手段から得
られる画像の各領域での連続性の情報に基づいて、領域
別に行なわれるために主観的に均一なエッジ画像を得る
ことができる。
【0051】本発明の第2発明は、具体的に述べれば、
「画素間の画素値の差が極端に大きい場合はノイズであ
る確率が高い」という仮定に基づき、例えばパラメータ
設定手段によって画素間の画素値の差分が大きい場合に
は、(数7)の係数を変化させる。このような(数7)
の係数の制御によって、(数7)の第2項((数5)参
照)による引き込みを抑えることができ、ノイズによる
誤ったエッジが残らず、エッジ線の連結性も良いエッジ
画像を得ることができる。前記エッジ画像に基づいて画
像の平滑化を行なうので、誤ったエッジによって本来、
平滑化されるべき手段分が平滑化されずにノイズとして
残ったりすることがなく、良好な復元画像を得ることが
できる。さらに、この係数の制御は、領域別周波数分析
手段から得られる画像の各領域での連続性の情報に基づ
いて、領域別に行なわれるために主観的に均一な復元画
像を得ることができる。
【0052】本発明の第3発明は、線過程の値を推定す
る際、収束加速手段によって前記線過程の値及び、その
時間変化率から現在注目の線過程の最終収束値を推定
し、強制的に前記現在注目の線過程の値を前記最終収束
値とすることで線過程の最終収束値を高速に求めること
ができ、それにともなって全体の処理時間も短縮するこ
とができる。
【0053】本発明の第4発明は、線過程の値を推定す
る際、収束加速手段によって前記線過程の値及び、その
時間変化率から現在注目の線過程の最終収束値を推定
し、強制的に前記現在注目の線過程の値を前記最終収束
値とすることで線過程の最終収束値を高速に求めること
ができ、それにともなってノイズの少ないエッジ画像も
高速に得ることが出来る。したがって前記エッジ画像を
もとに、入力される劣化画像の平滑化処理も高速化さ
れ、全体の処理時間を短縮することができる。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0055】図1は本発明の第1発明の実施例の構成図
を示すものである。図1において、1は入力画像、2は
領域別周波数分析部、3はパラメータ設定部、4はコン
ボリューションマトリクスデータ、5はエッジエネルギ
ー最小化部、6は画素エネルギー最小化部、7はエッジ
特徴出力部である。それら各部の具体的内容は、次の動
作説明の中で説明する。
【0056】以上のように構成された本実施例のエッジ
特徴抽出装置について、以下にその動作を説明する。
【0057】まず入力画像1は領域別周波数分析部2、
パラメータ設定部3及び、画素エネルギー最小化部6に
入力される。但し、パラメータ設定部3には、処理の最
初では入力画像1が、それ以降では画素エネルギー最小
化部6からの出力が入力される。
【0058】図2は領域別周波数分析部2の構成図であ
り、21は領域抽出部、22は直交変換部、23は連続
性判定部、24は領域別連続性メモリである。
【0059】領域抽出部21は入力画像1から任意のa
×bの領域の画素値を取り出し、直交変換部22に出力
する。但し、領域抽出部21は、入力画像1の全ての画
素が取り出されるように領域を選択するものとし、また
抽出される各領域は、重なりを持っていてもよい。
【0060】直交変換部22は入力された領域に対し、
2次元フーリエ変換を行い、その結果得られた各周波数
成分のスペクトルパワーを連続性判定部23に出力す
る。フーリエ変換は、画像等の周波数分析等によく使わ
れる手法であり、各周波数成分が含まれる割合が、スペ
クトルパワーの値として得られる。いま、周波数成分
(i, j)が持つスペクトルパワーをS(i,j)とする。連続
性判定部23は、例えば次式(数11)で表わされるよ
うな関数の値を現在注目している領域の中心座標、ある
いは中心を含むm×n個の小領域(m≦a、n≦b)に
おける連続性を表わす指標Zkとして、領域別連続性メ
モリ内の対応するメモリに出力する。ここで、添え字k
は領域を表わす。
【0061】
【数11】
【0062】ここで、im, jmは次式(数12)を満たす
スペクトルパワーを持つ周波数ベクトルのx成分、y成
分である。
【0063】
【数12】
【0064】但し、Cは増加関数、Smはスペクトルパ
ワーの平均値である。
【0065】(数11)は、大きいパワーを持つ周波数
ベクトルの平均ノルムを表わしており、(数11)の値
が大きいほど、高い周波数成分が多く、不連続性の強い
画像であると考えられる。
【0066】領域別連続性メモリ24は、線過程の座標
位置で区別されるメモリから成り、連続性判定部23に
よって得られた各座標位置における連続性を表わす指標
Zkの値を保持する。
【0067】図3はパラメータ設定部3の構成図であ
り、31は関数パラメータ決定部、32は画素差分部、
33は係数制御部、34は係数メモリである。係数メモ
リ34は線過程の座標位置で区別されるメモリから成
る。各メモリの内容はすべて同じ値で初期化される。
【0068】図3に示すように入力画像1は、画素差分
部32に入力され、領域別連続性メモリ24の内容は、
関数パラメータ決定部31に入力される。
【0069】関数パラメータ決定部31は、領域別連続
性メモリ24を読みだし、各座標位置ごとの内容を次式
(数13)で変換し、その結果のθ0(i,j)を係数制御部
33へ出力する。
【0070】
【数13】
【0071】ここで、Pは適当な増加関数である。この
場合、不連続性の強い領域ほどθ0(i,j)の値が大きいこ
とになる。
【0072】画素差分部32は、隣合う画素間の差分値
を算出し、計算した画素間の線過程の座標位置ごとに、
その結果を係数制御部33へ出力する。
【0073】係数制御部33は、関数パラメータ決定部
31からの入力をもとに(数7)の係数を制御する関数
(係数制御関数)を決定し、さらに画素差分部32から
の入力に対する係数制御関数の出力を、画素差分部32
からの入力を計算した画素間の線過程の座標位置に対応
する係数メモリ34内のメモリに出力する。係数メモリ
34は各メモリの内容を入力値に書換え、保持する。
【0074】図4は係数制御部33の具体的な構成図を
表わす図であり、41は時間関数部、42は係数制御関
数部である。
【0075】関数パラメータ決定部31の出力θ0(i,j)
は、時間関数部41に入力される。時間関数部41の出
力値θ(i,j)は、入力値に対して、例えば図5に示すよ
うな線形関数、図6に示すような線形関数の組合せ、あ
るいは図7に示すような非線形関数等によって決まる値
をもつ。
【0076】係数制御関数部42は、時間関数部41と
画素差分部32からの入力を受け、各画素間ごとに値を
出力する。例えば(数7)の係数C2を制御する場合、係
数制御関数部42の出力値C2(x,i,j)は、画素差分部3
2からの入力値△F(x,i,j)が、時間関数部41からの入
力値θまでは一定値をもち、前記入力値θを越える前記
入力値△F(x,i,j)に対しては、図8に示すような線形関
数、図9に示すような線形関数の組合せ、あるいは図1
0に示すような非線形関数等によって決まる値をもつ。
但し、C2(x,i,j)は、適当な初期値C20に初期設定されて
いる。ここでC2及び、△Fの添え字のxは差分をとる画素
の方向(水平方向か、垂直方向か)を表わしている。
【0077】C2は、「エッジは余り多くは立たない」と
いう仮定を考慮する割合を表わしており、C2の値が大き
い場合は、線過程の活性化を抑制する効果も増大し、線
過程の値を0に近づけることになる。従って、図8、
9、10に示すような係数C2の制御は、「画素間の差分
がある値θよりも大きい場合は、線過程の活性化をその
差分値に比例して抑制する」ことに相当する。このこと
から関数パラメータ決定部31の出力θ0(i,j)は、線過
程に対する抑制度合を決定するパラメータであり、前記
したように不連続性が強い領域においてはθ0(i,j)の値
を大きく設定することでエッジを立ちやすく、逆に連続
性が強い領域においてはθ0(i,j)の値を小さく設定する
ことでエッジを立ちにくくするという制御が可能とな
る。
【0078】図11は、エッジエネルギー最小化部5及
び、画素エネルギー最小化部6の具体的な構成図であ
り、71はエッジ偏微分部、72及び、76は乗算部、
73及び、77は加算部、74はエッジメモリ、75は
画素偏微分部、78は画素メモリを表す。
【0079】線過程の値を表すエッジメモリ74の内容
はすべて0〜1の適当な値に初期設定される。また復元
画像の画素値を表す画素メモリ78の内容は、最初、入
力画像1の各画素値に初期設定される。
【0080】図11に示すように画素偏微分部75は入
力画像1、コンボリューションマトリクスデータ4、加
算部73及び、77から入力を受ける。
【0081】いま(数7)をF(i,j)に関して偏微分した
関数をEfとおくと画素偏微分部75は、入力値をもと
に各画素ごとのEfの値を算出し、乗算部76及び、そ
れに続く加算部77を介して自分自身にフィードバック
させる。乗算部76は、入力の値に十分に0に近い負の
数をかけて出力する。加算部77は乗算部76と画素メ
モリ78からの入力を足し合わせた値を画素偏微分部7
5及び、エッジ偏微分部71に対して出力する一方、画
素メモリ78の内容を出力した値に書き変える。 結
局、画素メモリ78の内容は一時刻前のF(i,j)の値であ
り、(数8)〜(数10)で示した内容と同様の理由に
より、現時点におけるA(i,j)、B(i,j)の値に対して、E
を最小にするF(i,j)を求めることが出来る。
【0082】エッジ偏微分部71は加算部77、画素メ
モリ78及び、エッジメモリ74から入力を受ける。
【0083】いま(数7)をA(i,j)、B(i,j)に関して偏
微分した関数をEeとおくとエッジ偏微分部71は、入
力値をもとに各線過程ごとのEeの値を算出し、乗算部
72及び、それに続く加算部73を介して自分自身にフ
ィードバックさせる。但し、各線過程ごとにEeの値を
算出する際、係数メモリ34の内の対応するメモリに保
持されている内容が読み出され、(数7)の係数の値
は、読み出された値に変えられる。乗算部72は、入力
の値に十分に0に近い負の数をかけて出力する。加算部
73は乗算部72とエッジメモリ74からの入力を足し
合わせた値をエッジ偏微分部71及び、画素偏微分部7
5に対して出力する一方、エッジメモリ74の内容を出
力した値に書き変える。
【0084】結局、エッジメモリ74の内容は一時刻前
のA(i,j)、B(i,j)の値であり、(数8)〜(数10)で
示した内容と同様の理由により、現時点でのF(i,j)に対
して、Eを最小にするA(i,j)、B(i,j)を求めることが出
来る。
【0085】なお(数7)のエッジが存在する部分では
平滑化を行なわず、エッジが存在しない部分では平滑化
を行なうことを制御する係数C1を制御する場合には、係
数制御関数部42の出力関数を図12に示すような線形
関数、図13に示すような線形関数の組合せ、あるいは
図14に示すような非線形関数等にする。
【0086】この時、前記したようにパラメータ設定部
3によって(数7)の係数を制御することで、(数7)
の第2項((数5))による引き込みを抑え、他の条件
((数7)の第3項以降の項)によって連結性を加味す
ることができる。したがって、変動幅の大きいノイズが
ある場合でも、線過程A(i,j)、B(i,j)の値は急激に1に
近づくことがなく、連結性の良い線過程を得ることがで
きる。さらに領域別周波数分析部2によって不連続性が
強く、エッジが多くあるだろうと感じられる領域ではエ
ッジを立ちやすく、逆に不連続性が弱く、エッジが余り
なく滑らかであろうと感じられる領域ではエッジを立ち
にくくするように係数制御を行なうことができるため、
主観的により均一な線過程が得られる。
【0087】以上説明したようにしてF(i,j)の値の更新
とA(i,j)、B(i,j)の値の更新を繰り返すことによって、
Eを最小化するF(i,j)、A(i,j)、B(i,j)の値を求めるこ
とが出来る。最後にF(i,j)、A(i,j)、B(i,j)の値の更新
を適当回数行なった後、エッジ特徴出力部7がエッジメ
モリ74の内容をエッジ画像として出力する。
【0088】図15は本発明の第2発明の実施例の構成
図を示すものである。図15において、1は入力画像、
2は領域別周波数分析部、3はパラメータ設定部、4は
コンボリューションマトリクスデータ、5はエッジエネ
ルギー最小化部、6は画素エネルギー最小化部、8は画
像出力部である。
【0089】以上のように構成された本実施例の画像復
元装置について、以下にその動作を説明する。
【0090】まず入力画像1は領域別周波数分析部2、
パラメータ設定部3及び、画素エネルギー最小化部6に
入力される。但し、パラメータ設定部3には、処理の最
初では入力画像1が、それ以降では画素エネルギー最小
化部6からの出力が入力される。
【0091】図2は領域別周波数分析部2の構成図であ
り、上述のように、21は領域抽出部、22は直交変換
部、23は連続性判定部、24は領域別連続性メモリで
ある。
【0092】領域抽出部21は入力画像1から任意のa
×bの領域の画素値を取り出し、直交変換部22に出力
する。但し、領域抽出部が抽出する各領域は、重なりを
持っていてもよい。
【0093】直交変換部22は入力された領域に対し、
2次元フーリエ変換を行い、その結果得られた各周波数
成分のスペクトルパワーを連続性判定部23に出力す
る。フーリエ変換は、画像等の周波数分析等によく使わ
れる手法であり、各周波数成分が含まれる割合が、スペ
クトルパワーの値として得られる。いま、周波数成分
(i, j)が持つスペクトルパワーをS(i,j)とする。連続
性判定部23は、例えば(数11)、(数12)で表わ
されるような関数の値を現在注目している領域の中心座
標、あるいは中心を含む小領域における連続性を表わす
指標Zとして、領域別連続性メモリ内の対応するメモリ
に出力する。
【0094】(数11)は、大きいパワーを持つ周波数
成分の平均周波数を表わしており、(数11)の値が大
きいほど、高い周波数成分が多く、不連続性の強い画像
であると考えられる。
【0095】領域別連続性メモリ24は、線過程の座標
位置で区別されるメモリから成り、連続性判定部23に
よって得られた各座標位置における連続性を表わす指標
の値を保持する。
【0096】図3はパラメータ設定部3の構成図であ
り、31は関数パラメータ決定部、32は画素差分部、
33は係数制御部、34は係数メモリである。係数メモ
リ34は線過程の座標位置で区別されるメモリから成
る。各メモリの内容はすべて同じ値で初期化される。
【0097】図3に示すように入力画像1は、画素差分
部32に入力され、領域別連続性メモリ24の内容は、
関数パラメータ決定部31に入力される。
【0098】関数パラメータ決定部31は、領域別連続
性メモリ24を読みだし、各座標位置ごとの内容を(数
13)で変換し、その結果のθ0(i,j)を係数制御部33
へ出力する。ここで、Pは適当な増加関数である。この
場合、不連続性の強い領域ほどθ0(i,j)の値が大きいこ
とになる。
【0099】画素差分部32は、隣合う画素間の差分値
を算出し、計算した画素間の線過程の座標位置ごとに、
その結果を係数制御部33へ出力する。
【0100】係数制御部33は、関数パラメータ決定部
31からの入力をもとに(数7)の係数を制御する関数
(係数制御関数)を決定し、さらに画素差分部32から
の入力に対する係数制御関数の出力を、画素差分部32
からの入力を計算した画素間の線過程の座標位置に対応
する係数メモリ34内のメモリに出力する。係数メモリ
34は各メモリの内容を入力値に書換え、保持する。
【0101】図4は係数制御部33の具体的な構成図を
表わす図であり、41は時間関数部、42は係数制御関
数部である。
【0102】関数パラメータ決定部31の出力θ0(i,j)
は、時間関数部41に入力される。時間関数部41の出
力値θ(i,j)は、入力値に対して、例えば図5に示すよ
うな線形関数、図6に示すような線形関数の組合せ、あ
るいは図7に示すような非線形関数等によって決まる値
をもつ。
【0103】係数制御関数部42は、時間関数部41と
画素差分部32からの入力を受け、各画素間ごとに値を
出力する。例えば(数7)の係数C2を制御する場合、係
数制御関数部42の出力値C2(x,i,j)は、画素差分部3
2からの入力値△F(x,i,j)が、時間関数部41からの入
力値θまでは一定値をもち、前記入力値θを越える前記
入力値△F(x,i,j)に対しては、図8に示すような線形関
数、図9に示すような線形関数の組合せ、あるいは図1
0に示すような非線形関数等によって決まる値をもつ。
但し、C2(x,i,j)は、適当な初期値C20に初期設定されて
いる。ここでC2及び、△Fの添え字のxは差分をとる画素
の方向(水平方向か、垂直方向か)を表わしている。
【0104】C2は、「エッジは余り多くは立たない」と
いう仮定を考慮する割合を表わしており、C2の値が大き
い場合は、線過程の活性化を抑制する効果も増大し、線
過程の値を0に近づけることになる。従って、図8、
9、10に示すような係数C2の制御は、「画素間の差分
がある値θよりも大きい場合は、線過程の活性化をその
差分値に比例して抑制する」ことに相当する。従って、
関数パラメータ決定部31の出力θ0(i,j)は、線過程に
対する抑制度合を決定するパラメータであり、前記した
ように不連続性が強い領域においてはθ0(i,j)の値を大
きく設定することでエッジを立ちやすく、逆に連続性が
強い領域においてはθ0(i,j)の値を小さく設定すること
でエッジを立ちにくくするという制御が可能となる。
【0105】図11は、エッジエネルギー最小化部5及
び、画素エネルギー最小化部6の具体的な構成図であ
り、71はエッジ偏微分部、72及び、76は乗算部、
73及び、77は加算部、74はエッジメモリ、75は
画素偏微分部、78は画素メモリを表す。
【0106】線過程の値を表すエッジメモリ74の内容
はすべて0〜1の適当な値に初期設定される。また復元
画像の画素値を表す画素メモリ78の内容は、最初、入
力画像1の各画素値に初期設定される。
【0107】図11に示すように、エッジ偏微分部71
は加算部77、画素メモリ78及び、エッジメモリ74
から入力を受ける。
【0108】いま(数7)をA(i,j)、B(i,j)に関して偏
微分した関数をEeとおくと画素偏微分部75は、入力
値をもとに各線過程ごとのEeの値を算出し、乗算部7
6及び、それに続く加算部77を介して自分自身にフィ
ードバックさせる。但し、各線過程ごとにEeの値を算
出する際、係数メモリ34の内の対応するメモリに保持
されている内容が読み出され、(数7)の係数の値は、
読み出された値に変えられる。
【0109】乗算部72は、入力の値に十分に0に近い
負の数をかけて出力する。加算部73は乗算部72とエ
ッジメモリ74からの入力を足し合わせた値をエッジ偏
微分部71及び、画素偏微分部75に対して出力する一
方、エッジメモリ74の内容を出力した値に書き変え
る。
【0110】結局、エッジメモリ74の内容は一時刻前
のA(i,j)、B(i,j)の値であり、(数8)〜(数10)で
示した内容と同様の理由により、現時点でのF(i,j)に対
して、Eを最小にするA(i,j)、B(i,j)を求めることが出
来る。
【0111】なお(数7)のエッジが存在する部分では
平滑化を行なわず、エッジが存在しない部分では平滑化
を行なうことを制御する係数C1を制御する場合には、係
数制御関数部42の出力関数を図12に示すような線形
関数、図13に示すような線形関数の組合せ、あるいは
図14に示すような非線形関数等にする。この時、前記
したようにパラメータ設定部3によって(数7)の係数
を制御することで、(数7)の第2項((数5))によ
る引き込みを抑え、他の条件((数7)の第3項以降の
項)によって連結性を加味することができる。したがっ
て、変動幅の大きいノイズがある場合でも、線過程A(i,
j)、B(i,j)の値は急激に1に近づくことがなく、連結性
の良い線過程を得ることができる。さらに領域別周波数
分析部2によって不連続性が強く、エッジが多くあるだ
ろうと感じられる領域ではエッジを立ちやすく、逆に不
連続性が弱く、エッジが余りなく滑らかであろうと感じ
られる領域ではエッジを立ちにくくするように係数制御
を行なうことができるため、主観的により均一な線過程
が得られる。
【0112】画素偏微分部75は入力画像1、コンボリ
ューションマトリクスデータ4、加算部73及び、77
から入力を受ける。
【0113】いま(数7)をF(i,j)に関して偏微分した
関数をEfとおくと画素偏微分部75は、入力値をもと
に各画素ごとのEfの値を算出し、乗算部76及び、そ
れに続く加算部77を介して自分自身にフィードバック
させる。
【0114】乗算部76は、入力の値に十分に0に近い
負の数をかけて出力する。加算部77は乗算部76と画
素メモリ78からの入力を足し合わせた値を画素偏微分
部75及び、エッジ偏微分部71に対して出力する一
方、画素メモリ78の内容を出力した値に書き変える。
結局、画素メモリ78の内容は一時刻前のF(i,j)の値で
あり、(数8)〜(数10)で示した内容と同様の理由
により、現時点におけるA(i,j)、B(i,j)の値に対して、
Eを最小にするF(i,j)を求めることが出来る。この時、
A(i,j)、B(i,j)の値、すなわちエッジメモリ74の内容
は、前記したようにノイズによる誤りや、主観的な不均
一のない良好なエッジ画像となており、さらに画素エネ
ルギー最小化部6が前記したようにF(i,j)の値を良好な
エッジ画像に基づいて求めるためにノイズが減少し、主
観的に平滑化が均一に行なうことが出来る。
【0115】以上説明したようにしてF(i,j)の値の更新
とA(i,j)、B(i,j)の値の更新を繰り返すことによって、
Eを最小化するF(i,j)、A(i,j)、B(i,j)の値を求めるこ
とが出来る。最後にF(i,j)、A(i,j)、B(i,j)の値の更新
を適当回数行なった後、画像出力部8が画素メモリ78
の内容を復元画像として出力する。
【0116】図16は本発明の第3発明における実施例
の構成図である。図16において、1は入力画像、2は
領域別周波数分析部、3はパラメータ設定部、4はコン
ボリューションマトリクスデータ、101はエッジエネ
ルギー最小化部、6は画素エネルギー最小化部、7はエ
ッジ特徴出力部、102は収束加速部である。
【0117】以上のように構成された本実施例のエッジ
特徴抽出装置について、以下にその動作を説明する。
【0118】本実施例のエッジ特徴抽出装置における処
理内容は基本的には、本発明の第1発明における実施例
と同じであるが、エッジエネルギー最小化部102の出
力が収束加速部101によって変換される点で異なる。
【0119】図17は本実施例におけるエッジエネルギ
ー最小化部102及び、収束加速部101の構成図であ
る。71はエッジ偏微分部、111は乗算部、73は加
算部、74はエッジメモリ、112は前回更新量メモ
リ、113は出力変化率算出部、114は最終収束値推
定部である。
【0120】乗算部111は入力値に十分に小さな負の
値を乗算し、その結果を出力する。
【0121】図17において、乗算部111は加算部7
3と前回更新量メモリ112に対して出力しており、出
力変化率算出部113からの入力を受けて前回更新量メ
モリ112の対応する内容を書き換える。前回更新量メ
モリ112は各々の線過程の位置で区別されるメモリか
ら構成されており、乗算部111からの入力値を対応す
るメモリ内に記憶保持する。出力変化率算出部113
は、乗算部111からの入力を受けて対応する前回更新
量メモリ112の内容を読みだし、前記内容の値の絶対
値と前記乗算部111からの入力の値の絶対値の和を求
めた後、その結果を最終収束値推定部114に出力する
と同時に、乗算部111に対して書換えのための出力信
号を送る。
【0122】最終収束値推定部114は、現在注目の線
過程の最終収束値を加算部73からの入力値と出力変化
率算出部から入力値とから推定し、対応するエッジメモ
リ74の内容を推定された値に書換えるとともに画素エ
ネルギー最小化部6に前記推定された値を出力する。
【0123】最終収束値推定部114における線過程の
最終収束値の推定は以下のIF-THENルールによって行な
われ、また以下のいずれのルールも適用されない場合、
加算部73からの入力値がそのまま最終収束値推定部の
出力値とされる。
【0124】 ルール1:IF(出力変化率算出部113からの入力値)
≦s かつ{0.5 −(加算部72からの入力値)}≦−t THEN (最終収束値)=1 ルール2:IF(出力変化率算出部113からの入力値)
≦s かつ{0.5 −(加算部72からの入力値)}≧t THEN (最終収束値)=0 但し、s,tはともに0に近い数。
【0125】前記ルールは「線過程の値変化が0に近
く、かつ線過程の値が0または1のどちらかに近いなら
ば強制的に線過程の値を0か1にする」ということを表
わしている。すなわち線過程の値の更新が上記ルールを
満たす程度に進んだ後、線過程の値の収束が強制的に行
なわれるので、得られるエッジ画像が劣化しない程度に
前記s,tの値を大きく設定することによって処理の高
速化が達成される。
【0126】図18は本発明の第4発明における実施例
の構成図である。図18において、1は入力画像、2は
領域別周波数分析部、3はパラメータ設定部、4はコン
ボリューションマトリクスデータ、101はエッジエネ
ルギー最小化部、6は画素エネルギー最小化部、8は画
像出力部、102は収束加速部である。
【0127】以上のように構成された本実施例の画像復
元装置について、以下にその動作を説明する。
【0128】本実施例の画像復元装置における処理内容
は基本的には、本発明の第2発明における実施例と同じ
であるが、エッジエネルギー最小化部101の出力が収
束加速部102によって変換される点で異なる。
【0129】本実施例におけるエッジエネルギー最小化
部101及び、収束加速部102の構成は図17に示し
たものである。71はエッジ偏微分部、111は乗算
部、73は加算部、74はエッジメモリ、112は前回
更新量メモリ、113は出力変化率算出部、114は最
終収束値推定部である。
【0130】乗算部111は入力値に十分小さな値を乗
算し、その結果を出力する。
【0131】図17において、乗算部111は加算部7
3と前回更新量メモリ112に対して出力しており、出
力変化率算出部113からの入力を受けて前回更新量メ
モリ112の対応する内容を書き換える。前回更新量メ
モリ112は各々の線過程の位置で区別されるメモリか
ら構成されており、乗算部111からの入力値を対応す
るメモリ内に記憶保持する。出力変化率算出部113
は、乗算部111からの入力を受けて対応する前回更新
量メモリ112の内容を読みだし、前記内容の値の絶対
値と前記乗算部111からの入力の値の絶対値の和を求
めた後、その結果を最終収束値推定部114に出力する
と同時に、乗算部111に対して書換えのための出力信
号を送る。
【0132】最終収束値推定部114は、現在注目の線
過程の最終収束値を加算部73からの入力値と出力変化
率算出部113から入力値とから推定し、対応するエッ
ジメモリ74の内容を推定された値に書換えるとともに
画素エネルギー最小化部6に前記推定された値を出力す
る。
【0133】最終収束値推定部114における線過程の
最終収束値の推定は以下のIF-THENルールによって行な
われ、また以下のいずれのルールも適用されない場合、
加算部73からの入力値がそのまま最終収束値推定部の
出力値とされる。
【0134】 ルール1:IF(出力変化率算出部113からの入力値)
≦s かつ{0.5 −(加算部72からの入力値)}≦−t THEN (最終収束値)=1 ルール2:IF(出力変化率算出部113からの入力値)
≦s かつ{0.5 −(加算部72からの入力値)}≧t THEN (最終収束値)=0 但し、s,tはともに0に近い数。
【0135】前記ルールは「線過程の値変化が0に近
く、かつ線過程の値が0または1のどちらかに近いなら
ば強制的に線過程の値を0か1にする」ということを表
わしている。すなわち線過程の値の更新が上記ルールを
満たす程度に進んだ後、線過程の値の収束が強制的に行
なわれるので、得られるエッジ画像が劣化しない程度に
前記s,tの値を大きく設定することによって処理の高
速化が達成される。さらに線過程の値の推定処理が高速
化されるにともなって、推定された線過程の値を用いる
画素エネルギー最小化部6による画像の平滑化処理も同
時に高速化され、復元画像を高速に得ることができる。
【0136】なお以上すべての発明において、領域別周
波数分析部2では画像の連続性を判定するためにフーリ
エ変換を用いたが、画像の周波数特性を抽出できる他の
直交変換法、離散コサイン変換あるいはアダマール変換
等を用いてもまったく同様の作用効果が得られるのは明
かである。
【0137】また、本発明の各手段等は、コンピュータ
を用いてソフトウェア的に実現出来るが、それら個々に
有する機能を持った専用のハード回路を用いて実現して
もかまわない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
劣化した画像から、ノイズの影響を受けにくく、主観的
評価が均一なエッジ画像を得ることができる。
【0139】また、本発明によれば、劣化した画像か
ら、ノイズの影響を受けにくく、主観的評価が均一な復
元画像を得ることができる。
【0140】また本発明によれば、劣化した画像から、
ノイズの影響を受けにくく、主観的評価が均一なエッジ
画像が高速に得ることができる。
【0141】本発明によれば、劣化した画像から、ノイ
ズの影響を受けにくく、主観的評価が均一な復元画像を
高速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明における一実施例のエッジ特
徴抽出装置の構成図である。
【図2】本発明における同実施例の領域別周波数分析部
2の構成図である。
【図3】本発明における同実施例のパラメータ設定部3
の構成図である。
【図4】本発明における同実施例の係数制御部33の構
成図である。
【図5】本発明における同実施例の時間関数部41の出
力関数の図である。
【図6】本発明における同実施例の時間関数部41の出
力関数の図である。
【図7】本発明における同実施例の時間関数部41の出
力関数の図である。
【図8】本発明における実施例の(数7)のC2を制御す
る場合の係数制御関数部42の出力関数の図である。
【図9】本発明における実施例の(数7)のC2を制御す
る場合の係数制御関数部42の出力関数の図である。
【図10】本発明における実施例の(数7)のC2を制御
する場合の係数制御関数部42の出力関数の図である。
【図11】本発明の第1、2発明における実施例のエッ
ジエネルギー最小化部5と画素エネルギー最小化部6の
構成図である。
【図12】本発明における実施例の(数7)のC1を制
御する場合の係数制御関数部42の出力関数の図であ
る。
【図13】本発明における実施例の(数7)のC1を制
御する場合の係数制御関数部42の出力関数の図であ
る。
【図14】本発明における実施例の(数7)のC1を制
御する場合の係数制御関数部42の出力関数の図であ
る。
【図15】本発明の第2発明における一実施例の画像復
元装置の構成図である。
【図16】本発明の第3発明における一実施例のエッジ
特徴抽出装置の構成図である。
【図17】本発明の第3、4発明における実施例のエッ
ジエネルギー最小化部101と収束加速部102の構成
図である。
【図18】本発明の第4発明における一実施例の画像復
元装置の構成図である。
【図19】従来のエッジ特徴抽出装置の構成図である。
【図20】線過程の説明図である。
【図21】従来のエッジ特徴抽出装置のエッジエネルギ
ー最小化部と画素エネルギー最小化部の構成図である。
【符号の説明】
1 入力画像 2 領域別周波数分析部 3 パラメータ設定部 4 コンボリューションマトリクスデータ 5 エッジエネルギー最小化部 6 画素エネルギー最小化部 7 エッジ特徴出力部 8 画像出力部 21 領域抽出部 22 直交変換部 23 連続性判定部 24 領域別連続性メモリ 31 関数パラメータ決定部 32 画素差分部 33 係数制御部 34 係数メモリ 41 時間関数部 42 係数制御関数部 71 エッジ偏微分部 72 乗算部 73 加算部 74 エッジメモリ 75 画素偏微分部 76 乗算部 77 加算部 78 画素メモリ 101 本発明の第3、4発明の実施例におけるエッジ
エネルギー最小化部 102 収束加速部 111 本発明の第3、4発明の実施例における乗算部 112 前回更新量メモリ 113 出力変化率算出部 114 最終収束値推定部 131 従来例の実施例におけるエッジエネルギー最小
化部 132 従来例の実施例における画素エネルギー最小化
部 151 従来例の実施例におけるエッジ偏微分部 152 従来例の実施例における乗算部 153 従来例の実施例における加算部 154 従来例の実施例におけるエッジメモリ 155 従来例の実施例における画素偏微分部 156 従来例の実施例における乗算部 157 従来例の実施例における加算部 158 従来例の実施例における画素メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香田 敏行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 〆木 泰治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−211780(JP,A) 特開 平1−113879(JP,A) 特開 昭63−261479(JP,A) 特開 平1−145783(JP,A) 特開 平1−224883(JP,A) 特開 平4−178782(JP,A) 画像電子学会研究会講演予稿Vol. 119th 1990/4/5「エネルギー最 小化原理に基づく自然画像の復元 適応 的バイアス入力法の検討」山本他 電子情報通信学会春季全国大会講演論 文集Pt.6 page6.54 1991 /3/26「適応的バイアス入力法による 自然画像の復元 バイアス制御関数の検 討」山本他 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 9/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される画像の複数の異なる領域の周波
    数分析を行なう領域別周波数分析手段と、前記領域別周
    波数分析手段からの入力と隣合う画素間の差分に応じ
    て、画像の各画素に付随するパラメータを設定するパラ
    メータ設定手段と、線過程を推定するエッジエネルギー
    最小化手段と、画素値を推定する画素エネルギー最小化
    手段と、前記エッジエネルギー最小化手段によって推定
    された線過程の値から得られるエッジ画像をエッジ特徴
    として出力するエッジ特徴出力手段とを備え、前記エッ
    ジエネルギー最小化手段は、画素間にエッジが存在して
    いる確率を表わす値をもつ線過程を変数とし、前記画素
    エネルギー最小化手段による推定画素値を利用し、入力
    される画像と前記パラメータ設定手段からの入力で決ま
    る関数を最小化することによって線過程を推定し、前記
    画素エネルギー最小化手段は、画素値を変数とし、入力
    される画像と前記エッジエネルギー最小化手段からの入
    力と画像の劣化過程を表わすコンボリューションマトリ
    クスデータとで決まる関数を最小化することによって画
    素値を推定することを特徴とするエッジ特徴抽出装置。
  2. 【請求項2】領域別周波数分析手段は、前記入力画像か
    ら任意のa×b個の画素分の領域の画素値を取り出す領
    域抽出手段と、前記領域抽出手段によって取り出された
    領域に対して画素値の変化を異なる周波数成分に分解す
    る直交変換を行う直交変換手段と、前記直交変換手段の
    結果に基づいて前記領域抽出手段によって取り出された
    領域がエッジ成分の多い領域か、少ない領域かを判定す
    る連続性判定手段と、前記領域抽出手段によって取り出
    された領域毎に前記連続性判定手段の結果を記憶保持し
    ておく領域別連続性メモリで構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載のエッジ特徴抽出装置。
  3. 【請求項3】エッジエネルギー最小化手段からの入力を
    受け、入力値と前記入力値の時間変化率に基づき、前記
    エッジエネルギー最小化手段で推定されている線過程の
    値を強制的に一定値に固定し、新たに前記エッジエネル
    ギー最小化手段の出力とする収束加速手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のエッジ特徴抽出装置。
  4. 【請求項4】入力される画像の複数の異なる領域の周波
    数分析を行なう領域別周波数分析手段と、前記領域別周
    波数分析手段からの入力と隣合う画素間の差分に応じ
    て、画像の各画素に付随するパラメータを設定するパラ
    メータ設定手段と、線過程を推定するエッジエネルギー
    最小化手段と、画素値を推定する画素エネルギー最小化
    手段と、前記画素エネルギー最小化手段によって推定さ
    れた画素値から得られる画像を復元画像として出力する
    画像出力手段とを備え、前記エッジエネルギー最小化手
    段は、画素間にエッジが存在している確率を表わす値を
    もつ線過程を変数とし、前記画素エネルギー最小化手段
    による推定画素値を利用し、入力される画像と前記パラ
    メータ設定手段からの入力で決まる関数を最小化するこ
    とによって線過程を推定し、前記画素エネルギー最小化
    手段は、画素値を変数とし、入力される画像と前記エッ
    ジエネルギー最小化手段からの入力と画像の劣化過程を
    表わすコンボリューションマトリクスデータとで決まる
    関数を最小化することによって画素値を推定することを
    特徴とする画像復元装置。
  5. 【請求項5】領域別周波数分析手段は、前記入力画像か
    ら任意のa×b個の画素分の領域の画素値を取り出す領
    域抽出手段と、前記領域抽出手段によって取り出された
    領域に対して画素値の変化を異なる周波数成分に分解す
    る直交変換を行う直交変換手段と、前記直交変換手段の
    結果に基づいて前記領域抽出手段によって取り出された
    領域がエッジ成分の多い領域か、少ない領域かを判定す
    る連続性判定手段と、前記領域抽出手段によって取り出
    された領域毎に前記連続性判定手段の結果を記憶保持し
    ておく領域別連続性メモリで構成されたことを特徴とす
    る請求項4記載の画像復元装置。
  6. 【請求項6】エッジエネルギー最小化手段からの入力を
    受け、入力値と前記入力値の時間変化率に基づき、前記
    エッジエネルギー最小化手段で推定されている線過程の
    値を強制的に一定値に固定し、新たに前記エッジエネル
    ギー最小化手段の出力とする収束加速手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の画像復元装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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画像電子学会研究会講演予稿Vol.119th 1990/4/5「エネルギー最小化原理に基づく自然画像の復元 適応的バイアス入力法の検討」山本他
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